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不祥事件の発生について
平成 19 年 4 月 12 日 不祥事件の発生について 株式会社足利銀行(頭取 池田 憲人)において、下記のとおり不祥事件が発生いたしま したのでお知らせいたします。 この度は、お客様の信頼を損なうような事態を招き、誠に申し訳なく、皆様には心から深 くお詫び申し上げます。 当行は、今回の不祥事件発生を厳粛に受け止め、内部管理態勢の一層の充実・強化と、引 続き信頼回復に向け全行を挙げて取り組んでまいります。 記 1. 事故の概要 発生店 日光支店、今市支店、鹿沼東支店、鹿沼支店 事故概要 鹿沼支店の元行員(営業担当代理 46 歳)が、お客様名義を冒用(勝 手に使用)し当行のオンラインシステム及び職務権限を悪用した詐欺 行為により、当行から不正に資金を引出したもの。 発覚の経緯 ・平成 19 年 3 月、定期預金解約に来店されたお客様から身に覚えのな い貸越契約につき問合せがあったが、その後当該お客様から勘違い であった旨の連絡を受けた。 ・これを契機として、内部管理の観点から該当店において事務の点検 を実施していたところ、平成 19 年 4 月 2 日に、不正な資金の引出し が発覚したもの。 ・その後、詳細の調査を実施した結果、本件事実が判明。 事故金額 現時点までの当行が被害を受けた金額 約 79 百万円 30 口座 発生期間 平成 7 年 7 月 24 日∼平成 19 年 4 月 2 日 (11 年 9 ヶ月) 詐欺行為の手口 ・オンラインシステムの端末操作及び職務権限を悪用し、定期預金を お持ちのお客様名義を冒用して普通預金口座を作成するとともに当 該口座に貸越の設定を行い、不正に資金を引き出していたもの。 ・不正に名義を使用されたお客様から定期預金解約の申出を受けた時 は、新たに別名義の不正口座を作成し、その貸越資金で穴埋めする ことにより、不正事実を隠蔽していたもの。 発生要因等 住宅ローンの借入返済及び生活費等に充当していた。 2.行内処分 (1) 当該行員は職員就業規則違反により平成 19 年 4 月 12 日付けで、懲戒解職処分として おります。 (2) 関係者の処分 今後、事件の全容が解明した後に、当行の懲戒基準に則り、厳正な人事処分を実施 いたします。 3.本事件に対する対応 (1)不正に名義を使用されたお客様の定期預金に対する貸越については当行において解消 し、貸越設定についても解除いたしました。 (2)本事件については、栃木県警察本部に届出を行なったうえ、告訴等についても今後検 討してまいります。 以 上