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厚生労働省「地域健康増進促進事業」への応募について
資料1 平成 26 年(2014 年)5 月 1 日 政策調整検討会議資料 福祉保健部保健センター 厚生労働省「地域健康増進促進事業」への応募について 1 事業概要 厚生労働省の「地域健康増進促進事業」を活用(※)し、吹田市内において、 「健 康管理拠点拡大事業」を実施する。その概要としては、 ① 地域密着型の健康管理拠点を拡大するとともに、 ② 市民 300 名モニターを募り、当該モニターの健康管理機会を拡大し、これ による健康問題に関する意識の変化等について、追跡調査・検証を実施する ことを通じて、市民の主体的な疾病予防、健康づくりの促進を目指す。 (※)厚生労働省「地域健康増進促進事業」(補助率 10/10)の概要 健康寿命の延伸を推進する日本再興戦略(平成 25 年6月閣議決定)等を踏ま え、 「健康管理機会の増大」や「健康づくり拠点の拡大」を進めるため自治体等 が実施する事業に対して厚生労働省が支援するもの。 生活習慣病の発症予防・重症化予防の徹底に関し、自治体などの創意工夫によ る優れた取組、例えば、ICT技術や地域のソーシャルキャピタルを活用するな どによる健康増進の取組を支援し、自治体間の横展開を図ること等を目的とする もの。 2 事業の目的 (1)我が国においては、医療・介護等の社会保障費の負担増が大きな課題とな っている。 この課題を解決するためには、住民一人ひとりが健康に対する意識を高め、日 常的に健康管理を行うなど、住民の主体的な疾病予防を進めることが重要である。 (2)平成25年6月に閣議決定された日本再興戦略においても、国民の「健康寿 命」の延伸が主要な施策とされており、その中のひとつの目指す社会像とし て、「効果的な予防サービスや健康管理の充実により、健やかに生活し、老 いることができる社会」とされている。 (3)この社会を実現するため、自己の健康問題への意識が弱くなりがちな健康 な人等、健診や健康相談等を受けていないいわゆる「健診弱者」を主なター ゲットとして、保健師による健康相談等へのアクセス性を高めるなど、健康 づくりの拠点を拡げていきたい。 1 (4)また、こうした健康づくりの拠点が広く整備されれば、住民個人の継続的 な健康管理に対する意識向上が図られる。 3 事業の内容 (1)地域密着型の健康管理拠点の拡大 市内のコンビニエンスストア、スーパーマーケット、薬局、ス ポ ー ツ 施 設 等 で あ っ て 、 本 事 業 へ の 協 力 が 得 ら れ た 施 設 200 か 所 程 度 に 、 以下の環境を整備する。 ① ② 血 圧 計 や 体 脂 肪 測 定 器 と い っ た 健康測定器具の設置 タブレット端末の設置(画面をワンプッシュする等の簡易な操作により保 健センターとテレビ電話がつながり、保健師や管理栄養士による健康相談等が 随時受けられる新システムを構築したもの。) ③ 本市が実施する健康づくり関連事業の案内や、市内のスポーツ関連施 設の一覧等をまとめた小冊子の配備 ④ 本市において新たに取り組む「健康・医療のまちづくり」関係の市政 情報のリーフレットの配備(吹田市が取り組む健康関係の新規施策に対する 市民の関心を高めるもの。) (2)「(1)の事業」を活用した健康管理による効果測定 ア 事業対象となるモニターを 300 名程度募り、以下の取組を実施してもらう。 ① 企業が開発した既存の健康管理モバイルデータツールを持ってもらい、 日々の消費カロリーや体重、食事等のデータを記録する。【A】 ② 月に1度、「(1)の事業」の活用(保健センターとのテレビ電話)によ り、保健師等による健康相談等を受ける。【B】 ③ ②を踏まえ生活習慣等に気を配り、①を実施する(以降①→②→③を繰 り返し)。【C】 イ 事業終了時に、モニターの状況について、以下の測定を行う。 ① モニター総数に占める上記【A】 (健康管理モバイルデータツールによる記 録)を実行した者の割合 ② モニター総数に占める上記【B】 (月1度の健康相談等)を実行した者の 割合 ③ 上記【B】を実行したモニター数に占める【C】(【B】を踏まえた生活 習慣の改善等)を実行した者の割合 2 4 事業の工程表(案) 平成 26 年5月 平成 26 年9月 平成 26 年 11 月 平成 27 年2~3月 厚生労働省「地域健康増進促進事業」に応募 → 厚生労働省で審査実施 吹田市議会に補正予算案を提出 平成 26 年度事業開始 平成 26 年度事業終了、厚労省報告書提出(※) (※)厚生労働省「地域健康増進促進事業」は、平成 27~28 年度まで継続して実施 することを予定している(事業実施主体は、毎年度、厚生労働省にて事業実施 結果による継続性等を審査の上、選定)。 このことを踏まえ、吹田市としては、少なくとも厚生労働省の当該補助事業 の対象となる場合には、 ・ それぞれ前年度から継続して切れ目なく事業実施できるよう、年度当初(4 月)から事業を行うとともに、 ・ それぞれ年度末まで(2~3月)に、事業結果を遅滞なく厚生労働省に報告 する。 (参考)3年間の実施により、例えば、3の事業の結果、タブレット端末の配置等 により、その配置されたスーパーマーケットの集客が伸びた、売上増に寄与 した等の結果が見られた場合には、当該タブレット設置について、市の事業 としてでなく、当該配置事業者に通信業者等と直接契約していただき、事業 を独り立ちさせていくことも今後検討。 5 事業の予算推計 平成 26 年度 3,000 万円程度(※) (※)平成 27 年度、28 年度も、それぞれ 3,000 万円程度を想定。 3