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Page 1 Page 2 商 (396) 川 工業建設業の管理 ( 運営機構の改革F櫛
一 (395) 一 ソ ビ エ トに お け る 減 価 償 却 論 争 29 章 次 論 争 に い た る ま で の ソ ビ エト 減 価 償 却 小 史 目 ( ソ ビ エト に お け る 減 価 償 却 論 争 四 序 革 命 前 ロシ ヤ に お け る 減 価 償 却 第 1章 第 1節 論 争 に い た る ま で の ソ ビ エト 減 価 償 却 要約 森 ネ ッ プ の も と で の減 価 償 却 ー ㈲ 戦 後 社 会 主 義 経 済 建 設 期 の減 価 償 却 ー ⑤ 国 内 戦 と 干 渉 戦 の 時 期 の滅 価 償 却 ー ② 第 2節 ω 価 償却ー ω 論 争 に い た る ま で の ソ ビ エト 減 価 償 却 理 論 と そ の計 算 方 法 ソ ビ エ ト 減 価 償 却 の計 算 方 法 第2章 第 -節 ソ ビ エト 減 価 償 却 の 理 論 (以 上 本 誌 第 四 七 巻 第 二 号 ) 減 価 償却 論 争 の展開 減 価 償却 論争 の発端 一九 五 〇 年 代 の生 産 と技 術 の 発 展 ー ② 章 大 祖 国 戦 争 中 の減 要 約 (以 社 会 主 義 のも 建 設 機 械 ・設 備 の 償 却 率 に関 す る討 論 会 ー ⑤ ペ ルー ヴ シ ン論 文 と論 争 の発 端 ー ③ 第 2節 第 3章 第 1節 〇 と で の道 徳 的 磨 滅 と技 術 的 進 歩 ; ω ソビ エト エ業 におけ る減価 償 却論 争 上本 誌第 四 七巻 第五 号) 第 2節 30 叢一 学 弘面 囮 商 一 (396) ω ω 工業 におけ る減価 償 却 問題 ー㈲ 農業 におけ る減価 償 却 問題ー ㈲ 論 争参 加 者 の諸 農 業 の減 価 償 却 問 題 に関 す る諸 見 解 ー 要 約 (以 上 本 誌 第 四 八 巻 第 三 号 ) 工 業 建 設 業 の管 理 ・運 営 機 構 の 改 革 ー ② 論 争 の主 要 争 点 ー ⑤ MTC の改組ー ② ソ ビ エト 農 業 に お け る減 価 償 却 論 争 見 解ー ④ 第 3節 ω 要約 ソビ ェト 農 業 に お け る減 価 償 却 論 争 諸 見 解 の意 義 ー ⑤ 第3 節 ω M T C の改組 一九 五 三 年 ソ 連 邦 共 産 党 中 央 委 員 会 九 月 総 会 の ﹁ソ 連 邦 の 農 業 を 一層 発 展 さ せ る た め の 方 策 に つ い て ﹂ の 決 定 以 降 よ り 、 ソ ビ エ ト で は 農 業 部 門 に 新 し い か な り 大 胆 な 農 業 政 策 が あ い つ い で 実 行 に う つさ れ た 。 こ の 農 業 政 策 の 成 果 と し て、 農 業 生 産 物 は 増 加 し ( 第 33表、 第 2図 参照 )、 ま た 急 速 な 技 術 的 進 歩 の も と で 、 社 会 主 義 農 業 の 固 定 フ ォ ン ド と 投 資 と を 増 加 さ せ て い った ( 第 3図 、 第 34表 、第 35表、 第 36表 参照 )。 と く に 、 一九 五 〇 年 頃 よ り の零 細 コ ル ホ ー ズ の 統 合 運 動 が 進 み 、 コ ル ホ ー ズ は 大 規 模 化 し 、 経 済 的 に 強 い 経 営 と な って い た 。 