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PowerPoint プレゼンテーション - Japan Society of Sonochemistry

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PowerPoint プレゼンテーション - Japan Society of Sonochemistry
日本ソノケミストリー学会誌
Bulletin of the Japan Society of
Sonochemistry
Vol. 4, No. 2 (September 2010)
<巻頭言>
(三留 秀人)
1
<研究室訪問>
東北大学 滝澤研究室 (林 大和)
<ソノケミタイトルサービス>
2
4
<会議参加報告>
・The 12th European Society of Sonochemistry meeting(ESS12) (畑中 信一) 6
・The 20th International Congress on Acoustics 2010 (ICA2010) (興津 健二) 8
・第4回超音波霧化分離シンポジウムに参加して (南齋 勉)
10
<お知らせ>
・第19回ソノケミストリー討論会
・化学工学会反応工学部会ソノプロセス分科会シンポジウム
「超音波を積極的に活用した最先端材料プロセッシング」
・第3回超音波とマイクロバブルの相互作用に関するシンポジウム
・2010環太平洋国際化学会議 (PACIFICHEM 2010)
・第19回非線形音響国際シンポジウム(ISNA-19)
12
15
17
18
21
巻頭言
日本ソノケミストリー学会会長
三留 秀人
(独立行政法人産業技術総合研究所 中部センター所長)
日本ソノケミストリー学会は、1992 年 10 月にソノケミストリー研究会として発足し、2007 年
に学会に改組したもので、今年で 18 年目を迎えます。この間、会員数も 140 名を越え、
「ソノケ
ミストリー」をキーワードとした世界的にも最大規模の学会となりました。本学会主催で毎年開
催されるソノケミストリー討論会も極めて活発で、日本や世界の超音波化学の発展に大きな役割
を 果 た し て き ま し た 。 本 学 会 が 論 文 発 表 の 中 心 に 据 え て い る 国 際 学 術 誌 Ultrasonics
Sonochemisrty は Ultrasonics の姉妹紙として 1994 年に創刊されましたが、そのインパクトファ
クターはここ数年上昇を続け、2009 年のデータでは 2.993 となっています。本学会の会員も一層
質の高い論文を投稿し、ソノケミストリーの基礎から応用まで、幅広い分野で貢献することが求
められています。
国内の科学技術の動向に関して言えば、2009 年暮れに閣議決定された「新成長戦略」に留意し
ておく必要があります。そこでは二つのイノベーションの重要性が挙げられています。一つは経
済と環境を両立させるグリーン・イノベーション(環境エネルギー分野革新)であり、もう一つ
は国民生活向上のためのライフ・イノベーション(医療・介護分野革新)です。ソノケミストリ
ーはその出口として、この二つのイノベーションを達成するキープレーヤーと成り得る立場にあ
ります。ソノケミストリーはプロセスのそのものが省エネルギー、環境フレンドリーであり、そ
の効果は環境対策・エネルギー対策へも適用可能です。医療の分野に目を転じれば、超音波を利
用したプロセスは、大きな将来性を有するものです。これらを成し遂げるための基礎研究や現象
の正しい理解が必要なことはもちろんですが、科学技術に携わる研究者・技術者として、出口イ
メージをしっかりもち、分かりやすい言葉で広く一般の方々に説明していくことも大切なことで
す。ソノケミストリーの更なる発展のためにも、学会を挙げて何らかのサクセス・ストーリーを
目指しませんか。このことが研究環境の大幅な改善にもつながっていくことを信じています。
本学会は、これまで多くの偉大な先輩の方々によって引っ張ってきてもらいました。将来を考
えると、次の世代を育てていくことが私たちの大切な役割です。また、学会組織としては、現在
の任意団体から学術研究団体としての指定を受けることも、重要な課題と考えています。朝倉副
会長、榎本副会長を始め、理事の皆様方のお力をお借りしながら、本学会を運営していきたいと
思います。ソノケミストリーの学問としての更なる発展と社会への一層の貢献のために、学会員
の皆様のご支援とご協力を心からお願い申し上げます。
1
研究室訪問
東北大学大学院 工学研究科 応用化学専攻
分子システム化学講座 極限材料創製化学分野 滝澤研究室
林 大和
【大学・学科・研究室の概要】
東北大学は、研究第一主義・門戸開放・実学尊重の 3 つの理念を掲げています。特に工学部・
工学研究科は「研究第一主義」を重視しています。
「研究第一主義」の意味は、学生教育を軽視
するということではなく、優れた研究成果が挙がる環境にこそ優れた教育が育まれるという考
え方です。また、工学の本来の目的である人間の生活を豊かにするための応用科学・技術の探
求も行っています。つまり「実学尊重」です。工学部・工学研究科は青葉山キャンパスに位置
し、学部 5 学科・大学院 17 専攻で構成されています。滝澤研究室は、学部は化学・バイオ工学
科に属しており、固体・無機・結晶化学を中心とした講義を行っています。2010 年 9 月現在、
研究室は滝澤博胤教授、林 大和准教授、博士後期課程 1 名、博士前期課程 8 名、学部生 5 名の
計 16 名のメンバーで構成されています。
【研究内容】
研究ですが、分野名が示していますように極限・材料・創製・化学がキーワードとなってい
ます。化学分野における極限反応場の利用・新しい材料の創製・新規材料プロセッシングの構
築を主要な研究方針としています。極限反応場として超音波・マイクロ波・超高圧を主軸とし
た研究を行っています。
【研究の特色】
《超音波合成》
超音波によって発生するキャビテーションは、化学的・物理的現象において非線形的・カオ
ス的な作用を示します。この現象・作用を利用し、低コストと低環境負荷を同時に実現する新
規ナノ材料やそのプロセス開発を中心に研究を展開しています。特色としては、固液系を中心
とした実用ナノ材料開発・プロセッシング開発を行っているという点にあります。固液系の組
み合わせは、固液界面が存在するために、キャビテーションの物理化学的な作用による溶解度
の大きな変化や、溶解したイオンの原子価やクラスタリングに顕著な変化がみられたりするだ
けではなく、材料合成のための新しい原料系・反応系の探索としても魅力的です。超音波合成
には KAIJO 製 TA-4021 型多周波超音波発生装置(2009 年に販売終了と聞いたので 2 台目を購
入)
、本多電子製ソノリアクター、BRANSON 製デジタルソニファイヤー等を使用しています。
またキャビテーション観察のためにフォトロン製高速度カメラを導入しました。
2
《マイクロ波合成》
マイクロ波をセラミックスに照射すると、マイクロ波の交番電磁界と物体の直接的な相互作
用により物質が加熱され、急速に反応が進行します。この時、熱的に非平衡と、また電磁界に
よる影響により、様々な現象が確認されています。 これまでに、アモルファス酸化物磁性体や
金属窒化物の合成、格子欠陥の導入による新たな物性発現等を見いだしており、新材料合成へ
の展開を目指して、エネルギー変換材料、磁性材料、ナノ・メゾ構造体、固体構造化学等に関
する研究を行っています。また超音波と同じく、固液反応系におけるナノ材料合成も行ってい
ます。
《超高圧合成》
大容量超高圧発生装置を用い、高温高圧環境下(~8 GPa,~2000℃)での無機材料の合成を
行っています。
高圧下では原子間距離の縮小や構成原子の圧縮率の違いに伴う原子配列の変化
(相転移)が起こり、常圧下では生成しない高密度相が生成します。様々な元素の組み合わせ
を考え、導電性材料や磁性材料、イオン伝導体、ワイドギャップ半導体の新物質を次々と生み
出しています。
これら 3 つの反応場は、一見無関係のように思われるかもしれません。しかしながら、単語
的に超(音)波が(超)高圧とマイクロ(波)でつながっているだけではなく、超高圧とは大きな圧力
因子、マイクロ波とは装置の汎用性や合成における反応の低温化・加速化などで類似点があり、
局所的な圧力や温度、急温冷など、極限反応場における新材料創製ための非平衡・非線形反応
場プロセスとして共通点が多く存在します。これらの現象を利用することによって、通常の合
成法では実現が困難である多種多様な材料の合成・プロセッシングの開発に取り組んでいます。
3
ソノケミタイトルサービス
ソノケミストリーに関する研究は、有機合成や無機合成をはじめ、ナノ材料創製、環境保全、エ
ネルギーなど様々な分野で進められており、年々数多くの論文が発表されるようになってきました。
代表的な学術論文誌として、エルゼビアから発行されている Ultrasonics Sonochemistry 誌(US 誌)が
あります。US 誌に掲載された論文の中で、最近ダウンロードされた論文のトップ 20 のタイトル情
報を提供します。最近の研究動向や、関心の向けられている研究の資料として活用ください。
(ダウンロード期間 2010 年 4 月~6 月、出典 サイエンスダイレクトホームページ
http://top25.sciencedirect.com)
1. Advanced oxidation processes (AOPs)
6. Sonochemical synthesis of silver nanorods
involving ultrasound for waste water
treatment: A review with emphasis on cost
estimation
Mahamuni, N.N.; Adewuyi, Y.G. Ultrason.
