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女性の働きやすい環境を考える

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女性の働きやすい環境を考える
women’s
talk[女性職員座談会]
〈志望動機〉日本の将来に漠然と不安を感
じていたため、長期的視野をもって食料の
安定供給を図っていける仕事を志望。
26年
ような仕事に携われることは当初の志望理由にも通じてい
土砂災害などを防ぎ、人の生命や財産を守る仕事です。
この
いと考えて入省しました。現在の仕事は、森林を守ることで
について取り組み、安心して子どもを産める社会をつくりた
代に漠然と日本の将来に不安を抱いていたので、食料問題
な管理ができるよう、森林法の運用を行っています。学生時
する業務を所管し、長期的・広域的な視点から、森林の適切
井 戸 私の所 属する林 野 庁 林 政 部 企 画 課では森 林 法に関
産んでからさらに食の安全への意識が高まり、施策などその
国の仕事を選んだ実感がありました。
また、私自身子どもを
ました。
このようなときに何らかの形で貢献できることに、
する仕事に携わっています。入省1年目に、
BSEが発生し
全管理課で安全な飼料を供給するための枠組みづくりに関
近藤 私は獣医師資格をもっていますが、現在は畜水産安
います。
る職 員の方々を支える〝 縁の下の力 持ち〟なのだと考えて
那 須 私は今 、大 臣 官 房 政 策 課の計 画 係として、﹁ 食 料・農
る、
という思いで考え行動しています。
が私たちの仕 事です。
ですからこの仕 事は国 民のためにな
て、
それを支えるのが農業です。
そして、
その農業を支えるの
のためという意 識 があります。人は誰もが食べて生きてい
いく作業の根底には、農業のためというだけではなく、国民
画をどう新しいものにしていくかを検討・調整し、形にして
大学に留学するなど、非常に幅広い経験を積むことができ
生 産の現 場まで多 岐にわたる分 野で働き 、またアメリカの
藤したこともありました。
しかし、政策の策定から牧場など
専門性を高めていけるのに対して、自分はそうではないと葛
の仕事に就いている人がどんどんプロフェッショナルとして
のたびに1から新しい仕 事を覚える必 要 があります。特 定
近藤 国家公務員は2∼3年ごとに異動がありますが、そ
業・農村基本計画﹂
の見直しに取り組んでいます。現行の計
三 上 私 が所 属する大 臣 官 房 経 理 課の財 産 管 理 班 物 品 管
ても業務は幅広く多種多様です。私もさまざまな課に異動
三上 皆さんのおっしゃるように、一口に農林水産省といっ
えるような行政官になることを目指しています。
どのように機 能し運 用されるのか、そこまで自 分 自 身で追
思っています。さらに、
つくった政策や制度が実際の現場で
知 り 、最 終 的 に 自 分 を 最 も 活 かせる 仕 事 に 携 われたらと
んのようにもっと多 様な仕 事を経 験して、農 業 政 策 全 般を
那須 私はまだ経験が浅く、異動も一度だけですが、近藤さ
ばと考えています。
し、畜 産の安 全 管 理の分 野で国 際 交 渉などを担っていけれ
す。
いずれは、
これまでの貴重な経験と獣医師の能力を生か
たのは 、やはり自 分にとって有 意 義 なことだと 思っていま
幅広い経験を積んで自分を生かしたい
基本を定める仕事に携われる点にも魅力を感じています。
だ政策の企画立案業務の経験はないのですが、政策に携わ
保 管・供 用・処 分に関する事 務を行っています。私 自 身 、ま
24年
25年
26年
入省(Ⅲ種 行政)
大臣官房 秘書課
大臣官房 経理課
育児休業
現職
19年
22年
26年
女 性の働きやすい環 境を考える
農林水産省では、
「 農林水産省 女性活躍とワークライフバランス推進のための取組計画」
に基づいて、女性職員の採用の拡大、登用の拡大、勤務環境の整備、女性職員の能力の活用
に取り組んでいます。
男性の家庭生活への関わりも推進する
「育児・介護等と両立して活躍できる職場環境の整備」
などについて目標設定や仕組みづくりを進めています。
この
[女性職員座談会]
では、所属する部局や仕事の内容、経歴も異なる女性たちに、
〝女性
の働きやすい環境とは何か〟
について、
ざっくばらんに語ってもらいました。
現在は、外国で勤務等をする配偶者と外国において生活を共にするための
※
休業制度︵配偶者同行休業制度︶が創設されています。
﹁※育児休業﹂制度を利用して海外に同伴しました。
そこで第
第1子が生後6ヵ月のときに夫が海外転勤になり、私は
出産前から産後まで、
利用できる制度が数多くあります。
間勤務﹂
制度を利用しています。
このように国家公務員には、
を外して通勤し、産後は
﹁育児休業﹂制度、現在は
﹁育児短時
しました。
妊娠中は
﹁通勤緩和﹂
制度を利用してラッシュ時間
を通じて、
国家公務員の支援制度が充実していることを実感
近藤 出産前までは実はあまり知らなかったのですが、
出産
仕事を続けられる環境は整っている
多様な制度に、周囲の理解。
なれたらと思っています。
ばよいのか、具体的な言説をつくって動かしていける人材に
で、
さまざまな状況に対して、将来日本はどう対応していけ
どの世界の状況の変化に対して知見を深められていないの
働きたいと考えています。今はまだ、水産資源や輸入関連な
井戸 私は最終的には国際機関で食料の安定供給のために
応変に対応できる人材になりたいと思います。
して自 分の経 験 値を上げ、バラエティに富んだ仕 事に臨 機
21年
career
平成22年
career
平成24年
るので、
やりがいを感じています。
農林水産省の仕事に感じるやりがい
〈志望動機〉いわゆる動物のお医者さんで
ある臨床獣医師になる選択肢もあったが、
より大きな枠組みで、家畜防疫に関する仕
事に携わることで畜産を支える獣医師に
なりたいと考えた。
3
4
〈志望動機〉大学で農業経済を専攻。農業政
策に興味を持ち、国の農業を背負って働く
ことに魅力と勝手な使命を感じた。
career
平成20年
特に、
ワークライフバランスの推進では、価値観や意識の転換まで含めた
「働き方の改善」や、
自分の
ライフスタイルに
合った制度を
利用する
林野庁 林政部 企画課 総務班 法令係長
(Ⅰ種 法律)
入省(Ⅰ種 農学Ⅰ)
経営局 金融調整課
現職
career
平成13年
18年
入省(獣医系技術職)
生産局 畜産部 畜産企画課
資金係長
長期在外研究員(カリフォルニ
ア大学)
消費・安全局 動物衛生課 国
際衛生専門官
育児休業
現職
22年
23年
24年
26年
入省(Ⅰ種 法律)
消費・安全局 総務課
消費・安全局 動物衛生課
消費・安全局 総務課
復興庁 統括官付 参事官付
現職
消費・安全局 畜水産安全管理課 専門官
(獣医系技術職)
〈志望動機〉祖父母が農業をしており、おい
しいお米を食べて育った。また、食=生き
ることを担う農家を支える仕事に興味が
あった。
井戸 萌愛
近藤 園子
那須 祐子
三上 明友実
大臣官房 政策課 計画グループ 計画係
(Ⅰ種 農学Ⅰ)
大臣官房 経理課 財産管理班 物品管理係(Ⅲ種 行政)
理係では、農林水産省職員の使用する備品、消耗品の取得・
子どもを産んで
さらに食への
安全意識が
高まった
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