...

途上国開発援助とビジネス - キャンパスネットワーク

by user

on
Category: Documents
8

views

Report

Comments

Transcript

途上国開発援助とビジネス - キャンパスネットワーク
《ぷり ずむ第 117 号》
平成 21 年 9 月
放送大学鳥取学習センター機関誌
●●●●●●●●
目 次
●●●●●●●●
巻 頭 言 ・・・・・・・・・・・・・・・・・
山陰海岸ジオパーク・・・・・・・・
おしらせ ・・・・・・・・・・・・・・・・・
面接授業追加登録・・・・・・・・・・
面接授業感想文・・・・・・・・・・・・
学生講演会・・・・・・・・・・・・・・・・
ご利用案内・・・・・・・・・・・・・・・・
セミナー・・・・・・・・・・・・・・・・・・
今後のスケジュール ・・・・・・
1
3
4
5
6
9
10
11
12
途上国開発援助とビジネス
巻 頭 言
放送大学鳥取学習セン タ ー
客員教員 石 川
行 弘
2008 年 3 月から 7 月にかけて世界の主要穀類価格が暴騰し 、多く の国で穀類の輸出規制が行われ
たこ と は記憶に 新し い。食料価格高騰の要因は、エネルギー価格の急騰、新興経済国での需要増
加、バイ オ燃料の生産増加、頻発する 世界の異常気象など が組み合わさ っ たこ と である 。高騰の深
刻な影響を 受けたのは低所得・低開発国で、特に、食料輸入国にと っ て打撃が最も 大きく 、女性や
子供の国内避難民や難民へのし わ寄せは深刻である 。
こ れら の国が抱え る 困難に は次のよ う なも のがある 。①飢餓(世界食糧計画など の推計に よ る
と 、世界の栄養失調者は 8 億 5400 万人にのぼり 、食料価格高騰で 10 億人程度に増える と 予測)、
②病気(栄養失調は AIDS や結核など の危険を亢進する が、良質で健康的な食品の入手が困難)、
③教育(収入の多く は教育よ り 食料消費に 向かう ため、教育機会の減少は不平等と 貧困に つら な
り 、子供たち は虐待、搾取、病気へ容易に曝露)、④社会不安(物価高は社会的・政治的不安の危
険をはら み、主食と なる 食料の高騰は政治的な暴動や抗議行動を惹起)。
種々の国際援助の実施に際し て、生活環境があま り に過酷で生活基盤自体が成り 立たないと こ ろ
には緊急避難的な援助は当然である が、恒久的な生活基盤の整備や産業振興へ貢献し て、それぞれ
の国の生活環境を 基にし た「自立のための支援」が必要である 。開発途上国の経済発展や福祉向上
のためには、資金援助の他に技術、教育など の支援活動が必要である が、ど のよ う な関わり 方があ
る のであろ う か。
(1)消費者と し て。途上国で生産さ れたフ ェ ア ト レ ード 商品や CSR(企業の社会的責任)の絡む商品
を 買う こ と で、その生産や流通に携わる 労働者の雇用が確保・創出さ れる と と も に、売り 上げの一
部分が寄付さ れたり 、植林など に充てら れる 。
(2)政府・国際機関職員、研究者、教育者など と し て。政策支援、制度づく り や現地の技術者・ワー
カーを指導し て技術移転し たり する 。
(3)ボラ ン ティ ア と し て。政府には青年海外協力隊など 、民間には企業等に所属し たま ま 派遣可能な
制度も ある し 、NGO など 。
(4)民間企業の技術者やコ ン サルタ ン ト と し て。現地の技術者・ワーカーに技術移転し て持続的な企
業活動を 支援する 。商品を 改良し て、それま で商品へ手が届かなかっ た消費者へのア ク セスを 促進
(BOP ビジネス)し 、現地での雇用を創出する 。コン サルティ ン グ会社の一員と し て技術指導・技
術移転する 。
政府開発援助(ODA)は、開発途上国の安定と 発展への貢献を 通じ て国際社会の平和と 安定に重
要な役割を果たすも のである 。日本の開発援助分野は多岐にわたる が、50 年以上の歴史があり 、世
界の 130 カ国以上に援助し 、総額は 130 億ド ル(2007 年度)に及ぶ。特に、財務省の国際機関への
出資金、外務省の JICA(国際協力機構)を通し た技術協力予算が多い。JICA のビジョ ン は、「す
べての人々が恩恵を受ける 、ダイ ナミ ッ ク な開発」を謳っ ており 、(a)気候変動や水、食糧、感染
症の問題など グローバル化に伴う 課題、(b)公正な成長と 貧困削減、(c)途上国政府の政策・制
度など ガバナン スの改善、(d)人間の安全保障の実現、を使命と し ている 。
ODA によ る 技術支援など においては、「現場主義」が重要である 。それぞれの国で調達できる
資材や機械など を利用し て、その国に役立つ製品ある いは輸出可能な製品を製造する 技術指導や教
育が求めら れている 。し かし 、現状では厳し い状況の場合が多い。例えば、図1 は、ヤシ 油を搾油
