Comments
Description
Transcript
平成20年度 建築・デザイン学科シラバス
第2部 科目の授業計画 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科シラバス 授業計画のことを一般にシラバス Syllabus ともいい う事態にならないように気をつけてください。 ます。授業計画は、開講されている授業科目について、 「教材」には「教科書」と「参考書」が記されていま その概要をまとめたものです。 す。「教科書」に指定がある授業科目は、年度の初めに 概要には、 「科目名(英語表記)」「科目区分(人間形 遅くとも授業開始までには、必ず指定された教科書を 成科目、リテラシー科目、学科専門科目、教職科目)」「科 購入して授業に臨まなければなりません。教員は受講 目コード」 「単位数」「開講時期」「必修・選択の別(学 生全員が教科書を持っていることを前提に授業を進め 科・コース別) 」という基本的な属性と共に、学習の参 ますので、万が一持っていなかったり、忘れてきたり 考となる貴重な情報が盛り込まれています。 した場合は、授業内容が理解できなくなる、あるいは 「授業の概要及び位置づけ」において、授業科目の内 演習や宿題ができないなどの事態に陥り、最終的には 容が簡潔にまとめられています。さらに、一言で表現 到達目標を達成できず、単位修得が不可能になります。 したものとして、「キーワード」がその後に英文と共に 「参考書」は授業プリントや教科書では不足する内容 記載されています。キーワードは記憶を助けるだけで を補足するために紹介しているものです。必ず購入し なく、コンピュータ端末などで検索を行うときなどに なければならないというものではありません。が、一 も有効なものです。 度目を通すぐらいの積極的な勉学の習慣はつけてくだ 次の「授業の到達目標」は箇条書きで、大変重要な さい。ほとんどの参考書は図書館に整備されています。 ことを記しています。この授業科目が一体何を目標と 「授業計画」の項がシラバスの中核をなす部分です。 しているのか、言い換えれば、受講した学生が最終的に、 ほとんどすべての授業科目は特別な事情がない限り、 何が具体的にできるようになるのか、その達成課題を 全部で 15 回の授業で構成されています。その毎回の授 明示したものです。学生諸君はこの目標が達成できる 業内容の概略とその順序を簡潔に示したものです。こ ように、授業に真摯な態度で臨み、普段の勉学を怠る れを読んで予め授業内容の概略をつかんでおくと、毎 ことなく、努力をしなければなりません。授業担当の 回の授業内容が理解しやすくなります。特に予習・復 教員もすべての受講学生がこの目標を達成できるよう 習や、欠席した時などに大いに助かるものですので、 に日々努める義務があります。いわゆる教員と学生と 手帳やケータイに書き写しておくぐらいの取り組みを の間に交わされる教育的な契約書の内容と言っても過 是非やってみてください。 言ではありません。 最後の「成績評価基準」は、授業科目の到達目標を また、この到達目標は、「4.建築・デザイン学科の 達成できたかどうかを測る成績評価の方法と基準を簡 3 コースと学習・教育目標」で解説しましたように、 潔にまとめたものです。方法は定期試験が一般的です 学習・教育目標A~Lと密接に結びついています。一 が、中には課題提出で評価したり、小テストや宿題の 部の科目を除いて、箇条書きの到達目標の末尾に、 (A) 評価を加えたりと、授業科目によって様々な方法と基 ~(L)の記号を記しています。これは、建築工学コー 準が採られています。半期の授業の中で、学生諸君は、 スの学習・教育目標A~Lを示しています。複数の記 いつ、どういうかたちで、何を求められるのか、この 号があるものは、複数の学習・教育目標を達成するた ことをはっきりと自覚して、授業に臨んでください。 めに位置づけられている授業科目です。 単位修得に結びつく大事な情報です。 「教員からの一言」 「備考」は、授業を受講するに当 なお、この手引きには、卒業までの 4 年間に開講さ たっての注意事項や心構え、ルールなどをまとめてい れる予定の全科目についての授業計画を掲載していま ます。 すが、あくまで発行時の計画のものです。手引の扉で 「関連科目」は、この授業科目と深く関連している代 説明しましたように、授業内容は半期ごとに点検して 表的な授業科目を記しています。詳しい関連は、「5.2 改善することになっていますので、2 年次以降の開講 各コースの学習・教育目標と授業科目の流れ」を見 科目は若干の変更(改善)が実施されるのが普通です。 直してください。授業科目の多くは階梯性を持ってい この場合は、授業科目ごとに第 1 回目の開講日に改め ます。つまり、基礎から応用と順を追って学ぶように て授業計画を配付するようになっていますので、注意 組まれているということです。必修科目の多くはこの してください。 基礎にあたる系統上重要な科目と位置づけられていま す。この必修科目を習得できないとその後の応用科目 の理解が難しくなりますので、くれぐれも未習得とい 89 1. 人間形成科目 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科シラバス 科目名 subject ライフデザイン Life Design 科目区分 人間形成科目 必修・選択の別 必修科目(建築工学コース)/必修科目(建築コース)/必修科目(デザインコース) 担当者 単位数 2 単位 開講時期 1 年次後期 氏名 name:後藤 淳 Jun GOTO 連絡先(学内担当):4 号館 4 階 青井研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 生き抜く力と方法について考えるための端緒として、自分自身に関する直視と解析から始める。他人や社会に対する漠 然とした不安や怖れを直視するために、心理学や倫理学における人間観を援用する。就職を通して将来設計を行うための 前提として、対人・対社会関係を構築する自己基盤を創造する。 キーワード 自己分析、自己表現、幸福、責任、労働 keywords self-analysis, self-expression, happiness, responsibility, labor 授業の到達目標 ・ 現在の自分を分析した結果を表現すると共に、一層の変革可能性を探る姿勢をとることができる。(A) ・ 対人関係や社会関係における自分の位置付けを理解できる。(A) ・ 現在の「私」に立って、自分の生涯に関するラフプランを描くことができる。(A) 教員からの一言 ・ 自分の中にあるさまざまな「私」を見つめてほしい。 ・ 卒業時の自分をイメージして、大学生活を展望してほしい。 関連科目 教 材 教科書 講義内で配布する資料を使用する。 参考書 授業計画 第 1 回:導入講義:授業の進め方と概要の説明、成績評価法など 注:第 1 回授業の中で、成績評価を含めた科目全体の重要情報を伝えるので必ず出席しなさい。 第 2 回:自分を知る 1(主観的自己と客観的自己) 第 3 回:自分を知る 2(心理学的機制) 第 4 回:自分を表現する(人間関係の中でのコミュニケーションとマナー) 第 5 回:自分を隠す(長所と短所) *レポート:「私が見る私」 第 6 回:義務と責任1(積極的責任と消極的責任) 第 7 回:義務と責任2(法的責任と倫理的責任) 第 8 回:幸福(幸福になると幸福である、自己満足と自己充足) 第 9 回:中間試験 第 10 回:「シーシュポスの神話」1(労働は不条理であるのか) 第 11 回:「シーシュポスの神話」2(労働は不条理であるのか) 第 12 回:人生を描く 1(やりたいこととできること) *レポート:「傾向性に基づく行動特性分析」 第 13 回:人生を描く 2(可能性と限界) 第 14 回:定期試験 第 15 回:まとめ(自己外化としての労働について考える) 成績評価基準 1st レポート(10%)、2nd レポート(10%)、中間試験(26%)、定期試験(28%)、講義内演習(26%) 備 考 93 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科シラバス 科目名 subject 建学のこころ Establishment Mind of Our School 科目区分 人間形成科目 必修・選択の別 自由科目(建築工学コース)/選択科目(建築コース)/選択科目(デザインコース) 担当者 単位数 1 単位 開講時期 1 年次前期 氏名 name:河済 博文 Hirofumi KAWAZUMI 連絡先(代表者):5 号館 G1 階 河済研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 近畿大学の建学の精神は、世耕弘一初代総長の言葉による「人に愛される人、信頼される人、尊敬される人」の育成です。 そのために産業理工学部でも、人格形成を目指す教養教育を重視し、そして、高い教養、未来志向の広い視野、健全な批 判精神を身につけさせつつ、即戦力となる専門教育を行っています。学生として、その教育目的を自らのものとして理解し、 将来設計に向けた動機付けができることを目指します。 キーワード 創立者、歴史と伝統、教育理念、ライフデザイン、同窓会 keywords founder of the school, history and tradition, education philosophy, life design, alumni association 授業の到達目標 ・ 自分が学ぶ大学の建学の精神が説明できる。 ・ 自分が学ぶ大学の教育理念が説明できる。 ・ 自分が学ぶ大学の歴史と伝統を知り、その一員としての自覚と誇りを持つことができる。 ・ 上記のことから、自らのライフデザインに積極的に取り組めるようになる。 教員からの一言 ・ この講義を通して、目的意識を持って勉学に取り組むことの大切さを、自らじっくりと考えてください。 94 関連科目 ライフデザイン,就職計画 Ⅰ・Ⅱ 教 材 教科書 参考書 講義毎に適時、資料を配付します。 「学ぶこころ」近畿大学建学者世耕弘一(近畿大学 日本図書センタ-) 授業計画 第 1 回:導入講義:授業の進め方と概要の説明、成績評価法 注:第 2 回以降、毎回、講義の終わりにリフレクションペーパで講義内容を整理してもらいます。 第 2 回:近畿大学学園および産業理工学部の歴史と教育の理念・目的・目標。 第 3 回:近畿大学の建学の精神Ⅰ(創立者の生涯とその教育理念)。 第 4 回:近畿大学の建学の精神Ⅱ(近畿大学の発展と近大気質)。 第 5 回:活躍する卒業生Ⅰ(大学生活を振り返って) 第 6 回:活躍する卒業生Ⅱ(近畿大学のネットワーク) 第 7 回:地域社会における産業理工学部の役割 第 8 回:建学のこころとライフデザイン これまでの講義内容を元に自らのライフデザインを行ってみます。 成績評価基準 毎回のリフレクションペーパ(50%)と最終回のライフデザインシート(50%)により評価します。 備 考 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科シラバス 科目名 subject 産業技術と倫理 Ethics of Industrial Engineers 科目区分 人間形成科目 必修・選択の別 必修科目(建築工学コース)/選択科目(建築コース)/選択科目(デザインコース) 担当者 単位数 2 単位 開講時期 1 年次前期 氏名 names: 西田 治男 Haruo NISHIDA 連絡先(学内担当):4 号館 4 階 青井研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 技術者は、その専門的知識をもとに様々な社会ニーズに応える仕事している。専門的な知識・技術であるがため、その 利用の是非は技術者本人の判断に委ねられている。そのため技術者はその知識・技術の利用・判断に責任を持つ必要があり、 ここに技術者の倫理が問われる根拠がある。本科目では、産業技術者のおかれた立場・環境の変遷と現状の理解を通して、 これからの技術者としての倫理的な判断と行動についての一般的概念を修得する。 キーワード 産業技術、技術者倫理、企業の社会的責任、PL 法、リスク、知的財産、著作権、環境倫理 keywords industrial technologies, engineering ethics, corporate social responsibility, product liability, risk, intellectual property, copyright, environmental ethics 授業の到達目標 ・ 共同体の一員であるということの認識と自己の行為の倫理性が共同体に与える影響を考えられる。(A,E) ・ 技術者の本質であるものづくりに倫理が強く結びついていることを認識できる。(E) ・ 企業倫理に根ざした新しい経営論理を把握できる。(E) ・ 知的財産や営業秘密の意味を理解し、それらの権利問題について解釈できる。(E) (A,E) ・ 製造物責任や環境影響について理解し、技術者の考え方の中に社会や環境への配慮が必要であることを認識できる。 教員からの一言 ・ 新聞、書籍などから科学技術が関係した過去から現在までの事件、事故、ニュースなどをピックアップし、それに対す る感想や自分なりの判断を加えて欲しい(演習の中で一部活用する)。 関連科目 ライフデザイン、インターンシップ 教 材 教科書 プリント 参考書 大貫、坂下、瀬口編「工学倫理の条件」晃洋書房、米国 NSPE 倫理審査委員会編、「科学技術者倫 理の事例と考察」丸善 , 工学院大学教育委員会「技術者の倫理」(2004)、他 授業計画 第 1 回:導入講義:授業の進め方と概要の説明、成績評価法、産業技術と倫理とは何か 注:第 1 回授業の中で、成績評価を含めた科目全体の重要情報を伝えるので必ず出席しなさい。 第 2 回:倫理とは何か 共同体に成立する倫理体系の理解(演習) 第 3 回:技術者にとっての倫理 ものづくりの倫理の理解(演習) 第 4 回:技術者とは何か 歴史の中の技術者 専門職としての技術者(演習) 第 5 回:技術者倫理と企業倫理 経営の倫理と企業・技術者の倫理的責任の理解(演習) 第 6 回:内部告発の倫理 内部告発を巡る社会と企業の変化の理解(演習) 第 7 回:製造物責任法(PL 法)を理解する (演習) 第 8 回:安全性とリスク リスクコミュニケーションの理解(臨時試験) 注:臨時試験の欠席者で理由書を届出た者には別途再臨時試験を実施する。 第 9 回:知的財産と営業秘密 特許法の概要と職務発明、守秘義務の理解(演習) 第 10 回:環境・資源の倫理 1 環境問題と産業技術についての概要(演習) 第 11 回:環境・資源の倫理 2 循環型社会の構築の理解(演習) 第 12 回:研究の倫理 発見と発明、先取権の尊重原則などの理解(演習) 第 13 回:国際化と異文化摩擦および科学技術と公共性についての理解(演習) 第 14 回:定期試験に向けた総合演習(60 分)と解説(30 分) 注:この総合演習は成績に反映しないが、重要であるため特に出席を求める。 第 15 回:定期試験(60 分) 注:試験範囲は第 1 回から前回までの授業総てとする。 成績評価基準 定期試験(60%)、臨時試験(20%)と授業中の演習(20%)の成績を総計して評価点とする。 備 考 95 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科シラバス 科目名 subject キャリアデザイン Career Design 科目区分 人間形成科目 必修・選択の別 自由科目(建築工学コース)/選択科目(建築コース)/選択科目(デザインコース) 担当者 単位数 2 単位 開講時期 2 年次前期 氏名 names: 石川 義二 Yoshiji ISHIKAWA 連絡先(学内担当):4 号館 4 階 青井研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 仕事を取り巻く環境が大きく変わる中、これからの日本人が取りうる選択肢やスタンスを考えていく。仕事を通じてど のような豊かさを創造していくのか(キャリアデザイン)、その方法について事例を研究し、学生自身の未来そして現在 を様々な角度から考えていく。 キーワード キャリア、大学生活と仕事、ワークスタイルの研究、目標設定 keywords career, university life and work, study of work-style, objective planning 授業の到達目標 ・ キャリアデザインの意味と必要性を理解できる ・ 働く意味を理解し、世の中にあるワークスタイルに目を向けることができる ・ キャリア目標の設定と行動計画を策定できる 教員からの一言 ・ 集中講義形式なので体力的には大変かもしれないが、ワークが中心の授業です。 ・ キャリアデザイン力は企業が求める自立型人材になるために必要なスキルです。 96 関連科目 教 材 ライフデザイン 教科書 CAREER DESIGN NOTE 参考書 日本経済新聞、テレビおよび日経ビジネス等の雑誌からの情報 授業計画 第 1 回:(導入講義)キャリアデザインとは 注:第 1 回授業の中で、成績評価を含めた科目全体の重要情報を伝えるので必ず出席しなさい。 欠席すると大きな不利益が生じます。 第 2 回:あなたは仕事派?それとも会社派? 第 3 回:大学生活の充実と将来の仕事の関連性 第 4 回:大学生活を充実させよう 第 5 回:「大学生活充実計画」を企画しよう 第 6 回:大学生の就職事情~正社員とフリーター 第 7 回:ワークスタイルの研究1~企業で働く~ 第 8 回:ワークスタイルの研究2~公的機関で働く~ 第 9 回:ワークスタイルの研究3~海外で働く~ 第 10 回:ワークスタイルの研究4~独立して働く~ 第 11 回:将来の活躍をイメージしよう 第 12 回:社会と大学のつながり 第 13 回:社会で必要となる力って何だろう 第 14 回:目標設定と行動計画 第 15 回:キャリアデザインの本質を再認識する 成績評価基準 最終レポート(100%) 備 考 上級および下級履修可 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科シラバス 科目名 subject スポーツ科学 I Sports Science I 科目区分 人間形成科目 必修・選択の別 自由科目(建築工学コース)/選択科目(建築コース)/選択科目(デザインコース) 担当者 単位数 1 単位 開講時期 1 年次前期 氏名 name:橋本 浩 Hiroshi HASHIMOTO 連絡先(代表者):3 号館 4 階 橋本研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け スポーツ科学Ⅰでは、高等学校まで学習したスポーツ教材を中心にして、Sports for all(誰でもスポーツを・誰とでも スポーツ・どこででもスポーツ)をねらいとし、日常生活にスポーツを取り入れて体を動かす喜びや楽しさの再体験を目 標とした授業です。 キーワード 個人種目、対人 keywords individual games, inter-personal 授業の到達目標 ・ 基本技術の修得 教員からの一言 ・ 個人技の修得 関連科目 生涯スポーツ I・II、健康科学 教 材 教科書 なし 参考書 荻村伊智朗著「実践卓球(基礎技術編)」大修館書店 授業計画 第 1 回:導入講義:授業概要の説明 第 2 回:身体能力テストⅠ:柔軟性、筋力 第 3 回:身体能力テストⅡ:持久力、平衡性 第 4 回:基本練習Ⅰ:フォーハンドストローク 第 5 回:基本練習Ⅱ:サーブ、スマッシュ 第 6 回:応用練習:ゲーム形式による攻防 第 7 回:視聴覚授業:卓球実技ビデオ 第 8 回:審判法:シングルス、ダブルスゲームの進め方 第 9 回: 練習試合及び組み合わせⅠ:シングルス戦 第 10 回:練習試合及び組み合わせⅡ:ダブルス戦 第 11 回:シングルスゲームⅠ:リーグ戦 第 12 回:シングルスゲームⅡ:トーナメント戦 第 13 回:ダブルスゲームⅠ:リーグ戦 第 14 回:ダブルスゲームⅡ:トーナメント戦 第 15 回:技術能力テスト 成績評価基準 試合成績を評価点とする(100%)。 備 考 下級履修は可 97 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科シラバス 科目名 subject スポーツ科学 II Sports Science II 科目区分 人間形成科目 必修・選択の別 自由科目(建築工学コース)/選択科目(建築コース)/選択科目(デザインコース) 担当者 単位数 1 単位 開講時期 1 年次後期 氏名 name:橋本 浩 Hiroshi HASHIMOTO 連絡先(代表者):3 号館 4 階 橋本研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け スポーツ科学Ⅱでは、スポーツ科学Ⅰをベースに技術面やゲームメークをより専門的に学習し、トレーニングで個人の レベルアップをねらいゲームメークでは、作戦、システムについて学習します。 キーワード 球技、団体種目 keywords ball games, group games 授業の到達目標 ・ ゲーム展開の修得 教員からの一言 ・ 身体操作の工夫 98 関連科目 生涯スポーツ I・II、健康科学 教 材 教科書 なし 参考書 稲垣安二著「バスケットボール」泰流社 授業計画 第 1 回:導入講義:授業概要の説明 第 2 回:基本的な技術練習Ⅰ:ハンドリング、ドリブル 第 3 回:基本的な技術練習Ⅱ:セットショット、ジャンプショット、パス&ショット 第 4 回:基本的な技術練習Ⅲ:ドリブル、ショット、パス 第 5 回:基本的な技術練習Ⅳ:ピボットプレイ、フットワーク 第 6 回:基礎技術ゲーム:シューティングゲーム、ハンドリングショット 第 7 回:応用的な技術:ディフェンス法、アウトナンバー攻撃 第 8 回:基本的な戦術Ⅰ:パス&ラン(2 対 2、3 対 3) 第 9 回:基本的な戦術Ⅱ:スクリーンプレイ(2 対 2、3 対 3) 第 10 回:基本的な戦術・ゲーム:技術・戦術を実戦へ応用する 第 11 回:班別対抗戦Ⅰ:ゲームの運営方法 第 12 回:班別対抗戦Ⅱ:ルールの理解 第 13 回:班別対抗戦Ⅲ:リーグ戦・3on3 ゲーム 第 14 回:班別対抗戦Ⅳ:トーナメント戦 第 15 回:技術能力テスト:レイアップショット 成績評価基準 試合成績を評価点とする(100%)。 備 考 下級履修は可 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科シラバス 科目名 subject 生涯スポーツ I Sports Life I 科目区分 人間形成科目 必修・選択の別 自由科目(建築工学コース)/選択科目(建築コース)/選択科目(デザインコース) 担当者 単位数 1 単位 開講時期 2 年次前期 氏名 name:橋本 浩 Hiroshi HASHIMOTO 連絡先(代表者):3 号館 4 階 橋本研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 健康・体力づくりの必要性とその方法について理解し運動実践を行い、生涯に向けての身体活動や身体運動への積極的 な姿勢や態度を育成する。 キーワード 球技、団体種目 keywords ball games, group games 授業の到達目標 ・ 応用技術の修得 ・ 仲間とのチームワークづくり 教員からの一言 ・ 運動技術の達成 関連科目 スポーツ科学 Ⅰ・Ⅱ、健康科学 教 材 教科書 なし 参考書 吉村正著「ソフトボール教室」大修館書店 授業計画 第 1 回:導入講義:授業概要の説明 第 2 回:体力測定Ⅰ:形態 第 3 回:体力測定Ⅱ:機能 第 4 回:基本練習Ⅰ:キャッチボール 第 5 回:基本練習Ⅱ:トスバッティング 第 6 回:基本練習Ⅲ:フリーバッティング 第 7 回:応用練習Ⅰ:シートノック 第 8 回:応用練習Ⅱ:内野と外野の連携プレー 第 9 回:視聴覚授業:ソフトボール実技ビデオ 第 10 回:ゲームⅠ:チーム編成、審判法 第 11 回:ゲームⅡ:5 回戦でのリーグ戦 第 12 回:ゲームⅢ:5 回戦でのリーグ戦 第 13 回:ゲームⅣ:7 回戦でのトーナメント戦 第 14 回:ゲームⅤ:7 回戦でのトーナメント戦 第 15 回:技術能力テスト 成績評価基準 試合成績を評価点とする(100%)。 備 考 下級履修は可 99 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科シラバス 科目名 subject 生涯スポーツ II Sports Life II 科目区分 人間形成科目 必修・選択の別 自由科目(建築工学コース)/選択科目(建築コース)/選択科目(デザインコース) 担当者 単位数 1 単位 開講時期 2 年次後期 氏名 name:橋本 浩 Hiroshi HASHIMOTO 連絡先(代表者):3 号館 4 階 橋本研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 仲間づくりの喜びと共に、人と協力しながら目標をクリヤーしていく達成感と、スポーツへの参加・健康の維持・自己 体力把握の基礎知識などを高める。 キーワード 仲間づくり、戦術 keywords friendship, tactics 授業の到達目標 ・ ゲームを通しての仲間との交流 教員からの一言 ・ 運動技術の習熟 100 関連科目 スポーツ科学Ⅰ・Ⅱ、生涯スポーツⅠ 教 材 教科書 なし 参考書 豊田博著「バレーボール」ベースボール・マガジン社 授業計画 第 1 回:導入講義:授業概要の説明 第 2 回:基本練習Ⅰ:対人パス・トス 第 3 回:基本練習Ⅱ:スパイク・サーブ 第 4 回:基本練習Ⅲ:ブロック 第 5 回:応用練習Ⅰ:サーブレシーブ 第 6 回:応用練習Ⅱ:円陣パス 第 7 回:応用練習Ⅲ:移動パス 第 8 回:視聴覚授業:バレーボール実技ビデオ 第 9 回:ゲーム形式練習Ⅰ:チーム編成 第 10 回:ゲーム形式練習Ⅱ:サーブ・レシーブ・スパイク中心 第 11 回:ゲームⅠ:リーグ戦、審判法 第 12 回:ゲームⅡ:リーグ戦 第 13 回:ゲームⅢ:トーナメント戦 第 14 回:ゲームⅣ:トーナメント戦 第 15 回:技術能力テスト 成績評価基準 試合成績を評価点とする(100%)。 備 考 下級履修は可 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科シラバス 科目名 subject 環境学入門 Introduction of Environmentology 科目区分 人間形成科目 必修・選択の別 必修科目(建築工学コース)/選択科目(建築コース)/選択科目(デザインコース) 担当者 単位数 2 単位 開講時期 2 年次前期 氏 名:菊川 清 Kiyoshi KIKUKAWA 連絡先(代表者):2 号館 1 階 菊川研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け ・ 身近な環境汚染から地球規模の環境問題までの現状を概観する。 ・ 環境問題の原因としての 20 世紀を特徴づける大量生産、大量消費、大量廃棄の社会経済システムを概観する。 ・ 環境問題の本質的な解決には、人間と社会、環境の調和を実現する必要があることを理解し、そのために社会の持続可 能な発展を保障する循環型社会経済システムをどう構築するのか、考察する。 キーワード 地球環境問題、社会経済システム、持続可能な社会、地球生態系、環境倫理学、環境経済学 keywords global environmental problems, socioeconomic system, sustanable society, global ecosystem, environmental ethics, environmental economics 授業の到達目標 本講で学ぶ内容を習得すると以下のことができるようになります。 ・ 身近な環境汚染と地球温暖化を中心とする地球環境問題の現状を説明できる。(B) (B) ・ 身近な問題から地球規模まで、全ての環境問題が現在の消費型社会経済システムと結びついていることを説明できる。 ・ 消費型から循環型へ社会経済システムの転換に必要な考え方を、環境倫理学や環境経済学の視点から説明できる。(B) 教員からの一言 ・ 環境問題に関する情報は、身の回りに溢れています。情報に能動的にアクセスし、考える習慣を身につけましょう。 ・ 環境問題を解決するためには、理系、文系に拘らない幅広い視野が求められます。 ・ 環境問題解決に「正解」はありません。いろいろな考え方があります。疑問に思ったら、すぐに質問しよう。 関連科目 環境と化学、環境と生物、産業技術と倫理 教 材 教科書 小林辰男・青木慎一著「日経文庫ベーシック 環境問題入門」日本経済新聞社 参考書 浦野紘平著「みんなの地球」オーム社 瀬戸昌之他著「文科系のための環境論・入門」有斐閣アルマ 授業内容 第 1 回:導入講義-講義全体の概要説明:環境学とは何か?本科目の目指す目標を示します。講義の進め方、評価の仕 方を説明します。 第 2 回:環境とは何か?地球の地殻圏、水圏および大気圏に生物圏関る地球システムであることを、地球誕生からの地 球の環境変動を生物圏の進化と絶滅をキーワードに学びます。 第 3 回:環境問題とは何か?加害者・被害者が明確だった公害から温暖化や大気汚染など地球規模の被害へ 第 4 回:地球温暖化(1)地球の気候を決める要因を地球のエネルギーバランスの問題として学び、南極やグリーンラン ド氷床に閉じ込められた古代大気組成から古気候を再現できることを学びます。 第 5 回:地球温暖化(2)人間活動によって現在進行している大気組成の変動が地球環境に与える影響について考える。 第 6 回:地球温暖化(3)地球のエネルギーバランスと物質循環について、地球生態系という概念から学ぶとともに、地 球温暖化が、大きくなりすぎた人間社会の問題として捉えられることを学びます。 第 7 回:地球温暖化(4)地球温暖化防止と経済的手段について、環境経済学の概念を学びます。 第 8 回:地球環境で主要な課題となるエネルギー問題について学びます。 第 9 回:大きくなりすぎた人間社会の問題を、物質循環の概念から学びます。特に、大量生産、大量消費、大量廃棄の 社会経済システムがもたらした、廃棄物汚染の問題について学びます。 第 10 回:使い捨て社会から循環型社会への移行への必然性と課題について学びます。 第 11 回:リサイクル法制度について、ここの具体的な事例に基づいて学びます。 第 12 回:持続可能な社会へ企業と消費者の対応と役割について学びます。 第 13 回:持続可能な社会へ人間の生き方の基本を問い直す環境倫理学の視点について学びます。 第 14 回:環境問題全体について総括的に整理して学びます。 第 15 回:定期試験。 成績評価基準 定期試験の成績(60%)と授業中に随時行うミニテスト(30%)およびレポート(10%)により評価します。 備 考 101 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科シラバス 科目名 subject 経済学の基礎 Basic of Economics 科目区分 人間形成科目 必修・選択の別 選択必修科目(建築工学コース)/選択科目(建築コース)/選択科目(デザインコース) 担当者 単位数 2 単位 開講時期 2 年次前期 氏名 name:永原 丞 Susumu NAGAHARA 連絡先(代表者):3 号館 4 階 永原研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 基礎理論Ⅰでは、産業資本の蓄積は如何にして実現できるか、さらに資本主義が発展するにつれて資本の有機的構成は 何故に高度化せざるを得ないのかを理解させ、産業の設備投資拡大と賃金労働者の相対的貧困化との関係について講義す る。基礎理論Ⅱでは、資本主義社会で発生する失業の原因・形態を理解させる。具体的には、J.M. ケインズの有効需要理論・ 乗数理論・流動性選好理論を講義の柱に据え、景気の浮揚策と政府が果たす役割について講義する。 キーワード 労働の二重性、労働力価値、相対的過剰人口、有効需要の原理、乗数効果 keywords two-fold character of labor, value of labor power, relative surplus-population, theory of effective demand, multiplier effect 授業の到達目標 ・ 貧困の発生原因を科学的に分析・思考する能力を身に付ける。(A) ・ 資本主義社会における労・使の対立が発生する根本的な原因を科学的に分析・思考する能力を身に付ける。(A) ・ 資本主義経済の運動法則が理解でき、経済を見る目、考える力を身に付ける。(A) ・ 基礎理論Ⅰ・Ⅱを学ぶことによって経済的社会観が形成できる。(A) 教員からの一言 ・ 社会科学系の科目は全てに共通することであるが、授業をよく聞きノートをとり、自分で得心がいかないとか、理解で きないときは質問することです。さらに図書館などの文献を活用しながら、考え、説明、論述できるようになってほしい。 102 関連科目 社会科学系科目と関連づけて学ぶと楽しい 教 材 教科書 講義中に随時資料を配付する 参考書 斉藤道愛 他共著「経済学の基礎」学文社 授業計画 第 1 回:導入講義(講義の目的、講義方法、成績判定など) 第 2 回:経済学の基礎理論Ⅰ ①労働過程 第 3 回: ②価値増殖過程 第 4 回: ③剰余価値率と労働日 第 5 回: ④絶対的剰余価値生産と相対的剰余価値生産について 第 6 回: ⑤資本主義的生産様式の生成と展開(機械と大工業) 第 7 回:経済学の基礎理論Ⅱ ①「一般理論」誕生の背景 第 8 回: ②有効需要の原理 第 9 回: ③乗数理論の展開 第 10 回: ④利子率の決定 第 11 回: ⑤流動性選好説 第 12 回: ⑥ケインズ革命と現代インフレーション 第 13 回: ⑦日本資本主義の形成と展開、発展 第 14 回:前期のまとめ 第 15 回:前期定期試験 成績評価基準 定期試験(70%)と小テスト(30%)の成績で評価 備 考 他学科履修可、上級履修不可 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科シラバス 科目名 subject 数理科学 Mathematical Sciences 科目区分 人間形成科目 必修・選択の別 自由科目(建築工学コース)/選択科目(建築コース)/選択科目(デザインコース) 担当者 単位数 2 単位 開講時期 1 年次前期 氏名 name:金光 滋 Shigeru KANEMITSU 連絡先(代表者):[email protected] 授業の概要及び位置付け This is supplementary course to Math. and its Recitation. Only those students who are admitted can enroll in it. The lectures will partly be given in English. But fear not. the topics are those you must have learned in higt schools, i.e. solving systems of linear equations using‘addition and substraction method’and should be inteligible to you. We do not presuppose any knowledge more then what you learn in junior high schools, but you are supposed to master what you learn during the class, which will be supposed to known thenceforth. キーワード matrices, vectors, determinants, fundamental operations, system of linear equations, regular matrices, keywords inverse matrices, diagonalization of matrices, eigenspaces, gradient 授業の到達目標 ・ To master the fundamental operations on matrices ・ To be able to evaluate determinants ・ To be able to solve any system of linear equations ・ To be able to find eigenvalues of square matrices ・ To be able to diagonalize square matrices 教員からの一言 ・ No claims about the contens or the soeed of the classes will be accepted. ・「数学Ⅰ」「数学演習Ⅰ」を必ず同時に受講すること。期末試験は、この 2 科目の授業内容も含めて出題する。 103 関連科目 数学Ⅱ、数学演習Ⅱ 教 材 教科書 two books(only those who are adimitted are entitled to purchase them 参考書 金光滋著「現代解析学Ⅰ」「線形代数学」牧野書店 授業計画 第 1 回:導入講義 Introduction and Notation 第 2 回:Operations in number systems 第 3 回:Vectors 第 4 回:Inner products and cosine laws(2-dim) 第 5 回:Inner products and cosine laws(3-dim) 第 6 回:Definition of determinants 第 7 回:Properties of determinants 第 8 回:Matrcies and their Operations 第 9 回:Regular matrices and their inverses 第 10 回:Finding inverses matrices Ⅰ(cofactor matrices) 第 11 回:Finding inverses matrices Ⅱ(Cramer's rule) 第 12 回:Eigenvalues and eigefunctions 第 13 回:Vector-valued functions and gradients 第 14 回:Applications of diagonalization 第 15 回:定期試験(90 分) 成績評価基準 期末試験の成績(80%)と授業中に随時行うレポート(20%)により評価する。 備 考 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科シラバス 科目名 subject 環境と化学 Environment and Chemistry 科目区分 人間形成科目 必修・選択の別 選択必修科目(建築工学コース)/選択科目(建築コース)/選択科目(デザインコース) 担当者 単位数 2 単位 開講時期 2 年次後期 氏 名:菊川 清 Kiyoshi KIKUKAWA 連絡先(代表者):2 号館 1 階 菊川研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 私たちの日々の生活は物質の絶え間ない変化に依存しています。特に人工化学物質が溢れる今、化学の基礎知識無しに 快適で安全な生活を送ることはできません。一方、私たちの足元から地球規模まで、あらゆる場面で顕在化しつつある環 境問題の理解と解決のためにも化学の知識は不可欠です。本講では、物質の構造、性質、変化を研究する学問としての化 学の基礎知識を 「環境問題の理解と解決」 という視点から学びます。さらにエネルギー資源とエネルギーの流れ、および 元素サイクルという概念を理解し、循環型社会創造への基礎的な知識を学びます。 キーワード 原子、分子、イオン、化学反応式、エネルギー資源、大気汚染、水質汚濁、土壌汚染、元素サイクル keywords atom, molecule, ion, chemical equation, energy resouce, air pollution, water pollution, land pollution 授業の到達目標 ・ 物質の構造、性質、変化について語る化学の言葉である「化学式」や「化学反応式」が描ける。(B) ・ 環境汚染の現状を理解し、環境改善するための基礎知識があり、説明できる。(B) ・ 日々の生活に必要なモノ(商品)の購入、使用、廃棄、およびエネルギー使用に際し、環境に優しい市民生活をおくる ための基礎知識、特に、商品につけられる 「説明書」 の意味を説明できる。(B) ・ 市民として環境汚染に対して疑問を提起することができ、環境改善への取組に参加することができる。(B) 教員からの一言 ・ 環境問題に関する情報は、身の回りに溢れています。情報に能動的にアクセスし、考える習慣を身につけましょう。 ・ 複雑に見える物質の変化も、化学反応式で見ればイメージ豊かで納得!目からウロコとはこのことです。 ・ 高等学校の 「化学」 を受講している必要はありません。2 年次前期の「環境学入門」の受講を勧めます。 104 関連科目 環境学入門 教 材 教科書 浅野努 他共著「第3版化学-物質・エネルギー・環境」学術図書出版社 参考書 環境省 「環境白書」 日本化学会編「本音で話そう地球温暖化」丸善㈱ 授業内容 第 1 回:導入講義-講義全体の概要説明。本科目の目指す目標を示します。講義の進め方、評価の仕方の説明。化学を 学ぶ上で必要な基礎的な単語 [ 単体、化合物、元素、分子、イオン、モルなど ] と国際標準単位を学びます。 第 2 回:原子の構造と元素の周期律-原子から化合物を形作る化学結合の基礎となる原子の構造について学ぶとともに、 物質の性質と変化が、構成する原子の構造の特徴によって理解できることを学びます。 第 3 回:原子の結合-物質の構造-さまざまな化学結合と、それにより生まれる物質の構造と性質の特徴を学びます。 第 4 回:物質の状態(1)-状態図とともに、金属結晶やイオン結晶、半導体など固体の特徴について学びます。 第 5 回:物質の状態(2)-液体と気体の特徴とともに、溶液や混合気体の濃度の表し方を学びます。 第 6 回:エネルギーとエントロピー(1)-エネルギーの種類、熱力学第 1 法則と第 2 法則について学びます。 第 7 回:エネルギーとエントロピー(2)-環境問題におけるエントロピー概念の重要性について考察します。 第 8 回:化学変化の速度と平衡-反応式の見方と酸と塩基について学びます。 第 9 回:エネルギー資源(1)-各種のエネルギー資源の利用状況と化石燃料、燃料電池おおび原子力エネルギーの特徴 について、地球温暖化を中心とした環境問題と関連させながら学びます。 第 10 回:エネルギー資源(2)-自然エネルギー資源などの新しいエネルギー資源について学ぶとともに、生物圏におけ る物質とエネルギーの流れから、元素サイクルの概念を学びます。 第 11 回:地球と環境(1)-土壌と水の汚染、特に水俣病などの原因となった重金属汚染について学びます。 第 12 回:地球と環境(2)-人工化学物質が極微量で予期せぬ結果をもたらすことがあることを理解します。ゴミを燃や すという非常に単純な行為が、史上最強の毒物であるダイオキシンを発生させていることを学びます。 第 13 回:地球と環境(3)-環境ホルモン(内分泌霍乱物質)について学びます。 第 14 回:地球と環境(4)酸性雨およびフロンガス汚染(オゾンホール)について学びます。 第 15 回:定期試験 成績評価基準 定期試験の成績(60%)と授業中に随時行うミニテスト(30%)およびレポート(10%)により評価します。 備 考 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科シラバス 科目名 subject 環境と生物 Environment and Biology 科目区分 人間形成科目 必修・選択の別 選択必修科目(建築工学コース)/選択科目(建築コース)/選択科目(デザインコース) 担当者 単位数 2 単位 開講時期 2 年次後期 氏名 name:飯山 悟 Satoru IIYAMA 連絡先:5 号館 G1 階 飯山研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 生物学は生命を理解するうえで欠くことのできない科目である。本講では生物学の広い分野について平易にまとめるつ もりであるが、要は「生物は形態的に多種多様であるが、生化学的には一様である」ことを学びとってほしい。そしてこ の講義が生物に関心をもち、多くの生物に接する端緒となっていただければ幸いである。できれば環境によって生物や文 明がどのように影響を受けるかも考えていく予定である。 キーワード 生命の起源、進化論、酵素、バイオリズム、セントラル ドグマ、遺伝子発現、遺伝子と病気、環境 keywords origin of life, theory of evolution, enzyme, biorhythm, central dogma, gene expression, gene and disease, environment 授業の到達目標 ・ ダーウィン進化論における「突然変異」と「自然淘汰」の関係を説明できる。(B) ・ 食べ物は生体内でどのように変化し、我々の体に役立っているのかを記述できる。(B) ・ 酵素は常温常圧でもなぜ反応を触媒できるのかを記述できる。(B) ・ セントラル ドグマの個々の段階を把握し、遺伝情報の流れを記述できる。(B) ・ 環境によってそこに住む人の生活や文明がいかに影響を受けるかを記述できる。(B) 教員からの一言 ・ 下等生物から高等生物までに共通する現象を学びとっていただきたい。 ・ 生物になじむには、身近な植物、花、そして動物の名前を覚えるのが近道である。 関連科目 環境と化学 教 材 教科書 特に指定しない、資料を配布する。 参考書 中村運著「一般教養生物学の基礎」培風館、F. ヘプナー著「ゆかいな生物学」朝倉書店 授業計画 第 1 回:導入講義:授業の進め方と概要の説明、ノートのとり方、成績評価法など。 注:第 1 回授業の中で、成績評価を含めた科目全体の重要情報を伝えるので必ず出席してほしい。 第 2 回:生命の起源と化学進化、この地球上にいかにして無生物から生物ができたのか。 第 3 回:進化論、ダーウィンの提唱した「突然変異」と「自然淘汰」による進化のアイディア。 第 4 回:ダーウィン以外の進化論、さまざまな進化論を紹介し、どれがより優れているかを考えていただく。 第 5 回:食物と栄養、食べ物は体内でどのように作用し、エネルギーを生成して、生命を維持していくのか。 第 6 回:酵素、生体触媒とされる酵素なくしては生物が存在しえない理由を学んでほしい。 第 7 回:外部刺激への応答、下等生物から高等生物まで外部刺激への応答機構はよく似ている。 第 8 回:バイオリズム、細菌からヒトまで、体内の時間的調節を行う生物時計とはなにか。(臨時試験) 第 9 回:セントラル ドグマ、核酸と遺伝の研究がいかに融合し、セントラル ドグマに至ったのか。 第 10 回:遺伝子の発現、遺伝情報の発現機構はヒトもバクテリアもほぼ同じ。 第 11 回:遺伝子と病気、遺伝子上の突然変異がどのように病気に関係するのかの理解。 第 12 回:行動学、動物行動の観察がひいては人間理解につながることを悟らせる。 第 13 回:生物資源、魚種交替を例にとり、生物資源の大切さを考えさせる。 第 14 回:環境と生物、生物の種や成長に対する環境の圧力を知っていただく。 第 15 回:定期試験(60 分) 成績評価基準 定期試験(80%)と臨時試験(20%)の成績を総計して評価点とする。 備 考 105 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科シラバス 科目名 subject 初等物理学 Introduction to Physics 科目区分 人間形成科目 必修・選択の別 自由科目(建築工学コース)/選択科目(建築コース)/選択科目(デザインコース) 担当者 単位数 2 単位 開講時期 2 年次前期 氏名 name:角藤 亮 Akira KAKUTO 連絡先(代表者):2 号館 3 階 角藤研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 人類は昔から自然現象のしくみを理解しようと努力してきた。自然を知ることは私たちが自然とどのように関わるべき かを知ることにもなる。この講義では物理学 I、物理学 II を履修しない学生を対象として、最も基礎的な自然法則である 力学を、きわめてゆっくりした進度で修得してゆく。必要な数学的知識は準備できているものと仮定せず、できるだけ講 義の中で説明するように努める。 キーワード 単位、質量、速度、加速度、運動方程式、振動 keywords unit, mass, velocity, acceleration, equation of motion, oscillation 授業の到達目標 ・ ベクトルの内積を計算する。 ・ 軌道の方程式から速度、加速度を計算する。 ・ 1 次元の運動方程式を解く。 ・ 調和振動子の運動を解く。 教員からの一言 ・ どちらかというと、文系志向で物理の苦手な学生を対象としている。 ・ 必要な数学の復習に関しても適宜ふれる。 ・ 対象学科は、時間割編成の都合で変更されることがある。 106 関連科目 教 材 教科書 指定せずにプリントを配布する 参考書 授業計画 第 1 回:導入講義:授業の進め方と概要の説明、成績評価法、物理量の単位と次元 第 2 回:ベクトルⅠ 第 3 回:ベクトルⅡ 第 4 回:物理量の変化と微分Ⅰ 第 5 回:物理量の変化と微分Ⅱ 第 6 回:速度と加速度 第 7 回:質点の運動法則 第 8 回:一次元の運動 第 9 回:二次元の運動 第 10 回:運動方程式 第 11 回:束縛力 第 12 回:バネとフックの法則 第 13 回:固有振動 第 14 回:強制振動、定期試験に向けての総合演習 第 15 回:定期試験(60 分) 注意 : 定期試験の範囲は、第 1 回目の授業から第 14 回目の授業を含む全てとする。 成績評価基準 定期試験(100%)の成績で評価点とする。 備 考 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科シラバス 科目名 subject 社会奉仕実習 Volunteer Work 科目区分 人間形成科目 必修・選択の別 自由科目(建築工学コース)/選択科目(建築コース)/選択科目(デザインコース) 担当者 単位数 2 単位 開講時期 2・3 年次後期 氏名 name:齋藤 健二 Kenji SAITO 連絡先(代表者):2 号館 3 階 齋藤研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 社会奉仕活動を通して企業の社会貢献や個人における社会奉仕の意義と重要性を理解する。実習に先立ち数週にわたり 外部講師による社会奉仕活動についての講義を聴講する(講師の都合により日程が変更される場合がある)。 奉仕活動には、ただ、参加するだけではなく、組織や運営の仕方あるいは運営上の問題点などについても理解を深めるよ うに努力する。 キーワード ボランティア、NGO、NPO keywords volunteer, NGO, NPO 授業の到達目標 ・ 倫理観や社会貢献の精神、公共性や社会性の意識が見についている。 ・ 外部講師による社会奉仕活動の導入講義を聴講している。 ・ 社会奉仕活動を体験している。 ・ 実習報告している。 教員からの一言 ・ 社会奉仕活動の意義についてしっかりと考えてください。 関連科目 人間形成科目分野 教 材 教科書 参考書 「社会奉仕実習簿」産業理工学部発行 特に指定しない 授業計画 第 1 回:導入講義:実習の進め方と概要および成績評価法の説明 注:第 1 回授業では成績評価を含めた全体の情報を伝えるので必ず出席すること。 注:第 1 回授業を欠席した場合は、直ちに担当者まで申し出て、その後の指示を受けること。 第 2 回:外部講師による社会奉仕活動についての講義(第 1 回)を聴講する。 第 3 回:外部講師による社会奉仕活動についての講義(第 2 回)を聴講する。 第 4 回:外部講師による社会奉仕活動についての講義(第 3 回)を聴講する。 第 5 回:社会奉仕実習先で決められたスケジュールに従い実習を行う。 第 6 回:社会奉仕実習先で決められたスケジュールに従い実習を行う。 第 7 回:社会奉仕実習先で決められたスケジュールに従い実習を行う。 第 8 回:社会奉仕実習先で決められたスケジュールに従い実習を行う。 第 9 回:社会奉仕実習先で決められたスケジュールに従い実習を行う。 第 10 回:社会奉仕実習先で決められたスケジュールに従い実習を行う。 第 11 回:社会奉仕実習先で決められたスケジュールに従い実習を行う。 第 12 回:社会奉仕実習先で決められたスケジュールに従い実習を行う。 第 13 回:社会奉仕実習先で決められたスケジュールに従い実習を行う。 第 14 回:報告書の作成とプレゼンテーションに関する説明を受ける。 第 15 回:定期試験(プレゼンテーション時間は前回に指定する) 注:実習は導入講義を含めて 30 時間以上とする。実施に当たっては授業に支障をきたさないよう配慮する。 注:スケジュールに関しては社会奉仕実習先と相談し、不明な点は、必ず、担当者に確認すること。 成績評価基準 社会奉仕実習報告書 (50% ) および実習報告 ( プレゼンテーション ) の内容 (50% ) によって評価する。 備 考 107 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科シラバス 科目名 subject インターンシップ Internship 科目区分 人間形成科目 必修・選択の別 自由科目(建築工学コース)/選択科目(建築コース)/選択科目(デザインコース) 担当者 単位数 2 単位 開講時期 2・3 年次後期 氏名 name:齋藤 健二 Kenji SAITO 連絡先(代表者):2 号館 3 階 齋藤研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け インターンシップとは、在学中に一定期間、自分の専攻や将来のキャリアに関連した企業に出向いて実際業務に携わる 実験方の体験型の職業研修である。企業体験を通じて専攻した分野と将来の職業に対する興味が高まるだけでなく、職業 人としての自覚がもてる。また、4 年次での職業選択や就職活動にも大いに役立つものである。 キーワード 人生、経験、技術 keywords life, experience, techinical skill 授業の到達目標 導入講義および事前研修を通じて、実社会の活動状況を明確に理解させ、コミュニケーション能力や協調性のレベルア ップをはかり、実地研修においてこれら能力を実践することを目標としている。しかし、知と行は努力と経験に裏打ちさ れるものであるため、報告会においてこれらを反省材料とすつとともに、学生一人一人に内在する個性発見をも目標とする。 教員からの一言 インターンシップは、大学と様々な分野の企業が連帯して実施されるが、学生を受け入れる企業にとっては大きな負担 となるため、学部全体での事前学習を受講し、各学科で選抜された学生のみが、企業での実地研修を受けることができる。 選抜は、教科の成績だけでなく、コミュニケーション能力や主体性、誠実さ、協調性、責任感などの人格面や実技能力も 重視される。 108 関連科目 ライフデザイン、キャリアデザイン、就職計画 教 材 教科書 参考書 授業計画 第 1 回:導入講義 インターンシップの概要と説明 仮履修登録 第 2 回:事前研修 第 3 回:事前研修 第 4 回:事前研修 第 5 回:事前研修 第 6 回:事前研修 第 7 回:事前研修 第 8 回:事前研修 第 9 回:事前研修 第 10 回:実地研修 第 11 回:実地研修 第 12 回:実地研修 第 13 回:報告会 第 14 回:報告会 第 15 回:履修指導 正式な履修登録指導 成績評価基準 授業中のレポート (50% ) 及び受け入れ企業の評価値 (50% ) を総計して評価点とする。 備 考 上記の授業計画における事前研修とは、一般常識講座、企業研究講座、企業と学生とのマッチング、受け入 れ企業と学生の契約書締結、保険の加入等を総括したものである。 研修要領の説明や相談に関しては、主として就職課(インターンシップオフィス)が行う。受け入れ企業の 紹介と学生のマッチングは、主として福岡県インターンシップ推進協議会の紹介に基づきインターンシップ担 当教員と就職課が行う。 このプログラムの参加に当たっては保険加入が必須条件であり、条件を満たさなければ許可しない。 また、このプログラムは大学教育の一環であり、当然実地研修に伴う労働報酬は支払われない。 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科シラバス 科目名 subject 倫理哲学 Ethics and Philosophy 科目区分 人間形成科目 必修・選択の別 選択必修科目(建築工学コース)/選択科目(建築コース)/選択科目(デザインコース) 担当者 単位数 2 単位 開講時期 3 年次前期 氏名 name:安居 誠 Makoto YASUI 連絡先(学内担当):4 号館 4 階 青井研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 協力し合えればお互いに利益になることを知りながら、自分だけいい思いをしたいという誘惑に駆られたり、逆に相手 から裏切られることを怖れてそれができない ── 協調関係のジレンマとして有名な状況である。多くの心理学や社会 学の研究では、各自が自分の利益を追求していく中で、望ましい社会関係が育っていくとされる。そのような関係の進展 が倫理や道徳の起源であることを示唆するものも多い。しかし、彼らの実験結果や論理構成から、そうした結論が出ると いうのは疑わしい。本講では、倫理や道徳がそれ自体で自立した権威を持っているかぎりにおいてのみ、社会的な協調関 係に望ましい影響を与えられることを説得的に示したい。 キーワード 囚人のジレンマ keywords prisoner’s dilemma 授業の到達目標 ・ 倫理や道徳が間違いなくわれわれの利益になること、しかしだからと言って、それらがわれわれの利益のために作られ たフィクションであるということにはならないことを同時に理解してもらう。(A) 教員からの一言 ・ 小テストは学習の要所で行うので必ず受けること 関連科目 とくになし 教 材 教科書 使用しない。 参考書 R.アクセルロッド著「つきあい方の科学」ミネルヴァ書房 授業計画 第 1 回:導入講義 利己主義と利他主義 第 2 回:囚人のジレンマ 第 3 回:ジレンマ状況アラカルト 第 4 回:意思決定の理論とゲーム 第 5 回:最適戦略とは何か 第 6 回:自然界における協調関係 第 7 回:利己的な遺伝子 第 8 回:くり返し囚人のジレンマゲーム 第 9 回:しっぺ返し戦略 第 10 回:未来係数 第 11 回:倫理と道徳はどう違う 第 12 回:黄金律と定言命法 第 13 回:普遍化原理としての道徳 第 14 回:まとめと演習性 第 15 回:定期試験(60 分) 成績評価基準 小テスト(40%)、定期試験(60%)による総合評価 備 考 他学科履修、上級履修などすべて可。 109 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科シラバス 科目名 subject 人間のこころ Human Mind 科目区分 人間形成科目 必修・選択の別 選択必修科目(建築工学コース)/選択科目(建築コース)/選択科目(デザインコース) 担当者 単位数 2 単位 開講時期 3 年次後期 氏名 name:佐藤 基治 Motoharu SATOU 連絡先(学内担当):4 号館 4 階 青井研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 「人間のこころ」は、日常的な人間の行動に関連付けて、心理学のさまざまな領域を概説する。現代人として生きて行 く上で不可欠な心理学の知識を体系的に学習することで、学生の皆さんの専門分野でのパフォーマンスを向上させ、また、 日常での危機的状況の回避と充実した生活の獲得の可能性を高めることが本講義の目的である。 キーワード 心理学、知覚、学習、記憶、意識、思考、動機づけ、情動、発達、性格、対人関係 keywords psychology, perception, learning, memory, consciousness, thinking, motivation, emotion, development, personality, personal relations 授業の到達目標 ・ 人間の行動の基本的な仕組みを理解する。(A) ・ 人間の行動の特性を理解する。(A) ・ 集団の中での人間の行動を理解する。(A) ・ 心理学の専門用語を適切な文脈で使用できる。(A) ・ 心理学の領域の著名な研究を説明できる。(A) ・ 授業で得た知識を日常生活で活用することができる。(A) ・ 授業で得た知識を専攻する領域に利用することができる。(A) 教員からの一言 ・教科書の該当する箇所は予め読んでいるものとして授業は進める。 110 ・受動的な受講態度からの脱却を希望する。 関連科目 教 材 教科書 下野孝一「『こころ』の解体新書」ナカニシヤ出版 参考書 アトキンソン 他「ヒルガードの心理学」ブレーン出版 授業計画 第 1 回:導入講義 第 2 回:無意識 第 3 回:対人関係と意識 第 4 回:知覚と意識 第 5 回:心のコントロール 第 6 回:学習による行動のコントロール 第 7 回:集団の圧力 第 8 回:中間試験 第 9 回:攻撃行動 第 10 回:児童虐待 第 11 回:異常 第 12 回:ストレス 第 13 回:ストレスへの対処 第 14 回:まとめ 第 15 回:定期試験 成績評価基準 定期試験 70% 中間試験 30% 備 考 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科シラバス 科目名 subject 歴史を学ぶ History 科目区分 人間形成科目 必修・選択の別 自由科目(建築工学コース)/選択科目(建築コース)/選択科目(デザインコース) 担当者 単位数 2 単位 開講時期 3 年次前期 氏名 name:川上秀人 Hideto KAWAKAMI 連絡先(代表者):3 号館 2 階 川上研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 「歴史」というものを「時間の経過によってモノやコトが変化していく過程」と仮に定義してみましょうか。そのとき、 私たちはどういう視点で何を見なければならないのでしょうか。時間の経過に伴ってモノやコトの中に存在する種々の「要 素」が取捨選択されながら変質していく姿を見たことがあるでしょう。 私たちの日常生活の中に「時間の流れ」を意識してみると、そこにはきっと新しい発見があると思います。それはおそ らく人生を考えることに連なっていることでしょう。 キーワード 歴史、時間、要素、自分、選択 keywords history, time, element, myself, choice 授業の到達目標 ・ 時間が流れていることを認識する。 ・ 種々のできごとは多くの要素で構成されていることを知る。 ・ 要素の軽重によって取捨選択していることを認識する。 ・ 自分の中の歴史に気づく。 教員からの一言 ・ 自分自身の中に流れている時間を顧みることによって、自分の将来や人生について考えて欲しい。 関連科目 建築文化論、建築デザイン史 教 材 教科書 必要に応じて資料を配付する。 参考書 授業計画 第 1 回:導入講義:授業の進め方と概要の説明、成績評価法。 第 2 回:歴史について考える 第 3 回:時間が流れる 第 4 回:モノやコトが変化する 第 5 回: 第 6 回:モノやコトに潜む要素 第 7 回: 第 8 回:取捨選択 第 9 回: 第 10 回:過去・現在・未来 第 11 回: 第 12 回:自己分析 第 13 回: 第 14 回:まとめ 第 15 回:定期試験(60 分) 注:試験範囲は第 1 回から第 14 回までの授業総てとする。 成績評価基準 定期試験(70%)と授業中のレポート(30%)の成績を総計して評価点とする。 備 考 111 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科シラバス 科目名 subject 法を学ぶ Jurisprudence 科目区分 人間形成科目 必修・選択の別 選択必修科目(建築工学コース)/選択科目(建築コース)/選択科目(デザインコース) 担当者 単位数 2 単位 開講時期 3 年次前期 氏名 name:森川 展男 Nobuo MORIKAWA 連絡先(代表者):4 号館 4 階 森川研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 近年、若年層による犯罪が増加してきているのは一般に法意識が希薄となってきていることが原因の一つでもあろう。 それは、中等教育の現場で法教育が適格に行なわれていないためであろう。講義にあたって人間がなぜ法を必要とするか について、十分な考えを踏まえながら生活の中で法の果たす役割とは何かを論じていく。平成 21 年からの裁判員制度の 導入とともに法を身近にするため、に本講義では、法の基本的な精神、法の適正な運用、現代社会での基本的人権のあり 方について、毎回の講義で判例を挙げながら考えていく。 キーワード 法、ルール、道徳、権利、義務、基本的人権、社会規範、情報化社会 keywords law, rules, moral, rights, obligations, fundamental human right, social standard, information society 授業の到達目標 ・ どうして社会に法が必要であるかを考える。(A) ・ 情報化社会での法の運用、特に基本的人権の保護について理解する。(A) ・ 事例研究を通して、法解釈の多様性について検証する。(A) ・ 法のない社会を理想社会と位置付けることが果たして可能かどうについて考える。(A) ・ 初等・中等教育での法教育の必要性について問題を提議していく。(A) ・ 裁判員制度について理解する。(A) 教員からの一言 ・ 法を身近な問題をとり上げて考えていくから、気楽に授業にのぞんで欲しい。 ・ 一事案に幾通りもの法解釈があることをつかんで欲しい。 112 関連科目 日本国憲法 教 材 教科書 末川 博編「新版 法学入門」有斐閣 参考書 加藤一郎代表編「ポケット六法」有斐閣 授業計画 第 1 回:導入講義:授業の進め方と概要の説明、成績評価法、法とは何か、人権とは何かについて考える。 