Sonochem., 17 (2010) 990.
by reduction of sliver nitrate in aqueous
solution
Zhu, Y.p.; Wang, X.k.; Guo, W.l.; Wang, J.g.;
Wang, C. ibid., 17 (2010) 675
7. Ultrasonic pretreatment of sludge: A
2. Using sonochemistry for the fabrication of
nanomaterials
Gedanken, A. ibid., 11 (2004) 47.
review
Pilli, S.; Bhunia, P.; Yan, S.; LeBlanc, R.J.;
Tyagi, R.D.; Surampalli, R.Y. ibid., in press.
3. Synthesis of biodiesel from waste cooking
8. Ultrasound with low intensity assisted the
oil using sonochemical reactors
Hingu, S.M.; Gogate, P.R.; Rathod, V.K. ibid.,
17 (2010) 827.
synthesis of nanocrystalline TiO 2 without
calcination
Ghows, N.; Entezari, M.H. ibid., 17 (2010) 878.
4. Improved extraction of vegetable oils under
9. Sono and electrochemical synthesis and
high-intensity ultrasound and/or microwaves
Cravotto, G.; Boffa, L.; Mantegna, S.; Perego,
P.; Avogadro, M.; Cintas, P. ibid., 15 (2008)
898.
characterization of copper coresilver shell
nanoparticles
Mancier, V.; Rousse-Bertrand, C.; Dille, J.;
Michel, J.; Fricoteaux, P. ibid., 17 (2010) 690.
5.
Effect
of
ultrasound
processing
on
anthocyanins and color of red grape juice
Tiwari, B.K.; Patras, A.; Brunton, N.; Cullen,
P.J.; ODonnell, C.P. ibid., 17 (2010) 598.
4
10. Sonocatalytic degradation of organic dyes
16.
and comparison of catalytic activities of
CeO 2 /TiO 2 , SnO 2 /TiO 2 and ZrO 2 /TiO 2
composites under ultrasonic irradiation
Wang, J.; Lv, Y.; Zhang, L.; Liu, B.; Jiang, R.;
Han, G.; Xu, R.; Zhang, X. ibid., 17 (2010) 642.
synthesis
and
characterization
of
polyaniline/Y 2 O 3
nanocomposite
with
controlled conductivity
Kowsari, E.; Faraghi, G. ibid., 17 (2010) 718.
11. An overview of the ultrasonically assisted
17.
extraction of bioactive principles from herbs
Vinatoru, M. ibid., 8 (2001) 303.
highly-efficient
peroxidase-like
Fe 3 O 4
magnetic nanoparticles for catalytic removal
of organic pollutants with H 2 O 2
Wang, N.; Zhu, L.; Wang, D.; Wang, M.; Lin,
Z.; Tang, H. ibid., 17 (2010) 526.
12. Ultrasonic-assisted sol-gel method of
preparation
of
TiO 2
nano-particles:
Characterization,
properties
and
4-chlorophenol removal application
Neppolian, B.; Wang, Q.; Jung, H.; Choi, H.
ibid., 15 (2008) 649.
13.
Ultrasound-assisted
Ultrasound
and
Sono-assisted
ionic-liquid-assisted
preparation
of
18. The uses of ultrasound in food technology
Mason, T.J.; Paniwnyk, L.; Lorimer, J.P. ibid., 3
(1996) S253.
microwave
19. Towards the industrial production of
preparation of Ag-doped CdS nanoparticles
Ma, J.; Tai, G.; Guo, W. ibid., 17 (2010) 534.
antioxidants
from
food
processing
by-products
with
ultrasound-assisted
extraction
Virot, M.; Tomao, V.; Le Bourvellec, C.; Renard,
C.M.C.G.; Chemat, F. ibid., 17 (2010) 1066.
14. Emulsification by ultrasound: drop size
distribution and stability
Abismal, B.; Canselier, J.P.; Wilhelm, A.M.;
Delmas, H.; Gourdon, C. ibid., 6 (1999) 75.
20.
15. Sonophotocatalysis in advanced oxidation
process: A short review
Joseph, C.G.; Li Puma, G.; Bono, A.; Krishnaiah,
D. ibid., 16 (2009) 583.
5
Ultrasound
assisted
synthesis
of
monoclinic structured spindle BiVO 4 particles
with hollow structure and its photocatalytic
property
Liu, W.; Cao, L.; Su, G.; Liu, H.; Wang, X.;
Zhang, L. ibid., 17 (2010) 669.
会議参加報告
The 12th European Society of Sonochemistry meeting(ESS12) 参加報告
電気通信大学 畑中 信一
2年ごとに開催される European Society of Sonochemistry の meeting は、ちょうど日本で毎年開催
されているソノケミストリー討論会のヨーロッパ版に相当する。しかし、ヨーロッパ諸国の多国
籍の研究者が参加し、また、日本やアメリカ、オーストラリアなどのヨーロッパ以外からの参加
者も少なくないため、国際会議の様相が強い。12 回目の今回は、ギリシャのクレタ島で 2010 年 5
月 30 日から 6 月 3 日まで行われた。会場は海岸沿いの景観の良いホテルで、参加者は皆そのホテ
ルに宿泊して会議に参加する形式であった。参加人数は全部で 100 名弱であり(集合写真を図1
に示す)
、日本からの参加者は、原田久志先生(明星大)、小林大祐先生(東京理科大)、酒井俊郎
先生(信州大)と私の4人であった(図2)
。
発表件数は、Prof. Mason、Prof. Suslick を含む Plenary Lecture が4件、Prof. Ashokkumar、Prof.