し ている シ ン プル、かつローテク な製造現場で、モータ の電源は発電機である 。図2 は、キュ ーポ
ラ (溶解炉)にスク ラ ッ プ金属を投入し て鋳物を製造し ている と こ ろ である 。図3 のよ う に、鋳造
技術(金型技術)がなく 、丸棒付きコ ーン を機械加工と 溶接で製造し ており 精度がよ く ないが、イ
ン ド ネシア では複雑な鋳物製品も 製造できる (図4 )。繊維製品など は、比較的近代的な機械で製
造さ れていたり し ている 。
【図1】搾油機(ガーナ)
【図2】キューポラ(ガーナ)
【図4】鋳物製品(インドネシア)
【図3】鋳物製品(ガーナ)
ODA のよ う な「官」によ る 援助も ある が「民」を主体にし た新し い形態のビジネスがある 。最近
よ く 聞かれる フ ェ ア ト レ ード (Fair Trade:公平貿易)は、1960 年代にヨ ーロッ パから 始ま っ た運
動である 。ア ジア 、ア フ リ カ、中南米など 発展途上国の経済的・社会的に立場の弱い生産者に自立
を 促すと いう 人道的側面が強く 、農産物や手工芸品など の製品を 適正な価格で継続的に取引する こ
と によ っ て、生産者の持続的な生活向上を 支援し ている 。特に、女性や小規模農家、都市のスラ ム
の住人など の製品を 、通常の国際市場価格よ り も 高めに設定し 、継続的な仕事の機会を つく り だし
て公正な対価を 支払う こ と で、彼ら の自力での暮ら し の向上を 支援し ている 。フ ェ ア ト レ ード の基
準は、WFTO(World Fair Trade Organization)が明示し ている 。
ま た、BOP(Bottom/Base of Pyramid)ビジ ネス は、世界人口の約 70%(約 40 億人)で年間所得
3000 ド ル未満の収入で生活し ている 人を対象に、ビジネス価値と 社会的価値(貧困削減)の両立を
目指す独立し た範疇の手法である 。 ODA が BOP 層の生活向上と 持続性をも ち 、かつ収益性を追求
し ないのに対し て、ある 程度収益性も 追及する 。公的機関では UNDP(国連開発計画)など の援助機
関も かかわっ ている 。日本では BOP ビジネスへの参入や援助機関の支援は少ないが、今後の海外展
開の一つの形になる と 期待さ れる 。ビジネスの例と し て、日本の S 社はマラ リ ア 蚊用殺虫剤を 練り
込んだ糸を使っ た蚊帳を開発し て現在、中国、ベト ナム、タ ン ザニア の 3 ヵ 国で生産し 、 WHO や
UNICEF など と 連携し て現地での新規雇用の創出に貢献し ている 。簡単な水の浄化装置を 開発し て
安価に提供し 、汚染さ れた水に先を浸けて口元で吸う と 浄化さ れた水を簡単に飲むこ と ができる も
(2)
のなどもある。民間企業のメリットとしては、途上国の社会的課題の解決と収益性の確保、中長期的に
は貧困層がより上位の所得層に移行すれば、市場の購買力を獲得してビジネスチャンス拡大の可能性
があるとされている。ただし、BOP 層に本当にメリットが届くのか、提供される製品やサービスは持続
されるのか、グローバル企業の新たな支配形態ではないのかなど、BOP ビジネスへの懐疑もあり、常
の検証が求められる。
最近、中国は経済的発展につれて世界から石油や鉱物資源などを輸入拡大し
て消費量を急激に伸ばしている。海外における開発投資も盛んであるが、企業
レベルにおける基本的姿勢の大きな差異は、日本はまず、「リスク」を考える
のに対して、中国は「チャンス」を考えることにあるようだ。また、政府レベル
そうばなてき
の視点でも、日本は「総花的」であるのに対して、中国は「集中的」で、天
然資源のある国を徹底的に支援し投資する。援助の方法にしても、被援助国の
権力者に都合の良い方策が採りやすい中国にはついていけないであろう。日本
は、これからも経済成長を目指す量的伸長に主眼を置くのか、質的内容の変革
を重視するべきなのか、ODA や開発途上国ビジネスは考えさせてくれる。
石川先生を講師にお迎えして、1 0 月からセミナー「栄養素の機能と健康」を開催
予定です。(11 ㌻参照)セミナーは、放送大学の学生さんはもちろん、一般の方も
受講いただけますので、皆様お誘い併せのうえ是非ご来場ください。
また、鳥取学習センターで毎週金曜午後 1 時から 4 時の間、石川先生による放送大
学学生の学習相談を開催中。学習相談をご希望の方は学習センター事務室へ直接、
またはお電話でお問い合わせください。
「山陰海岸ジオパーク」-①
山陰海岸ジオパークのテーマ
「日本海形成に伴う多様な地形・
地質・風土と人々の暮らし」
山陰海岸は、その美しい海岸地形とそこに生息する独特な動
植物の存在で、1963 年に国立公園に指定されて現在に至って
います。この地域は、中緯度地域に位置する最も新しい縁辺海
である日本海の南に面した海岸地域であり、また、その自然環
境の中で人々の活動が行われてきた舞台でもあります。
豊岡市竹野海岸の「はさかり岩」