第 2 回:法と社会―国家と法、社会と法、法の目的(法的安定性)裁判員制度とは 第 3 回:法と民主主義(1)―法と道徳との差異(Ver1)、民主主義と幸福追求権 第 4 回:法と民主主義(2)―戸別訪問の禁止について、公務員個人の政治活動の禁止について 第 5 回:法とルール(1)―権利規範としての法、ルールの意義と条件、ルールをめぐる闘争 第 6 回:法とルール(2)―弱者不利な契約、日本社会の契約認識と甘さ、マニフェストにみる契約の拘束力 第 7 回:法と道徳 ―社会規範とサンクション、法と道徳の差異(Ver2) 第 8 回:中間試験―第 1 回から第 7 回までを範囲とする論述試験。 第 9 回:法手続きについて(1)―再審事件(白鳥事件、財田川事件、免田事件、島田事件など) 第 10 回:法手続きについて(2)―冤罪の原因と温床、推定無罪原則、適正手続原則 第 11 回:臓器移植と法―脳死について 第 12 回:安楽死と法―名古屋高裁尊属殺人被告事件、東海大学安楽死事件、カレン裁判 第 13 回:権利の濫用と表現の自由―権利濫用の法理、シネーカの法理、懲罰的損害賠償事件 第 14 回:学期末試験(1) 第 15 回:学期末試験(2) 注:試験範囲は第 1 回から第 13 回までの授業すべてとする。 成績評価基準 毎回レポート(15 点)、レポート(5 点)中間試験(30%)、学期末試験(50%)(ただし、学期末試験(1)(2) のうち高得点を採用する。)合計 100 点。 備 考 他学科履修可、上級履修可、下級履修可 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科シラバス 科目名 subject 日本国憲法 Japanese Constitution 科目区分 人間形成科目 必修・選択の別 自由科目(建築工学コース)/選択科目(建築コース)/選択科目(デザインコース) 担当者 単位数 2 単位 開講時期 3 年次後期 氏名 name:森川展男 Nobuo MORIKAWA 連絡先(代表者):4 号館 4 階 森川研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 憲法は国と国民との契約を定めた法である。従って、憲法の学習は国民一人一人が法(日本国憲法)が定める権利と義 務を享受するために不可欠なことである。日本国憲法の精神は、基本的人権の保障、国民主権、三権分立、平和主義である。 本講義では、過去の事例を挙げながら、それぞれの考え方を講義していく。また、本講義の最終目標は法学検定である。 キーワード 権利、義務、適正手続 keywords human rights, obligation, due process 授業の到達目標 ・ 日本国憲法の「精神」である国民主権、平和主義、基本的人権を学ぶ。 ・ 事件判例から「人間」についての理解を深める。 ・ 英米法との比較から法手続の違いを学習する。 教員からの一言 ・ 憲法を通して基本的人権、平和主義を自分で考えるようにしてください。 ・ 六法全書の使い方を学ぶ。 関連科目 法を学ぶ 教 材 教科書 初宿正典他著「いちばんやさしい 憲法入門」有斐閣アルマ 参考書 六法全書(ポケット六法で可) 授業計画 第 1 回:導入講義:授業の進め方と概要の説明、成績評価法、日本国憲法とは何か、人権とは何か 第 2 回:憲法改正論議の是非 第 3 回:法の形式 第 4 回:最高判(第一小法廷)1996 平成 8 年 7 月 18 日「パーマ禁止校則事件」 第 5 回:大阪高判 1996 平成 8 年 5 月 14 日「釜ヶ崎監視カメラ訴訟」 第 6 回:広島高判 1991 平成 3 年 11 月 28 日「再婚禁止期間違憲訴訟」 第 7 回:最高判(第一小法廷)1995 平成 7 年 4 月 13 日「ポルノ個人輸入事件」 第 8 回:中間試験(第 1 回―第 7 回) 第 9 回:最高判(大法廷)昭和 32 年 3 月 13 日「チャタレー事件」 第 10 回:猥褻をめぐる議論―猥褻の合理性 第 11 回:東京高判昭和 61 年 8 月 25 日「外国人の指紋押捺強制事件」 第 12 回:東京高判昭和 61 年 3 月 26 日「外国人の指紋押捺拒否と再入国事件」 第 13 回:大阪地判 1994 平成 6 年 12 月 20 日「高槻内申書事件」-個人情報保護条例と個人情報保護法について 第 14 回:まとめ 第 15 回:定期試験(第1回―第 13 回) 成績評価基準 中間試験(30%)、期末試験(50%)、毎回授業の復習(15%)、レポート(5%)の成績を総計して評価点とする。 備 考 他学科履修可、上級履修可、下級履修可 113 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科シラバス 科目名 subject 知的財産法概論 Intellectual Property Law 科目区分 人間形成科目 必修・選択の別 選択必修科目(建築工学コース)/選択科目(建築コース)/選択科目(デザインコース) 担当者 単位数 2 単位 開講時期 4 年次前期 氏名 name:木村 友久 Tomohisa KIMURA 連絡先(代表者):[email protected] 授業の概要及び位置付け この科目では、知的財産の全体像を扱い、その中でも「製品等の開発製造過程で創作される知的財産」に比重を置いて いる。特に、発明の同一性判断を起点とする特許法分野の知識修得と実践的態度の形成に重点を置き、実際の開発製造現 場で技術情報等の取得から戦略的判断に至るまでの、系統的な知的財産対応能力の形成を目指している。 キーワード 特許、実用新案、意匠、商標、特許請求の範囲 keywords patent, utility model, industrial design, trademark, claims 授業の到達目標 ・ 研究開発や商品製造部門で、知的財産の全体像から業務上直接的に関係する事項を選択し、当該事項を業務に適用して 初動段階で適切な知的財産対応を行うことができる。(A) ・ 所属部門の業務に合わせて、特許等の知的財産権情報検索を適切に行い基本的なパテントマップを作成することができる。(A) ・ 特許発明の技術的範囲について、技術者の立場から自立的に適切な解釈を行うことができる。(A) ・ パテントマップや特許発明技術的範囲同一性判断を通して、研究開発の方向付けや将来的な技術開発動向を示唆するこ とができる。(A) ・ 特許侵害訴訟における基本的な法律上の論点を理解する。(A) ・ 所属部門の業務に合わせた、ソフトウェア、デザイン、ノウハウを含めた知的財産管理を適切に行うことができる。(A) 教員からの一言 ・ ネットワークから知的財産判例情報や特許情報を取得して、実際の事件に即した授業を行う。ネット上の情報取得リテラシー 114 について、予め修得していてほしい。 関連科目 教 材 教科書 特許庁編「産業財産権標準テキスト」発明協会 参考書 竹田和彦「特許の知識」ダイヤモンド社 授業計画 第 1 回:導入講義:授業の進め方と概要の説明、成績評価法、知的財産法の全体像と基本理念~無形の知的財産保護法 制の全体概要説明、情報通信技術の進展と知的財産権制度 第 2 回:特許情報と製品開発~製品開発過程に関連する工業所有権法の全体像、特許管理概論 第 3 回:特許要件-実体的要件Ⅰ~発明概念、新規性、新規性喪失の例外 第 4 回:特許要件-実体的要件Ⅱ~進歩性、先願、先願範囲の拡大規定、消極的特許要件 第 5 回:特許要件-手続的要件~特許出願実務、拒絶査定不服審判及び無効審判、審決取消訴訟 第 6 回:先行技術調査~特許等データベースの全体像把握、パトリス、特許電子図書館(演習) 第 7 回:特許侵害訴訟Ⅰ~直接侵害、損害額の算定(臨時試験) 第 8 回:特許侵害訴訟Ⅱ~間接侵害-みなし侵害 第 9 回:特許侵害訴訟Ⅲ~国内用尽、真正商品の並行輸入 第 10 回:特許侵害訴訟Ⅳ~特許発明の技術的範囲同一性判断と均等論 第 11 回:特許侵害訴訟Ⅴ~特許権の制約、法定通常実施権、利用抵触関係 第 12 回:ソフトウェア特許~明細書の解釈およびソフトウェアの特許表現の実際 第 13 回:技術移転の実務~技術移転と技術ライセンス契約、技術上のノウハウの保護を含む 第 14 回:意匠法~意匠登録要件、侵害訴訟の基本、意匠権、意匠の類否判断、ライセンス契約 第 15 回:定期試験(60 分) 注:試験範囲は第 1 回から前回までの授業総てとする。 成績評価基準 定期試験(55%)、臨時試験(25%)と授業中の演習(20%)の成績を総計して評価点とする。 備 考 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科シラバス 科目名 subject 就職計画(公務員試験対策) Planning Your Future 科目区分 人間形成科目 必修・選択の別 自由科目(建築工学コース)/選択科目(建築コース)/選択科目(デザインコース) 担当者 単位数 1 単位 開講時期 3 年次前期 氏名 name:シグマライセンススクール(飯塚市新飯塚 4-18-2F TEL0948-29-5348) 連絡先(代表者):4 号館 4 階 森川研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 公務員の仕事や採用試験の内容を理解し、得点に必要な知識を学習する。さらに社会人に求められる一般的な教養を幅 広く身につけ、広い視野と合理的な思考力を養う。 キーワード 公務員試験、就職試験、一般教養、数的処理、判断推理 keywords public service employment test, employment test, global knowledge, mathematics, judgment and reasoning 授業の到達目標 ・ 公務員試験の出題傾向など概要を理解する。 ・ 基礎的な政治・経済のしくみについて理解する。 ・ 漢字・熟語などの国語力、文章読解力を身につける。 ・ 基礎的な計算力、条件からの推論、図形の把握を通して思考力を身につける。 ・ 主要な国の地誌や貿易・農業・産業等の統計を把握する。 ・ 基礎的な歴史の流れを把握する。 教員からの一言 ・ 社会人として必要な教養や、思考の柔軟性を身につけ、就職戦線を有利に戦いましょう。 115 関連科目 ライフデザイン、キャリアデザイン、インターンシップ 教 材 教科書 別途指定 参考書 随時、紹介する 授業計画 第 1 回:「政治・経済 1」憲法の基礎、国会・内閣・裁判所 第 2 回:「政治・経済 2」地方自治 第 3 回:「政治・経済 3」選挙制度 第 4 回:「歴史 1」日本の政治・経済・外交の歴史 第 5 回:「歴史 2」日本の法令・文化の歴史 第 6 回:「地理 1」気候、民族、宗教 第 7 回:「地理 2」農業、工業、貿易 第 8 回:「国語 1」ことわざ、四字熟語 第 9 回:「国語 2」敬語の用法 第 10 回:「数的処理 1」割合・平均の計算 第 11 回:「数的処理 2」仕事算、虫食い算 第 12 回:「判断推理 1」対応関係からの推論 第 13 回:「判断推理 2」位置・方位からの推論 第 14 回:「空間把握 1」軌跡 第 15 回:「空間把握 2」立体の展開図 成績評価基準 授業中の課題 (50% )、レポート (50% ) で総合的に評価する。 備 考 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科シラバス 科目名 subject 就職計画(SPI 対策) Planning Your Future 科目区分 人間形成科目 必修・選択の別 自由科目(建築工学コース)/選択科目(建築コース)/選択科目(デザインコース) 担当者 単位数 1 単位 開講時期 3 年次前期 氏名 name:シグマライセンススクール (飯塚市新飯塚 4-18-2F TEL0948-29-5348) 連絡先(代表者):4 号館 4 階 森川研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 多くの企業が採用する SPI(Synthetic Personality Inventory)を中心に、就職試験の内容を理解し、得点に必要な知識 を学習する。さらに社会人に求められる一般的な教養を幅広く身につけ、広い視野と合理的な思考力を養う。 キーワード SPI、就職試験、一般教養、言語能力、非言語能力 keywords SPI, exams for jobs, general knowledge, verbal ability, non-verbal ability 授業の到達目標 ・ 就職試験の出題傾向など概要を理解する。 ・ 漢字・熟語などの国語力、文章読解力を身につける。 ・ 基礎的な計算力および、図形、図表、グラフを通して思考力を身につける。 ・ 基礎的な政治・経済のしくみについて理解する。 ・ 主要な国の地誌や貿易・農業・産業等の統計を把握する。 ・ 基礎的な歴史の流れを把握する。 教員からの一言 ・ 社会人として必要な教養や、思考の柔軟性を身につけ、就職戦線を有利に戦いましょう。 116 関連科目 ライフデザイン、キャリアデザイン、インターンシップ 教 材 教科書 別途指定 参考書 随時、紹介する 授業計画 第 1 回:「政治・経済 1」憲法の基礎、国会・内閣・裁判所 第 2 回:「政治・経済 2」地方自治、選挙制度 第 3 回:「歴史 1」日本の政治・経済・外交の歴史 第 4 回:「歴史 2」日本の法令・文化の歴史 第 5 回:「地理 1」気候、民族、宗教 第 6 回:「地理 2」農業、工業、貿易 第 7 回:「言語能力 1」同意語、反意語 第 8 回:「言語能力 2」ことわざ、慣用句 第 9 回:「言語能力 3」言葉の意味、敬語の用法 第 10 回:「言語能力 4」2 語の関係 第 11 回:「非言語能力 1」割合、平均の計算 第 12 回:「非言語能力 2」仕事算、虫食い算 第 13 回:「非言語能力 3」濃度、速度の計算 第 14 回:「非言語能力 4」場合の数、確率の計算 第 15 回:「非言語能力 5」n進法、まとめ 成績評価基準 授業中の課題 (50% )、レポート (50% ) で総合的に評価する。 備 考 2. リテラシー科目 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科シラバス 科目名 subject リメディアル英語 Remedial English 科目区分 リテラシー科目 必修・選択の別 自由科目(建築工学コース)/必修科目(建築コース)/必修科目(デザインコース) 担当者 単位数 1 単位 開講時期 1 年次前期 氏名 name: 青井 格 Itaru AOI 連絡先(代表者):4 号館 4 階 青井研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 英語の文法を基礎の基礎からやり直す。基本品詞、基本文型、基本時制の理解に重点をおき、練習問題を通してまずは 単文をきちんと作れるようにする。続いて重文、複文とより複雑な形式を学んでいく。 キーワード 品詞、文型、時制 keywords parts of speech, sentence patterns, tenses 授業の到達目標 ・ 基本品詞を適切に使用することができる。 ・ 基本時制を適切に使用することができる。 ・ 基本的な文型を適切に作ることができる。 教員からの一言 ・ 授業でされる説明自体は単純なものかもしれません。しかし大事なことは、それを実際の英語で確認していくことです。 つまりこの授業で学ぶのは解答ではなくて、勉強の仕方です。しっかり復習をしてください。辞書をひいてください。 関連科目 英語科目一般 教 材 教科書 資料を配付する。 参考書 英和辞書 授業計画 第 1 回:導入講義:授業の進め方と概要の説明、成績評価法の説明 第 2 回:基本品詞(1) 名詞、形容詞、動詞 第 3 回:基本品詞(2) 助動詞、副詞、前置詞、接続詞 第 4 回:5 つの基本文型 第 5 回:平叙文、否定文、疑問文 第 6 回:基本時制(1) 現在形、現在進行形、過去形 第 7 回:基本時制(2) 現在完了形、未来形 第 8 回:中間試験 第 9 回:能動態と受動態 第 10 回:使役動詞、知覚動詞、その他の SVOC の文 第 11 回:単文、重文、複文(1) 第 12 回:単文、重文、複文(2) 第 13 回:総まとめ(1) 第 14 回:総まとめ(2) 第 15 回:期末試験 成績評価基準 中間試験(50%)、期末試験(50%) 備 考 入学時での実力テストで、合格点をとったものには単位を認定する。 119 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科シラバス 科目名 subject ベーシック英語 Basic English 科目区分 リテラシー科目 必修・選択の別 選択必修科目(建築工学コース)/選択必修科目(建築コース)/選択必修科目(デザインコース) 担当者 単位数 1 単位 開講時期 1 年次後期 氏名 name: 青井 格 Itaru AOI 連絡先(代表者):4 号館 4 階 青井研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 「リメディアル英語」で学んだ英語の単文の作り方、使い方をふまえ、本講では関係代名詞を中心とした文と文とを組 み合わせてより複雑な表現を作る方法に重点をおく。そのための文法を練習問題を通して習得し、最終的には短い文章の 読解と、基礎的な英作文の演習をおこなう。 キーワード 句、節、不定詞、比較、仮定法、関係代名詞 keywords phrases, clauses, infinitive, comparison, subjunctive mood, relative pronouns 授業の到達目標 ・ 不定詞を適切に使用することができる。(C) ・ 比較、仮定法を適切に使用することができる。(C) ・ 関係代名詞を適切に使用して文を作ることができる。(C) ・ 10 文程度の英語の文章が理解できる。(C) ・ 2、3 文程度の英作文ができる。(C) 教員からの一言 ・ 授業でされる説明自体は単純なものかもしれません。しかし大事なことは、それを実際の英語で確認していくことです。 つまりこの授業で学ぶのは解答ではなくて、勉強の仕方です。しっかり復習をしてください。辞書をひいてください。 120 関連科目 英語科目一般 教 材 教科書 資料を配付する。 参考書 英和辞書 授業計画 第 1 回:導入講義:授業の進め方と概要の説明、成績評価法の説明 第 2 回:基本文法復習 (1) 第 3 回:基本文法復習 (2) 第 4 回:句と節 第 5 回:不定詞 第 6 回:比較 第 7 回:仮定法 第 8 回:中間試験 第 9 回:関係代名詞 (1) 第 10 回:関係代名詞 (2)、関係副詞 第 11 回:その他の重要構文 (1) 第 12 回:その他の重要構文 (2) 第 13 回:基礎文章読解 第 14 回:基礎英作文 第 15 回:期末試験 成績評価基準 中間試験(50%)、期末試験(50%) 備 考 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科シラバス 科目名 subject ブラッシュアップ英語Ⅰ Brush-up English Ⅰ 科目区分 リテラシー科目 必修・選択の別 選択必修科目(建築工学コース)/選択必修科目(建築コース)/選択必修科目(デザインコース) 担当者 単位数 1 単位 開講時期 2 年次前期 氏名 name: 青井 格 Itaru AOI 連絡先(代表者):4 号館 4 階 青井研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 本講は英作文を中心とする。ただし、出来合いの和文英訳ではなく、自分の言いたいことを、現在の自分の英語能力の 範囲で言えるもしくは書けるようになるにはどうすればいいかを考えていく。そのために英文の基本構造や、利用できる さまざまな表現、文章の作り方などを演習していく。 キーワード 英作文、主語 - 述語、表現、使用法 keywords composition, subject-verb, expresion, usage 授業の到達目標 ・ きちんとした構造をもつ英語の文が書ける。(C) ・ 前後とつながりのある英文が書ける。(C) ・ 30 語程度の英語の文章を書けるようになる。(C) 教員からの一言 ・ 英文の基本構造は「主語 - 述語」です。まずそれを作るところから英作文をスタートさせてください。 ・ 自分の言いたいことを表すベストの表現が思いつかない場合は、どうすればそれとほぼ同じことが言えるか、代案を考 えるようにしてください。 関連科目 英語科目一般 教 材 教科書 登美博之、他著「日常表現で学ぶ英語の語順」朝日出版社 参考書 講師が用意し適宜配布する。 授業計画 第 1 回:導入講義:授業の進め方と概要の説明、成績評価法の説明 第 2 回:Chapter1 Weather and Climate 第 3 回:Chapter2 Daily Life 第 4 回:Chapter3 Campus Life 第 5 回:Chapter4 Music 第 6 回:Chapter5 Studies 第 7 回:Chapter6 Newspapers and Magazines 第 8 回:中間試験 第 9 回:Chapter7 Shopping 第 10 回:Chapter8 Eating Out 第 11 回:Chapter9 Sports and Watching Sporting Events 第 12 回:Chapter10 Computers 第 13 回:Chapter11 Telephone 第 14 回:Chapter12 Traveling Abroad 第 15 回:期末試験 成績評価基準 中間試験(40%)と期末試験(40%)、および授業での課題(20%)の成績を総計して評価点とする。 備 考 121 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科シラバス 科目名 subject ブラッシュアップ英語Ⅰ Brush-up English I 科目区分 リテラシー科目 必修・選択の別 選択必修科目(建築工学コース)/選択必修科目(建築コース)/選択必修科目(デザインコース) 担当者 単位数 1 単位 開講時期 2 年次前期 氏名 name:森川 展男 Nobuo MORIKAWA 連絡先(代表者):4 号館 4 階 森川研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 洋画のシナリオを読み、 「Reading」「Speaking」「Hearing」のための基礎力を伸ばすことを目標とする。国際社会が刻々 変化しているなか、タイムリーな時事問題、社会問題等を扱った洋画を英文教材に使い英会話と異文化理解につとめる。 コミュニケーションの道具、つまり自己表現の道具としてのみならず、教養としての日常英会話習得できるように、内容 把握、速読能力、ヒアリング力、会話力を中心に行なう。前期到達目標は TOEIC 350 点前後をめざす。 キーワード 洋画、日常英会話、異文化理解 keywords western movies, daily English conversation, multi-cultural understanding 授業の到達目標 ・ 洋画のシナリオを読み、「Reading」「Speaking」「Hearing」のための基礎力を伸ばすこと。(C) ・ 日常会話等の英文教材を使いグローバルな視野から世界を捉える。(C) ・ 英語をコミュニケーションの道具として最大限の武器と捉えた鍛錬を行なう。(C) ・ 自己表現の道具としてのみならず、教養としての日常会話を習得できるようになる。(C) ・ 前期到達目標は TOEIC350 点前後を目標とする。(C) 教員からの一言 ・ 洋画の1シーンを英語で読む。 ・ 自分の異文化理解を広めたいと希望することも大切な履修の条件です。 122 関連科目 英語科目一般 教 材 教科書 Johen S. Lander 編著「Hollywood-Dialogs」朝日出版社 参考書 授業計画 第 1 回:導入講義:授業の進め方と概要の説明、成績評価法、世界情勢とは何か、英字新聞の読み方。 第 2 回:A beautiful Mind(Voca Test)text & video 第 3 回:A beautiful Mind(Voca Test)DVD 第 4 回:A beautiful Mind(Voca Test)DVD text & video 第 5 回:A.I(Voca Test)text & video 第 6 回:A.I(Voca Test)DVD 第 7 回:A.I(Voca Test)DVD text & video 第 8 回:Intermidiate Exam 中間試験 &(Voca Test) (第2回―第 7 回) 第 9 回:Cast Away(Voca Test)text & video 第 10 回:Cast Away(Voca Test)DVD 第 11 回:Cast Away(Voca Test)DVD text & video 第 12 回:The Horse Whispere(Voca Test)DVD 第 13 回:The Horse Whispere(Voca Test)DVD & English Plot 第 14 回:The Horse Whispere(Voca Test)English Plot 第 15 回:Final Exam. 期末試験 &(Voca Test) (第9回―第 14 回) 成績評価基準 中間試験(50%)、期末試験(50%)の成績を総計して評価点とする。 備 考 他学科履修可、上級履修可、下級履修不可 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科シラバス 科目名 subject ブラッシュアップ英語Ⅰ Brush-up English Ⅰ 科目区分 リテラシー科目 必修・選択の別 選択必修科目(建築工学コース)/選択必修科目(建築コース)/選択必修科目(デザインコース) 担当者 単位数 1 単位 開講時期 2 年次前期 氏名 name: チョウドリ マハブブル アロム Mahbubul Alam CHOWDHURY 連絡先(代表者):4 号館 4 階 青井研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 現代社会における様々な問題に対して、英語によるコミュニケーション・ディベート的なアプローチを活用しながら、 自分の意見を形成し、相手と意見交換ができることを最終目標とする。授業では、この最終目標のための基礎編と位置づ け、まず対象となる問題についての英文やデータを読んだり、聞いたりしながら、問題点を把握する訓練をくりかえし行う。 その際に「自分だったらどう考えるか」ということを常に意識して課題に取り組んでもらう。トピックは身近な問題から 時事性の高いものまで幅広くあつかう予定である。 キーワード 英語コミュニケーション、リスニング、リーディング、スピーキング keywords English communication, listening, reading, speaking 授業の到達目標 ・ 英語によるコミュニケーション・ディベート的なアプローチを活用しながら、自分の意見を形成し、相手と意見交換が できること。コミュニケーション・ディベート的アプローチとは、問題の争点を賛成反対の両面から把握し、問題の原 因を探り、合理的な解決策を選択していくことである。(C) 教員からの一言 ・ レッスンに積極的に参加してください。 ・ 英語は自分で使うことにより上達します。 ・ 注意を払って英語を聴くようにしてください。 関連科目 英語科目一般 教 材 教科書 Yoshihiko Honda, Robert Hickling 著「English Grip」金星堂 参考書 英字新聞、雑誌、ビデオなど。必要に応じてプリントを配る。 授業計画 第 1 回:導入講義 英語コミュニケーションについて 第 2 回:Fashion 第 3 回:Companies 第 4 回:Business Trips 第 5 回:Transportation and Commuting 第 6 回:Marketing, Sales and Products 第 7 回:Offices and Supplies 第 8 回:中間テスト 第 9 回:Meetings and Presentations 第 10 回:Art 第 11 回:Restaurants and Food 第 12 回:Housing 第 13 回:The Environment and Recycling 第 14 回:Business Profile 第 15 回:期末テスト 成績評価基準 中間テスト(40%)、期末テスト(40%)、授業中課題(20%)により成績評価する。 備 考 123 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科シラバス 科目名 subject ブラッシュアップ英語Ⅱ Brush-up English Ⅱ 科目区分 リテラシー科目 必修・選択の別 選択必修科目(建築工学コース)/選択必修科目(建築コース)/選択必修科目(デザインコース) 担当者 単位数 1 単位 開講時期 2 年次後期 氏名 name:青井 格 Itaru AOI 連絡先(代表者):4 号館 4 階 青井研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 本講は英作文を中心とする。ただし、出来合いの和文英訳ではなく、自分の言いたいことを、現在の自分の英語能力の 範囲で言えるもしくは書けるようになるにはどうすればいいかを考えていく。そのために英文の基本構造や、利用できる さまざまな表現、文章の作り方などを演習していく。 キーワード 英作文、主語 - 述語、表現、使用法 keywords composition, subject-verb, expresion, usage 授業の到達目標 ・ きちんとした構造をもつ英語の文が書ける。(C) ・ 前後とつながりのある英文が書ける。(C) ・ 30 語程度の英語の文章を書けるようになる。(C) 教員からの一言 ・ 英文の基本構造は「主語 - 述語」です。まずそれを作るところから英作文をスタートさせてください。 ・ 自分の言いたいことを表すベストの表現が思いつかない場合は、どうすればそれとほぼ同じことが言えるか、代案を考 えるようにしてください。 124 関連科目 英語科目一般 教 材 教科書 河合忠仁、他著「基礎から始めるコミュニケーション英作文」松柏社 参考書 授業計画 第 1 回:導入講義:授業の進め方と概要の説明、成績評価法の説明 第 2 回:同意、賛同をする表現・接続詞の使用法 第 3 回:内容を確認する表現・不定詞の使用法 第 4 回:相手の不安などを取り除く表現 ・接続詞の使用法 第 5 回:相手の信頼などを勝ち得る表現・副詞節、名詞節の使用法 第 6 回:動作や状態、感情などを強める表現・受動態の使用法 第 7 回:相手の理解や同意を求める表現・動名詞、現在分詞の使用法 第 8 回:中間試験 第 9 回:好きだという気持ちを表す表現・代名詞の使用法 第 10 回:相手に依頼する表現・不定詞の使用法 第 11 回:初対面の時に言う表現・接続詞の使用法 第 12 回:相手に習慣や過去の経験回数を尋ねる表現・関係代名詞の使用法 第 13 回:相手に援助を差しのべる表現・現在完了形の使用法 第 14 回:期待を表す表現・不定詞の使用法 第 15 回:期末試験 成績評価基準 中間試験(40%)と期末試験(40%)、および授業での課題(20%)の成績を総計して評価点とする。 備 考 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科シラバス 科目名 subject ブラッシュアップ英語Ⅱ Brush-up English II 科目区分 リテラシー科目 必修・選択の別 選択必修科目(建築工学コース)/選択必修科目(建築コース)/選択必修科目(デザインコース) 担当者 単位数 1 単位 開講時期 2年次後期 氏名 name:森川 展男 Nobuo MORIKAWA 連絡先(代表者):4 号館 4 階 青井研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け ブラッシュアップ英語 I に続き、洋画のシナリオを読み、「Reading」「Speaking」「Hearing」のための基礎力を伸ばす ことを目標とする。国際社会が刻々変化しているなか、タイムリーな時事問題、社会問題等を扱った洋画を英文教材に使 い英会話と異文化理解につとめる。コミュニケーションの道具、つまり自己表現の道具としてのみならず、教養としての 日常英会話習得できるように、内容把握、速読能力、ヒアリング力、会話力を中心に行なう。前期到達目標は TOEIC 400 点前後をめざす。 キーワード 洋画、日常英会話、異文化理解 keywords western movies, daily English conversation, multi-cultural understanding 授業の到達目標 ・ 洋画のシナリオを読み、「Reading」「Speaking」「Hearing」のための基礎力を伸ばすこと。(C) ・ 日常会話等の英文教材を使いグローバルな視野から世界を捉える。(C) ・ 英語をコミュニケーションの道具として最大限の武器と捉えた鍛錬を行なう。(C) ・ 自己表現の道具としてのみならず、教養としての日常会話を習得できるようになる。(C) ・ 前期到達目標は TOEIC400 点前後を目標とする。(C) 教員からの一言 ・ 洋画の1シーンを英語で読む。 ・ 自分の異文化理解を広めたいと希望することも大切な履修の条件です。 125 関連科目 英語科目一般 教 材 教科書 Johen S. Lander 編著「Hollywood-Dialogs」朝日出版社 参考書 授業計画 第 1 回:導入講義:授業の進め方と概要の説明、成績評価法、英字新聞の読み方、英語ニュースの聞き方。 第 2 回:What Women Want Text & DVD 第 3 回:What Women Want DVD 第 4 回:What Women Want Text 第 5 回:The Princes Diaries Text & DVD 第 6 回:The Princes Diaries DVD 第 7 回:The Princes Diaries Text 第 8 回:Intermidiate Exam. 中間試験(第 2 回―第 8 回)(60 分) 第 9 回:Ocean’s Eleven Text & DVD 第 10 回:Ocean’s Eleven DVD 第 11 回:Ocean’s Eleven Text 第 12 回:Spy Games Text & DVD 第 13 回:Spy Games DVD 第 14 回:Spy Games Text 第 15 回:Final Exam. 期末試験(第9回―第 14 回)(60 分) 成績評価基準 中間試験(50%)、期末試験(50%)の成績を総計して評価点とする。 備 考 他学科履修可、上級履修可、下級履修不可 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科シラバス 科目名 subject ブラッシュアップ英語Ⅱ Brush-up English Ⅱ 科目区分 リテラシー科目 必修・選択の別 選択必修科目(建築工学コース)/選択必修科目(建築コース)/選択必修科目(デザインコース) 担当者 単位数 1 単位 開講時期 2 年次後期 氏名 name:チョウドリ マハブブル アロム Mahbubul Alam CHOWDHURY 連絡先(代表者):4 号館 4 階 青井研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 現代社会における様々な問題に対して、英語によるコミュニケーション・ディベート的なアプローチを活用しながら、 自分の意見を形成し、相手と意見交換ができることを最終目標とする。授業では、この最終目標のための基礎編と位置づ け、まず対象となる問題についての英文やデータを読んだり、聞いたりしながら、問題点を把握する訓練をくりかえし行う。 その際に「自分だったらどう考えるか」ということを常に意識して課題に取り組んでもらう。トピックは身近な問題か ら時事性の高いものまで幅広くあつかう予定である。 キーワード 英語コミュニケーション、リスニング、リーディング、スピーキング keywords English communication, listening, reading, speaking 授業の到達目標 ・ 英語によるコミュニケーション・ディベート的なアプローチを活用しながら、自分の意見を形成し、相手と意見交換が できること。コミュニケーション・ディベート的アプローチとは、問題の争点を賛成反対の両面から把握し、問題の原 因を探り、合理的な解決策を選択していくことである。(C) 教員からの一言 ・ レッスンに積極的に参加してください。 ・ 英語は自分で使うことにより上達します。 ・ 注意を払って英語を聴くようにしてください。 126 関連科目 英語科目一般 教 材 教科書 Yoshihiko Honda, Robert Hickling 著「English Grip」金星堂 参考書 英字新聞、雑誌、ビデオなど。必要に応じてプリントを配る。 授業計画 第 1 回:導入講義 英語コミュニケーションについて 第 2 回:Schedules 第 3 回:Computers and Internet 第 4 回:Industry and Manufacturing 第 5 回:Making Arrangements 第 6 回:Business Culture 第 7 回:Recruitment 第 8 回:中間テスト 第 9 回:Entertaining and Socializing 第 10 回:Entertaining and Socializing 第 11 回:Education 第 12 回:Banking 第 13 回:Health 第 14 回:Health 第 15 回:期末テスト 成績評価基準 中間テスト(40%)、期末テスト(40%)、授業中課題(20%)により成績評価する。 備 考 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科シラバス 科目名 subject TOEIC 英語Ⅰ TOEIC Engish I 科目区分 リテラシー科目 必修・選択の別 選択必修科目(建築工学コース)/選択必修科目(建築コース)/選択必修科目(デザインコース) 担当者 単位数 1 単位 開講時期 3 年次前期 氏名 name:青井 格 Itaru AOI 連絡先(代表者):4 号館 4 階 青井研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け TOEIC 英語 I・II は TOEIC を使って通常会話で最低限のコミュニケーションができるようにする英語分野である。 TOEIC 英語 I においては、リスニングのコツ、基本的な文法、語彙の習得に重点を置く。 キーワード リスニング(写真描写問題・応答問題・会話問題・説明文問題) keywords リーディング(短文穴埋め問題・長文穴埋め問題・読解問題) listening, reading 授業の到達目標 ・ 簡単な会話が理解でき、身近な話題であれば応答も可能である。(C) ・ 基本的な文法、構文、語彙を備えている。(C) ・ 日常的に触れる文章やビジネス文章の内容がだいたい理解できる。(C) ・ 短い文章なら多少文法上の誤りがあっても英訳することができる。(C) ・ 自己紹介など、平易な英語でもかまわないが自分自身を表現することができる。(C) ・ 日本文化と外国文化の違いが、多少理解できる。(C) 教員からの一言 ・ 授業には、辞書(電子辞書でも構わない)携帯のこと。 ・ 毎回の英単語テストの勉強以外、授業の予習、復習は必ずすること。 127 関連科目 英語科目一般 教 材 教科書 Lin Lougheed 著「Barron’s TOEIC Test 4th Edition」Barrons、西川恒志他著「TOEIC テスト ぶんせき英単語」スリーエーネットワーク、安河内哲也著「新 TOEIC テスト 英文法をはじめか らていねいに」東進ブックス 参考書 授業計画 第 1 回:導入講義 :TOEIC 試験概要説明、社会のニーズとの関わり、ミニ模試 第 2 回:英単語 文法復習 Model Test 1(リスニング、リーディング) 第 3 回:英単語 文法復習 Model Test 1(リスニング、リーディング) 第 4 回:英単語 文法復習 Model Test 1(リスニング、リーディング) 第 5 回:英単語 文法復習 Model Test 1(リスニング、リーディング) 第 6 回:英単語 文法復習 Model Test 2(リスニング、リーディング) 第 7 回:英単語 文法復習 Model Test 2(リスニング、リーディング) 第 8 回:英単語 文法復習 Model Test 2(リスニング、リーディング) 第 9 回:英単語 文法復習 Model Test 2(リスニング、リーディング) 第 10 回:英単語 文法復習 Model Test 3(リスニング、リーディング) 第 11 回:英単語 文法復習 Model Test 3(リスニング、リーディング) 第 12 回:英単語 文法復習 Model Test 3(リスニング、リーディング) 第 13 回:英単語 文法復習 Model Test 3(リスニング、リーディング) 第 14 回:定期試験 第 15 回:TOEIC IP テスト 成績評価基準 定期試験(60%)、TOEIC IP テスト (40% ) 備 考 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科シラバス 科目名 subject TOEIC 英語Ⅱ TOEIC Engish Ⅱ 科目区分 リテラシー科目 必修・選択の別 選択必修科目(建築工学コース)/選択必修科目(建築コース)/選択必修科目(デザインコース) 担当者 単位数 1 単位 開講時期 3 年次後期 氏名 name:青井 格 Itaru AOI 連絡先(代表者):4 号館 4 階 青井研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け TOEIC 英語 I・Ⅱ は TOEIC を使って通常会話で最低限のコミュニケーションができるようにする英語分野である。 TOEIC 英語 Ⅱ においては TOEIC 英語 I で学んだことを応用して、問題演習に重点を置き、英語の基本的学力を身につ ける。 キーワード リスニング(写真描写問題・応答問題・会話問題・説明文問題) keywords リーディング(短文穴埋め問題・長文穴埋め問題・読解問題) listening, reading 授業の到達目標 ・ 簡単な会話が理解でき、身近な話題であれば応答も可能である。(C) ・ 基本的な文法、構文、語彙を備えている。(C) ・ 日常的に触れる文章やビジネス文章の内容がだいたい理解できる。(C) ・ 短い文章なら多少文法上の誤りがあっても英訳することができる。(C) ・ 自己紹介など、平易な英語でもかまわないが自分自身を表現することができる。(C) ・ 日本文化と外国文化の違いが、多少理解できる。(C) 教員からの一言 ・ 授業には、辞書(電子辞書でも構わない)携帯のこと。 ・ 毎回の英単語テストの勉強以外、授業の予習、復習は必ずすること。特にリスニングに関してはCDが付いているので 128 自宅学習として活用のこと。 関連科目 英語科目一般 教 材 教科書 TOEIC 運営委員会著「TOEIC 新公式問題集」国際ビジネスコミュニケーション協会、西川恒志他 著「TOEIC テストぶんせき英単語」スリーエーネットワーク、安河内哲也著「新 TOEIC テスト 英文法をはじめからていねいに」東進ブックス 参考書 授業計画 第 1 回:導入講義 :TOEIC 試験概要説明、社会のニーズとの関わり、ミニ模試 第 2 回:英単語 文法復習 Model Test 4(リスニング、リーディング) 第 3 回:英単語 文法復習 Model Test 4(リスニング、リーディング) 第 4 回:英単語 文法復習 Model Test 4(リスニング、リーディング) 第 5 回:英単語 文法復習 Model Test 4(リスニング、リーディング) 第 6 回:英単語 文法復習 練習テスト 1 (リスニング、リーディング) 第 7 回:英単語 文法復習 練習テスト 1 (リスニング、リーディング) 第 8 回:英単語 文法復習 練習テスト 1 (リスニング、リーディング) 第 9 回:英単語 文法復習 練習テスト 1 (リスニング、リーディング) 第 10 回:英単語 文法復習 練習テスト 2 (リスニング、リーディング) 第 11 回:英単語 文法復習 練習テスト 2 (リスニング、リーディング) 第 12 回:英単語 文法復習 練習テスト 2 (リスニング、リーディング) 第 13 回:英単語 文法復習 練習テスト 2 (リスニング、リーディング) 第 14 回:定期試験 第 15 回:Final Exam. 期末テスト (第 9 回―第 14 回) (60 分) 成績評価基準 定期試験(60%)、TOEIC IP テスト(40%) 備 考 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科シラバス 科目名 subject アドヴァンス英語Ⅰ Advanced English I 科目区分 リテラシー科目 必修・選択の別 選択必修科目(建築工学コース)/選択必修科目(建築コース)/選択必修科目(デザインコース) 担当者 単位数 1 単位 開講時期 3 年次前期 氏名 name:森川 展男 Nobuo MORIKAWA 連絡先(代表者):4 号館 4 階 森川研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 基本的な英語力の上にさらに英語力の向上を目指す。構造的にも内容的にもより高度な英語運用能力の育成を目指す。 英文の精読を主に文章構造の解析と日本語訳、内容について解説を行なう。精読しながら速読術を教授する。 キーワード 時事英語、時事情勢、国際関係、異文化理解、思想、哲学、人生 keywords current English, current world affairs, international relationships, multi-cultural understanding thought, philosophy, life 授業の到達目標 ・ 様々なジャンルの英文を読み、「Reading」力を伸ばす。(C) ・ ジャンルには時事問題、社会問題、科学英語等の含み、文系、理系を問わず、グローバルな視野から世界を捉える。(C) ・ 英語をコミュニケーションの道具として最大限の武器と捉えた鍛錬を行なう。(C) ・ 自己表現の道具としてのみならず、教養のみならず、高度事英語習得を可能にする。(C) 教員からの一言 ・ 理系・文系にこだわらず、さまざまな内容の英語を扱いますので、関心を広く持ってください。 ・ 英語を通して自分の世界観を広めようという姿勢が大切です。 ・ 高度な英文を読み読解力のみならず、内容について考える機会を提供できる。 開講時に英文プリントと予定表を配布します。 関連科目 英語科目一般 教 材 教科書 適宜プリントを配布。 参考書 授業計画 第 1 回:導入講義:授業の進め方と概要の説明、成績評価法、前期の目標について。目標達成のシラバス説明。 第 2 回:プリント 第 3 回:プリント 第 4 回:プリント 第 5 回:プリント 第 6 回:プリント 第 7 回:プリント 第 8 回:Intermediate Exam 中間試験(第 1 回―第 7 回) 第 9 回:プリント 第 10 回:プリント 第 11 回:プリント 第 12 回:プリント 第 13 回:プリント 第 14 回:プリント 第 15 回:Final Exam 期末試験(第9回―第 14 回) 成績評価基準 中間試験(50%)、期末試験(50%)の成績を総計して評価点とする。 備 考 129 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科シラバス 科目名 subject アドヴァンス英語 II Advanced English II 科目区分 リテラシー科目 必修・選択の別 選択必修科目(建築工学コース)/選択必修科目(建築コース)/選択必修科目(デザインコース) 担当者 単位数 1 単位 開講時期 3 年次後期 氏名 name:森川 展男 Nobuo MORIKAWA 連絡先(代表者):4 号館 4 階 森川研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 基本的な英語力の上にさらに英語力の向上を目指す。構造的にも内容的にもより高度な英語運用能力の育成を目指す。 英文の精読を主に文章構造の解析と日本語訳、内容について解説を行なう。精読しながら速読術を教授する。 キーワード 時事英語、時事情勢、国際関係、異文化理解、思想、哲学、人生 keywords current English, current world affairs, international relationships, multi-cultural understanding thought, philosophy, life 授業の到達目標 ・ 様々なジャンルの英文を読み、「Reading」力を伸ばす。(C) ・ ジャンルには時事問題、社会問題、科学英語等の含み、文系、理系を問わず、グローバルな視野から世界を捉える。(C) ・ 英語をコミュニケーションの道具として最大限の武器と捉えた鍛錬を行なう。(C) ・ 自己表現の道具としてのみならず、教養のみならず、高度事英語習得を可能にする。(C) 教員からの一言 ・ 理系の人でも、文系的な文献を、文系の人も、理系的な内容を読むことに関心があることが履修の条件です。 ・ 自分の世界観を広めたいと希望することも大切な履修の条件です。 ・ 理系・文系にこだわらず、さまざまな内容の英語を扱いますので、関心を広く持ってください。 130 ・ 英語を通して自分の世界観を広めようという姿勢が大切です。 ・ 高度な英文を読み読解力のみならず、内容について考える機会を提供できる。 ・ 開講時に英文プリントと予定表を配布します。 関連科目 英語科目一般 教 材 教科書 適宜プリントを配布 参考書 授業計画 第 1 回:導入講義:授業の進め方と概要の説明、成績評価法、後期の目標について。目標達成のシラバス説明。 第 2 回:プリント 第 3 回:プリント 第 4 回:プリント 第 5 回:プリント 第 6 回:プリント 第 7 回:プリント 第 8 回:Intermediate Exam 中間試験 (第 1 回―第 7 回) 第 9 回:プリント 第 10 回:プリント 第 11 回:プリント 第 12 回:プリント 第 13 回:プリント 第 14 回:プリント 第 15 回:Final Exam 定期試験 (第9回―第 14 回) 成績評価基準 中間試験(50%)、期末試験(50%)の成績を総計して評価点とする。 備 考 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科シラバス 科目名 subject 英会話 I English Conversation I 科目区分 リテラシー科目 必修・選択の別 選択必修科目(建築工学コース)/選択必修科目(建築コース)/選択必修科目(デザインコース) 担当者 単位数 1 単位 開講時期 2年次前期 氏名 name:ペロウ ウイリアム William PELLOWE 連絡先(代表者):4 号館 4 階ペロウ研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 英語の基礎的なコミュニケーションを、ビデオ教材による演習や、ネイティブ・スピーカーとの会話練習により学習する。 キーワード 英語、英会話、コミュニケーション keywords English language, English conversation, communication 授業の到達目標 ・ 英語の質問が理解できる。(C) ・ 英語で質問できる。(C) ・ 英語で自分の嗜好と趣味を言い表すことができる。(C) 教員からの一言 ・ レッスンに積極的に参加してください。 ・ 英語は使うことで身につきます。 ・ 注意を払って授業を聞いてください。 関連科目 英語科目一般 教 材 教科書 Stempleski, Susan 著「World Link "Combo Split" Book 1A」Heinle/Thompson トムソン ELT 参考書 日英辞書、英日辞書(電子辞書 OK) 授業計画 第 1 回:導入講義:授業の進め方と概要の説明、成績評価法。 第 2 回:Chapter 1 Meeting new people 第 3 回:Chapter 1 What does he look like? 第 4 回:Chapter 2 Feelings 第 5 回:Chapter 2 Body language and gestures 第 6 回:Chapter 3 At the supermarket 第 7 回:Chapter 3 Let's go shopping 第 8 回:Review of Chapters 1-3 第 9 回:Chapter 4 Places in the city 第 10 回:Chapter 5 How's the weather 第 11 回:Chapter 5 On vacation 第 12 回:Chapter 6 My favorite pastimes 第 13 回:Chapter 6 What are you like? 第 14 回:Review of chapters 4-6; Discussion of test content 第 15 回:定期試験(60 分) 注:試験範囲は第 1 回から前回までの授業総てとする。 成績評価基準 授業中の課題 40%、定期試験 60% 備 考 131 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科シラバス 科目名 subject 英会話Ⅰ English Conversation I 科目区分 リテラシー科目 必修・選択の別 選択必修科目(建築工学コース)/選択必修科目(建築コース)/選択必修科目(デザインコース) 担当者 単位数 1 単位 開講時期 2 年次前期 氏名 name:チョウドリ マハブブル アロム Mahbubul Alam CHOWDHURY 連絡先(代表者):4 号館 4 階 青井研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け With emphasis on explaining, evaluating, and soliciting and expressing opinions about topics of interest to students, the course provides a wide range of activities for practice of speaking, and listening. The course will be supplemented by text book and video material for further practice. I expect students attend all lessons and participate in the activities. Most lessons will have pronunciation exercises and vocabulary activities. I will frequently give lecture and practice, listening and vocabulary quizzes. キーワード 英語コミュニケーション、リスニング、スピーキング keywords English communication, listening, speaking 授業の到達目標 ・ Developing fluency in speaking and listening comprehension sufficient to carry conversation and discussion in English.(C) ・ Learning effective strategies for conversation management, including clarifying, correction and keeping the conversation going smoothly.(C) 教員からの一言 ・ If you miss more than five classes for any reason, you cannot receive a grade. ・ Excused absences are permitted, but I need the proper documents from the administration office. ・ Do not be late for class. 132 ・ Put your cellular phone away or switch off your cellular phone. ・ Treat your classmates with respect. Everyone makes mistakes. Nobody is perfect. 関連科目 英語科目一般 教 材 教科書 Dorothy Adams, Michele Crawford, Rachel Finnie and Katrina Gormley 著「1 CEF Level: A1 Outlook」Thomson Heinle 参考書 英字新聞、雑誌、ビデオなど。必要に応じてプリントを配る。 授業計画 第 1 回:導入講義 英語コミュニケーションについて 第 2 回:My Family 第 3 回:Language 第 4 回:Enjoy 第 5 回:Sports 第 6 回:Unusual Experiences 第 7 回:Work 第 8 回:中間テスト 第 9 回:Hotels 第 10 回:Entertainment 第 11 回:Entertainment 第 12 回:Back to Nature 第 13 回:Health 第 14 回:Health 第 15 回:期末テスト 成績評価基準 中間テスト(40%)、期末テスト(40%)、授業中課題(20%)により成績評価する。 備 考 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科シラバス 科目名 subject 英会話 I English Conversation I 科目区分 リテラシー科目 必修・選択の別 選択必修科目(建築工学コース)/選択必修科目(建築コース)/選択必修科目(デザインコース) 担当者 単位数 1 単位 開講時期 2年次前期 氏名 name:マリータ カマダ Marita KAMADA 連絡先(代表者):4 号館 4 階 青井研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け This class is a beginning class in spoken English. Students will learn typical conversations and review basic grammatical patterns. Students will spend a lot of the class time practicing with a partner. キーワード 英語、英会話、コミュニケーション keywords English language, English conversation, communication 授業の到達目標 ・ The aim of the class is to improve English communication skills.(C) 教員からの一言 ・ Have a positive attitude. Have good attendance, be on time, and bring the textbook. 133 関連科目 英語科目一般 教 材 教科書 David Martin 著「Topic Talk Second Edition」EFL Press 参考書 授業計画 第 1 回:導入講義 第 2 回:Family 第 3 回:Food 第 4 回:Time 第 5 回:House and Home 第 6 回:Music 第 7 回:Transportation 第 8 回:Sports 第 9 回:Numbers 第 10 回:Friends 第 11 回:TV 第 12 回:Work 第 13 回:Vacation 第 14 回:Review 第 15 回:Test 成績評価基準 Final exam 50% , Speeches, Quizzes 50% 備 考 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科シラバス 科目名 subject 英会話Ⅱ English Conversation Ⅱ 科目区分 リテラシー科目 必修・選択の別 選択必修科目(建築工学コース)/選択必修科目(建築コース)/選択必修科目(デザインコース) 担当者 単位数 1 単位 開講時期 2年次後期 氏名 name:ペロウ ウイリアム William PELLOWE 連絡先(代表者):4 号館 4 階ペロウ研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 英語の基礎的なコミュニケーションを、ビデオ教材による演習や、ネイティブ・スピーカーとの会話練習により学習する。 キーワード 英語、英会話、コミュニケーション keywords English language, English conversation, communication 授業の到達目標 ・ 英語の質問が理解できる。(C) ・ 英語で質問できる。(C) ・ 英語で自分の考えや意見を言い表すことができる。(C) 教員からの一言 ・ レッスンに積極的に参加してください。 ・ 英語は使うことで身につきます。 ・ 注意を払って授業を聞いてください。 134 関連科目 英語科目一般 教 材 教科書 Stempleski, Susan 著「World Link "Combo Split" Book 1B」Heinle/Thompson トムソン ELT 参考書 日英辞書、英日辞書 ( 電子辞書 OK) 授業計画 第 1 回:導入講義:授業の進め方と概要の説明、成績評価法。 第 2 回:Chapter 7 – Changing habits 第 3 回:Chapter 7 – Plans and dreams 第 4 回:Chapter 8 – Heroes from the past 第 5 回:Chapter 8 – Modern-day heroes 第 6 回:Chapter 9 - Memories 第 7 回:Review Chapters 7 - 9 第 8 回:Chapter 10 – Health and body 第 9 回:Chapter 10 – Fighting stress 第 10 回:Chapter 11 – Special talents 第 11 回:Chapter 11 – Achievements 第 12 回:Chapter 12 – Movies, types of movies 第 13 回:Chapter 12 – Movie remakes, favorite movies 第 14 回:Review Chapters 10 – 12, discuss exam 第 15 回:定期試験(60 分) 注:試験範囲は第 1 回から前回までの授業総てとする。 成績評価基準 授業中の課題 40%、定期試験 60% 備 考 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科シラバス 科目名 subject 英会話Ⅱ English Conversation Ⅱ 科目区分 リテラシー科目 必修・選択の別 選択必修科目(建築工学コース)/選択必修科目(建築コース)/選択必修科目(デザインコース) 担当者 単位数 1 単位 開講時期 2 年次後期 氏名 name:チョウドリ マハブブル アロム Mahbubul Alam CHOWDHURY 連絡先(代表者):4 号館 4 階 青井研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け With emphasis on explaining, evaluating, and soliciting and expressing opinions about topics of interest to students, the course provides a wide range of activities for practice of speaking, and listening. The course will be supplemented by text book and video material for further practice. I expect students attend all lessons and participate in the activities. Most lessons will have pronunciation exercises and vocabulary activities. I will frequently give lecture and practice, listening and vocabulary quizzes. キーワード 英語コミュニケーション、リスニング、スピーキング keywords English communication, listening, speaking 授業の到達目標 ・ Developing fluency in speaking and listening comprehension sufficient to carry conversation and discussion in English(C) ・ Learning effective strategies for conversation management, including clarifying, correction and keeping the conversation going smoothly(C) 教員からの一言 ・ If you miss more than five classes for any reason, you cannot receive a grade. ・ Excused absences are permitted, but I need the proper documents from the administration office. ・ Do not be late for class. ・ Put your cellular phone away or switch off your cellular phone. 135 ・ Treat your classmates with respect. Everyone makes mistakes. Nobody is perfect. 