Nikitenko ら Keynote Lecture が6件、口頭発表 43 件、ポスター発表 41 件であった。参考までに、
口頭発表およびポスター発表の各分野(ESS12 の分類による)の発表件数を表1および表2にそ
れぞれ示す。それらの発表以外に、ソノケミストリーの産業応用に関する飛び入り発表のディス
カッション時間が用意されており、数件の発表があった。いくつかの研究グループや企業は、か
なり大規模な装置・システムを組んでおり、産業化を実現する方向に着実に進んでいる印象を受
けた。例えば、ドイツの企業で
ある Ultrasonic Systems GmbH
は、超音波/オゾン分解処理を
好気性細菌処理および沈殿法
と組み合わせて実用スケール
で操業し、コスト評価まで行っ
ているようである。
図1.ESS12 参加者の集合写真(写っていない人もいます)
。
表1.口頭発表の分野別件数
トピック名
表2.ポスター発表の分野別件数
件数
トピック名
件数
Fundamentals
11
Environmental
10
Materials
9
Microorganisms
5
Environmental Applications
9
Synthesis and Surface Treatment
5
Electrochemical Applications
7
Sonoelectrochemistry
4
Process Engineering
4
Catalysts
3
Synthesis
3
Food
3
Nanopariticles
2
Miscellaneous
9
6
私自身の研究との関連から個人的に興味を持った発表を少し紹介すると、Nikitenkoグループの
基礎的な研究である“OC-2: Spectroscopic analysis of SBSL in aqueous salt solutions,”と“OC-6:
Development of a multifrequency sonoreactor for combined studies of multibubble sonochemistry and
sonoluminescence,”である。彼らは、かなり精密な実験系を組んで精度の高いデータを得ており、
基礎的研究においても着実に次のステップに進んでいる印象を受けた。シングルバブル・ソノル
ミネッセンス(SBSL)では、それまでマルチバブル・ソノルミネッセンス(MBSL)でしか観察されな
かった水溶液中のNa*発光スペクトルを観測し、音圧が低いほど連続スペクトルに対するNa*発光
スペクトル強度が大きくなるという音圧依存性の他、塩濃度や液温に対する依存性を得ていた。
また、MBSLでは多周波数の超音波を同幾何学形状で照射できる装置において、発光スペクトル
とガス生成物の質量スペクトルの同時測定を行っている。そこで、H・とOH・のラジカル再結合
の発光やOH・の各励起状態の密度が周波数や溶存ガスによって全く異なっていること、OH*強度
(なお、ESS12 の発表内容に関してご興味のあ
がH 2 生成速度と相関があることの結果を得ていた。
る方は、プログラムがWebサイト( http://www.ess12.eu/)で今のところ閲覧可能ですのでご参照
ください。もしサイトが閉じられたとしても、畑中([email protected])までご連絡いただけ
れば、プログラムのPDFをお送りすることは可能ですし、また、ご興味のある発表のアブストラ
クト(こちらは冊子しかないのですが)をコピーしてお送りすることもできます。
)
今回、ESS に初めて参加したが、非常に充実した時間を過ごせたと思う。というのも、ソノケ
ミストリー分野だけで 100 件近い発表が聴講できることは、日本のソノケミストリー討論会と同
様に大変貴重である。また、招待講演も充実しており非常に勉強になる。さらに、スケジュール
も詰まり過ぎておらず、余裕があって快適であった(例えば、各セッション間に 20 分のコーヒー
ブレイクがあるほか 13~16 時はランチ休憩、
2 日目の午後は Conference Tour が用意されていた)
。
次回は 2012 年にウクライナで開催されるようである。皆様も ESS に参加して、海外の研究者と
議論し親睦を深めるとともに、日本のこの分野のレベルの高さをアピールしてはいかがだろうか。
図 2.日本からの参加者。左から小林先生、
図 3.会場のホテルでの夕暮れ。後姿のシル
原田先生、畑中、酒井先生。ランチ休憩時
エットは小林先生。
に撮影。
7
会議参加報告
The 20th International Congress on Acoustics 2010 (ICA2010) 参加報告
大阪府立大学 興津健二
第 20 回の International Congress on Acoustics (ICA2010)が 2010 年 8 月 23 日から 27 日の
間、オーストラリアのシドニーで開催されました。ちょうどシドニーの中心にあるダー
リングハーバーに面した国際会議場(写真中央の円柱状の建物)で開催されたため、交
通の便は良く、またダーリングハーバーから望むビル群は開放感あふれる最高の雰囲気
でした。気温もお昼は 15 度から 18 度ぐらいで、ちょうど滞在先のセントラルステーシ
ョン近辺のホテルから公園を通り抜けて国際会議場へ向かう道のりは気持ちの良いもの
でした。
ICA2010 は超音波を含む幅広い音響に関する国際会議であり、8 月下旬にもかかわら
ず日本からの参加者は非常にたくさんおられました。ちょうど私が主に参加した
Sonochemistry and Sonoluminescence セッションでは、産総研中部センターの安井氏と小
塚氏、山形大の柳田先生、電通大の畑中先生、明治大学の崔先生と 2 人の学生さんが発
表や質疑応答に参加していました。本セッションでの口頭発表タイトルと発表者を以下
に抜粋しています。Sonoprocessing セッションも別の会議室で開催され、そこでは食料や
環境、ナノ材料などに関する計 12
件の口頭発表がありました。
また Distinguished Lectures として、
コベントリー大学(イギリス)
の Prof.
Mason が Sonochemistry – a proven
tool for process intensification と題し
て講演をされていました。ICA2010
全体の発表件数(口頭発表、ポスタ
ー発表、招待講演)は、約 880 件と
非常に盛大なもので音響分野の研
究の重要性を再認識しました。
Sonochemistry and Sonoluminescence セッション ・Observations of bubble clusters within different cavitation environments –
electrochemistry, acoustics and imaging studies
Birkin, Peter R.; Leighton, Timothy G.; Offin, Douglas G.; Vian, Christopher J. B.
・Multi‐bubble sonoluminescence resolved in space, time, and color
Thiemann, Andrea; Nowak, Till; Mettin, Robert
・Degradation of water pollutants using ultrasound
Paniwnyk, L.; Larpparosudthi, On Annong; Mason, Timothy J.
8
・Sonochemistry with bubbles stabilized in micromachined pits
Rivas, D. Fernandez; Zijlstra, A. G.; Lohse, D.; Prosperetti, A.; Gardeniers, H.
・Objective parameters for the characterization of cavitation effects
Jüschke, Matthias; Kochm, Christian
・Multibubble sonoluminescence pulse from Na atom in viscous liquid
Sawada, Yosuke; Takeuchi, Yuta; Choi, Pak Kon
・Sonochemistry and sonoluminescence in aqueous systems
Price, Gareth J.
・Degradation of perchloroethylene aqueous solutions by sonochemical, electrochemical and
sonoelectrochemical methods
Sáez, V.; Esclapez, M. D.; Tudela, I.; Bonete, P.; Louisnard, O.; González‐García, J.