山陰海岸ジオパークは、日本海形成から現在に至る多様な地質や地形が存在し、それらを自然背景
とした文化・歴史を体験・学習できる地域として、2008 年に日本ジオパークの認定を受けてい
ます。そして、2010 年に世界ジオパークの認定を受けるべく、申請をしている段階です。
山陰海岸ジオパークの特徴は、まさに「地形・地質の博物館」で、約 7500 万年前にさかのぼ
る日本海形成に関わる多様な火成岩類や地層、日本海の海面変動や地殻変動によって形成された岩
石海岸と鳥取砂丘に代表される砂浜海岸が多彩な海岸地形を形成し、貴重な地形・地質遺産を多く
観察することができます。また、古くから人々が住み、大陸からの文化交流の窓口であり、多彩な
自然を背景にした地域の産物を元にした生活が営まれ、地域の風土・文化・歴史を育んで来ました。
鳥取学習センター所長・西田良平(ジオパーク推進協議会学術顧問)
(3)
平成 21年 9月に卒業・修了される方々、10月入学の方々の「 学位記伝達式・入学者の集い」 を下記の
とおり行いますのでお知らせいたします。
卒業・修了、新入学の方々、ご家族、学友の方々、多数のご出席をお待ちしています。
[日時] 平成21年10月4日(日)午後1時30分~
[場所] 鳥取学習センター講義室
式次第(予定)
【学 位記伝 達式】 開会/卒業証書・学位記伝達/所長挨拶/閉会 記念撮影
【入 学者の 集い】 開会/所長挨拶/祝辞/放送大学概要説明・オリエンテーション/閉会―施設案内
上記、鳥取学習センター学位記伝達式・入学者の集い閉会後、学友会主催による茶話会の開催を予定しています。
所長・客員教員の先生方を交え、楽しく語り合う会にしましょう。
多くの皆様のご参加を心よりお待ちしています。
単位認定試験問題の解答公表については、これまで公表しておりませんでしたが、2009 年度第 1 学期単位
認定試験から、主任講師の了承があった科目は解答を公表することといたしました。公表の方法は、学習セン
ターにおける閲覧です。第 1 学期は 9 月中旬、第 2 学期は 3 月中旬ごろに閲覧が可能になる予定です。
なお、公表する解答の閲覧期間は約 1 年間です。
放送大学で修得された単位の修得証明書などの各種証明書は、学習センターで発行できます。
「学生生活の栞(A5版冊子。学習センターでも入手可)」記載事項を熟読のうえ、栞巻末綴
込の「諸証明書発行願」を使用して学習センターへご依頼ください。各種様式は放送大学本部
ウェブサイト(http://www.u-air.ac.jp/)でダウンロードすることもできます。(種類によって異
なりますが、交付までに1週間程度かかる証明書もあります。予めご了承ください。)
郵送される状況票のほか、ご自宅やセンターのパソコンからシステム WAKABA へアクセス
して単位の修得状況を確認することができます。事務室窓口でも状況票を作成できますのでお
気軽にご依頼ください。※今学期修得の単位修得証明は9月中旬頃(成績通知お届け時期)発行可能の予定です。
次学期継続入学の方、授業科目登録の方へ、学費・授業料等をお支払いいただく為の「払込取扱票」が本部より
送付されます。「払込取扱票」の記載事項をご覧のうえ、期日までにお支払いください。
放送大学の学費等は、 コンビニエンスストア
郵便局
銀行・信用金庫等の窓口 でお支払いいただけます。
※ 詳細は払込取扱票(振込通知票)に記載されていますので学費払込み前に必ずご確認ください。
※ 払込金額の合計が 30 万を超える場合は金融機関又は郵便局をご利用ください。
(4)
★面接授業とは★
全国の学習センターで企画・開設され、講義室などで行われる教養学部の授業です。受けたい授業、必要な
授業を自由に申請・登録いただけます。※卒業を目指す方は面接授業の単位を20単位以上修得する必要があります。
(面接授業は全て 1 科目 1 単位です)
面接授業の追加登録とは、一旦募集が終了した空席のある授業について履修者を再募集する制度です。
授業日程が重ならない限り、おひとり何科目でもお申し込みいただけます。
教養学部在学の全ての方
大学院在籍の方、一般の方も共修生としてご参加いただけます!詳細は鳥取学習センターまで。
最新の入学(再入学を含む)が平成 12 年度 2 学期以降の方と共修生は \ 5,500/1科目(面接授業)
※最新の入学(再入学を含む)が上記以前の方は科目登録申請要項をご確認ください。
全国の授業の空席数は、お電話、学習センター内の掲示などでご確認いただける他、
「キャンパスネットワーク」
(裏表紙参照)で、ご自宅等でも全国の授業日程・空席状況をご覧になれます。
空席数をご確認のうえ、下記の方法で受付期間内に鳥取学習センターへお申し込みください。
(他センター開設授業をご希望の場合は、当該授業を開設するセンターへ直接お問い合わせください)
追加登録申込方法
申込受付期間
申込方法
お申し込みの際に必要なもの
■授業料(おつりのないように)
【第 1 次】
【第 2 次】 センター ■学生証
※学生証があれば代理の方でも申請いただけます!
