...

2007 年度 Vol.2

by user

on
Category: Documents
27

views

Report

Comments

Transcript

2007 年度 Vol.2
2007 年度 Vol.2
2008 年 2 月 28 日発行
ようやく寒い冬を越え、梅のほころびが暖かな春の訪れを告げる季節となりました。ホストファミリーの皆様、
お元気でお過ごしでしょうか。
平素より、ホームステイプログラムにご理解とご協力をいただきありがとうございます。
今回のホストファミリー通信では、10 月開催の『ホストファミリーの会』と 12 月開催の『留学生と学ぶ国際理解教
室』のご報告をさせていただきます。
★★ ホストファミリーの会 ★★
昨年 10 月 28 日(日)、天空祭が行われる中、APU にて「第 9 回ホストファミリーの会」を開催いたしました。
主に、①APU ホームステイプログラムの現状報告、②ホームステイの体験談の発表、③天空祭の見学という内
容でした。②のホームステイの体験談の発表では、ホストファミリーの豊後大野市の菅さんにお話していただき
ました。手づくりのお弁当を持って学生とピクニックに行くこと、今まで受け入れた学生との写真をファイルにま
とめていること、学生との写真を T シャツにプリントしてプレゼントしていることなど、大変参考になるお話でした。
また、タイの女子学生ナッティーさんからは、「英語ができるから大丈夫」と思っていたのに、ホームステイ先で
は、英語が通じず、とても寂しい思いをしたこと。それをバネに日本語の勉強をがんばり、今ではホストファミリ
ーと本当の家族のようになれたことなどをお話していただき、留学生として
の苦労に参加者が涙する場面も見られました。③天空祭の見学では、留
学生とホストファミリーのグループ毎に見学していただきました。
今回は、ホストファミリー56 名、留学生 16 名と多くの皆様にご参加いただき
ました。また、関東・関西からお越しいただいたファミリーもいらっしゃいまし
た。至らぬ点もあったかと思いますが、お陰様で充実した会となりました。
ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。
ナッティーさん(タイ)の発表
∼参加者のご意見より(抜粋)∼
・天空祭も見学できたし、留学生とも自然な形で過ごすことができた。学生の求めているものも少しわかった。
・留学生の数を増やして欲しい。他の家族も一緒だったため、話す時間がとりづらかった。
・長い間ホストファミリーをしていますが、今回の体験発表はとても参考になりました。
・少人数のグループにしてほしい。天空祭を見学したい場所が違ったので。
・同じグループだけじゃなく、もっと他の家族や学生と話がしたい。
・今回のお話を聞いて、次回からの参考にしたい。
・体験談にあった、T シャツへの写真のプリントは是非やってみたい。
・楽しい時間を過ごすことができました。
・次回は、ホームステイを実施する前の
マッチング会をしてみたい。
・今までステイした学生にも参加して
もらいたい。
・天空祭への学生の案内がとても上手
でした。
・天空祭の見学で、学生や他のファミリーとも
自然に話すことができた。
∼ホームステイ・ビジットプログラムの現状報告∼
ホームステイプログラムの流れ
①
②
③
④
⑤
⑥
学生申し込み(3日間)
ガイダンス
マッチング
ファミリーが決定した学生と個別面談
ホームステイ・ビジット実施
ファミリーへのお礼状をスチューデントサ
ポート・センターに提出
時間厳守、直前キャンセルはしない
必ず事前にファミリーに直接連絡をする
リラックスし、普段どおりに過ごす
お互いの文化を尊重する
日本語能力を気にしすぎない
また会いたい場合は積極的に連絡をしましょう
金銭を要求したり、アルバイトの斡旋をお願い
しない
ホームステイ実施数と
ホームステイ実施数と
学生の出身地域
ホームステイプログラム
参加学生数(のべ)
2005
137名
年度
2006
145名
年度
2007
89名
年度
2005年度∼2007年度
中東
1%
ヨー ロ ッ
パ
10 %
ホストファミリーネットワークの拡大と幅広い学生への
アプローチ
→国際交流の輪を広げる
