Comments
Description
Transcript
永続する公共交通網を目指して
永続する公共交通網を目指して (中津川市地域公共交通総合連携計画) ~これからの中津川市の公共交通のあり方について~ 公共交通機関とは 誰でも、お金を支払えば自由に乗ることができる乗り物を「公共交通機関」といいます。 電車やバスはもちろん、タクシーも公共交通機関の仲間です。 今の公共交通機関のすがた ◆ マイカーがあれば公共交通機関は無くても……本当にいいの? 中津川市では70%以上の人がマイカーを運転して出かけています。でも、学生やお 年寄りなどマイカーを利用できない人は、公共交通機関がないと学校や病院、買い物へ 行くことができません。平成25年に実施した「まちづくりに関する市民アンケート」 でも80%以上の人が公共交通機関を必要だと感じています。 しかし、路線バスは利用する人が少なくなり、大半のバス路線は赤字を補助金で補て んしています。朝は高校生で満員のバス路線でさえ赤字です。 地域によっては、近くにバス停もなく、タクシーも呼ぶのに時間がかかるため、コミ ュニティバスを運行しています。 ◆ それなら、コミュニティバスをどんどん増やせばいいのに…… しかし、便利な地域にまでコミュニティバスを増やすと、路線バスやタクシーが使わ れなくなり、そのうち赤字が増えて撤退してしまいます。 コミュニティバスだけでは、全員が行きたい場所に行くことは無理なので、かえって 不便になってしまいます。 × × これからの公共交通機関のあり方 マイカーを利用できない人でも「行きたいときに行きたい場所まで行ける」ことが必要 です。そのためには、市役所やバス・タクシー会社だけでなく、市民のみなさんも一緒に なって、公共交通機関の運行が続けられるよう取り組むことが大切です。 この取り組みについて、誰が・何を・どうやって取り組むのか役割を定めたものが、中 津川市の公共交通の計画「永続する公共交通網を目指して(中津川市地域公共交通総合連 携計画)」です。 ◆ それぞれの役割って? 公共交通機関にはそれぞれ得意分野があります。 ・ 鉄道やリニア新幹線は、市外や県外への遠くまでの移動 ・ 路線バスは地域をまたいだ広い範囲の移動 ・ タクシーは自宅からの移動や、時間に制限のない自由な移動 ・ コミュニティバスは地域のなかの近い範囲の移動 それぞれの公共交通機関が得意分野を役割として果たし、不得意な部分は分担して支 え合うことで、公共交通網を維持します。たとえばコミュニティバスやタクシーから路 線バスに乗り継ぐことで、「自宅から遠くまで出かけられる」ことを確保します。 ◆ いちばん大切なのは、地域のみなさんの力です 利用者がいなければ公共交通機関は維持できません。 利用者のみなさん・地域のみなさんが考えを出し合い、地 域に合った公共交通機関を作り上げていくことで、公共交通 機関の利用者が増えて、より便利なものにしていく支えにな ります。 ◆ 安心してコミュニティバスで出かけられるために 現在、運行しているコミュニティバスの大半は、試験運行 として無料で運行しています。コミュニティバスを安全に運 行し、安心して利用していただくために、今後は、国の安全 基準を満たした管理体制による本格運行(有料)へと切り替 えていきます。 問い合わせ先 中津川市役所 定住推進課 交通対策係 電話 0573-66-1111(内線215) e-mail [email protected]