対象:10/31 以降 対象:11/28 以降 窓 口
に開設する授業
に開設する授業
■お名前、住所、電話番号、登録希望科目名を
明記した申込書(様式不問)
郵
送 ■学生証のコピー
金
11/20○
(現金書留) ■授業料(上記参照。必ずおつりのないように)
■宛先明記・80 円切手貼付の返信用封筒(できれば長形3号)
※登録決定通知お届け用です。
木
11/26○
10/17
11/11
金
10/23○
木
10/29○
区分
共人
講
義
名
名言・名詩に学ぶ
人文 鳥取県中世史の諸特質
自環
人体と宇宙
共人
動物神話と
因幡のシロウサギ神話
共人
国語学
共自
気候変動と氷河の消長
講
師
日 程
武田 修志
11/ 7
11/ 8
鳥取大学准教授
11/14
11/15
錦織 勤
鳥取大学教授
11/21
11/22
河合 康明
鳥取大学教授
門田
12/ 5
12/ 6
眞知子
鳥取大学教授
杉浦
12/12
12/13
克己
放送大学准教授
成瀬
廉二
鳥取 SC 客員教員
NPO法人 氷河・雪氷圏環境研究舎代表
生福
東アジアの比較住文化
本間 博文
放送大学教授
12/19
12/20
1/16
1/17
( 5 )
1時限目・・・10:00~11:25
2時限目・・・11:35~13:00
3時限目・・・14:00~15:25
4時限目・・・15:35~17:00
5時限目・・・17:10~18:35
5月~7月に行われた鳥取学習センター開設面接授業へ寄せられた感想文の一部をご紹介いたします。
【「天文学と文化・芸術」を受講して】
私は、このたびの放送大学の面接授業を受講できることをとても楽しみにしていました。
講師の香西洋樹先生は、鳥取佐治天文台(さじアストロパーク)の所長さんで、天文学
の学者としてそのご造詣は深く、並はずれて立派な方であること、その上、多方面にわた
る学識が広い方であることを前々から伺っていたからです。
講義内容は、期待していたものよりはるかに深く広がりのあるものでした。
星座の発祥とギリシア神話との関わりから始まり、東洋の神話、教会や神社仏閣の向き、
その諸行事、天体と暦の関係・・・等々でした。
また、天体の星と文学や絵画、音楽や演劇との関連についても教わりました、中でもこれら芸術作品と星と
の関係を発見されたときの驚きやよろこびを、青年のように活き活きと嬉しそうに語られたのは印象的でした。
改めて天文学とは何か、と講義の内容をまとめてみると、考古学であり、宗教であり、哲学である、という
ことです。天体の星々は望遠鏡の発明により、身近なものになったものの、誰もそれを手にすることはできま
せん。それ故、人類の発祥から現在に至るまで、哲学者も聖職者も、詩人も、名もない無数の人々も、あこが
れ、祈り、癒され、時には希望をも与えられたのではないかと思うのです。天空は時を越える大ロマンではな
いかと考えました。
学生は先生の宇宙観に魅せられ熱心に受講されました。宇宙や天体に精通しておられる方、文学に深い知識
を持っておられる方、太陽や月と暦の関係に広い知識を持っておられる方等があり、授業中の応答にコレを垣
間見ることが出来ました。これも面接授業の収穫でした。立派な方々に囲まれ学べたことを嬉しく思います。
先生と学友に深く感謝します。
なお、次回、香西先生の授業は、佐治アストロパークの現地で受けたいと思います。先生の描かれる宇宙観
を身近に感じられるだろうとの思いと、空気が澄み、星の光をさえぎることのない、天に一番近い場所が最適
だと考えたからです。学生の誰もが生涯忘れられない授業であって欲しいと願うからでもあります。
(下田 幸子さん)
【雑感】
今回の授業は私にとって少しハードでしたが、勉強
姫鳥線の完成が一段と具体的になり、特に私の場合は になりました。
●鳥取に高速道路(姫鳥線)ができたら、鳥取全体
長男が大阪に勤務しており、孫娘が広島で生活をして
はどう変化するのでしょうか?メリット、デメリッ
おり、これの完成を一日も早くと願っている一人です。
トは何か・・・
また、道州制を念頭においた施策も考えられるように
●SWOT
分析などは、仕事、生活に応用できるかも
なり、この高速道路の持つ意義も大きくなってくるの
しれない。
ローヤリティーマーケティングも活用で
ではあるまいか。大いに関心があり、受講した。
きるかもしれない
まず、最も必要なことは、「現状を正しく分析し、将
●高速道路が出来ることによって移動時間が短縮
来を展望し、地域の意識を何のように改革するか」を
し、観光などに効果がある。又、人の多いところか
検討することと教わり、2班に別れて事例研究を行っ
ら逆に人が多く来るようになり経済が活性化する。
たが、若い参加者の皆さんは、頭が柔軟で導入が早か
●しかしその反面「落とし穴」もあるってこと・・・
ったが、私は中々溶け込めなかった。
それはいったい何があるのか。
夫々の意見を取りまとめ、お互いの意見を発表討論す
●高速道路も一般道路にも、活躍の場がある。一般
るのですが、いろいろ考え方があるものだと痛感する
道路も活用して欲しい。
と共に、私の頭の片隅には矢張りまだ旧い倫理観が残
●地元の人のほうが案外知らない、鳥取のよさがあ
っていることを知り、若い人たちの意見・発想を聞い
る。それをどうアピールするか。
て、非常に勉強になった。しかし、受講生が少なく、
●「考える」か「考えない」かで大きな差が生まれ
もっと多くの人が参加してこの高速道路の完成を何の
る。 他にいろいろありますが、今回の授業は自分
ように活かし利用するのか、鳥取県東部地域には何の
たちの生活、仕事に生かしていきたいと思います。
ような影響があるのか考える必要があるのではないか
(藤田みどりさん)
と思った。(加藤一郎さん)
( 6 )
【面接授業「自然災害の痕跡を訪ねて」-学習したら目で観て足でかせぐー】
関西から鳥取に来て 7 年が過ぎた。学習センターは私にとって煩わしい人間関係から解
放され、知識を得られる癒しの「場」である。
