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大切な、大切な自分の歯、守るのはあなたです!! 歯によって得られる
モモ ほけんだより 2014.11.7 No.18 鹿島市立西部中学校 保健室 6月4日はむし歯予防の日だけど、11月8日がいい歯の日とは、案外知られていないのかも知れません。 明日は、良い歯の日。鏡で自分の歯の状態をチェックしてみましょう。 NHK プロフェッショナル仕事の流儀で、「ぶれない志、革命の歯科医療」というタイトルで、 熊谷医師についての番組がありました。歯が痛くなってから、歯科医院を受診する人が圧倒的に 多いなかで、熊谷医師は、患者に徹底的に予防教育をして、彼の診療所に通う子どもの8割が、 20才になっても永久歯にむし歯が1本もできないなど、世界屈指の実績を上げているというの です。その実績の裏側にあるのは、地道な患者教育だと言われていました。熊谷医師は、口の中 の写真やレントゲンを患者毎にそれぞれ10枚以上撮影をして、さらに唾液の検査を行うなど、 ありとあらゆる手を使って、個々人の口の中の状態を知らせ、意識してもらい、患者が自分の歯 を守りたいという意識を強くもってこそ、予防は成立すると言っています。 鹿島市では、今年度から中学生に対しても医療費の助成が始まりました。ひと月に500円、個人負担をす ると、残りの医療費を市が負担してくれます。歯医者さんにかかると、治療費が高いから行けないと思ってい た人、案外多いかも知れません。小中学生に医療費の助成があるということは、子どもたちを大切に育ててい こうという鹿島市の姿勢の現れです。高校生になったらありません。今です!先ずは、自分の口の中をきちん と観察してもらうためにも、むし歯があるなしにかかわらず、是非歯科医院を受診してもらいたいと思ってい ます。 大切な、大切な自分の歯、守るのはあなたです!! そしゃく 歯によって得られる咀嚼の効果 そしゃく だ えき ・消化を促進する作用:しっかり咀嚼すると、唾液の分泌量が増加して消化を助けます。 そしゃく ・あご骨を発達させる作用:しっかり咀嚼すると、歯根に刺激を与えてあごの骨を発達させます。 ・むし歯や歯周病を予防する作用:咀嚼をすればするほど、唾液の分泌量が増加します。この唾液には、消 化を助ける酵素の他にも、口の中にいる歯周病の原因菌を退治してくれたり、細菌によって歯の溶けてし まった部分を修復してくれます。よく咀嚼することは、むし歯や歯周病の予防になるので、時間をかけて しっかり噛むことを心がけてください。 ・食べ過ぎ防止によるダイエット作用 ・認知症の予防作用:食べ物を噛むことによって、大脳に刺激を与えることができます。