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施策体系の転換 「施設偏重」 → 「地域をサポートする施策の抜本的充実」
支援費制度に移行する平成15年度から3か年間で、地域における居住の場や日中活動の場と地 域生活支援型入所施設を集中的に整備することにより、希望する障害者が可能な限り地域で自立 して生活できる社会を築くことを目指します。 ○施策体系の転換 「施設偏重」 → 「地域をサポートする施策の抜本的充実」 地域生活基盤への重点投資 障害者が地域で自立して生活できる環境を緊急に整備しま す。 入所施設の抜本的改革 これまでの「生活型」施設から「地域生活支援型」施設への 転換を推進します。 【 障 害 者 地 域 生 活 支 援 緊 急 3 か 年 プラン( 平 成 1 5 ∼ 1 7 年 度 ) 】 3か年で、約300か所・約3,000人分を緊急に整備します 知的障害者入所更生施設待機者 平成18年度解消を目指します 在 宅 在 宅 生 活 入所待機者の解消 知的障害者入所更生施設 1,082人 → 0人 (平成18年度) 入所が必要な 障害者 生 活 寮 民 民 間 間 の の 入 入 所 所 施 施 設 設 へ へ 親 元 からの 自 立 親元から の自立 自立生活 移 行 日中活動の場の拡充 地域居住の場の拡充 バ ックアップ 生活寮等1,030人増 303か所 → 558か所 通所授産・通所更生等 1,260人増 255か所 → 296か所 バック アッ プ 移行 入 所 施 設 アパート等での 入所施設 地 域 生 活 支 援 強 化 を条 件 に 460人増 設 置 者 負 担 1 / 2 補 助 を新 た に 導 入 99か所 → 111か所 ○ 自立を希望する入所者への支援 ○ 地域に開かれたサービスの充実 ○ 生活寮のバックアップ機能の強化 ショートステイ 100床増 -1- 1 基本的な考え方 ① 地域における居住の場と、日中活動の場の整備を緊急に進めるなど、地域生活を 支えるサ−ビス基盤の抜本的な充実を図ります。 ② 生活型となっている入所施設を改革し、地域生活移行を基本とした新たなコンセプト の施設へと転換するため、デイサービスや生活寮支援など、地域で生活する障害者を 支援する機能を備えた施設とします。 3か年プラン推進のため、 特別助成制度を設ける。 2 特別助成制度の内容 区 分 特別助成 施設・事業種別 施設整備助成 ・知的障害者生活寮 地域にお ・重度知的障害者生活寮 ける居住 ・身体障害者福祉ホーム の場 ・重度身体障害者グループホームA 用地助成 なし 設置者負担の1/2を特別 0 → 3/4 に助成 (特別措置) ・重度身体障害者グループホームB 在宅サー ビスの充 ・心身障害児(者)緊急保護事業 実 設置者負担の3/4を特別 に助成 なし 用地取得経費の 貸付率について引 き上げる。 2/3→3/4 (特別措置) ・通所更生施設(知的) 日中活動 ・通所授産施設(知的・身体) の充実 ・デイサービスセンター(知的・身体) (地域生活支援型) ※整備条件あり 入所施設 ・知的障害者入所更生施設 ・身体障害者療護施設 設置者負担の1/2を特別 に助成 なし 用地取得経費の 貸付率について引 き上げる。 2/3→3/4 (特別措置) ※ 平成15年度については、小規模通所授産施設・心身障害者小規模作業所の施設整備に ついて、設置者負担分の1/2(小規模通所授産施設については用地取得経費の貸付率について 3/4)を特別に助成します。 -2- 地域居住の場の拡充 生活寮を1,000人分増設します。 生活寮の支援体制を充実 バックアップ機能充実のための経費を補助して、生活寮の設置を促進します。 生活寮を運営する法人に「生活寮支援員(仮称)」を配置し、支援体制を確立します。 在宅サービスの充実 ショートスティを100床分増設します。 都独自のショートスティ制度の構築 都独自の設置基準を設けて、身近な地域への設置を促進します。 国(支援費制度)は、原則、入所施設への併設しか認めていません。生活寮等への 単独設置も可能とすることにより、特に区部における設置を進めていきます。 【現 行】 【15年度】 通所施設、デイ サービスセンター 生活寮 都型ショートスティ (東京都認定短期入所事業) 入所施設 マンション等借 り上げ 入所施設 -3- 支援費移行 入 所 施 設 地域生活支援型入所施設を集中的に整備します 知的障害者入所更生施設 ○ 整備目標 (1) 住み慣れた地域に施設整備を促進し、地域におけるサービス拠点とします。 (2) 障害者の自立を促進できる機能を備えた施設を整備します。 (地域生活への移行を促進します。) (3) 施設の地域偏在を解消します。 (4) 待機者を解消します。 目標達成のため の整備条件 ○ 自活訓練事業の実施(必須条件) ○ 施設整備上の条件(選択条件) ・ 同一敷地内における、自活訓練棟の整備。 ・ 相談事業の実施。(デイサービスセンターの併設) ・ 再入所が必要となった場合の定員を超えての受け入れを可能とする。 (入所定員の一割分の整備) ・ 自立のための専用スペース(生活寮的機能)の設置。(ユニット型施設の整備) ・ 区部・未設置地域への設置。 身体障害者療護施設 ○ 整備目標 (1) 住み慣れた地域に施設整備を促進し、地域におけるサービス拠点とします。 (2) 施設の地域偏在を解消します。 (3) 待機者を解消します。 目標達成のため の整備条件 ○ 身体障害者デイサービスセンターの併設。(必須条件) ○ 原則として個室とします。 -4- 地域の中で自立した生活へ 地域生活支援型 地域の中に入所施設(小規模)を創設 地域生活バックアップ機能 ・ショートステイ ・通所機能 ・生活寮等 ※1 地域生活移行支援マニュアルの活用 養護学校 入所施設 移 行 連携 ・自活訓練事業 日中活動の場 居住の場 体験型生活寮 生活寮(重度含む) 作業施設 訓練施設 通所 連携・移行 ・就労支援事業 ※2 ※4 ※3 就労 就労ネットワーク 企業 移 行 自 立 就労 在宅等 ※1 ※3 入所希望者 ※2 生活療の支援体制の充実 ※3 ガイドヘルパー・ ホームヘルパー 在宅 アパート等での自立生活 (親元からの自立) 地域生活移行支援事業 ※4 ショートステイ事業 ○入所施設・通所施設・デイサービスセンター・福祉ホームなどに関する施設整備 東京都 福祉局 障害福祉部 施設福祉課 施設整備係 03(5320)4152 ○グループホーム・生活寮・小規模作業所・小規模通所授産施設(借家)などに関する施設整備 東京都 福祉局 障害福祉部 在宅福祉課 地域生活支援係 03(5320)4158 -5-