センターに来れば、この地の歴史、文化、政治経済の一端を垣間見る機会に出会えるのである。
今回、西田所長先生によるフィールドワークを兼ねた面接授業に参加させていただき、充実した 2 日間で
あった。特に日頃から、日常生活に直結する疑問を質問できて、溜飲が下がる思いがした。
テーマの“自然災害”は、その時々変化する気象条件や地形の要因がベースとなって、そこに現地の社会
条件や人の判断が結果的に大きく影響するということを、今更ながらに強く認識した。
大正 7 年 9 月 14 日に起こった千代川の大洪水で鳥取市を襲う未曾有の被害を出した経緯については生々
しく身近に感じた。実際、市役所の玄関横と若桜通りの合銀前の洪水進入線は、当時、あの高さまで洪水が
押し寄せたのか、と思うと、住民は大変な恐怖感に襲われたのではないだろうか。また、そこから気を取り
直して立ち上がった人々の苦労とエネルギーは大変なものだったんだろうなァと感動しました。
また、気象に関しても「里雪」と「山雪」はどうしてそうなるのか、という疑問に関しても日常生活に密
着した現象だったので、とても参考になった。
昭和 18 年 9 月 10 日夕方に鳥取市の西南西に発生した大地震(M6)についても、歴史をひもとく意味
でその当時の模様が伝わって来ました。
昭和 27 年4月 17 日鳥取市で起きた大火災は、市街地のほとんどを焼き尽くしたと聞いていましたが、
実際写真と大火図を見て、身震いがした。その当時の様子を、人生の先輩でもある加藤さんの体験談を話
してもらい、講義に厚みが出て素晴らしいものであった。
大火災の割には死者が極端に少なかったのは驚きであった。また、当時の消防がいかにお粗末であったか
も脅威であった。何故なら、当時 6 台あった消防車も 3 台は修理中、出動した 3 台の内 2 台は故障で 1
台しかまともに使えず、その 1 台も上水道の水量も水圧も低すぎたこともあって、手の施しようがない状
態だったという。折からのフェーン現象により、瞬間最大風速15mという強風が吹き荒れていたという
から、あまりにも人々の無力感を感じずにはおれない。笑い事ではないが、嘘のような本当の事実だった
とは・・・・。
今回の面接授業は興味と関心のあるテーマで、目に触れた瞬間“飛びついて”よかったと満足しています。
(山根國宏さん)
【都市改造の難しさ】
私は昭和 13 年鳥取第 1 中学校 5 年生の修学旅行で松江に行きましたが、丁度前年に松江市の大火があり、
松江城であったか記憶は定かではないが高い所でその大火の跡を見て驚いたことがあった。
今度鳥取大火の写真を見て今さらのように鳥取大火のすさまじさを感じ、松江の大火を連想したのである。
鳥取の場合は昭和 18 年に大地震により大きな被害を受けたが、戦時中のためその復旧は十分でなく、多く
の仮設住宅が各所に残っていた時にさらに大火で根こそぎ財産を消失してしまうような状態であったが、火災
復興も進捗し、残された鳥取駅前に残存する地域を鳥取駅高架事業とあわせて駅前の土地区画整理を行ったが、
この事業には私も直接たづさわったので、今回あらためて見るとまた感慨深いものがある。
松江市に鳥取市から行けば、交通規制が多く(一方通行)非常に不案内の者には心配がある。また、5 月に
大和郡山市に行ったが土地ブームの頃に、金魚の養魚場を利用して宅地造成した大きな団地が出来ていたが、
道路は一直線で非常に交通不便で生活にも大きな障害になっていたようであった。
鳥取は都市改造をして比較的便利ではあるが事業完了後 30 年が経過した今は果たして当初計画したような
都市改造に成果が見られるのかと問われると疑問なしとしない。
百年の計を樹てるというのが、グローバルな経済に影響を受ける現代では中々難しい問題であると思った。
(加藤一郎さん)
家庭の主婦、そして母親の立場から日本の食糧、命を育むたべものとしての食糧を考えると、
海外依存、GM、環境等々、不安はつきません。日本人の主食であるコメが現在どのような状況にあるのか、
又これから私達はどの様に考えていかないといけないのか、詳しく教えていただきました。現在、農業は色々
な産業の中で後回しになり、政治にも振り回されて自給率が 40%と、とんでもないことになっています。食
糧安全保障や環境面、様々なことを総合的に考えること、そしてまずは国民がコメが食べたくなるような、そ
して農業がやりたくなる様な仕組みが出来ることを願っています。そのために私達は何が出来るのか、これか
らも考えていきたいと思います。(匿名さん)
※genetically modified [GM] food products・・・遺伝子組換え食品
( 7 )
【先生は元上司!】 教室に入って先生のお顔を見てびっくり。なんと 2000 年まで務めていた会社で一緒
に働いていた方でした。在職中は同じフロアに居ても大きな声をされたりなさらない物静かな男性でしたの
で、講義はいかようなかしら?と大変失礼ながら少し心配してしまいました。しかし、授業が始まると、仕事
で体験された話等を混ぜて、ユーモアも含めた専門的なお話に、物理や化学、数学は天敵と自負している私で
すが(理解できたかどうかは別として)引き込まれていきました。質問時間もたっぷり取って頂け、大変有意
義な授業でした。ありがとうございました。(T.M さん)
分子生物学、細胞生物学、食と健康を受講している関係で、それらの勉学の内容補完ができ、
大変有意義に受講できました。放送大学の授業では、いわば一方通行です。質問が思うように
出来ませんが、面接授業ではその点はありません。他の人の質問からも勉強しました。(田中賢一さん)
前に一度鳥取の学習センターへ来て、とても事務の人もやさしく、センターもキレイなので、また来たいと思って
いたら、センター外で、しかも、ウォーキングをして単位をもらえるなんて、ラッキーと思い受講しました。
初日の午前中は講義だったのですが、とてもユーモアあふれる先生で、とても面白く、ウォーキングや健康につ