関連科目 英語科目一般 教 材 教科書 Dorothy Adams, Michele Crawford, Rachel Finnie and Katrina Gormley Outlook」Thomson Heinle 参考書 英字新聞、雑誌、ビデオなど。必要に応じてプリントを配る。 授業計画 第 1 回:導入講義 英語コミュニケーションについて 第 2 回:In Town 第 3 回:School 第 4 回:Our World 第 5 回:TV and Radio 第 6 回:Crime 第 7 回:Crime 第 8 回:中間テスト 第 9 回:Home 第 10 回:It’ s an Illusion 第 11 回:Transportation 第 12 回:Color 第 13 回:Eating 第 14 回:Eating 第 15 回:期末テスト 成績評価基準 中間テスト(40%)、期末テスト(40%)、授業中課題(20%)により成績評価する。 備 考 著「1 CEF Level: A1 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科シラバス 科目名 subject 英会話Ⅱ English Conversation Ⅱ 科目区分 リテラシー科目 必修・選択の別 選択必修科目(建築工学コース)/選択必修科目(建築コース)/選択必修科目(デザインコース) 担当者 単位数 1 単位 開講時期 2年次後期 氏名 name:マリータ カマダ Marita KAMADA 連絡先(代表者):4 号館 4 階 青井研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け This class is a beginning class in spoken English. Students will learn typical conversations and review basic grammatical patterns. Students will spend a lot of the class time practicing with a partner. キーワード 英語、英会話、コミュニケーション keywords English language, English conversation, communication 授業の到達目標 ・ The aim of the class is to improve English communication skills.(C) 教員からの一言 ・ Have a positive attitude. Have good attendance, be on time, and bring the textbook. 136 関連科目 英語科目一般 教 材 教科書 David Martin 著「Topic Talk Second Edition」EFL Press 参考書 授業計画 第 1 回:導入講義 School 第 2 回:Movies 第 3 回:Money 第 4 回:Restaurants 第 5 回:Animals 第 6 回:Shopping 第 7 回:Health 第 8 回:Fashion 第 9 回:Travel 第 10 回:Fears 第 11 回:Dating 第 12 回:Marriage 第 13 回:Opinions 第 14 回:Review 第 15 回:Test 成績評価基準 Final exam 50% , Speeches, Quizzes 50% 備 考 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科シラバス 科目名 subject 留学英語 Summer English Language & Experience Program 科目区分 リテラシー科目 必修・選択の別 自由科目(建築工学コース)/選択科目(建築コース)/選択科目(デザインコース) 担当者 単位数 2 単位 開講時期 1-4 年次 集中 氏名 name:森川 展男 Nobuo MORIKAWA 連絡先(代表者):4 号館 4 階 森川研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 国際化の進んだ現代社会では、グローバルなコミュニケーション手段として英語運用能力は欠かすことができない。海 外において 1 ヶ月間英語のシャワーを浴びながら 4 週間の英語の集中講義を受講することにより、英語運用能力の向上を はかるのがこの研修の目的である。また、異文化体験を通し、国際マナー・国際感覚を身につけた国際人の育成をも目指す。 キーワード 留学、英語コミュニケーション、異文化体験 keywords studying abroad, English communication, experiencing foreign culture 授業の到達目標 ・ 異文化を理解した上で日常生活および社会生活で通用し得る実践的な英語コミュニケーション能力および国際マナー・ 国際感覚の修得。 教員からの一言 ・ 海外留学を積極的に検討し、機会があればぜひチャレンジしてください。 ・ 留学のための英語力をみがいてください。 関連科目 英語科目一般 教 材 教科書 参考書 授業計画 近畿大学との提携校である海外の 4 大学 ( 米国 : カリフォルニア大学・米国 : イリノイ大学・英国 : ノッティンガム大学・ カナダ : カルガリー大学 ) において、4 週間 ( 計 60 時間 ) の英語集中講義を受ける。講義は 1 クラス 15 名程度の少人数制で、 能力別クラス編成で行われる。研修の最後に修了テストが実施され、全課程を修了したと認められる学生には各大学より 修了認定書が授与される。研修終了後は各地にて 2 日間の研修旅行がある。帰国後、海外英語研修体験レポートの提出を 義務とする。各大学から修了認定書を授与され研修成果が認められた学生には 2 単位を与える。 1. 対象学年 : 1 – 4 年 2. 研修時間 : 4 週間 (60 時間 ) 3. 研修時期 : 8 月上旬 – 9 月上旬 ( 休暇中 ) 4. 研 修 先 : 上記 4 校 5. 研修費用 : 50 – 55 万円 ( 為替レートにより異なる ) 6. 研修規定 : 6、7 月中に合計 3 回の事前研修参加を義務とする。 滞在中の個人的旅行、車の運転を禁ずる。 7. 定 員 : 各大学とも 30 名。参加学生の選考は 4 月上旬に教務学生課にて研修参加の仮申込をしたあと、4 月中 旬に面接を行い、参加意欲・健康状態を審査の上、決定とする。 成績評価基準 事前研修 ( 計 3 回 ) への出席、各大学からの成績表、各大学からの研修修了証、帰国後の海外英語研修体験レポート、 以上 4 つの条件を満たした者に 2 単位を与える。 備 考 137 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科シラバス 科目名 subject 中国語Ⅰ Chinese Ⅰ 科目区分 リテラシー科目 必修・選択の別 選択必修科目(建築工学コース)/選択必修科目(建築コース)/選択必修科目(デザインコース) 担当者 単位数 1 単位 開講時期 氏名 name:海 沢洲 Takushu KAI 連絡先(代表者):3号館4階 海研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 中国語学習初心者を対象として、現代中国の言語および文化的背景の理解をも含めて授業を行う。 キーワード 中国語、中国 keywords Chinese, China 授業の到達目標 ・ 中国における方言の分布とその背景にある地方文化、更に(普通話)標準語成立までを理解する。(C) ・ 現代の中国におけるラテン文字の音読。中国で使用されている漢字の修得。(C) ・ 動詞を伴う文章の作成。(C) ・ 形容詞を伴う文章の作成。(C) ・ 中国語検定準四級合格を目指す。(C) 教員からの一言 ・ 中国に個人旅行を計画している人、中国で働きたい人、中国に興味かある人の受講を歓迎いたします。 138 関連科目 中国語 II 教 材 教科書 海 沢洲著「中文倶楽部 I」白帝社 参考書 授業計画 第 1 回:導入講義:授業の進め方と概要の説明、成績評価法 中国語概論 第 2 回:単母音と四声(中国語のアクセント) 第 3 回:重母音 第 4 回:子音 Ⅰ 第 5 回:子音 Ⅱ 第 6 回:単音節語 第 7 回:複音節後 第 8 回:臨時試験 注:第 1 回から前回までの講義を対象とする。 第 9 回:動詞述語文 Ⅰ 第 10 回:動詞述語文 Ⅱ 第 11 回:体言述語文 Ⅰ 第 12 回:体言述語文 Ⅱ 第 13 回:形容詞述語文 Ⅰ 第 14 回:形容詞述語文 Ⅱ 第 15 回:定期試験(60 分) 注:第 1 回から前回までの講義のすべてを対象とする。 成績評価基準 定期試験(60%)、臨時試験(20%)と授業中の演習(20%)の成績を総計して評価点とする。 備 考 2 年次前期 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科シラバス 科目名 subject 中国語Ⅱ Chinese Ⅱ 科目区分 リテラシー科目 必修・選択の別 選択必修科目(建築工学コース)/選択必修科目(建築コース)/選択必修科目(デザインコース) 担当者 単位数 1 単位 開講時期 2 年次後期 氏名 name:海 沢洲 Takushu KAI 連絡先(代表者):3号館4階 海研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 中国語 Ⅱ は、中国語 Ⅰ ですでに学習した発音および簡単な文章作成を基礎として、中国において買い物、食事等の日 常生活ができることを目標としてとして授業を進める。 キーワード 中国語、中国 keywords Chinese, China 授業の到達目標 ・ 価格の受け答えができる。(C) ・ 所有存在を表現できる。(C) ・ お互いの願望、可能性を表現できる。(C) ・ 自己紹介ができる。(C) ・ 中国語検定四級合格を目指す。(C) 教員からの一言 ・ 中国語Ⅰをあらかじめ修得してください。 関連科目 中国語 Ⅱ 教 材 教科書 139 海 沢洲「中文倶楽部 I」白帝社 参考書 授業計画 第 1 回:導入講義:授業の進め方と概要の説明、成績評価法 第 2 回:特殊な体言述語文 Ⅰ 第 3 回:特殊な体言述語文 Ⅱ 第 4 回:特殊な体言述語文 Ⅲ 第 5 回:特殊な体言述語文 Ⅳ 第 6 回:所有の表現 第 7 回:存在の表現 第 8 回:臨時試験 注:第 1 回から前回までの講義を対象とする。 第 9 回:完了の表現 Ⅰ 第 10 回:完了の表現 Ⅱ 第 11 回:完了表現 第 12 回:能願動詞 第 13 回:能願動詞 第 14 回:自己紹介 第 15 回:定期試験(60 分) 注:第 1 回から前回までの講義のすべてを対象とする。 成績評価基準 定期試験(60%)、臨時試験(20%)と授業中の演習(20%)の成績を総計して評価点とする。 備 考 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科シラバス 科目名 subject 情報処理Ⅰ(上級クラス) Computer Literacy Ⅰ(Advanced Class) 科目区分 リテラシー科目 必修・選択の別 必修科目(建築工学コース)/必修科目(建築コース)/必修科目(デザインコース) 担当者 単位数 3 単位 開講時期 1 年次前期 氏名 name:アウトソーシング(学内担当:長田 一興) 連絡先(代表者):5 号館 2 階 長田研究室 osada @ fuk.kindai.ac.jp 授業の概要及び位置付け 今日の情報社会において必須とされるコンピュータリテラシーを身につけることを目的とし、計算機の仕組み、 Windows の基本、MS Word による文書作成の基本操作を習得する。授業は、毎回講義と実習により進める。第 1 回目の 授業で簡単なテストを実施し、クラス分けをする。 キーワード コンピュータリテラシー、電子メール、インターネット、ネチケット、ワープロ、ワード、 マイクロソフトオフィススペシャリスト keywords computer literacy, E-mail、internet, netiquette, word processor, MS-Word, Microsoft Office Specialist 授業の到達目標 ・ パソコンの基本操作を習得する。(D) ・ インターネット、電子メールを利用する際の基礎知識とマナーを理解する。(D) ・ レポート作成などに必要な Microsoft Word の利用技術を習得する。(D) ・ 現在企業等において推奨されている IT 系資格である Microsoft Office Specialist のうち、Microsoft Word(スペシャリ ストレベル)を取得可能な技術レベルを習得する。(D) 教員からの一言 ・ 1 年次の内に資格を取得できるように自発的に学ぶことを望みます。 ・ まじめに受講し、課題をこなすことが肝心です。 関連科目 情報処理Ⅱ 教 材 教科書 富 士 通 オ フ ィ ス 機 器 株 式 会 社「 よ く わ か る マ ス タ ー Microsoft Office Specialist 問 題 集 Microsoft Office Word 2003 <改訂版>」FOM 出版 140 参考書 富士通オフィス機器株式会社「よくわかる Microsoft Office Word 2003 基礎」FOM 出版 授業計画 第 1 回:導入講義:講義内容、成績評価などの解説と、クラス分けのための実力チェックテストを行う。 注:第 1 回授業の中で、成績評価を含めた科目全体の重要情報を伝え、次回以降のクラス分けを実施するので必ず 出席しなさい。 第 2 回:パソコンの基本的な操作、Word の基礎知識を学習する。 第 3 回:インターネットや電子メールを利用する際の基礎知識を学習し、マナーを理解する。 第 4 回:Word を用いた基本的な文書作成を学習する。 第 5 回:作成した文書の編集方法を学習する。 第 6 回:文書内での表の作成と編集方法を学習する。 第 7 回:作成した文書の出力方法を学習する。 第 8 回:ビジネス文書の作成方法を学習する。ここまでの復習。 第 9 回:効率的な文書の作成と編集方法を学習する。 第 10 回:文書内での画像の編集方法を学習する。 第 11 回:文書の効果的な表現方法を学習する。 第 12 回:グループ作業での効率的な方法を学習する。 第 13 回:実践的な文書作成方法を学習する。 PowerPoint の基本操作と資格試験について学習する。 第 14 回:定期試験、資格試験に向けた総合演習と解説を行う。 注:この総合演習は成績に反映しないが、重要であるため特に出席を求める。 第 15 回:定期試験を行う。 成績評価基準 定期試験(60%)と授業中の演習(40%)の成績を総計して評価点とする。ただし、Microsoft Office Specialist Word の資格を取得した場合は、定期試験と授業中の演習の評点の各 40%に 60 点を加えたものを評価点とする。Microsoft Office Expert Word の資格を取得した場合は、定期試験と授業中の演習の評点の各 20%に 80 点を加えたものを評価点と する。また、Microsoft Office Specialist Word の合格水準に達していると判定された場合は、定期試験と授業中の演習の 評点の各 70%に 30 点を加えたものを評価点とする。 備 考 MOS 資格試験を受験するものは、講師の事前チェックで合格水準に達していると判定されなければならない。 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科シラバス 科目名 subject 情報処理Ⅰ(一般クラス) Computer Literacy Ⅰ(Standard Class) 科目区分 リテラシー科目 必修・選択の別 必修科目(建築工学コース)/必修科目(建築コース)/必修科目(デザインコース) 担当者 単位数 3 単位 開講時期 1 年次前期 氏名 name:アウトソーシング(学内担当:長田 一興) 連絡先(代表者):5 号館 2 階 長田研究室 osada @ fuk.kindai.ac.jp 授業の概要及び位置付け 今日の情報社会において必須とされるコンピュータリテラシーを身につけることを目的とし、計算機の仕組み、 Windows の基本、MS Word による文書作成の基本操作を習得する。授業は、毎回講義と実習により進める。第 1 回目の 授業で簡単なテストを実施し、クラス分けをする。 キーワード コンピュータリテラシー、電子メール、インターネット、ネチケット、ワープロ、ワード、 マイクロソフトオフィススペシャリスト keywords computer literacy, E-mail, internet, netiquette, word processor, MS-Word, Microsoft Office Specialist 授業の到達目標 ・ パソコンの基本操作を習得する。(D) ・ インターネット、電子メールを利用する際の基礎知識とマナーを理解する。(D) ・ レポート作成などに必要な Microsoft Word の利用技術を習得する。(D) ・ 現在企業等において推奨されている IT 系資格である Microsoft Office Specialist のうち、Microsoft Word(スペシャリ ストレベル)を取得可能な技術レベルを習得する。(D) 教員からの一言 ・ 1 年次の内に資格を取得できるように自発的に学ぶことを望みます。 ・ まじめに受講し、課題をこなすことが肝心です。 関連科目 情報処理Ⅱ 教 材 教科書 富 士 通 オ フ ィ ス 機 器 株 式 会 社「 よ く わ か る マ ス タ ー Microsoft Office Specialist 問 題 集 Microsoft Office Word 2003 <改訂版>」FOM 出版 参考書 富士通オフィス機器株式会社「よくわかる Microsoft Office Word 2003 基礎」FOM 出版 授業計画 第 1 回:導入講義:講義内容、成績評価などの解説と、クラス分けのための実力チェックテストを行う。 注:第 1 回授業の中で、成績評価を含めた科目全体の重要情報を伝え、次回以降のクラス分けを実施するので必ず 出席しなさい。 第 2 回:パソコンの基本的な操作、Word の基礎知識を学習する。 第 3 回:インターネットや電子メールを利用する際の基礎知識を学習し、マナーを理解する。 第 4 回:Word を用いた基本的な文書作成を学習する。 第 5 回:作成した文書の編集方法を学習する。 第 6 回:文書内での表の作成と編集方法を学習する。 第 7 回:作成した文書の出力方法を学習する。 第 8 回:ビジネス文書の作成方法を学習する。ここまでの復習。 第 9 回:効率的な文書の作成と編集方法を学習する。 第 10 回:文書内での画像の編集方法を学習する。 第 11 回:文書の効果的な表現方法を学習する。 第 12 回:グループ作業での効率的な方法を学習する。 第 13 回:PowerPoint の基本操作を学習する。 第 14 回:定期試験、資格試験に向けた総合演習と解説を行う。 注:この総合演習は成績に反映しないが、重要であるため特に出席を求める。 第 15 回:定期試験を行う。 成績評価基準 定期試験(60%)と授業中の演習(40%)の成績を総計して評価点とする。ただし、Microsoft Office Specialist Word の資格を取得した場合は、定期試験と授業中の演習の評点の各 40%に 60 点を加えたものを評価点とする。Microsoft Office Expert Word の資格を取得した場合は、定期試験と授業中の演習の評点の各 20%に 80 点を加えたものを評価点と する。また、Microsoft Office Specialist Word の合格水準に達していると判定された場合は、定期試験と授業中の演習の 評点の各 70%に 30 点を加えたものを評価点とする。 備 考 MOS 資格試験を受験するものは、講師の事前チェックで合格水準に達していると判定されなければならない。 141 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科シラバス 科目名 subject 情報処理Ⅱ(上級クラス) Computer Literacy II (Advanced Class) 科目区分 リテラシー科目 必修・選択の別 必修科目(建築工学コース)/必修科目(建築コース)/必修科目(デザインコース) 担当者 単位数 3 単位 開講時期 1 年次後期 氏名 name:アウトソーシング(学内担当:長田 一興) 連絡先(代表者):5 号館 2 階 長田研究室 osada @ fuk.kindai.ac.jp 授業の概要及び位置付け 今日の情報社会ではほとんどの企業でコンピュータリテラシーを身につけることが要求されている。ここでは情報処理 Ⅰを更に発展させ、数値データ処理に欠かせない表計算ソフトの利用技術を習得する。さらに、多くの企業で要求される Microsoft Office Specialist の資格のうち Excel に関する資格を取得可能な技術レベルを習得することを目標とする。第 1 回目の授業で簡単なテストを実施し、クラス分けをする。授業は、毎回講義と実習により進める。 キーワード コンピュータリテラシー、表計算ソフト、エクセル、マイクロソフトオフィススペシャリスト keywords computer literacy, spreadsheet program, MS-Excel, Microsoft Office Specialist 授業の到達目標 ・ 表計算ソフトである Microsoft Excel の利用技術を習得する。(D) ・ 現在企業等において推奨されている IT 系資格である Microsoft Office Specialist のうち、Microsoft Excel(スペシャリ ストレベル)を取得可能な技術レベルを習得する。(D) 教員からの一言 ・ 1 年次の内に資格を取得できるように自発的に学ぶことを望みます。 ・ まじめに受講し、課題をこなすことが肝心です。 関連科目 情報処理Ⅰ 教 材 教科書 富 士 通 オ フ ィ ス 機 器 株 式 会 社「 よ く わ か る マ ス タ ー Microsoft Office Specialist 問 題 集 Microsoft Office Excel 2003 <新版>」FOM 出版 参考書 142 富士通オフィス機器株式会社「よくわかる Microsoft Office Excel 2003 基礎」FOM 出版 授業計画 第 1 回:導入講義:講義内容、成績評価などの解説と、クラス分けのための実力チェックテストを行う。 注:第 1 回授業の中で、成績評価を含めた科目全体の重要情報を伝え、次回以降のクラス分けを実施するので必ず 出席しなさい。 第 2 回:Excel の基本操作、表の作成方法を学習する。 第 3 回:作成した表の編集方法、数式作成の基礎を学習する。 第 4 回:実用的な数式の作成方法を学習する。 第 5 回:グラフの作成と編集方法を学習する。 第 6 回:作成した表やグラフの出力方法を学習する。 第 7 回:効率的な編集方法を学習する。ここまでの復習。 第 8 回:ワークシートの編集・管理方法を学習する。 第 9 回:関数の基礎と実践的な関数を学習する。 第 10 回:Excel のデータベース機能を学習する。 第 11 回:画像を使って表やグラフを効果的に表現する方法を学習する。 第 12 回:PowerPoint の実践的な操作と資格試験について学習する。 第 13 回:PowerPoint の実践的な操作と資格試験について学習する。 第 14 回:定期試験、資格試験に向けた総合演習と解説を行う。 注:この総合演習は成績に反映しないが、重要であるため特に出席を求める。 第 15 回:定期試験を行う。 成績評価基準 定期試験(60%)と授業中の演習(40%)の成績を総計して評価点とする。ただし、Microsoft Office Specialist Excel の資格を取得した場合は、定期試験と授業中の演習の評点の各 40%に 60 点を加えたものを評価点とする。Microsoft Office Expert Excel の資格を取得した場合は、定期試験と授業中の演習の評点の各 20%に 80 点を加えたものを評価点と する。また、Microsoft Office Specialist Excel の合格水準に達していると判定された場合は、定期試験と授業中の演習の 評点の各 70%に 30 点を加えたものを評価点とする。 備 考 MOS 資格試験を受験するものは、講師の事前チェックで合格水準に達していると判定されなければならない。 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科シラバス 科目名 subject 情報処理Ⅱ(一般クラス) Computer Literacy II(Standard Class) 科目区分 リテラシー科目 必修・選択の別 必修科目(建築工学コース)/必修科目(建築コース)/必修科目(デザインコース) 担当者 単位数 3 単位 開講時期 1 年次後期 氏名 name:アウトソーシング(学内担当:長田 一興) 連絡先(代表者):5 号館 2 階 長田研究室 osada @ fuk.kindai.ac.jp 授業の概要及び位置付け 今日の情報社会ではほとんどの企業でコンピュータリテラシーを身につけることが要求されている。ここでは情報処理 Ⅰを更に発展させ、数値データ処理に欠かせない表計算ソフトの利用技術を習得する。さらに、多くの企業で要求される Microsoft Office Specialist の資格のうち Excel に関する資格を取得可能な技術レベルを習得することを目標とする。第 1 回目の授業で簡単なテスト実施し、クラス分けをする。授業は、毎回講義と実習により進める。 キーワード コンピュータリテラシー、表計算ソフト、エクセル、マイクロソフトオフィススペシャリスト keywords computer literacy, spreadsheet program, MS-Excel, Microsoft Office Specialist 授業の到達目標 ・ 数値データを処理し、表やグラフで表現できる。(D) ・ データ処理に必要な計算式を立て適切な関数を利用できる。(D) ・ 現在企業等において推奨されている IT 系資格である Microsoft Office Specialist のうち、Microsoft Excel(スペシャリ ストレベル)を取得可能な技術レベルを習得する。(D) 教員からの一言 ・ 1 年次の内に資格を取得できるように自発的に学ぶことを望みます。 ・ まじめに受講し、課題をこなすことが肝心です。 関連科目 情報処理Ⅰ 教 材 教科書 富 士 通 オ フ ィ ス 機 器 株 式 会 社「 よ く わ か る マ ス タ ー Microsoft Office Specialist 問 題 集 Microsoft Office Excel 2003 <新版>」FOM 出版 参考書 富士通オフィス機器株式会社「よくわかる Microsoft Office Excel 2003 基礎」FOM 出版 授業計画 第 1 回:導入講義:講義内容、成績評価などの解説と、クラス分けのための実力チェックテストを行う。 注:第 1 回授業の中で、成績評価を含めた科目全体の重要情報を伝え、次回以降のクラス分けを実施するので必ず 出席しなさい。 第 2 回:Excel の基本操作、表の作成方法を学習する。 第 3 回:作成した表の編集方法、数式作成の基礎を学習する。 第 4 回:実用的な数式の作成方法を学習する。 第 5 回:グラフの作成と編集方法を学習する。 第 6 回:作成した表やグラフの出力方法を学習する。 第 7 回:効率的な編集方法を学習する。ここまでの復習。 第 8 回:ワークシートの編集・管理方法を学習する。 第 9 回:関数の基礎と実践的な関数を学習する。 第 10 回:Excel のデータベース機能を学習する。 第 11 回:画像を使って表やグラフを効果的に表現する方法を学習する。 第 12 回:PowerPoint の実践的な操作について学習する。 第 13 回:PowerPoint の実践的な操作について学習する。 第 14 回:定期試験、資格試験に向けた総合演習と解説を行う。 注:この総合演習は成績に反映しないが、重要であるため特に出席を求める。 第 15 回:定期試験を行う。 成績評価基準 定期試験(60%)と授業中の演習(40%)の成績を総計して評価点とする。ただし、Microsoft Office Specialist Excel の資格を取得した場合は、定期試験と授業中の演習の評点の各 40%に 60 点を加えたものを評価点とする。Microsoft Office Expert Excel の資格を取得した場合は、定期試験と授業中の演習の評点の各 20%に 80 点を加えたものを評価点と する。また、Microsoft Office Specialist Excel の合格水準に達していると判定された場合は、定期試験と授業中の演習の 評点の各 70%に 30 点を加えたものを評価点とする。 備 考 MOS 資格試験を受験するものは、講師の事前チェックで合格水準に達していると判定されなければならない。 143 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科シラバス 科目名 subject 日本語表現法基礎Ⅰ Basic Japanese Language I 科目区分 リテラシー科目 必修・選択の別 必修科目(建築工学コース)/必修科目(建築コース)/必修科目(デザインコース) 担当者 単位数 1 単位 開講時期 1 年次前期 氏名 name:皆川 晶 Aki MINAGAWA 連絡先(代表者):4 号館 4 階 森川研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 日本語による表現には、種々様々な場面や目的や分野・領域に応じ、外国語とは異なる日本語独特の表現法を持っている。 そこで、日本語に関する基礎知識と、論理的で明快な文章表現を学習し、文章表現力を高めるための演習問題などを取り 入れながら、より正確で効果的な日本語表現力の基礎を身につけることを目標とする。 この「基礎」を応用して、「日本語表現法応用」では、より高度な日本語の表現力を身につけることを目標とする。 キーワード 文 ・ 文章、文書、句読点、原稿・草稿、手紙、敬語 keywords sentence, document, punctuation mark, manuscript, letter, honorific(word) 授業の到達目標 ・ 文章を書く手順・構成などの要点を正しく理解する。(C) ・ 句読点、原稿用紙、符号などの使い方の基礎を学習し、正しい表現ができる。(C) ・ 作文、論文、手紙文などを正しく表現できる。(C) ・ 上記のような主項目を学習し、日本語表現法の総合的な基礎を修得する。(C) 教員からの一言 ・ 演習問題を多用するので、当然のことながら遅刻、欠席をしないよう心掛けてほしい。 144 関連科目 日本語表現法基礎Ⅱ、日本語表現法応用Ⅰ・Ⅱ 教 材 教科書 皆川 晶著「日本語表現法」コロニー 参考書 随時、紹介する 授業計画 第 1 回:導入講義:授業の進め方と概要の説明、成績評価についての説明 第 2 回:文章とは何か・書写 (新聞のコラム) 第 3 回:原稿用紙、句読点の使い方 第 4 回:自己紹介文を書く。 第 5 回:文章に慣れる ( 1 ) 縮約(新聞のコラム) 第 6 回:文章に慣れる ( 2 ) 縮約(社説) 第 7 回:文章に慣れる ( 3 ) 新聞記事を理解する 第 8 回:文章を書く手順と要点・マッピングメモを作る 第 9 回:マッピングメモを基に作文を書く・書きことばと話しことばの違い 第 10 回:作文の見直し・接続詞、段落について 第 11 回:新聞記事を読んで、意見文を書く・文の構成について 第 12 回:敬語とは 第 13 回:敬語の使い方 ( 1 ) 第 14 回:敬語の使い方 ( 2 ) 第 15 回:定期試験 成績評価基準 定期試験(50%)、と授業中の演習(50%)の成績を総計して評価点とする。 備 考 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科シラバス 科目名 subject 日本語表現法基礎Ⅱ Basic Japanese Language II 科目区分 リテラシー科目 必修・選択の別 必修科目(建築工学コース)/必修科目(建築コース)/必修科目(デザインコース) 担当者 単位数 1 単位 開講時期 1 年次後期 氏名 name:皆川 晶 Aki MINAGAWA 連絡先(代表者):4 号館 4 階 森川研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 日本語による表現には、種々様々な場面や目的や分野・領域に応じ、外国語とは異なる日本語独特の表現法を持っている。 そこで、日本語に関する基礎知識と、論理的で明快な文章表現を学習し、文章表現力を高めるための演習問題などを取り 入れながら、より正確で効果的な日本語表現力を身につけることを目標とする。 また、この「基礎」を応用して「日本語表現法応用」では、より高度な日本語の表現力を身につけることを目標とする。 キーワード 文、文章、文書、句読点、原稿、草稿、手紙、敬語、スピーチ keywords sentence, document, punctuation mark, manuscript, letter, honorific(word) , speech 授業の到達目標 ・ 文書(縦書きと横書き、社内と社外など)の正しい書き方ができる。(C) ・ 敬語と言葉の正しい使い方ができる。(C) ・ 卒業論文発表の基本や、自己紹介などのスピーチが正しく発表できる。(C) ・ 上記のような主項目と、「日本語表現法基礎Ⅰ」で学習したことをも含め、日本語表現法の総合的な基礎を修得する。(C) 教員からの一言 ・「基礎Ⅰ」と同じく演習問題を多用するので、当然のことながら遅刻、欠席をしないように心掛けてください。 関連科目 日本語表現法基礎Ⅰ、日本語表現法応用Ⅰ・Ⅱ 教 材 教科書 皆川 晶著「日本語表現法」コロニー 参考書 随時、紹介する 授業計画 第 1 回:導入講義:授業の進め方と概要の説明、成績評価についての説明 第 2 回:スピーチについて・原稿をつくる 第 3 回:スピーチ・「ふるさと」について発表する( 1 ) 第 4 回:スピーチ・「ふるさと」について発表する( 2 ) 第 5 回:スピーチ・「ふるさと」について発表する( 3 ) 第 6 回:手紙の書き方・お礼の手紙を書く 第 7 回:手紙、はがきの書き方、お詫びの手紙を書く 第 8 回:文書の書き方( 1 )社内文書 第 9 回:文書の書き方( 2 )社内文書 第 10 回:数字・漢字の誤読や誤用 第 11 回:新聞記事と縮約 第 12 回:新聞記事を読んで意見文を書く 第 13 回:文章を書くための基礎知識 第 14 回:「最近の自分の気持ち」について作文を書く 第 15 回:定期試験 成績評価基準 定期試験(50%)、と授業中の演習(50%)の成績を総計して評価点とする。 備 考 145 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科シラバス 科目名 subject 日本語表現法応用Ⅰ Applied Japanese Language I 科目区分 リテラシー科目 必修・選択の別 必修科目(建築工学コース)/必修科目(建築コース)/必修科目(デザインコース) 担当者 単位数 1 単位 開講時期 2 年次前期 氏名 names:皆川 晶・有松 しずよ Aki MINAGAWA・Sizuyo ARIMATSU 連絡先(代表者):4 号館 4 階 森川研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け それぞれの専門分野に関する現代社会の諸問題を把握し、自己の意見を確立する。卒業論文や就職時に求められる文章 表現の基礎を習得する。 キーワード 日本語、文章語、口語、現代社会の諸問題 keywords Japanese, written language, spoken language, problems of modern society 授業の到達目標 ・ 現代社会の諸問題を自分と関連付けて把握し、自己の意見を文章で表現できるようになる。(C) 教員からの一言 ・ この授業を通して、言葉が表現のための道具であることを実感し、字のうまい下手に関係なく、それを使って人に伝え 146 ることができるということに、楽しさを感じてほしい。 関連科目 日本語表現法基礎Ⅰ・Ⅱ 日本語表現法応用 Ⅱ 教 材 教科書 参考書 随時、紹介する 授業計画 第 1 回:導入講義:授業の進め方・授業における基本的な取り決め・成績評価についての説明。 第 2 回:日本語の基礎知識 第 3 回:話しことばと書きことばについて ( 1 ) 基礎知識 第 4 回:話しことばと書きことばについて ( 2 ) メールにおける話しことばと書きことば 第 5 回:新聞を読んで要約する ( 政治、経済 ) 第 6 回:新聞を読んで意見文を書く ( 政治、経済 ) 第 7 回:新聞を読んで要約し意見文を書く ( 文化 ) 第 8 回:報道番組を見て内容をまとめる 第 9 回:新聞を読んで要約する ( 福祉、子ども、高齢者 ) 第 10 回:新聞を読んで意見文を書く ( 福祉、子ども、高齢者 ) 第 11 回:新聞を読んで要約し意見文を書く ( 福祉、地域 ) 第 12 回:映像を見て内容をまとめる ( 自然環境 ) 第 13 回:新聞を読んで要約する ( 自然環境 ) 第 14 回:新聞を読んで意見文を書く ( 自然環境 ) 第 15 回:定期試験 成績評価基準 定期試験(50%)、と授業中の演習(50%)の成績を総計して評価点とする。 備 考 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科シラバス 科目名 subject 日本語表現法応用Ⅱ Applied Japanese Language II 科目区分 リテラシー科目 必修・選択の別 必修科目(建築工学コース)/必修科目(建築コース)/必修科目(デザインコース) 担当者 単位数 1 単位 開講時期 2 年次後期 氏名 names:皆川 晶・有松 しずよ Aki MINAGAWA・Sizuyo ARIMATSU 連絡先(代表者):4 号館 4 階 森川研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 現代社会の諸問題を自己に関連付けて把握し、将来計画を考える。卒業論文や就職時に求められるさまざまな文章表現 技術を習得する。 キーワード 日本語、文章語、口語、プレゼンテーション、現代社会の諸問題 keywords Japanese, written language, spoken language, presentation, problems of modern society 授業の到達目標 ・ 現代社会の諸問題の問題点を発見し、その解決策を文章で表現できるようになる。(C) ・ さまざまなプレゼンテーションの技術を習得する。(C) 教員からの一言 ・ さまざまな分野の文章に触れることによって表現の多様性に気付き、自分なりの表現法ができるようになってほしい。 147 関連科目 日本語表現法基礎 I・Ⅱ 日本語表現法応用 I 教 材 教科書 参考書 随時、紹介する 授業計画 第 1 回:導入講義:授業の進め方・授業における基本的な取り決め・成績評価についての説明。 第 2 回:日本語の基礎知識 ( 1 ) 文末表現 第 3 回:日本語の基礎知識 ( 2 ) 接続詞 第 4 回:新聞を読んで要約する ( 政治、経済 ) 第 5 回:新聞を読んで問題点を発見し解決策を考える ( 政治、経済 ) 第 6 回:新聞を読んで要約する ( 福祉 ) 第 7 回:新聞を読んで問題点を発見し解決策を考える ( 福祉 ) 第 8 回:映像を見て問題点を発見し解決策を考える ( 文化 ) 第 9 回:プレゼンテーションに取り組む 第 10 回:プレゼンテーションを企画、構成する 第 11 回:プレゼンテーションを実現する 第 12 回:自己を振り返る 第 13 回:人生設計について考える 第 14 回:現代社会の諸問題と自分を結びつけて考える 第 15 回:定期試験 成績評価基準 定期試験(50%)、と授業中の演習(50%)の成績を総計して評価点とする。 備 考 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科シラバス 科目名 subject 日本語Ⅰ Japanese I 科目区分 リテラシー科目 必修・選択の別 選択必修科目(建築工学コース)/選択必修科目(建築コース)/選択必修科目(デザインコース) 担当者 単位数 1 単位 開講時期 1 年次前期 氏名 name:森川 展男 Nobuo MORIKAWA 連絡先(代表者):4 号館 4 階 森川研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 専攻分野に関連した文章を教材に読む、書く、まとめる、発表するといった手順で日本語を学ぶ。 キーワード 日本語、読む、考える、発想、表現 keywords Japanese, read, think, idea, expression 授業の到達目標 ・ 文章を正確に読む。(C) ・ 文章の要旨をまとめる。(C) ・ 文章のレジュメを書く。(C) ・ 作成したレジュメを発表する。(C) 教員からの一言 ・ 専攻分野の本が正確に読めるように短い文章を読む。要旨をまとめる。そのレジュメを書くといった大学での授業に必 要な基礎文章力習得を目標とする。 148 関連科目 教 材 日本語Ⅱ 教科書 専攻分野に関連したテキストを配布 参考書 随時、紹介する 授業計画 第 1 回:導入講義。授業の進め方と概要の説明。成績評価法。 第 2 回:専門分野に関連したテキストを読む。2,400 字程度。 第 3 回:テキストの要旨をまとめる。 第 4 回:テキストのレジュメを書く。 第 5 回:専門分野に関連したテキストを読む。3,600 字程度。 第 6 回:テキストの要旨をまとめる。 第 7 回:テキストのレジュメを書く。 第 8 回:専門分野に関連したテキストを読む。3,600 字程度。 第 9 回:テキストの要旨をまとめる。 第 10 回:テキストのレジュメを書く。 第 11 回:専門分野に関連したテキストを読む。4,800 字程度。 第 12 回:テキストの要旨をまとめる。 第 13 回:テキストのレジュメを書く。 第 14 回:作成したレジュメを発表する。 第 15 回:定期試験 成績評価基準 定期試験(30%)、授業中課題(70%)により評価する。 備 考 外国人留学生のみ受講可能。 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科シラバス 科目名 subject 日本語Ⅱ Japanese Ⅱ 科目区分 リテラシー科目 必修・選択の別 選択必修科目(建築工学コース)/選択必修科目(建築コース)/選択必修科目(デザインコース) 担当者 単位数 1 単位 開講時期 1 年次後期 氏名 name:森川 展男 Nobuo MORIKAWA 連絡先(代表者):4 号館 4 階 森川研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 専攻分野に関連した文章を教材に読む、書く、まとめる、発表するといった手順で日本語を学び、最後は読解した文章 に関連するレポートを書く。 キーワード 日本語、読む、考える、発想、表現 keywords Japanese, read, think, idea, expression 授業の到達目標 ・ 文章を正確に読む。(C) ・ 文章の要旨をまとめる。(C) ・ 文章のレジュメを書く。(C) ・ 作成したレジュメを発表する。(C) ・ 読解した文章に関連するレポートを書く。(C) 教員からの一言 ・ 日本語 I よりも読解文章のワードを増やし、専攻分野の文書を理解することを目標とする。 149 関連科目 日本語Ⅰ 教 材 教科書 専攻分野に関連したテキストを配布 参考書 随時、紹介する 授業計画 第 1 回:導入講義。授業の進め方と概要の説明。成績評価法。 第 2 回:専門分野に関連したテキストを読む。4,800 字程度。 第 3 回:テキストの要旨をまとめる。 第 4 回:テキストのレジュメを書く。 第 5 回:専門分野に関連したテキストを読む。4,800 字程度。 第 6 回:テキストの要旨をまとめる。 第 7 回:テキストのレジュメを書く。 第 8 回:専門分野に関連したテキストを読む。4,800 字程度。 第 9 回:テキストの要旨をまとめる。 第 10 回:テキストのレジュメを書く。 第 11 回 :専門分野に関連したテキストを読む。6,000 字程度。 第 12 回:テキストの要旨をまとめる。 第 13 回:テキストのレジュメを書く。 第 14 回:作成したレジュメを発表する。 第 15 回:定期試験 成績評価基準 定期試験(30%)、授業中課題(70%)により評価する。 備 考 外国人留学生のみ受講可能。 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科シラバス 科目名 subject 日本語Ⅲ Japanese Ⅲ 科目区分 リテラシー科目 必修・選択の別 選択必修科目(建築工学コース)/選択必修科目(建築コース)/選択必修科目(デザインコース) 担当者 単位数 1 単位 開講時期 2 年次前期 氏名 name:森川 展男 Nobuo MORIKAWA 連絡先(代表者):4 号館 4 階 森川研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 専攻分野に関連した文章を教材に読む、書く、まとめる、発表するといった手順で日本語を学ぶ。さらには読解した文 章に対する批評および自己の論を中程度の長さの文章にまとめる。 キーワード 日本語、読む、考える、発想、表現 keywords Japanese, read, think, idea, expression 授業の到達目標 ・ 文章を正確に読む。(C) ・ 文章の要旨をまとめる。(C) ・ 文章のレジュメを書く。(C) ・ 作成したレジュメを発表する。(C) ・ 読解した文章の批評および自己の論を文章にまとめる。(C) 教員からの一言 ・ 読解した文章の批評および自己の論を文章にするという目標のために専攻分野の文章を読む。 150 関連科目 教 材 日本語Ⅳ 教科書 専攻分野に関連したテキストを配布 参考書 随時、紹介する 授業計画 第 1 回:導入講義。授業の進め方と概要の説明。成績評価法。 第 2 回:専門分野に関連したテキストを読む。6,000 字程度。 第 3 回:テキストの要旨をまとめる。 第 4 回:テキストのレジュメを書く。 第 5 回:テキストに対しての批評をまとめる。 第 6 回:テキストに対しての批評と自己論をまとめて文章にする。2,400 字程度。 第 7 回:まとめた文章を校正する。 第 8 回:専門分野に関連したテキストを読む。7,200 字程度。 第 9 回:テキストの要旨をまとめる。 第 10 回:テキストのレジュメを書く。 第 11 回:テキストに対しての批評をまとめる。 第 12 回:テキストに対しての批評と自己論をまとめて文章にする。2,400 字程度。 第 13 回:まとめた文章を校正する。 第 14 回:授業で作成した 2 本の文章を比較・講評する。 第 15 回:定期試験 成績評価基準 定期試験(30%)、授業中課題(70%)により評価する。 備 考 外国人留学生のみ受講可能。 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科シラバス 科目名 subject 日本語Ⅳ Japanese Ⅳ 科目区分 リテラシー科目 必修・選択の別 選択必修科目(建築工学コース)/選択必修科目(建築コース)/選択必修科目(デザインコース) 担当者 単位数 1 単位 開講時期 2 年次後期 氏名 name:森川 展男 Nobuo MORIKAWA 連絡先(代表者):4 号館 4 階 森川研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 専攻分野に関連した文章を教材に読む、書く、まとめる、批評、自己論をまとめるといった手順で日本語を学ぶ。長い 論文(例として卒業論文)を目指した文章が構成・記述できるように目標を持ち日本語を学ぶ キーワード 日本語、読む、考える、発想、表現 keywords Japanese, read, think, idea, expression 授業の到達目標 ・ 文章を正確に読む。(C) ・ 文章の要旨をまとめる。(C) ・ 文章のレジュメを書く。(C) ・ 作成したレジュメを発表する。(C) ・ 読解した文章の批評および自己の論を文章にまとめる。(C) ・ 専門分野に関する長い論文(例として卒業論文)を構成、記述することを目標とする。(C) 教員からの一言 ・ 専攻専門分野に関する長い論文(例として卒業論文)を構成、記述することができるように目標を持ち日本語を学ぶ。 151 関連科目 教 材 日本語Ⅲ 教科書 専攻分野に関連したテキストを配布 参考書 随時、紹介する 授業計画 第 1 回:導入講義。授業の進め方と概要の説明。成績評価法。 第 2 回:専攻専門分野に関連する自己関心分野のテキストを選択する。2 本。 第 3 回:テキストの要旨をまとめる。1 本。 第 4 回:テキストの要旨をまとめる。2 本目。 第 5 回:テキストに対しての批評をまとめる。1 本目。 第 6 回:テキストに対しての批評をまとめる。2 本目。 第 7 回:まとめた 2 本の文章を比較、講評する。 第 8 回:まとめた 2 本の文章をてがかりとして自己理論を構成する。 第 8 回:自己理論の要旨を構成する。 第 9 回:自己理論の要旨を骨子に論文としての文章を構成する。 第 10 回:自己理論の要旨を骨子に論文としての文章を構成、訂正する。 第 11 回:構成した、訂正した自己理論を文章に作成する。 第 12 回:作成文章を訂正する。1 段階。 第 13 回:作成文章の訂正をする。2 段階。 第 14 回:作成文章の仕上げをする。 第 15 回:作成文章の講評をする。 成績評価基準 授業中課題(100%)により評価する。 備 考 外国人留学生のみ受講可能。 3. 専 門 科 目 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科シラバス 科目名 subject 数学Ⅰ Mathematics Ⅰ (S クラス) 科目区分 専門科目 必修・選択の別 必修科目(建築工学コース)/選択科目(建築コース)/選択科目(デザインコース) 担当者 単位数 2 単位 開講時期 1 年次前期 氏名 name:金光 滋 Shigeru KANEMITSU 連絡先(代表者):2 号館 3 階 金光研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 本講では、数学を応用する際のもっとも基礎である微分積分学の内、主に1変数関数の場合を講じる。応用方面で出て 来る関数は、すべて、基本的な幾つかの(初等)関数の合成関数であるから、合成関数の微積分に習熟すれば、将来の応 用に不安はない。しかし、初等関数のきちんとした定義は大変に難しく、実数の連続性等に触れずには済ませることはで きない。この困難な部分を、本講では、 「数=直線」テーゼで済ませ、複素数関数として扱うことにより、将来の複素関数論、 ラプラス変換までを視野に入れた、画期的かつ far-reaching なものであることを目指す。 キーワード 等比数列、2 項定理、微分、導関数、指数関数、オイラーの等式、逆微分、積分、部分分数分解 keywords geometric progressions, binomial theorem, differentiation, derivative, exponential function, Euler’ s formula, anti-derivative, integrals, partial fraction expansion 授業の到達目標 ・ 1 変数関数の(=複素関数の)微積分に習熟し、応用問題が解答できる。(B) ・ 実数 2 個のペアとしての複素数を、線形代数との関連で体得し、幾何学的に表現できる。(B) ・ 複素関数の合成関数の微積分を理解して、対数微分法、逆三角関数の積分等が再製できる。(B) ・ 代数閉体である複素数体で、(留数計算によって)有理関数を部分分数に分解でき、ラプラス変換に応用できる。(B) ・ 微分・積分を作用素として捉え、ラプラス・フーリエ変換等も類似物として捉えることができる。(B) 教員からの一言 ・ No claims about the contents or the speed of the classes will be accepted. ・ クラス決定のための試験を行う。また、「数理科学」を必ず同時に受講すること。期末試験は、「数理科学」の授業内容 も含めて出題する。 関連科目 数学Ⅰ演習、数学Ⅱ、数学Ⅱ演習、数理科学 教 材 教科書 金光 滋「微分積分学 I」、「演習線形代数」 参考書 金光 滋「現代解析学 I」、「線形代数学」牧野書店 授業計画 第 1 回:導入講義─等比数列の和の公式と 2 項定理-高校で学ぶ基礎知識の内、今後もっとも煩雑に利用する、この 2 つの公式を復習する。 第 2 回:数系と複素数-実数は直線の目盛りであるというテーゼの下で、すべてを複素変数関数の範囲で考える。その ために、2 次元ベクトルとしての複素数の扱いに習熟する。2 次の行列の理論も学ぶ。 第 3 回:多項式の微分(第 1 週の結果を用いる) 第 4 回:合成関数-様々な写像の合成を行ない、線形代数の置換の概念、離散力学系等の例まで学ぶ。 第 5 回:逆関数-古代中国の陰陽原理である、ものには必ず陰と陽があり、続けて行なうと中庸に戻る という原理を関数の場合に練習する。逆に「解く」という考え方が大事である。 第 6 回:(無限次の多項式としての)初等函数-初等関数を無限級数として導入する。 第 7 回:微分の公式(とくに連鎖律─合成関数の微分法) 第 8 回:複素指数関数としての三角関数(オイラーの等式とその応用─三角関数は、実は指数関数である)。 第 9 回:逆関数の微分(対数関数、逆三角関数の導関数を)を学ぶ。 第 10 回:導関数の性質と極値問題を学ぶ。 第 11 回:不定積分 I(逆微分・連鎖律の逆・対数微分の逆)を学ぶ。 第 12 回:不定積分 II(置換積分・部分積分・有理関数の積分)を学ぶ。 第 13 回:有理関数の部分分数分解の応用(不定積分の計算、ラプラス変換、方程式の行列による解法)をおこなう。 第 14 回:定積分 I(積分したものを微分すれば元に戻るという微分積分学の基本定理を含む)を学ぶ。 第 15 回:定期試験(90 分) 成績評価基準 期末試験の成績(80%)と授業中に随時行うレポート(20%)により評価する。 備 考 下級履修不可 155 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科シラバス 科目名 subject 数学Ⅰ Mathematics Ⅰ (A クラス) 科目区分 専門科目 必修・選択の別 必修科目(建築工学コース)/選択科目(建築コース)/選択科目(デザインコース) 担当者 単位数 2 単位 開講時期 1 年次前期 氏名 name:塚田 春雄 Haruo TSUKADA 連絡先(代表者):2 号館 3 階 塚田研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 数学は理工系の基礎として必ずマスターしなければならない土台の部分である。しかし、本学部の目指す「文理融合」 の理念からは、高校で数学が余り身に付いていない場合でも、1 年間で国内水準の基礎を学べる程度にまで到達できるよ う配慮すべきである。そこで、数学教室では進度別クラス編成を行ない、S クラス ( 国際水準クラス )、A クラス(国内水 準クラス)、B1・B2 クラス(将来の飛躍を目指して準備するクラス)の 4 クラス制を設けて、1 年生で脱落しないように 周到な配慮をしている。志のある諸君は、すべからく、上級クラスで頑張ることを勧める。クラスによって最高評価点が 100、85、75、70 点の4段階になっている。以下に示すのはAクラスのシラバスで、微分積分学と線形代数の初歩を学ぶ ことが目標である。 キーワード 行列式、ベクトル、行列、等比級数、指数関数、対数関数、導関数、原始関数、積分、微分積分学の基本 定理、複素数、三角関数、オイラーの等式 keywords determinant, vector, matrix, geometric progression, exponential function, logarithmic function, derivative, anti-derivative, integral, the fundamental theorem of calculus, complex number, trigonometric function, Euler’ s identity 授業の到達目標 ・ 行列式・ベクトル・行列の概念を理解し、それらを利用して連立 1 次方程式が解ける。(B) ・ 指数関数・対数関数・三角関数を含んだ計算ができる。(B) ・ 微分積分学の初歩を理解し、易しい関数の導関数や積分の計算ができる。(B) ・ 複素数の計算ができる。(B) 156 教員からの一言 ・ 高校1年程度の数学を理解していることが望ましい。 ・「数学Ⅰ演習」と同時に履修してください。 ・ 講義内容に関する演習を「数学Ⅰ演習」で行う。講義を聞くだけでは決して実力は身に付かない。必ず教材の問題を数 多く自分で解いて、解らない所は理解できるまで質問することが大切です。 関連科目 数学Ⅰ演習、数学Ⅱ、数学Ⅱ演習 教 材 教科書 教材「基礎数学」を用いる 参考書 必要に応じて高校2~3年の参考書を復習してください 授業計画 第 1 回:導入講義:授業の位置付け、目標、進め方および使用する記号や約束事の説明 第 2 回:連立 1 次方程式と行列式:連立 1 次方程式を行列式を用いて解く 第 3 回:ベクトル:実数の組としてのベクトルの概念と図形的意味を理解する 第 4 回:行列:実数を縦横に並べた対象である行列とその演算を学び、具体例を計算する 第 5 回:等比数列と指数関数:基本的な数列である等比数列を学び,その拡張としての指数関数を理解する 第 6 回:対数関数:指数関数の逆関数として対数関数を把握する 第 7 回:微分係数と導関数:微分係数および導関数の定義の理解と具体例の計算 第 8 回:原始関数と積分:微分の逆演算としての原始関数と符号付きの面積としての積分の概念を把握する 第 9 回:微分積分学の基本定理:原始関数と積分の間の関係を理解する 第 10 回:複素数:2 次元ベクトルとして複素数を導入し、虚数単位を用いて数の形に書く 第 11 回:三角比:正弦,余弦等を図形的に把握する 第 12 回:三角関数:正弦,余弦等を一般の角について身に付け、三角関数が満たす諸公式に慣れる 第 13 回:オイラーの等式:三角関数と指数関数を結び付けるオイラーの等式を理解する 第 14 回:まとめ 第 15 回:定期試験 成績評価基準 期末試験の成績(80%)、レポート(20%)により評価する。(最高評価点を 85 点とする。) 備 考 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科シラバス 科目名 subject 数学Ⅰ Mathematics Ⅰ (B1 クラス) 科目区分 専門科目 必修・選択の別 必修科目(建築工学コース)/選択科目(建築コース)/選択科目(デザインコース) 担当者 単位数 2 単位 開講時期 1 年次前期 氏名 name:藤原 英徳 Hidenori FUJIWARA 連絡先(代表者):2 号館 3 階 藤原研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 数学は理工系の基礎として必ずマスターしなければならない土台の部分である。しかし、本学部の目指す「文理融合」 の理念からは、高校で数学が余り身に付いていない場合でも、1 年間で国内水準の基礎を学べる程度にまで到達できるよ う配慮すべきである。そこで、数学教室では進度別クラス編成を行ない、S クラス ( 国際水準クラス )、A クラス(国内水 準クラス)、B1・B2 クラス(将来の飛躍を目指して準備するクラス)の 4 クラス制を設けて、1 年生で脱落しないように 周到な配慮をしている。志のある諸君は、すべからく、上級クラスで頑張ることを勧める。クラスによって最高評価点が 100、85、75、70 点の4段階になっている。以下に示すのはB1クラスのシラバスで、線形代数の初歩と、「数学 II」、「数 学Ⅱ演習」において微分積分学を学ぶ準備を学ぶことが目標である。 キーワード 行列式、ベクトル、行列、指数関数、対数関数、複素数、三角関数 keywords determinant, vector, matrix, exponential function, logarithmic function, complex number, trigonometric function 授業の到達目標 ・ 行列式・ベクトル・行列の概念を理解し、それらを利用して連立 1 次方程式が解ける。(B) ・ 指数関数・対数関数・三角関数を含んだ計算ができる。(B) ・ 複素数の計算ができる。(B) 教員からの一言 ・ 直線・放物線の方程式、連立一次方程式・二次方程式の解法、三平方の定理などの基礎的な知識があることが望ましい。 ・「数学Ⅰ演習」と同時に履修してください。 ・ 講義内容に関する演習を「数学Ⅰ演習」で行う。講義を聞くだけでは決して実力は身に付かない。必ず教材の問題を数 多く自分で解いて、解らない所は理解できるまで質問することが大切です。 関連科目 数学Ⅰ演習、数学Ⅱ、数学Ⅱ演習 教 材 教科書 教材「基礎数学」を用いる 参考書 必要に応じて高校 1 ~ 3 年の参考書を復習してください 授業計画 第 1 回:導入講義:授業の位置付け、目標、進め方 第 2 回:連立 1 次方程式と行列式:連立 1 次方程式を行列式を用いて解く 第 3 回:ベクトル:実数の組としてのベクトルの概念と図形的意味を理解する 第 4 回:行列:実数を縦横に並べた対象である行列とその演算を学び、簡単な例を計算する 第 5 回:整式の計算:多項式の加減乗除(ユークリッド除法)を学び、簡単な例を計算する 第 6 回:指数関数:指数関数を理解する 第 7 回:対数関数:指数関数の逆関数としての対数関数を把握する 第 8 回:中間試験(教材「基礎数学」の持ち込みを許可する) 第 9 回:代数方程式:低次の代数方程式、とくに 2 次方程式の根を求める 第 10 回:複素数:2 次元ベクトルとして複素数を導入し、虚数単位を用いて数の形に書く 第 11 回:三角比:正弦、余弦等を図形的に把握する 第 12 回:三角関数:正弦,余弦等を一般の角について身に付ける 第 13 回:三角関数の公式:三角関数が満たす諸公式に慣れる 第 14 回:まとめ 第 15 回:定期試験(教材「基礎数学」の持ち込みを許可する) 成績評価基準 中間試験の成績(30%)と期末試験の成績(70%)により評価する。(最高評価点を 75 点とする。) 備 考 157 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科シラバス 科目名 subject 数学Ⅰ Mathematics Ⅰ (B2 クラス) 科目区分 専門科目 必修・選択の別 必修科目(建築工学コース)/選択科目(建築コース)/選択科目(デザインコース) 担当者 単位数 2 単位 開講時期 1 年次前期 氏名 name:石橋 睦 Makoto ISHIBASHI 連絡先(代表者):2 号館 3 階 藤原研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 数学は理工系の基礎として必ずマスターしなければならない土台の部分である。しかし、本学部の目指す「文理融合」 の理念からは、高校で数学が余り身に付いていない場合でも、1 年間で国内水準の基礎を学べる程度にまで到達できるよ う配慮すべきである。そこで、数学教室では進度別クラス編成を行ない、S クラス ( 国際水準クラス )、A クラス(国内水 準クラス)、B1・B2 クラス(将来の飛躍を目指して準備するクラス)の 4 クラス制を設けて、1 年生で脱落しないように 周到な配慮をしている。志のある諸君は、すべからく、上級クラスで頑張ることを勧める。クラスによって最高評価点が 100、85、75、70 点の4段階になっている。以下に示すのは B2 クラスのシラバスで、線形代数の初歩と「数学 II」、 「数学 Ⅱ演習」において微分積分学を学ぶ準備を学ぶことが目標である。 キーワード 行列式、ベクトル、行列、指数関数、対数関数、複素数、三角比 keywords determinant, vector, matrix, exponential function, logarithmic function, complex number, trigonometry 授業の到達目標 ・ 行列式・ベクトル・行列の概念を理解し、それらを利用して連立1次方程式が解ける。(B) ・ 整式の計算ができる。(B) ・ 指数関数・対数関数を含んだ計算ができる。(B) ・ 複素数の計算ができる。(B) 教員からの一言 ・「数学Ⅰ演習」と同時に履修してください。 158 ・ 講義内容に関する演習を「数学Ⅰ演習」で行う。講義を聞くだけでは決して実力は身に付かない。必ず教材の問題を数 多く自分で解いて、解らない所は理解できるまで質問することが大切です。 関連科目 数学Ⅰ演習、数学Ⅱ、数学Ⅱ演習 教 材 教科書 教材「基礎数学」を用いる 参考書 必要に応じて中学・高校1~3年の参考書を復習してください 授業計画 第 1 回:導入講義:授業の位置付け、目標、進め方 第 2 回:連立 1 次方程式と行列式:連立 1 次方程式を行列式を用いて解く 第 3 回:ベクトル:実数の組としてのベクトルの概念と図形的意味を理解する 第 4 回:行列:実数を縦横に並べた対象である行列とその演算を学び、簡単な例を計算する 第 5 回:整式の計算:多項式の加減乗除を学び、簡単な例を計算するる 第 6 回:整式の計算:剰余定理・因数定理を理解する 第 7 回:指数関数:指数関数を理解する 第 8 回:対数関数:指数関数の逆関数としての対数関数を把握する 第 9 回:中間試験(教材「基礎数学」の持ち込みを許可する) 第 10 回:1 次関数と直線の方程式・2 次関数と放物線の方程式 第 11 回:代数方程式:低次の代数方程式、とくに 2 次方程式の根を求める 第 12 回:複素数:2 次元ベクトルとして複素数を導入し、虚数単位を用いて数の形に書く 第 13 回:三角比:正弦、余弦等を図形的に把握する 第 14 回:まとめ 第 15 回:定期試験(教材「基礎数学」の持ち込みを許可する)) 成績評価基準 期中間試験の成績(30%)と期末試験の成績(70%)により評価する。(最高評価点を 70 点とする。) 