・Cavitation – a rapid and a novel way of generating the nanoemulsion encapsulated with
active pharmaceutical ingredients
Manickam, Sivakumar; Wei, Tan Khang; Tang, Siah Ying
・Origin of the broad‐band noise in acoustic cavitation
Yasui, Kyuichi; Tuziuti, Toru; Kozuka, Teruyuki; Towata, Atsuya
・Transient cavitation in high‐quality factor resonators at high static pressures
Gaitan, D. Felipe; Matula, Thomas J.; Church, Charles C.; Gutierrez, Joel; Scott, Corey; Holt,
R. Glynn; Crum, Lawrence A.
・Sonochemical reduction method for controlled synthesis of metal nanoparticles in
aqueous solutions
Okitsu, Kenji; Nishimura, Rokuro
・Ultrasonic synthesis of air‐filled microbubbles and PFC‐filled microcapsules
Cavalieri, Francesca; Melino, Sonia; Zhou, Meifang; Fabber, Francesca; Tortora,
Mariarosaria; Ashokkumar, Muthupandian
・Nebulization of a formaldehyde (FA)‐neutralizing agent by an ultrasonic device
enhances condensation of vaporized FA
Irie, Yutaka; Tachibana, Katsuro; Feril, Loreto B. Jr; Harada, Yoshimi; Hirakawa,
Kazunori
・Frequency effects on sonoluminescence of alkali‐metal atoms in sulfuric acid
Hatanaka, Shin‐ichi; Hayashi, Shigeo; Choi, Pak Kon
・Effects of rare‐gases on MBSL spectrum of K atom emission
Hayashi, Yuichi; Choi, Pak Kon
・Modelling of Na D line shape in sonoluminescence spectra based upon density dynamics
Kazachek, Mikhail; Gordeychuk, Tatyana
・Correlation of vibrometry and cleaning effects in ultrasonic dental instruments
Tiong, T. Joyce; King, David C.; Lea, Simon C.; Walmsley, A. Damien; Price, Gareth J.
9
会議参加報告
第 4 回超音波霧化分離シンポジウムに参加して
神奈川大学工学部 南齋勉
今年の4月16日、暦の上ではすっかり春だというのに寒い日が続く関東地方、この
日も冷たい雨がしとしと降る中、レインボーブリッジを渡り、お台場のフジテレビを横
目に見ながら、産業技術総合研究所臨海副都心センターで開催された、第 4 回超音波霧
化分離シンポジウムに行ってきました。
今回が初めての参加でしたが、会場は定員の60名を超えるかのような満員の聴衆で、
企業からの参加者も多く、大盛況の印象を受けました。今回の講演内容は、「超音波霧
化の新展開」と「液体混合系の分離と塩効果」に大きく分けた二部構成であり、超音波
霧化研究の中でも、特に塩効果による溶液構造変化との関係性について掘り下げた研究
を聞くことが出来ました。
私は昨年春まで、超音波分解とキャビテーションバブルに関する研究を大阪府立大学
で行っていましたが、博士取得後は神奈川大学に助手として移り、現在は超音波化学と
は一歩離れた「膜分離」の化学に携わっています。研究を進める中で溶液構造に興味を
持ち、今回の講演者の一人でもある大阪府立大学の竹中先生から、この研究会の開催を
教えていただき参加しました。
固体の物質に構造が存在するように、溶液にも構造が存在します。いままで分かって
いるようで、きっちりと理解できていなかった有機溶媒-水の混合溶液中での溶液構造
に関して、長年研究を行っておられる演者の方々から、溶媒和の形成や塩効果による構
造変化など、貴重なお話をいただき、たいへん勉強になりました。この溶液構造の考え
方が、現在まで築き上げられた超音波霧化の研究に合わされば、まさに新展開が期待さ
れ、今後の研究の進展を感じました。
本研究会は毎年10人程度の演者を招いて行われています。(以下にプログラム)
プログラム
9:30 受付開始
9:50 挨拶 土屋活美(超音波霧化分離研究会会長)
「シンポジウムのみどころ」
第一部 「超音波霧化の新展開」
10:00 二井 晋(名古屋大学 大学院工学研究科)
「超音波霧化による界面活性剤の分離における塩効果」
10:40 矢野陽子(立命館大学 総合理工学研究機構)
「分子レベルで見る超音波霧化現象」
11:20 古賀健司 (産総研・ナノテクノロジー研究部門)
10
「ナノ粒子生成に対する超音波霧化の魅力と問題点」
12:00 昼 食
13:00 松浦一雄(霧化分離研究所代表・産総研客員研究員)
「超音波霧化分離を巡る最近のトピックス」
第二部 「液体混合系の分離と塩効果」
13:40 大江修造 (東京理科大学 理学部応用化学科)
「気液平衡における塩効果」
14:20 竹中規訓(大阪府立大学 大学院工学研究科
「アルコール水溶液と塩の相互作用と塩添加/超音波霧化によるエタノール濃縮効果」
15:00 デモンストレーション+コーヒーブレイク
15:20 高椋利幸(佐賀大学・理工)
「水と水溶性有機溶媒の混合と塩誘起による相分離現象」
パネルディスカッション
16:00 脇坂昭弘(産総研・環境管理技術研究部門)
「気液平衡と超音波霧化に対する塩効果: 溶液構造から考える」
16:40 土屋活美(超音波霧化分離研究会会長)
「本年度シンポジウムの総括として」
17:30 総 会
懇親会 (17:45~19:30)
産業技術総合研究所 臨海副都心センター
11
お知らせ
第19回ソノケミストリー討論会
主
催
日本ソノケミストリー学会
共
催
日本化学会
協
賛
化学工学会反応工学部会ソノプロセス分科会
会
期
10 月21 日 (木),
会
場
東京工業大学
22 日 (金)
すずかけ台キャンパス すずかけホール(多目的ホール)
(横浜市緑区長津田町4259)
最新情報はhttp://www.j-sonochem.org/j-sonochem2010.htm をご覧ください。
† : 発表者.
‡ : 奨励賞の対象となりうる発表者.