いて学ぶことができました。そして、楽しみにしていた外に出て歩く授業。県外に住んでいるので、鳥取市内
を観光しながら単位をもらおうと思っていたのですが、単位は簡単に手に入らない・・・。私は若いし、一番早く
歩く 1 班に入ったのですが、先生のペースがとてもはやく、ついて行くのがなかなか大変でした。しかし、普
段の面接授業とは違い、一緒に学んでいる人たちとお話しながら歩いたり、交流することができました。そし
て先生と沢山お話をする機会もなかなか普段の面接ではありません。机の上で学んだことを、実際に活かすこ
とができました。今後もセンター外へ行く面接授業があれば、また鳥取に来たいと思います。(松之内達弘さん)
【念願叶ったケイツ先生の面接授業】
昨年、湖山の交流プラザでケイツ先生をお見かけして以来、私にとってケイツ先生はずっと気になる存在でした。
しかも、私にハングルを教えてくれていた留学生達から「お母さん、あの方はケイツ先生と言って、日本語を
はじめたくさんの国の言葉が話せますよ。ケイツ先生の授業はとてもおもしろくて楽しいんです。」と言われ、
ますます興味関心が高まったのです。でも、私のようなオバサンが、今さら鳥大に入学できるハズもなく、縁が
ないものとあきらめていました。ところが、今年四月、韓国語をもう一度基礎から学ぶため入学したこの放送大
学で、ケイツ先生の面接授業があることを知り、驚きと感激で胸が震えました。「このチャンスを逃してはなら
ない!!」と申し込み初日に仕事が終わるや否や、一目散に学習センターに飛んでいきました(笑)
待ちに待った 6 月 27、28日。私の期待通り、ケイツ先生の授業は面白くて、あっという間に時間が過ぎて
いきました。私は現在息子の通う高校の PTA 活動で国際交流部門に携わっています。韓国の姉妹校との交流を
はじめ、たくさんの外国の方々と触れあい、その国の文化を知ることができるような活動を目指しています。私
の体験から、国際交流とは、異国の人々との出会いや交流を通して自分自身が学んだり成長して、自分の世界を
広げていくことだと考えています。これは今も変わらないことですが、ケイツ先生の授業を受けて、さらにもう
一つ大きな目的が加わりました。それは国際交流を通して“平和”を築いていくことです。異文化同士の交流は
決して楽しくておもしろいことばかりではありません。価値観や考え方に「なぜ?」「どうして?」と疑問に感
じることもたくさんありますし、文化や風習にも違和感を覚えたり、理解できなかったりすることもあるため、
当然摩擦や衝突も起きてきます。本当の国際交流はここから始まると思います。ケイツ先生は、国際交流には“工
夫”が必要だと話しておられました。交流がうまくいかないとき、そこで物分かれに終わるのではなく、なぜこ
うなったのか?と想像したり追究することが大事であり、“知る”ことから“理解”を深めながら交流を進めて
いくことが“平和”につながっていくのだと強く感じました。授業で見た「虹の戦争」は息子達にも是非見せた
い DVD です。次世代を担う息子たちが国際交流を通して真剣に世界平和に取り組んで行けるように願いなが
ら、私自身も小さなことでも何か貢献できることをしていきたいと決意させてくれた授業でした。ケイツ先生、
すばらしい授業を本当にありがとうございます。(武田由美子さん)
( 8 )
面接授業は三日間で計8コマ、ざっと朝 10 時から夕方 5 時まで。全ての面接授業は同様
の時間帯で実施されている。例えば、専攻科目、共通科目、語学と、まず系統の違いで授業
内容や進み方はもちろん異なるが、担当講師の方の授業あるいは受講者に対する姿勢、熱意、
律儀さなどはその授業を受けているとおのずと伝わってくるもので、単に単位狙いの方たちに取っては楽に
楽しく、負荷なく過ぎれば万歳かもしれないが、それだけではなく、本当に熱心に授業に取り組む方にとっ
ては、どれだけ濃い内容でかつ少しでも多く自分の感性、知識、理解の中に取り込めるか、は重要なポイン
トである。私個人としては、大きな負荷なくやはり楽しく、かつ充実の授業内容で、8 割方は身につけて終
わりたいと望んでいる。
河村先生の本面接授業について言えば、丁寧かつ真面目な、大変充実の授業であった。進め方も内容もわか
り易く、更に講義テーマが終わる毎にレポートを書いて提出したので、自分の中での理解がまとまり記憶に残
り易く、授業内容が身について、勉強できたような気持ちになれた。また、時々、演習と称する、グループに
分かれた実験作業もあり、たぶん心理学実験の実際の経験もでき、有意義だった。
特に印象的だった内容は「初頭効果:第一印象の重要さ」「潜在的認知:意識的ではない潜在意識が行動を
左右していること」「集団内の意思決定:集団思考はかえって楽観主義的危険を伴う判断をすることもある」
「誤解が起きにくい話し方、聞き方かどうか・・・」などで、普段さほど気にとめないまま過ぎてきた部分につ
いて、改めて考えさせられたこともあった。
最後に、A)語り手 B)聴き手 C)傍聴者 とロールプレイでやり、それぞれの役で考えさせられたこ
とがあった。速度や表情、間のとり方、まとめ方、は相手への理解を深めるのに大切だと思った。
私の話しぶりについての感想の一つに、“声がきれい”と言われて、とても嬉しかった。
今回の面接授業は、たくさんの受講生の方とおしゃべりや話し合いやちょっとした顔見知りなどになれて、
楽しい授業だった。たくさん用意してくださっていた実験レジュメに感動でした。(Hitomi K さん)
たくさんの感想をお寄せいただき、本当にありがとうございました。
2 学期面接授業の追加登録を5㌻でご案内しております。よろしくお願いします。
全科履修生でベジタブル&フルーツマイスター(通称:野菜ソムリエ)の長島明子さんによる、とっ
てもためになる野菜のお話です。食べることは生きることの基本。大事なことをわかりやすく教えてく
ださるそうですので、是非皆様お誘いあわせのうえご来場ください。(一般の方もご参加いただけます!)