備 考 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科シラバス 科目名 subject 数学Ⅱ Mathematics Ⅱ (S クラス) 科目区分 専門科目 必修・選択の別 必修科目(建築工学コース)/選択科目(建築コース)/選択科目(デザインコース) 担当者 単位数 2 単位 開講時期 1 年次後期 氏名 name:金光 滋 Shigeru KANEMITSU 連絡先(代表者):2 号館 3 階 金光研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 本講では、「数学Ⅰ」および「数学Ⅰ演習」で修得した 1 変数関数の微積分を多変数関数の場合に拡張し、線形代数と 多変数微積分を同時に学ぶことが目標である。多数のデータを変数とする多変数関数の合成関数を 1 変数の場合と同じよ うに、自由に使うことができるためには、変数・値を共にベクトルとみなして扱う、ベクトル値関数という観点から考察 できるように、研鑽を積み、練習をしなければならない。 キーワード 微分方程式、多変数関数、偏・全微分、ヘス行列、ベクトル値関数、ヤコビ行列、多次元積分、逐次積分 keywords differential equation, functions of several variables, partial and total differentiation, Hessian matrix, vector-valued functions, Jacobian, multi-dimensional integrals, repeated integrals 授業の到達目標 ・ 定数係数連立微分方程式のラプラス変換および線形代数による解法を理解して計算できる。(B) ・ 多変数関数を変数別の 1 変数関数、またベクトル変数とみた場合の両方の見方ができる。(B) ・ 多変数関数の極値問題を、2 次微分の式のアナロジーと捉え、行列の対角化・定値性と結び付けて解ける。(B) ・ 多次元積分を、縦線集合に分割して、多重積分の形に直して計算できる。(B) ・ 多次元積分の変数変換公式を 1 次元のアナロジーと捉えて、線形代数の理論-ヤコビアンを使って計算できる。(B) 教員からの一言 ・「数学Ⅰ」、「数学Ⅰ演習」(S クラス)の内容を理解していることが望ましい。 ・「数学Ⅱ演習」と同時に受講してください。 ・ 講義内容に関する演習を「数学Ⅱ演習」で行う。講義を聞くだけでは決して実力は身に付かない。必ず教科書の問題を 数多く自分で解いて、解らない所は理解できるまで質問することが大切です。 関連科目 数学Ⅰ、数学Ⅰ演習、数学Ⅱ演習、数理科学 教 材 教科書 金光 滋「微分積分学 I」、「演習線形代数」 参考書 金光 滋「現代解析学 I」、「線形代数学」牧野書店 授業計画 第 1 回:導入講義 微分方程式 I: 指数現象 微分方程式の最も簡単な例である、指数現象、1 次反応を扱う。 第 2 回:微分方程式 II: 成長曲線 需要予測、ケイオス等に煩雑に現れる、ロジスティック方程式を、変数分離型の例 の一つとして考察する。 第 3 回:微分方程式 III: 定数係数連立微分方程式のラプラス変換による解法を学ぶ。 第 4 回:定積分 II 変数変換(置換積分)の公式を多次元に拡張できる形に直す等を学ぶ。 第 5 回:多変数関数の例と偏微分 個々の変数の関数とみなした場合の普通の微分である、偏微分に触れる。 第 6 回:全微分 多変数関数をベクトル変数の関数とみなした場合の全微分(グラディエント)、さらに、ベクトル値 関数の全微分であるヤコビ行列、ヤコビアンを勉強する。 第 7 回:連鎖律-合成関数の微分法 ベクトル値関数の連鎖律、図形的に連鎖律が書きだせる練習をする。 第 8 回:極値問題 I 多変数関数の場合の停留点は、グラディエント =0 に対応することと極値の判定を学ぶ。 第 9 回:極値問題 II 行列の対角化、ヘス行列の定値性等を学ぶ。 第 10 回:多重積分 I 2 次元積分の定義と縦線集合への分割を学ぶ。 第 11 回:多重積分 II 2 次元積分の逐次積分への変換を学ぶ。 第 12 回:多重積分 III 2 次元積分の変数変換を学ぶ。 第 13 回:多重積分 IV 高次元積分の定義と計算法、立体の体積等を計算する。 第 14 回:微分方程式 IV: 行列を用いた線形微分方程式の解法を学ぶ。 第 15 回:定期試験(90 分) 成績評価基準 期末試験の成績(80%)と授業中に随時行うレポート(20%)により評価する。 備 考 下級履修不可 159 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科シラバス 科目名 subject 数学Ⅱ Mathematics Ⅱ (A クラス) 科目区分 専門科目 必修・選択の別 必修科目(建築工学コース)/選択科目(建築コース)/選択科目(デザインコース) 担当者 単位数 2 単位 開講時期 1 年次後期 氏名 name:塚田 春雄 Haruo TSUKADA 連絡先(代表者):2 号館 3 階 塚田研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 基本的には前期科目「数学Ⅰ」の進度別クラス編成を維持するが、前期のクラス選択に無理があったと思われる場合は、 後期にクラスの変更を行うことがある。S クラス ( 国際水準クラス )、A クラス(国内水準クラス)、B1・B2 クラス(将来 の飛躍を目指して準備するクラス)の 4 クラス制を設けて、1 年生で脱落しないように周到な配慮をしている。クラスに よって最高評価点が 100、85、75、70 点の4段階になっている。以下に示すのは A クラスのシラバスで、1 変数・2 変数 の微分積分学と線形代数の一部を学ぶことが目標である。 キーワード 微分積分学、導関数、積分、原始関数、置換積分、部分積分、偏導関数、重積分、固有値 keywords calculus, derivative, integral, antiderivative, change of variable, integration by parts, partial derivative, multiple integral, eigenvalue 授業の到達目標 ・ 微分法を応用して極大極小判定ができる。(B) ・ さまざまな積分の計算ができる。(B) ・ 行列の固有値と固有ベクトルの概念を理解して、その計算ができる。(B) 教員からの一言 ・「数学Ⅰ」、「数学Ⅰ演習」(A クラス)の内容を理解していることが望ましい。 ・「数学Ⅱ演習」と同時に履修してください。 ・ 講義内容に関する演習を「数学Ⅱ演習」で行う。講義を聞くだけでは決して実力は身に付かない。必ず教科書の問題を 160 数多く自分で解いて、解らない所は理解できるまで質問することが大切です。 関連科目 数学Ⅰ、数学Ⅰ演習、数学Ⅱ演習 教 材 教科書 坂田定久・他「微分積分」学術図書出版 参考書 齋藤正彦「微分積分教科書」東京図書 薩摩順吉「微分積分」岩波書店 必要に応じて高校3年の参考書を復習してください 授業計画 第 1 回:導入講義:授業の位置付け、目標、進め方 第 2 回:微分法の公式:基本的な微分の公式を理解する 第 3 回:初等関数の微分:指数関数・対数関数・三角関数の微分計算 第 4 回:逆三角関数の微分:逆三角関数の微分の公式を理解する 第 5 回:接線の方程式:接線の方程式を理解し、具体例を計算する 第 6 回:増減表と極大極小問題:増減表の作り方、2 次微分判定法による極値の判定 第 7 回:置換積分法:変数変換による原始関数と積分の求め方 第 8 回:部分積分法:部分積分法による原始関数と積分の求め方 第 9 回:積分の応用:面積、体積、長さ等の計算 第 10 回:偏微分係数と偏導関数:偏微分係数および偏導関数を理解するる 第 11 回:重積分:重積分の求め方、具体例の計算 第 12 回:線形写像としての行列:線形写像としての行列の意味を理解する 第 13 回:固有値と固有ベクトル:行列の固有値と固有ベクトルの求め方 第 14 回:まとめ 第 15 回:定期試験 成績評価基準 期末試験の成績(80%)、レポート(20%)により評価する。(最高評価点を 85 点とする。) 備 考 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科シラバス 科目名 subject 数学Ⅱ Mathematics Ⅱ (B1 クラス) 科目区分 専門科目 必修・選択の別 必修科目(建築工学コース)/選択科目(建築コース)/選択科目(デザインコース) 担当者 単位数 2 単位 開講時期 1 年次後期 氏名 name:石橋 睦 Makoto ISHIBASHI 連絡先(代表者):2 号館 3 階 藤原研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 基本的には前期科目「数学Ⅰ」の進度別クラス編成を維持するが、前期のクラス選択に無理があったと思われる場合は、 後期にクラスの変更を行うことがある。S クラス ( 国際水準クラス )、A クラス(国内水準クラス)、B1・B2 クラス(将来 の飛躍を目指して準備するクラス)の 4 クラス制を設けて、1 年生で脱落しないように周到な配慮をしている。クラスに よって最高評価点が 100、85、75、70 点の 4 段階になっている。以下に示すのは B1 クラスのシラバスで、1 変数の微分 積分学を学ぶことが目標である。 キーワード 微分積分学、微分係数、導関数、積分、原始関数、微分積分学の基本定理 keywords calculus, differential coefficient, derivative, integral, anti-derivative, the fundamental theorem of calculus 授業の到達目標 ・ 微分の計算ができ、増減表が作れる。(B) ・ 原始関数を求めて、積分の計算ができる。(B) 教員からの一言 ・「数学Ⅰ」「数学Ⅰ演習」(B1 クラス)の内容を理解していることが望ましい。 ・「数学Ⅱ演習」と同時に履修してください。 ・ 講義内容に関する演習を「数学Ⅱ演習」で行う。講義を聞くだけでは決して実力は身に付かない。必ず教材の問題を数 多く自分で解いて、解らない所は理解できるまで質問することが大切です。 関連科目 数学Ⅰ、数学Ⅰ演習、数学Ⅱ演習 教 材 教科書 教材「基礎数学」を用いる 参考書 必要に応じて高校 2 ~ 3 年の参考書を復習してください 授業計画 第 1 回:導入講義:授業の位置付け、目標、進め方 第 2 回:微分係数と導関数:微分係数および導関数の定義の理解と具体例の計算 第 3 回:微分法の公式:基本的な微分の公式を理解する 第 4 回:微分法の公式:基本的な微分の公式を理解する 第 5 回:初等関数の微分:指数関数・対数関数・三角関数の微分計算 第 6 回:接線の方程式:接線の方程式を理解し、具体例を計算する 第 7 回:増減表:増減表の作り方 第 8 回:中間試験(教材「基礎数学」の持ち込みを許可する) 第 9 回:原始関数と積分:微分の逆演算としての原始関数と符号付きの面積としての積分の概念を把握するる 第 10 回:微分積分学の基本定理:原始関数と積分の間の関係を理解する 第 11 回:原始関数:原始関数の公式を理解する 第 12 回:原始関数:原始関数の公式を理解する 第 13 回:積分の応用:面積,体積等の計算 第 14 回:まとめ 第 15 回:定期試験(教材「基礎数学」の持ち込みを許可する) 成績評価基準 中間試験の成績(30%)と期末試験の成績(70%)により評価する。(最高評価点を 75 点とする。) 備 考 161 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科シラバス 科目名 subject 数学Ⅱ Mathematics Ⅱ (B2 クラス) 科目区分 専門科目 必修・選択の別 必修科目(建築工学コース)/選択科目(建築コース)/選択科目(デザインコース) 担当者 単位数 2 単位 開講時期 1 年次後期 氏名 name:藤原 英徳 Hidenori FUJIWARA 連絡先(代表者):2 号館 3 階 藤原研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 基本的には前期科目「数学Ⅰ」の進度別クラス編成を維持するが、前期のクラス選択に無理があったと思われる場合は、 後期にクラスの変更を行うことがある。S クラス ( 国際水準クラス )、A クラス(国内水準クラス)、B1・B2 クラス(将来 の飛躍を目指して準備するクラス)の 4 クラス制を設けて、1 年生で脱落しないように周到な配慮をしている。クラスに よって最高評価点が 100、85、75、70 点の 4 段階になっている。以下に示すのは B2 クラスのシラバスで、1 変数の微分 積分学を学ぶことが目標である。 キーワード 三角関数、微分積分学、微分係数、導関数、積分、原始関数、微分積分学の基本定理 keywords trigonometric function, calculus, differential coefficient, derivative, integral, anti-derivative, the fundamental theorem of calculus 授業の到達目標 ・ 三角関数を含んだ計算ができる。(B) ・ 微分の計算ができ、増減表が作れる。(B) ・ 原始関数を求めて、積分の計算ができる。(B) 教員からの一言 ・「数学Ⅰ」「数学Ⅰ演習」(B2 クラス)の内容を理解していることが望ましい。 ・「数学Ⅱ演習」と同時に履修してください。 162 ・ 講義内容に関する演習を「数学Ⅱ演習」で行う。講義を聞くだけでは決して実力は身に付かない。必ず教材の問題を数 多く自分で解いて、解らない所は理解できるまで質問することが大切です。 関連科目 数学Ⅰ、数学Ⅰ演習、数学Ⅱ演習 教 材 教科書 教材「基礎数学」を用いる 参考書 必要に応じて高校 1 ~ 3 年の参考書を復習してください 授業計画 第 1 回:導入講義:授業の位置付け、目標、進め方 第 2 回:三角関数:正弦、余弦等を一般角に拡張する 第 3 回:三角関数:三角関数が満たす公式を理解する 第 4 回:三角関数:三角関数が満たす公式を理解するる 第 5 回:微分係数と導関数:微分係数および導関数の定義の理解と具体例の計算 第 6 回:微分法の公式:基本的な微分の公式を理解する 第 7 回:初等関数の微分:指数関数・対数関数・三角関数の微分計算 第 8 回:中間試験(教材「基礎数学」の持ち込みを許可する) 第 9 回:接線の方程式:接線の方程式を理解し、具体例を計算する 第 10 回:増減表:増減表の作り方 第 11 回:原始関数と積分:微分の逆演算としての原始関数と符号付きの面積としての積分の概念を把握する 第 12 回:微分積分学の基本定理:原始関数と積分の間の関係を理解する 第 13 回:原始関数:原始関数の公式を理解する 第 14 回:積分の応用:面積,体積等の計算 第 15 回:定期試験(教材「基礎数学」の持ち込みを許可する) 成績評価基準 中間試験の成績(30%)と期末試験の成績(70%)により評価する。(最高評価点を 70 点とする。) 備 考 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科シラバス 科目名 subject 数学Ⅰ演習 Recitations in Mathematics Ⅰ (S クラス) 科目区分 専門科目 必修・選択の別 必修科目(建築工学コース)/選択科目(建築コース)/選択科目(デザインコース) 担当者 単位数 2 単位 開講時期 1 年次前期 氏名 name:金光 滋 Shigeru KANEMITSU 連絡先(代表者):2 号館 3 階 金光研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 数学 I で学ぶ微分積分学の内、主に 1 変数関数の場合の演習を行なう。通奏低音としては、合成関数の微積分に習熟し、 複素数関数として扱う訓練を行なうことがある。とくに、複素係数で部分分数に分解するという、画期的な手法に通暁す るよう訓練を重ねる。この計算を反復練習することによって、1 年生の間に、複素関数論における留数計算、ラプラス変 換の基本公式が、表を見なくてもたちどころに計算できるまでに習熟することを目標とする。 キーワード 等比数列、2 項定理、微分、導関数、指数関数、オイラーの等式、逆微分、積分、部分分数分解 keywords geometric progression, binomial theorem, differentiation, derivative, exponential function, Euler’ s formula, anti-derivative, integrals, partial fraction expansion 授業の到達目標 ・ 1 変数関数の(=複素関数の)合成関数の微積分が計算できる。(B) ・ 複素数と 2 次のベクトルとの関連等を、行列による変換を通して幾何的に解釈し、表現できる。(B) ・ 複素関数の微積分-とくにオイラーの等式-を用いて、対数関数、逆三角関数の積分を求めることができる。(B) ・(本質的には留数計算によって)有理関数を部分分数に分解でき、ラプラス変換に応用できる。(B) ・ ラプラス・フーリエ変換等を用いて、線形の定数係数微分方程式が解ける。(B) 教員からの一言 ・ No claims about the contents or the speed of the classes will be accepted. ・ クラス決定のための試験を行ないます。また、「数理科学」を必ず同時に受講すること。期末試験は、「数理科学」の授 業内容も含めて出題する。 関連科目 教 材 数学Ⅰ、数学Ⅱ、数学Ⅱ演習、数理科学 教科書 金光 滋「微分積分学 I」、「演習線形代数」 参考書 金光 滋「現代解析学 I」、「線形代数学」牧野書店 授業計画 第 1 回:導入講義-等比数列の和の公式と 2 項定理-高校で学ぶ基礎知識の内、今後もっとも煩雑に利用する、この2 つの公式の応用を練習する。 第 2 回:数系と複素数- 2 次元ベクトルとしての複素数の扱いに習熟し、2 次の行列の演算の練習を行なう。 第 3 回:多項式の微分の練習を行なう。 第 4 回:合成関数-様々な写像の合成を行ない、線形代数の置換の概念、離散力学系等の例まで学ぶ。 第 5 回:逆関数-逆に「解く」という考え方に基づいて、種々の初等関数の逆関数を求める。 第 6 回:初等函数-初等関数を無限級数として導入し、係数を計算する。 第 7 回:微分の公式(とくに連鎖律─合成関数の微分法)の練習を行なう。 第 8 回:複素指数関数としての三角関数およびオイラーの等式とその応用を考究する。 第 9 回:逆関数の微分(対数関数,逆三角関数の導関数)の練習を行なう。 第 10 回:増減表および2次微分によって極値問題を解く練習をする。 第 11 回:不定積分 I ( 逆微分・連鎖律の逆・対数微分の逆 ) を求める練習を行なう。 第 12 回:不定積分 II ( 置換積分・部分積分・有理関数の積分 ) を求める練習を行なう。 第 13 回:有理関数の部分分数分解を不定積分の計算、ラプラス変換による微分方程式の解法に応用する。 第 14 回:定積分 I(微分積分学の基本定理を含む)の計算練習を行なう。 第 15 回:定期試験(90 分) 成績評価基準 期末試験の成績(80%)と授業中に随時行うレポート(20%)により評価する。 備 考 下級履修不可 163 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科シラバス 科目名 subject 数学Ⅰ演習 Recitations in Mathematics Ⅰ (A クラス) 科目区分 専門科目 必修・選択の別 必修科目(建築工学コース)/選択科目(建築コース)/選択科目(デザインコース) 担当者 単位数 2 単位 開講時期 1 年次前期 氏名 name:塚田 春雄 Haruo TSUKADA 連絡先(代表者):2 号館 3 階 塚田研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 「数学Ⅰ」と同じ趣旨により進度別クラス編成を行ない、S クラス ( 国際水準クラス )、A クラス(国内水準クラス)、 B1・B2 クラス(将来の飛躍を目指して準備するクラス)の 4 クラス制を設けて、1 年生で脱落しないように周到な配慮を している。クラスによって最高評価点が 100、85、75、70 点の 4 段階になっている。ここでは「数学Ⅰ」の内容の演習を 行うため、クラス分けは「数学Ⅰ」と同じものである。志のある諸君は、すべからく、上級クラスで頑張ることを勧める。 高校で学んだ内容をより高度の見地から眺め、さらに、微積分と線形代数の初歩的な多くの問題をこなすことが目標であ る。自分で問題を解く練習を積むことにより、「数学Ⅰ」の講義内容を身に付けることが目標である。 キーワード 行列式、ベクトル、行列、等比級数、指数関数、対数関数、導関数、原始関数、積分、微分積分学の基本 定理、複素数、三角関数、オイラーの等式 keywords determinant, vector, matrix, geometric progression, exponential function, logarithmic function, derivative, antiderivative, integral, the fundamental theorem of calculus, complex number, trigonometric function, Euler’ s identity 授業の到達目標 ・ 行列式・ベクトル・行列の概念を理解し、それらを利用して連立 1 次方程式が解ける。これらの計算力を身に付ける。(B) ・ 指数関数・対数関数・三角関数を含んだ計算ができる。(B) ・ 微分積分学の初歩を理解し、易しい関数の導関数や積分の計算ができる。(B) ・ 複素数の計算ができる。(B) 教員からの一言 ・ 高校 1 年程度の数学を理解していることが望ましい。 164 ・「数学Ⅰ」と同時に履修してください。 ・「数学Ⅰ」の講義内容に関する演習を行う。数学系のどんな講義も聞くだけでは決して実力は身に付かない。必ず数多 くの問題を自分で解いて、解らない所は理解できるまで質問することが大切です。 関連科目 数学Ⅰ、数学Ⅱ、数学Ⅱ演習 教 材 教科書 教材「基礎数学」を用いる 参考書 必要に応じて高校 2 ~ 3 年の参考書を復習してください 授業計画 第 1 回:導入講義:授業の位置付け、目標、進め方および使用する記号や約束事の説明 第 2 回:連立 1 次方程式と行列式:連立 1 次方程式を行列式を用いて解く演習を行う 第 3 回:ベクトル:実数の組としてのベクトルの概念と図形的意味を、演習を通して理解する 第 4 回:行列:実数を縦横に並べた対象である行列とその演算を学び、具体例を計算する 第 5 回:等比数列と指数関数:基本的な数列である等比数列,その拡張としての指数関数の演習を行う 第 6 回:対数関数:対数関数を指数関数の逆関数として把握する練習を行う 第 7 回:微分係数と導関数:微分係数および導関数の定義の理解と具体例の計算 第 8 回:原始関数と積分:微分の逆演算としての原始関数と符号付きの面積としての積分の概念を、計算演習を通して 把握する 第 9 回:微分積分学の基本定理:原始関数と積分の間の関係を理解するための問題演習を行う 第 10 回:複素数:2 次元ベクトルとして複素数を導入し、虚数単位を用いて数の形に書く練習 第 11 回:三角比:問題練習を通して正弦,余弦等を図形的に把握する 第 12 回:三角関数:正弦,余弦等を一般の角について練習し、三角関数が満たす諸公式に慣れる 第 13 回:オイラーの等式:三角関数と指数関数を結び付けるオイラーの等式を練習・理解するる 第 14 回:まとめ 第 15 回:定期試験 成績評価基準 期末試験の成績(80%),レポート(20%)により評価する。(最高評価点を 85 点とする。) 備 考 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科シラバス 科目名 subject 数学Ⅰ演習 Recitations in Mathematics Ⅰ (B1 クラス) 科目区分 専門科目 必修・選択の別 必修科目(建築工学コース)/選択科目(建築コース)/選択科目(デザインコース) 担当者 単位数 2 単位 開講時期 1 年次前期 氏名 name:藤原 英徳 Hidenori FUJIWARA 連絡先(代表者):2 号館 3 階 藤原研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 「数学Ⅰ」と同じ趣旨により進度別クラス編成を行ない、S クラス ( 国際水準クラス )、A クラス(国内水準クラス)、 B1・B2 クラス(将来の飛躍を目指して準備するクラス)の 4 クラス制を設けて、1 年生で脱落しないように周到な配慮を している。クラスによって最高評価点が 100、85、75、70 点の4段階になっている。ここでは「数学Ⅰ」の内容の演習を 行うため、クラス分けは「数学Ⅰ」と同じものである。志のある諸君は、すべからく、上級クラスで頑張ることを勧める。 高校で学んだ内容をより高度の見地から眺め、さらに、微積分と線形代数の初歩的な多くの問題をこなすことが目標であ る。自分で問題を解く練習を積むことにより、「数学Ⅰ」の講義内容を身に付けることが目標である。 キーワード 行列式、ベクトル、行列、指数関数、対数関数、複素数、三角関数 keywords determinant, vector, matrix, exponential function, logarithmic function, complex number, trigonometric function 授業の到達目標 ・ 行列式・ベクトル・行列の概念を理解し、それらを利用して連立1次方程式が解ける。これらの計算力を身に付ける。(B) ・ 指数関数・対数関数・三角関数を含んだ計算ができる。(B) ・ 複素数の計算ができる。(B) 教員からの一言 ・ 直線・放物線の方程式、連立一次方程式・二次方程式の解法、三平方の定理などの基礎的な知識があることが望ましい。 ・「数学Ⅰ」と同時に履修してください。 ・「数学Ⅰ」の講義内容に関する演習を行う。数学系のどんな講義も聞くだけでは決して実力は身に付かない。必ず数多 くの問題を自分で解いて、解らない所は理解できるまで質問することが大切です。 関連科目 数学Ⅰ、数学Ⅱ、数学Ⅱ演習 教 材 教科書 教材「基礎数学」を用いる 参考書 必要に応じて高校 1 ~ 3 年の参考書を復習してください 授業計画 第 1 回:導入講義:授業の位置付け、目標、進め方 第 2 回:連立 1 次方程式と行列式:連立 1 次方程式を行列式を用いて解く演習を行う 第 3 回:ベクトル:実数の組としてのベクトルの概念と図形的意味を、演習を通して理解する 第 4 回:行列:実数を縦横に並べた対象である行列とその演算を学び、簡単な例を計算する 第 5 回:整式の計算:多項式の加減乗除(ユークリッド除法)を学び、簡単な例を計算する 第 6 回:指数関数:指数関数の演習を行う 第 7 回:対数関数:対数関数を指数関数の逆関数として把握する練習を行う 第 8 回:中間試験(教材「基礎数学」の持ち込みを許可する) 第 9 回:代数方程式:低次の代数方程式、とくに 2 次方程式の根を求める計算練習 第 10 回:複素数:2 次元ベクトルとして複素数を導入し、虚数単位を用いて数の形に書く練習る 第 11 回:三角比:問題練習を通して正弦、余弦等を図形的に把握する 第 12 回:三角関数:正弦、余弦等を一般の角について練習する 第 13 回:三角関数の公式:演習を通して三角関数が満たす諸公式に慣れる 第 14 回:まとめ 第 15 回:定期試験(教材「基礎数学」の持ち込みを許可する) 成績評価基準 中間試験の成績(30%)と期末試験の成績(70%)により評価する。(最高評価点を 75 点とする。) 備 考 165 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科シラバス 科目名 subject 数学Ⅰ演習 Recitations in Mathematics Ⅰ (B2 クラス) 科目区分 専門科目 必修・選択の別 必修科目(建築工学コース)/選択科目(建築コース)/選択科目(デザインコース) 担当者 単位数 2 単位 開講時期 1 年次前期 氏名 name:石橋 睦 Makoto ISHIBASHI 連絡先(代表者):2 号館 3 階 藤原研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 「数学Ⅰ」と同じ趣旨により進度別クラス編成を行ない、S クラス ( 国際水準クラス )、A クラス(国内水準クラス)、 B1・B2 クラス(将来の飛躍を目指して準備するクラス)の 4 クラス制を設けて、1 年生で脱落しないように周到な配慮を している。クラスによって最高評価点が 100、85、75、70 点の4段階になっている。ここでは「数学Ⅰ」の内容の演習を 行うため、クラス分けは「数学Ⅰ」と同じものである。志のある諸君は、すべからく、上級クラスで頑張ることを勧める。 高校で学んだ内容をより高度の見地から眺め、さらに、微積分と線形代数の初歩的な多くの問題をこなすことが目標であ る。自分で問題を解く練習を積むことにより、「数学Ⅰ」の講義内容を身に付けることが目標である。 キーワード 行列式、ベクトル、行列、指数関数、対数関数、複素数、三角比 keywords determinant, vector, matrix, exponential function, logarithmic function, complex number, trigonometry 授業の到達目標 ・ 行列式・ベクトル・行列の概念を理解し、それらを利用して連立1次方程式が解ける。これらの計算力を身に付ける。(B) ・ 指数関数・対数関数を含んだ計算ができる。(B) ・ 複素数の計算ができる。(B) 教員からの一言 ・「数学Ⅰ」と同時に履修してください。 ・「数学Ⅰ」の講義内容に関する演習を行う。数学系のどんな講義も聞くだけでは決して実力は身に付かない。必ず数多 166 くの問題を自分で解いて、解らない所は理解できるまで質問することが大切です。 関連科目 数学Ⅰ、数学Ⅱ、数学Ⅱ演習 教 材 教科書 教材「基礎数学」を用いる 参考書 必要に応じて中学・高校 1 ~ 3 年の参考書を復習してください 授業計画 第 1 回:導入講義:授業の位置付け、目標、進め方 第 2 回:連立 1 次方程式と行列式:連立 1 次方程式を行列式を用いて解く演習を行う 第 3 回:ベクトル:実数の組としてのベクトルの概念と図形的意味を、演習を通して理解する 第 4 回:行列:実数を縦横に並べた対象である行列とその演算を学び、簡単な例を計算する 第 5 回:整式の計算:多項式の加減乗除を学び、簡単な例を計算する 第 6 回:整式の計算:剰余定理・因数定理を用いて計算練習をする 第 7 回:指数関数:指数関数の演習を行う 第 8 回:対数関数:対数関数を指数関数の逆関数として把握する練習を行う 第 9 回:中間試験(教材「基礎数学」の持ち込みを許可する) 第 10 回:1 次関数と直線の方程式、2 次関数と放物線の方程式について計算練習をする 第 11 回:代数方程式:低次の代数方程式、とくに 2 次方程式の根を求める計算練習 第 12 回:複素数:2 次元ベクトルとして複素数を導入し、虚数単位を用いて数の形に書く練習 第 13 回:三角比:問題練習を通して正弦,余弦等を図形的に把握する 第 14 回:まとめ 第 15 回:定期試験(教材「基礎数学」の持ち込みを許可する) 成績評価基準 中間試験の成績(30%)と期末試験の成績(70%)により評価する。(最高評価点を 70 点とする。) 備 考 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科シラバス 科目名 subject 数学Ⅱ演習 Recitations in Mathematics Ⅱ (S クラス) 科目区分 専門科目 必修・選択の別 必修科目(建築工学コース)/選択科目(建築コース)/選択科目(デザインコース) 担当者 単位数 2 単位 開講時期 1 年次後期 氏名 name:金光 滋 Shigeru KANEMITSU 連絡先(代表者):2 号館 3 階 金光研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 「数学Ⅱ」で学ぶ各項目の演習をおこなう。1 変数関数の微積分を多変数関数の場合に拡張する方法に習熟するよう、線 形代数と絡んだ数多くの演習問題を解く。とくに、ベクトル値関数という観点からものごとを考えることができるように 研鑽を積み、多くの計算練習をおこなう。また、2 重積分を縦線集合とみなして、逐次積分に直す方法、変数変換の方法 を用いる問題が自由に解けるようになることを目標とする。同時に中程度の微分方程式の解法をマスターする。 キーワード 微分方程式、多変数関数、偏・全微分、ヘス行列、ベクトル値関数、ヤコビ行列、多次元積分、逐次積分 keywords differential equation, functions of several variables, partial and total differentiation, Hessian matrix, vector-valued functions, Jacobian, multi-dimensional integrals, repeated integrals 授業の到達目標 ・ 線形の定数係数連立微分方程式の線形代数による解法ができ、それによって、高次の場合の微分方程式が解ける。(B) ・ 多変数関数の編微分、全微分、グラディエント等の計算ができる。(B) ・ 多変数関数の極値問題を、行列の対角化を通して、行列の定値性と結び付けて解ける。(B) ・ 2、3 次元積分を、縦・横両方の縦線集合に分割して計算でき、図示できる。(B) ・ 2、3 次元積分の変数変換公式を、極形式等のヤコビアンを使って計算できる。(B) 教員からの一言 ・「数学Ⅰ」、「数学Ⅰ演習」(S クラス)の内容を理解していることが望ましい。 ・「数学Ⅱ」と同時に受講してください。 ・ 必ず教科書の問題を数多く自分で解いて、解らない所は理解できるまで質問することが大切です。 関連科目 数学Ⅰ、数学Ⅰ演習、数学Ⅱ、数理科学 教 材 教科書 金光 滋「微分積分学 I」、「演習線形代数」 参考書 金光 滋「現代解析学 I」、「線形代数学」牧野書店 授業計画 第 1 回:導入講義-微分方程式 I 指数現象 微分方程式の最も簡単な例である、指数現象、1 次反応を扱う。 第 2 回:微分方程式 II 成長曲線 需要予測、ケイオス等に煩雑に現れる、ロジスティック方程式を、変数分離型の例 の一つとして練習する。 第 3 回:微分方程式Ⅲ 定数係数連立微分方程式のラプラス変換による解法を学ぶ。 第 4 回:定積分 II 変数変換(置換積分)の公式の計算練習を行なう。 第 5 回:多変数関数の例と偏微分 個々の変数の関数とみなした場合の普通の微分である、偏微分に触れる。 第 6 回:全微分 多変数関数をベクトル変数の関数とみなした場合の全微分(グラディエント)、さらに、ベクトル値 関数の全微分であるヤコビ行列、ヤコビアンを練習する。 第 7 回:連鎖律-合成関数の微分法 ベクトル値関数の連鎖律、図形的に連鎖律が書きだせる練習をする。 第 8 回:極値問題 I 多変数関数の場合の停留点は、グラディエント =0 に対応することと極値の判定練習 第 9 回:極値問題 II ヘス行列の定値性、ラグランジュの方法等の計算練習を行なう。 第 10 回:多重積分 I 2 次元積分の定義と縦線集合への分割の計算練習を行なう。 第 11 回:多重積分 II 2 次元積分の逐次積分への変換の計算練習を行なう。 第 12 回:多重積分Ⅲ 2 次元積分の変数変換の計算練習を行なう。 第 13 回:多重積分 IV 高次元積分の定義と計算法の計算練習を行なう。 第 14 回:微分方程式 IV: 行列を用いた線形微分方程式の解法を練習する。 第 15 回:定期試験(90 分) 成績評価基準 期末試験の成績(80%)と授業中に随時行うレポート(20%)により評価する。 備 考 下級履修不可 167 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科シラバス 科目名 subject 数学Ⅱ演習 Recitations in Mathematics Ⅱ (A クラス) 科目区分 専門科目 必修・選択の別 必修科目(建築工学コース)/選択科目(建築コース)/選択科目(デザインコース) 担当者 単位数 2 単位 開講時期 1 年次後期 氏名 name:塚田 春雄 Haruo TSUKADA 連絡先(代表者):2 号館 3 階 塚田研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 基本的には前期科目「数学Ⅰ演習」の進度別クラス編成を維持するが、前期のクラス選択に無理があったと思われる場 合は、後期にクラスの変更を行うことがある。S クラス ( 国際水準クラス )、A クラス(国内水準クラス)、B1・B2 クラス (将来の飛躍を目指して準備するクラス)の 4 クラス制を設けて、1 年生で脱落しないように周到な配慮をしている。クラ スによって最高評価点が 100、85、75、70 点の 4 段階になっている。ここでは「数学Ⅱ」の内容の演習を行うため「数学Ⅱ」 と同じクラス分けを行う。1 変数・2 変数の微分積分学と線形代数の一部を、演習問題を自分で解くことにより、身に付 けることが目標である。 キーワード 微分積分学、導関数、積分、原始関数、置換積分、部分積分、偏導関数、重積分、固有値 keywords calculus, derivative, integral, antiderivative, change of variable, integration by parts, partial derivative, multiple integral, eigenvalue 授業の到達目標 ・ 極大極小判定を行う方法を身につけて、演習問題が解ける。(B) ・ さまざまな積分の計算ができる。(B) ・ 行列の固有値と固有ベクトルの計算ができる。(B) 教員からの一言 ・「数学Ⅰ」、「数学Ⅰ演習」(A クラス)の内容を理解していることが望ましい。 ・「数学Ⅱ」と同時に履修してください。 168 ・「数学Ⅱ」の講義内容に関する演習を行う。数学系のどんな講義も聞くだけでは決して実力は身に付かない。必ず数多 くの問題を自分で解いて、解らない所は理解できるまで質問することが大切です。 関連科目 数学Ⅰ、数学Ⅰ演習、数学Ⅱ 教 材 教科書 坂田定久・他「微分積分」学術図書出版 参考書 齋藤正彦「微分積分教科書」東京図書 薩摩順吉「微分積分」岩波書店 必要に応じて高校3年の参考書を復習してください 授業計画 第 1 回:導入講義:授業の位置付け、目標、進め方 第 2 回:微分法の公式:計算練習を通して、基本的な微分の公式を理解する 第 3 回:初等関数の微分:指数関数・対数関数・三角関数の微分計算の練習 第 4 回:逆三角関数の微分:逆三角関数の微分の公式を理解するための演習 第 5 回:接線の方程式:接線の方程式を理解し、具体例を計算する 第 6 回:増減表と極大極小問題:増減表を作り、2 次微分判定法による極値の判定を行う 第 7 回:置換積分法:変数変換により原始関数と積分を求める 第 8 回:部分積分法:部分積分法により原始関数と積分を求める 第 9 回:積分の応用:面積、体積、長さ等の計算練習 第 10 回:偏微分係数と偏導関数:練習問題の計算を通して、偏微分係数および偏導関数を理解する 第 11 回:重積分:重積分の求め方、具体例の計算練習 第 12 回:線形写像としての行列:問題練習により、線形写像としての行列の意味を理解する 第 13 回:固有値と固有ベクトル: 行列の固有値と固有ベクトルの計算練習 第 14 回:まとめ 第 15 回:定期試験 成績評価基準 期末試験の成績(80%)、レポート(20%)により評価する。(最高評価点を 85 点とする。) 備 考 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科シラバス 科目名 subject 数学Ⅱ演習 Recitations in Mathematics Ⅱ (B1 クラス) 科目区分 専門科目 必修・選択の別 必修科目(建築工学コース)/選択科目(建築コース)/選択科目(デザインコース) 担当者 単位数 2 単位 開講時期 1 年次後期 氏名 name:石橋 睦 Makoto ISHIBASHI 連絡先(代表者):2 号館 3 階 藤原研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 基本的には前期科目「数学Ⅰ演習」の進度別クラス編成を維持するが、前期のクラス選択に無理があったと思われる場 合は、後期にクラスの変更を行うことがある。S クラス ( 国際水準クラス )、A クラス(国内水準クラス)、B1・B2 クラス (将来の飛躍を目指して準備するクラス)の 4 クラス制を設けて、1 年生で脱落しないように周到な配慮をしている。クラ スによって最高評価点が 100、85、75、70 点の 4 段階になっている。ここでは「数学Ⅱ」の内容の演習を行うため「数学Ⅱ」 と同じクラス分けを行う。1 変数の微分積分学を、演習問題を自分で解くことにより、身に付けることが目標である。 キーワード 微分積分学、微分係数、導関数、積分、原始関数、微分積分学の基本定理 keywords calculus, differential coefficient, derivative, integral, anti-derivative, the fundamental theorem of calculus 授業の到達目標 ・ 微分の計算ができ、増減表を作れる。(B) ・ 原始関数を求めて、積分の計算ができる。(B) 教員からの一言 ・「数学Ⅰ」「数学Ⅰ演習」(B1 クラス)の内容を理解していることが望ましい。 ・「数学Ⅱ」と同時に履修してください。 ・「数学Ⅱ」の講義内容に関する演習を行う。数学系のどんな講義も聞くだけでは決して実力は身に付かない。必ず数多 くの問題を自分で解いて、解らない所は理解できるまで質問することが大切です。 関連科目 数学Ⅰ、数学Ⅰ演習、数学Ⅱ 教 材 教科書 教材「基礎数学」を用いる。 参考書 必要に応じて高校 2 ~ 3 年の参考書を復習してください 授業計画 第 1 回:導入講義:授業の位置付け、目標、進め方 第 2 回:微分係数と導関数:具体例の計算練習により、微分係数および導関数の定義を理解する 第 3 回:微分法の公式:計算練習を通して、基本的な微分の公式を理解する 第 4 回:微分法の公式:計算練習を通して、基本的な微分の公式を理解する 第 5 回:初等関数の微分:指数関数・対数関数・三角関数の微分計算の練習 第 6 回:接線の方程式:接線の方程式を理解し、具体例を計算する 第 7 回:増減表:増減表を作る 第 8 回:中間試験(教材「基礎数学」の持ち込みを許可する) 第 9 回:原始関数と積分:微分の逆演算としての原始関数と符号付きの面積としての積分の概念を、計算演習を通して 把握する 第 10 回:微分積分学の基本定理:原始関数と積分の間の関係を理解するための問題演習を行う 第 11 回:原始関数:原始関数の計算の練習 第 12 回:原始関数:原始関数の計算の練習 第 13 回:積分の応用:面積、体積等の計算練習 第 14 回:まとめ 第 15 回:定期試験(教材「基礎数学」の持ち込みを許可する) 成績評価基準 中間試験の成績(30%)と期末試験の成績(70%)により評価する。(最高評価点を 75 点とする。) 備 考 169 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科シラバス 科目名 subject 数学Ⅱ演習 Recitations in Mathematics Ⅱ (B2 クラス) 科目区分 専門科目 必修・選択の別 必修科目(建築工学コース)/選択科目(建築コース)/選択科目(デザインコース) 担当者 単位数 2 単位 開講時期 1 年次後期 氏名 name:藤原 英徳 Hidenori FUJIWARA 連絡先(代表者):2 号館 3 階 藤原研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 基本的には前期科目「数学Ⅰ演習」の進度別クラス編成を維持するが、前期のクラス選択に無理があったと思われる場 合は、後期にクラスの変更を行うことがある。S クラス ( 国際水準クラス )、A クラス(国内水準クラス)、B1・B2 クラス (将来の飛躍を目指して準備するクラス)の 4 クラス制を設けて、1 年生で脱落しないように周到な配慮をしている。クラ スによって、最高評価点が 100、85、75、70 点の 4 段階になっている。ここでは「数学Ⅱ」の内容の演習を行うため「数 学Ⅱ」と同じクラス分けを行う。1 変数の微分積分学を、演習問題を自分で解くことにより、身に付けることが目標である。 キーワード 三角関数、微分積分学、微分係数、導関数、積分、原始関数、微分積分学の基本定理 keywords trigonometric functions, calculus, differential coefficient, derivative, integral, anti-derivative, the fundamental theorem of calculus 授業の到達目標 ・ 三角関数を含んだ計算ができる(B) ・ 微分の計算ができ、増減表を作れる。(B) ・ 原始関数を求めて、積分の計算ができる。(B) 教員からの一言 ・「数学Ⅰ」「数学Ⅰ演習」(B2 クラス)の内容を理解していることが望ましい。 ・「数学Ⅱ」と同時に履修してください。 ・「数学Ⅱ」の講義内容に関する演習を行う。数学系のどんな講義も聞くだけでは決して実力は身に付かない。必ず数多く 170 の問題を自分で解いて、解らない所は理解できるまで質問することが大切です。 関連科目 数学Ⅰ、数学Ⅰ演習、数学Ⅱ 教 材 教科書 教材「基礎数学」を用いる。 参考書 参考書必要に応じて高校 1 ~ 3 年の参考書を復習してください 授業計画 第 1 回:導入講義:授業の位置付け、目標、進め方 第 2 回:三角関数:三角関数のグラフ等について演習を行う 第 3 回:三角関数:三角関数が満たす公式について計算演習をする 第 4 回:三角関数:三角関数が満たす公式をついて計算演習をする 第 5 回:微分係数と導関数:具体例の計算練習により、微分係数および導関数の定義を理解する 第 6 回:微分法の公式:計算練習を通して、基本的な微分の公式を理解する 第 7 回:初等関数の微分:指数関数・対数関数・三角関数の微分計算の練習 第 8 回:中間試験(教材「基礎数学」の持ち込みを許可する) 第 9 回:接線の方程式:接線の方程式を理解し、具体例を計算する 第 10 回:増減表:増減表を作る 第 11 回:原始関数と積分:微分の逆演算としての原始関数と符号付きの面積としての積分の概念を、計算演習を通して 把握する 第 12 回:微分積分学の基本定理:原始関数と積分の間の関係を理解するための問題演習を行う 第 13 回:原始関数:原始関数の計算の練習 第 14 回:積分の応用:面積,体積等の計算練習 第 15 回:定期試験(教材「基礎数学」の持ち込みを許可する) 成績評価基準 中間試験の成績(30%)と期末試験の成績(70%)により評価する。(最高評価点を 70 点とする。) 備 考 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科シラバス 科目名 subject 物理学 I Fundamental Physics I 科目区分 専門科目 必修・選択の別 必修科目(建築工学コース)/選択科目(建築コース)/選択科目(デザインコース) 担当者 単位数 2 単位 開講時期 1 年次前期 氏名 name:古川 昌司 Shoji FURUKAWA 連絡先(代表者):[email protected] (学内):[email protected] 授業の概要及び位置付け 自然界の現象は多種多様であるが、基本的には数少ない幾つかの法則により支配されている。工科系の各学科において は、これらの自然科学をベースとし、人類に役立つ応用などを勉強する。従って、物理学は最も重要な学問の一つである。 一般に物理学が難しいと言われるのは、基本法則を十分理解しないまま、各種の応用問題に取り掛かるためである。そ れゆえ、物理学 I では力学を中心にその基礎を学ぶ。 キーワード 速度、加速度、単振動、運動エネルギー、ポテンシャル・エネルギー、万有引力、重心、慣性モーメント keywords velocity, acceleration, simple harmonic oscillation, kinetic energy, potential energy, gravitation, gravity center, inertia moment 授業の到達目標 ・ 速度及び加速度の定義をしっかり理解し、実際の生活の中で遭遇する現象と関連付けて説明することができる。(B) ・ 重力により物体が落下する場合の加速度等について理解して、数式やことばで説明できる。(B) ・ 単振動及び単振り子についての運動方程式をたて、それを解くことができる。(B) ・ 保存力とポテンシャルについて理解して、数式やことばで説明できる。(B) ・ 万有引力と惑星の運動について理解して、数式やことばで説明できる。(B) ・ 慣性モーメントの定義を正確に理解し、その物理的な意味を数式やことばで説明できる。(B) 教員からの一言 ・ 座標系やベクトルの基礎を予め修得しておいて欲しい。 ・ 法則、定義、及び定理などの相違をしっかり理解して欲しい。 関連科目 教 材 物理学Ⅱ、数学Ⅰ、電磁気学Ⅰ 教科書 小出 昭一郎「物理学(三訂版)」裳華房 参考書 山内 恭彦、小谷 正雄、高橋 秀俊「物理学選書」裳華房 戸田 盛和、中島 貞雄「物理入門コース」岩波書店 授業計画 第 1 回:導入講義 : 授業の進め方と概要の説明、成績評価法、物理学とは何か 第 2 回:自然界の物理現象について学ぶ 第 3 回:力学の基本(長さと時間、質点、ベクトル、変位と速度)について理解する 第 4 回:加速度の定義を理解し、実際の生活の中で遭遇する現象と関連付けて理解する 第 5 回:ニュートンの運動の法則を理解する 第 6 回:落体と放物運動について基礎方程式をたて、それを解く 第 7 回:単振動と単振り子について基礎方程式をたて、それを解く 第 8 回:仕事と運動エネルギーについて理解する 第 9 回:保存力とポテンシャル、位置のエネルギーについて理解する 第 10 回:万有引力と惑星の運動について理解する 第 11 回:剛体とは何か理解する 第 12 回:重心とその運動について理解する 第 13 回:重心運動と相対運動について理解する 第 14 回:慣性モーメントの定義を理解し、その物理的な意味を理解する 第 15 回:定期試験 注:試験範囲は第 1 回から前回までの授業総てとする。 成績評価基準 定期試験(60%)と授業中の演習等(40%)の成績を総計して評価点とする。 備 考 171 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科シラバス 科目名 subject 物理学Ⅱ Fundamental Physics Ⅱ 科目区分 専門科目 必修・選択の別 必修科目(建築工学コース)/選択科目(建築コース)/選択科目(デザインコース) 担当者 単位数 2 単位 開講時期 1 年次後期 氏名 name:古川 昌司 Shoji FURUKAWA 連絡先(代表者):[email protected] (学内):[email protected] 授業の概要及び位置付け 自然界の現象は多種多様であるが、基本的には数少ない幾つかの法則により支配されている。工科系の各学科において は、これらの自然科学をベースとし、人類に役立つ応用などを勉強する。従って、物理学は最も重要な学問の一つである。 一般に物理学が難しいと言われるのは、基本法則を十分理解しないまま、各種の応用問題に取り掛かるためである。そ れゆえ、物理学 II では電磁気学を中心にその基礎を学ぶ。 キーワード クーロンの法則、ガウスの法則、電位、キャパシター、オームの法則 keywords Coulomb’ s law, Gauss’ s law, electric potential, capacitor, Ohm’ s law 授業の到達目標 ・ クーロンの法則を正確に理解して、数式やことばで説明できる。(B) ・ ガウスの法則を理解して、具体的な問題に適用できる。(B) ・ 電位について理解して、電界を積分することにより電位を求めることができる。(B) ・ 静電容量について理解して、 キャパシティを直列及び並列に接続した場合の容量を基本にもどって求めることができる。(B) ・ オームの法則を正確に理解して、数式やことばで説明できる。(B) ・ キルヒホフの法則を正確に理解して、数式やことばで説明できる。(B) 教員からの一言 ・ 座標系やベクトルの基礎を予め修得しておいて欲しい。 172 ・ 法則、定義、及び定理などの相違をしっかり理解して欲しい。 関連科目 物理学Ⅰ、数学Ⅰ、電磁気学Ⅰ、電磁気学Ⅰ演習、電磁気学Ⅱ、電磁気学Ⅲ、電気回路Ⅱ 教 材 教科書 小出 昭一郎「物理学(三訂版)」裳華房 参考書 山内 恭彦、小谷 正雄、高橋 秀俊「物理学選書」裳華房 戸田 盛和、中島 貞雄「物理入門コース」岩波書店 授業計画 第 1 回:導入講義 : 授業の進め方と概要の説明、成績評価法、電磁気学とは何か 第 2 回:自然界の電磁気学的現象について学ぶ 第 3 回:クーロンの法則を理解する 第 4 回:ガウスの法則を理解する 第 5 回:ガウスの法則を用いて電場を求める 第 6 回:電位について理解する 第 7 回:電場が求められている場合、それを積分して電位を求める 第 8 回:静電容量とは何か、キャパシターについて理解する 第 9 回:キャパシターを直列及び並列に接続した場合の容量を基本にもどって求める 第 10 回:オームの法則を理解する 第 11 回:キルヒホフの法則をしっかり理解する 第 12 回:キルヒホフの法則を用いて具体的な問題を解く 第 13 回:磁石と磁場について理解する 第 14 回:アンペールの法則をしっかり理解して、アンペールの法則を用いて具体的な問題を解く 第 15 回:定期試験 注 : 試験範囲は第 1 回から前回までの授業総てとする。 成績評価基準 定期試験(60%)と授業中の演習等(40%)の成績を総計して評価点とする。 備 考 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科シラバス 科目名 subject 造形と力及び演習Ⅰ Forms and Forces with Exercises Ⅰ 科目区分 専門科目 必修・選択の別 必修科目(建築工学コース)/必修科目(建築コース)/必修科目(デザインコース) 担当者 単位数 4 単位 開講時期 1 年次前期 氏名 names:平松 晃 Akira HIRAMATSU、金子 哲大 Tetsuo KANEKO 松尾 譲 Yuzuru MATSUO、平嶋 守 Mamoru HIRASIMA 連絡先(代表者):2 号館 3 階 平松研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 建築物、椅子、机、家具、などの造形は、棒材と面材の構造要素を組み合わせることによって立体的に構成され、さま ざまな力を受けて変形する。その変形が大き過ぎると原型を保持できずに壊れることになる。したがって、デザイナーを 志す人には、美的センスとともに力学の基礎の理解と造形と力に対するセンスが要求される。 この授業では数値計算だけでなく、実際の建築物と力学との関わりを理解したり、受講者自身の制作による模型を通し て力の表現、力の釣り合い、反力の意味について学習する。 キーワード 力、モーメント、バリニオンの定理、隅力、示力図、合力、分力 keywords force, moment, Varignon’ s theorem, couple of forces, force polygon, resultant, component 授業の到達目標 ・ 合力や分力を数式解法および図解法で求めることができる。(B, F, G) ・ 単純ばりの反力を数式解法および図解法で算定することができる。(B, F, G) ・ 片持ち梁の反力を数式解法で算定することができる。(B, F, G) ・ 自らがデザインした構造物を制作することをとおして、問題を発見し評価する能力を身につける。(B, F, G) 教員からの一言 ・ 力学的な内容を扱う場面が多い授業であるが、高校で物理学を履修してこなかった受講生でも理解できることを目指し ている。ただし、未知数が 2, 3 個の連立 1 次方程式を解く計算力が必要である。この計算に不安をもつ学生には、連立 1 次方程式について復習しておくことを望む。 関連科目 造形と力及び演習Ⅱ、構造力学Ⅰ、構造力学Ⅱ、構造力学Ⅲ 教 材 教科書 「ちからとかたち」日本建築学会 槙谷栄次、永坂具也共著「図解建築構造力学の学び方」オーム社 参考書 望月 洵「力学と構造フォルム」建築技術社 望月 重「ビルはなぜ建っているかなぜ壊れるか」文芸春秋社 授業計画 第 1 回:導入講義:授業の進め方と概要の説明、成績評価法、モノの形と力学的特性の関係を理解する。 第 2 回:力の三要素(力の表現)、力のモーメント、隅力及び合力 ・ 分力について学び、演習問題を解く。 第 3 回:力の合成と分解の数式解法と図解法による演習問題を解く。 第 4 回:力の釣り合いとは何かを学び、その数式条件と図解条件を理解し、演習問題を解く。 第 5 回:構造物と荷重のモデル化と表示方法を学び、支点の種類と反力数を学んで演習問題を解く。 第 6 回:片持ちばり、単純ばりの反力を数式解法を用いて求める演習問題を解く。 第 7 回:単純ばりの反力を図解法を用いて求める演習問題を解く。 第 8 回:力学試験(60 分) 注:試験範囲は第 1 回から第 7 回までの授業すべてとする。 第 9 回:課題 「空へ」 1/5 スケールのケーススタディ 1(スケッチ) 第 10 回:課題 「空へ」 1/5 スケールのケーススタディ 2(モデル) 第 11 回:課題 「空へ」 中間提出 第 12 回:課題 「空へ」 原寸大モデル制作 1 第 13 回:課題 「空へ」 原寸大モデル制作 2 第 14 回:課題 「空へ」 原寸大モデル制作 3 第 15 回:課題 「空へ」 プレゼンテーション(最終提出) 成績評価基準 後半の課題 「空へ」 では、課題作品の提出で試験に代える。 前半の演習問題(20%)と力学試験(30%)、後半の中間提出(15%)とプレゼンテーション(最終提出)(35%)の成 績を総計して評価点とする。 備 考 173 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科シラバス 科目名 subject 造形と力及び演習Ⅱ Forms and Forces with Exercises Ⅱ 科目区分 専門科目 必修・選択の別 必修科目(建築工学コース)/必修科目(建築コース)/必修科目(デザインコース) 担当者 単位数 4 単位 開講時期 1 年次後期 氏名 names:平松 晃 Akira HIRAMATSU、楠林 拓 Hiraku KUSUBAYASI 松尾 譲 Yuzuru MATSUO、平嶋 守 Mamoru HIRASIMA 連絡先(代表者):2 号館 3 階 平松研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 造形と力及び演習Ⅰで扱った「力」や「力の釣合い」についてしっかりと理解していることが必要である。この授業では、 モノが備えるべき力学的な性質とモノの形との関係を意識しながら、モノを構成している部材に注目して、その応力分布 について学習する。すなわち、応力分布は、荷重の加わり方だけでなく部材の組み立て方によっても大きく変わることを 数値計算や構造模型を通して、あるいは実際の建築物における構造骨組みを観察しながら体験的に学習する。 まず静定トラスの軸方向力を取り上げ、次いで型持ちばりと単純ばりの曲げモーメントとせん断力に着目し、応力分布 の特徴や応力を算定する手段として「数式解法」や「図解法」があることを学ぶ。また、各種荷重が作用した場合の応力 算定と応力図についての演習を多数行う。さらに、布と棒状弾性素材を利用した膜構造体によるシェルターを個々の学生 が自ら設計・製作することを通して、材料の組合せ、強度、変形を自ら確かめる体験学習もおこなう。 キーワード 応力、トラス、片持ち梁、単純ばり、曲げモーメント図 keywords stress, determinate truss, cantilever, simple beam, bending moment daiagram 授業の到達目標 ・ 静定トラスの応力を数式解法および図式解法で算定することができる。(B, F, G) ・ 単純梁や片持ち梁の応力を数式解法で算定することができ、応力図を描くことができる。(B, F, G) ・ 実際の構造物(シェルター)を制作し、 その強度を確認し変形状況を観察しながら問題を発見する能力を身につける。(B, F, G) 教員からの一言 ・ 力学や数値計算が苦手な学生でも十分に理解できる授業を目指している。授業内容が理解できないと感じたときは、い つでも、その場で担当教員に声を掛け、質問すること。遠慮や周囲への気兼ねをする必要は無い。 174 関連科目 造形と力及び演習Ⅰ、構造力学Ⅰ、構造力学Ⅱ、構造力学Ⅲ、建築デザイン演習Ⅰ、建築デザイン演習Ⅱ 教 材 教科書 「ちからとかたち」日本建築学会 槙谷栄次、永坂具也共著「図解建築構造力学の学び方」オーム社 参考書 望月 洵「力学と構造フォルム」建築技術社 望月 重「ビルはなぜ建っているかなぜ壊れるか」文芸春秋社 「膜構造デザインの系譜」新建築社、石井 一夫「世界の膜構造デザイン」新建築社 授業計画 第 1 回:導入講義:授業の進め方と概要の説明、成績評価法、荷重と応力との関係、応力とモノの形の関係を理解する。 第 2 回:軸方向応力(断面力)の意味を理解し、静定トラスの応力算定方法(節点法と切断法)を学び、演習問題を解く。 第 3 回:静定トラスの応力方法(切断法)を学び、演習問題を解く。 第 4 回:静定トラスに関する図解法を用いた応力算定の演習問題を解く。 第 5 回:応力(せん断力、曲げモーメント)の意味を理解し、片持ち梁に関する応力算定の演習問題を解く。 第 6 回:単純梁に関する応力算定の考え方を理解し、演習問題を解く。 第 7 回:単純梁を例として区間に分けて応力を求める方法を学び、演習問題を解く。 第 8 回:力学試験(60 分) 注:試験範囲は第 1 回から第 7 回までの授業すべてとする。 第 9 回:シェルターの製作 -1 目標の確認、グループ分け、膜構造の導入 第 10 回:シェルターの製作 -2 ジョイントの説明、ジョイントの制作と試作模型 第 11 回:シェルターの製作 -3 コンセプト、縮小模型制作、プレゼンテーション 第 12 回:シェルターの製作 -4 縮小模型制作、プレゼンテーション 第 13 回:シェルターの製作 -5 組図、部品図、アッセンブリー、役割分担 第 14 回:シェルターの製作 -6 作品制作 第 15 回:シェルターの製作 -7 強度確認、評価、講評 成績評価基準 後半のシェルターの製作では、課題作品の提出で試験に代える。 前半の演習問題(20%)と力学試験(30%)、後半の演習(15%)と課題作品(35%)の成績を総計して評価点とする。 備 考 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科シラバス 科目名 subject 構造力学Ⅰ Structural Analysis Ⅰ 科目区分 専門科目 必修・選択の別 必修科目(建築工学コース)/必修科目(建築コース)/―(デザインコース) 担当者 単位数 2 単位 開講時期 2 年次前期 氏名 name:平松 晃 Akira HIRAMATSU 連絡先(代表者):2 号館 3 階 平松研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 建築構造物の力学的特長を自然科学の方法を通して理解し、自然災害に対して安全な構造物とするための基本を身に付 けることがこの講義の目指すところである。この講義は、そのための第一歩に位置付けられる。 まず、静定構造物の応力分布に着目して、応力算定における基本的な考え方や応力分布における特徴を理解する。 ついで、多くの計算例をみて応力算定の具体的な手順を修得する。その後、材軸に垂直な断面の応力度と断面力との関 係を把握し、さらに方向によって応力度の変化する様子がモールの応力円によって表現できることを理解する。最後に、 断面のもつ様々な力学特性を知って、これらを数値として表す方法を学ぶ。 この授業の全体を通して一貫している考え方は「力の釣り合い」であり、どのような構造物でも、また構造物内のどの 部分についても、常に力の釣り合いが成立していることを学ぶことがこの授業の目標である。 キーワード ラーメン、曲げモーメント、せん断力、主応力度、モールの応力円、断面二次モーメント keywords rahmen, bending moment, shear force, principal stress, Mohr’ s stress circle, second moment of area 授業の到達目標 ・ 静定ばりと静定ラーメン構造の力学的特徴を把握し、その基本が「力の釣り合い」であることを理解する。(B, G) ・ 静定構造物の反力算定方法と応力算定方法を身に付け、応力図を描くことができる。(B, G) ・ 応力度の算定方法を身に付け、組み合わせ応力の算出ができる。(B, G) ・ モールの応力円を描くことができ、主応力度の値と主応力方向が算出できる。(B, G) ・ 各種の断面定数のもつ意味を理解し、断面定数の計算ができる。(B, G) 教員からの一言 ・ 力学的な特徴を頭で理解するだけでなく、体で覚えることを目指してほしい。そのためには、演習問題をたくさん解く ことが必要である。 ・ 原則として毎回小試験を実施する。また、毎回、宿題としての計算問題を出題する。 関連科目 造形と力及び演習Ⅰ、造形と力及び演習Ⅱ、構造力学Ⅱ、構造力学Ⅲ 教 材 教科書 槙谷栄次、永坂具也共著「図解建築構造力学の学び方」オーム社 参考書 造力学や構造力学演習に関する市販の本の中から受講生各自が選んで参考書とする。 授業計画 第 1 回:導入講義:授業の進め方と概要の説明、成績評価法、構造力学とは何かを理解する。 第 2 回:応力算定 -1:単純ばり型ラーメンを例として曲げモーメンとせん断力の関係を理解する。 第 3 回:応力算定 -2:片持ばり型ラーメンを例として反力と応力の関係を理解し、区間を分ける応力算定法を修得する。 第 4 回:応力算定 -3:左右対称の三ヒンジラーメンを例として左右対称の応力分布とその特徴を学ぶ。 第 5 回:応力度分布 -1:垂直応力度とせん断応力度の特徴を理解し、垂直応力度の算定方法を修得する。 第 6 回:応力度分布 -2:曲げ応力度と縁応力度の特徴を理解し、算定方法を修得する。 