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参考2 Q&A(PDF:44KB)
[参考]Q&A集 (1)明示による規制等 Q1 自転車通行部分の明示により、交通規制が生じることになるのか? A1 本明示は、交通規制を示すものではない。標識令に定められたもの以外の、いわゆる「法 定外表示」である。 自転車通行部分の明示は、歩行者の通行部分及び自転車の走行部分を指定するものでは なく、自転車は車道寄りを、歩行者は民地寄りをそれぞれ通行するよう誘導するための表 示である。ただし、歩道上は歩行者が優先であり、自転車は徐行しなければならず、また、 歩行者の通行の妨げになることとなるときは一時停止する必要がある(道路交通法第63 条の4第2項)。よって、道路交通法第63条の4第2項に規定する「普通自転車通行指 定部分」 (規制標示)とは区別する必要がある。 Q2 道路交通法第63条の4第2項に規定する「普通自転車通行指定部分」とは何か?本自 転車通行部分明示とは何が違うのか? A2 「道路標識、区画線及び道路標示に関する命令(標識令)」に定める道路標示「普通自 転車の歩道通行部分(114の2) 」のことであり、普通自転車が歩道を通行する場合に おいて、通行すべき部分として指定されていることを意味する。これは、公安委員会が指 定し設置する「規制標示」であり、白線(実線)及び自転車マークにより表示される。 この指定が行われると、道路交通法第10条第3項及び第63条の4第2項のただし書 きの規定が適用され、歩行者は指定部分を出来るだけ避けて通行するよう努めなければな らない。また、自転車は歩行者がいないときは、歩道の状況に応じた安全な速度と方法で 進行することができるようになる。 これに対し、本明示は、上記表示と区別するため、区画線により明示をおこなう場合は、 破線の白線による表示とし、自転車マークについても上記表示とは異なる表示としている。 なお、平成20年7月現在、箕面市の道路においては、道路交通法第63条の4第2項に 規定する「普通自転車通行指定部分」の指定はない。 Q3 白線(破線)やカラー舗装等により明示された自転車通行部分を、歩行者は通行できな いのか?自転車が優先されることになるのか?また、自転車通行部分を歩行者が通行中に 自転車との事故が発生した場合、どちらの責任が問われることになるのか? A3 あくまでも歩道であるため、自転車通行部分を歩行者が通行することは可能である。道 路交通法第63条の4第2項において、 「自転車は歩道の中央から車道寄り部分を徐行し なければならず、また、自転車の通行が歩行者の通行を妨げることとなるときは、一時停 止しなければならない。 」とされており、歩行者が優先される。 従って、一般的には、自転車歩行者道において、歩行者が自転車通行部分を通行中に自 転車との事故が発生した場合、自転車側に徐行、一時停止の義務違反があれば、自転車側 に過失があることになる。 2 (2)対象道路について Q4 有効幅員が3m以上ある自転車歩行者道は全て通行可能か? A4 3m以上ある自転車歩行者道であっても、「普通自転車歩道通行可」の規制が行われて いない箇所では、例外を除き通行できない。自転車の通行を可能とするためには、府公安 委員会による交通規制が必要となるため、事前に府公安委員会に対し規制の要請を行い、 指定を受ける必要がある。 Q5 路線に「普通自転車歩道通行可」の規制が行われているかどうかは、どうすれば確認で きるのか? A5 所轄警察に問い合わせること。 (3)幅員の考え方について Q6 歩行者通行部を2m以上必要とする根拠は何か? A6 「大阪府福祉のまちづくり条例」の整備基準で、有効幅員は2m以上とされていること や、「道路構造令」における歩道幅員の考え方から、歩行者通行部分については、2m以 上確保することとしている。 Q7 有効幅員4m以上の場合、なぜ自転車通行部分を標準2mとしているのか? A7 「道路構造令」における自転車歩行者道の幅員の考え方から、自転車のすれ違いが可能 な幅員として2mが必要であることから、自転車通行部分を最低2m以上確保し、歩行者 優先の観点から残る2m以上の幅員を歩行者の通行部分としている。ただし、自転車交通 量が多い箇所など地域の実情に応じ、自転車通行部分を有効幅員の半分まで広げることを 可能とする。 (4)通行場所・方法について Q8 自転車は路側帯を通行しても良いか? A8 道路交通法第17条の2第1項で、軽車両は著しく歩行者の通行を妨げることとなる場 合を除き、路側帯(軽車両の通行を禁止することを表示する道路標示によって区画された ものを除く。 )を通行することができるとされており、原則的に路側帯を通行できる。 Q9 普通自転車は、車道と「普通自転車歩道通行可」の規制が行われている歩道しか走行で きないのか? A9 車道又は交通の状況からみてやむを得ない場合や、運転者が児童・幼児及び70歳以上 の者、また普通自転車により安全に車道を通行することに支障を生ずる程度の身体の障害 として政令で定める者であれば、「普通自転車歩道通行可」の規制が行われていない歩道 も走行することができる。 