日
時
平成 21 年 9 月 16 日(水)13:30~15:00
会
場
放送大学鳥取学習センター
「野菜・果物は体にいいの?」「毎日どのくらい野菜を食べたらいいの?」
「野菜は足りているの?」など、身近だけど意外と知らない野菜と果物に
ついて、ぜひ知っておいてもらいたいキホンをお伝えします。
毎日の食生活をふり返る機会としていただけたらと思います。
「ベジタブル&フルーツマイスター」は、「日本ベジタブル&フルーツマイスター協会」
が認定する、野菜や果物の種類や特性、栄養、素材に合った食べ方、盛りつけ方など
に精通した野菜・果物のスペシャリストです。長島さんは鳥取県内の女性で初めて、
ベジタブル&フルーツマイスターを取得されました。
(9)
図書室・視聴学習室のご利用時間は下記のとおり、期間によって変わります。
1 学期末は、図書室内・貸出ともに学期最後の開所日までご利用いただけます。
※学籍のなくなる方が貸出をご利用の場合、返却期限を 9 月末日といたします。
試験終了後の学期末に限り、登録以外の授業教材を貸出でご利用いただけます。
☺
1 学期最終日(9/30) まで
2 学期はじめ(10/1~)
火 ~ 土
10:00~18:30
火 ~ 土
10:00~19:30
日 曜 日
9:30~17:30
日 曜 日
9:30~17:30
月曜・祝日
お休みです
月曜・祝日
お休みです
10/4(日)
利用できません
10/4は、入学者の集い開催の為、ご利用いただけません。
倉吉市教育委員会にご協力頂き、鳥取県中部地域に
お住まいの皆様方により便利に放送大学をご活用い
ただくためのセンター外再視聴施設「倉吉教室」を、
倉吉市立図書館内に開設。8月6日に開所式(テープ
カット)を行いました。
利用概要は下記の通りです。是非ご利用ください。
開所式の模様。テープカット者右から西田鳥取学習セン
ター所長、福井倉吉市教育長、福井倉吉市立図書館長。
「倉吉教室」利用概要
利用内容
教材の貸出・視聴
窓
倉吉市立図書館カウンター
口
利用時間
午前 9 時 ~ 午後 6 時
休
毎週月曜日/祝日の翌日/毎月最終木曜日(休日と重なる場合はその前日)
年末年始/特別資料整理期間 (詳細は図書館へお問い合わせください)
館
日
✿ご利用にあたって
倉吉教室では、鳥取学習センターでのご利用と同様に、1 回につき2本まで、1 週間の貸出と、視聴
室(図書館・対面朗読室)での学習が可能です。教材については、テレビ科目はビデオテープと DVD(一
部科目)、ラジオ科目はカセットテープ又は CD でのご利用となります。視聴室にはテレビデオ、カセッ
トテープレコーダーを配置しております。(10 月より、DVD プレイヤー、CD プレイヤーも配備の予定です。)
ご利用になる際は、図書館カウンターで学生証を提示し、係りの方の指示に従ってください。また、
教材棚の上に受付簿を配置しておりますので、必ずご記入ください。(視聴室は図書館利用の方との
共用となる為、ご利用は先着順です。)
✿配置する教材について
スペースに限りがある為、倉吉教室に配置する放送教材は、現在開設中の放送授業のうち一部科目に
限らせていただきます。次学期登録科目で、倉吉教室で利用したいとお考えの放送授業科目がござい
ましたら、出来る限りご用意いたしますので鳥取学習センターまでお電話などでお知らせください。
配置教材に関するご要望・ご質問などは、必ず鳥取学習センターへお問い合わせください。
(10)
●セミナーはどなたでも受講でき、お申し込みも不要です!直接会場の鳥取学習センターへお越しください。
●日時が変更になる場合がありますので、事前に鳥取学習センターの掲示板・ ウェブサイト・お電話などでご確認ください。
日本海新聞「きょう・あす・あさって」欄でも開催予定をご覧いただけます。
●特に記載がない場合は、放送大学鳥取学習センターを会場として開催します。
昭和62年(1987 年)に放映されたシリーズ「地球大紀行」は、その
後の地球科学の進化で新しい知見が必要となっているが、その根
底をなす美しい映像は輝きを失うどころか、今では見ることが出来
ない地球の姿を我々に見せてくれる。このシリーズを見て、美しい
自然を実感して、そして少し解説をしていきたい。
■(1)10 月 28 日(水) 「巨大山脈の誕生」
■(2)11 月 19 日(木) 「巨木の森・台地を覆う」
■(3)12 月 17 日(木) 「恐竜の谷の大異変」
★開催時間:14:00~15:30
西田所長
最近、気象異変が頻発している感じがする。これらは、地球温暖
化の影響なのだろうか? また、過去および未来 100 年の地球環境
はどのように変化した(する)のだろうか? さらに、2 万~10 万年周
期の氷期・間氷期の気候はどう変動したのかを概観する。
気候変動と気象異変
成瀬先生
■(1) 10 月 7 日(水) 「温暖化と最近の気象異変」
■(2) 11 月 4 日(水) 「20-21 世紀の地球環境変化」
■(3) 12 月 2 日(水) 「氷期・間氷期の気候変動」
★開催時間:14:00~15:30
食品を食べて栄養素を摂り、日々健康の維持増進につとめている
が、バランスを欠くと病気との関連も深くなる。
5大栄養素の他にも食物繊維や抗酸化剤の摂取も大切で、それ
ぞれの栄養素の機能と健康との関連について知ってほしい。
栄養素の機能と健康
石川先生
竹内先生の講話
名著を読む
竹内先生
「南洲翁遺訓」
10分間
ストレッチ体操!