そ し て 、 コ ル ホ ー ズ に は 、 高 度 の 資 格 を も っ た多 数 の専 門技 術 者 ( 耕 作者 、 家 畜飼 育者 、 トラ クター ・コ ンバイ ン手 、 電気 技 手、 建 設専 門 家、 現代 技 術 と科 学 の成 果 を たく み に利 用 でき る コルホ ーズ 生産 の指 導 者 ・組 織者 )が 成 長 し 、 コ ル ホ ー ズ の 所 得 は 急 激 に 増 加 し て、 コ ル ホ ー ズ 農 民 の 物 質 (注 ) いま 若 干 の資 料 でも って 、 コ ル ホ ー ズ 経 営 が い か に 発 展 し た か を み て み る こ と が で き る 。 ク リ ミ ヤ 州 ジ ャ ン コイ 地 区 の コ 的 福 祉 は 向 上 し た の であ る。 (注 ) ル ホ ー ズ に お い て は 、 農 業 生 産 は つぎ の よ う に 増 加 し た。 一九 五 三年 か ら 一九 五 七 年 に わ た っ て、 耕 地 一〇 〇 ヘク タ ー ル あ た り の牛 乳 生 産 は 五 四 ツ ェ ント ネ ル か ら 一五 七 ツ ェ ント ネ ル に、 肉 生 産 は 七 ・四 ツ ェ ン ト ネ ル か ら 二七 ・ 一ツ ェ ント ネ ル に 、 鶏5 6 生 産 は 二、 三 〇 〇 個 か ら 七 、 ○ ○ ○ 個 にそ れ ぞ れ 増 加 し た 。 ま た 一九 五 七 年 に は 、 一九 五 四 年 に 比 較 し て 、 牛 乳 製 品 は 一 ソ ビ エ ト農 業 の 総 生 産 高 の 増 加(1913年=100) 第33表 三 、 六 四 七 ト ン、 穀 物 は 一万 一千 ト ン、 肉 は 四 六九 ト ン、 野 菜 は 五 千 ト ン、 羊 毛 は 四 九 ト ンを 、そ れ ぞ れ 増 加 さ せ て 国 家 へ 引き 渡 し販売 し た。 農 業 生 産 高 の 増 加 は 、コ ルホ ー ズ 経 営 を 強 化 し 、そ の 固 定 資 産 と 労 働 日 の貨 幣 支 払 い を 増 大 さ せ た 。 一九 五 三 年 に は 地 区 コ ル ホ ー ズ の貨 幣 所 得 は 、 二千 万 ルー ブ ル 以 下 で あ り 、 コル ホ ー ズ 員 の 一労 働 日 貨 幣 所 得 は 一ルー ブ ル 六 九 コ ∧ イ カ と評 価 さ れ 、 耕 地 一 ヘク タ ー ルあ たり の 生 産 的 固 定 資 産 は 三 八 七 ル ー ブ ル であ った が 、 一九 五 七 年 に は コ ル ホ ー ズ の 貨 幣 所 得 は 、 四 千 二百 五 〇 万 ルー プ ル、各 労 働 日 は 三 ∼ 六 ル ー ブ ル、 固 定 資 産 は 九 二五 ルー ブ ル と そ れ ぞ れ 増 大 し た 。 ま た 、労 働 日 支 払 い の 〔出 所 〕M.M.CoKoJloB,3KoHoMliKacoUHa"HcTvaqecKoro ceJlbcKoroxo3fiVacTBa.1962.cTp.155. 兄TH貢.(yqe6Hoenoco6He).1962.cTp.14. 増 大 は コ ル ホ ー ズ 員 の 労 働 に た いす る積 極 化 を も た ら し、 コ ル ホ ー ズ 員 一人 あ た り の 平 均 生 産 高 は 、 最 近 二 九 五 三年 ∼ 一 〔出所 〕M.M.CoKohoB,3KoHoMllKaco口vaa丑HcTHqecK_ 負cTBeHHHxnpe双npH一 〔出 所 〕・9KoHoMHKaceJlbcKoxo3只 ﹁ orocenbcKoroxo3flticTBa.1962.cTp.155. 