第 7 回:応力度分布 -3:せん断応力度の分布と梁断面の形状の関係を理解し、せん断応力度の算定方法を修得する。 第 8 回:応力度分布 -4:重ね合せの原理を用いて組み合わせ応力度と断面の核の特徴を理解し、算定方法を修得する。 第 9 回:方向によって異なる応力度 -1:主応力方向と主応力度の特徴を理解し、算定方法を修得する。 第 10 回:方向によって異なる応力度 -2:モールの応力円の特徴を理解し、描き方を修得する。 第 11 回:方向によって異なる応力度 -3:主応力方向と主応力度の算定方法を修得する。 第 12 回:断面定数 -1:図芯と断面一次モーメントの関係を理解し、図芯の算定方法を修得する。 第 13 回:断面定数 -2:断面二次モーメントと平行軸の定理の関係を理解し、二次モーメントの算定方法を修得する。 第 14 回:断面定数 -3:主軸と断面主二次モーメント関係を理解する。 第 15 回:定期試験(60 分) 注:試験範囲は第 1 回から第 14 回までの授業すべてとする。 成績評価基準 定期試験(70%)、小試験(10%)と宿題としての演習課題(20%)の成績を総計して評価点とする。 備 考 175 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科シラバス 科目名 subject 構造力学Ⅱ Structural Analysis Ⅱ 科目区分 専門科目 必修・選択の別 必修科目(建築工学コース)/選択科目(建築コース)/―(デザインコース) 担当者 単位数 2 単位 開講時期 2 年次後期 氏名 name:平松 晃 Akira HIRAMATSU 連絡先(代表者):2 号館 3 階 平松研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 構造力学Ⅰに引き続いてこの講義でも建築構造物を力学の観点からとらえ、静的に作用する外力に対して示す建築物の 応答性状を理解することを目標とする。まず、応力度と歪度との関係が鋼材やコンクリートなど材料の種類によって異な ることや構造物のもつ硬さ(剛性)や粘り(靭性)が力学的に重要な意味をもつことを学ぶ。その後、建築構造物の基本 部材である 「はり」 と 「柱」、そしてラーメン架構に順次着目し、それぞれのもつ代表的な問題を取り上げてその基本的 な考え方を修得する。 この授業では、構造物が示す力学特性には、構成部材それぞれの変形に対する性質が大きく影響することを受講生が十 分に納得できるように多くの計算例を示すことを目指している。 キーワード 弾性、塑性、弾性係数、座屈、細長比、たわみ角法 keywords elasticity, plasticity, modulus of elasticity, buckling, slenderness ratio, slope-deflection method 授業の到達目標 ・ 構造部材が示す弾性的ふるまいと塑性的ふるまいを理解する。(B, G) ・ さまざまな変形算定方法を用いて、構造部材や簡単な構造物に生ずるたわみの算出ができる。(B, G) ・ 座屈現象の基本を理解し、弾性座屈荷重を算出することができる。(B, G) ・「たわみ角法」を用いて簡単な不静定ラーメンの応力算定ができる。(B, G) ・ ラーメン架構の応力分布にみられる特徴を理解する。(B, G) 教員からの一言 ・ 授業内容を頭で理解するだけでなく、体で覚えることを目指してほしい。そのためには、似たような演習問題を繰り返 176 し解くことが必要である。 ・ 授業の一部で 1 変数の簡単な微分演算と積分演算を利用するが、極初歩の微積分であり、必要に応じて微積分の簡単な 解説をおこなうので、数学が苦手な学生も臆することなく受講できる。 ・ 原則として毎回小試験を実施する。また、毎回、宿題としての計算問題を出題する。 関連科目 造形と力及び演習Ⅰ、造形と力及び演習Ⅱ、構造力学Ⅰ、構造力学Ⅲ 教 材 教科書 槙谷栄次、永坂具也共著「図解建築構造力学の学び方」オーム社 参考書 造力学や構造力学演習に関する市販の本の中から受講生各自が選んで参考書とする。 授業計画 第 1 回:導入講義:授業の進め方と概要の説明、成績評価法、静定構造物と不静定構造物の相違点を理解する。 第 2 回:応力と変形 -1 応力度と歪度との関係、弾性と塑性の違い、弾性係数(ヤング率)、許容応力度などを学ぶ。 第 3 回:応力と変形 -2 応力と変形の関係や硬さ(剛性)と粘り(靭性)の重要性を理解する。 第 4 回:応力と変形 -3 構造部材の変形性状にみられる様々な特徴を理解し、単一材の変形算定方法を学ぶ。 第 5 回:応力と変形 -4 「オイラーの弾性曲線式」と境界条件を組み合わせた方法によるたわみ算定方法を修得する。 第 6 回:応力と変形 -5 「モールの定理」によるはりのたわみ算定方法を修得する。 第 7 回:長柱の座屈 -1 座屈現象や「オイラーの座屈理論」の特徴を理解する。 第 8 回:長柱の座屈 -2 座屈モードと細長比の関係を学び、弾性座屈荷重の算定方法を修得する。 第 9 回:長柱の座屈 -3 弾性座屈荷重についての代表的な算定例をいくつか概観し、その特徴をとらえる。 第 10 回:不静定ラーメンの応力算定法 -1 剛比の意味を学び、「たわみ角法」の基本公式が示すことを理解する。 第 11 回:不静定ラーメンの応力算定法 -2 荷重項、節点方程式と層方程式の算定方法を修得する。 第 12 回:不静定ラーメンの応力算定法 -3 計算例を通して鉛直荷重を受けるラーメン架構の応力算定方法を学ぶ。 第 13 回:不静定ラーメンの応力算定法 -4 計算例を通して水平荷重を受けるラーメン架構の応力算定方法を学ぶ。 第 14 回:不静定ラーメンの応力算定法 -5 ラーメン架構の応力分布にみられるさまざまな特徴を理解する。 第 15 回:定期試験(60 分) 注:試験範囲は第 1 回から第 14 回までの授業すべてとする。 成績評価基準 定期試験(70%)、小試験(10%)と宿題としての演習課題(20%)の成績を総計して評価点とする。 備 考 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科シラバス 科目名 subject 構造力学Ⅲ Structural Analysis Ⅲ 科目区分 専門科目 必修・選択の別 選択科目(建築工学コース)/選択科目(建築コース)/―(デザインコース) 担当者 単位数 2 単位 開講時期 3 年次前期 氏名 name:平松 晃 Akira HIRAMATSU 連絡先(代表者):2 号館 3 階 平松研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 建築物は、自重や雪の重さに対してだけでなく地震や台風などによる大きな荷重にも耐えなければならない。自然災害 に対して安全な建築物を建設するためには、建築構造物の示す力学的挙動を十分に理解して設計することが重要である。 この授業では、これまで学んできた構造力学のまとめとして、コンピュータで構造解析をする際に用いられる「剛性マ トリックス法」を取り上げ、その考え方の基本を学び、簡単な例題に取り組む。次いで、「力のなす仕事」に着目して、 弾性仕事や歪エネルギーを理解し、構造物全体を支配しているエネルギー原理の概要を考える。その後、「仮想仕事法」 によるたわみ算定手順や「応力法」による不静定構造物の解法を修得し、数値計算例に取り組む。 この授業では、安全性の高い構造物を造るためにさらに進んだ力学を学ぶための出発点になることを大きな目標として いる。 キーワード 剛性マトリックス、歪エネルギー、仮想仕事 keywords stiffness matrix, strain energy, virtual work 授業の到達目標 ・ 簡単な不静定構造物の剛性マトリックスを組み立てることができる。(B, G) ・ 単純な構造物について弾性仕事や歪エネルギーを算出することができる。(B, G) ・ 仮想仕事法を用いて構造物の変形を算出することができる。(B, G) ・「応力法」を用いて簡単な不静定構造物の応力算定ができる。(B, G) 教員からの一言 ・ 授業内容をしっかりと理解するためには基本的な演習問題を多数繰り返して解くことが役にたつ。そのため授業では毎 回、宿題としての計算問題を出題する。 ・ 簡単なマトリックス演算をするが、必要に応じて簡単な解説をおこなうので、数学が苦手な学生も臆することなく受講 できる。 ・ 原則として毎回、前回の授業内容に関する小試験を実施する。 関連科目 造形と力及び演習Ⅰ、造形と力及び演習Ⅱ、構造力学Ⅰ、構造力学Ⅱ 教 材 教科書 槙谷栄次、永坂具也 共著「図解建築構造力学の学び方」オーム社 参考書 造力学や構造力学演習に関する市販の本の中から受講生各自が選んで参考書とする。 授業計画 第 1 回:導入講義:授業の進め方と概要の説明、成績評価法、高次不静定構造物の特徴を理解する。 第 2 回:ラ-メン架構の応力分布 -1 柱のM図を基に梁の M 図、 Q 図を描く。 第 3 回:ラ-メン架構の応力分布 -2 柱のM図を基に荷重、 反力を求める。 第 4 回:ラ-メン架構の応力分布 -3 横力分布係数と修正ポータル法 第 5 回:剛性マトリックス法 -1 部材剛性マトリックスの組み立て、部材座標系と全体座標系について学ぶ。 第 6 回:剛性マトリックス法 -2 節点変位と材端変位の適合や節点方程式の考え方を理解する。 第 7 回:剛性マトリックス法 -3 全体剛性マトリックスの組み立て手順を学ぶ。 第 8 回:剛性マトリックス法 -4 例題を通して全体剛性マトリックスの組み立て手順を修得する。 第 9 回:仮想仕事 -1 力学的仕事と歪エネルギー、弾性仕事、弾性エネルギーや仮想仕事について学ぶ。 第 10 回:仮想仕事 -2 仮想仕事の原理を学び、仮想仕事法によるたわみ計算方法を修得する。 第 11 回:仮想仕事 -3 算定例を通して仮想仕事法による静定ラーメンのたわみ計算方法を修得する。 第 12 回:応力法 -1 仮想仕事法によるたわみ計算を利用して 1 次不静定ばりの応力を算定する方法を学ぶ。 第 13 回:応力法 -2 算定例を通して 1 次不静定ラーメンの応力算定手順を修得する。 第 14 回:応力法 -3 算定例を通して 2 次不静定ラーメンの応力算定方法を修得する。 第 15 回:定期試験(60 分) 注:試験範囲は第 1 回から第 14 回までの授業すべてとする。 成績評価基準 定期試験(70%)、小試験(10%)と宿題としての演習課題(20%)の成績を総計して評価点とする。 備 考 177 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科シラバス 科目名 subject 鉄筋コンクリート構造 Reinforced Concrete Structures 科目区分 専門科目 必修・選択の別 必修科目(建築工学コース)/必修科目(建築コース)/―(デザインコース) 担当者 単位数 2 単位 開講時期 2 年次前期 氏名 name:奥野 賢二 Kenji OKUNO 連絡先(代表者):2 号館 3 階 平松研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 鉄筋コンクリート造は自由な形状の線材要素や面材要素からなり、土木・建築物に多く用いられる構造体である。コン クリートを鉄筋で補強する複合構造物であり、それぞれの材料の特質と相互作用を修得し、それを生かした構造設計の基 本から、力学の知識を生かし構造設計の手法や技法を、構造全体の概要から個別の構造構成要素の例を挙げて演習を織り 交ぜ設計技術を修得する。近年高強度のコンクリートと高強度の太い鉄筋を用いて高層の鉄筋コンクリート建築物も多く 見られるようになったが、耐震設計に充分配慮する。 続く構造設計及び演習Ⅰ、構造設計及び演習Ⅱで建築構造の一連の設計行為が連続して扱われる。 キーワード コンクリート、鉄筋、応力度、許容応力度、耐震設計 keywords concrete, reinforcement, stress, allowable stress, seismic design 授業の到達目標 ・ コンクリートおよび鉄筋の応力度-ひずみ度関係を通じて、許容応力度設計の基本を理解する。(B, G) ・ 想定すべき荷重を理解し、その確率の高さによる設計方針や安全性を評価できる。(B, H) ・ 震災などによる構造物の被害例に対して、的確な判断能力を養う。(H) ・ 部材の設計手法を理解し、個別の設計ができる。(B, G) ・ 必要に応じて、強度だけでなく靭性を確保するための設計ができる。(G, L) 教員からの一言 178 ・ 講義内容の理解を確認するために、随時小課題を課し翌週の解答例配布と簡単な解説をするので確認してほしい。 ・ 随所に力学の知識を利用するので、並行して開講する力学を充分理解してほしい。 関連科目 構造力学Ⅰ、構造力学Ⅱ、構造力学Ⅲ、鋼構造、構造設計及び演習Ⅰ、構造設計及び演習Ⅱ 教 材 教科書 嶋津 孝之他/著 「新しい鉄筋コンクリート構造」 森北出版 参考書 日本建築学会/編 「鉄筋コンクリート構造計算規準・同解説」 日本建築学会 授業計画 第 1 回:導入講義:授業の進め方と概要の説明、成績評価法、鋼構造や木構造と比較した鉄筋コンクリート構造の特徴 第 2 回:固定荷重、積載荷重、積雪荷重、風荷重、地震荷重の評価法 第 3 回:構造材料としてのコンクリートと鉄筋の力学的性質、機械的性質の理解、許容応力度の定義 第 4 回:はりの応力分布、中立軸位置と許容曲げ応力の計算 1 第 5 回:はりの応力分布、中立軸位置と許容曲げ応力の計算 2 第 6 回:はりの応力分布,中立軸位置と許容曲げ応力の計算 3、演習 第 7 回:はりの実用的設計法の理解1 第 8 回:はりの実用的設計法の理解 2、演習 第 9 回:柱断面の基本的応力度 第 10 回:柱の実用的設計法の理解 1 第 11 回:柱の実用的設計法の理解 2、演習 第 12 回:せん断力を受ける部材の設計 1 第 13 回:せん断力を受ける部材の設計 2 第 14 回:せん断力を受ける部材の設計 3、演習 第 15 回:定期試験(60 分) 注:試験範囲は第1回から前回までの授業総てとする。 成績評価基準 定期試験(70%)と授業中の演習(30%)の成績を総計して評価点とする。 備 考 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科シラバス 科目名 subject 鋼構造 Steel Structures 科目区分 専門科目 必修・選択の別 必修科目(建築工学コース)/必修科目(建築コース)/―(デザインコース) 担当者 単位数 2 単位 開講時期 2 年次後期 氏名 name:奥野 賢二 Kenji OKUNO 連絡先(代表者):2 号館 3 階 平松研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 鋼構造は鉄筋コンクリート造に並ぶ主要な建築構造形態である。建築物の利用サイクルが短くなるとともに、廃棄物が 少なくリサイクル利用が可能な鋼構造は、環境にやさしく今後益々重要度が増すと考えられる。建築材料としての鋼の性 質を生かした構造設計の基本から、力学の知識を生かし構造設計の手法や技法を、構造全体の概要から個別の構造構成要 素の例を挙げて演習を織り交ぜ設計技術を修得する。 続く構造設計及び演習Ⅰ、構造設計及び演習Ⅱで建築構造の一連の設計行為が連続して扱われる。 キーワード 鋼、座屈、応力度、許容応力度、接合部、耐震設計、耐風設計 keywords steel, buckling, stress, allowable stress, joint, seismic design, wind resistant design 授業の到達目標 ・ 鋼の応力度-ひずみ度関係を通じて、鋼の降伏や強度を理解し、許容応力度設計の基本を理解する。(B, G) ・ 想定すべき荷重を理解し、その確率の高さによる設計方針や安全性を評価できる。(B, H) ・ 座屈現象の概念を理解し、基本的な圧縮材の座屈荷重の計算ができる。(B, G) ・ 接合部や部材の設計手法を理解し、個別の設計ができる。(B, G) ・ 必要に応じて、強度だけでなく靭性を確保するための設計ができる。(G, L) 教員からの一言 ・ 講義内容の理解を確認するために、随時小課題を課し翌週の解答例配布と簡単な解説をするので確認してほしい。 ・ 随所に力学の知識を利用するので、並行して開講する力学を充分理解してほしい。 関連科目 構造力学Ⅰ、構造力学Ⅱ、構造力学Ⅲ、鉄筋コンクリート構造、構造設計及び演習Ⅰ、構造設計及び演習Ⅱ 教 材 教科書 高梨晃一他/著 「基礎からの鉄骨構造」 森北出版 参考書 日本鉄鋼連盟/編 「鋼構造設計演習(第4版)」 技報堂出版 授業計画 第 1 回:導入講義:授業の進め方と概要の説明、成績評価法、鉄筋コンクリート構造や木構造と比較した鋼構造の特徴 第 2 回:構造材料としての鋼の力学的性質、機械的性質の理解、許容応力度の定義 第 3 回:接合部を含む引張材の設計手法と設計例 1 第 4 回:接合部を含む引張材の設計手法と設計例 2、演習 第 5 回:座屈現象の理解と、圧縮材の座屈荷重の理論値の計算 第 6 回:圧縮材の設計手法と設計例 1 第 7 回:圧縮材の設計手法と設計例 2、演習 第 8 回:曲げ座屈現象の理解と許容曲げ応力度の評価法 第 9 回:曲げ材の設計手法と設計例 1 第 10 回:曲げ材の設計手法と設計例 2、演習 第 11 回:複合応力を受ける材の設計手法と計算例 1 第 12 回:複合応力を受ける材の設計手法と計算例 2、演習 第 13 回:部材接合部(継手)の設計手法と設計例 第 14 回:部材接合部(仕口)の設計手法と設計例 第 15 回:定期試験(60 分) 注:試験範囲は第 1 回から前回までの授業総てとする。 成績評価基準 定期試験(70%)と授業中の演習(30%)の成績を総計して評価点とする。 備 考 179 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科シラバス 科目名 subject 構造設計及び演習Ⅰ Structural Design and Exercises Ⅰ 科目区分 専門科目 必修・選択の別 担当者 単位数 4 単位 開講時期 3 年次前期 必修科目(建築工学コース)/選択科目(建築コース)/―(デザインコース) 氏名 name:阿部 浩一 Koichi ABE、奥野 賢二 Kenji OKUNO 連絡先(代表者):2 号館 3 階 阿部研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 構造設計及び演習Ⅰ・同Ⅱは、構造力学、鉄筋コンクリート、鋼構造など構造系のカリキュラムの集大成である。構造 設計及び演習Ⅰは構造設計行為に必要な知識の集約や工学的判断のほか、施工上の問題を取り入れながら構造設計への道 筋を修得する。そのために、構造設計の基本方針の具体例、想定すべき荷重の評価と計算例、応力計算手法の評価と計算例、 構造図の見方と表現法など、演習を主体とした内容で知識と技術を身に付ける。演習では応力解析にコンピュータソフト を使用せず、図面作成にコンピュータを使用せず、それぞれ内容を考えながら取組み理解して構造感覚を養う。 続く構造設計及び演習Ⅱで一連の建築構造設計行為が連続して扱われる。 キーワード 構造設計基準、設計荷重、応力解析、構造図 keywords structural design standard, design load, structure analysis, structural drawing 授業の到達目標 ・ 構造設計方針の基本を理解し、設計者としての社会的倫理観を涵養する。(E) ・ 想定すべき荷重や構造材料の特性を理解し、その評価や計算ができる。(E, H) ・ 構造設計において必要な工学的判断が的確にできる。(G) ・ 構造設計において必要な手順とチェック事項が理解できる。(F, L) ・ 構造設計と構造図の関連を理解し、構造図の情報が読め、構造図が描ける。(F, K, L) 教員からの一言 180 ・ 講義と演習がセットになった長時間の科目であるので、欠席の補いが困難です。 ・ 長い演習時間に個別の質問に充分応じられるので、積極的に取り組んでほしい。 ・ 随所に経験に基づく工学的判断が必要であるので、講義を理解しないと演習課題は取り組めないと思ってほしい。 関連科目 鉄筋コンクリート構造、鋼構造、構造設計及び演習Ⅱ 教 材 教科書 建築のテキスト編集委員会/編「はじめての建築構造設計」学芸出版 参考書 嶋津/編「鋼構造 [ 第 2 版 ]」森北出版、福島/著「鉄筋コンクリート構造(第 6 版)」森北出版 授業計画 第 1 回:導入講義:授業の進め方と概要の説明、成績評価法、構造設計の事例説明 第 2 回:長期荷重(固定荷重・積載荷重)の評価と計算例 第 3 回:積雪荷重、風荷重の評価法と計算例 第 4 回:地震荷重の評価法と耐震設計法の基本の理解 第 5 回:応力計算(固定法)の理論と技術 第 6 回:応力計算(D 値法)の理論と技術 第 7 回:鉄筋コンクリート造はりの設計手法と設計例 第 8 回:鉄筋コンクリート造柱の設計手法と設計例 第 9 回:鉄筋コンクリート造スラブ設計手法および基礎の設計手法と各設計例 第 10 回:鉄筋コンクリート造構造図の見方と表現法 第 11 回:鋼構造はりの設計手法と計算例 第 12 回:鋼構造柱の設計手法と計算例 第 13 回:部材接合部(継手・仕口)の設計手法と設計例 第 14 回:鋼構造柱脚の設計手法およびブレースの設計手法と各設計例 第 15 回:鋼構造構造図の見方と表現法 成績評価基準 毎週の演習課題を評価集計する。 備 考 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科シラバス 科目名 subject 構造設計及び演習Ⅱ Structural Design and Exercises Ⅱ 科目区分 専門科目 必修・選択の別 選択科目(建築工学コース)/選択科目(建築コース)/―(デザインコース) 担当者 単位数 4 単位 開講時期 3 年次後期 氏名 name:阿部 浩一 Koichi ABE、奥野 賢二 Kenji OKUNO 連絡先(代表者):2 号館 3 階 阿部研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 構造設計及び演習Ⅱは同Ⅰで修得した構造設計の予備知識や技術に基づき、一連の構造設計行為を通じて構造系カリキ ュラムの最終段階の集大成である。課題は大きく 2 つに分かれ、鉄筋コンクリート造建築物の構造設計課題と鋼構造建築 物の構造設計課題に取り組む。標準的な小規模事務所建築を鉄筋コンクリート造で構造設計した場合と鋼構造の場合と比 較しながら、それぞれの特徴を理解する。演習が主体であるが、毎回それに入る前に関連の講義を配置し演習の意味付け を明確にする。安易でブラックボックスになりがちなコンピューは演習では使用せず、手作りの構造計算書や手作りの図 面作成作業を通じて、各段階の内容や意味を考えながら演習に取組み構造感覚を養う。 キーワード 構造設計基準、設計荷重、応力解析、構造図 keywords structural design standard, design load, structure analysis, structural drawing 授業の到達目標 ・ 建築図面から構造部分の抽出作業ができる。(G, L) ・ 建築図面から必要な構造スケールが読み取れる。(G, L) ・ 適正な応力計算ができ、構造材料の特性を反映した部材設計の適否を判断できる。(F, G, H) ・ 社会倫理観に基づいた構造体の安全性と経済性のバランスについて考える能力を養う。(E) ・ 構造計算の結果を得て構造図面が作成できる。(K, L) 教員からの一言 ・ 大きな課題に取り組む講義と演習がセットになった長時間の科目であるので、欠席の補いが困難です。 ・ 長い演習時間に個別の質問に充分応じられるので、積極的に取り組んでほしい。 ・ 随所に経験に基づく工学的判断が必要であるので、講義を理解しないと演習課題は取り組めないと思ってほしい。 関連科目 教 材 鉄筋コンクリート構造、鋼構造、構造設計及び演習Ⅰ 教科書 建築のテキスト編集委員会/編「はじめての建築構造設計」学芸出版 参考書 上野/著「構造計算書で学ぶ鉄骨構造」学芸出版 授業計画 第 1 回:導入講義:授業の進め方と概要の説明、成績評価法、鉄筋コンクリート造構造設計課題の説明と設計概要の作 成(演習)、一般事項と荷重計算 第 2 回:準備計算、鉛直荷重時応力計算と図表示 第 3 回:水平荷重時応力計算と図表示 第 4 回:はりの断面計算 第 5 回:柱の断面設計 第 6 回:構造図(伏図、柱・はり断面リスト)の作成 第 7 回:構造図(架構配筋図)の作成 第 8 回:鋼構造構造設計課題の説明と設計概要の作成 第 9 回:準備計算、荷重計算 第 10 回:長期荷重の計算と長期荷重時応力分布の計算と図表示 第 11 回:地震荷重の計算と水平荷重時応力計算と図表示 第 12 回:はり・柱の断面設計 第 13 回:接合部(継手・仕口)の設計、小ばり・ブレースの設計 第 14 回:剛接ラーメン架構図の作成 第 15 回:ブレース架構図の作成 成績評価基準 計算書および作成図面の内容を総合的に評価する。 備 考 181 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科シラバス 科目名 subject 材料演習その 1 Exercises on Materials #1 科目区分 専門科目 必修・選択の別 必修科目(建築工学コース)/必修科目(建築コース)/-(デザインコース) 担当者 単位数 4 単位 開講時期 2 年次後期 氏名 name:河上 嘉人 Yoshihito KAWAKAMI 連絡先(代表者):2 号館 3 階 河上研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 建築材料に関する各種試験方法およびデータの整理方法などを習得する。実験内容は、セメント強度試験、骨材の物理 試験、コンクリートの調合設計・供試体の作成・各種強度試験、鉄筋の強度試験、鉄筋コンクリートはりの載荷試験など である。 建築材料Ⅰで学ぶ構造材料に実際に接してその性質を体感する。また,鉄筋コンクリートはりの理論と実際との整合性 あるいは相違を実感する。 キーワード セメント、コンクリート、鉄筋、鉄筋コンクリートはり、木材、コンクリートブロック、非破壊試験 keywords cement, concrete, reinforcing bar, reinforced concrete beam, wood, concrete block, nondestructive inspection 授業の到達目標 ・ 構造材料の試験法を習得する。(B, H) ・ 構造材料の性質を理解する。(B, G, H) ・ データの整理法を習得する。(B) ・ レポートの書き方を習得する。(B) 教員からの一言 ・ 材料に直接触れる数少ない機会の一つです。積極的に実験に参加して初めて知識として吸収することができます。 ・ 実験室では、常に細心の注意をして安全に気を配ること。 182 関連科目 建築材料Ⅰ、建築材料Ⅱ、鉄筋コンクリート構造 教 材 教科書 「建築材料実験用教材」 日本建築学会(丸善) 参考書 授業計画 第 1 回:導入講義:授業の進め方と概要、成績評価法などの説明。 第 2 回:セメント強度試験用供試体作製 第 3 回:RC はり供試体の作製 第 4 回:骨材試験 1(比重・吸水) 第 5 回:骨材試験 2(単位容積質量、篩分け) 第 6 回:セメント強度試験 第 7 回:RC はり曲げ試験,鉄筋の引張試験 第 8 回:RC はり曲げ試験のデータ整理および演習、実験データのまとめ方、レポートの書き方 第 9 回:調合設計演習、第4回から第8回までのレポート提出 第 10 回:コンクリート供試体作成 第 11 回:木材試験(年輪幅、含水率、圧縮強度) 第 12 回:コンクリートブロック試験(比重、圧縮強度) 第 13 回:非破壊試験(シュミッドハンマー、音速法) 第 14 回:コンクリート強度試験 第 15 回:第 9 回から第 14 回までのレポート提出 成績評価基準 受講態度(30%)、演習(10%)、レポート(60%)の成績を総計して評価点とする。 備 考 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科シラバス 科目名 subject 材料演習 その 2 Exercises on Materials #2 科目区分 専門科目 必修・選択の別 -(建築工学コース)/-(建築コース)/必修科目(デザインコース) 担当者 単位数 4 単位 開講時期 2 年次後期 氏名 name:楠林 拓 Hiraku KUSUBAYASHI 塚本洋守 Hiroshi TSUKAMOTO 連絡先(代表者):3 号館 2 階 楠林研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け マウスを題材に、大量生産技術の前提である「型でものをつくる」ことの基本を学ぶ。油土で造形を行い、石膏で雌型 をとり、雄型を流し込んで型抜きしアクリルラッカー塗装を行う。雌型を残している場合は、雌型から再び雄型をとり、 雄型をもとに透明 PVC を真空整形してブリスターパッケージを作成するところまでを行う。 キーワード 大量生産、型、石膏、アンダーカット、真空成型 keywords mass production, mold, plaster, under cut, vacuum form 授業の到達目標 ・ 型で生産する際のデザイン条件を理解する-型の数を把握できる。 ・ アンダーカット、抜き勾配の意味を理解し、デザインに応用できる。 ・ 粘土、石膏、塗装の工程を体験し、材料の扱いに慣れ模型が制作できる。 教員からの一言 ・ 材料に直接触れる、数少ない機会の一つです。積極的に演習に参加して、初めて知識として吸収することができます。 ・ 実験・実習室では、常に細心の注意をして安全に気を配ること。 関連科目 建築・デザイン演習Ⅰ、デザイン演習Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ 教 材 教科書 特に指定しない 参考書 清水吉治「モデリングテクニック」グラフィック社、「デザイン材料」東京電機大学出版局 授業計画 第 1 回:授業の進め方と概要、成績評価法などの説明。調査計画 第 2 回:調査資料の整理、マップ作成、コンセプト創出 第 3 回:アイディア展開、抜き勾配の説明 第 4 回:スケッチ、油土作成、造形物のスケッチ 第 5 回:雄型作成、製図、油土作成 第 6 回:油土から雌型を作成 第 7 回:雌型に石膏を流し込む 第 8 回:整形と塗装の下準備、塗装の説明、下塗り 第 9 回:仕上げ塗り 第 10 回:マウスのプレゼンテーション 第 11 回:パッケージデザイン 第 12 回:パッケージの雄型作成 第 13 回:パッケージ作成 第 14 回:プレゼンテーション準備 第 15 回:プレゼンテーション講評・採点 成績評価基準 プレゼンテーションパネル(65%)、作品(35%)の成績を総計して評価点とする。 備 考 183 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科シラバス 科目名 subject 建築材料 I Building Materials I 科目区分 専門科目 必修・選択の別 必修科目(建築工学コース)/必修科目(建築コース)/-(デザインコース) 担当者 単位数 2 単位 開講時期 2 年次前期 氏名 name:河上 嘉人 Yoshihito KAWAKAMI 連絡先(代表者):2 号館 3 階 河上研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 建築材料は、建築物の使用目的や使用箇所によって要求される性能も多種多様である。建築材料Iでは鉄筋コンクリー ト構造および鋼構造を対象として材料の基本的性質と共に、構法や工法に関する講義を行う。木構造および仕上げ材料を 対象とする建築材料Ⅱとあわせて、建築材料全般の知識を習得することを目標とする。 キーワード 構造材料、性能、鉄筋、型枠、コンクリート、鋼材 keywords structural materials, property, reinforcement, form, concrete, steel 授業の到達目標 ・ 建築材料の基本的な性能である物理的・化学的・力学的性質を習得する。(B, G, H) ・ 材料の性能評価法を習得する。(B, H) ・ 材料の生産過程、使用実例を習得する。(H) ・ 鉄筋、型枠、コンクリートおよび鋼材の施工上の留意点を習得する。(H) 教員からの一言 ・ 建築材料Ⅰの授業は建築士の学科試験(構造、施工)を念頭において進めていきます。そのため、内容を理解すること はもちろん大事ですが、細かな数字をたくさん覚えることも要求されます。通り一遍では知識として身につきませんの で、繰り返し自習するように希望します。 184 関連科目 建築材料演習、施工法I、施工管理及び演習、鋼構造、鉄筋コンクリート 教 材 教科書 鯉田和夫 「最新建築施工」 技報堂出版 参考書 田中享二 他 4 名「新・建築材料Ⅱ」数理工学社、嶋津孝之 他 5 名「建築材料」森北出版(株) 授業計画 第 1 回:授業の概要、成績評価法の説明 第 2 回:6 章 鉄筋工事 /鉄筋の種類や力学的性質、加工法などに関する知識を習得する。(小テスト) 第 3 回:6 章 鉄筋工事 /継手 ・ 定着、かぶり厚さなどに関する知識を習得する。(小テスト) 第 4 回:7 章 型枠工事 /型枠の材料 ・ 種類に関する知識を習得する。(小テスト) 第 5 回:7 章 型枠工事 /コンクリートの側圧、型枠の存置期間などに関する知識を習得する。(小テスト) 第 6 回:8 章 コンクリート工事 /セメント ・ 骨材の品質および試験法などに関する知識を習得する。(小テスト) 第 7 回:8 章 コンクリート工事 /コンクリートの調合設計のプロセスを理解する。(小テスト) 第 8 回:8 章 コンクリート工事 /生コンの種類、品質 ・ 検査に関する知識を習得する。(小テスト) 第 9 回:8 章 コンクリート工事 /ポンプ圧送、品質管理 ・ 検査に関する知識を習得する。(小テスト) 第 10 回:8 章 コンクリート工事 /各種コンクリートの特徴、調合上の留意点に関する知識を習得する。(小テスト) 第 11 回:9 章 鉄骨工事 /鋼材の種類及び性質に関する知識を習得する。(小テスト) 第 12 回:9 章 鉄骨工事 /ボルトの種類 ・ 締付け法に関する知識を習得する。(小テスト) 第 13 回:9 章 鉄骨工事 /アーク溶接に関する知識を習得する。(小テスト) 第 14 回:9 章 鉄骨工事 /建方機械や建方、耐火被覆に関する知識を習得する。(小テスト) 第 15 回:定期試験(60 分) 注:試験範囲は第1回から第 14 回までの授業総てとする。 成績評価基準 定期試験(60%)、小テスト(40%)の成績を総計して評価点とする。 備 考 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科シラバス 科目名 subject 建築材料 II Building Materials II 科目区分 専門科目 必修・選択の別 選択科目(建築工学コース)/選択科目(建築コース)/-(デザインコース) 担当者 単位数 2 単位 開講時期 3 年次後期 氏名 name:河上 嘉人 Yoshihito KAWAKAMI 連絡先(代表者):2 号館 3 階 河上研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け この授業では、「木工事」および「仕上材料」について講義を行う。「木工事」に関する講義により、建築材料Ⅰの RC 工事および鉄骨工事とあわせて主な躯体工事を網羅することになる。また、「仕上材料」に関する講義は施工法Ⅱの仕 上工事で使用される材料の仕様や性能に関して補足を行うものである。 キーワード 材料、性能、木工事、非鉄金属、セラミック、プラスティック、ガラス、塗料、接着剤 keywords Materials, capacity, carpenter’s work, nonferrous metal, ceramic, plastic, glass, paint, adhesive 授業の到達目標 ・ 木材 ・ 木製品および木工事に関する知識を習得する。(B, H) ・ 材料の性能評価法を習得する。(B, H) ・ 非鉄金属の種類、性能および用途に関する知識を習得する。(B, H) ・ 石材、ガラス、セラミックの種類、性能および用途に関する知識を習得する。(B, H) ・ プラスティック、塗料、接着剤の種類、性能および用途に関する知識を習得する。(B, H) 教員からの一言 ・ 建築材料Ⅱの授業は建築士の学科試験(構造、施工)を念頭において進めていきます。そのため、内容を理解すること はもちろん大事ですが、細かな数字をたくさん覚えることも要求されます。通り一遍では知識として身につきませんの で、繰り返し自習するように希望します。 関連科目 建築材料 I・材料演習、施工法 I、施工法Ⅱ、施工管理及び演習 教 材 教科書 鯉田和夫 「最新建築施工」 技報堂出版 参考書 松藤泰典 「建築材料・材料設計」朝倉書店 授業計画 第 1 回:授業の概要、成績評価法の説明 第 2 回:16 章 木工事 /製材、木材製品に関する知識を習得する。(小テスト) 第 3 回:16 章 木工事 /防腐 ・ 坊蟻、変形、強度に関する知識を習得する。(小テスト) 第 4 回:16 章 木工事 /継手・仕口・接合金物/種類及び用途に関する知識を習得する。(小テスト) 第 5 回:16 章 木工事 /木構造の基礎 ・ 耐力壁に関する知識を習得する。(小テスト) 第 6 回:非鉄金属材料 /銅、アルミニウムおよびその合金の種類及び性質に関する知識を習得する。(小テスト) 第 7 回:石材 /石材の種類及び加工法に関する知識を習得する(小テスト) 第 8 回:セラミックス /陶磁器、瓦、タイルの種類及び品質に関する知識を習得する。(小テスト) 第 9 回:ガラス /ガラスの製法、種類及び性能に関する知識を習得する。(小テスト) 第 10 回:左官材料 /土壁、漆喰、石膏に関する知識を習得する。(小テスト) 第 11 回:ボード類 /繊維板、石膏系ボード、セメント系ボードの種類及び用途に関する知識を習得する。(小テスト) 第 12 回:プラスティック /プラスティックの種類及び性能に関する知識を習得する。(小テスト) 第 13 回:塗料 /塗料の種類及び用途に関する知識を習得する。(小テスト) 第 14 回:接着剤 /接着剤の種類及び用途に関する知識を習得する。(小テスト) 第 15 回:定期試験(60 分) 注:試験範囲は第1回から第 14 回までの授業総てとする。 成績評価基準 定期試験(60%)と小テスト(40%)の成績を総計して評価点とする。 備 考 185 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科シラバス 科目名 subject 施工法Ⅰ Construction Method I 科目区分 専門科目 必修・選択の別 必修科目(建築工学コース)/必修科目(建築コース)/-(デザインコース) 担当者 単位数 2 単位 開講時期 2 年次後期 氏名 name:河上 嘉人 Yoshihito KAWAKAMI 連絡先(代表者):2号館 3 階 河上研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 建築工事が企画・発注されると、特定の施工業者と請負契約が結ばれる。施工業者は、建築物を完成後引渡すことによ って業務が完了する。この間の施工業者の業務内容は、土工事から仕上げ工事まで多岐にわたっており、さらに工程管理や、 品質管理、安全管理などマネージメント業務も重要な業務である。施工法Ⅰでは、請負契約から基礎工事までの施工業者 の業務内容について習得する。 建築材料Ⅰで RC 工事、鉄骨工事、建築材料Ⅱで木工事、施工法Ⅱで各種工事および仕上工事全般を、施工管理及び演 習で建築の実務を学ぶことで、一連の施工業務内容について理解する。 キーワード 請負,施工管理,地盤調査,土工事,鉄筋コンクリート工事 keywords contract, constrauction management, soil surveying of site,earth work,reinforced concrete construction 授業の到達目標 ・ 請負方式・請負契約に関する知識を習得する。(E, H) ・ 工程管理、品質管理、安全管理などのマネージメント業務に関する知識を習得する。(E, H) ・ 法的規制に関する知識を習得する。(H) ・ 地盤調査から基礎工事が完了するまでの施工業者の業務内容に関する知識を習得する。(G, H) 教員からの一言 ・ この教科は、就職先でコミュニケーションが成り立つための基本的な用語を習得することも目標にしている。将来、糧 186 を得るために必要不可欠だという認識で授業に取り組むことが必要である。 ・ 建築施工は、他の学問(材料,構造,力学,法規など)との関連が深く、その集大成ともいえる。それだけに、学ぶ内 容も多く、限られた授業の中だけでは十分カバーすることはできない。是非、自ら学ぶ姿勢を身に着けて欲しい。 関連科目 建築材料Ⅰ、建築材料Ⅱ、施工法Ⅱ、施工管理及び演習 教 材 教科書 鯉田 和夫「最新建築施工」技報堂出版 参考書 参考書杉浦 光義「絵とき建築施工」オーム社 授業計画 第 1 回:授業の進め方と概要、成績評価法などの説明。1 編 請負制度及び請負契約について 第 2 回:1 編 請負契約・請負制度/請負契約約款について理解する(小テスト) 第 3 回:2 編 1 章 施工計画/ネットワーク工程管理を理解する(小テスト) 第 4 回:2 編 1 章 施工計画/法的規制について理解する(小テスト) 第 5 回:2 編 2 章 地盤調査/地盤調査の種類と特長について理解する(小テスト) 第 6 回:2 編 2 章 地盤調査/土質試験法および土の性質について理解する(小テスト) 第 7 回:2 編 3 章 仮設工事/共通仮設工事一般について理解する(小テスト) 第 8 回:2 編 3 章 仮設工事/足場の安全管理について理解する(小テスト) 第 9 回:2 編 4 章 土・山止め工事/山止めの種類と性質について理解する(小テスト) 第 10 回:2 編 4 章 土・山止め工事/山止めの種類と性質について理解する(小テスト) 第 11 回:2 編 5 章 地業・基礎工事/既成杭の種類および設置法について理解する(小テスト) 第 12 回:2 編 5 章 地業・基礎工事/場所打ちコンクリート杭の工法、地盤改良法について理解する(小テスト) 第 13 回:2 編 25 章 測量(小テスト) 第 14 回:2 編 26 章 積算、27 章 仕様/積算および仕様について理解する(小テスト) 第 15 回:定期試験(60 分) 注:試験範囲は第1回から前回までの授業総てとする。 成績評価基準 定期試験(60%)、小テスト(40%)の成績を総計して評価点とする。 備 考 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科シラバス 科目名 subject 施工法Ⅱ Construction Method Ⅱ 科目区分 専門科目 必修・選択の別 必修科目(建築工学コース)/選択科目(建築コース)/―(デザインコース) 担当者 単位数 2 単位 開講時期 3 年次前期 氏名 name:河上 嘉人 Yoshihito KAWAKAMI 連絡先(代表者):2 号館 3 階 河上研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 各部工事及び仕上工事は、建築費の内訳の約 3 分の 1 を占める重要な工事である。また、建築士の建築施工の問題では、 やはり 3 分の 1 がこの分野から出題されており、躯体工事と共に学ぶべきことが多い。この授業では、仕上材料の性能に 関する知識を習得するとともに、各部工事および仕上工事に関する知識を習得する。 施工法Ⅰの管理業務、建築材料Ⅰおよび建築材料Ⅱの躯体工事、次の施工管理及び演習で建築の実務を学ぶことで、一 連の施工業務内容について理解する。 キーワード タイル工事,屋根工事,建具工事,防水工事,左官工事,塗装工事,内装工事 keywords tile work,roofing work,joiner’s work,warterproofing work,plastering,coating work,interior finish work 授業の到達目標 ・ コンクリートブロック工事、タイル工事などの各種工事に関する知識を習得する。(H) ・ 屋根工事および防水工事に関する知識を習得する。(H) ・ 各種仕上工事に関する知識を習得する。(H) ・ 材料の品質管理についての知識を習得する。(H) ・ 安全・衛生に配慮した材料の選定・工法について理解する。(E, H, I) 教員からの一言 ・ この教科は、就職後先でコミュニケーションが成り立つための基本的な用語を習得することも目標にしている。将来、 糧を得るために必要不可欠だという認識で授業に取り組むことが必要である。 ・ 日頃から身近な仕上材料の種類や工法について興味や疑問を持つという習慣を身に付けることが大切である。 関連科目 建築材料Ⅰ、建築材料Ⅱ、施工法Ⅰ、施工管理及び演習 教 材 教科書 鯉田 和夫「最新建築施工」技報堂出版 参考書 友野 理平 編「現代造形材料学」オーム社 授業計画 第 1 回:授業の進め方と概要,成績評価法などの説明。2 編 10 章 壁式 PC 工事 第 2 回:2 編 11 章 コンクリートブロック工事、12 章 れんが工事/補強コンクリートブロック工事について理解す る(小テスト) 第 3 回:2 編 13 章 ALC パネル工事/ ALC パネルおよび構法を理解する(小テスト) 第 4 回:2 編 14 章 石工事、15 章 タイル工事/タイルの種類及びタイルの貼り方を理解する(小テスト) 第 5 回:2 編 17 章 屋根工事/屋根下地・下葺きについて理解する(小テスト) 第 6 回:2 編 17 章 屋根工事/屋根葺材の種類及び葺き方について理解する(小テスト) 第 7 回:2 編 18 章 建具工事/建具用材料の性質、保管法、取り付け法について理解する(小テスト) 第 8 回:2 編 19 章 防水工事/アスファルト防水について理解する(小テスト) 第 9 回:2 編 19 章 防水工事/その他の防水工事、シーリング工事について理解する(小テスト) 第 10 回:2 編 2 編 20 章 左官工事、21 章 吹付工事/セメントモルタル塗りについて理解する(小テスト) 第 11 回:2 編 22 章 塗装工事/塗装下地および塗装材料と下地の相性について理解する(小テスト) 第 12 回:2 編 23 章 断熱工事/断熱材料 ・ 工法について理解する(小テスト) 第 13 回:2 編 24 章 内装工事/内装材料 ・ 工法について理解する(小テスト) 第 14 回:安全・衛生に配慮した材料の選定・工法について理解する(レポート) 第 15 回:定期試験(60 分) 注:試験範囲は第 1 回から前回までの授業総てとする。 成績評価基準 定期試験(60%),小テスト(35%)、レポート(5%)の成績を総計して評価点とする。 備 考 187 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科シラバス 科目名 subject 施工管理及び演習 Construction Management and Exercises 科目区分 専門科目 必修・選択の別 必修科目(建築工学コース)/選択科目(建築コース)/―(デザインコース) 担当者 単位数 2 単位 開講時期 3 年次後期 氏名 name:安松 孝夫 Takao YASUMATSU 連絡先(代理人):2 号館 3 階 河上研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 建築現場に於ける「着工から竣工」までの仕事の流れを理解する。建築技師として果たす役割と義務および誇りを習得 する。 施工法Ⅰ、施工法Ⅱ、建築材料Ⅰおよび建築材料Ⅱでそれぞれ躯体工事および仕上工事の基礎を学んだ後に,この施工 管理及び演習でさらに建築の実務を学ぶことで、一連の施工業務内容について理解する。 キーワード 施工管理、基礎工事、鉄骨工事、鉄筋コンクリート工事、仕上げ工事、躯体図、割付図 keywords construction managrment,foundation work,steel work,reinforced concrete work,finish work, skeleton plan,distribution map 授業の到達目標 ・ 施工管理の業務内容を理解する。(H) ・ 躯体工事に関する知識を習得する。(H) ・ 躯体見上げ図が描ける。(H, K, L) ・ タイル割付図が描ける。(H, K, L) ・ 建築技術者としての義務及び誇りを身に付ける。(E, H) 教員からの一言 ・ この科目は「学問」としてよりも、実社会における「使い方」として捉えて欲しい。 188 関連科目 建築材料Ⅰ、建築材料Ⅱ、施工法Ⅰ、施工法Ⅱ、構造力学、建築設計 教 材 教科書 松藤泰典「建築施工 ・ マネジメント」朝倉書店 参考書 建築のテキスト編集委員会「初めての建築施工」学芸出版社 授業計画 第 1 回:授業の進め方,成績評価法、卒業後の進路、ゼネコンの実態、建築工事の分類と施工手順 第 2 回:施工の位置付け 、準備工事、仮設工事 第 3 回:地下工事 第 4 回:土工事、躯体工事(型枠工事、鉄筋工事) 第 5 回:躯体工事(コンクリート工事、鉄骨工事)、仕上げ工事 第 6 回:仕上げ工事 第 7 回:施工図(生産設計図)作成基準の種類、生産設計図作成基準について。杭伏せ図作成演習 第 8 回:現場見学 第 9 回:施工図作成演習(基準階見上図) 第 10 回:施工図作成演習(実例の基礎伏せ図を描く) 第 11 回:タイル割り付け図作成演習 外壁のタイル割を描く 第 12 回:工程管理、原価管理、安全管理、環境などについて 第 13 回:現場管理上最低限必要な構造力学演習 第 14 回:予備日 第 15 回:定期試験(60 分) 注 1:試験範囲は第1回から第 14 回までの授業総てとする。 注 2:第 8 回に予定している現場見学は、工事の進捗状況に応じて変更する場合がある。 成績評価基準 定期試験(60%)、演習(20%)、課題図(20%)の成績を総計して評価点とする。 備 考 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科シラバス 科目名 subject 環境概論 (Introduction to Environmental Engineering) 科目区分 専門科目 必修・選択の別 必修科目(建築工学コース)/必修科目(建築コース)/必修科目(デザインコース) 担当者 単位数 2 単位 開講時期 1 年次後期 氏名 names:依田 浩敏 Hirotoshi YODA 連絡先(代表者):2 号館 3 階 依田研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 環境工学とは、人間の周囲を取り巻く自然環境を利用・制御して、安全で快適な生活を確保する技術を学ぶ学問である。 「環境概論」では、室内環境の快適な状態を追求する建築計画の方法論に関して学び、その本質的な計画原理を学習す ることを目的とする。 キーワード 室内環境、光環境、熱環境、音環境、空気環境、快適性 keywords indoor environment, lighting environment, thermal environment, sound environment, air environment, confortability 授業の到達目標 ・ 建築分野における環境工学とはどういうことかが理解できる。(B, I) ・ 建築技術者として、環境問題に対してどのように関わるべきかが理解できる。(E, I) ・ 建築室内環境に関する基本的知識が理解できる。(B, I) ・ 建築室内環境の快適性を図るための技術的方法が理解できる。(B, I) 教員からの一言 ・ 授業中の迷惑行為を禁ずる。 関連科目 建築と環境、都市と環境、環境演習、建築設備Ⅰ、建築設備Ⅱ、設備設計演習 教 材 教科書 特に指定しない。毎回プリントを配布する。 参考書 日本建築学会編「建築設計資料集 1〈環境〉」丸善 その他、「建築環境工学」「建築計画原論」といった書名の本が多く出版されている。 授業計画 第 1 回:導入講義:授業の進め方と概要の説明、成績評価法 注:第 1 回授業の中で、成績評価を含めた科目全体の重要情報を伝えるので必ず出席すること。 第 2 回:気象・気候 第 3 回:採光(光の単位、採光調整、均斉度) 第 4 回:採光計画 第 5 回:照明(照明の条件、照明器具、照明方式) 第 6 回:色彩(表色系、マンセル表色系、色彩と心理、色彩調節) 第 7 回:日射(日射、日射量、建築物が受ける日射、日照調整) 第 8 回:自然エネルギー利用(太陽光利用、太陽熱利用、パッシブな手法) 第 9 回:換気(換気の目的、自然換気、機械換気、必要換気量、換気回数) 第 10 回:音響(音の性質、音の単位、デシベル表示値の和と差) 第 11 回:騒音(許容騒音レベル、騒音の評価、遮音、吸音、騒音防止策、固体伝搬音の防止) 第 12 回:環境心理 第 13 回:環境に配慮した建物の事例 第 14 回:定期試験に向けた総合演習(60 分)と解説(30 分) 注:この総合演習は成績に反映しないが、重要であるため特に出席を求める。 第 15 回:定期試験(60 分) 注:試験範囲は第 1 回から第 14 回までの授業総てとする。 成績評価基準 定期試験(60%)、提出レポート(20%)と授業中の演習(20%)の成績を総計して評価点とする。 備 考 189 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科シラバス 科目名 subject 建築と環境 (Building and Environment) 科目区分 専門科目 必修・選択の別 必修科目(建築工学コース)/必修科目(建築コース)/選択必修科目(デザインコース) 担当者 単位数 2 単位 開講時期 2 年次前期 氏名 names:依田 浩敏 Hirotoshi YODA 連絡先(代表者):2 号館 3 階 依田研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 「環境概論」 に引き続き、室内環境の快適な状態を追求する建築計画の方法論に関して学び、その本質的な計画原理を 学習することを目的とする。 環境工学分野の具体的な建築環境設計に関わる演習を行い、建築環境に対する理解をより深めるとともに、応用能力を 養う。 キーワード 室内環境、光環境、熱環境、音環境、空気環境、快適性 keywords indoor environment, lighting environment, thermal environment, sound environment, air environment, confortability 授業の到達目標 ・ 建築室内環境に関する基本的知識が理解できる。(B, I, J) ・ 建築室内環境の快適性を図るための技術的方法が理解できる。(B, I) ・ 建築環境設計に関わる演習を行い、建築環境に対する理解をより深めるとともに、応用能力を養うことができる。(B, I, J) 教員からの一言 ・ 授業中の迷惑行為を禁ずる。 ・「環境概論」の内容を復習しておくこと。 ・ 建築士等の資格取得を目指す者は、本科目を取得することが望ましい。 190 関連科目 教 材 環境概論、都市と環境、環境演習、建築設備Ⅰ、建築設備Ⅱ、設備設計演習 教科書 特に指定しない。毎回プリントを配布する。 参考書 日本建築学会編「建築設計資料集 1〈環境〉」丸善 その他、「建築環境工学」「建築計画原論」といった書名の本が多く出版されている。 授業計画 第 1 回:導入講義:授業の進め方と概要の説明、成績評価法 注:第 1 回授業の中で、成績評価を含めた科目全体の重要情報を伝えるので必ず出席すること。 第 2 回:伝熱(熱の伝わり方、断熱、断熱と熱容量) 第 3 回:室内環境の快適性(室内環境の構成要素、温度感覚、温度指標、快適範囲) 第 4 回:日照・日影(太陽位置、日照率、日影曲線、日影と建物の配置) 第 5 回:採光(昼光、採光設計、窓の位置と形) 第 6 回:照明(照明の基本計画、所要照度) 第 7 回:結露(結露現象、壁体各部の温度、結露防止) 第 8 回:空気(空気質、シックハウス対策) 第 9 回:音響(残響時間と明瞭度、音響計画上の悪条件とその対策) 第 10 回:防寒・防暑(エネルギー消費量、省エネルギー対策、エネルギーの有効利用) 第 11 回:過去の建築士試験問題の演習(60 分)と解説(30 分) 第 12 回:最近の環境工学分野におけるトピックス〈その 1〉 第 13 回:最近の環境工学分野におけるトピックス〈その 2〉 第 14 回:定期試験に向けた総合演習(60 分)と解説(30 分) 注:この総合演習は成績に反映しないが、重要であるため特に出席を求める。 第 15 回:定期試験(60 分) 注:試験範囲は第 1 回から第 14 回までの授業総てとする。 成績評価基準 定期試験(60%)、提出レポート(20%)と授業中の演習(20%)の成績を総計して評価点とする。 備 考 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科シラバス 科目名 subject 都市と環境 (City and Environment) 科目区分 専門科目 必修・選択の別 選択科目(建築工学コース)/選択科目(建築コース)/―(デザインコース) 担当者 単位数 2 単位 開講時期 3 年次前期 氏名 names:依田 浩敏 Hirotoshi YODA 連絡先(代表者):2 号館 3 階 依田研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 建築自体を取り巻く事物・状態・事情としての都市環境を扱い、都市環境設計を志す者として要求される最小限の基本 的事項を学習することを目的とする。現在の環境問題に対して、建築に関わる者として、いかに取り組んでいくべきかを 考えていく。 授業の進め方は、毎回プリントを配布し、事例を示しながらすすめる。事前に課題を提示し、各自がそれに対して文献 調査を行い、基礎知識を得た上で授業に望んでもらうこととする。 キーワード 都市環境、環境政策、都市熱環境、都市インフラ、都市エネルギー、都市居住 keywords urban environment, environmental politics, urban thermal environment, urban energy, urban habitation 授業の到達目標 ・ 都市環境、地域環境とはどういうことかが理解できる。(I, J) ・ 現在の都市(地球)環境問題が理解できる。(I, J) ・ 環境問題に対して、建築技術者として如何に取り組むべきか思考し、問題解決策が提案できる。(F, I, J) ・ 都市と環境関連の事項について文献調査を行うことにより、自己学習能力を形成することができる。(F, I) 教員からの一言 ・ 授業中の迷惑行為を禁ずる。 ・ 卒業研究を依田により指導を受けたい者は、本科目を受講すること。 関連科目 環境概論、建築と環境、環境演習、建築設備Ⅰ、建築設備Ⅱ、設備設計演習 教 材 教科書 参考書 都市環境学教材編集委員会編「都市環境学」森北出版 日本建築学会編著「都市環境のクリマアトラス」ぎょうせい 「新建築学大系 9〈都市環境〉」彰国社 授業計画 第 1 回:導入講義:授業の進め方と概要の説明、成績評価法。都市環境とは(都市化の進展、自然の喪失) 注:第 1 回授業の中で、成績評価を含めた科目全体の重要情報を伝えるので必ず出席すること。 第 2 回:環境政策(海外・国内の環境政策、環境経済) 第 3 回:環境計測・環境予測(地理情報システム、リモートセンシング、環境アセスメント) 第 4 回:都市の熱環境、大気環境(ヒートアイランド、大気汚染、現状と対策) 第 5 回:都市防災(防災計画、ライフライン) 第 6 回:都市のインフラ整備(エネルギー需要、給排水システム、廃棄物処理、情報インフラ) 第 7 回:都市のエネルギー供給システム(新エネルギー、未利用エネルギー、地域冷暖房) 第 8 回:都市居住(都心居住、環境共生建築、都市分散) 第 9 回:都市環境とまちづくり①(環境管理計画、環境教育・環境学習) 第 10 回:都市環境とまちづくり②(都市開発、都市再開発) 第 11 回:都市環境とまちづくり③(臨海部の開発と環境、河川環境) 第 12 回:都市環境とまちづくり④(海外の事例) 第 13 回:地球環境負荷の低減(地球温暖化対策、LCA、地球環境・建築憲章) 第 14 回:環境に配慮したまちを創造するために 第 15 回:定期試験(60 分) 注:試験範囲は第 1 回から第 14 回までの授業総てとする。 成績評価基準 定期試験(60%)と提出レポート(40%)の成績を総計して評価点とする。 備 考 191 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科シラバス 科目名 subject 環境演習 (Experiment on Environmental Engineering) 科目区分 専門科目 必修・選択の別 必修科目(建築工学コース)/選択科目(建築コース)/―(デザインコース) 担当者 単位数 2 単位 開講時期 2 年次後期 氏名 names:依田 浩敏 Hirotoshi YODA、齊藤 健二 Kenji SAITO 連絡先(代表者):2 号館 3 階 依田研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 音、熱、光、空気が建築環境に与える影響について、測定機器を使って測定・分析する。また、環境計画の基礎的なも のについての演習も併せて行い、環境工学、建築計画、建築設備のより深い理解と一般に用いられている測定機器の扱い に習熟する。 キーワード 光環境、熱環境、音環境、空気環境、快適性、計測 keywords lighting environment, thermal environment, sound environment, air environment, confortability, measurement 授業の到達目標 ・ 熱環境、光環境、空気環境、音環境を測定する測定機器の扱いを習熟することができる。(B, I) ・ 環境に関する物理的要素の測定結果を分析し、適切に評価することができる。(B, I) ・ 工学的な実験レポートを自らまとめることができる。(I, K) 教員からの一言 ・ 測定機器の取り扱いには十分注意すること。 ・ 積極的に測定・分析に参加すること。 192 関連科目 環境概論、建築と環境、都市と環境、建築設備Ⅰ、建築設備Ⅱ、設備設計演習 教 材 教科書 特に指定しない。毎回プリントを配布する。 参考書 日本建築学会編「建築環境工学実験用教材Ⅰ〈環境測定演習編〉」丸善 日本建築学会編「建築環境工学用教材〈環境編〉」丸善 日本建築学会編「建築設計資料集 1〈環境〉」丸善 授業計画 第 1 回:導入講義:授業の進め方と概要の説明、成績評価法。 注:第 1 回授業の中で、成績評価を含めた科目全体の重要情報を伝えるので必ず出席すること。 クラス分け、クラスごとの各回の内容を説明する。 第 2 回:測定場所の実測 第 3 回:室内気候の測定 (1)温度湿度 (2)気流速度 (3)放射熱の測定 第 4 回:室内気候の測定 (4)温熱環境要素の計算 第 5 回:光環境の測定 (1)照度 第 6 回:光環境の測定 (2)昼光率の計算 第 7 回:空気環境の測定 (1)粉塵 (2)CO (3)CO2 (4)化学汚染物質 第 8 回:空気環境の測定 (5)電磁波 (6)放射能 (7)臭い 第 9 回:音環境の測定 (1)道路交通騒音 第 10 回:音環境の測定 (2)遮音性能 第 11 回:外界気象要素の測定 (1)風向・風速 第 12 回:外界気象要素の測定 (2)日射量 第 13 回:放射カメラによる表面放射温度の測定 第 14 回:水質測定 第 15 回:課題返却・講評 成績評価基準 提出レポート(100%)の成績を総計して評価点とする。 備 考 学籍番号により、AクラスとBクラスに分割して授業を行う。 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科シラバス 科目名 subject 建築設備Ⅰ Building Equipment Ⅰ 科目区分 専門科目 必修・選択の別 必修科目(建築工学コース)/必修科目(建築コース)/選択必修科目(デザインコース) 担当者 単位数 2 単位 開講時期 2 年次前期 氏名 name:齋藤 健二 Kenji SAITO 連絡先(代表者):2 号館 3 階 齋藤研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 建築設備の概要を把握し、建築環境に対する計画原理の理解を深めるとともに、簡単な設計演習を行って、建築計画の 応用能力を養う。 キーワード ベルヌーイの定理、ムーディー線図、給水設備、給湯設備、排水設備、空気線図、負荷計算 keywords Bernouilli’s Law, Moody chart, plumbing, hot water supply, drainage, psychrometric chart, load estimation 授業の到達目標 ・ 建築技術者として地球環境保護の必要性とそのための役割について理解し、説明できる。(I, E) ・ 建築設備工学の全体像と役割、基本的知識を理解し、説明できる。(I) ・ 建物の快適室内環境を実現するための基礎的な技術手法を理解し、説明できる。(I, L) ・ 基礎的な設備設計の計算ができる。(I, B) 教員からの一言 ・ 建築設備はいろんな学問が関連している学際的な分野です。どのようにして快適環境が維持されているか、その仕組み を学びましょう。 関連科目 環境概論、建築と環境、都市と環境、環境演習、建築設備Ⅱ、設備設計演習 教 材 教科書 田中俊六 他 「最新 建築設備工学」 参考書 小原淳平編 「100 万人の空気調和」 授業計画 第 1 回:導入講義:授業の進め方と概要の説明、成績評価法,地球環境保護について 第 2 回:設備工学の全体像を理解する。熱の流れ、流体の性質と流れ、ベルヌーイの定理、圧力と摩擦損失 第 3 回:給水設備の概要、給水量と給水圧力、給水負荷単位、各種給水方式の種類と特徴 第 4 回:受水槽容量、高置水槽容量の算定、給水管径の算定 第 5 回:給湯設備の概要、給湯温度と給湯量、給湯配管 第 6 回:給湯機器と加熱能力、温水循環ポンプ 第 7 回:排水通気設備の概要、排水の種類と排水方式 第 8 回:排水トラップ、排水配管方式、通気配管方式、配管材料 第 9 回:空気調和の概要、原理、基本事項 第 10 回:各種空気調和方式と特徴 第 11 回:湿り空気線図の基礎と使い方 第 12 回:湿り空気線図と空調プロセス 第 13 回:冷暖房負荷計算の概要、負荷の種類、設計外気条件、設計室内条件 第 14 回:冷暖房負荷計算の演習 第 15 回:定期試験(60 分) 注:試験範囲は第1回から前回までの授業総てとする。 