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3.参考事例
3.参考事例 (1)スマート IC 活用事例 東、中、西日本高速道路株式会社にてスマート IC を現在運営している箇所は、全国で 63 箇所で ある。また、現在事業中のスマート IC は、全国で 31 箇所である(いずれも国土交通省道路局ホーム ページ、2013 年 2 月 9 日閲覧による)。スマート IC の整備効果としては、主に、高速道路利用者の 利便性向上、産業振興、観光振興、救急医療体制の強化、災害時の避難経路の確保の 5 点が挙 げられるが、運営中のスマート IC はどの点に重きが置かれているのか、ホームページで発信されてい る情報をもとに把握した結果を表 2(西日本エリア)および表 3(東、中日本エリア)に示した。 表からわかるようにスマート IC の利活用に関する様々な取組みが各地で行われている。そのうち 8 例を参考資料-1 として巻末に掲載した。 小谷城スマート IC と同じ本線直結型スマート IC の活用事例としては、工業団地に近接する大和ま ほろばスマート IC がある。流通や業務上の移動に要する時間の短縮や定時性の確保に効果が認め られるという。加えて、IC 開通を記念してはじめられた、工業団地の従業員家族と団地内の小学校児 童、PTA による景観形成活動が行われている。また水戸北スマート IC では、東京行きの高速バス路 線が新設され、バスターミナルが設置されている。さらに有料駐車場が設置され IC 周辺の土地の有 効利用がはかられている。ただし、周辺の農地は極力残す形で行われている。 一方、本線直結型ではなく SA や PA に接続するスマート IC としては、商業施設の併設(ひるがの 高原スマート IC)、大型商業施設の隣接(遠州豊田スマート IC)、特産品の収穫体験(吉野川スマー ト IC)、スタンプラリーによる周遊促進(大山高原スマート IC)、俳句掲示板と投函箱(姨捨スマート IC) などがある。 表 2.運営中のスマート IC 一覧(西日本エリア) 40 3.参考事例 表 3.運営中のスマート IC 一覧(東、中日本エリア) 商業施設 商業施設 41 3.参考事例 (2)道の駅 道路交通の結節点であり地域振興の拠点でもある施設として道の駅がある。現在全国で 996 の 施設が道の駅として登録されている(国土交通省道路局ホームページ、2013 年 2 月 9 日閲覧)。 そのうち 8 例を参考資料-2 として巻末に掲載した。 (3)その他(地域イベント/戦国をテーマとするまちづくり) スマート IC や道の駅の他にも、地域振興に関わる動向が認められるため、参考資料-3 として巻 末に掲載した。1 つは地域におけるイベントの動向である。イベントの活用によりスマート IC の利用促進 が期待される。もう1つは戦国をテーマとするまちづくりと情報発信の参考例である。本市の取組みと の競合も考えられるが、逆に相乗効果を視野に連携の可能性がある。 42