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MRI 検査をうけられるかたへ
MRI 検査をうけられるかたへ MRI(磁気共鳴画像)とは、磁気と電波を利用して断面画像を得る撮影です。撮影の時は、トンネル の中に入って、大きな音のなかで検査をします。(大きな音については、ヘッドホン等を用い軽減する ことが可能です。)MRI を安全に実施するために、以下のご説明をお読みください。 1).検査を受けることができないかた ①心臓ペースメーカーを埋め込まれているかた ②金属製の心臓人工弁をご使用されているかた ③人工内耳をご使用されているかた ④神経刺激装置(深部脳刺激装置)をご使用されているかた ⑤冠状動脈等に磁性体のステント挿入後 2 ヶ月未満のかた 2).検査を受けられないことがあるため、担当医師に申し出てください ①妊娠中もしくは妊娠の可能性のあるかた 胎児に対する MRI 検査の安全性は確立されておりません。原則、妊娠中の方は検査をお受けにな ることができません。(特に妊娠期間の最初 1/3 の検査は慎重になる必要があります。) ②脳動脈瘤手術による金属クリップやコイル等 金属の材質をご確認ください。材質わからない場合は検査を、お受けになることができません。 ③その他の金属が体内にあるかた 眼などの外傷に鉄分が残存する場合、その他の部位で材質が確認できない場合は、検査をお受け になることができません。 ③閉所恐怖症のかた:担当医に申し出てください。 ④入れ墨、アイライン、マスカラ: 入れ墨では、火傷や絵が崩れる可能性があります。担当医に申し出てください。アイライン、マ スカラ等は、火傷を発症する事例があるため、検査前に落としていただく場合があります。 ⑤コンタクト:原則、とりはずしていただくことを希望します。 3).その他の注意 検査室内には、補聴器、装飾品、腕時計、磁気カード、電子機器類を持ち込むと故障、データが消 失します。入れ歯、使い捨てカイロ、エレキバン、ベルト、湿布等は、火傷や画像のみだれを引き 起こす可能性がありますので取り外していただきます。 *検査をできるだけ安全確実に行うために、別紙の問診票にお答えください。 MRI 検査問診票(同意書も含む)は、ご署名の上、検査予定時間の 15 分前に、必ずご持参の上、MRI 検 査室に直接おこしください。 わからないことがありましたら、担当医または放射線科にご遠慮なくご質問ください。 国立病院機構 大阪医療センター放射線科 Tel 06-6942-1331 内線 3501 造影剤用いた MRI 検査をお受けするかたへ 造影剤を用いることにより、病気の状態がより正確に把握でき、今後の治療に役立てることができま す。安全な薬ですが、まれに副作用が起こる場合があります。 1.MRI 用造影剤(ガドリニウム製剤)の副作用の種類は次のようなものです。 1)軽い副作用:吐き気、嘔吐、熱感、動悸等で、基本的には治療を要しません。このような副作用 が起こる確率は。約 100 人に 1 人以下 つまり 1%以下です。 2)重い副作用:呼吸障害、血圧低下、意識障害などでこのような副作用は通常治療が必要で後遺症 がのこる可能性があります。その為、入院、処置、手術が必要な場合があります。 このような副作用が起こる確率は約 1 万人に 3)非常にまれですが、病状、体質によっては約 1人 つまり 0.01 %です。 100 万人につき 1 人の割合で 0.0001%で、死亡 する場合があります。 * 尚、造影剤を急速注入する必要がある検査で、血管外に造影剤がもれる場合があります。この場 合、注射部がはれて、痛みが伴う場合があります。通常は時間がたてば、吸収されるためご心配は いりません。しかし、もれた量が多い場合は、別の処置が必要な場合がありますが、非常にまれで す。 4)MRI 用造影剤の禁忌について 気管支喘息、重篤な肝障害、重篤な腎障害のお持ちの方は原則、造影検査をお受けになることがで きません。 2.肝臓用 MRI 造影剤(SPIO 製剤)の副作用の種類は次のようなものがあります。