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資料 - 大学ICT推進協議会
企画セッション: W4G 高等教育改革と MOOC 企画部会: CIO 部会、学術・教育コンテンツ共有流通部会 オーガナイザー: 山田恒夫(放送大学)、逸村裕(筑波大学) セッション: 「オープン教育資源(Open Educational Resources,OER) 」という理念が世にでて 10 年余り。理念 や目標、持続可能なモデルなど根本的な再検討が必要とされる状況で、突如として出現したのが MOOC(Massive Open Online Course,大規模公開オンラインコース)構想であった。2013 年 11 月時 点で、すでに北米系 MOOC(Coursera,EdX,Udacity 等を指す)を中心に開講科目は着実に増え、 受講者も急激に増加している。その一方で、欧州やアジアを中心に、異なる理念の、あるいは地域 的な MOOC コンソーシアムを結成する動きも生じている。 そして、いよいよ日本の大学でも MOOC の提供が始まった。東京大学では Coursera のコースが開講 され、京都大学では edX のコースの開講が予定される。そして、2013 年 11 月には、jMOOC(日本 オープンオンライン教育推進協議会)も創設され、日本発の MOOC の可能性を探る(開講は 2014 年春) 。 MOOC は本邦でも社会的なトレンドとなりつつあるが、その草創期の状況として、その概念や構成、 目標は参加者によって異なる。MOOC はいま、さまざまな期待や構想をもって、個人や組織が取り 組もうとしている段階にある。 MOOC の完成形やゴールはまだ見えない状況であるが、データ科学によって教育の質を改善し高等 教育・生涯学習の枠組みを変える「Destructive Innovator」になる可能性があるというのが、大方の関 係者が共有する理解ではないかと思う。本セッションでは、本邦の大学にとって MOOC はどのよう な意味をもつのか、わが国の事情にあった MOOC はどうあるべきなのか、MOOC を推進するキーパ ーソンにお話をうかがう。 パネリスト: 1)白井克彦(放送大学学園理事長・JMOOC 理事長) 2)喜連川優(国立情報学研究所所長・東京大学教授) 3)久保田啓介(日本経済新聞 編集委員・論説委員) 趣旨説明・進行: 山田恒夫(放送大学) ,逸村裕(筑波大学) 指定討論: 安浦寛人(AXIES 会長,九州大学副学長・理事)