畜 農 度 年 ソ ビ エ ト農 業 の 固 定 フ ォ ン ドの 増 加 (1928年=100,家 畜 を除 く) 第3図 ソ ビ エ ト農 業 の 総 生 産 高 の 増 加(1913年=leo) 第2図 物 産 総 生 産 高 作 1940 141 155 114 1953 146 148 141 1956 193 201 177 1958 218 227 205 1960 224 226 219 物 (397) ソ ビ エ トに お け る 減 価 償 却 論 争 ⑳ 一 一 31 一 (398) 商 学 論 叢一 32 コ ル ホ ー ズ と ソ フ ホ ー ズ の 生 産 的 固 定 フ ォ ン ドの 増 加 第34表 (家畜 を含 む,1940年=100,年 ソフ ホー ズ とその 他 の 国 有農 業 企 業 コ ル ホ ー ズ 195剰ig57年1195⇒196・ 195・∋1955年 1194・ 年 度末 の数 値) 年 100 105 138 212 308 410 500 100 111 142 193 194 237 270 〔出所 〕M.M.CoKo」loB,9KoHoMMKacoUHaJIHcTI{qecKorocenbcKoroxo3flticTBa. 1962.CTP.159. 第35表 ソビェ トに お け る社 会 主 義農 業 企 業 の生 産 的 固 定 フォ ン ド 農 地1ヘ ク タ ー ル あ た りの 指 鞭 響 羅戦 語 固定 フオ ン ド (ル ー ブ ル) 標 1940年 全 生 産 的 固 定 フ ォ ン ド 4.34 1953年i1957年 1941年 1959年 IlgS4年 14.95 24.89 100 100 100 巴午 已竺 29.849.5 そ の うち 農 業 用 使 途 の も の: 体 4.06 13.77 23.11 93.6 92.1 90.9 27.4 46.0 物 1.25 4.61 8.80 28.8 30.8 37.9 9.20 17.45 構 築 物 0.30 0.38 0.81 6.8 2.5 3.6 0.75 1.61 タ ー 0.33 1.23 1.90 7.5 8.2 6.3 2.45 3.78 コ ンパ イ ン とそ の 他 の 農 業 機械 0.52 2.48 4.64 12.1 16.7 16.2 4.94 9.21 0.30 1.04 1.74 7.0 7.0 6.5 2.26 3.54 そ の うち機 械 化 され た もの 0.16 0.59 1.04 3.6 3.9 3.3 1.17 2.07 そ の 他 の 設 備 ・器 具 0.16 0.53 0.83 3.6 3.5 3.2 1.05 1.65 産 用家 畜 0.42 0.99 0.87 9.7 6.6 2.7 1.96 1.72 蜂 0.64 2.00 2.74 14.9 13.3 11.6 3.99 5.45 全 建 土 ト 物 地 と 改 ラ 運 構 ク 送 手 使 役 用 家 畜,畜 、禽 築 良 用 段 鳥,蜜 〔出 所 〕OpraHll3auH只coばllanHcTHqecKHxcenbcKoxo3flticTBeHHblxnpeAnpHflTHrt. (Kypc刀eKqH亘).1963.cTp.173. 第36表 ソ ビ エ ト農 業 に お け る 投 資(比 較 価 格 に よ る,10億 ル ー ブ ノレ) 農 業 へ の総 投資額 度 年 国家投資 コル ホー ズ投 資 全 体. 年 平 4.087.37 xo3fificTBo.1962.cTp.24. ΦeKTHBHocTbKaflHTanbHbTxBJIo)KeHH茸BceJlbcKoe サ 〔出 所 〕3KoHoMHqecKa兄9Φ り" 必 4 1954∼1959 4 6.2611.64 14.2726.52 ロ 5.38 12.25 1ふ 1946∼1953 ロ 3.29 ハ O PO 9● 4 0 1918∼1945 均 一 (399) ソ ビエ トに お け る 減 価 償 却 論 争 ⑭ 一 33 九 五 七 年 ) 約 二倍 に増 加 し た (︽ 巳 Φ田 o日 o 国 こ 勺o昌 o口出oロ国法× 百℃o碧 田 oo治●O×9 0 ×oω埠陣o↓塁 .一⑩Oc。