高速64スライスX線CT装置

高速64スライスX線CT装置
この度、当院が導入しました先進の64スライスマルチスライ
スCT「Ingenuity Core」は、以下の特長を持つCT装置です。
①検査の高速化
1回転0.5秒、40mm検出器による全身高速スキャンは、
患者様の息止め負担の低減に大きく寄与します。
(全身領域で息止め10秒以下でスキャン）
②被ばく低減
最新技術「逐次近似法」を応用した画像再構成
「iDose4」により、従来X線CT装置と比較して全身領域
で約30～50%、小児領域で最大80%のX線被ばくの低
減が可能となりました。
③検査領域の拡大
金属アーチファクト低減技術「O-MAR」により、今ま
で画像にするのが困難であった整形インプラント領域
の画質が大幅に向上しました。
オランダ　フィリップス社製
64マルチスライスCT Ingenuity Core
これらの特長により、CT検査をより患者様に優しく、
多種に渡る目的で使用いただけるようになりました。
検査の画像例
胸部画像
胸腹部横断像
腹部画像
検査の画像例
従来画像
iDose4画像
従来画像（左）と逐次近似法（iDose4）画像　6ヶ月小児の症例
従来画像
O-MAR画像
従来画像（左）とO-MAR 画像　59歳 成人男性の症例
従来より50%の被ばく低減で画像よりノイズが低減できている。 O-MARにより金属周辺のアーチファクト（黒い抜け落ち部分）
が低減できている。