ガイダンスや個別面談に力を入れる
→学生の意識向上
学生からホストファミリーへのお礼状の大切さ
→その後の交流の第1歩に
ファミリーと学生と事務局のコミュニケーション強化
→交流イベントの実施・ホストファミリー通信の発行
ホストファミリー数と登録地域
参加学生の出身地域
オー スト
ラリ ア
南北ア メ
1%
リカ
4%
今後のホームステイプログラム
目標と改善点
ホームステイガイダンス
アジア
アフリカ
中東
南北アメリカ
オーストラリア
ヨーロッパ
ホストファミリー数
2005年度
348
ホストファミリー登録地域
(10/25現在)
大分市
別府市
その他大分県
大分県外
大分県外
11
2006年度
137
ア フ リカ
1%
大 分市
49
その他
アジア
8 3%
※2007年度は春セメスターまで
2007年度
(10/25現在)
大分県
152
51
別府市
41
※2006年度 登録更新制度の導入
★★ 第 3 回留学生と学ぶ国際理解教室 ★★
昨年 12 月 9 日、杵築市の大分農業文化公園にて『第 3 回留学生と学ぶ国際理解教室』を開催いたしました。
心配だったお天気も 12 月にしては暖かな晴天に恵まれ、世界の遊び教室 2 グループと、エスニック料理教室 3
グループで開催しました。今回は、たくさんの子供さんたちにも参加していただき、終始にぎやかで楽しい交流
会となりました。
∼世界の遊び教室より∼
世界の遊び教室では、タイの遊びとベトナムの童謡を学びまし
た。タイの遊び「ムーギンハーン」は日本の子取り鬼と同じ形式の
遊びで、日本語では「へびのしっぽをつかまえろ!」という意味だ
そうです。大人も子供も元気いっぱい遊びました!
ベトナムの童謡「カー、ニャー、トゥーン、ニャオ」は「我が家は優し
い愛に包まれている」という意味の家族愛の歌です。聞きなれな
いベトナム語の歌詞は難しかったと思いますが、皆、とても上手
ムーギンハーン
「へびのしっぽを捕まえろ!」
に歌えるようになりました。
♪ カー、ニャー、トゥーン、ニャオ ♪
覚えたての歌を披露しました!
∼エスニック料理教室より∼
エスニック料理教室では、インドネシアのかき揚「バクワン」とバナナ
を使った「ピサンゴレン」、タイのピリ辛の鶏肉炒め「パックラパオ」、中
国のスープ「豆腐魚湯」と「五目炒飯」の 3 カ国・5 種類の料理を留学
生の指導のもとに作りました。作っていただいた料理は、参加者全員
で昼食としていただきました。短い時間での調理で大忙しでしたが、ど
の料理も大変美味しく、参加者に大好評でした。
ピサンゴレンを作ります★
料理教室の皆様、お疲れ様でした!
∼参加者のご意見より(抜粋)∼
・子供が多かったので、親同士・子供同士打ち解けやすかった。子供も国際交流ができて喜んでいた。
・料理の時間がかかりすぎた。時間のかかる料理は下準備も必要かもしれない。
・1家族1学生という形になれば、もう少し学生と話が出来たかも知れない。学生は料理が忙しそうだった。
・おいしいと感じるのは万国共通。美味しい料理を食べて笑顔で話し合う。とても楽しい時間でした。
・留学生は子供達にやさしく接してくれたし、子供達もとても楽しんでいた。
・他のホストファミリーと話す機会がもてた。
・料理はどれも美味しく、家でも作ってみたい。
・留学生に日本の文化を知ってもらうために、日本独特の行事もしてみたい。
・ゲーム『ムーギンハーン』、久しぶりに真剣に逃げ回り、楽しかった。
・外国の歌や遊びを覚えることができ、良かった。
・自由時間も、留学生や他のファミリーとトランプをしたり話をしたり楽しかった。
★★ ホームステイのあとに・・・ ★★
ホームステイのあと、学生からホストファミリーへ感謝の気持ちを込めて、Thank you letter をお送りしています。
今回は、ベトナムの学生 HA さんから、ホストファミリーの中尾さんへの Thank you letter と、HA さんを受け入れ
ていただいた中尾さんの感想をご紹介いたします。
中尾さんへ
中尾様より∼受け入れ後のアンケートより抜粋∼
ホームステイ中、私のためにたくさんのことをして頂
き、本当にありがとうございました。私は、中尾さん
と一緒にお話やお料理が出来て、嬉しかったです。料