10 月 21 日 (木)
口頭発表
13:30−14:30
A01 タンデム超音波乳化法を利用した疎水性液滴から成るエマルション水溶液の透明化と電解重合への応
用に関する研究
3 1
‡中林康治1, 町田健治2, 武田積洋2, 玉光賢次2, 渕上寿雄1, 跡部真人(
東工大総合理工, 2日本ケミコン, 3横浜
国大環境情報)
A02 イオン液体と超音波照射を組み合わせたリグノセルロースの糖化前処理
‡上出一輝1, 仁宮一章2, 清水宣明2(1金沢大自然科学, 2金沢大環日本海域環境研)
A03 ソノリアクタ内のキャビテーションの空間分布測定 ―チタンパイプおよび水熱合成PZT膜を用いたキ
ャビテーションセンサによる測定―
1 1
桐蔭横浜大, 2産総研, 3東工大総合理工)
‡椎葉倫久1, 川島徳道1, 内田武吉2, 菊池恒男2, 黒澤 実3, 竹内真一(
口頭発表
14:30−15:30
A04 サナゾールによる超音波増感作用 ―細胞種と照射条件の影響―
‡アリ ハッサン
マリアム, 古澤之裕, 近藤 隆(富山大医薬研)
A05 超音波刺激応答型リポソームを用いたドラッグデリバリーシステムの構築
‡田下裕之1, 仁宮一章2, 清水宣明2(1金沢大自然科学, 2金沢大環日本海域環境研)
A06 超音波霧化に及ぼす溶媒種の影響
‡本間裕幸1, 安田啓司1, 香田 忍1, 朝倉義幸2(1名古屋大工, 2本多電子)
休憩
15:30−15:50
12
口頭発表
15:50−16:50
A07 ソノケミカル反応によるナノ粒子生成の数値シミュレーション
†安井久一, 辻内 亨, 加藤一実(産総研)
A08 超音波ホーンによるソノルミネッセンスと気泡ダイナミクス
†畑中信一, 林 茂雄(電気通信大)
A9 Sonochemical Reaction Kinetics in Open Flow Sonochemical Reactor
†Yan Liu, Yun-Shan Guan(Qinghai University, China)
特別講演 16:50−17:50
S01 プロセス強化(Process Intensification)のための超音波操作技術
黒田千秋 (東工大理工)
懇親会 18:00−20:00
10 月 22 日 (金)
ポスター発表
10:00−11:30
P01 パルス型超音波の重畳によるソノケミカル効果の増大
‡シュ ジョン, 安田啓司(名古屋大工)
P02 高分子を利用した超音波の物理的作用の定量化の検討
‡チャン
クウィン1, 香田 忍1, 木村隆英2, 近藤 隆3(1名古屋大工, 2滋賀医大, 3富山大医薬研)
P03 カラギーナンハイドロゲル物性に及ぼす超音波効果
‡奥山伸二郎, 小林高臣(長岡技科大工)
P04 二酸化チタン・超音触媒法を用いた殺菌における超音波周波数の影響
‡岩倉和希1, 砂田桃子2, 仁宮一章3, 清水宣明3(1金沢大自然科学, 2金沢大工, 3金沢大環日本海域環境研)
P05 二酸化チタン・超音波触媒法を用いたリグノセルロースの糖化前処理
‡高松裕美1, 仁宮一章2, 清水宣明2(1金沢大自然科学, 2金沢大環日本海域環境研)
P06 廃石と超音波を利用したヒ素の除去
‡細川亮太, 斉藤知直, 大川浩一(秋田大工)
P07 超音波を用いた懸濁重合におけるフィードバック操作法の検討
‡森
宏之, 松本秀行, 黒田千秋(東工大理工)
P08 超音波照射によるマレイン酸-フマル酸の相互異性化反応機構
‡成毛由紀夫, 原田久志(明星大理工)
P09 超音波を利用したオイルサンドからのビチューメン抽出環境の改善
‡斉藤知直, 大川浩一. 細川亮太(秋田大工)
P10 エノールエステルの酵素加水分解における超音波照射の効果
‡赤坂拓郎, 松本一嗣, 原田久志(明星大理工)
13
P11 矩形型ソノリアクターにおける反応特性に及ぼす操作条件の影響
‡中山慎悟, 安田啓司(名古屋大工)
P12 水素結合ネットワークを含む非イオン性ポリマー水溶液の超音波吸収
†ベネガス
サンチェス
ホスエアディエル, ゴリ ゴク, 小林高臣(長岡技科大工)
P13 超音波を用いたトリクロロエチレン汚染懸濁液の浄化
†大川浩一, 中村貴司(秋田大工)
P14 超音波を用いた微小液滴抽出法による超微量アルミニウムの定量
†金 継業1, 服部 薫1, 小野絢貴1, 朝倉義幸2(1信州大理, 2本多電子)
P15 超音波を用いた転移による水酸アパタイトの合成
†小嶋芳行, 北沢佳奈(日大理工)
P16 超音波霧化と緑色凝灰岩を利用した室内環境調整
†進藤
大, 大川浩一(秋田大工)
P17 超音波/逆沈殿法による超常磁性酸化鉄ナノ粒子の調製
†水越克彰1, 首藤達也2, 正橋直哉1, 田辺秀二3(1東北大金材研, 2長崎大生産科学, 3長崎大工)
P18 水中でのオゾンマイクロバブル −超音波併用による金属板の精密洗浄(第2報)
†男成妥夫1, 島田晴示2, 浅里信之2(1三重県工業研究所, 2ニッタ(株)ニッタムアーカンパニー)
P19 超音波照射を用いた金属塩による有機合成への活用
†滝澤靖臣1,2, 原田武一1, 吉原
昼食
伸敏1, 大河内正一3(1東京学芸大, 2CSC開発研, 3法政大工)
11:30−13:00
総会・表彰式
13:00−13:20
特別講演 13:20−14:20
S02 セラミックスのソノプロセス~強い超音波と弱い超音波の物理と化学~
榎本尚也(九州大工)
口頭発表14:20−15:20 座長
跡部真人
A10 超音波還元法を用いた裸の金ナノ粒子の水系合成:副生成物の影響
2 1
信州大国際若手, 2信州大工, 3東理大理
†酒井俊郎1, 三輪翔一2, 榎本洋人3, 酒井秀樹3, 阿部正彦3, 岡田友彦(
工)
A11 音響セルを用いた1.6 MHzの集束超音波音場の焦点近傍における音響化学作用の測定 −超音波照射条件
と活性酸素生成量の関係 −
†渡邉晶子1, 村上拓郎1, 川島徳道1, 内田武吉2, 吉岡正裕2, 菊池恒男2, 竹内真一1(1桐蔭横浜大, 2産総研)
A12 粘性液体からの特異なNaソノルミネセンスパルス
澤田陽介, †崔 博坤(明治大理工)
14
化学工学会反応工学部会ソノプロセス分科会シンポジウム
「超音波を積極的に活用した最先端材料プロセッシング」
主催 化学工学会反応工学部会ソノプロセス分科会
共催 日本ソノケミストリー学会
協賛 日本化学会、日本セラミックス協会
日時 2010 年 10 月 23 日(土)
場所 東京理科大学森戸記念館第 2 フォーラム
(東京都新宿区神楽坂 4-2-2,
JR 総武線、地下鉄有楽町線、東西線、南北線飯田橋駅下車 徒歩 8 分
大江戸線飯田橋駅下車 徒歩 15 分)
化学工学会反応工学部会ソノプロセス分科会では、
「超音波を積極的に活用した最先端材
料プロセッシング」の講演会を企画します。超音波に特異的な現象を積極的に利用・活用
した最先端の「ものづくり」に関して、知識を広げ、理解を深めることが狙いです。
材料プロセッシングに関する超音波特有のメカニズム、超音波の新規な利用方法につい
て討論を行い、ソノプロセス・ソノケミカルによる革新的技術を眺望することで、次世代
技術に繋がるブレークスルーを誘発したいと考えております。
プログラム
9:30~
開会挨拶:分科会代表 榎本尚也
9:40~10:20 講演1「ソノマテリアルプロセシング ~問題と対策~」
九州大学 大学院工学研究院 応用化学部門 准教授 榎本尚也
10:20~11:00 講演2「固液系超音波反応場を利用したナノ材料合成とその現象メカニズム」