・20・ω6弓O〃Φ一・ ︾ )。 司苔 Φコ自莞 ↓ ω×昆 o言巽 ぺ ×o奏 oωo国・ω民9 0り §臣 こ の た め 、 コ ル ホ ー ズ は ト ラ ク タ ー や コ ン バ イ ンを 購 入 し 所 有 す る こ と が で き る よ う に な り 、 ま た 従 来 のM T C か ら の作 業 援 助 を 受 け る 場 合 よ り も 、 コ ル ホ ー ズ 所 有 の ト ラ ク タ ー や コ ン バ イ ン に よ る コ ル ホ ー ズ 経 営 の 方 が 、 農 業 生 産 を より 効 果 的 に発 展 さ せる こと の でき る見 通 し が ついた。 こ の結 果 、 コル ホー ズ制 度 確 立 以来 、 大 量 の トラ ク ター や コ ン バ イ ンを 所 有 し 多 数 の 専 門 技 術 者 を 擁 し て 、 コ ル ホ ー ズ に た い し て作 業 援 助 を お こな い 、 コ ル ホ ー ズ の農 業 技 エ ム ほテ ハ コ エ ス 術 の 進 歩 、 各 種 農 作 物 の 耕 作 ・栽 培 法 の 改 善 に と っ て 、 ま た 、 政 治 部 を 通 じ て の コ ル ホ ー ズ 員 の 政 治 意 識 の 高 揚 に と っ て、 大 き な 役 割 を 果 た し てき た M T C ︽5 日国臣 宇壱 輿 ぎ 冨 匡Φ 3 窪 長 国 機 械 ト ラク ター ステー シ ョ ン︾ は 、 そ の歴 史 的 使 命 は 終 わ った と さ れ 、 改 組 さ れ る こ と に な った 。 コ ル ホ ー ズ に た い し て 生 産 的 ・技 術 的 サ ー ビ ス を し て い た M T C は 、 コ ル ホ ー ズ 農 業 が い ち じ る し く 発 展 し 、 技 術 的 装 備 も 向 上 し 、 生 産 条 件 が 変 化 し た 新 し い情 勢 の 要 求 に合 致 し た 形 態 と は な ら な く な った の で あ る 。 エ ル テ ハ エ ス こ こ に、 一九 五 八 年 二 月 二 六 日 の ソ 連 邦 共 産 党 中 央 委 員 会 総 会 で は 、 M T C の 所 有 し て い る ト ラ ク タ ー や コ ン バイ ンな ど の農 業 ⋮ 機械 を コ ル ホ ー ズ に 売 却 し 、M T C は 、P T C ︽需 客。5 ロo, 苫 ×臣 垣o 良 5 自 。置 § 修 理 技術 ステー シ ョ ン︾ (1 ) に 編 成 が え す る こ と が 決 定 さ れ 、 つ い で 三 月 二 九 日 付 の ソ 連 邦 閣 僚 会 議 の ﹁コ ル ホ ー ズ 制 度 の よ り 一層 の 発 展 と M T C の改 組 に つ い て﹂ の 決 議 に よ っ て 、 M T C の 改 組 は 法 制 化 さ れ る に い た った 。 こ のM T C の 改 組 は 、 農 業 生 産 の 集 コルホー ズ はMT C との契約 にも 約 化 に つい て の マル ク ス ーー レ ー ニ ン主 義 の教 訓 を 実 行 し 、 社 会 主 義 か ら 共 産 主 義 への 移 行 期 に お け る 全 人 民 的 所 有 と ( 2×注) コ ル ホ ー ズ ‖ 協 同 組 合 的 所 有 の 二 つの 所 有 形 態 の 発 展 の 弁 証 法 を し め し た も の で あ る と い わ れ る 。 ( 注 ) M TC の改組 によ って改 革 さ れ る とこ ろ の内 容 の主要 点 は、 つぎ のご とく であ る。 ① 34 叢一 学 法 珊 商 一 (400) M TC はPT C と呼 ば れ る独 とつ いてMT C の所 有 す るト ラク ター や コ ンバイ ンなど の農業 機械 によ って作業 援 助を うけ て いる現 行 制度 を廃 止す る。