成績評価基準 定期試験(60%)と授業中の演習(40%)の成績を総計して評価点とする。 備 考 193 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科シラバス 科目名 subject 建築設備Ⅱ Building Equipment Ⅱ 科目区分 専門科目 必修・選択の別 必修科目(建築工学コース)/選択科目(建築コース)/―(デザインコース) 担当者 単位数 2 単位 開講時期 3 年次前期 氏名 name:齋藤 健二 Kenji SAITO 連絡先(代表者):2 号館 3 階 齋藤研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 建築設備Ⅰでの学習をベースに、建築計画に必要な、より広範囲の建築設備に対する理解を深め、建築計画の応用能力 を養う。 キーワード 衛生器具、ガス設備、消火設備、熱源、配管設備、ダクト設備、換気設備、蓄熱 keywords sanitary fixture, gas piping, fire hydrant, heat source, piping, air duct, ventilation heat storage 授業の到達目標 ・ 建築設備工学の基礎的応用知識を理解し、説明できる。(I) ・ 建物の快適室内環境を実現するための基礎的応用技術を理解し、説明できる。(I, L) ・ 建築設備の計画手法と設計手法を理解し、説明できる。(I, L) 教員からの一言 ・ 建築設備Ⅰは最低限の知識として習得すべき内容のものです。建築設備Ⅱでさらに知識の肉付けをします。 194 関連科目 環境概論、建築と環境、都市と環境 環境演習 建築設備Ⅰ 設備設計演習 教 材 教科書 参考書 田中俊六 他 「最新 建築設備工学」 井上書院 「給排水・衛生設備計画設計の実務の知識」オーム社 「空気調和設備計画設計の実務の知識」オーム社 授業計画 第 1 回:導入講義:授業の進め方と概要の説明、成績評価法 第 2 回:衛生器具設備の概要、衛生器具の種類と材質 第 3 回:ガス設備の概要、配管サイズ、プロパンガス 第 4 回:消火設備の概要、屋内消火栓設備、スプリンクラー消火設備 第 5 回:空気調和設備の計画 第 6 回:空気線図と空気調和プロセス 第 7 回:冷温熱源機器、冷凍機、ヒートポンプ、ボイラー 第 8 回:熱搬送機器、ポンプ、送風機 第 9 回:配管設備の概要、配管の計画と設計 第 10 回:配管の抵抗、ポンプの揚程 第 11 回:ダクト設備の概要、ダクトの計画と設計 第 12 回:ダクトの抵抗、送風機の静圧 第 13 回:換気、排煙設備 第 14 回:蓄熱空調設備、特殊空調設備 第 15 回:定期試験(60 分) 注:試験範囲は第 1 回から前回までの授業総てとする。 成績評価基準 定期試験(60%)と授業中の演習(40%)の成績を総計して評価点とする。 備 考 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科シラバス 科目名 subject 設備設計演習 Equipment Practical Design 科目区分 専門科目 必修・選択の別 必修科目(建築工学コース)/選択科目(建築コース)/―(デザインコース) 担当者 単位数 2 単位 開講時期 3 年次後期 氏名 name:齋藤 健二 Kenji SAITO 連絡先(代表者):2 号館 3 階 齋藤研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 中規模建物を対象とした給排水・衛生設備および空調・換気設備の設計計算と図面作成を行うことにより、建築設備の 実践的な理解を深める。 キーワード 設計、製図 keywords design, drawing 授業の到達目標 ・ 建築設備設計図の基本的事項を理解し、説明できる。(I, L) ・ 建築設備と建築躯体との関連、納まりについて理解し、説明できる。(I, L) ・ 機器容量、設備容量の計算ができる。(I, L) ・ 設備設計図を作成することにより、意図している建築設備内容を表現することができる。(I, K, L) 教員からの一言 ・ 建築設備ⅠおよびⅡで学んだことを応用し、実際に図面で表現する科目です。これが正解という答えはありません。自 分の考え、知識、力量が発揮できる科目です。 関連科目 環境概論、建築と環境、都市と環境 環境演習 建築設備Ⅰ 建築設備Ⅱ 教 材 教科書 参考書 適宜、教材と資料を配布する。 「空調・衛生設備図面の見方・かき方」オーム社 授業計画 第 1 回:導入講義:授業の進め方と概要の説明、成績評価法 第 2 回:建築設備図作成の基礎、建築躯体図の裏トレース 第 3 回:建築躯体図の裏トレース 第 4 回:給水配管図、排水配管図の作成 第 5 回:便所詳細図の作成 第 6 回:配管サイズの決定、機器、器具表の作成 第 7 回:空調負荷計算書の作成 第 8 回:空調負荷計算書の作成 第 9 回:空調機器の選定 第 10 回:機器配置図、配管図の作成 第 11 回:換気ダクト図の作成 第 12 回:配管サイズ、ダクトサイズの決定 第 13 回:系統図の作成 第 14 回:機器表の作成 第 15 回:まとめ 成績評価基準 計算書(40%)および作成図面(60%)の内容を総合的に評価する。 備 考 195 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科シラバス 科目名 subject 環境とデザイン Theory of Environmental Design 科目区分 専門科目 必修・選択の別 必修科目(建築工学コース)/必修科目(建築コース)/必修科目(デザインコース) 担当者 単位数 2 単位 開講時期 1 年次前期 氏名 name:工藤 卓 Takashi KUDO 連絡先(代表者):3 号館 4 階 工藤研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 環境デザインは人間の生活をとりまく環境を快適で美しく整えるためのデザイン分野です。授業では、美しい景観の創 造、建築や町並みのデザイン、水辺や街路のデザインについて考えます。また高齢者や障害者も含めた日常の生活環境を 美しく快適に整えるためのバリアフリーやユニバーサルデザインも見ていきます。他にも、国や地域の気候風土と向き合 いその地で調達される素材を用いた独特な構造と意匠で造られている民家について、地球環境が持続的に発展できる視点 から学んでいきます。 キーワード 環境デザイン keywords environmental design 授業の到達目標 ・ 世界のヴァナキュラーな住居建築を探り、国や地域社会の独特な構造と意匠を理解できる。(F, J) ・ 環境・建築・空間・道具が相互に関係しあって創り出してきた人間中心の環境デザインを理解できる。(J, L) ・ バリアフリーとユニバーサルデザインの思想を理解できる。(E, J) ・ 景観デザインの保全と再生のデザインを理解できる。(E, J) 教員からの一言 ・ この講義は、環境とデザインの関わりを学ぶための導入編となる内容で構成されています。環境デザインは人間と自然 が共存する美しい環境の創造を目標としています。みなさんもインターネットや文献で資料を収集して、環境とデザイ ンの関係を積極的に考えてみてください。受験勉強のように正解を求める学習ではなく、講義の内容から自らを触発し て環境デザインの楽しさを発見してください。毎回の授業の終りに、授業の理解度を把握するためのリポートを作成し 196 てもらいます。この作業は学んだことを直後に短時間で文章にまとめるという訓練も兼ねています。なお、授業開始か ら 30 分以降の教室への出入りは禁じます。 関連科目 建築・デザイン演習Ⅱ、建築・デザイン演習Ⅲ 教 材 教科書 特に指定しない。毎週レジュメのプリントを配布する。 参考書 三輪正弘「環境デザインの思想」、B・ルドルフスキー「建築家なしの建築」、共に鹿島出版会 授業計画 第 1 回:導入講義:授業の進め方と概要の説明、成績評価法、環境デザインとは何か/環境デザイン学入門 第 2 回:風土と建築 1 /アフリカ・ヨーロッパ・中南米のヴァナキュラー建築 第 3 回:風土と建築 2 /アジア・日本のヴァナキュラー建築 第 4 回:日本の都市空間を読む 1 /都市構成の原理 第 5 回:日本の都市空間を読む 2 /要素のデザイン 第 6 回:日本の都市空間を読む 3 /集落のデザイン 第 7 回:場所のデザイン/軸線上の景観 第 8 回:庭園のデザイン/庭園の見方、楽しみ方 第 9 回:橋の景観デザイン/原風景となる技術 第 10 回:水辺の環境デザイン/ウオーターフロントと水辺の景観 第 11 回:景観の保全と再生/環境デザインとまちづくり 第 12 回:都市の照明デザイン/建築の照明、都市の照明 第 13 回:ユニバーサルデザインの実践/バリアフリーとユニバーサルデザイン 第 14 回:授業のまとめ、リポート返却、定期試験に向けた総合解説 第 15 回:定期試験(60 分) 注:試験範囲は第 1 回から前回までの授業総てとする。 成績評価基準 定期試験(60%)とレポート(40%)の成績を総計して評価点とする。 備 考 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科シラバス 科目名 subject 住まいの計画 Housing Planning 科目区分 専門科目 必修・選択の別 必修科目(建築工学コース)/必修科目(建築コース)/必修科目(デザインコース) 担当者 単位数 2 単位 開講時期 1 年次後期 氏名 name:益田 信也 Shinya MASUDA 連絡先(代表者):2 号館 3 階 益田研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 住まいは人間生活の中心であり、生活の展開の中で、その存在のかたちは生活文化として結実し継承されていく。また、 人間生活が家族や地域の社会生活の中で初めて成立するように、住まいは集合して住環境を形成する。 集まって住むことの充実と向上を意図して、住まいの基本的な機能と構成を中心に、住宅および集合住宅の計画の基礎 を講述する。建築計画の導入と共に、建築設計の具体的な基礎知識を与える。 キーワード 住宅、住居、家族、世帯、生活様式、ライフステージ、地域社会、住環境、集合住宅 keywords house, dwelling, family, households, lifestyle, lifestage, community, dwelling environment, apartment, 授業の到達目標 ・ 様々な住宅タイプを学んで、住まいのあり方は多様であることを理解する(E, F, J) ・ 住宅タイプそれぞれの成立背景を知ることで、広い視野で住まいを観る力を養う(E, F, J) ・ 同時に、今後の住まいのあるべき姿を考え、構想する力と問題意識を身につける(E, J, L) ・ 以上を、ことばや文章・図で表現して他人に伝えることができる。また逆に、他人の表現を理解できる(J, L) 教員からの一言 ・ 授業時間中の教科書・プリント・参考書では情報不足であることは仕方がない。授業時間外に図書館等で図書・雑誌を ひもとくなど、積極的な自主的・継続的学習が求められる。 ・ 予習・復習を支援し促進する宿題プリントを毎授業時に課し、このプリントの提出・発表を通じて、自主的・継続的学 習の習慣・態度の確立と理解度の確認を図る。プリントは翌週には返却する。 ・ 併せて、毎回の授業の理解度を確認するために、受講生単位で授業カードを作成する。この授業カードとプリントの交 換によって、授業に関する質疑を行って欲しい。双方向的な授業展開の道具としたい。 関連科目 環境とデザイン、建築計画、都市計画、建築・デザイン演習Ⅲ、建築設計Ⅰ 教 材 教科書 鈴木成文編「住まいを読む」建築資料研究社 参考書 岡田光正・藤本尚久・曽根陽子「住宅の計画学」鹿島出版会 日本建築学会編「第 3 版 コンパクト建築設計資料集成」丸善 授業計画 第 1 回:導入講義:授業の進め方と概要の説明、成績評価の方法。/住まいと計画、住まいの背景、歴史、地域、階層 第 2 回:農村住宅:住まいと集落景観、屋敷の構成と機能、住宅と生産活動、住宅の社会性 第 3 回:漁村住宅:高密度居住とその指標、路地空間、間取りと型の継承と変容、近隣とムラづくりのシステム 第 4 回:町家:集まって住むかたち、高密度居住のしくみ、生業と家族生活、町なみの形成と変容、町なみの保存 第 5 回:長屋・アパート:密集する下町の住まい、路地と表出、住まいの開放性、同居・近居・隣居、定住と流動 第 6 回:中廊下型住宅:伝統的な住様式、家族本位の近代化と封建制、住宅改良運動、個人の場と住まいの柔軟性 第 7 回:都市型住宅:商品化住宅、伝統の継承とモダンリビング、公私室型住宅とLDK構成、閉鎖性と画一化 第 8 回:地方の住まい:地方の戸建住宅、都市型住宅との類似・相違、続き間座敷の機能と意味 第 9 回:作家住宅:建築家と住宅設計、新しい生活像の提案、作品例の分析・考察 第 10 回:集合住宅(1):戦前・戦後の集合住宅の系譜、住様式の近代化、型系列と定型化、多様化・変化への対応 第 11 回:集合住宅(2):定型化した団地の風景と設計基準、高密化と住戸の閉鎖化、生活領域とコモンスペース 第 12 回:コーポラティブ住宅:居住者参加の集合住宅、管理と住まいの持続性 第 13 回:これからの都市居住:多様な家族像と居住サービス、高齢者住宅、コレクティブハウジング、街なか居住 第 14 回:これまでの授業の総括。定期試験に向けた総合演習と解説。試験解答について。 第 15 回:定期試験 注:試験範囲は第 1 回から第 14 回までの授業すべてとする。 成績評価基準 定期試験(70%)と宿題・レポート(30%)の成績を総計して評価点とする。 備 考 197 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科シラバス 科目名 subject 建築計画 Architectural Planning 科目区分 専門科目 必修・選択の別 選択科目(建築工学コース)/選択科目(建築コース)/ -(デザインコース) 担当者 単位数 2 単位 開講時期 2 年次前期 氏名 name:益田 信也 Shinya MASUDA 連絡先(代表者):2 号館 3 階 益田研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 建築計画には、建築設計の前段階として、人間生活上の要求を社会・経済・技術・芸術など様々な条件と共に的確に把握し、 建築空間として具体化するための指針となる概念化・モデル化が期待されている。 ここでは、身近なビルディング・タイプである事務所建築、集会施設、社会教育施設、社会福祉施設、教育施設を対象 として、設計に結びつく実践的な知識の体系と共に、人間生活を建築計画的な視点から捉える方法について考えてみたい。 キーワード ビルディングタイプ、交流施設、劇場・ホール、博物館、事務所、福祉施設、教育施設 keywords Building Type, Facilities for Intercommunication, Theater and Hall, Museum, Office building, Facilities for welfare, Educational Facilities 授業の到達目標 ・ 建築計画の方法とプロセス、およびその対象と各種施設タイプを理解する(F, J, L) ・ 各種施設タイプにおける独自および共通の計画理念と計画手法を理解する(E, F, J, L) ・ 生活・社会・経済・技術・芸術など様々な条件と建築計画の関係を理解する(E, F, J, L) ・ 建築空間の具体化の指針となる概念(モデル)について理解する(F, J, L) ・ 以上を、ことばや文章・図で表現して他人に伝えることができる。また逆に、他人の表現を理解できる(J, L) 教員からの一言 ・ 授業時間中の教科書・プリント・参考書では情報不足であることは仕方がない。授業時間外に図書館等で図書・雑誌を ひもとくなど、積極的な自主的・継続的学習が求められる。 ・ 予習・復習を支援し促進する宿題プリントを毎授業時に課し、このプリントの提出・発表を通じて自主的・継続的学習 の習慣・態度の確立と理解度の確認を図る。プリントは翌週に返却する。 198 ・ 併せて、毎回の授業の理解度を確認するために、受講生単位で授業カードを作成する。この授業カードとプリントの交 換によって、授業に関する質疑を行って欲しい。双方向的な授業展開の道具としたい。 関連科目 環境とデザイン、住まいの計画、都市計画、建築設計Ⅰ~Ⅲ 教 材 教科書 日本建築学会編「第 3 版 コンパクト建築設計資料集成」丸善 参考書 鈴木成文・ほか「建築計画」実教出版、ほか各種建築雑誌 授業計画 第 1 回:導入講義:授業の進め方と概要の説明、成績評価の方法/建築、計画、建築計画について 第 2 回:施設タイプ、交流施設の類型と機能構成、コミュニティセンター・公民館 第 3 回:劇場・ホール(1):分類とステージ形式、部門構成、全体計画、舞台の計画(プロセニアムステージ) 第 4 回:劇場・ホール(2):客席の計画、オープンステージ、舞台裏の計画、複合化 第 5 回:博物館・美術館:施設概要、部門構成と全体計画、展示空間と収蔵空間の計画、その他の部門計画 第 6 回:事務所(1):事務所建築の種類、空間構成(レンタブル比、コアタイプ)、変遷と最近の動向 第 7 回:事務所(2):全体構成、基準階の計画(平面、断面、コア、外壁、構造、設備、動線、防災、管理) 第 8 回:事務所(3):基準階の計画(オフィスレイアウト)、特殊階の計画 第 9 回:福祉施設(1):社会福祉の動向、福祉サービスと施設体系、高齢者施設の計画概要 第 10 回:福祉施設(2):障害者施設の計画概要、ユニットケア、グループ居住、ユニバーサルデザイン 第 11 回:福祉施設(3):乳幼児施設の計画概要、保育所、ほか/教育施設(1):幼稚園の計画概要 第 12 回:教育施設(2):学校建築の計画と課題、変遷とオープンスペースの計画 第 13 回:教育施設(3):教育課程、運営方式、教室の計画、管理諸室・運動場の計画 第 14 回:これまでの授業の総括。定期試験に向けた総合演習と解説。試験解答について。 第 15 回:定期試験 注:試験範囲は第 1 回から第 14 回までの授業すべてとする。 成績評価基準 定期試験(70%)と宿題・レポート(30%)の成績を総計して評価点とする。 備 考 上級履修は認めない。 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科シラバス 科目名 subject 都市計画 City Planning 科目区分 専門科目 必修・選択の別 必修科目(建築工学コース)/選択科目(建築コース)/選択必修科目(デザインコース) 担当者 単位数 2 単位 開講時期 2 年次後期 氏名 name:横屋 克昌 Katumasa YOKOYA 連絡先:2 号館 3 階 横屋研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 建築の集合体である都市には、多様で深刻な問題が山積みしている。この都市問題を科学的に解決するため、都市計画 法規のあり方や計画的なまちづくりの手法が世界的規模で模索されている。それらを歴史的経験や外国の事例に学ぶとと もに、日本における都市の健全な発展と秩序ある整備を図るための土地利用、交通、防災、景観などの各種計画手法を学 習する。特に、飯塚市内の中心市街地、街区公園、住宅団地の Walking と Watching の学外演習は体験的学習として重視 している。 キーワード 理想都市、土地利用、用途地域制、都市計画法、都市交通、緑地・公園計画、コミュニティ計画 keywords ideal city, land use, zoning, city planning law, urban traffic, green and park system,community planning, 授業の到達目標 ・ 近代的都市計画の発生が市民生活の安全・安心の確保を第一の目的としたことを理解する。(E, J) ・ 都市は通常何百年という歴史を刻んだ場として存在していること、計画もまた歴史であることを理解する。(J) ・ 都市計画の前提にある都市調査を行い、問題発見と地図の上にその調査結果が表現できる能力を身につける。(F, J) ・ 都市を形成・維持していく上で近隣、地区、都市のそれぞれのレベルでの約束(法)や事業の意義を理解する。(E, J) ・ 新しい都市空間(本科目では街区公園)を設計・提案する能力を身につける。(J) 教員からの一言 ・ 街中を 1 時間歩き詰めといった学外授業を重要な時間と位置づけている。だらだらの行動は謹んでほしい。 ・ 毎週 5 枚程度のプリントにより授業を行う。欠席の場合はその日のプリントを取りに来て必ず復習をしておく。 関連科目 建築計画、建築法規、都市と環境 教 材 教科書 特に定めない。随時プリント等を配布する。 参考書 日笠 端・日笠康雄著「都市計画第 3 版」 授業計画 第 1 回:導入講義:授業の進め方と成績評価の方法を説明する。また、都市計画を学ぶ意義と授業概要を説明する。 第 2 回:都市とはなにか。飯塚市の中心市街地を歩いて、まちの歴史と問題点を知る(演習・レポート①)。 第 3 回:都市計画の思想と歴史。理想都市と都市計画法の歴史から安全・快適な空間・環境づくりのルールを理解。 第 4 回:都市問題解決の手段としての都市計画。高齢社会、防災、景観・環境問題と都市計画の関連を理解する。 第 5 回:都市マスタープランと法定都市計画。世界の都市計画法の中で日本の都市計画法の特徴を理解する。 第 6 回:都市調査、計画立案プロセス、住民参加。簡便な道路交通調査を一事例として行い調査を体験する。 第 7 回:土地利用計画。特別な商品としての土地を理解し、その利用の日本的特殊性をも理解を波及させる。 第 8 回:都市交通計画。大量輸送交通機関とマイカー・モータリゼーション。将来のコンパクトシティへの展望。 第 9 回:公園・緑地計画。街区公園の調査を行い、市民に親しみやすい公園の提案をする(演習・レポート②)。 第 10 回:地区計画 1:飯塚市内の建設時期の異なる住宅地を見学、比較して違いを理解する(演習・レポート③)。 第 11 回:地区計画 2:商業地、工業地計画。中心市街地の意味、最近の工業地のアジアへの展開傾向を知る。 第 12 回:都市計画事業:土地区画整理と都市再開発。「都市計画の母」と言われることの仕組みを理解する。 第 13 回:土地利用規制と地域地区制。都市計画の中心的課題は合理的土地利用の実現にあることを理解する。 第 14 回:定期試験に向けた総復習(60 分)と過去の試験問題の解説(30 分)。 注:過去問を解くことにより授業で特に大事な点を再確認する訳だから必ず出席する。 第 15 回:定期試験(60 分) 注:試験範囲は第 1 回から第 14 回までの授業とする。 成績評価基準 定期試験(70%)、授業中に3回行う演習・レポート(30%)の成績を総計して評価点とし、60 点以上を合格とする。 備 考 199 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科シラバス 科目名 subject 建築デザイン論Ⅰ Theory of architecture Design Ⅰ 科目区分 専門科目 必修・選択の別 選択科目(建築工学コース)/選択科目(建築コース)/選択科目(デザインコース) 担当者 単位数 2 単位 開講時期 3 年次前期 氏名 name:岡田威海 Takemi OKADA 連絡先(代表者):2 号館 3 階 岡田研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 建築デザインの基礎事項を講述する。建築デザインを物体と空間の相互作用として捉え、双方の、意味論的な統合を図 る視点をとる。また、建築デザインにおける、全体と細部の構成の基本的な考え方について、物体と空間の両側面から、 具体的な建築作品をとり上げながら考察する。また、建築を環境の一部としてデザインする環境構成の考え方にも触れる。 なお、必要に応じて、建築計画一般や、防災安全計画の知見を参照する。 キーワード 構成、物体と空間、行動と視覚、全体と細部 keywords design, object and space, behaviour and sight,whole and detail 授業の到達目標(建築デザインに関する基本的な構成的知識を習得する。) ・ 建築デザインの基本的な構成要素を理解する。(F, L) ・ 建築デザインにおける全体と細部の構成を理解する。(F, L) ・ 建築のデザインボキャブラリーをいくつか習得する。(J, L) ・ 建築デザインの構成分析を経験し、問題発見能力を身に付ける。(F, J, L) ・ 防災安全計画、構造設備技術等と建築デザインの関係を理解する。(E, F, L) 教員からの一言 ・ 建築・デザイン演習Ⅲ、建築設計Ⅲと一体の科目である。これら演習・設計の科目と関連づけて理解してほしい。 ・ 物体と空間の相互規定関係に基づく構成原理を、行動と視覚の両面から理解し修得していってほしい。 200 関連科目 建築デザイン論Ⅱ、建築設計Ⅲ、建築・デザイン演習Ⅲ 教 材 教科書 特に定めないが、随時プリントを配布する。 参考書 香山壽夫「建築形態の構造」東京大学出版会。フランシス D.K. チン、大田邦夫訳「建築のかたちと空間を デザインする」彰国社。 授業計画 第 1 回:導入講義:授業の進め方と概要の説明、成績評価法、建築デザインとは何か。環境構成との関係。 注:第1回授業の中で、成績評価を含めた科目全体の重要情報を伝える。 第 2 回:建築デザインの構成要素の理解①(物体と空間) 第 3 回:建築デザインの構成要素の理解②(行動と視覚) 第 4 回:建築デザインにおける全体構成についての理解 第 5 回:建築デザインにおける細部の構成についての理解 第 6 回:デザインボキャブラリーの習得①(空間構成) 第 7 回:デザインボキャブラリーの習得②(物体構成) 第 8 回:建築デザインの構成分析① 第 9 回:建築デザインの構成分析② 第 10 回:臨時試験(60 分) 注:臨時試験の欠席者で理由書を届出た者は定期試験の評価割合を 80%とする。 第 11 回:建築デザインの思潮についての理解 第 12 回:技術と建築デザインの関係の理解 第 13 回:安全と建築デザインの関係の理解 第 14 回:心理と建築デザインの関係の理解 第 15 回:定期試験(60 分) 注:試験範囲は第 1 回から前回までの授業総てとする。 成績評価基準 定期試験(80%)、臨時試験(20%)の成績を総計して評価点とする。 備 考 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科シラバス 科目名 subject 建築デザイン論Ⅱ Theory of Architecture Design Ⅱ 科目区分 専門科目 必修・選択の別 選択科目(建築工学コース)/選択科目(建築コース)/選択科目(デザインコース) 担当者 単位数 2 単位 開講時期 3 年次後期 氏名 name:岡田威海 Takemi OKADA 連絡先(代表者):2 号館 3 階 岡田研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 建築デザインの応用的な側面を講述する。建築デザインの、既往の理念と方法について、造形文化の視点から、建築家 と建築作品に即して考察する。また、建築デザインの最近の諸傾向について、素材や表層、環境との文脈、あるいは複雑 系といった現代的な項目をとり上げ、それらが建築デザインにもたらす効果について議論する。これらの項目については、 建築計画一般からの知見も参照する。以上の様な諸点にもとづいて、建築デザインの方法論の理解を深める。 キーワード 構成、プロセス、理念、方法、 keywords design, process, concept, method 授業の到達目標(建築デザインに関する応用的な構成的知識を習得する。) ・ 建築デザインの代表的な既往の理念と方法を理解する。(J, L) ・ 最近の建築デザインの傾向について、特徴と背景を理解し、また、建築デザインの使命感についても考察する。(E, F, L) ・ デザインコンセプトの立案に関する基礎的知識を理解し、実際に立案してみる。(E, F, J, L) ・ 建築デザインの方法について考察する能力を養う。(E, J, L) 教員からの一言 ・ 建築・デザイン演習Ⅲ、建築設計Ⅲと一体の科目である。これら演習・設計の科目と関連づけて理解してほしい。 ・ より多くの建築作品と建築家の考え方に接することにより、建築デザインの理念と方法を理解修得し、さらに、建築計 画や建築意匠などの専門分野の知見を参照して、それらの理念と方法を検証していってほしい。 関連科目 建築デザイン論Ⅰ、建築設計Ⅲ、建築・デザイン演習Ⅲ 教 材 教科書 特に定めないが、随時プリントを配布する。 参考書 香山壽夫「建築意匠講義」東京大学出版会。服部岑生他「建築デザイン計画」朝倉書店。 授業計画 第 1 回:導入講義:授業の進め方と概要の説明、成績評価法、建築デザインの理念と方法について。 注:第 1 回授業の中で、成績評価を含めた科目全体の重要情報を伝える。 第 2 回:建築デザインのプロセスについての理解 第 3 回:建築デザインの理念と方法の必要性についての理解 第 4 回:建築デザインにおける思考の役割についての理解 第 5 回:建築デザインにおける感性の役割についての理解 第 6 回:建築のデザインコンセプトとは何かの理解 第 7 回:デザインコンセプト立案の要件の理解 第 8 回:技術(ビルディングコンストラクション)と建築デザインの関係の理解 第 9 回:臨時試験(60 分) 注:臨時試験の欠席者で理由書を届出た者は定期試験の評価割合を 80%とする。 第 10 回:建築デザインの最近の傾向についての理解① 第 11 回:建築デザインの最近の傾向についての理解② 第 12 回:建築家の作品と方法についての理解① 第 13 回:建築家の作品と方法についての理解② 第 14 回:建築デザインの方法(議論) 第 15 回:定期試験(60 分) 注:試験範囲は第1回から前回までの授業総てとする。 成績評価基準 定期試験(80%)、臨時試験(20%)の成績を総計して評価点とする。 備 考 201 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科シラバス 科目名 subject 建築デザイン史 History of Architecture 科目区分 専門科目 必修・選択の別 必修科目(建築工学コース)/選択科目(建築コース)/必修科目(デザインコース) 担当者 単位数 2 単位 開講時期 2 年次前期 氏名 name:川上秀人 Hideto KAWAKAMI 連絡先(代表者):3 号館 2 階 川上研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 人間の創造的行為の中でも特に密接に人間や生活に関わっているのは建築であろう。ここでは日本と西洋の建築の中か ら重要な造形的要素を採り上げ、その歴史的変遷の過程を講述することによって、その時代の造形に対する考え方の特質 やそれらを生み出した社会的背景との関係についても理解を深める。 キーワード 寺院建築、神社建築、ギリシア・ローマ建築、教会堂建築 keywords temple, shrine, Greek and Roman architecture, church 授業の到達目標 ・ 古代から近世までの寺院建築の流れと社会的背景を知る。(A, J) ・ 古代から中世までの神社建築の流れを知る。(A, J) ・ 古代ギリシアとローマの建築の特徴と社会的背景を知る。(A, J) ・ 西洋中世の教会堂建築の歴史を知る。(A, J) 教員からの一言 ・ 寺院建築や神社建築に代表される日本建築の歴史に興味をもって欲しい。 ・ 西洋の建築文化の根幹をなすギリシア・ローマの建築や中世の教会堂建築の造形に興味をもって欲しい。 202 関連科目 建築文化論、モダンデザインの歴史 教 材 教科書 参考書 必要に応じて資料を配付する 「日本建築様式史」・「西洋建築様式史」・「世界デザイン史」美術出版社 授業計画 第 1 回:導入講義:授業の進め方と概要の説明、成績評価法。 第 2 回:古代の寺院建築 第 3 回: 第 4 回:中世の寺院建築 第 5 回: 第 6 回: 第 7 回:近世の寺院建築 第 8 回:古代と中世の神社建築 第 9 回: 第 10 回:古代ギリシアとローマの建築 第 11 回: 第 12 回:西洋中世の教会堂建築 第 13 回: 第 14 回: 第 15 回:定期試験(60 分) 注:試験範囲は第 1 回から第 14 回までの授業総てとする。 成績評価基準 定期試験(70%)、授業中のレポート(30%)の成績を総計して評価点とする。 備 考 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科シラバス 科目名 subject 建築文化論 Architecture and Culture 科目区分 専門科目 必修・選択の別 選択科目(建築工学コース)/選択科目(建築コース)/選択必修科目(デザインコース) 担当者 単位数 2 単位 開講時期 3 年次前期 氏名 name:川上秀人 Hideto KAWAKAMI 連絡先(代表者):3 号館 2 階 川上研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 建築は文化であり、それは地域的あるいは歴史的特性等に深く関係している。ここではかつて日本の窓口の一つであっ た近代の九州に焦点を当て、西洋の建築や家具の導入の過程、および西洋文化の移入に対する日本側の姿勢等を中心に講 述することによって、九州という地域的特性や広く建築文化に関する理解を深める。 キーワード 近代建築、教会堂建築、洋風家具、生活様式、九州 keywords modern architecture, church, western style furniture, living style, Kyushu 授業の到達目標 ・ 気候風土が建築文化の形成に与えた影響を知る。(A, J) ・ 西洋文化の移入の過程を知る。(A, J) ・ 生活文化を通して日本と西洋の違いを認識する。(A, J) ・ 九州という地域的特性を理解する。(A, J) 教員からの一言 ・ 歴史の重要性を認識して欲しい。 ・ 日本と西洋、中央と地方の違いについて考えて欲しい。 関連科目 建築デザイン史、モダンデザインの歴史 教 材 教科書 必要に応じて資料を配付する 参考書 太田博太郎「日本建築史序説」彰国社 授業計画 第 1 回:導入講義:授業の進め方と概要の説明、成績評価法。 第 2 回:日本の気候風土 第 3 回:生活の様式 第 4 回:和風と洋風 第 5 回: 第 6 回:外国文化との接触 第 7 回:日本人の建築観 第 8 回:洋風建築の導入 第 9 回:長崎の洋風建築 第 10 回: 第 11 回:教会堂建築 第 12 回: 第 13 回:北部九州の近代建築 第 14 回:指定文化財の保存と意義 第 15 回:定期試験(60 分) 注:試験範囲は第 1 回から第 14 回までの授業総てとする。 成績評価基準 定期試験(70%)、授業中のレポート(30%)の成績を総計して評価点とする。 備 考 203 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科シラバス 科目名 subject 空間造形 Modeling of Space 科目区分 専門科目 必修・選択の別 選択必修科目(デザインコース)/—(建築コース)/—(建築工学コース) 担当者 単位数 2 単位 開講時期 2 年次前期 氏名 names:金子 哲大 Tetsuo KANEKO 連絡先(代表者):3 号館 2 階 金子研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 空間を造形することは、何らかの意図を持って境界を設定することである。石を置いて場を規定する、綱を張って領域 を主張する、壁を立てて空間を区画するなど空間をつくる行為には様々な水準が存在する。デザイナーは空間に 1 本の線 を引くことでさえ、そこに様々な意味が発生することを意識しなければならない。 本講では、こうした空間造形における多種多様なアプローチを紹介するとともに、そこに内在する意味を考える。 キーワード 空間、造形、システム、記述、境界 keywords space, modeling, system, description, boundary 授業の到達目標 ・ 空間を造形するための基本的な知識を習得する。(A) ・ 他領域の出来事と空間デザインを関係づけるスタンスを理解する。(A) ・ 空間デザインがつくり出す意味について考えられる視点を獲得する。(A) 教員からの一言 ・ デザインすることは、様々な領域の出来事をつなぎ、重ね合わせることだとも言えます。自分のデザイン領域に閉じず、 他領域での面白いコトと関係づける視点を持つように努力してください。 204 関連科目 デザイン演習Ⅰ・デザイン演習Ⅲ 教 材 教科書 プリントを適宜配布する。 参考書 八束はじめ「希望の空間-ロシア・アヴァンギャルドの都市と住宅」住まいの図書館出版局、など。 様々なデザインに関する書籍に興味を持ってください。 授業計画 第 1 回:導入講義:授業の進め方と概要の説明、成績評価法、境界とは何か。 第 2 回:絵画等における空間のコンポジション 第 3 回:モダニズムの空間 第 4 回:ポストモダニズムの空間 第 5 回:ポストモダニズム以降の空間 第 6 回:形態と機能の関係 第 7 回:一般的なシステムについて(階層構造) 第 8 回:都市と建築 1(都市とはなにか) 第 9 回:都市と建築 2(建築とはなにか) 第 10 回:様々な建築的なもの 1(スポーツ / ルールとプレイ) 第 11 回:様々な建築的なもの 2(映像・音楽等) 第 12 回:空間を認識すること 第 13 回:空間を記述すること 第 14 回:まとめ(空間をデザインすること) 第 15 回:定期試験(60 分) 注:試験範囲は第 1 回から前回までの授業総てとする。 成績評価基準 定期試験(70%)、授業中のレポート(30%)の成績を総計して評価点とする。 備 考 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科シラバス 科目名 subject 空間とデザイン Theory of Space Planning 科目区分 専門科目 必修・選択の別 必修科目(デザインコース)/―(建築コース)/―(建築工学コース) 担当者 単位数 2 単位 開講時期 2 年次後期 氏名 name:工藤 卓 Takashi KUDO 連絡先(代表者):3 号館 4 階 工藤研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 住居を主とした空間の構成と創造について、建築文化と生活文化の狭間を通して見ていきます。長く生き続けてきた住 居の建築的特徴は何か、美しい空間の構成や細部の意匠はどのように造られたのか、どの空間でどのような生活が展開さ れてきたのか、家具や道具はどのようにデザインされ使われてきたのか等を国内外の事例を図版やスライドで詳しく紹介 していきます。 キーワード 空間、建築デザイン、インテリアデザイン keywords space, architectural design, interior design 授業の到達目標 ・ 住空間のデザインと生活文化のつながりを理解できる。(F, J, L) ・ 伝統的な建築文化を現代の生活環境につなげるデザインをイメージできる。(F, J, L) ・ 建築や環境の保存と再生について、そのデザイン思想と技術を理解できる。(F, J, L) ・ 光と照明のデザインについて、そのデザイン思想と技術を理解できる。(F, L) 教員からの一言 ・ 空間とデザインの講義は、空間を学ぶための導入編となる内容で構成されています。講義内容に加えて、自らも資料を 収集して幅広い専門知識を身に付けるとともに、デザインの楽しさを発見してみてください。その中から各自の本当の 興味の対象を探り出し、時間をかけて将来の専門を深めていってください。毎回の授業の終りに、講義で取り上げたデ ザインをどのように把握し自らの知見を楽しんだのかをリポートしてもらいます。この作業は学んだことを直後に短時 間で文章にまとめるという訓練も兼ねています。なお、授業開始から 30 分以降の教室への出入りは禁じます。 関連科目 建築・デザイン演習Ⅱ、建築・デザイン演習Ⅲ 教 材 教科書 参考書 特に指定しない。毎週レジュメのプリントを配布する。 「インテリアデザイン教科書」彰国社 授業計画 第 1 回:導入講義:授業の進め方と概要の説明、成績評価法、空間のデザインとは何か/人間中心のデザイン。 第 2 回:人間・寸法・モジュール・モジュロール 第 3 回:内部空間と外部空間/中間領域のデザイン 第 4 回:西洋のインテリアと家具 1 /様式のデザイン 第 5 回:西洋のインテリアと家具 2 /近代の空間と家具 第 6 回:西洋のインテリアと家具 3 /現代の空間と家具 第 7 回:日本のインテリアと室内装置 1 /室礼 第 8 回:日本のインテリアと室内装置 2 /仕切り 第 9 回:日本のインテリアと室内装置 3 /間 第 10 回:日本のユカ座とイス座 第 11 回:光のデザイン/採光と空間デザイン 第 12 回:照明のデザイン 1 /あかりのデザイン 第 13 回:保存と再生のデザイン 1 /カルロ・スカルパのレスタウロ 第 14 回:保存と再生のデザイン 2 /事例紹介/リポート返却、定期試験に向けた総合解説 第 15 回:定期試験(60 分) 注:試験範囲は第1回から第 14 回までの授業総てとする。 成績評価基準 定期試験(60%)とレポート(40%)の成績を総計して評価点とする。 備 考 205 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科シラバス 科目名 subject インテリア計画論Ⅰ Theory of Interior Planning I 科目区分 専門科目 必修・選択の別 選択必修科目(デザインコース)/―(建築コース)/―(建築工学コース) 担当者 単位数 2 単位 開講時期 3 年次前期 氏名 name:松本 誠一 Seiichi MATSUMOTO 連絡先(代表者):3 号館 2 階 松本研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 本講はインテリア計画の入門と位置付け、家具類を対象にした基礎知識の習得し、デザインや設計で実践できることを 目標としている。授業はイスのモダンデザインの歴史を概説するところから始まる。続いて、学科が所蔵するイスのグッ ドデザインコレクション(モダンデザイン 15 点)に触れる・座るなどしてその歴史を体感するとともに、それらの機能・ 形態・材料・生産技術の特徴を理解する。順次、以下の内容を理解して習得する。1 インテリアや家具類の設計に要する 人間工学の基礎知識 2 標準化の目的と家具類の日本工業標準 3 人間の動作・行動の特性と設計上の留意点。内容によっ ては調査を行うとともに、得られた基礎知識をデザインや設計で実践し、理解を深める。調査及びデザインや設計の実践 についてはレポートにまとめて報告することを義務づける。 キーワード 家具類、椅子のモダンデザイン、人間工学、標準化、人間の動作・行動の特性 keywords furniture,modern design of chair,basic ergonomics, standadization, characteristics of human behavior 授業の到達目標 ・ 家具類を対象とした基礎知識を習得する。(A) ・ 家具類を対象とした設計・デザインに関する要件を理解する。(A) ・ 世界各国の椅子のグッドデザインコレクションの調査から、デザインが文化や技術と関わりながら歴史的にどのように 発展してきたのかについて理解する。(A) ・ 標準化の意味と社会的意義を理解する。(A) 教員からの一言 ・ 講義内容の多くは自宅の家具類で確かめるなど、身の回りで検証できる。検証によって理解はさらに深まるので、必ず 206 検証を行うように心がけてください。 ・ 適宜小テストを実施する。これは授業の内容を小テストの形で短時間に記述することによって、授業の内容を確実に習 得することを目的としている。小テストは確実に受験する。レポートは必ず提出する。 関連科目 インテリア計画論Ⅱ 教 材 教科書 なし。適宜プリントを配布する。 参考書 小原二郎他 「インテリアの計画と設計」彰国社 授業計画 第 1 回:導入講義:授業の概要と到達目標、進め方、成績評価法などの説明。 第 2 回:椅子のモダンデザイン 1 / 20 世紀にはいってからの椅子のモダンデザインの流れ(講義) 第 3 回:椅子のモダンデザイン 2 /学科所蔵の椅子のグッドデザインコレクションの調査(演習) 第 4 回:椅子のモダンデザイン 3 /第 3 回の継続(演習) 第 5 回:椅子のモダンデザイン 4 /グッドデザインコレクションの調査のまとめと発表(演習・レポート) 第 6 回:インテリアと人間工学 1 /静的な人体寸法と動的な人体寸法、動作空間(講義・レポート) 第 7 回:インテリアと人間工学 2 /人間工学の家具類への応用 1 -椅子とベッド(人体系家具)(講義) 第 8 回:インテリアと人間工学 3 /人間工学の家具類への応用 2 -机(準人体系家具)と棚等(建物系家具)(講義・レ ポート) 第 9 回:標準化 1 /標準化の目的と寸法と性能の標準化(講義) 第 10 回:標準化 2 /家具類の日本工業標準(講義) 第 11 回:標準化 3 /学内の家具類の寸法調査(日本工業標準に合致した家具類の抽出)(演習) 第 12 回:標準化 4 /第 11 回に実施した調査のまとめと発表(演習・レポート) 第 13 回:人間の動作・行動の特性 1 /ポピュレーションステレオタイプと設計上の留意点(講義) 第 14 回:人間の動作・行動の特性 2 /人間集合の特性と設計上の留意点(講義) 第 15 回:定期試験(60 分) 注:試験範囲は第 1 回から前回までの授業総てとする。 成績評価基準 定期試験(70%)、レポート及び小テスト(30%)の成績を総計して評価点とする。 備 考 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科シラバス 科目名 subject インテリア計画論Ⅱ Theory of Interior Planning Ⅱ 科目区分 専門科目 必修・選択の別 選択必修科目(デザインコース)/―(建築コース)/―(建築工学コース) 担当者 単位数 2 単位 開講時期 3 年次後期 氏名 name:松本 誠一 Seiichi MATSUMOTO 連絡先(代表者):3 号館 2 階 松本研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 本講はインテリアエレメント(家具類)の中の椅子とテーブルを主たる対象にして、設計・デザインに直接結びつく以 下の知識や製作技術の内容を習得し、デザインや設計で実践できることを目標としている。1 椅子の構造とデザインの特性、 2 椅子のプロトタイプと寸法・機能の特性、3 テーブルの構造とデザインの特性、4 木材の特性とそれに対応する製作技術、 5 木材の種類(針葉樹と広葉樹、無垢材と突板)と製作技術、6 プラスチックの成形方法と成形物の特徴、7 家具類の図 面の特徴。内容によっては調査を行うとともに、得られた知識や製作技術をデザインや設計で実践し、理解を深める。調 査についてはレポートにまとめて発表することを義務づける。 キーワード 構造とデザイン、機能と寸法、椅子のプロトタイプ、木材の特性と製作技術、プラスチックの成形方法、 keywords 家具類の図面 sutructure and design, function and measurment, prototype of chair, characteristic of wood, wooden production technique, plastic production technique, drawing of furniture 授業の到達目標 ・ 家具類の設計・デザインに要する知識や製作技術の内容を習得する。(A) ・ 世界各国の椅子のグッドデザインコレクションの実測調査によって、構造・機能・寸法などを具体的に検証するとともに、 各国の風土とデザインの結びつきについて理解する。(A) ・ 素材の特性とデザイン及び製作技術の結びつきを理解し、デザインの内容によって最適な素材・デザイン・製作技術の 選択ができる。(A) ・ 家具類の図面の特徴を理解する。(A) 教員からの一言 ・ 受講生はインテリア計画論Ⅰを受講していることが望ましい。 ・ 適宜小テストを実施する。これは授業の内容を小テストの形で短時間に記述することによって、授業の内容を確実に習 得することを目的としている。小テストは確実に受験する。レポートは必ず提出する。 関連科目 インテリア計画論Ⅰ 教 材 教科書 なし。適宜プリントを配布する。 参考書 小原二郎他 「インテリアの計画と設計」彰国社 授業計画 第 1 回:導入講義:授業の概要と到達目標、進め方、成績評価法などの説明。 第 2 回:椅子の構造とデザインの特性(講義) 第 3 回:椅子のグッドデザインコレクションの実測 1 / 3 点抽出して実測し、プロトタイプを明らかにする。(演習) 第 4 回:椅子のグッドデザインコレクションの実測 2 /第 3 回の継続(演習) 第 5 回:椅子のグッドデザインコレクションの実測 3 /第 3・4 回の継続(演習) 第 6 回:実測調査のまとめと発表(演習・レポート) 第 7 回:テーブルの構造とデザインの特性(講義) 第 8 回:木材の特性と製作技術 1 /無垢材と反り止め、吸い付き桟(講義) 第 9 回:木材の特性と製作技術 2 /無垢材と駒止め、框組(講義) 第 10 回:木材の種類/針葉樹と広葉樹、無垢板と突板(講義・レポート) 第 11 回:家具類の図面 1 /木製家具(椅子・テーブル)の図面(講義・演習・レポート) 第 12 回:家具類の図面 2 /木製家具(棚)の図面(講義・演習・レポート) 第 13 回:プラスチックの成形方法と製品の特徴/射出成形、真空成形、マッチドダイ成形、ブロー成形(講義) 第 14 回:プラスチックの成形方法とセラミックスラス成形方法/類似点と相違点 第 15 回:定期試験(60 分) 注:試験範囲は第 1 回から前回までの授業総てとする。 成績評価基準 定期試験(70%)、レポート及び小テスト(30%)の成績を総計して評価点とする。 備 考 207 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科シラバス 科目名 subject マルチメディアデザイン Multimedia Design 科目区分 専門科目 必修・選択の別 選択科目(建築工学コース)/選択科目(建築コース)/ 選択必修科目(デザインコース) 担当者 単位数 2 単位 開講時期 2 年次前期 氏名 name:鶴野幸子 Sachiko TSURUNO, 藤木 淳 Jun FUJIKI 連絡先(代表者):3 号館 2 階 鶴野研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け マルチメディアとは、映像、画像、音声などを含めた多様な形式の情報を取り扱うことをという。本授業は 2 年生前期 の開講ということで、マルチメディアの中でもベクタグラフィックソフトウェアの使い方を中心に、入門的な内容の演習 を行う。 キーワード ベクタグラフィックス、レンダリング、モデリング、ベジエ曲線、シェーディング、シャドウイング keywords vector graphics, rendering, modeling, Bézier curve, shading, shadowing 授業の到達目標 ・ ベクタグフィックス系ソフトウェアの基本を理解し、自由に使用することができる。(D) ・ 最適な手法を試行錯誤し、自ら見つけ出すことができる。(D) ・ 目的にあった作品を制作できる。(K) 教員からの一言 ・ 単に操作の手順を覚えるのではなく、何のために、何を行っているのかを把握し、自分で試行錯誤してみましょう。 ・ 自分で考えたアイディアを表現できるようになりましょう。 208 関連科目 教 材 画像設計演習Ⅰ , Ⅱ、CG 論Ⅰ , Ⅱ 教科書 特になし 適宜プリントを配布する 参考書 堀内 営「Shade ビギナーズテキスト―初心者のための 3DCG 講座」BNN 他 授業計画 第 1 回:導入講義:授業の進め方と概要の説明、成績評価法、最新の有名作品の紹介他 第 2 回:2 次元図形描画の基本(1) 第 3 回:2 次元図形描画の基本(2) 第 4 回:課題 1 の制作 第 5 回:講評 第 6 回:3 次元形状作成の基本(1) 第 7 回:3 次元形状作成の基本(2) 第 8 回:自由曲面によるモデリング(1) 第 9 回:自由曲面によるモデリング(2) 第 10 回:モデリングの復習、練習 第 11 回:表面材質の設定(1) 第 12 回:表面材質の設定(1) 第 13 回:光源の設定と課題 2 の制作 第 14 回:課題 2 の制作 第 15 回:講評 成績評価基準 課題 1 で 30%、課題 2 で 40%、その他の練習作品などの提出物を 30%で評価する 備 考 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科シラバス 科目名 subject 画像設計演習Ⅰ Image Design Exercises Ⅰ 科目区分 専門科目 必修・選択の別 選択必修科目(デザインコース)/―(建築コース)/―(建築工学コース) 担当者 単位数 4 単位 開講時期 2 年次後期 氏名 name:鶴野 幸子 Sachiko TSURUNO 連絡先(代表者):3 号館 2 階 鶴野研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け コンピュータを使用した 2 次元の画像設計の演習である。パターン表現、色彩効果、画像効果、フレーミングなどにつ いて学びながら、各種 2 次元のソフトウェアの操作方法及び簡単なプログラミングを習得する。最終的にはポスター、パ ンフレット、フライヤー、Web サイトデザインなどの平面作品へと展開する。作品の制作意図、構成、工夫点などを適切 に他の人に伝えることができるように、プレゼンテーションの練習を行う。 キーワード レイアウト、タイポグラフィ、写真、フォント、動画、インタラクティブ keywords typography, photography, picture, font, animation, interactive 授業の到達目標 ・ コンピュータ上の図形、画像に関する基本事項を学び、処理方法を習得する。(D) ・ 作品の制作意図、構成、工夫点などを適切に他の人に伝えることができるようになる。(K) 教員からの一言 ・ 単に操作方法を憶えるのではなく、ソフトウェアの構造を理解し、自分で応用できるようになってほしい。 関連科目 マルチメディアデザイン、CG 論Ⅰ・Ⅱ、画像設計演習Ⅱ 教 材 教科書 特になし 適宜プリントを配布する 参考書 Flash8 デザインスクール for Win & Mac /エムディエヌコーポレーション 他 授業内容 第 1 回:導入講義:授業の進め方と概要の説明、成績評価法。 第 2 回:課題Ⅰ―モノヘドラルタイリング 第 3 回: ↓ 第 4 回: ↓ 第 5 回:プレゼンテーション及び講評 第 6 回:基本的な FLASH の使い方-練習 1 第 7 回:基本的な FLASH の使い方-練習 2 第 8 回:課題Ⅱ―動く平面制作 第 9 回: ↓ 第 10 回: ↓ 第 11 回:プレゼンテーション及び講評 第 12 回:課題Ⅲ―インタラクティブ作品制作 第 13 回:課題Ⅲの制作 第 14 回: ↓ 第 15 回:プレゼンテーション及び講評 成績評価基準 課題Ⅰ 25%、課題Ⅱ 25%、課題Ⅲ 25%、その他の提出物 25%で評価する 備 考 209 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科シラバス 科目名 subject 画像設計演習Ⅱ Image Design Exercises Ⅱ 科目区分 専門科目 必修・選択の別 選択科目(デザインコース)/―(建築コース)/―(建築工学コース) 担当者 単位数 4 単位 開講時期 3 年次前期 氏名 name:鶴野 幸子 Sachiko TSURUNO、藤木 淳 Jun FUJIKI 連絡先(代表者):3 号館 2 階 鶴野研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け コンピュータを使用した動画作成の基本から応用までを学ぶ演習である。作品の制作意図、構成、工夫点などを適切に 他の人に伝えることができるように、プレゼンテーションの練習も行う。 キーワード アニメーション、キーフレーム、フレーミング、トランジション keywords animation, keyframe, framing, transition 授業の到達目標 ・ コンピュータ上でも動画に関する基本事項を学び、処理方法を習得する。(D) ・ 音に合ったリズムで動画を制作できるようになる。(K, D) ・ 作品の制作意図、構成、工夫点などを適切に他の人に伝えることができるようになる。(K) 教員からの一言 ・ 実世界のものの動きをよく観察するところからはじめましょう。 210 関連科目 視覚表現論、マルチメディアデザイン、画像設計演習Ⅰ、CG論Ⅰ・Ⅱ 教 材 教科書 特になし 適宜プリントを配布する 参考書 画像情報教育振興協会編「ビジュアル情報表現」画像情報教育振興協会 授業計画 第 1 回:導入講義:授業の進め方と概要の説明、成績評価法、世界の作品紹介 第 2 回:アニメーションの基本(1) 第 3 回:アニメーションの基本(2) 第 4 回:復習と練習課題の作成 第 5 回:キーフレームの効率的な使い方(1) 第 6 回:キーフレームの効率的な使い方(2) 第 7 回:課題1の制作 第 8 回:プレゼンテーション 第 9 回:効率的、効果的な手法(1) 第 10 回:効率的、効果的な手法(2) 第 11 回:効率的、効果的な手法(3) 第 12 回:課題 2 制作 第 13 回:中間プレゼンテーション 第 14 回:課題 2 の修正、仕上げ 第 15 回:最終プレゼンテーション 成績評価基準 課題 1(30%)、課題 2(40%)、その他の提出物(30%)の成績を総計して評価点とする。 備 考 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科シラバス 科目名 subject CG 論Ⅰ Theory of Computer Graphics Ⅰ 科目区分 専門科目 必修・選択の別 選択科目(デザインコース)/―(建築コース)/―(建築工学コース) 担当者 単位数 2 単位 開講時期 3 年次前期 氏名 name:鶴野 幸子 Sachiko TSURUNO 連絡先(代表者):3 号館 2 階 鶴野研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 主にコンピュータによる 3D の座標変換、モデリング、レンダリング、アニメーション、ステレオグラフィックスの基 本原理、応用事例に関する知識を身につける。画像処理演習Ⅱで行った実技の理論的解説ともなっている。文部科学省認 定の CG 検定にも対応した科目である。 キーワード モデリング、フラクタル、隠面処理、シェーディング、マッピング、ステレオグラフィックス keywords modeling, fractal, hidden surface removal, shading mapping, stereographics 授業の到達目標 ・ 形状モデリングの原理、種類、特徴を理解し、正しく使えるようになる。(K, D) ・ フラクタル図形に関する基本を理解し、特徴を記述できるようになる。(K, D) ・ レンダリングについて理解を深め、特徴を記述できるようになる。(K, D) 教員からの一言 ・ 一度基本的な原理を理解すれば、応用して考えることができるようになります。 関連科目 画像処理演習Ⅰ・Ⅱ、マルチメディアデザイン、CG 論Ⅱ 教 材 教科書 特になし 適宜プリントを配布する 参考書 画像情報教育振興協会編「ビジュアル情報処理」画像情報教育振興協会 授業計画 第 1 回:導入講義:授業の進め方と概要の説明、成績評価法 第 2 回:形状モデリング 1 第 3 回:形状モデリング 2 第 4 回:形状モデリング 3 第 5 回:フラクタル 1 第 6 回:フラクタル 2 第 7 回:隠面処理 第 8 回:シャドウイング 1 第 9 回:シェーディング 2 第 10 回:シェーディング 3 第 11 回:シェーディング 4 第 12 回:アニメーション 第 13 回:ステレオグラフィックス 第 14 回:全体のまとめ、復習 第 15 回:定期試験 成績評価基準 定期試験(60%)、提出物(40%)の成績を総計して評価点とする。 備 考 211 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科シラバス 目名 subject CG 論Ⅱ Theory of Computer Graphics Ⅱ 科目区分 専門科目 必修・選択の別 選択科目(デザインコース)/―(建築コース)/―(建築工学コース) 担当者 単位数 2 単位 開講時期 3 年次後期 氏名 name:鶴野 幸子 Sachiko TSURUNO 連絡先(代表者):3 号館 2 階 鶴野研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け コンピュータグラフィックスの基本原理、応用事例に関する知識を身につける。実際の制作にも応用できることを目的 とする。文部科学省認定の CG クリエーター検定にも対応した内容を含む。 キーワード ディジタル画像、ラスタグラフィックス、ベクタグラフィックス、色彩、モデリング、材質 keywords digital image, raster graphics, vector graphics, color, modeling, material 授業の到達目標 ・ 画像処理の基本的な専門用語を正しく理解し、説明できるようになる。(K, D) ・ ラスタグラフィックスとベクタグラフィックスの違いや、それぞれにについて、説明できるようになる。(K, D) ・ コンピュータでの色彩表現について理解し、説明できるようになる。(K, D) ・ モデリングの種類や特性を把握し、説明できるようになる。(K, D) ・ 材質表現の手法や特性を把握し、説明できるようになる。(K, D) 教員からの一言 ・ 基本原理をしっかり身につけ、応用できるようにしましょう。 212 関連科目 マルチメディアデザイン、画像処理演習Ⅰ・Ⅱ、CG 論Ⅰ 教 材 教科書 画像情報教育振興協会編「入門 CG デザイン」画像情報教育振興協会 参考書 画像情報教育振興協会編「ディジタル映像表現」画像情報教育振興協会 授業計画 第 1 回:導入講義:授業の進め方と概要の説明、成績評価法、CG の活用事例 第 2 回:ディジタル画像の基礎 第 3 回:ラスタグラフィックスについて(1) 第 4 回:ラスタグラフィックスについて(2) 第 5 回:ベクタグラフィックスについて 第 6 回:コンピュータでの色彩表現について(1) 第 7 回:コンピュータでの色彩表現について(2) 第 8 回:モデリングについて(1) 第 9 回:モデリングについて(2) 第 10 回:モデリングについて(3) 第 11 回:材質表現について(1) 第 12 回:材質表現について(2) 第 13 回:材質表現について(3) 第 14 回:全体のまとめ、復習 第 15 回:定期試験 成績評価基準 定期試験(60%)、提出物(40%)の成績を総計して評価点とする。 備 考 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科シラバス 科目名 subject メディアとデザイン Media and Design 科目区分 専門科目 必修・選択の別 選択科目(デザインコース)/—(建築コース)/—(建築工学コース) 担当者 単位数 2 単位 開講時期 2 年次後期 氏名 names:松隈 浩之 Hiroyuki MATSUKUMA 連絡先(代表者):(代理連絡先)3 号館 2 階 鶴野研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け グラフィックデザインは印刷物を中心とした紙メディアとともに発展してきた分野であるが、電子メディアや、動画像 の一般への普及にともない、昨今その領域を拡大し続けている。本講義では、これまでグラフィックデザインが構築して きた基礎的な知識、技法について歴史や代表的な作品を通して見直し再認するとともに、演習により、紙をはじめ動画や web、プレゼンテーションツールの制作ワークフローを知り、新たな媒体への対応力を身につけることを目的とする。 キーワード グラフィックデザイン、タイポグラフィ、web デザイン、イラストレーション keywords graphic design, typography, web design, illustration 授業の到達目標 ・ グラフィックデザインとは何かという問いについて自分なりの説明を行うことができる。(K) ・ ポスター、チラシ等の紙メディアでのグラフィックス作品の制作ができる。(K) ・ グラフィックデザインの動画への展開ができる。(K) ・ グラフィックデザインを考慮した web ページの制作ができる。(K) 教員からの一言 ・ コンピュータによる制作が主流となった現在、グラフィックデザインのスキルはモノ作りの基礎として一層重要性を増 している。デザイナーを志す人には早い段階でのスキル修得を勧める。 関連科目 視覚表現論、広告企画、マルチメディアデザイン、ビジュアルプレゼンテーション 教 材 教科書 特に指定しない。各回のレジュメを配布する。 参考書 新島実 「graphic design 視覚伝達デザイン基礎」 武蔵野美術大学出版局 授業計画 第 1 回:導入講義: グラフィックデザインの現状と歴史 第 2 回:グラフィックデザインにおける造形基礎概論…色、形の作用について 第 3 回:タイポグラフィ概論 第 4 回:平面構成概論 第 5 回:平面構成演習(個人制作) 第 6 回:立体物への展開…パッケージデザイン 第 7 回:パッケージデザイン演習(グループ制作)…プリプロダクション〜制作 第 8 回:パッケージデザイン演習(グループ制作)…制作〜発表 第 9 回:動画像への展開…モーショングラフィックスデザイン 第 10 回:モーショングラフィックスデザイン演習(グループ制作)…プリプロダクション〜制作 第 11 回:モーショングラフィックスデザイン演習(グループ制作)…制作〜発表 第 12 回:web デザイン 第 13 回:web デザイン演習(グループ制作)…プリプロダクション〜制作 第 14 回:web デザイン演習(グループ制作)…制作〜発表 第 15 回:プレゼンテーションツールへの展開 成績評価基準 課題(60%)、その他の提出物(40%) 備 考 213 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科シラバス 科目名 subject 広告企画 Planning of advertisement 科目区分 専門科目 必修・選択の別 選択科目(デザインコース)/—(建築コース)/—(建築工学コース) 担当者 単位数 2 単位 開講時期 3 年次前期 氏名 names:矢内 宏 Hiroshi YANAI 連絡先(代表者):(代理連絡先)3 号館 2 階 鶴野研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け CM 制作における CG(コンピュータグラフィックス)に関する内容が軸である。