東北大学 大学院工学研究科 応用化学専攻 助教
林大和
11:00~11:10 討論会・休憩
11:10~11:50 講演3「ナノカーボンの超音波合成:ホーンと洗浄器の比較」
電気通信大学 大学院情報理工学研究科先進理工学専攻 助教 畑中信一
11:50~13:00 昼食休憩
13:00~13:40 講演4「ソノケミストリーを用いたリチウムイオン二次電池用鉄系正極材料
の合成」
秋田大学 大学院工学資源学研究科 地球資源学専攻 助教 大川浩一
13:40~14:20 講演5「リポソーム技術と超音波技術を基盤とした革新的がん治療システム
の構築」
帝京大学 薬学部 生物薬剤学教室 助教 鈴木 亮
15
14:20~14:30 討論会・休憩
14:30~15:10 講演6「超音波を用いたポリマー合成における分子量分布の制御」
東北大学 大学院工学研究科 化学工学専攻 助教
久保正樹
15:10~15:50 講演7「超音波を利用した粒子生成操作へのシステムズアプローチ」
東京工業大学 大学院理工学研究科 化学工学専攻
准教授 松本秀行
15:50~16:00 総合討論
参加費 主催・共催団体の会員 2,000 円,会員外 5,000 円,学生 1,000 円
参加申込締切 10 月 1 日(金)
申込方法 参加者のお名前、ご所属、連絡先(E-mail, TEL 等)をご記入の上、下記連絡先ま
でお申込下さい。
連絡先
〒980-8579 仙台市青葉区荒巻字青葉 6-6-07
東北大学大学院工学研究科化学工学専攻 久保 正樹
TEL 022-795-7257
FAX 022-795-7256
E-mail: [email protected]
会場はこちら
16
第3回超音波とマイクロバブルの相互作用に関するシンポジウム
期日:平成 23 年 1 月 22 日(土曜日)
会場名:慶應義塾大学日吉キャンパス来往舎シンポジウムスペース
http://www.keio.ac.jp/ja/access/hiyoshi.html
住所: 223-8521 神奈川県横浜市港北区日吉 4-1-1
アクセス:東急東横線日吉駅より徒歩1分
主催:日本ソノケミストリー学会
共催:日本超音波医学会 平成 22 年度第 2 回超音波分子診断治療研究会
この度、第 3 回日本ソノケミストリー学会主催、「超音波とマイクロバブルの相互作用に関す
るシンポジウム」を下記の日程で開催することになりました。 本シンポジウムは、名古屋および
東京で開催し第 3 回目となり、前回までと同様、日本超音波医学会 超音波分子診断治療研
究会(代表 福岡大学医学部 立花克郎教授)との共催であります。今回は、慶応大学の寺坂
宏一教授のご支援を得て、慶応大学で開催することになりました。
超音波とマイクロバブル、ナノバブルの相互作用を物理、化学的立場から研究・議論するこ
とにより、産業や環境科学への利用、並びに生物学・医学応用を考える会であり、前回までの
シンポジウムに引き続き、本分野を専門とする研究者にご講演を願うことになりました。この分
野の発展には超音波科学、バブルダイナミクス、キャビテーション、ソノケミストリー、材料化学、
薬学、DDS,生物学、 基礎医学、診断・治療など幅広い領域の専門家の結集が必要です。
ぜひ、この機会にご参加いただき、活発なご議論をいただければ幸いです。
プログラム(案)
13:00 開会の辞
以下、講演予定者
① 工藤信樹 (北海道大学)
「超音波照射下での微小気泡のふるまいと細胞への影響(仮題)」
② 根岸洋一 (東京薬科大学薬学部薬物送達学教室)
「バブルリポソーム併用超音波DDSによる遺伝子・ドラッグデリバリー(仮題)」
③ 幕田寿典 (山形大学大学院理工学研究科機械システム工学分野)
「超音波を用いたマイクロバブル生成およびナノカプセル(仮題)」
④ 安井久一 (産業技術総合研究所 中部センター)
「殻付きバブルの破壊および相互作用」
⑤ 桝田晃司 (東京農工大学大学院 生物システム応用科学府)
「超音波を用いた微小気泡流の制御(仮題)」
現在、シンポジストを募集しております。
また、若手の発表ためのミニトーク、および教育講演を予定しております。バブルに造詣の深い研
究者、また、ぜひ講演を拝聴したい研究者について、情報を近藤(富山大)までお寄せください。
17
2010 環太平洋国際化学会議 (PACIFICHEM 2010)
会期: 2010 年 12 月 15 日(水)~20 日(月)
場所: ハワイ ホノルル(ハワイコンベンションセンター、シェラトンワイキキ、
ヒルトンハワイアンビレッジ、他ワイキキ周辺ホテル)
主催: 日本化学会、アメリカ化学会、カナダ化学会、オーストラリア化学会、
ニュージーランド化学会、韓国化学会、 中国化学会
日本ソノケミストリー学会会員が多く参加する 247.Sonochemistry & Sonoprocessing セッ
ションのプログラムを抜粋して以下に示します。
Wednesday, Dec 15, 2010
Location: 319B (Convention Center)
7:30 AM-8:00 AM
8. Calculation of line spectrum of sonoluminescence Y. An
8:00 AM-8:30 AM
9. Single-bubble and multibubble sonoluminescence in phosphoric acid K. S. Suslick; H. Xu
8:30 AM-9:00 AM
10. Sonoluminescence from alkali-metal atoms in various solutions P. Choi; Y. Hayashi
9:00 AM-9:30 AM
11. Difference in sonoluminescence temperature and bubble dynamics between Na* and C 2 emission
bubbles S. Hatanaka; S. Hayashi; P. Choi
9:30 AM-10:00 AM
12. Time-resolved blackbody spectra of sonoluminescing bubbles in the dilute gas limit S. J. Putterman; S.
Khalid; B. Kappus
10:00 AM-10:30 AM
13. Plasma properties of single-bubble sonoluminescence from atomic line profiles D. Flannigan; K. S.
Suslick
10:30 AM-11:00 AM
14. Sonoluminescing and bubble dynamics measurements in solutions with different viscosity W. Chen; W.
Cui; J. Gou
11:00 AM-11:30 AM
15. Spatial distribution of acoustic cavitation bubbles at different ultrasound frequencies M. Ashokkumar;
F. Grieser; J. Lee; K. Yasui; T. Kozuka; T. Tuziuti; Y. Iida
Location: 319B (Convention Center)
