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人情あふれる心豊かな 「笑い」と「花」と「童謡」のまち

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人情あふれる心豊かな 「笑い」と「花」と「童謡」のまち
人情あふれる心豊かな
「笑い」
と
「花」
と
「童謡」のまち
下松市長
(山口県)
「笑い・花・童謡」
フェスタ」
を開催しています。
でおります。
ふれる、心豊かなまちづくり」に取り組ん
松」となり、
「下松」になったという説のあ
いう伝説が残り「星が降った松」が「降り
へやって来る」というお告げがなされたと
推古天皇のころ、松の木に大星がふり、
7日7夜光り輝き、
「百済の皇子がこの地
星ふるまち 下松
笑 い │ 学 校 や 地 域 で あ い さつ 運 動 を 推
進し、笑顔であいさつを交わすことで、人
る 本 市 は 瀬 戸 内 海 に 面 し、山 口 県 の 南 東
「笑
私は、 世紀は心の時代ととらえ、
い・花・童謡」を3本の柱に掲げ「人情あ
と 人 との 触 れ 合い、 ま ち づく り の 輪 を 広
に 位 置 し、 面 積
㎢、 人 口 5 万 6 0 0 0
くだ
げ ていき ま す。 毎 年 皆 さ んの 笑 顔 の 写 真
各 地 にシダレ ザ クラ や カワ ヅ ザ クラの 植
ピー、秋にはコスモスが咲き、また、市内
スポーツ公園「花の広場」では、春にはポ
花 │ 市 民 の 心 を 和 ま す 花 いっ ぱ い の ま
ち づ く り を 進 め て い ま す。 現 在、 下 松
しています。
を募集し「笑顔の写真コンテスト」を開催
周 年 を 迎 え ま し た。そ
化 し、 人 口 も 増 加 し て お り ま す。 昨 年 め
が 進 出、 多 く の 集 客 を 得 て、 ま ち も 活 性
大 型 店 の 誘 致 に 成 功 以 来、 次々と 大 型 店
特別商業集積法の全国第1号承認を受け、
ち」
として脚光を浴びております。商業は、
工業のまちとして栄えてきました。現在、
人 の ま ち で、 戦 前 よ り 企 業 の 進 出 に よ り
を退席し、当時は全国でも話題になりまし
の 期 日 決 定 に 反 対 して、私 は 法 定 協 議 会
り、将 来 下 松 市の 大 き な 観 光 財 産 に と 考
まち」を目指し、現在3700本植えてお
全国で 位にランクされています。
新報社発表の「住みよさランキング」では、
の 記 念 す べき 年 に ふ さ わ し く、 東 洋 経 済
政の改革」に職員と共に取り組んでおり、
本とした、
「意識の改革」
「制度の改革」
「財
た。現在、
「自主・自立・行財政改革」を基
体育館建設や区画整備事業など、健全財政
の基に順調に推進し、特に実質公債費比率
い 日 も あ り ま す が、 私 の 健 康 を 思 っ て、
日 の 始 ま り で す。 前 日 夜 遅 く な り、 き つ
目 を 覚 ま し、 日 課 の ラ ジ オ 体 操 を し て 1
「市長さん生きちょるんかね、体操の時
間よ」と言う、近所の奥さんの元気な声で
ベントとしては、毎年「星のふるまち童謡
続けていきたいと願っています。童謡のイ
優 し さ、 思いや り の 心 な ど を 大 切 に 持 ち
とで、失われつつある日本人の美しい心、
し さ な ど が 歌 わ れ て お り、 童 謡 を 歌 う こ
猪 が 遊 び に 来 て、 畑 を 荒 ら さ れ た こ と も
畑に行くと、カラスに食べられていたり、
ま す。 お い し く 熟 れ た ス イ カ を 楽 し み に
スイカ、トマト、大根、ネギ、ニンニク、
玉 ネ ギ、 季 節 の 野 菜 は す べ て 植 え て あ り
いません。
の中から顔を出したら誰も「市長」とは思
た 作 業 着 と 麦 わ ら 帽 子 が よ く 似 合 い、 畑
暇 さ え あ れ ば 畑 に 出 て い ま す。 土 に 汚 れ
農家に生まれたせいか、畑仕事が好きで、
ていました。十分な協議がなされないまま
り、合併協議会当時 億円の積立金を持っ
に落ちた経験で、健全財政運営を行ってお
ておりました。本市は2度の財政再建団体
私が市長就任当時、平成の大合併で、本
