...

機械本来の魅力で、 人とクルマの関係を再構築する。

by user

on
Category: Documents
14

views

Report

Comments

Transcript

機械本来の魅力で、 人とクルマの関係を再構築する。
01
クルマは乗り物である前に、
人の手が生み出す「機械」である。
機械本来の魅力で、
人とクルマの関係を再構築する。
機械は本来、人間の思想や情熱や知恵が生み出す愛すべき
身近な存在です。クルマを人の手が生み出す 機械 と捉え、
その美しさ・精巧さ・動きの面白さなど、豊かな魅力を伝える
ことを目指した「TOYOTA KIKAI」。このクルマを通して、
今まで見えなかったものに気づき、モノに触れる暮らしの
よろこびを発見して欲しいとの想いを込めました。従来の
クルマの常識にとらわれない、新しい魅力の提案です。
DATA
全長:3,400mm 全幅:1,800mm 全高:1,550mm ホイールベース:2,450mm 乗車定員:3名 パワートレーン:ハイブリッド
02
Concept [ コ ン セ プト ]
Forming [ 造 形 ]
今まで見えなかったものに気づく、モノに触れる暮らしのよろこびを。
クルマにおける機械への関心は、多くの場合、パワーやスピードなど力強さに対してのものだったように
思います。しかし、機械の魅力はそれだけなのでしょうか。背後にある設計思想や、細部に宿る情熱と
知恵。
そこには、美しさ・精巧さ・素朴さ・あたたかさ・動きの面白さなど豊かな魅力があります。
その奥深い
魅力こそ、人と機械の絆を強くする力となるのです。
「TOYOTA KIKAI」
を通じ、機械が人間の叡智の結晶であることを身近に感じてもらいたい。
「身の回りの
ものはそれぞれ成り立ちがある」ことや「今まで見えなかったもの」に気づく、モノに触れる暮らしの
よろこびを提案したいと思います。
機械美をむき出しに。
細部にまでこだわった造形。
従来、ボディに隠されてきた機械の魅力を前面に出す、
革新的な造形。
機能そのものをダイレクトに表現することで、
エクステリアの構成要素としました。
食器やお皿など、生活を支える普段使いの雑器の素朴な
佇まいに用の美が宿るように、
クルマも、走行を支える燃料
タンクやリザーブタンクなど、
誰もが知りながら、
誰も気にとめ
なかった部品の細部にも美は宿ると考えたからです。
ハイブ
リッドとしたのは、
エンジンとモーターをプラネタリーギアで
精巧に制御する、機械としての魅力にあふれる存在だから。
また、
フロントからリヤへ
「メカ-キャビン-メカ」
と構成される
モジュール構造は、
メンテナンスの容易さも提供。
カーボン製
キャビンの高い剛性は、
人と機械の信頼をより厚くします。
03
Driving [ 新 し い 運 転 感 覚 ]
Packaging [ パ ッ ケ ー ジ ン グ ]
「走る」
「止まる」
「曲がる」
構造が見えるレイアウト
ステアリングは中央に。
センタードライバー席の
3座レイアウト。
クルマの中心にドライバーを配置するセンター
ドライバー席の採用で、より直感的に車両感覚
を把 握できるようにしました。また、両側電動
スライドドアにより、
ドライバー席からの乗降性も
両立させています。
さらに、オフセット配置による
3人の乗員の程よい距離感は、従来にない心地
運転席
よい車内コミュニケーション空間を実現。同時
に、
コンパクト車並の全長にもかかわらず、後席の
広い足元空間を確保しました。加えて、ルーフまで
助手席
広がる開放的なサイドウインドウは、街や自然の中
を走る楽しさを提供します。
足元の小窓
エンジン
トグルスイッチ
機械をダイレクトに感じる、足元両サイドの小窓。
運転席の足元の小窓は、
「 TOYOTA KIKAI」の最も特徴的な機構。この小窓を通してタイヤの動きや
サスペンション、
流れる路面の速度感も感じられ、
フロントガラス越しにはアッパーアームの動きも視認可能。
ハンドルとタイヤと路面の白線を見ながら駐車できるため、運転が苦手な人にもやさしい一台です。
クルマが人に合わせる、調整可能なアクセル・ブレーキペダル。
また、何気ない日常走行の中で、五感によって機械をダイレクトに感じる新感覚の運転体験は、振動・騒音
座席やハンドルだけでなく、
アクセルペダルやブレーキペダルも前後
さえも、
どう発生しているのか理解できることで、機械との味わいある対話へと変化させることでしょう。
方向に調整可能。
人がクルマに合わせるのではなく、
快適に運転できる
さらに、
アナログ感覚なメーターは情報の直感的な把握をサポート。
トグルスイッチは、
スイッチの向きで
よう、
クルマが自分に合わせてくれる。
そのようなあたたかさを持った
ON/OFFも分かりやすく、
「かちっ」
と動く音と感触によって機械そのものをより身近に感じることができます。
クルマが「TOYOTA KIKAI」
です。
Fly UP