企画・設計から具体的制作手法までを、 実際の制作現場の実情や映像や具体的な事例を交えながら論ずる。 キーワード CM、タイムライン、カメラワーク、トランジション、クロマキー、NTSC、PAL keywords CM, timeline, camera work, transition, chrome frame、NTSC、PAL 授業の到達目標 ・ 映像制作に関する用語を正しく理解する。(K) ・ 実際の設計方法や制作手法について把握する。(D) ・ 実社会における映像制作のあり方や現実問題を理解する。(K) 教員からの一言 214 関連科目 メディアとデザイン、視覚表現論 教 材 教科書 株式会社ワークスコーポレーション編「CG &映像しくみ辞典」株式会社ワークスコーポレーション 参考書 授業計画 第 1 回:導入講義:授業の進め方と概要の説明、成績評価法、その他 第 2 回:CM 制作の流れ 1 第 3 回:CM 制作の流れ 2 第 4 回:CM 制作の流れ(撮影技術)3 第 5 回:CM 制作の流れ(ポスプロ)4 第 6 回:CM 制作の流れ(ポスプロ)5 第 7 回:CM 業界における CG について 1 第 8 回:CM 業界における CG について 2 第 9 回:CG 制作の現場 1 第 10 回:CG 制作の現場 2 第 11 回:CG 制作、CG 技術の将来について 第 12 回:効果的作品制作に関して 1 第 13 回:効果的作品制作に関して 2 第 14 回:全体のまとめ、復習 第 15 回:最終レポート提出 成績評価基準 最終レポート 60%、提出物 40%で評価する 備 考 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科シラバス 科目名 subject 視覚表現論 Theory of visuaru communicatoin design 科目区分 専門科目 必修・選択の別 選択科目(デザインコース)/—(建築コース)/—(建築工学コース) 担当者 単位数 2 単位 開講時期 3 年次後期 氏名 names:松隈 浩之 Hiroyuki MATSUKUMA 連絡先(代表者):(代理連絡先)3 号館 2 階 鶴野研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 世界におけるアニメーションの表現面、産業面の歴史、および現在の動向を知り、今後の日本のコンテンツ産業におけ るアニメーションの可能性について考察する。また演習を通してアニメーションの制作フローを把握しつつ、グループワ ークでの役割分担や、作品のクオリティ管理、スケジュール管理等の重要性を学ぶ。以上から、視覚表現の一形態である「ア ニメーション」という分野において実制作から運営、プロデュースに至るまで総合的に活用、展開できるスキルを身につ けることを目指す。 キーワード アニメーション、アート 産業、マンガ keywords animation, art, industry, comic 授業の到達目標 ・ アニメーションとは何かという問いについて自分なりの説明を行うことができる。(K) ・ 日本、および世界のアニメーションの歴史を説明できる。(K) ・ アニメーション産業と芸術の関係について説明できる。(K) ・ アニメーション作品の制作ができる。(K) 教員からの一言 ・ 幼年時より慣れ親しんできた日本の「アニメ」と世界で作られるアニメーション作品の相違点を把握し、アニメーショ ンにおける表現の可能性について再考してほしい。 関連科目 メディアとデザイン、広告企画、マルチメディアデザイン、ビジュアルプレゼンテーション 教 材 教科書 特に指定しない。各回のレジュメを配布する。 参考書 津型 信之 「アニメーション学入門」 平凡社新書 授業計画 第 1 回:導入講義:アニメーションの定義について 第 2 回:学生によるプレゼンテーション テーマ「アニメーションの現状について」 第 3 回:国際アニメーションフェスティバルの現状 第 4 回:フランスに見られるアートアニメーション 第 5 回:カナダ、NFB による実験アニメーション 第 6 回:アメリカでのアニメーション産業 第 7 回:コンピュータアニメーション 第 8 回:日本におけるアニメーションの歴史 第 9 回:日本におけるアートアニメーションと産業アニメーションの関係 第 10 回:セル画風アニメーションの制作プロセス 第 11 回:演習 フリップブック作品制作 1…コンセプト決定、制作フロー確立、役割分担決定等 第 12 回:演習 フリップブック作品制作 2…紙とペン、鉛筆、写真等を用いたアナログ系による制作 第 13 回:演習 フリップブック作品制作 3…スキャナー、デジタルカメラ等によるデジタル化作業 第 14 回:演習 フリップブック作品制作 4…発表、講評 第 15 回:まとめ アニメーションとデザイン 成績評価基準 課題(60%)、その他の提出物(40%) 備 考 215 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科シラバス 科目名 subject モノとコトのデザインⅠ Theory of Planning Products and Services I 科目区分 専門科目 必修・選択の別 選択必修科目(デザインコース)/―(建築コース)/―(建築工学コース) 担当人 単位数 2 単位 開講時期 3 年次前期 氏名 name:楠林拓 Hiraku KUSUBAYASHI 連絡先(代表人):3 号館 2 階 楠林研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 近年、デザインが直面している問題には、大きく 1.環境問題、2.ユニバーサルデザイン、3.インターフェイス、4. 生産者責任、5.サービスのデザインの 5 つがある。いずれも旧来の「モノつくり」のアプローチでは解決が難しい。こ の授業では製品デザインにとどまらず、生産、流通、販売、宣伝広告、使用、廃棄、解体、リサイクル、再資源化、また モノの所有形態や管理運用方法を含めた包括的な「デザイン思考」と「企画・表現力」を身につけることを目標にする。 キーワード 製品、サービス、マーケティング、企画、発想 keywords product, service, marketing, planing, idea development 授業の到達目標 ・ 生産者中心のモノつくりから、ユーザー中心のモノつくりへの思考転換を理解する(K) ・ 企業における製品開発の組織と流れを理解する(K) ・ マーケティングの考え方、特にセグメンテーションの考え方を理解する(K) ・ ライフスタイル別セグメンテーションに合わせた製品とサービスを発想できる(K) ・ 製品・商品企画書が作成できる(K) 教員からの一言 ・ 日頃目にしている携帯電話やオーディオ機器などの製品、10 年以上も続いているロングライフ商品、宅急便やコンビニ などのサービスなど、様々なモノ・コトを観察しましょう。この授業を通して「ユーザー」としての立場から、 「作り手」 の立場へと視点を移してみてください。「このデザインを自分に依頼されたらどうするだろう?」という問いを常に持 ち続けることが重要です。 216 関連科目 デザイン演習Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ 教 材 教科書 参考書 なし 適宜プリントを配布 「工業デザイン全集 2 製品計画」日本出版サービス、森典彦「左脳デザイニング」海文堂、川喜田 二郎「発想法」中央公論新社、沼上幹著「わかりやすいマーケティング戦略」、村田昭治・吉田正昭・ 井関利明編著「ライフスタイル発想法」、秋山兼夫著「機能分析」、朝野熙彦編「魅力工学の実践」 授業計画 第 1 回:導入講義:授業の進め方と概要の説明、成績評価法、製品を計画するとは何か、製品と商品の違い、モノとコ トの違い、製品とサービスの違い 注:第 1 回授業の中で、成績評価を含めた科目全体の重要情報を伝えるので必ず出席してください。 第 2 回:産業の歴史とデザインの発生 第 3 回:モノづくりの流れ 第 4 回:製品開発の組織、機能分析 第 5 回:製品開発の実際(育児用品の例) 第 6 回:製品開発の実際(玩具の例) 第 7 回:マーケティング導入 歴史、定義、用語 第 8 回:マーケティング 2 基本的な考え方 第 9 回:マーケティング 3 市場分類(理解度テスト) 第 10 回:マーケティング 4 セグメンテーション、クラスター、ライフスタイル 第 11 回:製品の位置づけ - 開度、モノ的発想とコト的発想 第 12 回:市場シェアと製品開発 第 13 回:プロダクトライフサイクル、製品企画書導入 第 14 回:製品企画書 第 15 回:定期試験(60 分) 注:試験範囲は第 1 回から 14 回までの授業総てです。 成績評価基準 定期試験(50%)、臨時の理解度小テスト(20%)とレポート(30%)の成績を総計して評価点とします。 備 考 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科シラバス 科目名 subject モノとコトのデザインⅡ Theory of Planning Products and Services Ⅱ 科目区分 専門科目 必修・選択の別 選択科目(デザインコース)/―(建築コース)/―(建築工学コース) 担当者 単位数 2 単位 開講時期 3 年次後期 氏名 name:楠林拓 Hiraku Kusubayashi 連絡先(代表者):3 号館 2 階 楠林研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 近年、デザインが直面している問題には、大きく 1.環境問題、2.ユニバーサルデザイン、3.インターフェイス、4. 生産者責任、5.サービスのデザインの 5 つがある。いずれも旧来の「モノつくり」のアプローチでは解決が難しい。こ の授業では製品デザインにとどまらず、生産、流通、販売、宣伝広告、使用、廃棄、解体、リサイクル、再資源化、また モノの所有形態や管理運用方法を含めた包括的な「デザイン思考」と「企画・表現力」を身につけることを目標にする。 キーワード 製品、サービス、マーケティング、企画、発想 keywords product, service, marketing, planing, idea development 授業の到達目標 ・ モノとサービスの違いを理解する(K) ・ バリアフリー、ユニバーサルデザイン、ノーマライゼーション、共用品などの考え方を理解する(K) ・ 所有と利用という二面性を考慮した製品・サービスの発想を理解する(K) ・ 人の生活を短、中、長期的なスパンの時間軸で考慮できる(K) ・ サービスの企画書が作成できる(K) 教員からの一言 ・ 我々の生活は、たくさんの製品で支えられていますが、実は企業 - 消費者という二元論的な枠組みだけでは捉えられな いことも数多く存在します。グローバリズム全盛の中、再び地域に目を向け、生活の質的向上を目的にしたサービス・ 生き方にも着目してみましょう。 関連科目 デザイン演習Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ 教 材 教科書 なし 適宜プリントを配布 参考書 近藤隆雄著「サービスマーケティング」生産性出版、D.A. ノーマン著「誰のためのデザイン?」新 曜社認知科学選書、朝野熙彦編「魅力工学の実践」海文堂、エルンスト・U・フォン・ワイツゼッ カー著「ファクター 4」(財)省エネルギーセンター、村岡好隆・工藤莞司著「特許・実用新案・意 匠・商標法入門」(社)発明協会 授業計画 第 1 回:導入講義:授業の進め方と概要の説明、成績評価法、サービスとプロダクトの位置付け 注:第 1 回授業の中で、成績評価を含めた科目全体の重要情報を伝えるので必ず出席してください。 第 2 回:人の生活をどう理解するか(生活、ニーズ、モノの体系) 第 3 回:価格分析の方法、PSM 分析 第 4 回:サービスのデザイン 第 5 回:サービスのマーケティング 第 6 回:インターフェイスのデザイン 第 7 回:バリアフリーとユニバーサルデザイン 第 8 回:インクルーシブデザイン、ノーマライゼーション、共用品について 第 9 回:地域社会とサービスのデザイン(理解度テスト) 第 10 回:モノの所有と利用の仕方(シェアリング) 第 11 回:リサイクル法 第 12 回:製造物責任(PL 法) 第 13 回:環境問題と製品・サービスの計画 第 14 回:特許法、知的所有権、産業財産権 第 15 回:定期試験(60 分) 注:試験範囲は第 1 回から第 14 回までの授業総てとする。 成績評価基準 定期試験(50%)、臨時の理解度小テスト(30%)と授業中の演習(20%)の成績を総計して評価点とする。 備 考 217 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科シラバス 科目名 subject モダンデザインの歴史 History of Modern Design 科目区分 専門科目 必修・選択の別 選択科目(建築工学コース)/選択科目(建築コース)/選択必修科目(デザインコース) 担当者 単位数 2 単位 開講時期 1 年次前期 氏名 name:川上 秀人 Hideto KAWAKAMI 連絡先(代表者):3 号館 2 階 川上研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 今日わたくしたちのまわりにはさまざまなデザインがあふれている。こうしたデザインのひとつひとつにはそれが生ま れ出てくる必然性と必要性があった。この講義は、19 世紀半ば以降、すなわち産業革命以降のモダンデザインの流れを歴 史的な視点から概観し、そのデザインの必然性と必要性について文化的、社会的立場から講述するものである。「なぜこ の時期にこのデザインが?」という問いかけが出発点となる。 キーワード ウィリアム・モリス、アール・ヌーヴォー、バウハウス、デ・スティル、インダストリアル・デザイン keywords William Moris, Art Nouveau, Bauhaus, De Stijl, Industrial Design 授業の到達目標 ・ 近代デザインの大きな流れを理解し、説明することができる。(A) ・ それぞれの時代の芸術的思潮とデザインの関係を理解する。(A) ・ そのデザインがつくられた時代の文化的・社会的状況を説明することができる。(A) ・ 著名なデザイン作品について、作者、制作年、特徴、影響関係を理解し、説明することができる。(A) 教員からの一言 ・ 日常生活のなかで、身の回りにあるデザインに関心をもってほしい。 ・ 歴史的・文化史な視点が重要となるので、19 世紀以降の世界および日本の歴史・文化を自ら学んでほしい。 218 関連科目 教 材 アートと生活、建築デザイン史、建築文化論、メディアとデザイン 教科書 阿部公正監修「世界デザイン史」美術出版社 参考書 竹原あきこ、森山明子監修「日本デザイン史」美術出版社 授業計画 第 1 回:導入講義:授業の進め方と概要の説明、成績評価法、デザインとはなにか。 注:第 1 回授業の中で、成績評価を含めた科目全体の概要を説明するので必ず出席すること。 第 2 回:近代デザインの鼓動―ジョン・ラスキンとウィリアム・モリス 第 3 回:アール・ヌーヴォーの世界 第 4 回:ウィーンの風土 第 5 回:市民社会のグラフィック・デザイン 第 6 回:デザインの実験と総合―芸術と産業 第 7 回:バウハウス①―芸術と技術の統一 第 8 回:バウハウス②―新たな試み 理解度確認テスト 注 成績評価に反映するので必ず出席し、試験を受けること 第 9 回:都市感覚とデザイン 第 10 回:オランダのデザイン運動 第 11 回:ロシアのユートピア 第 12 回:アメリカのインダストリアル・デザイン 第 13 回:現代のデザイン 第 14 回:日本のデザイン 第 15 回:定期試験(60 分) 注:試験範囲は第 1 回から第 14 回までの授業総てとする。 成績評価基準 定期試験(60%)、臨時試験(40%)を総計して評価点とする。 備 考 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科シラバス 科目名 subject アートと生活 Fine Arts in Human Life 科目区分 専門科目 必修・選択の別 選択科目(建築工学コース)/選択科目(建築コース)/選択必修科目(デザインコース) 担当者 単位数 2 単位 開講時期 2 年次後期 氏名 name:橋冨 博喜 Hiroki HASHITOMI 連絡先(代表者):3 号館 2 階 橋冨研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 芸術作品はそれを制作した人の個人的な産物であるとともに、鑑賞という形でわたくしたちが共有することができる文 化的資産でもある。作品を知ることは、その作品を理解する一歩になり得るし、デザイン制作の場において有効に作用す るものとかんがえる。ここではさまざまな絵画を題材に、その制作の背景となったことや作品の構成要素(構図、色彩、 線など)を論じていく。 キーワード 絵画、色彩、光、構図、主題 keywords painting, colour, light, composition, theme 授業の到達目標 ・ その絵画を構成する要素について、その意味を理解することができる。( A ) ・ それぞれの絵画作品がつくられた時代の文化的・社会的状況を説明することができる。( A ) ・ 著名な絵画作品について、作者、制作年、特徴、影響関係を理解する。( A ) ・ それぞれの時代の芸術的思潮を理解する。( A ) 教員からの一言 ・ 日常生活のなかで、積極的に美術作品と接してほしい。 ・ そのためには展覧会等に出かけることが必要。 ・ 歴史的・文化史な視点が重要となるので、世界および日本の歴史・文化を自ら学んでほしい。 関連科目 モダンデザインの歴史、建築デザイン史、建築文化論 教 材 教科書 参考書 高階秀爾監修「西洋美術史」美術出版社、辻 惟雄監修「日本美術史」美術出版社 授業計画 第 1 回:導入講義:授業の進め方と概要の説明、成績評価法、美術史とはなにか。 第 2 回:美術館の裏表 第 3 回:目的のある絵画 第 4 回:描かれた物語 第 5 回:隠された意味 第 6 回:色彩について 第 7 回:遠近法 第 8 回:理解度確認テスト 第 9 回:日常を描く 第 10 回:光のちから 第 11 回:人のかたち―肖像画と自画像 第 12 回:静物画 第 13 回:風景画 第 14 回:構図 第 15 回:定期試験(90 分) 注:試験範囲は第 1 回から前回までの授業総てとする。 成績評価基準 定期試験(60%)、臨時試験(40%)を総計して評価点とする。 備 考 219 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科シラバス 科目名 subject 人間工学 Ergonomics 科目区分 専門科目 必修・選択の別 選択必修科目(デザインコース)/―(建築コース)/―(建築工学コース) 担当者 単位数 2 単位 開講時期 2 年次前期 氏名 name:大箸 純也 Jun-ya OHASHI 連絡先(代表者):3 号館 2 階 大箸研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け もの、住環境を人間にとって望ましいものにするためにはどのようにしたら良いか?そのためには人間の特性を知って いることが必要である。その人間の特性の最も身近なものとしては、身長や身体各部の大きさである形態的特性がある。 これらは、製品の大きさを決定するための基礎的な資料である。その他に心拍数や筋の活動の様に身体器官の活動を示す 生理的特性を扱う。また安全な設計・環境のために考えるべきことについても扱う。簡単ではあるが、高齢者への対応に 必要な運動機能にもふれる。これらの基礎的な事項を理解することによって、人と環境との間の問題点を人の側から見つ けて、その原因と対策を考え、資料を適切に利用できるようにする。 キーワード ヒト、環境、形態学、生理学、成長、老化、安全、ノーマライゼーション keywords human, environment, morphology, physiology, growth, aging, safety, normalization 授業の到達目標 ・ ヒトの形態的特性の設計への適用のための基礎知識を習得する。(A) ・ ヒトの行動や生活における負担を知るための基礎となる生体負担指標を理解する。(A) ・ 姿勢における生体負担を理解する。(A) ・ 設計における安全性の確保のための原則を理解する。(A) ・ 様々な人を対象とするための基本的な考え方を理解する。(A) 教員からの一言 ・ 使いやすいものを設計することは社会的な責務です。そしてその設計のために多くの資料があります。しかし資料があ るだけで使いやすいものにはなるわけではありません。使いやすいものの設計には、人間と対象との関係のどんな点に 220 注目して考慮をするかが大きく影響します。授業では上記のようにいくつかの事項についての理解を求めますが、設計 のための具体的な数値が出てくるわけではありません。皆さんが人間への影響、負担というものに考慮することを、社 会的な責任として自覚して、自ら注目して考えてもらうための理解です。また、授業で扱う項目は基本的項目ですが、 特に相互に関係が強いものでもありません。全体を通して理解するということでなくて、断片的にでもヒトに対しての 興味を持ってもらえば嬉しいです。 関連科目 建築と環境(分野として関連するという意味であって、内容が直接関係しているのではない) 教 材 教科書 無し。適宜プリントを配布する。 参考書 佐藤方彦「人間工学概論」光生館、横溝・小松原「エンジニアのための人間工学」日本出版サービス 授業計画 第 1 回:授業の進め方の概説。成績評価法。人間工学とは何か?歴史およびデザインとの関係 第 2 回:人間工学的な検討について:イスにおける人間工学を通して(生体負担を中心として) 第 3 回:人間工学的な検討について:イスにおける人間工学を通して(設計との関係を中心として) 第 4 回:人間工学的な検討について:インターフェイスにおける使いやすさの要素 第 5 回:人体計測の基本的事項(測定法、名称)および人体寸法へ影響する要因(成長、人種など) 第 6 回:人体計測値の設計への適用のためのデータの統計的な扱い方(パーセンタイル、標準偏差) 第 7 回:人体計測値である長さ以外の形態を表す指標(体型・面積など)および動的人体寸法の概要。 後半はここまでの授業に対する試験(試験①の前半) 第 8 回:試験の解説。身体的負担の評価のための生理的指標としての酸素摂取量と心拍数の特徴 第 9 回:身体的負担の評価のための生理的指標としての表面筋電図の特徴、および生理的指標全体のまとめ 第 10 回:立位姿勢での血液循環系における負担と中腰姿勢における腰部の負担 第 11 回:身体的な障害と社会との関係、その考え方および、現在の対応方法、法律 第 12 回:社会的責任として求められる安全性および安全性の確保のための基本的考え方 第 13 回:ヒトの老化に伴う運動機能の変化とその対応方法。後半は試験①の後半 第 14 回:復習(30 分)と試験②(60 分) 第 15 回:復習(30 分)と試験③(60 分) 成績評価基準 毎回の講義後に小リポートを提出してもらいます。小リポートが 30 点、試験を 70 点とします。試験は、授業の全範囲 を対象としたものとして 3 回分(試験①②③)行ないます。それらの内の最高得点を用います。 備 考 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科シラバス 科目名 subject 建築・デザイン演習Ⅰ Architecture & Design Workshop Ⅰ 科目区分 専門科目 必修・選択の別 必修科目(建築工学コース)/必修科目(建築コース)/必修科目(デザインコース) 担当者 単位数 4 単位 開講時期 1 年次前期 氏名 name:松本 誠一 Seiichi MATSUMOTO、益田 信也 Shinya MASUDA、岩田 綾彬 Ayaaki IWATA、 飯田 一博 Kazuhiro IIDA 連絡先(代表者):3 号館 2 階 松本研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 本演習は、建築・デザイン演習Ⅱ・Ⅲ及び上級学年の演習の基礎として位置付け、設計やデザインの基礎的な知識や技 法の習得を目指している。具体的には、「座具」を対象にして、与えられた制約下で合理的な解決案を導き出すような課題 を実施する。受講生は自らが立案したコンセプトに基づく独自のアイデアを展開してまとめ上げなければならない。その ために、課題遂行の各過程において設計やデザインの基礎的な知識や技法(スケッチ・模型・図面など)を習得し実践する。 キーワード 建築、デザイン、デザイン技法(スケッチ・模型・図面)、製作技術、基礎造形 keywords architecture, design, technique of design(sketch・model making・drawing), prodaction technique, practical study of basic design 授業の到達目標 ・ 座具についての基本的性能と共にその歴史的・社会的背景を理解して、デザインコンセプトを立案できる。(F, K) ・ 設計・デザインの基礎的な知識および技法を習得して、自らのイメージをスケッチ・模型・図面で具体的に表現できる。 (F、K) ・ 機能、サイズ、材料、等、与えられた制約条件を理解して、その下での合理的な解決案を導き出すことができる。(F, K) ・ コンセプトを明快に表現できるプレゼンテーション能力として、スケッチや図面・模型製作の能力と共に、口頭発表と 質疑への回答というコミュニケーション能力を身につけて、他人にわかりやすく説明できる。(K) ・ 企画・製作のプロセスを理解して、到達目標を指定されたスケジュールで達成でき、またスケジューリングができる。(K) ・ 製図・製作に使用する用具・道具・機械類の特性を理解して、実際に使いこなすことができる。(K) 教員からの一言 ・ 授業時間外での自学自習が大切である。特に、スケッチなどは何回も繰り返し描くように心がけてください。 ・ 受講生のスタートラインは同じだが、取り組む態度と費やす時間量によって、年度の終了時にはデザイン力に大きな差 が現われる。 関連科目 建築・デザイン演習Ⅱ・Ⅲ 教 材 教科書 参考書 特に指定しない。適宜プリントを配布する。OHP 等使用。 (財)日本工業規格「JIS B 0001 - 機械製図」日本規格協会 武者英二・永瀬克己「建築設計演習 基礎編 建築デザインの製図法から簡単な設計まで」彰国社 日本建築学会編「コンパクト建築設計資料集成 第 3 版」丸善 授業計画 第 1 回:導入講義:授業の概要と到達目標、進め方、成績評価法などの説明。課題提示。 /製図・製作道具・用紙の説明(描く、測る、作る) /アイデア展開 1(キーワード、スケッチで考える) 第 2 回:デザインコンセプトについて:日本・西洋の起居様式、材料・構造強度、人体寸法と製品の性能 アイデア展開 2(スケッチで考える) /図学 1(線の種類と投影法) 第 3 回:模型製作 1(模型で考える) /図学 2(第三角法) 第 4 回:模型製作 2(模型で考える)。色彩について /図学 3(第三角法と立体スケッチ) 第 5 回:模型製作 3(1 / 3 スケール模型・着色) /図学 4(三面図と板取図) 第 6 回:作品発表 (1 / 3 スケール模型)・講評会 /図学 5(三面図と板取図 ポートフォリオについて 第 7 回:数グループに分かれて順次、工作工房安全講習、原寸大模型製作(木材部品加工、組み立て、着色) 第 8 回:1 / 3 スケール模型の写真撮影 /図学 6(三面図) 第 9 回:ポートフォリオの企画 /図学 7(アイソメ) 第 10 回:1 / 3 スケール模型スケッチ。着色 /図学 8(断面図) 第 11 回:ポートフォリオの製作 /図学 9(寸法の表記法) 第 12 回:ポートフォリオの製作 /図学 10(三面図) 第 13 回:原寸大模型製作(組み立て、着色)最終調整 第 14 回:原寸大模型の写真撮影。ポートフォリオの製作 第 15 回:作品発表および提出・講評会 成績評価基準 出席点は与えないが、7 割(出席数 10 回)以上の出席のある学生を成績評価の対象とする。 提出された課題作品の評価(60%)、課題作品の発表等(20%)、授業中の演習(20%)の成績を総計して評価点とする。 ただし、すべての課題の提出を必須条件とする。 備 考 221 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科シラバス 科目名 subject 建築・デザイン演習Ⅱ Architecture & Design Workshop Ⅱ 科目区分 専門科目 必修・選択の別 必修科目(建築工学コース)/必修科目(建築コース)/必修科目(デザインコース) 担当者 単位数 4 単位 開講時期 1 年次後期 氏 名 name: 工 藤 卓 Takashi KUDO、 横 屋 克 昌 Katsumasa YOKOYA、 東 徹 太 郎 Tetsutaro HIGASHI、佐野 正樹 Masaki SANO 連絡先(代表者):3 号館 4 階 工藤研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け デザイナーは、アイディアを構想したり他者に伝えたりするために、様々な場面で多種多様なプレゼンテーションを行 う。それはデザインの最終アウトプットとして最も大切にされる。ここでは、建築・デザインの空間形成について、構想 からプレゼンテーションまでの一貫した基礎デザインを学修する。これまで抱いてきた建築やデザインについての固定的 な観念やイメージを刷新するコンセプトのまとめ方、スケッチの描き方、立体モデルの制作、作品発表などのプレゼンテー ションを学ぶ。 キーワード 建築、空間、環境、デザイン keywords architecture, space, environment, design 授業の到達目標 ・ デザインの学修と成果を的確に表現するプレゼンテーション能力を身に付ける。(K) ・ 構想から設計までに必要とする問題発見、スケッチ、模型など、建築・デザインの基礎的表現法を身に付ける。(K, L) ・ 各課題に対応して、自らが課題の意図を理解し、新しいデザインの展開に結び付けていく学修法を身に付ける。(K, F) 教員からの一言 ・ 建築・デザイン演習の必須条件となるプレゼンテーションを身に付けるために、優れたデザインの情報を建築やデザイ ンの雑誌などから日々学んで下さい。課題の取り組みは、自らのデザイン目標を高く設定し積極的にチャレンジしてく ださい。作品は制作だけでなく発表を含めて評価します。なお、授業開始から 30 分以降の出席は禁じます。 222 関連科目 建築・デザイン演習Ⅰ、建築・デザイン演習Ⅲ 教 材 教科書 特には指定しない。演習内容にあわせて、その都度に提示する。 参考書 日本建築学会編「コンパクト建築設計資料集成 第 3 版」丸善、ほか。 演習内容にあわせて、その都度に提示する。 授業計画 第 1 回:導入講義:授業の進め方と成績評価法の説明、プレゼンテーションの方法の説明 演習:建築・デザインのための基礎表現法:スケッチ(持参:製図用具一式) 第 2 回:演習:デザイン図面の作成 第 3 回:演習:デザイン模型の制作 第 4 回:演習:プレゼンテーションボードチェック[コンセプトのまとめ方とプレゼンテーション技術を習得] 第 5 回:演習:プレゼンテーション/演習課題の発表・講評・採点 第 6 回:課題 1:最小限スペースの構想[エスキス:設計のコンセプト作成とラフスケッチ/問題発見] 第 7 回:課題 1:エスキスチェック 1[模型で考える] 第 8 回:課題 1:エスキスチェック 2[模型の最終チェック] 第 9 回:課題 1:プレゼンテーションボードチェック[コンセプトを伝達するためのプレゼンテーション技術を習得] 第 10 回:課題 1:プレゼンテーション/設計課題 1 の発表・講評・採点 第 11 回:課題 2:都市に住むためのデザイン[エスキス:スケッチを描き、設計コンセプトを考える/問題発見] 第 12 回:課題 2:エスキスチェック 1[模型の表現と制作技術の習得] 第 13 回:課題 2:エスキスチェック 2[模型の最終チェック] 第 14 回:課題 2:プレゼンテーションボードチェック[コンセプトを伝達するためのプレゼンテーション技術を習得] 第 15 回:課題 2:プレゼンテーション/設計課題 2 の発表・講評・採点 成績評価基準 提出された演習(20%)、課題 1(40%)、課題 2(40%)の全評価点の総合計が 60 点以上を合格とする。ただし、すべ ての課題の提出を必須条件とする。 備 考 他学科履修、上級履修は認めない。 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科シラバス 科目名 subject 建築・デザイン演習Ⅲ Architecture & Design Workshop Ⅲ 科目区分 専門科目 必修・選択の別 必修科目(建築工学コース)/必修科目(建築コース)/必修科目(デザインコース) 担当者 単位数 4 単位 開講時期 2 年次前期 氏名 name:工藤 卓 Takashi KUDO、岡田 威海 Takemi OKADA、末廣 宣子 Noriko SUEHIRO 大石 和彦 Kazuhiko OISHI 連絡先(代表者):3 号館 4 階 工藤研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 人間が住み、働く空間や環境をどのようにデザインしていくのか、構想からプレゼンテーションまでの一貫した手法を 学修する。固定的な観念から脱却して未来のライフスタイルを独自に構想してみる。具体的には、過去や現在の優れた作 品や事例をドローイングと模型で再現してみる事からプレゼンテーションの方法を学び、次に、スケッチ、パース、図面 の描き方、模型制作法など、基礎的なデザインの表現技術を身に付ける。 キーワード 建築、空間、環境、デザイン keywords architecture, space, environment, design 授業の到達目標 ・ スケッチ、パース、図面、模型など、基礎的な表現技術を身に付け、独自の作品にまとめてプレゼンテーションを行う 能力を身に付ける。(F, K, L) ・ 設計・デザインの目的を理解し、デザインプロセスを一貫して展開する能力を身に付ける。(F, L) ・ 社会の要求するデザインに関する知識および生活での使用シーンをイメージできる能力を身に付ける。(F, L) 教員からの一言 ・ 住環境のデザインを考えることは建築・デザインを学ぶ学生の必須の入門課程です。環境、住居、家具、道具に囲まれ た住環境を、固定的な観念から脱却して多様にデザイン提案してください。われわれの未来のライフスタイルを美しく プレゼンテーションしてみてください。自らの目標を高く設定してこの演習にチャレンジすることを期待します。 223 関連科目 教 材 建築・デザイン演習Ⅰ、建築・デザイン演習Ⅱ 教科書 特には指定しない。演習内容にあわせて、その都度に提示する。 参考書 日本建築学会編「コンパクト建築設計資料集成 第 3 版」丸善、ほか。 演習内容にあわせて、その都度に提示する。 授業計画 第 1 回:導入講義:授業の進め方と成績評価法の説明、課題 1 の説明とミニレクチュア 第 2 回:課題 1:エスキス 1 /コンセプト + スケッチ 第 3 回:課題 1:エスキス 2 /スケッチ + モデル 第 4 回:課題 1:エスキス 3 /プレゼンテーション準備 第 5 回:課題 1:プレゼンテーション/発表・講評・採点・提出 第 6 回:課題 2 の説明とミニレクチュア 第 7 回:課題 2:エスキス 1 /コンセプト + スケッチ 第 8 回:課題 2:エスキス 2 /スケッチ + モデル 第 9 回:課題 2:エスキス 3 /プレゼンテーション準備 第 10 回:課題 2:プレゼンテーション/発表・講評・採点・提出 第 11 回:課題 3 の説明とミニレクチュア 第 12 回:課題 3:エスキス 1 /コンセプト + スケッチ 第 13 回:課題 3:エスキス 2 /スケッチ + モデル 第 14 回:課題 3:エスキス 3 /プレゼンテーション準備 第 15 回:課題 3:プレゼンテーション/発表・講評・採点・提出 成績評価基準 提出された課題 1(20%)および課題 2(40%)課題 3(40%)の全評価点の総合計が 60 点以上を合格とする。ただし、 すべての課題の提出を必須条件とする。 備 考 他学科履修、上級履修は認めない。 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科シラバス 科目名 subject 建築設計Ⅰ Architectural Design Ⅰ 科目区分 専門科目 必修・選択の別 必修科目(建築工学コース)/必修科目(建築コース)/ -(デザインコース) 担当者 単位数 4 単位 開講時期 2 年次後期 氏名 name:益田 信也 Shinya MASUDA、石田 聖一 Seiichi ISHIDA、大島 俊秋 Toshiaki OHSHIMA (TA:未定) 連絡先(代表者):2 号館 3 階 益田研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 建築は生活空間とその構築体の不可分の統一体である。したがって、人間活動の様々な要求が機能として反映されると 同時に、物理的な存在として構造的にも成立しなければならない。設計者には、これを合理的にまとめるだけでなく、環 境として、風景として、美しく、快適なものとして構想することが求められている。 これにあたっては、様々な視点から対象を分析すると同時に、異なる多様な機能と性格を持つ空間の間に明快な関係性 を与えなければならない。本演習では、比較的小規模かつ単純な機能の建築タイプとしての対象(例:低層集合住宅、幼 稚園等)の設計を通して、空間構成力および論理的な設計法を養うことを目的とする。 キーワード 設計プロセス、機能図、計画課題、設計条件、コンセプト、製図法、設計図書、プレゼンテーション keywords Design Process, Diagram, Program, Design cnditions, Concept, Drawing method, Design Drawings, Presentation 授業の到達目標 ・ 対象となる建築物の設計に関する情報を可能な限り収集して計画課題を設定し、分析力と総合的な判断力を養う(F、 L) ・ 試行錯誤を繰り返しながら設計案の作成を展開し、コンセプトをまとめ、三次元的な空間の構成力を養う(F、 L) ・ 様々な条件を整理・調整し技能を駆使して、設計案をまとめ、的確な製図法で図面として表現する技術を養う(F、 K、 L) ・ コンセプトを明快に表現できるプレゼンテーション能力として、図面・模型製作の能力と共に、口頭発表と質疑への回 答というコミュニケーション能力を養う(K、 L) 以上を、設計図書や文章・図(レポート)で表現して他人に伝えることができる。逆に、他人の表現を理解できる(K) 教員からの一言 224 ・ 第 1 回目の導入講義において、「実施要領」を配付し、授業の進め方の詳しい解説を行う。 ・ 毎週の到達度を重視し、これをチェックする。 ・ 課題提出の締切日を厳守する。遅れ提出は、原則として認めない。 ・ 課題未提出者他受講態度に問題がある学生は、「ペナルティ課題」の提出を義務づける。 関連科目 住まいの計画、建築計画、建築設計Ⅱ・Ⅲ 教 材 教科書 日本建築学会編「コンパクト建築設計資料集成 第 3 版」丸善。ほかにプリントを適宜配布する。 参考書 建築思潮研究社「建築設計資料 10・51・91」建築資料研究社、ほか各種建築設計資料 授業計画 第 1 回:導入講義:授業の進め方と概要の説明、成績評価の方法/課題 1.2 -説明/製図法の解説と製図(1) 第 2 回:課題 1 -集合住宅の製図(模写):製図法の解説と製図(2) 第 3 回:課題 1 -集合住宅の製図(模写):製図法の解説と製図(3) 第 4 回:課題 1 -集合住宅の製図(模写):課題提出・講評/課題 2 -補足説明・類例調査 第 5 回:課題 2 -低層集合住宅の設計製図:コンセプトの立案、諸室構成と規模計画 第 6 回:課題 2 -低層集合住宅の設計製図:エスキスとスタディ模型の製作、講評 第 7 回:課題 2 -低層集合住宅の設計製図:設計製図の講評 第 8 回:課題 2 -低層集合住宅の設計製図:課題提出 第 9 回:課題 2 -低層集合住宅の設計製図:プレゼンテーションと講評会/課題 3 -説明 第 10 回:課題 3 -幼稚園の設計製図:類例調査のまとめ、コンセプトの立案、諸室構成と規模計画 第 11 回:課題 3 -幼稚園の設計製図:エスキスとスタディ模型の製作、講評 第 12 回:課題 3 -幼稚園の設計製図:エスキスとスタディ模型の制作、講評 第 13 回:課題 4 -幼稚園の模型製作:課題提出・講評/課題 4.説明/完成模型の製作 第 14 回:課題 4 -幼稚園の模型製作:課題提出(完成模型・模型写真) 第 15 回:課題 4 -幼稚園の模型製作:図面および模型によるプレゼンテーションと講評会 成績評価基準 提出された課題作品の評価(75%)、講評会での評価(10%)、授業中の演習(15%)の成績を総計して評価点とする。 ただし、すべての課題の提出を必須条件とする。 備 考 他学科・他コース履修、上級履修は認めない。 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科シラバス 科目名 subject 建築設計Ⅱ Architectual Design Ⅱ 科目区分 専門科目 必修・選択の別 必修科目(建築工学コース)/必修科目(建築コース)/-(デザインコース) 担当者 単位数 4 単位 開講時期 3 年次前期 氏名 name:横屋 克昌 Katumasa YOKOYA、谷口 遵 Jyun TANIGUCHI 東 徹太郎 Tetutarou HIGASI 連絡先:2 号館 3 階 横屋研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 建築を使用する人々は多種多様であり、建築はそれらに対して開かれた存在で無ければならない。従って、建築設計と いう営為は柔軟な姿勢で周辺環境の文脈や使用者特性を読み取る能力に裏づけられていなければならない。建築設計Ⅱの 課題では、建築設計Ⅰの小規模建築を引き継いで中規模建築(コミュニティセンター及び美術館)を課題とし、建築設計 Ⅲの橋渡しとするが、これら建築物を設計することにより上述の能力を養うことを目的としている。 キーワード 創造、企画、論理、表現 keywords creation, plan, logical, presentation, 授業の到達目標 ・ 敷地状況、周辺環境の読み取り、過去の参考作品情報の収集、整理ができる。(F, L) ・ 課題の社会性および、基本的空間構成を理解し、建築学的に構成可能な形態に創造できる。(L) ・ 具体化された建物を、緻密な作業の継続により、他者に伝達する図面作成技術を修得する。(F, K, L) ・ 作成図面の整合性を自己照合でき、人前で個性的な提案表現ができる能力を身につける。(F, K, L) ・ グループワークによる創造行為において、他者と協調できる能力を習得する。(K, L) 教員からの一言 ・ 授業開始時にテーマを講義するため、作業時間が減少し自宅作業となる。疑問点は授業中に解決するようにする。 ・ 提出期限は厳守する。 ・ 教員分担:06173001 ~ 06173040 :担当谷口(副担東)、06173041 ~ 06173080 :担当東(副担横屋)、 06173081 以降、再履修生:担当横屋(副担谷口) 関連科目 建築設計Ⅰ、建築設計Ⅲ、建築計画、都市計画 教 材 教科書 随時、プリントを配布。 建築学会編「コンパクト建築設計資料集成 第 2 版(丸善)」 参考書 建築図集:地域の小美術館、コミュニティセンター(彰国社)。その他 授業計画 第 1 回:導入講義:授業の進め方と注意、および成績評価法について説明する。 課題 1:「屋外展示場を持つ地方都市の小美術館」の説明。美術館資料収集と美術館見学について。 第 2 回:条件整理、敷地条件の読み取りとアプローチ計画、ラーメン構造による基本モジュールとグリットの決定。 第 3 回:基本スパンと柱・梁の仮定断面。エスキスレポート 1。 第 4 回:エスキスチェック。 第 5 回:エスキスチェック。プレゼンテーションについて。 第 6 回:完成した各図面の整合性を照合し提出。採点。 第 7 回:課題 2:小グループによる共同設計トレーニング「階段」。授業の進め方と注意。実測作業。 第 8 回:図面作成および提出。採点。 第 9 回:課題 3:「多目的会議室を持つ地域コミュニティセンター」授業の進め方と注意。 課題説明、コミュニティセンターの概要、資料収集、見学とフィルド・サーベィについて。 第 10 回:条件整理、敷地条件の読み取りとアプローチ計画、ラーメン構造による基本モジュールとグリットの決定。 第 11 回:基本スパンと柱、梁の仮定断面。エスキスレポート 2。 第 12 回:エスキスチェック。 第 13 回:完成した各図面の整合性を照合し提出。模型制作について。 第 14 回:模型制作、写真撮影、プレゼンボードの作成。 第 15 回:第 3 課題のプレゼンテーションと合評会。採点。 ※ 毎回のテーマ講述後は、演習作業となるのでノート、製図用具は必ず持参する。 成績評価基準 成績評価は、エスキスレポート 20%(第 1 回 10 点、第2回 10 点)、提出課題作品評価 80%(課題 1 図面:30 点、課題 2 図面:10 点、課題 3 図面:30 点、課題 3 模型:10 点)の結果にもとづき、総計が 60 点以上の学生を合格とする。 備 考 他学科・他コース履修、上級履修は認めない。 225 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科シラバス 科目名 subject 建築設計Ⅲ Architecuture Design Ⅲ 科目区分 専門科目 必修・選択の別 必修科目(建築工学コース・建築コース) 担当者 単位数 2 単位 開講時期 3 年次後期 岡田威海 Takemi OKADA 大坪克也 Katuya OHTUBO 井上聡 Satoru INOUE 連絡先(代表者):2 号館 3 階 岡田研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 比較的、大規模で、複雑な建築の設計課題に取り組む。設計のコンセプトを立案し、それにもとづいて、デザインし、 表現する訓練をおこなう。その際、建築の技術を基礎とし、また、敷地条件や地域の条件を十分考慮して設計を進める。 また、図面作成に止まらず、図面表現や、プレゼンテーションの仕方を学ぶ。また、エスキス模型で案の検討を行う体験 をする。各自の製図板を固定する。 キーワード 複合建築、自然の導入、コンセプト、プレゼンテーション keywords complex architecture,nature, concept,presentation 授業の到達目標 ・ 比較的規模の大きな複合用途の建築の構成能力を養う。(F, K, L) ・ 建築の機能的技術的な条件と敷地の環境条件を的確に把握する。(F, L) ・ コンセプトの立案能力を養う。(F, K, L) ・ 建築形態の全体と細部のデザイン能力を養う。(F, K, L) ・ 図面等の作成能力だけでなく、プレゼンテーション力(表現力や説明力)を養う。(K, L) 教員からの一言 ・ コンセプト立案力とプレゼンテーション力を重視して成績を評価する。 ・ 設計の前提としての機能的な理解力や建築技術の応用力は 3 年前期までに関連科目で習得していてほしい。 226 関連科目 建築設計Ⅰ、建築設計Ⅱ、建築・デザイン演習Ⅲ、建築デザイン論Ⅰ、建築デザイン論Ⅱ 教 材 教科書 課題ごとにプリントで資料を配布する。スライド等を使って課題の主旨を説明する。 参考書 参考になる建築家の作品集や建築雑誌を紹介する。「コンパクト建築設計資料集成」日本建築学会編 授業計画 第 1 回:導入講義:授業の進め方と概要の説明、成績評価法、複合建築とは何か、規模の大きな建築設計の留意点。 注:第1回授業の中で、成績評価を含めた科目全体の重要情報を伝える。 第 2 回:課題- 1「複合建築 A(宿泊施設)」 課題の理解。資料配布・スライド・ビデオ。ミニレポート出題 第 3 回:エスキスチェック-敷地条件の理解・コンセプト立案①。ミニレポート出題 第 4 回:エスキスチェック-機能条件の理解・コンセプト立案② 第 5 回:図面チェック-断面系図面の作成・プレゼンテーション立案① 第 6 回:図面チェック-表面系図面の作成・プレゼンテーション立案② 第 7 回:図面提出・講評 第 8 回:課題- 2「複合建築 B(文化施設)」 課題の理解。資料配布・スライド・ビデオ。ミニレポート出題 第 9 回:エスキスチェック-敷地条件の理解・コンセプト立案①。ミニレポート出題 第 10 回:エスキスチェック-機能条件の理解・コンセプト立案② 第 11 回:エスキスチェック-エスキス模型の作成 第 12 回:エスキス模型提出。コンセプトのプレゼンテーション化計画 第 13 回:図面チェック-断面系図面の作成・プレゼンテーション立案① 第 14 回:図面チェック-表面系図面の作成・プレゼンテーション立案② 第 15 回:図面提出・講評 成績評価基準 課題作品(90%)とミニレポート(10%)の成績を総計して評価点とする。 備 考 他学科履修は認めない。 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科シラバス 科目名 subject デザイン演習Ⅰ ( Design Practice Ⅰ) 科目区分 専門科目 必修・選択の別 必修科目(デザインコース)/—(建築コース)/—(建築工学コース) 担当者 単位数 4 単位 開講時期 2 年次後期 氏名 names:松本 誠一 Seiichi MATSUMOTO 金子 哲大 Tetsuo KANEKO 連絡先(代表者):3 号館 2 階 松本研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 様々な機能をもつ複数の空間を合理的に美しくデザインするためには、複数の視点から対象を分析すると同時に異なる 機能を持つ空間のあいだに明快な関係性を与えなければならない。本演習では、単一機能の集合体としての対象、異なっ た機能の複合体をデザインすることを通して、空間構成力及び論理的な思考展開力を養う。また演習を通して、コンピュ ータをツールとして使いこなすスキルを身につけることを目的とする。 キーワード デザイン、情報、画像、マルチメディア、立体、空間 keywords design, information, fraphics, multimedia, product, space 授業の到達目標 ・ コンピュータを思考・表現のツールとして使うことができる。(K) ・ 単一機能の集合体を群としてデザインできる。(K) ・ 異なった機能の複合体に明快な関係性を与えるデザインができる。(K) 教員からの一言 ・ デザインには様々な専門分野があります。自分の好みなどに縛られずに幅広く興味を持つように心がけてください。 ・ 実際にデザインする演習は学生自ら目的意識を持って取り組まなければ実力はつきません。高いモチベーションを持っ て教員に積極的にアプローチしてきてください。 関連科目 デザイン演習Ⅱ、デザイン演習Ⅲ、卒業研究 教 材 教科書 特に指定しない。担当教員各々で、授業の進展に合わせて、紹介する。 参考書 特に指定しない。担当教員各々で、授業の進展に合わせて、紹介する。 授業計画 ・ 第 1 課題 / 複合する機能を有するエレメント 第 2 課題 / 複合するエレメントを有する空間 第 1 回:導入講義:授業の進め方と概要の説明、成績評価法、第一課題説明 第 2 回:第 1 課題 エスキス 1/ コンセプト 第 3 回:第 1 課題 エスキス 2/ スケッチ + コンセプトモデル 第 4 回:第 1 課題 中間プレゼンテーション 第 5 回:第 1 課題 エスキス 3/ ドローイング + モデル 第 6 回:第 1 課題 エスキス 4/ ドローイング + モデル 第 7 回:第 1 課題 プレゼンテーション(提出) 第 8 回:第 2 課題 課題説明 第 9 回:第 2 課題 エスキス 1/ コンセプト 第 10 回:第 2 課題 エスキス 2/ スケッチ + コンセプトモデル 第 11 回:第 2 課題 中間プレゼンテーション 第 12 回:第 2 課題 エスキス 3/ ドローイング + モデル 第 13 回:第 2 課題 エスキス 4/ ドローイング + モデル 第 14 回:第 2 課題 エスキス 5/ 最終チェック / プレゼンテーションシート 第 15 回:第 2 課題 プレゼンテーション(提出) 注:演習の過程において随時コンピュータの演習課題を行う。 成績評価基準 課題作品のプレゼンテーションおよび提出で試験に替える。 課題(70%)、演習(30%)の成績を総計して評価点とする 備 考 他学科・他コース履修、上級履修は認めない。 227 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科シラバス 科目名 subject デザイン演習Ⅱ Design Practice Ⅱ 科目区分 専門科目 必修・選択の別 必修科目(デザインコース)/-(建築コース)/-(建築工学コース) 担当者 単位数 4 単位 開講時期 3 年次前期 氏名 names:鶴野 幸子 Sachiko TSURUNO、楠林 拓 Hiraku KUSUBAYASHI 連絡先(代表者):3 号館 2 階 プロダクトデザイン研究室(楠林 拓)[email protected] 授業の概要及び位置付け 建築、プロダクト、WEB デザインを含むグラフィックにはそれぞれの職能がありスキルがある。しかし、近年我々が 直面している問題には、これら旧来の分野分けにとらわれない新しい枠組みを持った視点で解決に望むことが要求されて いる。分野を問わず、「ユニバーサルデザイン」や「環境問題」はモノつくりに携わる際の基本事項となっている。 この演習では、施設・製品・情報が利用者とどのような関係におかれるのか、という “人を中心”とした視点とともに 周辺環境を含む“コンテクスト(文脈)を考慮したデザイン”、また人々の行為、生活、成長などを“時間軸で捉える” 考え方などを様々な形式で計画・表現できることを目指す。デザイン基礎と卒業研究の橋渡しという重要な位置づけの授 業の一つである。 キーワード デザイン、情報、画像、マルチメディア、立体、空間 keywords design, information, graphics, multimedia, product, space 授業の到達目標 ・ ユニバーサルデザインの概念を理解し、デザインに応用できる(K) ・ 様々な与件、周辺環境の文脈を読みとってデザインに反映できる(K) 教員からの一言 ・ この演習は卒業研究における専門分野の選択につながります。常に自分と向き合いながら課題にチャレンジしてください。 ・ 実際にデザインする演習は学生自ら目的意識を持って取り組まなければ実力はつきません。高いモチベーションを持っ 228 て教員に積極的にアプローチしてください。 関連科目 デザイン演習Ⅰ、デザイン演習Ⅲ 教 材 教科書 特に指定しない。担当教員で、授業の進展に合わせてプリント配布・文献紹介を行う。 参考書 特に指定しない。担当教員で、授業の進展に合わせてプリント配布・文献紹介を行う。 授業計画 共通課題:「○○という状況をデザインする」 第 1 回:導入講義 授業の進め方と概要、成績評価法の説明、第 1 課題の提示と説明 第 2 回:第 1 課題 調査、調査のまとめ 第 3 回:第 1 課題 コンセプト、スケッチ、デザイン条件確認 第 4 回:第 1 課題 コンセプト発表 第 5 回:第 1 課題 模型、デザイン 第 6 回:第 1 課題 パネルレイアウト等 第 7 回:第 1 課題 プレゼンテーション(提出) 第 8 回:第 2 課題 第 2 課題説明 第 9 回:第 2 課題 調査、調査のまとめ 第 10 回:第 2 課題 コンセプト、ラフスケッチ、デザイン条件確認 第 11 回:第 2 課題 コンセプト発表 第 12 回:第 2 課題 模型、デザイン 第 13 回:第 2 課題 レイアウト検討 第 14 回:第 2 課題 グラフィック 第 15 回:第 2 課題 プレゼンテーション(提出) 成績評価基準 課題(作品自体の評価および発表に対する評価)で試験に代える。 課題(70%)、演習(30%)の成績を総計して評価する。 備 考 他学科・他コース履修は原則として不可とする。 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科シラバス 科目名 subject デザイン演習Ⅲ Design Practice Ⅲ 科目区分 専門科目 必修・選択の別 必修科目(デザインコース)/—(建築コース)/—(建築工学コース) 担当者 単位数 4 単位 開講時期 3 年次後期 氏名 names:工藤 卓 Takashi KUDO 川上 秀人 Hideto KAWAKAMI 松本 誠一 Seiichi MATSUMOTO 鶴野 幸子 Sachiko TSURUNO 楠林 拓 Hiraku KUSUBAYASHI 金子 哲大 Tetsuo KANEKO 連絡先(代表者):3 号館 2 階 楠林研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 本演習は、少人数の演習を通して卒業研究へのテーマの探索、問題意識の掘り下げ、資料収集、企画・コンセプトの創出、 解決案の具体化・視覚化などの一連のデザインプロセスを実践し、4 年間の学修の集大成となる卒業研究への準備段階と して位置づけられます。また、この時期の課題は就職活動においても大変大きな意味を持っています。 形式としては、各教員の研究室に分かれて少人数のゼミの形をとります。学生は教員の個別指導を受けながら総合的な デザイン力を養うことを目標にします。ゼミの所属は、前期の終わりに希望調査を実施して行います。 キーワード デザイン、情報、画像、マルチメディア、立体、空間 keywords design, information, graphics, multimedia, product, space 授業の到達目標 ・ 企画からデザインまで一貫して行うことができる。(K) ・ プログラムデザインを行うことができる。(K) 教員からの一言 ・ 建築・デザイン学科のデザイン系専門分野のセミナーにクラス分けを行います。この所属は、4 年次の卒業研究着手時 において、原則的に卒業研究の所属となります。 ・ 希望者に対しては、学期の途中で所属する研究室を変更するチャンスを設けます。これにより、複数の異なる 研究内容・研究方法を体験することができるので、4 年次の卒業研究のテーマ設定に役立てることができます。 ・ 実際にデザインする演習は学生自ら目的意識を持って取り組まなければ実力はつきません。高いモチベーションを持っ て教員に積極的にアプローチしてください。 関連科目 デザイン演習Ⅰ、デザイン演習Ⅱ、卒業研究 教 材 教科書 特に指定しない。担当教員各々で、授業の進展に合わせて、紹介する。 参考書 特に指定しない。担当教員各々で、授業の進展に合わせて、紹介する。 授業計画 ・ 課題 セミナーごとの具体的な課題や進め方は導入講義時に各教員が説明します。ここでは標準的なプロセスを記し ておきます。 第 1 回:導入講義:授業の進め方と概要の説明、成績評価法、課題説明、調査計画 第 2 回:フィールドワーク、調査 第 3 回:調査のまとめ、コンセプト創出 第 4 回:デザイン条件の設定 第 5 回:レイアウトデザイン 第 6 回:リヴィジョン 第 7 回:具体的解決案の展開 第 8 回:具体的解決案の評価 第 9 回:リヴィジョン 第 10 回:解決案修正 第 11 回:具体的設計・デザイン 第 12 回:具体的設計・デザイン 第 13 回:視覚化 第 14 回:プレゼンテーション準備 第 15 回:デザインコース合同のプレゼンテーションと講評 成績評価基準 課題(作品自体の評価および発表に対する評価)で試験に代える。 課題作品(70%)、プレゼンテーション(30%)の成績を総計して評価点とする。 備 考 他学科・他コース履修は原則として不可とする。 229 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科シラバス 科目名 subject ビジュアル・プレゼンテーション演習 ( Practice of Visual Presentation) 科目区分 専門科目 必修・選択の別 選択科目(建築工学コース)/選択科目(建築コース)/必修科目(デザインコース) 担当者 単位数 4 単位 開講時期 2 年次前期 氏名 name:金子 哲大 Tetsuo KANEKO 連絡先(代表者):3 号館 2 階 金子研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 色彩、記号、形態、距離・・・、私たちの生活環境は様々な情報で溢れ刻々とその姿を変化させている。デザイナーは そうした状況を的確に理解し、自らの提案を行わなければならない。 本演習ではまず身近な都市空間をサーヴェイしマップを作成する。その過程で 3 次元空間を 2 次元平面上で表現するた めの基礎的な力を養うと同時に、段階的な発表を行うことでプレゼンテーションのトレーニングをする。 設計課題としては、都市にナニカを仕掛けること、自ら作成したマップに基づき、都市をリデザインしてもらいたい。 キーワード コミュニケーション、プレゼンテーション、都市、歴史、文化、色彩 keywords communication, presentation, city, history, culture, color 授業の到達目標 ・ 空間情報を的確に視覚化し伝達できる能力を習得する。(K) ・ グループワークによる創造行為において他者と協調できる能力を習得する。(C) ・ 現実の都市空間を理解するための様々な視点を獲得する。(J) 教員からの一言 ・ 効率よくグループワークを行うためには、メンバー相互のコミュニケーションを密にし、今なにを決定するのかという デザインレベルを共有しなければなりません。 230 関連科目 建築設計Ⅰ、建築設計Ⅱ、建築設計Ⅲ、デザイン演習Ⅰ、デザイン演習Ⅱ、デザイン演習Ⅲ 教 材 教科書 プリントを適宜配布する。 参考書 磯崎 新「建築の解体−一九六八年の建築状況」鹿島出版会 授業計画 ・ 第 1 課題 / マップ 第 2 課題 / 都市のリデザイン 第 1 回:導入講義:授業の進め方と概要の説明、成績評価法 第 2 回:第 1 課題 色彩演習および第 1 課題説明 第 3 回:第 1 課題 サーヴェイ 1 第 4 回:第 1 課題 サーヴェイ 2 第 5 回:第 1 課題 中間プレゼンテーション 第 6 回:第 1 課題 エスキス 第 7 回:第 1 課題 最終プレゼンテーション・提出 第 8 回:第 2 課題 第 2 課題説明 第 9 回:第 2 課題 エスキス 1/ コンセプト・スケッチ 第 10 回:第 2 課題 エスキス 2/ モデル 第 11 回:第 2 課題 中間プレゼンテーション 第 12 回:第 2 課題 エスキス 3/ コンセプト + スケッチ 第 13 回:第 2 課題 エスキス 4/ モデル 第 14 回:第 2 課題 エスキス 5/ 最終チェック 第 15 回:第 2 課題 最終プレゼンテーション・提出 注:サーヴェイを中心に演習を行うため、天候によってスケジュールを変更する場合がある。 成績評価基準 課題作品のプレゼンテーションおよび提出で試験に替える。 中間プレゼンテーション(20%)、最終プレゼンテーション提出(80%)の成績を総計して評価点とする 備 考 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科シラバス 科目名 subject CAD トレーニング CAD Training 科目区分 専門科目 必修・選択の別 選択科目(建築工学コース)/選択科目(建築コース)/選択必修科目(デザインコース) 担当者 単位数 2 単位 開講時期 1 年次後期 氏名 names:諫見 泰彦 Yasuhiko ISAMI 嶋崎 浩樹 Hiroki SHIMASAKI 連絡先(代表者):3 号館 4 階 工藤研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 基本操作では CAD の基本的な機能と操作方法について学ぶ。その後 2 つの課題(課題 1:規定課題、課題 2:自由課題) を提示し、建築の配置図、平面図、立面図、断面図、パース、アクソメの作図技術を学習する。各課題の最後に、完成し た CAD 図面にコラージュ技法(印刷物や写真の切り抜きをはりつけて構成する表現方法)を織り交ぜ、今後の作品制作 でも活用しうる魅力的なプレゼンテーション表現を学習する。 キーワード キャド、コラージュ、プレゼンテーション keywords CAD, collage, presentation 授業の到達目標 ・ JW-CAD を活用する能力を習得する。(D) ・ 図面、パース、など基礎的な表現技術を身に付け、プレゼンテーション能力を高めることを習得する。(D) ・ 設計・デザインの目的を理解し、デザインプロセスを一貫して展開する能力を習得する。(D) 教員からの一言 ・ CAD 図面にコラージュ技法を織り交ぜたプレゼンテーションを体験してもらおうと考えています。表現技術は持ち合 わせていなくても、センスや思いつきだけでも力強い表現ができ、楽しみながら、より魅力的な「見せるプレゼンテーショ ン(雰囲気やイメージを伝えるためのコミュニケーション技法)」の練習になると思います。 関連科目 建築・デザイン学科の演習科目全般 教 材 教科書 プリントを適宜配布する。 参考書 Obra Club「やさしく学ぶ Jw_cad5」エクスナレッジ、ほか市販の JW-CAD のマニュアル等。 授業の進展に合わせて紹介する。 