市周辺3市2町が法定合併協議会を設置し
のと信じております。
て、 そ れ が 市 民 の 心 の つ な が り に な る も
さらには、「優しさ、思いやり」の心を育
くという作業体験や学習で収穫の喜びや
造するまでになっております。
販売や、ニンニク入り「焼肉のたれ」を製
想 を 上 回 る 出 来 栄 え と な り、 一 部、 試 験
の 試 験 栽 培 を 行 っ て お り ま す。 収 穫 は 予
ります。
る「市民交流拠点施設」の建設を進めてまい
豊かな人づくりとまちの活性化の源泉とな
本年は、老朽化が進んだ公民館や図書館
を、新たな機能も加えた複合施設として心
身の丈に合った財政運営
お構いなしのお誘いです。
あ り ま す が、 太 陽 と 自 然 の 風 を 背 に 受 け
私 は、 平 成 年 に 市 長 に 就 任 し、 現 在
3期目(3期目無投票)になりました。市
は8%を運営基準にしています。
リズムに合わせて仲良く体操をしなが
ら、 そ の 日 の 自 分 の 健 康 状 態 を チ ェ ッ ク
力 一 杯 働 き、 大 汗 を か い た あ と の 疲 労 感
長 と し て 市 民 と 協 働 で「 日 本 一 住 み よ い
畑仕事と農業への想い
します。
がまた心地よいものです。
まちづくり」に取り組んでまいります。
く な り、 母 が 苦 労 し、 貧 乏 を し な が ら も
草刈りや、土作りを行いました。
で、 農 地 の 復 元 を 図 り、 耕 作 放 棄 地 の 雑
計 画 を 策 定 し ま し た。 以 来 2 年 余 り の 中
の拠点施設として農業公園の整備をする
ついて理解を深める食育活動や自然体験
の 関 係、 自 然 の 仕 組 み や 食 料 の 大 切 さ に
を 通 し て 土 に 親 し み、 植 物 の 生 育 と 土 と
も 薄 ら い で き て お り ま す。 そ こ で、 農 業
減 少 し て お り、 市 民 の 農 業 に 対 す る 関 心
ま し て も、 耕 作 面 積 や 農 業 従 事 者 が 年 々
大 が 急 務 に な っ て お り ま す。 本 市 に お き
追 い つ か な い 状 況 に あ り、 食 料 の 生 産 増
の 変 化 な ど に 伴 い、 食 料 の 需 要 に 生 産 が
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園 内 に は、 ミ カ ン を は じ め と し た 柑 橘
系 の 果 樹 を 植 え、 玉 ネ ギ・ ニ ン ニ ク な ど
農業公園にて
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ま た、 市 内 外 の 小 学 生 の 体 験 学 習 も 実
施 し て お り、 農 業 公 園 で 作 物 を 育 て て い
私は昭和5年に下松の山奥の農家5人
兄 弟 の 末 っ 子 に 生 ま れ、 2 才 の 時 父 が 亡
現 在、 農 業 は 地 球 温 暖 化 や、 途 上 国 を
中 心 と し た 人 口 の 増 加、 さ ら に は 食 生 活
童 謡 │ 童 謡 は、 親 子 の き ず な や、 故 郷
への 思 い、 自 然 を 愛 す る 心、 日 本 人 の 優
優しさ、美しさの花を咲かせていきます。
えております。市民の心の中に思いやり、
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新幹線、新造船のできる「ものづくりのま
樹 も 行って お り ま す。 特 に、 シ ダ レ ザ ク
でたく 市 制 施 行
下松でできる新幹線
ラについては、
「日本一のシダレザクラの
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新幹線の「顔」をつくる打出し板金で
製作したアルミ製チェロ
「焼肉のたれ」の市長イラスト
18
42
MARCH 2010 市政
市政 MARCH 2010
43
21
明るく育ててくれました。
「あいさつ運動」に参加する筆者
井川成正
くだまつ
Shigemasa Igawa
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