② MT C の所 有 し て いた トラ クター や コ ンバイ ンな ど の農 業機 械 を コルホー ズ に売 却 す る。③ 従 来 のMT C の援 助作 業 にた いす 立 採 算制 の国有 企業 に改組 す る。 PT C の主要機 能 は、 コルホー ズや ソ フ ホー ズ の機械 の修 理、 農業 機械 ・部 品、 肥料 な ど の販売 、 土地改 良 ・灌 溜 工事 の作 業、 利 用頻 度 の少 な い機械 の賃貸 など をお こ なう。 ④ る コルホー ズ の現物 支 払 いは廃 止さ れ、 同時 に義 務納 入制も 廃 止さ れ る。 今後 の国 家 調達 制度 は国家 計 画 にも とつ く買 付 の 労 働 生産 性 の向 上、 ◎ 原 価引 き 下げ 、 ⇔ 社 会 主義 拡 大再 生産 に必要 な蓄 新 し い国 家買 付価格 は地 域別 お よび 品質 別 の格 差 の つ いた単 一価 格 であ る。 こ の単 一価 格 の決 定 に 中 位 の地 域的 生産 条 件 、⑰ 方 法 に統 一さ れ る。⑤ あ た って は、 θ ﹁ソヴ ェト農 業 政策 史 ﹂ 三 = 頁 参照 )。 積 の創造 な ど を考慮 し、 コルホー ズ の支 出 を補 填す るよ う に定 めら れ る。以 上 が改革 の主要 内 容 であ る (大崎 平 八郎 教 授著 ジ ャ ン コ イ 地 区 の 党 書 記 シ ェブ チ ェ ン コ ︽ 日 。田 窪 容 忘・ ︾ は 、 つぎ の資 料 に よ っ てM T C 改 組 の 必 要 性 を 説 明 し て い る。 そ れ に よ る と 、 M T C の 改 組 直 前 の 一九 五 八 年 初 期 に は す で に 、 コ ル ホ ー ズ は 種 々 の 型 の農 業 機 械 を 所 有 し て い た し (一二 九種 のト ラク ター そ のう ち 一四 四種 は無 限 軌道 車 、 一二五種 の穀 物 車、 二 一種 の玉葱 収 穫車 、 一八種 の秣 収 穫 コ ンバ イ ン、 = = 一 種 のトラ ク ター播 種機 お よ び 二千 種 以 上 の用具 ・備 品 )、 地 区 コ ル ホ ー ズ は 、 ト ラ ク タ ー 、 コ ン バ イ ン お よ び 各 種 の 農 業 用 機 械 を 、 一、 一八 〇 万 ル ー ブ ル を 買 入 れ 、 コ ル ホ ー ズ の 動 力 資 源 は 約 三 倍 に な り 、 耕 地 一 ヘク タ ー ル あ た り の 生 産 的 固 定 資 産 は 、 八 〇 〇 ル ー ブ ル か ら 一、 五 〇 〇 ル ー ブ ル に 達 し よ う と し て い た 。 だ が 、 生 産 の 増 加 と 経 済 の 発 展 の 可 能 性 に つ い て 同 じ よ う な 条 件 に あ る 一九 五 七 年 の 地 区 コ ル ホ ー ズ の 二 つ の指 標 は 、 第 37 表 よ り 明 ら か な ご と く、 地 区 コルホ ーズ に はま だ未 利 用 の大 き な リ ザー ブ が 存在 す る こと を し めし て いる。 こ のた め、 M TC 改組 と コル ホ ー ズ への 技 術 の 販 売 は 、 コ ル ホ ー ズ 生 産 の リ ザ ー ブ の よ り 十 分 な る 利 用 と 、 労 働 生 産 性 の 向 上 の 一層 の引 き 上 げ と 、 (3 ) 農 業 生 産 物 原 価 の 引 き 下 げ の た め に 、 ま す ま す 有 利 な 条 件 を つく る 、 と いう の で あ る 。 そ し て こ の こ と は 、 の ち に 考 察 す る と こ ろ の 、 コ ル ホ ー ズ 生 産 へ減 価 償 却 の 考 え 方 を 導 入す る 契 機 を つく った 。 