(肝臓の検査のみ) 1)軽い副作用:鼻出血、熱感、倦怠感、発疹発赤、嘔気、頭痛、腰痛、背部痛、手足のしびれ、蕁 麻疹、冷汗などがあり、このような副作用が起こる確率は 250 人に 1 人で 0.4%以下です。 2)重い副作用:呼吸障害、血圧低下、意識障害などの副作用が起こるといわれていますが、現在報 告がありません。 3)遅発性副作用について:まれですが、投与後、1 時間∼数日後に上記 1)の症状が現れる可能性 が報告されています。症状が現れた場合は、速やかに担当医に連絡してください。 *尚、血管外にもれた場合は、漏出部位周囲に色素沈着を生じる場合があります。 4)肝臓用造影剤(SPIO 製剤)の禁忌について 鉄注射剤に対して、過敏症の既往歴のある方、ヘマクロマトーシス等鉄過剰症の方、出血されて いる方は本造影剤を使用することができません。必ず申し出てください。 3.妊娠中、授乳中のかたへ 妊娠中の造影剤を用いた検査は、原則行いません。授乳中のかたは、48 時間(最低 24 時間)授乳 をお止めください。 4.検査前の絶食について 腹部、骨盤等、乳腺の MRI 検査をお受けになる患者様においては、検査 3 時間前の食事はお控えくだ さい。 水分については、1 時間前よりお止めください。尚、牛乳などの乳製品はお止めください。 * 当院では、検査中、放射線科医師が患者様の様子を観察しており、また万一の重篤な副作用が起き た場合は、院内救命救急体制の専門の医師がかけつけ処置を行います。もし異常を感じたら、ため らわずに直ぐおっしゃってください。 国立病院機構 大阪医療センター放射線科 問診票:必要事項にご記入の上、検査当日に、ご持参ください 当てはまる箇所にレ印を入れてください。“あり”を選ばれた方は、適した言葉に○で囲むか、あ るいは( )の中に具体的な言葉をお書きください。 1.心臓ペースメーカーを埋め込んでいますか? □なし □あり 2.経皮吸収貼付剤「ニトロダーム・ニコチネル」を貼っていますか? □なし □あり 3.体内に金属がありますか? □なし □あり 脳動脈瘤クリップ 人工心臓弁 人工骨頭等 その他( ) 4.いままでに MRI 検査をお受けになられた、ご経験がありますか? □なし □あり 5.閉所恐怖症がありますか □なし □あり 6.妊娠をしている(女性の方のみ) □なし □あり (いつごろですか: ) 7.その他(お気づきのことをお書きください: ) -------造影 MRI 検査をお受けになられる方のみ、下記にお答えください。------1.今までに、造影剤を用いた検査をお受けになられたことがありますか? □なし □あり MRI 検査 CT 検査 尿路造影(IP) 胆嚢造影 発疹 (その他 2.その時副作用がありましたか? □なし □あり 吐気 嘔吐 頭痛 かゆみ ) 3.いままでに喘息(ぜんそく)といわれたことはありますか?(家族の方も含む) □なし □あり (具体的に: ) 4.アレルギー体質、アレルギー性の病気はありますか?(家族の方も含む) □なし □あり じんましん、アトピー性皮膚炎、アレルギー性鼻炎 薬のアレルギー(薬名 )食物( )その他( ) 5.腎臓のはたらきが悪い(腎不全など)といわれたことがありますか? □なし □あり (具体的に: ) 6.貧血もしくは出血傾向が強いため、現在治療をされていますか? * 放射線科医の判断で造影剤を使用しない場合もありますので、ご了承ください。 MRI 検査同意書 検査予定日: 年 月 日 曜日 検査予定時間 時 分 検査方法および部位: 上記、予定の MRI 検査の目的、必要性を担当医( )より説明を受け、今回の検査に ついての説明を読み納得しましたので、検査を受けることに同意します。(同意された後でも、いつで も撤回することができます。) 患者様氏名: 同意日 年 ID: 月 日 患者本人又は代理人(続柄 ):署名 *造影検査がある方のみ:造影検査を拒否される場合は、以下の欄に御署名ください。 私は、造影検査の必要性について説明を受けましたが、造影検査を受けることを拒否します。 署名日 年 月 日 患者本人又は代理人(続柄 ):署名 国立病院機構 大阪医療センター放射線科