理は本当においしく、特に天ぷらや寒天が気に入り、
大好きになりました。はるみさんに作って頂いたカス
タードクリームを APU の寮に住んでいる国際学生の
友達と一緒に食べたのですが、たいへんおいしくて皆
もすごく喜んで、はるみさんに感謝しています。 日
本に来てからこのような気持ちになったことはなか
ったですし、テレビを一緒に見ていた時にはるみさん
が言ってくださったことを、私は決して忘れません。
私は、仏教や歴史に興味があるのですが、私の会話能
力が乏しいせいでかずのりさんに私の考えをうまく
伝えることが出来なくてすごく残念でした。いつかか
ずのりさんと深いお話ができるように、私はもっと日
本語の勉強をします。最後にもう一度、この度は本当
に本当にありがとうございました。心から皆様に感謝
しています。
HA より
可愛い子供か孫の来訪を感じさせる、楽しいひ
とときでした。夕膳には、ベトナムと日本料理
が飾られ、若い人にしては、立派な腕前でした。
私の知りたかったベトナムの代表料理の手ほど
きを受けることが出来ました。
何のためらいもなく、ひとときの団欒を共にし、
人の話を一生懸命聞き、もどかしい言葉ながら
も一生懸命聞き返す、そんな真摯な姿に前向き
な彼女の情熱を感じました。日本語も日本人と
接して覚えるのが最短の道、とアドバイスしま
した。
あたたかい団欒のようすが目に浮かぶようですね。
HA さんは中尾さんと出会いにより、もっと日本での
生活をがんばっていくことでしょう。
ホームステイについての皆様からのご
意見、ご感想をお待ちしております!
★★ 卒業式のご案内 ★★
この度、3 月卒業生の門出を祝福いたしまして、学部卒業式と大学院修了式を合同で行うこととなりましたの
でご案内申し上げます。
つきましては、この度の卒業生と交流を行っていただいたご家族の皆様はもとより、ご友人、地域の方々をお
誘いのうえ、ご出席いただければ幸甚でございます。
【日 時】 2008 年 3 月 14 日(金)午後 1 時∼2 時 30 分(終了予定)
・各学部、大学院を合同で実施いたします。
【開 場】 午後 12 時∼ (時間に余裕を持ってご入場ください)
【会 場】 ビーコンプラザ コンベンションホール
★★ 2008春セメスターAPU行事日程 & ホームステイスケジュール★★
春セメスターのAPUでの主な行事とホームステイスケジュールは以下のとおりです。
学生主催のイベントなどは、随時 HP でお知らせいたします。
HP⇒ http://www.apu.ac.jp
3 月 14 日(金)
卒業式
4 月 2 日(水)
入学式
4 月 14 日(月)
春セメスター開講日
4 月 19 日(土)
新歓祭
5 月 3 日(土)∼5 月 25 日(日)
【 ホームステイ実施期間 】
6 月 2 日(月)∼6 月 4 日(水)
春第 1 クォーター試験期間
6 月 14 日(土)∼7 月 6 日(日)
ホームステイ実施期間
6 月中旬∼7 月中旬
マルチカルチュラルウィーク
7 月 13 日(日)
【第4回留学生と学ぶ国際理解教室】
(2008年度は初夏に実施します)
7 月 28 日(月)∼8 月 1 日(金)
春第2クォーター試験期間
8 月 2 日(土)∼9 月 28 日(日)
【 ホームステイ実施期間 】
★★ 編集後記 ★★
「ホストファミリーの会」「留学生と学ぶ国際理解教室」を振り返り、時の流れの速さに驚いています。APU では寒い冬の間、道路
の凍結、雪での授業の休講などトラブルもありましたが、もうすぐ、「春」です。 新しい出会い ・ 桜の花 ・ やわらかい陽の光
etc 心おどる季節がやってきますね。 春とともに皆様の上にも幸せが訪れますようお祈りいたします。
各イベントにご参加いただいた皆様、ホームステイプログラムにご協力いただいた皆様、今年度もありがとうございました。
今後とも、ご指導のほどよろしくお願い申し上げます。
発行: 立命館アジア太平洋大学 スチューデントサポート・センター
〒874-8577 大分県別府市十文字原 1-1 TEL(0977)78-1104 FAX(0977)78-1125
<ホームステイについてのご意見・お問い合わせは・・・ホームステイ担当: 水之江 ・橋本 まで>
Fly UP