12:30 PM-1:00 PM
41. Cavitation in aqueous systems: Sonochemistry at 20 kHz and 515 kHz G. J. Price
1:00 PM-1:30 PM
42. Origin of physical effects by acoustic cavitation in viscous liquids K. Yasui; A. Towata; T. Tuziuti; T.
Kozuka; K. Kato
1:30 PM-2:00 PM
43. Mechanoluminescence induced by acoustic cavitation N. C. Eddingsaas; K. S. Suslick
18
2:00 PM-2:30 PM
44. Acoustic bubble size and coalescence behaviour in aqueous electrolyte solutions saturated with
different gases F. Grieser; A. Brotchie; M. Ashokkumar
2:30 PM-3:00 PM
45. Physical aspects of acoustic cavitation at high acoustic and ambient pressures L. Crum; T. Matula; F.
Gaitan
3:00 PM-3:30 PM
46. Pulsed ultrasound as a probe to investigate effects of ●OH radical scavengers on cavitation bubbles R.
Xiao; D. Diaz-Rivera; Z. He ; L. K. Weavers
3:30 PM-3:50 PM
47. Influence of the pipe size on the degradation of chloroform by hydrodynamic cavitation P. Braeutigam;
M. Franke; Z. Wu; B. Ondruschka
3:50 PM-4:10 PM
48. Mechanisms of grain refining in aluminum alloys upon ultrasonic processing D. Eskin; G. Eskin
4:10 PM-4:30 PM
49. Novel method for the synthesis of CdS nanoparticles without surfactant M. H. Entezari; N. Ghows
Thursday, Dec 16, 2010
Location: 319B (Convention Center)
7:30 AM-8:00 AM
87. Electrochemical polymerization of water-insoluble monomers in aqueous electrolytes using acoustic
emulsification M. Atobe
8:00 AM-8:30 AM
88. Aerosol synthesis of inorganic solids via metathesis reactions S. E. Skrabalak
8:30 AM-9:00 AM
89. Stimulus respond to polymer interaction by ultrasound K. Takaomi
9:00 AM-9:30 AM
90. Synthesis of carbon and hydrocarbon nanostructures under ambient conditions via sonochemical
reactions using Si nanowires as the templates X. Sun; B. K. Teo
9:30 AM-10:00 AM
91. Sonochemical synthesis of metal nanoparticles in aqueous solutions: Control of size and shape of metal
nanoparticles K. Okitsu
10:00 AM-10:30 AM
92. Sonoelectrochemical preparation of nanoparticles and their electrochemical application J. Zhu
10:30 AM-11:00 AM
93. Sonochemical route to carbon nanotubes and ZnO nanostructures S. Jeong
Location: 316C (Convention Center)
12:30 PM-1:00 PM
123. Sonochemistry at surfaces H. Moehwald; V. Belova; E. Skorb; D. Shchukin; D. Andreeva
1:00 PM-1:30 PM
124. Sonoprocessing: An overview of the situation B. Ondruschka
19
1:30 PM-2:00 PM
125. Sonochemical degradation of perfluorooctane sulfonate and perfluorooctanoate in groundwater
M. R. Hoffmann; J. Cheng
2:00 PM-2:30 PM
126. Sonochemical degradation of pharmaceuticals and personal care products using continuous and
pulsed ultrasound in aqueous solution R. Xiao; D. Diaz-Rivera; L. K. Weavers
2:30 PM-3:00 PM
127. Development of large-scale sonochemical reactors at high frequency K. Yasuda; Y. Asakura; S. Koda
3:00 PM-3:30 PM
128. Sustainable fuels, enhancement with ultrasonics D. Grewell
3:30 PM-3:50 PM
129. Improvement in the functional properties of whey protein systems through the application of power
ultrasound S. Kentish; M. Ashokkumar; B. Zisu; R. Bhaskaracharya; J. Chandrapala; J. Lee; M. Palmer
3:50 PM-4:20 PM
130. Molecular bioeffects of low-intensity ultrasound: DNA damage, apoptosis, and alterations in gene
expression T. Kondo; Y. Furusawa; M. A. Hassan; Q. Zhao; R. Ogawa; I. Takasaki; Y. Tabuchi
ポスター発表(7:00 PM-9:00 PM)
Location: Kamehameha Halls II and III (Convention Center)
167. Sonochemical reactions of dicarboxylic acids(C = 4) under ultrasonic waves Y. Naruke; H. Harada
168. Role of cavitation in ultrasonically enhanced agglomeration of calcium phosphate particle S. Nii; H.
Funakoshi
169. Synthesis of LiFePO 4 cathode material for lithium ion battery treated by sonochemical method H.
Okawa; T. Saito; Y. Kudo; M. Sato
170. Sonochemically designed internal structure of Au/Pd bimetallic nanoparticles and the promotional
effect on photocatalysis Y. Mizukoshi; K. Sato; Y. Saito; T. J. Konno; N. Masahashi
171. Sonoelectrochemical processing of titania-based ceramics N. Enomoto; S. Fujii; M. Inada; J. Hojo
172. Secondary sonochemical effect on Mo-catalyzed bromination of aromatic compounds M. Fujita; J.
Lévêque; A. Bosson; C. Pétrier; H. Sohmiya; T. Kimura
173. Application of ultrasound irradiation for sterilizing suspensions contaminated with
microorganisms R. Hosokawa; T. Nakamura; T. Saito; H. Okawa
174. Effects of different ultrasound irradiation frequencies and water temperatures on extraction rate and
purify of bitumen from oil sand T. Saito; R. Hosokawa; H. Okawa
175. Sonochemical reactions using an ultrasonic atomizer at 2.4 MHz H. Harada; Y. Naruke
176. Effect of frequency on droplet generation of ultrasonic atomization K. Yasuda; H. Honma; Y. Asakura;
S. Koda
177. Effects of liquid flow on the sonochemical efficiency in a rectangular reactor Y. Asakura; G. Sugiyama;
Y. Kojima; K. Yasuda; S. Koda
178. Dynamic control of microbubble swarm using ultrasonic irradiation K. Terasaka; Y. Hayashida; D.
Kobayashi; S. Fujioka
20
第19回 非線形音響国際シンポジウム(ISNA-19)
開催日
2011 年 8 月 1 日(月)~4 日(木)
会
早稲田大学 国際会議場
場
〒169 - 0051
東京都新宿区西早稲田 1 - 20 - 14
Tel:03 - 5286 - 1755, Web:http://isna19.com
主
催
非線形音響研究会(Nonlinear Acoustics Society of Japan)
共
催
日本音響学会,米国音響学会(Acoustical Society of America)
協賛(予定) 海洋音響学会,電子情報通信学会,日本応用物理学会,日本超音波医学会,
日本ソノケミストリー学会,日本非破壊検査協会,日本流体力学会,
International Union of Pure and Applied Physics
開催趣旨
非線形音響国際シンポジウム(International Symposium on Nonlinear Acoustics,ISNA)
は,1968 年,アメリカのニューロンドンにおいて第 1 回シンポジウムが開催さ
れて以来,ほぼ 3 年ごとに主に欧米諸国で開かれ,40 年を超える永きに亘って
研究成果の発表の機会を提供してきました。主要なテーマは,気体・液体・固体
内における音波の非線形挙動の解明をはじめとして,近年とみに研究が活発にな
っている熱音響式エンジン・冷凍機,固体内の非線形現象と非破壊検査への応用,
超音波と生体との非線形相互作用といった新たなトピックスを加え,非線形音響
に関わる多方面の研究分野を包含しています。そして,本シンポジウムは,この
分野では,歴史と世界トップの高い研究レベルを誇っています。研究対象分野は
以下の通りです。
対象分野
1. General theory of nonlinear acoustics
(Analytical methods, numerical methods, ray theory, scattering theory,
shocks, solitons, chaos, bifurcation, locallization, phase conjugation, etc.).
2. Nonlinear acoustics in fluids
(Sound beams, parametric arrays, resonators, acoustic streaming, radiation pressure,
acoustic levitation, etc.)
3. Nonlinear acoustics in multiphase and porous media
(Bubbly liquid, cavitation, sonoluminescence, sonochemistry, etc.)
4. Nonlinear acoustics in solids and structures
(Elastic waves, viscoelastic waves, surface waves, nonlinear acousto-electronics,
non-destructive evaluation and testing, etc.)
5. Nonlinear acoustics of reacting, relaxing media, and physical kinetics
(Nonlinear acoustics in superfluid helium, waves in rarefied gases, micro-acoustics,
nano-acoustics, quantum effects, sonic crystals, metamaterials, etc.)
