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第1タイムズ 秋号 Vol.09
タイムズ 秋号 戸塚共立第 1 病院 広報誌 Vol.09 神 経 内 科 に つ いて 神経内科部長 松下 ゆり よく神経内科は分かりにくいと言われま 暈、うまく力が入らない、歩きにくい、ふ す。科の名称が紛らわしいためだと思いま らつく、つっぱる、ひきつけ、むせ、しゃ す が、特 に 間 違 え ら れ や す い の が 精 神 科、 べり障害など沢山あります。 精神神経科、神経科、心療内科などです。 まず全身を診れる神経内科でどこの病気 これらの科は精神科の仲間で、主に気分 であるかを見極めることが大切です。その の 変 化(う つ 病 や 躁 病)、精 神 的 な 問 題 を うえで骨や関節の病気が痺れや麻痺の原因 扱う科です。 であれば整形外科に、手術などが必要なと 神経内科はこれらの科とは異なり、精神 きは脳神経外科に、精神的なものは精神科 的な問題からではなく、脳や脊髄・神経・ にご紹介します。 筋肉に病気があり、体が不自由になる病気 神経内科の対象とされる症状でお悩みの を扱います。 方は、戸塚共立第1病院の神経内科外来を 神経内科が扱う症状としては、痺れや眩 受診してみてはいかがでしょうか。 タイムズ 乳がんについて 日本における女性の乳がん発生率は、欧米 にくらべると 1/4 ∼ 1/5 と比較的少ない とされてきました。ところが最近、日本で も乳がんの発生率が年々増加しています。 乳がんは 30 歳から 64 歳における日本女 性のがん死亡率の第 1 位で、2007 年の乳 がん死亡数は 11,323 人にのぼります。 現在、女性の 20 人に 1 人が 一生涯の間に乳がんになると 言われています。 当院の乳腺外科について 手術について 当院の乳腺外科外来で行うこと 手術の原則はもちろんがんを全て取り除く ・術後のアフターフォロー に近い形態で乳房が残せると考えられる場 ・乳がんの精査・手術 ・化学療法 ことにあります。その中で、比較的元通り 合に、乳房温存手術が行えると考えます。 当院の乳腺外科外来では、関連施設の戸塚 温存率という数字に固執して乳房温存手術 精査や手術が必要な方を中心に診察を行っ の病態やニーズに合わせ、複数の選択肢の 共立サクラスクリニックへ受診された方で ております。 にこだわることなく、患者さん一人ひとり 中から、最も適した治療法を提案すること まったくの初めてという方につきまして が大切だと考えます。 診して頂いております。 場合によっては無理に温存手術をするより は、まず戸塚共立サクラスクリニックに受 も、組織拡張器を用いた同時再建法の方が 望ましい事もありますし、薬物療法を先に また、1 年間に乳がんに罹る女性は約 4 万 行いがんを小さくしてから温存手術をする 人に達しています。 方法なども提案したいと考えています。 乳がんの発生は 20 代からみとめられ、20 代後半から増加し、40 代の女性にいちば ん乳がんが発見されています。つまり 20 代から「乳がん年齢」なのです。 20 歳代でも気になる症状がある場合には、 早期発見のためにもマンモグラフィや超音 波を使った乳がん画像検診の受診や、専門 の医療機関で検査をされることをお勧めし ます。 そして、不安を抱えるよりもしっかり検査 をして安心することが何よりです。 しかし、乳がんが一番かかりやすいがんだ からといって怖がる必要はありません。乳 がんはかかりやすいけれど、早期に発見で きれば死に至らないがんでもあるのです。 現在のところ、乳がんの決定的な予防法は ありません。 年 1 回の乳がん画像検診を受診して早期 にがんを発見することが一番の予防法と言 えます。早く診断すれば、怖いものではな いのです。 戸塚共立サクラスクリニック ・電話:045-869-6888 ・予約専用:0120-723-563 もし乳がんと診断されても、適切な治療計 画を立て、患者さんが納得して受けられる 治療に努めます。 乳 が ん の 治 療 に は 抗 が ん 剤 治 療 も あ り、 様々な副作用が伴うこともあります。副作 用をできるだけ軽減するための薬も積極的 に使用し、苦痛の少ない治療を心がけてい ます。 セカンドオピニオンなどのご希望がござい ましたら、遠慮なくお申し出ください。 ※男性の患者様の場合は流れが違いますの でお電話でお問合せください 乳腺外科部長 岡本 譲二 認定医等: ・日本外科学会専門医 ・日本乳癌学会認定医 ・日本癌治療学会 ・マンモグラフィ読影認定医 ・日本臨床外科学会 ▲ハーフタイムのピンクリボンウォーク ▲先発した三浦選手は今季最長の 73 分出場でした ピンクリボンマッチを開催しました 平成 25 年 9 月 1 日にニッパツ三ツ沢球技 んでしたが、惜しい場面を何度も演出し、 した。 ハーフタイムには、サッカーのピッチをぐ 場にて、ピンクリボンマッチが開催されま ピンクリボンマッチは乳がん撲滅のための 取り組みの 一 環 で、Jリー グ の 横 浜FCの ご協力のもと、試合の合間や会場の一部な どで来場者の方々に啓蒙をさせていただい ております。 試合は大いに盛り上がりました。 ▲特設ブースで来場者に乳がん撲滅を啓蒙 るりと1周まわり、来場された観客の皆さ んに乳がん撲滅を啓蒙するピンクリボン ウォークを行いました。 グラウンドの外では特設テントを設け、こ ちらも来場者向けに乳がんに関する様々な 当日は天気も良く、試合も 2-0 で快勝し、 情報発信を行いました。 