【該当規定】道路交通法第63条の4第1項 3 Q10 自転車は車道を走らなければいけないのか? A10 道路交通法上、自転車は軽車両と位置づけられ、歩道と車道の区別があるところでは 車道を通行するのが原則であり、車道の左側(車両通行帯のない道路では左側端)を通 行しなければならない。歩道の走行についてはA9のとおりであり、歩道のないところ では、著しく歩行者の通行を妨げることとなる場合を除き、路側帯を通行することがで きるが、その場合は、歩行者の通行を妨げないような速度と方法で通行しなければなら ない。 【該当規定】道路交通法第17条第1項及び第4項、第18条第1項、第17条の2 【罰 則】3ヶ月以下の懲役又は5万円以下の罰金、2万円以下の罰金又は科料 Q11 歩道における通行方法は? A11 自転車が歩道を通行する場合は、車道よりの部分を徐行しなければならず、歩行者の 通行を妨げるような場所は一時停止しなければならない。 【該当規定】道路交通法第63条の4第2項 【罰 則】2万円以下の罰金又は科料 Q12 交差点での通行方法は? A12 信号機のある交差点では、信号機の信号に従わなければならない。 「歩行者・自転車 専用」と表示されている信号機のある場合は、その信号機に従う。 【該当規定】道路交通法第7条 【罰 則】3ヶ月以下の懲役又は5万円以下の罰金 信号機のない交差点で、一時停止すべきことを示す標識等がある場合は、一時停止し なければならない。また、狭い道から広い道に出るときは、徐行しなければならない。 【該当規定】道路交通法第43条、第36条第3項 【罰 則】3ヶ月以下の懲役又は5万円以下の罰金 Q13 横断の仕方は? A13 道路や交差点又はその付近に自転車横断帯がある場合は、自転車横断帯を通行しなけ ればならない。 【該当規定】道路交通法第63条の6、第63条の7第1項 Q14 自転車道の通行についての規定は? A14 自転車道が設けられている道路では、やむを得ない場合を除き、自転車道を通行しな ければならない。 【該当規定】道路交通法第63条の3 【罰 則】2万円以下の罰金又は科料 4 (5)自転車の乗り方(ルール)について Q15 自転車用ヘルメットを着用しなければならないのか? A15 「児童又は幼児を保護する責任のある者は、児童又は幼児を自転車に乗車させるとき は、当該児童又は幼児に乗車用ヘルメットをかぶらせるよう努めなければならない。 」 とされており、努力義務がある。 【該当規定】道路交通法第63条の10 Q16 安全運転の義務についてどのように定められているのか? A16 道路及び交通等の状況に応じ、他人に危害を及ぼさないような速度と方法で運転しな ければならない。 【該当規定】道路交通法第70条 【罰 則】3ヶ月以下の懲役又は5万円以下の罰金 Q17 前照灯及び尾灯の点灯についての規定はあるのか? A17 夜間、自転車で道路を走るときに、前照灯及び尾灯(又は反射器材)をつけなければ ならない。 【該当規定】道路交通法第52条第1項、第63条の9第2項 道路交通法施行令第18条第1項第5号 大阪府道路交通規則第10条第1号 【罰 則】5万円以下の罰金 Q18 自転車走行中の酒気帯び運転についての規定はあるのか? A18 道路交通法において、 「酒気を帯びて自転車を運転してはならない」と規定されてい る。 【該当規定】道路交通法第65条第1項 【罰 則】3年以下の懲役又は50万円以下の罰金(酒に酔った状態で運転した場合) Q19 自転車での2人乗りをしてもいいのか? A19 自転車の2人乗りは、各都道府県公安委員会規則に基づき、6歳未満の子どもを乗せ るなどの場合を除き、原則として禁止されている。 【該当規定】道路交通法第55条第1項、第57条第2項 大阪府道路交通規則第11条 【罰 則】5万円以下の罰金、2万円以下の罰金又は科料 Q20 自転車で並んで走行してもいいのか? A20 「並進可」の標識があるところ以外では、並んで走ってはならない。 【該当規定】道路交通法第19条 【罰 則】2万円以下の罰金又は科料 5 Q21 携帯電話でメールしながら自転車を運転していいのか? A21 携帯電話、携帯型音楽プレーヤー、携帯ゲーム機等を手で持っての通話や注視しなが ら自転車を運転することは禁止されている。 【該当規定】大阪府道路交通規則第13条第3号 【罰 則】5万円以下の罰金 Q22 大音量で音楽を聴きながら自転車等を運転していいのか? A22 ヘッドホンステレオ、カーオーディオ等を使用して大音量(※)で音楽等を聴きなが ら車や自転車など車両を運転することは禁止されている。 ※ 大音量 警音器、緊急自動車のサイレン、警察官の指示等安全な運転に必要な交通に関する 音又は声を聞くことができないような音量 【該当規定】大阪府道路交通規則第13条第5号 【罰 則】5万円以下の罰金 6