加藤先生
英傑中の英傑といわれ、いつの世にも日本人の中で一番好かれ
ている人物の一人が西郷隆盛である。なぜ、多くの日本人が彼に
惹かれるのか、西郷の人間としての魅力とは。それを知るには「南
洲翁遺訓」を読めば分かる。この書は戊辰戦争後に庄内藩士が西
郷より教えを受けた内容をまとめたものである。西郷の信条や生き
方を知るには最適の書である。
■開催日:9 月/1 , 8 , 15 , 29
★開催時間:14:00~15:30 開催
毎週木曜午後 2 時、
事務室前に集合!
みんなで10分間
ストレッチ体操をしましょう。
※ 9 月は 24 日のみ開催。
経 済 セミナー
藤田先生
■(1)10 月 16 日(金) 「微量栄養成分-主に牛乳について」
■(2)11 月 13 日(金) 「食物繊維-第6の栄養素について」
■(3)12 月 11 日(金) 「コメを考える(※調理実習)」
★開催時間:14:00~15:30
勝ち組、負け組の生じた原因など、経済構造の変化を追う。
生活と経済のかかわりを、わかりやすく解説。
「経済」を一緒に読み解いていきましょう!
■開催日:9 月/ 13 , 20 , 27
★開催時間:14:00~16:00 開催
( 11 )
8/31
月
火
1
水
2
木
3
金
4
土
5
日
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30 10/1 10/2 10/3 10/4
水 学生講演会
9/16 ○
野菜のキホン
~知るともっと食べたくなる野菜&果物~
月
火
水
9/28
9/29
9/30
木
1
金
2
土
3
日
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
11/1
10/4(日)…入学者の集い・学位記伝達式
放送大学セミナー
★【気候変動と気象異常】成瀬先生
水 「温暖化と最近の気象異変」
10/7○
★【栄養素の機能と健康】石川先生
金 「微量栄養成分」
10/16○
★【地球大紀行を見る】西田所長
木 「巨大山脈の誕生」
10/29○
学 習 相 談
8 月 11 日、駿河湾で地震(M6.5)発生、
静岡市で震度 6 弱を記録した。負傷者が少
なかった原因の 1 つは、家具の転倒防止対
策がなされていたことである。地震に備え
て、比較的安価で出来る「家具の転倒防止」
を是非家庭で実行してください。
客
員
教
員
所長
専門分野
火~土
9/30 まで
★10/ 1 から
日 曜 日
月 曜 日・祝日
10/4(入学者の集い)
道徳教育 火曜
成瀬 廉二
氷 雪 学
加藤 敏明
保健体育
石川 行弘
食品化学
藤田 安一
経 済 学
西田 良平
地 震 学
※来所日程は変更となる場合があります。
学習相談をご希望の方は学習センターへ事前にご確認ください。
アクセス
してね!
手続・履修相談等
学習・貸出利用
(事務室/学生控室)
(図書室)
9:30~18:30
10:00~18:30
★9:30~19:30
★10:00~19:30
9:00~17:30
9:30~17:30
お 休 み で す
9:30~17:00
(13:00-15:00 は閉室)
13:00-16:00
水曜 13:30-16:30
木曜 13:00-16:00
金曜 13:00-16:00
日曜 13:30-16:30
随
時
竹内 善一
★放送大学本部ウェブサイト★
鳥取学習センター
*ご利用時間*
来所日程
利用できません
ぷりずむ
第 117 号
平成 21 年 9 月発行
編集・発行
放送大学鳥取学習センター
〒680‐0845 鳥取市富安 2-138-4 鳥取市役所駅南庁舎 5 階
T E L 0857( 37 ) 2351
FAX 0857( 37 ) 2352
鳥取 SC のモバイル版サイトはコチラから↑
web site http://www.campus.u‐air.ac.jp/~tottori/ 
Fly UP