先発した三浦和良選手も得点にはなりませ 新入 職員 ▲野崎選手にMVP賞を授与する横川理事長 の今 今年の4月より新入職員として働き始めて半年が過ぎました。 医療の現場で働き始めた新人スタッフのいまを伺ってみたいと思います。 森木 映梨苗 伊東 美菜子 @ 看護部 @ 検査科 4 月 に 入 職 し て 半 年 が 経 ち、学 生 の 時 に は 行 う こ と が で き な 入職して半年、先輩方には迷惑をかけることもありますが、少 かった処置やケアを行うことができるようになり、嬉しさや緊 しずつ仕事にも慣れ、充実した日々を送っています。 張感など様々な気持ちを日々感じています。まだ慣れないこと 当直の仕事も始まり、仕事の責任の重さや重要性を改めて感じ も多いですが勉強を続けて患者さんにより良い看護を提供でき るようになりました。まだ覚えることや勉強すべきことは沢山 るように頑張っていきます。 ありますが、少しでも早く臨床検査技師として一人前になり、 患者様に貢献できるよう、より一層努力していきます。 山岡 広樹 市成 雄一郎 @ 放射線科 @ 臨床工学士 入職後、半年が経ち、様々な経験をして少しずつ仕事に自身が 入職して半年が過ぎて、徐々に職場の雰囲気にも慣れてきて、 持てるようになりましたが、まだまだ失敗も多く、怒られるこ 充実した日々を過ごしています。業務においては、まだまだ学 ともあります。 ばなくてはいけないことが多く、先輩方の力を借りながらでは 今後も先輩方の指導を仰ぎ、撮影等の技術だけでなく「患者様 ありますが日々努力しています。 の為に」という思いを持って、一人前の放射線技師になれるよ 患者様により良い医療が提供できるように、精進していきたい うに日々努力していきたいと思います。 と思います。 平成25年度のインフルエンザ予防接種のお知らせ 病院理念 私たちは、患者様の意思を尊重し 今季の患者様対象のインフルエンザ予防接種を下記の通り開始いたします。 期 間:平成25年10月28日(月)∼ワクチン欠品まで ※公費対象者は平成25年12月30日(月)午前中まで 温かく質の高い最大限の医療を 真心こめて提供します。 病院基本方針 1. 急性期病院として、地域医療機関・施設との連携を 推進し、救急医療に貢献します 2. 患者様の人権を尊重し、公正で安全・安心な医療を 提供します 3. 医療人としての誇りと礼節をもち、患者様に最善を ※診察する医師に予防接種を希望する旨をお伝えください 予約日時:平成25年10月21日(月)∼ 平日9時∼17時 土曜9時∼12時 予約方法:電話(045-864-2501)または、総合受付および初再診受付 料 金:65歳未満の方・・・3,000円(税込) 65歳以上の方・・・2,000円(税込) →接種日現在で横浜市内に住民登録がある方、または接種日現在で、 60歳以上65歳未満の方で、心臓・腎臓等の1級相当の障害の ある方が対象です 横浜市戸塚区自衛消防操法競技大会で優勝しました つくします 4. より良い医療が行われるよう、研修・研鑽します 5. 健全な運営につとめ、社会に還元します 患者様の権利と義務 「患者様の権利」を大事にします 1.良質で適切な医療を受けることができます 2.病気や検査・治療について説明を受けることが できます 3.自分の受ける医療を選ぶことができます 4.他の医療機関や他の医師の意見(セカンドオピ ニオン)を求めることができます 5.個人情報やプライバシーは尊重されます 6.診療情報の開示を求めることができます 「患者様に守っていただきたい義務」 1.良い治療を行う為に、正確な情報を提供して ください 2.病気を自ら良くしようと努力してください 3.病院のルールを守ってください 編集後記 食 欲 の 秋、ス ポ ー ツ の 秋、読 書 の 秋 な ど な ど、秋 と い う 季 節 は 涼 し い こ と も あ っ て、色 々 な こ と を 行 う の に 適 し た 季節だと言われています。 非 常 に す ご し や す い 季 節 で あ る 半 面、 暑い夏から気温が一気に下がりますの で、油 断 し て い る と す ぐ に 体 調 を 崩 し てしまう時期でもあります。 寒い冬もあっという間にやってきます 平成 25 年 10 月 3 日に日立製作所にて、 戸塚共立第1病院チームは、日頃の練習の 横浜市戸塚区自衛消防操法競技大会が開催 成果を発揮し、女子隊が優勝、男子隊が 2 当法人では、病院内の職員に消火栓の操作 戸塚共立第2病院は男子隊が優勝、女子隊 されました。 方法を理解してもらうために、毎年選手を 選出し、同大会に参加しております。 屋内消火栓操法の部に戸塚共立第1病院か ら3チーム、戸塚共立第2病院から2チー ム、初期操法の部にヒューマンライフケア 横浜から1名参加しました。 位という成績を収めることができました。 が2位と、屋内消火栓操法については当法 人が上位を独占する結果となりました。 の で、日 々 の 体 調 管 理 に 気 を 付 け て 頂 き、イ ン フ ル エ ン ザ の 予 防 接 種 を ぜ ひ ご検討ください。 第1タイムズ 発行: 医療法人 柏堤会(財団) 今回優勝した当院の女子隊と、第2病院の 戸塚共立第1病院 浜市の大会で競い合うことになります。 http://www.tmg.or.jp/totsuka/ 男子隊は、各地区の優勝チームが集まる横 次号「冬号」は来年1月下旬発行を予定しております 横浜市戸塚区戸塚町116 発行日:2013 年 10 月 23 日 編集:広報委員会 電話:045-864-2501