21
6.Nonlinear acoustics in medicine and biology.
(Shock wave therapy, diagnostic ultrasound, ultrasound propagation in bone and
biological tissue, nonlinear acoustics in speech, etc.)
7.Thermoacoustics
(Energy conversion and their devices, aero-thermoacoustics, combustion noise and
oscillations, etc.)
8. Nonlinear acoustics of atmosphere, ocean, and earth, and nonlinear underwater
acoustics
(Shock wave, sonic boom, aircraft noise, intense noise generated by ground
transportation, infrasound, acoustic-gravity waves, explosions, earthquakes, etc.)
9. Nonlinear aero- and hydroacoustics
(Vortex sound, jets, turbulence, flow-induced sound, etc.)
10.Nonlinear acoustics and optics
(Laser generation of acoustic waves, optoacoustical spectroscopy, magneto-acoustics, etc.)
11. General experimental methods
(Measurements, instrumentations, etc.)
12.Devices and industrial applications of nonlinear acoustics.
(Musical acoustics is included here.)
国内組織委員会メンバー
秋山いわき(湘南工科大学),及川靖広(早稲田大学),鎌倉友男(電気通信大学),
栗原央流(北海道大学),近藤 淳(静岡大学),小塚晃透(産業技術総合研究所),
小山大介(東京工業大学),崔 博坤(明治大学),斎藤繁実(東海大学),
坂本眞一(滋賀県立大学),杉本信正(大阪大学),土屋隆生(同志社大学),
野村英之(電気通信大学),畑中信一(電気通信大学),琵琶志朗(京都大学),
琵琶哲志(東北大学),松本洋一郎(東京大学),三留秀人(産業技術総合研究所),
渡辺好章(同志社大学),山中一司(東北大学),山崎芳男(早稲田大学),
矢野 猛(大阪大学),安井久一(産業技術総合研究所),中村 昭(顧問)
連絡先
共同議長
鎌倉友男(ISNA国際組織委員日本代表,電気通信大学)
〒182-8585 東京都調布市調布ヶ丘1-5-1
Tel:042-443-5161, Fax:042-443-5210(電子工学科事務室)
E-mail:[email protected]
杉本信正(非線形音響研究会会長,大阪大学)
〒560-8531 大阪府豊中市待兼山町1-3
Tel:06-6850-6190, Fax:06-6850-6190
E-mail:[email protected]
22
超音波反応装置
研究開発から工業生産まで、化学プロセスに新たな可能性を
新製品
特許第4088938号
SR-200型
SR-300型 SR-500型 SR-1500型
超音波周波数:
25kHz,30kHz or 40kHz
超音波出力:
300W,600W,1000W,1500W,2000W
反応槽容量:
200mL,300mL,500m L ,1500m L ,10L,40L ~
超音波-光化学(ハイブリッド)反応装置 UPRシリーズ (特許出願中)
超音波周波数:
100,200,400,800kHz
超音波出力:
100W
光源:
高圧水銀ランプ100W
反応槽容量:
300~500m L
SR-200型
超音波-マイクロ波(ハイブリッド)反応装置 UMRシリーズ (特許出願中)
SR-10L型
超音波&マイクロ波
超音波 or マイクロ波
超音波周波数:25kHz
超音波出力:1000W
マイクロ波:
2450MHz,800W
反応容量:
50~500m L
特許第4088938号
SRT25型
SRT30型
SRT40型
超音波発生装置 ( 投げ込み式振動子 )
SR100K型、SR200K型、SR400K型、SR800K型
超音波周波数:
25kHz,30kHz or 40kHz
超音波出力:
300W~2000W
反応管径:φ97.6mm
SRT40-01G型
40kHz 300W
周波数:100kHz,200kHz,400kHz,800kHz
超音波出力:100W
出力モード:パルス/連続
高周波数超音波反応装置 SRKシリーズ
SRK-100型 SRK-200型 SRK-400型 SRK-800型
使用例
超音波周波数:100kHz,200kHz,400kHz,800kHz
超音波出力:100W
出力モード:パルス/連続
反応槽容量:500mL
(ジャケット付き)
新科産業
有限会社
〒211-0006 川崎市中原区丸子通1-636 朝日多摩川ビル 2 F
TEL:044-589-6367
FAX:044-589-6368
http://www.shinka-sangyo.co.jp E-mail:[email protected]
23
原稿募集!
Bulletin of Japan Society of Sonochemistry
では、会員の皆さまからの投稿・広告を随時募集していま
す。発行は年2回(三月および 九月頃)で、締切は概ね発
行月の第1週までです。メール配信ですので、出来るだけ
軽〜いpdf
pdfファイルで下記宛にお送り下さい。
ファイルで下記宛にお送り下さい。
原田 久志
久志<[email protected]
<[email protected]>
明星大学大学院 理工学研究科 化学専攻
or
興津 健二
健二<[email protected]
<[email protected]>
大阪府立大学大学院 工学研究科 物質・化学系専攻
or
榎本 尚也 <[email protected]
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<[email protected] @ tf k h -u.ac.jp>
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九州大学大学院 工学研究院 応用化学部門
編集後記
・病院で感染、検察が不正と、市民感覚として“まさか”の出来事が続いています。しかし、専門家
の間では“あり得ること”または“あったこと”と
の間では“あり得ること”または“あったこと”
されています ところで ソノケミストリ 分野の専門
の間では
あり得ること または あったこと とされています。ところで、ソノケミストリー分野の専門
家の間では、ソノケミストリーの生活や工業への応用が“あり得ること” または“あったこと”として
語られています。市民の方々に“まさか音で”と喜ばれる日が一日も早く来るように努めたいと思
います。(HH)
います。
(HH)
・Ultrason.Sonochem
Ultrason.Sonochem..誌に掲載されている論文数をみてみると
誌に掲載されている論文数をみてみると2005
2005年では計
年では計80
80であったのが、
であったのが、
2010年では計
2010年では計174
174と
と5年前の
年前の2
2倍以上に増えています。この調子でいけばソノケミストリーの認知
度がますます上がり、光化学や放射線化学のレベルと同レベルもしくは追い越して行くのもそう遠
くないのでは、と期待しています。 (KO)
・最近の日常生活キーワード
最近の日常生活キーワード(1)
(1)「週飲二日制」:月~金呑まず、土曜の夜呑むビールの美味いこ
「週飲二日制」:月~金呑まず、土曜の夜呑むビールの美味いこ
と。キーワード(2)
と。キーワード
(2) 「逆ラマダン」:日没~日の出まで、原則的に固形物を摂らない、水分はもちろ
ん摂る、ノンアルコールビールは一応セーフ、豆腐のようなゲル物質は時によって許す。キーワー
ド(3) 「呑んだら揉むな、揉むなら呑むな」:かつては宴席帰りの足
「呑んだら揉むな、揉むなら呑むな」:かつては宴席帰りの足つぼ
つぼマッサージが楽しみでした
マッサージが楽しみでした
が、経絡上好ましくないことを知り発想転換。休日の朝、温泉に浸かり、マッサージで活発化した
胃に冷たいビールその他を流し込む。これぞ幸せです。不真面目な後記ですみません。(NE
胃に冷たいビールその他を流し込む。これぞ幸せです。不真面目な後記ですみません。
(NE))
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