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新・仕事ダイエット 「しっかり休んで、きっちり仕事」

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新・仕事ダイエット 「しっかり休んで、きっちり仕事」
資料-3
新・仕事ダイエット
「しっかり休んで、きっちり仕事」
【趣旨】
長時間にわたる時間外勤務は職員の健康に悪影響を及ぼすだけでなく、家庭生活などにも支障をき
たし、ひいては公務における能率の低下も懸念される。
従前から本市では時間外勤務の縮減対策を講じており、一定の減少は見られるものの、継続してさ
らなる縮減に取り組むことや、年次有給休暇の取得促進などを通じ、
「仕事と生活のメリハリをつけ
ることで、仕事の効率を上げるとともに、新たなアイディアを生み出しやすい環境を整える」ことが
必要である。
このため、本市を支える職員の健康維持、生活の充実等を基盤として、個々の職員の公務における
ポテンシャルの高まりと、活性化を図る視点から、今回新たな対策に取り組むこととする。
【取組項目】
1 職員の意識改革
(※)印はこれまでの縮減対策を継続する項目
時間外勤務等を縮減するため、時間外勤務等に対する職員それぞれの意識改革を行う。
(1)職責に応じた取組
職員それぞれの職責に応じた意識改革に関する取組を行う。
別紙1「これだけは心がけよう!」をデスクマットに入れてそれぞれの職責に応じた意識
付けを行う。
(2)全庁一斉定時退庁日と全庁消灯日の実施 (※)完全消灯の実施は新規
毎週水曜日を全庁一斉定時退庁日とする。なお、市民対応等の業務により水曜日に実施で
きない所属は、定時退庁日を別の日に設けるなど、定時退庁日を確保する。
なお、定時退庁日の取組状況については、定期的に報告することとする。
全庁一斉定時退庁日のうち、月に1回を全庁消灯日とし、18時30分に完全消灯とする。
(3)庁内会議に係る意識改革
会議を行う際はその目的を明確にし、予め終了時間を定めるとともに参加者を厳選する。
会議資料については、必要最小限のものとする。
なお、生産的な会議となるよう開催通知等に会議に係る人件費を明示し、会議の費用対効
果を意識するきっかけとする。
(4)局等ごとの縮減対策の実施と時間外勤務等縮減対策会議(※)
各局等を縮減対策の実施主体とし、各局長等(局長、区長、会計管理者、病院事業管理者、
教育長)が実施責任者として、各局等の実情に応じた縮減対策を定め、時間外勤務等を縮減
する。
なお、対策の策定に当たっては、目標の設定も大切なことではあるが、具体的な取り組み
項目を盛り込むこととする。
各局等の実施状況等の報告のため、時間外勤務等縮減対策会議を開催する。
1
(5)時間外勤務等の上限(年間 360 時間)の順守と月 60 時間超の時間外勤務の禁止(※)
月 60 時間超の時間外勤務を原則禁止するとともに、年間の時間外勤務等の上限 360 時間
を超えないようにする。
また、過重労働による健康障害を防止するため、月 100 時間超又は 2 か月ないし 6 か月の
平均が月 80 時間超の時間外勤務をした職員(管理職の職員を含む)の所属長に対して、
「月
100 時間超等の時間外勤務等実施報告書」の提出を義務付け、当該時間外勤務を行った職員
に産業医面接を勧奨するなど、職員の健康障害防止に努める。
上記報告書の作成のため、管理職の職員について、「管理職員時間外勤務等管理簿」を作
成するものとする。
2
業務量の縮減
時間外勤務等の縮減のため、既存業務の見直しや非常勤職員等の活用、業務マニュアルの作
成等により業務量の縮減を図る。
(1)業務のスクラップ・アンド・ビルド
安易な前例踏襲を止め、業務に必要なものであるか見直す機会を作ることにより、仕事の
進め方を見直し、時間外勤務等の縮減を図る。
(2)非常勤職員等の活用
業務の繁忙期への対応として、正規職員の仕事を部分的に非常勤職員等に振り分けること
や、定型業務の委託化を図るなど、非常勤職員等の活用により正規職員の業務量の縮減を図
る。
(3)業務のシステム化・マニュアル化
業務をシステム化することにより業務量の縮減を図ることが可能な業務であるかそれぞ
れの業務で検討する。
また、業務マニュアルの策定により、業務を属人化せず、業務を効率化することにより業
務量の縮減を図る。
(4)内部事務の見直し(※)
仕事のやり方・進め方・あり方等を見直し、市民サービスに直接影響しない内部事務に係
る時間やコストを縮減する。
ア 内部資料の見直し
既存資料を活用することにより、内容が同じものを別の体裁で作成し直すといった不要な
作り直しを求めないこととする。
イ 庁内照会の見直し
庁内照会実施マニュアル(平成 23 年 6 月 30 日付け総務課長、人事課長、行政改革推進課長
連名通知「庁内照会・回答事務の簡素効率化について」等を参照。
)を全所属で徹底し、照
会件数の削減、照会先の厳選、照会先の事務処理時間等の短縮を図る。
2
3
不払い残業(いわゆるサービス残業)の撲滅
不払い残業(いわゆるサービス残業)は違法なものであるため、不払い残業が発生すること
のないよう防止策を講じる。
(1)不払い残業通報相談窓口の設置
不払い残業は違法なものであり、あってはならないものであるため、原則任命権者ごと(少
人数の行政委員会等については給与課)に「不払い残業通報相談窓口」を設置し、職員から
の相談を受け付け、不払い残業が認められる場合には是正措置を行う。
4
年次有給休暇の取得促進
職員のワーク・ライフ・バランスの実現を図るためには年次有給休暇の取得率の向上も重要
なものとなってくる。職員が計画的に年次有給休暇を取得できるよう、計画的に業務を遂行し、
年次有給休暇を取得しやすい職場環境づくりを行う。
以下の取得促進策により年次有給休暇の取得促進を図るため、四半期ごとの業務スケジュー
ル、休暇スケジュールを係等で作成するなどしてそれぞれのスケジュールを共有するものとす
る。
(1)記念日休暇の取得促進
職員や家族の誕生日、記念日や子どもの学校行事等にあわせて年次有給休暇を取得するこ
とにより、心身のリフレッシュを図る。
ア バースデー休暇
職員又は家族の誕生日に年次有給休暇を取得する。
イ 子ども休暇
子どもの学校行事等の際に年次有給休暇を取得する。
(2)連続休暇の取得促進
ゴールデンウィークや夏休み、子どもの秋休み等に連続休暇を取得し、心身のリフレッシ
ュを図る。
ア ゴールデンウィーク・プラス
GWが更なる大型連休となるようGWの前後又は間に年次有給休暇を取得する。
【参考】時間外勤務の状況及び年次有給休暇の使用状況
H21
H22
H23
H24
時間外勤務時間数(時間)
14.3
14.3
13.2
13.5
年休使用日数(日)
13.4
12.8
13.2
13.4
※1 時間外勤務時間数は、保育所を除く全庁平均。
※2 年休使用日数は、保育所を含めた全庁平均。
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