授業計画 第 1 回:基本操作 1:導入講義/授業の進め方と概要の説明、成績評価法、コンピュータの基本的な操作 第 2 回:基本操作 2:レイヤ、線属性の説明 第 3 回:基本操作 3:レイヤの使い分け、属性取得・属性変更、線・矩形・円弧の練習、編集操作 1 第 4 回:基本操作 4:矩形・円弧・文字の練習、編集操作2、編集操作3 第 5 回:基本操作 5:基本操作のまとめ 第 6 回:課題 1-1:配置図、平面図の作成 第 7 回:課題 1-2:立面図、断面図の作成 第 8 回:課題 1-3:パースの作成 第 9 回:課題 1-4:アクソメの作成 第 10 回:課題 1-5:プレゼンテーション(コラージュ技法) 第 11 回:課題 2-1:配置図、平面図の作成 第 12 回:課題 2-2:立面図、断面図の作成 第 13 回:課題 2-3:パースの作成 第 14 回:課題 2-4:アクソメの作成 第 15 回:課題 2-5:プレゼンテーション(コラージュ技法) 成績評価基準 課題(80%)と演習(20%)の成績を総計して 60 点以上を合格とする。 備 考 他学科履修は原則として不可とする。 231 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科シラバス 科目名 subject 建築・デザイン導入セミナーⅠ Introduction Seminar for Architecture and Design Ⅰ 科目区分 専門科目 必修・選択の別 必修科目(建築工学コース)/必修科目(建築コース)/必修科目(デザインコース) 担当者 単位数 2 単位 開講時期 1 年次前期 氏名 name:建築・デザイン学科担当教員(代表者:齋藤 健二)Kenji SAITO 連絡先(代表者):2 号館 3 階 齋藤研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 入学直後の大学生活の定着と建築・デザインへの動機づけを意図して、建築・デザイン学のカリキュラム体系、個々の 講義・演習等の専門科目を概説し、さらには、大学生活でわきまえておくべき心構えまでを、学生間および学生・教員間 の親密なコミュニケーションを図りながら修得することを目的とする。 キーワード 建築構造、建築生産、建築環境、建築計画、環境デザイン、プロダクトデザイン、情報デザイン keywords Structural Engineering, Construction Engineering, Environmental Engineering, Architecuture and Planning, Environmental Design, Product Design, Media Design 授業の到達目標 ・ 建築・デザインの多様な展開・広がりを理解する。(F) ・ コミュニケーションとプレゼンテーションの大切さを理解する。(F) ・ 建築・デザイン学のカリキュラム体系、および建築工学・建築・デザインの 3 コースの特徴を理解する。(F) ・ 問題意識として、将来の技術者像・建築家像・デザイナー像を考える。(F) 以上を、小論としてまとめることができる(書き表せる)。 教員からの一言 ・ 建築・デザイン学科専任教員のセミナーにクラス分けして授業を行う。建築・デザインの多様な分野を経験してほしい。 ・ それぞれのセミナーで授業の実施要領は異なる。第 1 回目の導入講義において、「実施要領」を配付し、テキストや授 業の進め方の詳しい解説を行う。 232 関連科目 建築・デザイン導入セミナーⅡ、建築・デザイン学科全専門科目 教 材 教科書 特に指定しない。担当教員各々で、セミナーの進展に合わせて紹介する。 参考書 特に指定しない。担当教員各々で、セミナーの進展に合わせて紹介する。 授業計画 第 1 回:導入講義(1):授業の進め方と概要の説明、成績評価の方法 注:第 1 回授業において、「実施要領」を配付し、詳しい解説を行う。 第 2 回:導入講義(2):履修計画と登録、キャンパス空間について、その他教務・学生厚生関係の注意事項 第 3 回~第 13 回:第 3 回目から第 14 回までは、以下の建築・デザイン学科の専門分野のセミナーにクラス分けして 授業を進める。 建築構造分野 建築生産分野 建築環境分野 建築計画分野 環境デザイン分野 プロダクトデザイン分野 情報デザイン分野 第 15 回:定期試験 注:試験範囲は第 1 回から第 14 回までの授業すべてとする。 成績評価基準 定期試験(70%)、授業中の演習(30%)の成績を総計して評価点とする。 備 考 他学科履修は認めない。 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科シラバス 科目名 subject 建築・デザイン導入セミナーⅡ Introduction Seminar for Architecture and Design Ⅱ 科目区分 専門科目 必修・選択の別 必修科目(建築工学コース)/必修科目(建築コース)/必修科目(デザインコース) 担当者 単位数 2 単位 開講時期 1 年次後期 氏名 name:建築・デザイン学科担当教員(世話役:河上 嘉人) Yoshihito KAWAKAMI 連絡先(代表者):2 号館 3 階河上研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 1 週ごとに担当教員が入れ替わる輪講形式で行う。担当の教員はそれぞれの専門分野の話を受講生全員に行い、受講生 は週ごとに異なった視点の幅広い分野の話を聞くことで、各自の視野を広げることを目的とする。また、2 年次でのコー ス選択が円滑に行えるように、コースおよび専門分野の関連を理解し、技術者や建築家、デザイナーとしての使命感と倫 理観を身につける。 キーワード 建築構造、建築生産、建築環境、建築計画、環境デザイン、プロダクトデザイン、情報デザイン keywords Structural Engineering, Construction Engineering, Environmental Engineering, Architecuture and Planning, Environmental Design, Product Design, Media Design 授業の到達目標 ・ 建築・デザインの多様な展開・広がりを体験する。(F) ・ コミュニケーションとプレゼンテーションの大切さを理解する。(F) ・ 2 年次でのコース選択が円滑に行えるように、建築工学・建築・デザインコースの相違・共通点を理解する。(F) ・ 将来の就職や資格取得を念頭に、コースおよび専門分野の関連を理解する。(F) ・ 技術者や建築家、デザイナーとしての使命感と倫理観を体感する。(E) 教員からの一言 ・1 週ごとに担当教員が入れ替わる輪講形式で行うので、建築・デザインの多様な分野を経験してほしい。 ・第 1 回目の導入講義において、「実施要領」を配付し、テキストや授業の進め方の詳しい解説を行う。 関連科目 建築・デザイン学科全専門科目 教 材 教科書 担当教員各々で、セミナーの進展に合わせて、紹介する。 参考書 日本建築学会「建築倫理用教材」日本建築学会 授業計画 第 1 回:導入講義:授業の進め方と概要の説明、成績評価の方法 注:第 1 回授業において、「実施要領」を配付し、詳しい解説を行う。 第 2 回~第 14 回:第 2 回目から第 14 回までは、担当教員が 1 回ごとに入れ替わり、それぞれの専門分野や技術者倫理 に関する講義を行う。 【建築工学コース】および【建築コース】 建築構造分野 建築生産分野 建築環境分野 建築計画分野 【デザインコース】 環境デザイン分野 プロダクトデザイン分野 情報デザイン分野 第 15 回:定期試験 注:試験範囲は第 1 回から第 14 回までの授業すべてとする。 成績評価基準 出席点は与えないが、7 割(出席数 10 回)以上の出席のある学生を成績評価の対象とする。 定期試験(100%)の成績を評価点とする。 備 考 他学科履修は認めない。 233 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科シラバス 科目名 subject 建築法規 Building Code 科目区分 専門科目 必修・選択の別 必修科目(建築工学コース)/選択科目(建築コース)/選択必修科目(デザインコース) 担当者 単位数 2 単位 開講時期 2 年次後期 氏名 name:大島 敏秋 Toshiaki OHSHIMA 連絡先(代理人):2 号館 3 階 益田研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 建築関連の法規に関する知識は、計画、環境、構造、生産のすべての建築分野の教科を通して学ぶものであり、また、 基本設計はもとより実施設計においては欠くことのできないものである。 実務的な建築技術の内容に即して建築法規を理解すると共に、実際に法令集の引用に慣れ親しみながら、建築法規の 「人々の生命と財産を守る」という基本精神を汲み取ることが大切である。 授業では、独自に作成したテキストプリントで建築法規の解説を行い、法令集を活用して例題を解くことで演習を行う。 キーワード 建築基準法、建築士法 keywords The Building Standard Law(Japanese building code), The Kenchikushi Law for Architects & Building Engineers 授業の到達目標 ・ 建築法規体系の概略およびその理念を理解して、建築士(建築技術士)としての使命感と倫理観を養う(E, J) ・ 実例(建築技術の実務内容)を通じて、建築の単体規定と集団規定(都市計画的なもの)を理解する(E , J) ・ 例題を解きながら、建築学・建築技術の問題や課題を発見し、予習・復習の学習態度を身につける(E, F, J) ・ 具体的に法令集を検索して、法文の読み方を学び、法規に慣れ親しむことから理解を深める(F, J) ・ 以上を通じて、建築関係法令集を検索・引用でき、また、基本的な建築士資格試験の問題を解けるようになる(J) 教員からの一言 ・ 法規は建築における用語の理解から始まる。部材の名称などの図解された専門書を、各自で予習・復習して準備の上、 建築法規の授業に臨むこと。 ・ 法規は計画から構造、都市に至る広い範囲を対象とする。他の専門科目の授業を大切にしたい。 234 ・ 授業と併せて日常、実際の建物に注目しながら、授業内容と照合していくと理解が容易である。 関連科目 建築・デザイン学科全専門科目 教 材 教科書 建築法規編集会議編・総合資格発行「建築関係法令集」、技法堂出版 この他、独自のプリントを毎授業時に配付する。 参考書 授業の進展に合わせて紹介する。 授業計画 第 1 回:導入講義:授業の進め方と概要の説明、成績評価の方法/法の構成:総則、除外と適用 第 2 回:用語の定義(1):建築関連法規の用語、建築物の定義、主要構造部 第 3 回:用語の定義(2):面積・高さ、延焼のおそれ、敷地・建築面積、床・延べ面積、高さ、階数 第 4 回:一般構造:採光・換気、採光計算、階段、廊下 第 5 回:構造強度:鉄骨造、RC造、組積造、構造計算 第 6 回:木構造:木造、軸組計算、中間まとめ 第 7 回:耐火構造:耐火構造・防災構造、準耐火・防災・不燃、特建の防火、防火・準防火地域 第 8 回:内装制限:大規模木造・界壁、面積・高層区画、竪穴・用途区画、内装制限 第 9 回:避難規定:避難・排煙施設、避難出入口等、歩行距離と避難、避難階段、排煙設備、非常用進入口 第 10 回:道路と建築制限:道路の定義、道路と敷地、中間まとめ 第 11 回:用途地域、建蔽率・容積率:用途地域、建蔽率、容積率、緩和規定 第 12 回:高さの制限:3 つの高さ、道路斜線、隣地北側斜線、緩和措置 第 13 回:その他の法:都市計画法、建築士法、建設業法、ハートビル法、ほか関係法、各種法の手続き、総まとめ 第 14 回:模擬試験:第 1 ~ 13 回までのまとめ、模擬試験と解説 第 15 回:定期試験 注:試験範囲は第 1 回から第 14 回までの授業すべてとする。 成績評価基準 定期試験(60%)、臨時試験(14%)、授業中の演習(26%)の成績を統計して評価点とする。 備 考 他学科履修、上級履修は認めない。 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科シラバス 科目名 subject 特別講義 Special Topics on Architecture and Design 科目区分 専門科目 必修・選択の別 選択科目(建築工学コース)/選択科目(建築コース)/選択科目(デザインコース) 担当者 単位数 2 単位 開講時期 3 年次前期 氏名 name:特別講師(未定)、専任教員(代表者)鶴野 幸子 Sachiko TSURUNO 連絡先(代表者):3 号館 2 階 鶴野研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 社会の第一線で活躍されている様々な分野の実務経験者を特別講師に招いて、具体的な経験を通じた建築・デザインの 広がりについての講演を行う。大学卒業後、建築技術者・建築家・デザイナーとして、社会とどのように関わりながら、 実際にどのようなことを行うのか、また、大学で身につけた技術・知識は実社会でどのように活用されているのか、その 有効性と限界や新たな課題について、問題意識と展望を各自が育むことを期待している。 キーワード 社会活動、人生設計、職業、実務経験 keywords social activity, life design, occupation, business experience 授業の到達目標 ・ 将来の進路の判断材料とすべく、実務経験者の講演を聴講し、概要を正確に文章や図でまとめることができる。(A,K) ・ 建築・デザインの多様な展開・広がりを理解し、独自の問題意識と課題を意見として、文章や図で表現できる。(A,F) 教員からの一言 ・ 建築工学・建築・デザインの3コース合同クラスで開講する。 ・ 実務のある社会人に特別に講演を依頼しているため、講師の都合によって授業時間は時間割のとおりにはならず、変更 することが多くなる。開講日時および講義内容については、その都度掲示で案内をする。突然の変更もありうる。 ・ 社会の第一線で活躍されている方々の貴重な講話である。平常の授業以上に真剣に聴講してほしい。また、これを機会に、 これからの各自の進路や人生についても考えてほしい。 関連科目 建築・デザイン学科全専門科目 教 材 教科書 特に指定しない。特別講師各々より、講演の内容に従い紹介する予定である。 参考書 特に指定しない。特別講師各々より、講演の内容に従い紹介する予定である。 授業計画 第1回~ 15 回: 下に示す建築・デザインの各分野から特別講師を招いて授業を行う予定だが、講師の専門はこれに限定しない。建築・ デザインの各分野が社会において関わる様々な他の領域についても可能な限り紹介していきたい。 毎回の授業毎にレポートを作成し、その回の担当教員(専任教員)に提出することで技術・知識の習得を確認する。 建築構造分野 2回 建築生産分野 2回 建築環境分野 2回 建築計画分野 2~3回 環境デザイン分野 2~3回 プロダクトデザイン分野 2回 情報デザイン分野 2回 講演の順序は、このとおりではない。 成績評価基準 レポート(100%)の成績を総計して評価点とする。 備 考 235 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科シラバス 科目名 subject 建築プレセミナー Pre-Seminar for Building engineering and Architecture Course 科目区分 専門科目 必修・選択の別 必修科目(建築工学コース)/必修科目(建築コース)/―(デザインコース) 担当者 単位数 2 単位 開講時期 3 年次後期 氏名 names:建築・デザイン学科担当教員(代表者:依田 浩敏) Hirotoshi YODA 連絡先(代表者):2 号館 3 階 依田研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 専任教員の各研究室で進めている建築に関する研究の基礎を学ぶものであり、建築工学コースおよび建築コースの 3 年 次の学生を対象に開講する授業科目である。また、卒業後の進路を検討する際の基本的な考え方、具体的な取り組み方な どの進路指導もこのセミナーで行う。 受講生はそれぞれの研究室に所属し、少人数のゼミ形式で研究の内容や研究を進める方法を修得する。具体的な研究テ ーマは研究室ごとに異なるが、この授業を卒業研究の前段階として位置付けているため、4 年次の卒業研究と関連するテ ーマを取り上げることが多い。研究室ごとに随時小課題を出題する。 キーワード 建築構造、建築生産、建築環境、建築計画、環境デザイン、プロダクトデザイン、情報デザイン keywords structural engineering, construction engineering, environmental engineering, architecuture and planning, environmental design, product design, media design 授業の到達目標 ・ 指定されたテーマについて、自主的に調査、整理、考察をして、その結果を文章、あるいは図面や作品などの形にまと めることができる。(F) ・ テーマに関して討論し、他人と意見交換をすることができる。(C, F) ・ テーマに関する自分独自の意見を、文章や図、模型などを活用して、わかりやすく他人に説明することができる。(C, F) 教員からの一言 ・ 建築・デザイン学科の建築系専門分野のセミナーにクラス分けして授業を行う。プレセミナーの所属は、4 年次の卒業 研究着手時において、原則的に卒業研究の所属となる。 ・ 希望者に対しては、学期の途中で所属する研究室を変更する機会を設ける。これにより、複数の異なる研究内 236 容・研究方法を体験することができるので、4 年次の卒業研究のテーマ設定に役立てることができる。 ・ それぞれのセミナーで授業の実施要領は異なる。第 1 回目の導入講義において、「実施要領」を配付し、テキストや授 業の進め方の詳しい解説を行う。 関連科目 卒業研究、ほか建築工学コースおよび建築コースの関連専門科目 教 材 教科書 特に指定しない。セミナーごとに授業の進展に合わせて紹介する。 参考書 特に指定しない。セミナーごとに授業の進展に合わせて紹介する。 授業計画 ゼミの内容や進め方は、学生の自主性を尊重して、学生と指導教員との話し合いで決定する。 3 年次前期中に所属研究室を内定する。後期の授業開始後は、所属する研究室の教員の指導に従ってゼミを進める。 建築・デザイン学科の建築系専門分野のセミナーは、以下のとおりである。 [建築構造分野] [建築計画分野] 阿部研究室:構造計画 岡田研究室:建築デザイン 平松研究室:地震工学 横屋研究室:都市計画 [建築生産分野] 益田研究室:建築計画 河上研究室:建築施工 [環境デザイン分野] [建築環境分野] 工藤研究室:環境デザイン 依田研究室:建築都市環境工学 川上研究室:造形史 齋藤研究室:建築設備 金子研究室:空間デザイン 注)[環境デザイン分野]に関しては、デザインコースも卒業研究で配属されるので、受講人数の制限がある場合もある。 成績評価基準 レポート(70%)、授業中の演習(30%)の成績を総計して評価点とする。 備 考 他コース履修、他学科履修、上級履修は認めない。 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科シラバス 科目名 subject 卒業研究 Research for Bachelor Thesis 科目区分 専門科目 必修・選択の別 必修科目(建築工学コース)/必修科目(建築コース)/必修科目(デザインコース) 担当者 単位数 6 単位 開講時期 4 年次通年 氏名 name:建築・デザイン学科全専任教員(代表者:平松 晃) Akira HIRAMATSU 連絡先(代表者):2 号館 3 階 平松研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 卒業研究は、所属ゼミ担当教員の指導のもとで、卒業論文、卒業設計あるいは卒業制作のうちから一つを選択する。3 年次までに建築やデザインについて学んできたことの総仕上げとなるこの科目では、自分の夢や興味を一層深く展開させ ることを目標に、現地調査の実施、参考文献の引用、計測機器やコンピュータの操作、製作材料の選択や加工といった多 岐にわたる体験を通して、最終的には作品ないし論文を完成させなければならない。 テーマを定めたら、そのテーマが社会とどのように関わりをもつのか、あるいは社会的な意義をしっかりと認識しなけ ればならない。また、関連する文献や資料の収集や整理も自主的に、積極的に取り組むことが必要である。 研究、設計、制作の成果は 1 月下旬~ 2 月上旬に実施される卒業研究発表会において審査する。なお、中間発表会を開 催して卒業研究の進捗状況のチェックを行なう。2 月には大学内外の展示会場において卒業研究展示会を開催する。さらに、 卒業研究の成果は、その概要を梗概集に掲載して卒業時に本学科卒業生の全員に配布する。 キーワード 建築構造、建築生産、建築環境、建築計画、環境デザイン、プロダクトデザイン、情報デザイン keywords structural engineering, construction engineering, environmental engineering, architecuture and planning, environmental design, product design, media design 授業の到達目標 ・ テーマの概要を把握することはもちろんのこと、その特徴や独創的な点を認識し、簡潔に表現できる。(F, K, L) ・ テーマと社会との関わりを考察し、独自の見解としてまとめ、その結果を説明できる。(C, E, F, K, L) ・ 最初から最終までの段取りを自主的に計画し、実行することができる。(F, L) ・ 研究の成果や作品意図について、説得力をもって主張することができる。(C, K) ・ 関連する資料や文献の調査・収集および整理と分析を自主的に行うことができる。(F, L) ・ 以上を、論文や作品、授業中のレポート・演習を通して表現でき、また、口頭発表や質疑への応答ができる。(C, K) 教員からの一言 ・ 卒業研究の所属は、原則として、3 年次の建築プレセミナー(建築工学コース、建築コース)、デザイン演習Ⅲ(デザイ ンコース)の所属となる。 ・ 研究室によっては 3 年次までに履修しておくべき授業科目を指定するなど、配属に条件を設けている場合があるので、 履修登録の際には「シラバス」の 14.1 卒業研究の記載事項に注意して履修登録をすること。 関連科目 教 材 建築プレセミナー、デザイン演習Ⅲ、ほか建築・デザイン学科の関連専門科目 教科書 セミナーごとに授業の進展に合わせて紹介する。 参考書 セミナーごとに授業の進展に合わせて紹介する。 授業計画 建築・デザイン学科の専門分野のセミナーは、以下のとおりである。 阿部研究室:構造計画 工藤研究室:環境デザイン 平松研究室:地震工学 川上研究室:造形史 河上研究室:建築施工 金子研究室:空間デザイン 依田研究室:建築都市環境工学 松本研究室:家具デザイン 齋藤研究室:建築設備 楠林研究室:プロダクトデザイン 岡田研究室:建築デザイン 鶴野研究室:コンピュータ・グラフィックス 横屋研究室:都市計画 益田研究室:建築計画 成績評価基準 卒業論文、卒業設計あるいは卒業制作の提出と発表会における成果発表・審査をもって試験に代える。研究に取り組む 態度と成果の発表内容について、学科全専任教員の協議によって総合評価し成績を判定する。 途中の各段階でのまとめ(20%)、課題内容の理解(20%)、自主性や継続的な努力等(40%)、発表・表現(20%)の 成績を総計して評価点とする。 備 考 237 4. 教 職 科 目 教職に関する科目 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科シラバス 科目名 subject 教職論 School Teaching Theory 科目区分 教職科目 必修・選択の別 選択科目(教職必修科目) 担当者 単位数 2 単位 開講時期 1 年次前期 氏名 name:綾部眞道 Masamichi AYABE 連絡先(代表者):3 号館 4 階 綾部研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 生涯学習、個性重視の教育を推進し、変化の激しい時代に「生きる力」を育む学校教育において、その中核となる教師 に焦点をあて、教職の意義、教師の職務について理解を深め、教師の養成、採用、研修について学ぶ。さらに、今後求め られる教師の資質、能力について探求する。 キーワード 教職の意義、教師の使命、校務分掌、教員の資質・能力、教育改革、生涯学習社会 keywords teaching profession, mission of teacher, duties among a staff of school, aptitude & ability of teacher, educational reform, life-long learning society 授業の到達目標 ・ 教職の意義、役割、使命について理解し述べることができる。 ・ 学校の組織、運営及び教師の職務内容について記述することができる。 ・ 教師の服務についての知識を身に付け述べることができる。 ・ 教育改革の動向と教師の課題について説明できる。 教員からの一言 ・ 社会の変化の激しい時代を迎え教育改革が急速に進展している今日、教員の資質・能力の向上が一層求められています。 崇高な志をもって、将来の教員を目指して真摯に励みましょう。 関連科目 教職専門科目 教 材 教科書 大庭茂美編著 「学校教師の探求」学文社 参考書 適宜、参考資料をプリント配付 授業計画 第 1 回:導入講義:本講座を受講するに当たってのガイダンス 第 2 回:教職の意義 第 3 回:教師の役割と使命 第 4 回:教師の身分及び教職員組織 第 5 回:教師の職務と学校運営 第 6 回:教師の服務と分限・懲戒(1) 第 7 回:教師の服務と分限・懲戒(2) 第 8 回:教員の養成と免許 第 9 回:教員の採用と研修(1) 第 10 回:教員の採用と研修(2) 第 11 回:我が国における教育改革の動向 第 12 回:生涯学習社会と「開かれた学校」への方向転換 第 13 回:「生きる力」の育成とこれからの教師の資質・能力 第 14 回:社会の高度情報化、国際化への対応と教師の課題 第 15 回:定期試験(60 分) 成績評価基準 定期試験(70%)、小テスト及びレポート(30%)の成績を総計して評価点とする。 備 考 上級履修は認めない。 243 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科シラバス 科目名 subject 特別活動の研究 The Study Extra-curricular Activities 科目区分 教職科目 必修・選択の別 選択科目(教職必修科目) 担当者 単位数 2 単位 開講時期 1 年次後期 氏名 name:綾部眞道 Masamichi AYABE 連絡先(代表者):3 号館 4 階 綾部研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 教職課程を履修し、教員免許状を取得するためには「特別活動」は必修である。特別活動の基本的な性格について理解 を深めるとともに、学習指導要領改訂の経緯、趣旨等を明らかにし今日的課題を認識する。次いで、特別活動の目的、内 容および指導計画の作成と内容の取扱いについて、高等学校学習指導要領を基に具体的に学び、併せて指導に当たる教師 の姿勢について考察することにより、特別活動の実践的指導力の基礎を修得する。 キーワード 教育課程、ホームルーム活動、生徒会活動、学校行事、個と集団、人間としての在り方・生き方 keywords curriculum, activities of homeroom, activities of student council, school event, individual & group, life-style for a human 授業の到達目標 ・ 特別活動の教育課程上の位置づけおよびその基本的な性格について理解し述べることができる。 ・ 特別活動の目標および内容について理解し述べることができる。 ・ 個と集団との望ましい関係について考察することができる。 ・ 特別活動の指導に当たっての配慮事項について理解し述べることができる。 ・ 教師の資質・能力の向上が更に求められることを自覚し、その向上の方策を描ける。 教員からの一言 ・ 今日的教育課題である「生きる力」を育成する上で、自主的、実践的態度および自己を生かす能力の育成を目標とする 特別活動の指導は極めて重要な教育課程の領域である。このことをよく認識し、自らもこの目標に向かって学生生活を 244 送るとともに、将来、教師としての実践的指導力の基礎を培うことが大いに期待される。 関連科目 教職課程科目、人間形成科目 教 材 教科書 高等学校学習指導要領総則解説編、特別活動解説編 参考書 山口 満編 「新版特別活動と人間形成」学文社、プリント資料 授業計画 第 1 回:導入講義:本講座を受講するに当たってのガイダンス 第 2 回:特別活動の教育課程上の位置づけおよび教育活動としての意義 第 3 回:特別活動と各教科・科目、総合的な学習時間等との関連 第 4 回:学習指導要領改訂の経緯と改訂の趣旨 第 5 回:特別活動改訂の趣旨および要点 第 6 回:特別活動の目標 第 7 回:特別活動の内容(ホームルーム活動< 1 >) 第 8 回:特別活動の内容(ホームルーム活動< 2 >) 第 9 回:特別活動の内容(生徒会活動) 第 10 回:特別活動の内容(学校行事) 第 11 回:特別活動の指導計画の作成に当たっての配慮事項 第 12 回:特別活動の内容の取扱いに当たっての配慮事項 第 13 回:特別活動の評価、指導に当たる教師の姿勢。 第 14 回:「キャリア発達」と特別活動 第 15 回:定期試験(60 分) 成績評価基準 定期試験(70%)、小テスト及びレポート(30%)の成績を総計して評価点とする。 備 考 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科シラバス 科目名 subject 教育心理学 Educational Psychology 科目区分 教職科目 必修・選択の別 選択科目(教職必修科目) 担当者 単位数 2 単位 開講時期 1 年次前期 氏名 name:横山 博司 Hiroshi YOKOYAMA 連絡先(学内担当):3 号館 4 階 河村研究所 [email protected] 授業の概要及び位置付け 教育学を目指すものにとって、教育対象である生徒(健常者だけでなく心身に障害を持った児童や生徒も含めて)の心 を理解することは、非常に重要なことである。この講義では、発達や学習といった教育に関わりの深い心理学の分野につ いての基本的な理論の理解を深めると共に、心理学の考え方が教育の現場とどの様に関わっているのかを学び、教職をめ ざす学生として能力を養う事を目的とする。 キーワード 発達、青年期、学習、教授法、精神的健康 keywords development, youth, learning, teaching method, mental health 授業の到達目標 ・ 教育心理学の基本的知識を記述できる。 ・ その知識に基づき、現在の教育現場の問題について説明できる。 教員からの一言 ・ 本気で教育職を目指していない学生(とりあえず免許だけとっておこうと言う学生)は受講しないでほしい。授業態 度を重視するので、意欲をもって学習してほしい。 関連科目 人間のこころ 教 材 教科書 中西信男・三川俊樹(編)「新教職課程の教育心理学」 参考書 講義中に、適宜紹介する。 授業計画 第 1 回:導入講義:授業の進め方と概要の説明、成績評価法 第 2 回:成長と発達 ①発達とは ②発達の原理 第 3 回:成長と発達 ③各発達段階の特徴 第 4 回:成長と発達 ④各発達段階の特徴 第 5 回:成長と発達 ⑤現代社会と青年期 第 6 回:学習の原理と学習指導 ①学習の基礎 第 7 回:学習の原理と学習指導 ②学習の基礎 第 8 回:学習の原理と学習指導 ③効果的な教授法 第 9 回:学習の原理と学習指導 ④学習と動機づけ 第 10 回:パーソナリティと精神的健康 ①フロイトの理論、エリクソンの理論 第 11 回:パーソナリティと精神的健康 ②ロジャースの理論 第 12 回:パーソナリティと精神的健康 ③類型論と特性論 第 13 回:パーソナリティと精神的健康 ④精神的健康とは 第 14 回:教育評価と統計処理 第 15 回:定期試験(60 分) 成績評価基準 定期試験(80%)、レポート(20%)で評価する。 備 考 245 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科シラバス 科目名 subject 教育学概論 Introduction to Education 科目区分 教職科目 必修・選択の別 選択科目(教職必修科目) 担当者 単位数 2 単位 開講時期 2 年次前期 氏名 name:河村 正彦 Masahiko KAWAMURA 連絡先(代表者):3 号館 4 階 河村研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 現代社会における教育の本質的なあり方や現状と課題を概説し、教育の果たす役割について学んでいく。主として教育 の歴史と思想、学校教育の本質、生涯学習論、そして情報化社会と教育の課題について検討する。 キーワード 公教育制度の成立、地球市民を育てる教育、教育の意義、ルソー、ペスタロッチ、生涯教育 keywords establishment of public educatinal system, education for global citizen, significance of education, J.J.Rousseau, J.H.Pestalozzi, life-long education 授業の到達目標 ・ 教育の歴史と公教育制度の成立のあらましを記述できる。 ・ 学校教育の本質や意義、役割について、その基本的な事柄を説明できる。 ・ 人類の危機を克服し、異文化を理解し、環境倫理を育てる教育の大切さを説明できる。 教員からの一言 ・ これは教職課程の中でも、最も基本的で概論的な科目です。教育の歴史や現状、21 世紀の新しい社会における教育のあ り方などについて、広い視野から柔軟な気持ちを持って学んで下さい。 246 関連科目 教育行政学 教 材 教科書 河村正彦編 「新しい教育の探求」 川島書店 参考書 大庭茂美ほか編 「学校教師の探究」 学文社 授業計画 第 1 回:導入講義:授業の進め方と概要の説明、成績評価法 第 2 回:教育の歴史と思想:ルソーとペスタロッチ 第 3 回:教育の歴史と思想:オーエン、デューイ、ボルノー 第 4 回:公教育制度の仕組みとその特徴 第 5 回:教育の基本的性格:教育の語源、意図的教育と無意図的教育 第 6 回:教育の意義と目的 第 7 回:新しい社会と教育のあり方 第 8 回:情報文明と人間形成 第 9 回:個性尊重と主体性を育てる教育 第 10 回:同上 第 11 回:地球市民を育てる教育:人類の危機に挑む教育、異文化理解の重要性 第 12 回:地球市民を育てる教育:環境倫理と教育 第 13 回:生涯学習の理念・歴史と現状 第 14 回:生涯学習と高等教育の役割 第 15 回:定期試験(60 分) 成績評価基準 定期試験(70%)、小論文(30%)として評価する。 備 考 上級履修は認めない。 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科シラバス 科目名 subject 教育行政学 Educational Administration 科目区分 教職科目 必修・選択の別 選択科目(教職必修科目) 担当者 単位数 2 単位 開講時期 2 年次後期 氏名 name:河村 正彦 Masahiko KAWAMURA 連絡先(代表者):3 号館 4 階 河村研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 民主主義社会における教育行政の基本的構造を概説する。まず最初に、教育関係諸法令について教育基本法を中心とし て検討した後に、公教育制度の歴史と現状を述べ、さらに中央と地方とからなる教育行政の組織と運営とについて学んで いく。これらに基づいて、学校運営や学級経営のあり方や方法について、リーダーシップ論を踏まえて考えていく。 最後に、学校の変革と教師の役割について、学びの共同体と信頼関係との視点から述べていく。 キーワード 教育基本法、公教育制度、文部科学省、教育委員会、学校経営 keywords Fundamental Law of Education, system of public education, Ministry of Education and Science, school board, school management 授業の到達目標 ・ 現在、日本の教育を規定している教育諸法規のあらましを説明できる。 ・ 文部科学省や教育委員会の組織や役割について、その概要と特徴を説明できる。 ・ 学校経営の基本的あり方と方法の基礎をまなび、学級運営についての自分の方針を述べることができる。 教員からの一言 ・ 教育学概論の講義によって、教育学の広い基礎を十分学んだ上で、より専門的なこの科目に取り組んでほしい。 ・ 法律や行政組織の分野はその内容がむつかしいので、気を引きしめて取りくんで下さい。 関連科目 教育学概論 教 材 教科書 河村正彦編 「新しい教育の探求」 川島書店 参考書 大庭茂美ほか編 「学校教師の探究」 学文社 授業計画 第 1 回:導入講義:授業の進め方と概要の説明、成績評価法 第 2 回:憲法と教育基本法などに見られる教育および教育行政のあり方 第 3 回:同上 第 4 回:公教育制度の仕組み 第 5 回:文部科学省の組織と役割 第 6 回:教育委員会の仕組みと権限や職務 第 7 回:同上 第 8 回:同上 第 9 回:学校運営と校長のリーダーシップ 第 10 回:同上 第 11 回:学級経営のあり方と基本的諸問題 第 12 回:同上 第 13 回:学校運営と教師の力量 第 14 回:学校の変革と教師の役割 第 15 回:定期試験(60 分) 成績評価基準 定期試験(70%)、小論文(30%)として評価する。 備 考 上級履修は認めない 247 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科シラバス 科目名 subject 工業科教育法 I Methodology of Industrial Education I 科目区分 教職科目 必修・選択の別 選択科目(教職必修科目) 担当者 単位数 2 単位 開講時期 2 年次前期 氏名 name: 毛利 眞一 Shinichi MOURI 連絡先(学内担当):3 号館 4 階 河村研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 工業技術教育は、わが国の工業技術を支える将来の専門家、いわゆるスペシャリストを育成するための教育である。こ の責務を担う教師として、各教科に関する知識と技術を身につけることは最低必要条件である。学校の機能や運営、工業 に関する学科の構成を理解し、学習指導要領に示された教科と科目の目標、教育課程の考え方等を説明する。 キーワード 授業、工業教育の歴史、工業学科、教育課程、年間指導計画 keywords lesson, history of industrial education, industrial course, curriculum, educational plan of subject 授業の到達目標 ・ 授業の基本的展開と指導が実践できる ・ 専門教育としての工業教育の役割を説明できる ・ 日本における中等工業教育の発展の概要を説明できる ・ 工業高校の現状と改善方法を説明できる ・ 工業の科目の年間指導計画を作成できる ・ 日本における中等工業教育の発展を説明できる 教員からの一言 ・ 教職科目の教職の意義等に関する科目を修得していること。専門科目を履修し、工業学科の内容に関して学力を高める こと。課題等を指定された日時までに提出できること。 248 ・ 教師としての専門性は、人間性と職業性が要求される。そのためにも、専門性を学ぶ意欲を持って授業に参加してください。 関連科目 工業科教育法Ⅱ、情報科教育法Ⅰ、情報科教育法Ⅱ 教 材 教科書 教職課程研究会「教職必修工業科・技術科教育法」実教出版 2,800 円(税別)各自で購入し準備する。 工業科教育法Ⅱでも使用する。 参考書 「高等学校学習指導要領解説 工業編」文部科学省 小山田了三「実践工業科教育法」東京電機大学出版局 授業計画 第 1 回:導入講義:授業計画の概要、成績評価法 第 2 回:工業科教員と工業教育 第 3 回:我国の学校教育の理念と社会的役割、高等普通教育と専門教育に課せられた意義 第 4 回:学校の組織と運営管理、組織の機能、校務分掌、教職員の服務、教師像 第 5 回:工業科教員の研修、望ましい教師像、教育活動 第 6 回:学校教育と教育行政 第 7 回:中学校における技術教育と工業高等学校の現状と課題 第 8 回:産業教育の現状と課題 第 9 回:理科教育及び産業教育審議会答申 第 10 回:理科教育及び産業教育審議会答申と工業技術教育の在り方 第 11 回:工業技術教育の活性化方策 第 12 回:工業技術教育のあゆみ 第 13 回:第2次大戦後の工業技術教育 第 14 回:社会に開かれた工業高等学校 第 15 回:定期試験(60 分) 成績評価基準 定期試験(60%)、レポート(20%)、授業後の小レポート(20%) 備 考 上級履修は認めない。 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科シラバス 科目名 subject 工業科教育法Ⅱ Methodology of Industrial Education Ⅱ 科目区分 教職科目 必修・選択の別 選択科目(教職必修科目) 担当者 単位数 2 単位 開講時期 2 年次後期 氏名 name: 毛利 眞一 Shinichi MOURI 連絡先(学内担当):3 号館 4 階 河村研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 授業の特徴と生徒の学習意欲の種類。工業教師としての専門知識、教授技術、生徒指導、生徒理解の能力を養う。教育 課程表の作成。学習指導方法の構成と形態を理解して、学習指導案の作成方法、授業評価の考え方と評価法を習得する。 キーワード 教材、学習指導方法、単元計画、学習指導案、授業評価 keywords materials of subject, method of lesson, plan of unit, plan of lesson, evaluation of lesson 授業の到達目標 ・ 教科「工業」の科目構成の内容と編成を説明できる ・ 学習指導法の基本と教育方法を説明できる ・ 指導内容と教材、教具を用いた教育技術の構成を説明できる ・ 学習指導案の機能を説明し、作成できる ・ 授業評価の考え方と評価法を説明できる 教員からの一言 ・ 工業科教育法 I で習得した工業教育内容、教育の方法を更に具体化するため、工業科教育法 I を履修していること。また、 この科目では学習指導の方法や学習指導案の作成が重要な目標であるから、専門教育の必修科目を履修していることが 不可欠である。さらに、教師としての自覚や主体性を養うことを目標に授業に参加してください。 関連科目 工業科教育法 I、情報科教育法 I、情報科教育法 II 教 材 教科書 参考書 教職課程研究会「教職必修工業科・技術科教育法」実教出版 「高等学校学習指導要領解説 工業編」文部科学省 小山田了三「実践工業科教育法」東京電機大学出版局 授業計画 第 1 回:導入講義:授業計画の概要、工業技術教育の全般的な役割と内容、成績評価法 第 2 回:諸外国の工業技術教育の歴史 第 3 回:アメリカ、ドイツ、イギリス、ロシアの工業技術教育の現状 第 4 回:工業高等学校専門教科の科目構成、学校設定科目、主な学科の科目構成例 第 5 回:工業高等学校教育課程表編成の概要 第 6 回:学習指導要領の要点 第 7 回:各審議会答申内容と工業技術教育 第 8 回:専門教科「工業」の教育課程表作成 第 9 回:専門教科「工業」の教育課程表作成(演習) 第 10 回:専門教科「工業」に関する学習指導案作成(授業展開、授業形態、授業内容) 第 11 回:専門教科「工業」に関する学習指導案作成(演習) 第 12 回:模擬授業 第 13 回:模擬授業 第 14 回:新しいタイプの工業高等学校 第 15 回:定期試験(60 分) 成績評価基準 定期試験(60%)、レポート(20%)、授業後の小レポート(20%) 備 考 上級履修は認めない。 249 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科シラバス 科目名 subject 進路指導論 Career Guidance 科目区分 教職科目 必修・選択の別 選択科目(教職必修科目) 担当者 単位数 2 単位 開講時期 3 年次前期 氏名 name:衞藤 吉則 Yoshinori ETO 連絡先(学内担当):3 号館 4 階 河村研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 中学生や高校生たちは卒業を前にして、将来、社会へと巣立つために自らの生活の問題(進路)と格闘しはじめる。と ころが、これまでの教育は、現代社会に踏み込もうとする彼らに対して、「自らの人生に意味があり、自分らしく到達で きる目標がある」という人間の根本的な衝動をたくましく育成してこなかった。本授業では、中・高生たちが、後になって、 社会の中で特定の仕事に就き、自分らしく生きていけるように配慮する「人生の糧となる教育」とは何か、について学ん でいきたいと考えている。 キーワード 進路指導、教育改革、こころとからだの問題、精神、本当の学び、教師の自己教育、森信三 keywords career guidance, educational reform, problem of mind and body, spirit, true learning, the teacher’s self-education, Shinzo Mori 授業の到達目標 ・ 教育改革における進路指導・職業指導・生徒指導の位置づけと今日の教育改革の原理を説明できる。 ・ 中学生や高校生のこころとからだの特徴について、記述できる。 ・ 教育の根本に教師自身の自己教育があることを人物の思想を通して説明できる。 教員からの一言 ・ だれしも、目標としての「理想」を自分のなかにもつことができなければ、社会のなかでの自らの意義や役割を強く感 じ行動することはできない。「理想」とは、「よりよくなりたい」「よりよくしたい」という思いと結びついている。こ 250 うした「理想」を中・高の時代には自らの意志や生き方と結びつけることが、後の充実した社会生活にとってとても重 要となる。みなさんも、自身の問題として、将来の教師の問題として考えてみよう。 関連科目 教師論、教育原理、教育心理学 教 材 教科書 衞藤吉則他著、西田雅弘編「不安のア・ラ・カルト」西日本新聞社 参考書 衞藤吉則他著、越智貢編「岩波 応用倫理学講義 6 教育」岩波書店 授業計画 第 1 回:導入講義:現代の教育改革 第 2 回:今日の教育原理と学習指導要領との関係 第 3 回:中・高生の「こころ」 第 4 回:中・高生の「からだ」 第 5 回:中・高生にとっての「学び」 第 6 回:進路指導の意義 第 7 回:生徒理解と教育相談 第 8 回:中学校における進路指導の実際と方法 第 9 回:高等学校における進路指導の実際と方法 第 10 回:進路指導の事例討議(グループディスカッションをおこなう) 第 11 回:職業指導の意義と方法 第 12 回:生徒指導の意義と方法 第 13 回:生徒指導の事例討議(グループディスカッションをおこなう) 第 14 回:「人生の糧となる教育」とは何かについて考える(森信三の教育観を参考とする) 第 15 回:定期試験(60 分) 成績評価基準 定期試験(60%)、小論文(40%)として評価する。 備 考 上級履修は認めない。 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科シラバス 科目名 subject 教育相談 Education Counseling 科目区分 教職科目 必修・選択の別 選択科目(教職必修科目) 担当者 単位数 2 単位 開講時期 3 年次前期 氏名 name:原 孝成 Takaaki HARA 連絡先(学内担当):3 号館 4 階 河村研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 現在の教育現場では、「不登校」や「いじめ」など様々な問題が起こっており、現場で働く多くの教師が悩みを抱えて います。この授業では、カウンセリングに対する基本的な知識や基礎技能を学び、児童・生徒に対する相談活動に活かす 方法をとりあげる。また、学校現場の諸問題に対する理解と対応の仕方について取り上げる。 キーワード カウンセリング、ガイダンス、反社会的行動、非社会的行動 keywords counseling、guidance、anti-social behavior、asocial behavior 授業の到達目標 ・ 教育相談に関する基礎的な知識を説明できる。 ・ 児童 ・ 生徒の理解の方法を記述できる。 ・ 児童 ・ 生徒への対応の方法を実践することができる。 ・ 学校で生じる「不登校」、「いじめ」、「非行」などの諸問題についての理解を深め、具体的な対応方法を実践することが できる。 ・ 自己理解の重要性を説明できる。 教員からの一言 ・ 図書館などを利用して、カウンセリングや教育相談、生徒指導、児童生徒の理解などに関する書籍を読み自主学習する ことが望まれる。 関連科目 教育心理学 教 材 教科書 中山巌(編著)「学校教育相談心理学」北大路書房 参考書 授業計画 第 1 回:導入講義:授業の進め方、成績評価法、教育相談の意義と役割の説明 第 2 回:教師に望まれるカウンセリング・マインド 1 第 3 回:教師に望まれるカウンセリング・マインド 2 第 4 回:児童・生徒の理解:パーソナリティについての理解 第 5 回:児童・生徒の理解:心理検査とその利用 第 6 回:児童・生徒への対応:カウンセリングの基礎技法 1 第 7 回:児童・生徒への対応:カウンセリングの基礎技法 2 第 8 回:諸問題への対応:不登校に対する理解と対応 第 9 回:諸問題への対応:いじめに対する理解と対応 第 10 回:諸問題への対応:非行に対する理解と対応 第 11 回:進路指導、養護教諭の役割と連携 第 12 回:スクールカウンセラーの役割と連携 第 13 回:他機関との連携 第 14 回:特別な援助が必要な児童・生徒への対応 第 15 回:定期試験(60 分) 成績評価基準 定期試験(80%)、レポート・課題(20%)で判定する。 備 考 上級履修は認めない。 251 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科シラバス 科目名 subject 教職総合演習 (河村) Comprehennsive Seminar for Teacher Education 科目区分 教職科目 必修・選択の別 選択科目(教職必修科目) 担当者 単位数 2 単位 開講時期 3 年次前後期 氏名 name:河村正彦 Masahiko KAWAMURA 連絡先(代表者):3 号館 4 階 河村研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 現代社会と人類の諸問題をテーマとし、21 世紀の新しい社会において、人類が直面する広範な諸問題について批判的・ 総合的に考察し、問題解決の方法について探求していく。中でも国際化時代の進展に伴ってますます重要となっている「異 文化理解」を中心として、日欧比較文化論の基礎や異文化適応、民族と社会・宗教さらに英国やオーストラリアの教育・ 文化について学び、その認識を深めていく。 キーワード 文化的特性、民族、宗教、異文化適応、教育と文化 keywords cultural characteristic, ethnic group , religion, adaptation to different cultures, education and culture 授業の到達目標 ・ 日本と欧米諸国における文化の基本的な違いを説明できる。(集団主義・協調主義的な和の文化と個人主義・人間中心 の合理的文化) ・ グローバルな現代社会における民族・宗教の重要性について認識を深め、世界の人々の多様な暮らし方を記述できる。 ・ 異文化適応のプロセスを知り、異文化適応に成功するための方法論を身につける。 ・ 英国やオーストラリアの教育・文化について学び、日本の教育と比較しながら望ましい教育のあり方を説明できる。 教員からの一言 ・「教職総合演習」は、1997 年の教育職員免許法の改正に際して「地球や人類のあり方を自ら考え、幅広い視野を教育活 動に積極的に生かす能力」を育てることを目標として新設された科目です。多様な文化のあり方を学び、異文化への理 解と適応能力を身につけるこの演習は、科目新設の基本精神に基づいて内容を編成したものです。 252 ・ 21 世紀の国際化社会に生きてゆくために、この授業を通して広い視野と柔軟な精神を育てる事は、教職免許取得に必要 なばかりでなく、あなたの将来のキャリアにもまた、きっと役に立つと思います。 ・ この科目は「演習」ですから、学生による主体的な取り組みと研究発表などが強く求められます。 関連科目 教育学概論、比較文化の探求 教 材 教科書 比較文化の探求(小冊子) 参考書 河村正彦編 「新しい教育の探求」 川島書店、新 陸人編 「比較文化の地平」世界思想社 授業計画 第 1 回:導入講義:授業の進め方と概要の説明、成績評価法 第 2 回:比較文化論の意義 第 3 回:庭園美にみられる日欧自然観の比較 第 4 回:日欧の風土と文化的特性 第 5 回:グローバルな現代社会における民族・宗教・人々の暮らし 第 6 回:同上 第 7 回:自己主張の契約社会と集団主義の協調社会 第 8 回:日欧文化の特徴と人間関係のあり方 第 9 回:同上 第 10 回:異文化適応の過程および異文化適応の基本的方法 第 11 回:イギリスの教育・文化と人間形成 第 12 回:同上 第 13 回:オーストラリアの教育・文化と人間形成 第 14 回:「異文化理解」の指導方法について 第 15 回:まとめと展望・情報化社会と人間の生き方 成績評価基準 小論文(50%)、研究発表(50%)として評価する。 備 考 上級履修は認めない。 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科シラバス 科目名 subject 教育実践の研究 The Study of Education Practice 科目区分 教職科目 必修・選択の別 選択科目(教職必修科目) 担当者 単位数 1 単位 開講時期 3 年次後期・4 年次前期 氏名 name:綾部眞道 Masamichi AYABE 連絡先(代表者):3 号館 4 階 綾部研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 教職課程を履修し、教員免許状を取得するためには「教育実習」は必修である。この教育実習は単なる教育体験ではなく、 まさに教育の本質にかかわる教育実践そのものであり重要な意義を有するものである。この重要性に鑑み、実習事前にお いて、実習生としての自覚を深め、実践的指導力の基礎を学ぶ。また、実習事後において、実習の成果と課題を明らかにし、 本学での理論的探究に発展させる態度を養う。 キーワード 教育実習の意義、教育実習の過程、校務分掌、教師としての使命感、教材研究、授業設計 keywords 学習指導案、指導と評価 授業の到達目標 ・ 教育実習の意義・目的について理解し述べることができる。 ・ 教育実習生としての自覚を深め、実践することができる。 ・ 学習指導案を作成し実践的指導力の基礎を培っている。 ・ 教師としての資質、能力を探求し、今後の研究課題を述べることができる。 ・ 職場での望ましい人間関係を築くための基本的な態度が養われている。 教員からの一言 ・ 教員として必要な専門的知識・技術を習得する上で、また、学校教育の在り方や望ましい教師像を探求する上で重要な 意義を有する教育実習を、まさに効果的に有意義なものにするために自主的、実践的に挑戦しましょう。 関連科目 教職専門科目、各学科の専門教科・科目 教 材 教科書 九州地区教育実習研究会編「教育実習の探求」中川書店、文部科学省「学習指導要領解説(各教科編)」 参考書 高等学校検定教科書及び補助教材 授業計画 < 3 年次後期> 第 1 回:導入講義:教育実習の意義と目的 第 2 回:教育実習の過程と留意事項 第 3 回:授業設計と学習指導案の作成 第 4 回:模擬授業演習(1) 第 5 回:模擬授業演習(2) 第 6 回:模擬授業演習(3) < 4 年次前期> 第 7 回:教育実習のオリエンテーション 第 8 回:特別活動、生徒指導上の留意事項 第 9 回:模擬授業演習(4) 第 10 回:教育実習の成果と課題 第 11 回:新任教師に期待するもの 成績評価基準 毎時間の演習(模擬授業及びコメント)(50%)、課題(学習指導案を含む)(50%)を総合して評価する。 備 考 上級履修は認めない。 253 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科シラバス 科目名 subject 教育実習 Educational Practice 科目区分 教職科目 必修・選択の別 選択科目(教職必修科目) 担当者 単位数 2 単位 開講時期 原則 4 年次前期 氏名 name:綾部眞道 Masamichi AYABE 連絡先(代表者):3 号館 4 階 綾部研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 各教職科目及び専門科目で修得した知識や技術を基礎・基本にして、教育現場で教育実習を行う。そのための事前指導 および各実習校での実践的な指導・助言を行う。 また、実習校における校務分掌組織を把握し、生徒の実態に即した具体的な教育内容、指導方法、態度等を体験し、常 に工夫改善する態度を培わせる。さらに教育実習を通して教師としての資質能力、教職適性等について吟味させる。 キーワード 教職の意義、望ましい教師像、学校組織、学習指導案の作成、青年期中期の特徴、教材研究、授業研究 keywords significance of the teaching, desirable teacher image, school organization, preparation of the learning guidance plan, features in the adolescence metaphase, teaching material research, class research 授業の到達目標 ・ 生徒の実態に即した具体的な指導内容・方法等を体験させるとともに、常に工夫・改善する態度を培う。 ・ 学校の実態を把握するとともに、教職の尊さや厳しさを体得する。 ・ 学習指導案の具体的な作成及び授業評価を実践することができる。 ・ 社会人としてのエチケット、マナーについて体験を通して身に付ける。 ・ 教師としての資質・能力、教職適性等について説明できる。 教員からの一言 ・ 教育現場において、謙虚に誠実に教育実践に励み、教職の尊さや厳しさを学び、生徒と共に学び合うことの喜びを感じ 254 るとともに、自らの教師としての資質能力や教職適性について吟味しましょう 関連科目 教職課程科目、専門科目 教 材 教科書 参考書 「高等学校学習指導要領」、各科目の高校教科書及び指導書 教科書に準じた参考書、図解、実験書、問題集 授業計画 第 1 回:導入講義:教育実習の意義・目的および心構え 第 2 回:教育実習の形態 第 3 回:学習指導案の作成と模擬授業および評価 第 4 回:教育実習校での実習 第 5 回: 第 6 回: 母校または付属高校 第 7 回: ・ 原則として 2 週間または 3 週間 第 8 回: ・ 期間中に担当者が訪問指導を行う。 第 9 回: 第 10 回: 第 11 回: 第 12 回: 第 13 回:教育実習のまとめと自己評価、教職適性の吟味 第 14 回:レポート提出(研究事業・査定授業の指導案を含む)反省文提出、体験発表 第 15 回:レポート提出(研究事業・査定授業の指導案を含む)反省文提出、体験発表 成績評価基準 教育実習校の評価(80%)及び教育実習の事後まとめ自己評価(20%)総合して評価点とする。 備 考 上級履修は認めない 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科シラバス 科目名 subject 比較教育学 Comparative Education 科目区分 教職科目 必修・選択の別 選択科目(教職必修科目) 担当者 単位数 2 単位 開講時期 4 年次前期 氏名 name:河村 正彦 Masahiko KAWAMURA 連絡先(代表者):3 号館 4 階 河村研究室 [email protected] 授業の概要及び位置付け 国際化・情報化が進展してゆく現代においては、教育学の諸問題をグローバルな視点から検討することが、ますます重 要となってきた。 本科目は、教職課程での学習を継続してきた 4 年次を対象とし、蓄積してきた教育学研究の応用分野として、先進諸国 の教育を比較考察するものである。 キーワード 比較教育学の研究法、比較教育文化、イギリスの教育、オーストラリアの教育 keywords methodology of comparative education, comparative education and culture, education in England, education in Australia 授業の到達目標 ・ 比較教育学の概念や目的、研究方法の基礎を説明できる。 ・ 文化を伝達する教育の役割や重要性を認識する。 ・ イギリスにおける教育の特徴を学ぶ。 ・ オーストラリアの社会的特性と教育のあり方について説明できる。 教員からの一言 ・ この授業を通して、教育や文化に対する幅広い視野を育てて下さい。 ・ 英・豪の教育と比較しながら、日本の教育問題について考えてみましょう。 関連科目 教育学概論 教 材 教科書 吉田正晴編「比較教育学」福村出版 参考書 沖原 豊編「世界の学校」有信堂 授業計画 第 1 回:導入講義、授業の概要と成績評価 第 2 回:比較教育学の概念と目的 第 3 回:比較教育学の概念と目的 第 4 回:比較教育学の研究方法 第 5 回:比較教育学の研究方法 第 6 回:学校教育の革新と比較研究 第 7 回:国際理解・異文化理解と教育 第 8 回:教師教育の比較研究 第 9 回:イギリスの社会と教育Ⅰ 第 10 回:イギリスの社会と教育Ⅱ 第 11 回:オーストラリアの社会と教育Ⅰ 第 12 回:オーストラリアの社会と教育Ⅱ 第 13 回:オーストラリアの教育(英文講読) 第 14 回:オーストラリアの教育(英文講読) 第 15 回:まとめと展望 成績評価基準 レポート・小論文で 50%、研究発表で 50%として評価する。 備 考 少人数で、ゆっくり考え、話し合う授業とする。 255 教科に関する科目 平成 20 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科シラバス 科目名 subject 職業指導 Vocational Guidance 科目区分 教職科目 必修・選択の別 選択科目(教職必修科目) 担当者 単位数 4 単位 開講時期 3 年次集中 氏名 name:永田 萬享 Kazuyuki NAGATA 連絡先(代表者):福岡教育大学 [email protected] (学内担当):3 号館 4 階 [email protected] 授業の概要及び位置付け 「労働」あるいは「職業」について意識化する活動を伴う職業指導の発展と技術・職業教育の充実、整備の問題は、密 接不可分に結びついている重要な課題である。本講義では、物を作ることや働くことによって姿を現してくる社会と人間 の奥深い真実の世界を現実の企業社会、労働社会が織りなす具体的なデータに基づいて考察するとともに、職業的自立へ 向けた活動のあり方を検討する。 キーワード 職業観、職業的自立、職業教育、公共職業訓練、専門学校、OJT と OffJT keywords vocational outlook, vocational independence, vocational education, public vocational training, miscellaneous school, on the job training and off the job training 授業の到達目標 ・ 現代社会における職業の性格について説明できる。 ・ 職業情報を正しく理解するための判断力を身につけている。 ・ 職業的自立のための具体的方策として職業教育のあり方について記述できる。 教員からの一言 ・ 講義はビデオなど視聴覚教材を多用するので、視聴覚教室で行いたいと考えている。 ・ 各種ルポルタージュを読んでおくことが望ましい。 ・ 教師側からの一方的な講義にならないように、受講生の主体的な参加を希望します。 関連科目 進路指導論 教 材 教科書 木村保茂・永田萬享「転換期の人材育成システム」学文社、2005 年 参考書 寺田盛紀編著「キャリア形成・就職メカニズムの国際比較」晃洋書房、2004 年 授業計画 第 1 回:導入講義:職業指導とは何か 第 16 回:職業の様々な側面 第 2 回:教育と貧困 第 17 回:職業観の変容 第 3 回:文部省の進路指導調査から 第 18 回:社会的分業と職業 第 4 回:経済政策と青年問題 第 19 回:生きがいと職業 第 5 回:職業指導の社会的基底 第 20 回:職業選択の意味 第 6 回:職業指導の運動の始まり 第 21 回:職業選択と情報 第 7 回:日本の職業指導運動の体質 第 22 回:情報化の進展と職場の変化 第 8 回:労働生活と職場の現実 第 23 回:女性の職場進出と労働 第 9 回:労働時間 第 24 回:男女雇用機会均等法の成立と現在 第 10 回:賃金 第 25 回:高校職業教育の再編成 第 11 回:企業社会における能力主義管理 第 26 回:各種・専修学校と生涯教育 第 12 回:学校教育と職業教育の現実 第 27 回:公共職業訓練 第 13 回:デマケーション 第 28 回:企業内教育と OJT 第 14 回:熟練形成システム 第 29 回:企業外部の教育機関と OffJT 第 15 回:定期試験(60 分) 第 30 回:定期試験(60 分) 成績評価基準 定期試験(70%)、レポート(30%)として評価する。 備 考 上級履修は認めない。 259 建築・デザイン学科 シラバス(平成 20 年度) 編集委員長 依田 浩敏 副 委 員 長 平松 晃 編集委員(教務委員会) 飯山 悟・河濟 博文・中野 吉正・依田 浩敏・平松 晃・鶴野 幸子 藤原 英徳・戒田 高康・中牟田智朗・青井 格・大箸 純也・河村 正彦 金子 一士・山田 道子・上野 輝樹 表紙デザイン:本郷 文夫 発 行 近畿大学産業理工学部 印 刷 二 葉 印 刷 株 式 会 社