ソ ビ エト エ業 に お け る 減 価 償 却 論 そ の う ち 耕 地 … … … ・… … … ・・… … … … … … … 4,508 5,892 1,308 921 228 158 昔cTBa>1958.No.3cTp.63. 《 ∂KoHoMHKaceAbcKoroxo3兄 21.9 ・… … … … … … … … ・… … ト ネ ル)・ ェ ン … … … … … … … … … ェ ン ト ネ ル)… 牛 乳(ツ ー ブ ル)… (ル 一 7,447 農 場100ヘ 630 1,ユ38 ー ブ ル)… ク タ ー ル あ た り の 貨 幣 所 得(ル 1ヘ ク タ ー ル あ た り の 6,478 耕 地1ヘ 49.6 肉(ツ ク タ ー ル あ た りの 生 産 固 定 資 産 … … … … … ・・… ・… … … ク タ ー ル)… 総 農 地(ヘ (401) ソ ビ エ トに お け る 減 価 償 却 論 争 ㈲ 一 35 第37表 名 称 コル ホー ズ 「祖 国 」 コ ル ホ ー ズ 「 ミ チ ウー リ ン 」 〔出 所 〕H.皿eBuem《o,PocTocHoBHblxcpeAcTByKpennAeTgKoHoMllKYKonxo30B. 争 が 盛 り 上 って い た 時 期 に 、 コ ル ホ ー ズ に お け る 減 価 償 却 問 題 が 討 究 せ ね ば な ら ぬ 課 題 と な って き た 。 こ う し て 、 ソ ビ エト 農 業 部 門 に ま で 減 価 償 却 論 争 は 、 そ の 対 象 ・範 囲 を 拡 大 さ せ た 。 こ こ に 、 一九 五 八 年 の M T C の 改 組 に と も な う ソ ビ エ ト 農 業 制 度 の 一 大 改 革 を 与 えら れ た 現実 の条 件 と しな がら 、減 価 償 却 論 争 はさ ら に進展 し た。 (1 ) コ唱畠 戸P 8 寓唱 弓ロ S 朝。。 召 貝P (2 ) 日 Φ田 ⑳臣 。 国 二 勺8 ↓ R 吉 臣 ぴ一 × △㊥⑳碧 ↓・d 胃 需 冒 莞 ↓ 畏 。出o§ 塁 Φω・ ×o担×8 00コ・ ︽ ω×g o苦民×恥 9 ﹄ぴ采 oつo ×oω国誉 弓器 ︾ お 凱。。・20.ω 6↓勺.魯 ● 差 、6昌 農業 におけ る減価 償 却 問 題 (3 ) 日 窃 吉 畏 。 国 こ ↓皇 ② M T C の改 組 は 、 ソ ビ エト 農 業 と く に コ ル ホ ー ズ に お け る 減 価 償 却 問 題 を 新 た に提 起 せ し め る に いた った 。 で は 、 コル ホ ー ズ に お い て 減 価 償 却 の問 題 が、 ど のよ うな 形 態 で惹起 さ れ た の であ ろう か。 この事 柄 を 理 解 す る た め に は 、 コ ル ホ ー ズ 経 営 の つぎ の 特 質 を ま ず 理 解 し て お か ね ば な ら な い。 第 一の 特 質 は 、 最 近 に お け る コ ル ホ ー ズ の 固 定 フ ォ ン ド 組 成 状 態 の変 化 で あ り 、 第 二 の 特 質 は 、 最 近 ま で の コ ル ホ ー ズ 生 産 に お け る 減 価 償 却 概 念 の欠 如 で あ る。 定フ オ 定 ン 健 フ npeAnPHfiTliPt. 〔出 所 〕3)KOHOMHKaCeJlbCKOXO3flthCTBeHHblX (yge6Hoenoco6He).1962.cTp.187. 第 一の 特 質 に つ い て 説 明 を く わ え よ う 。 一般 に 、 農業 に おけ る固定 フ ォ ン ド に属 す るも のとし て、 ト ラ ク ター 、農 業 作 業機 、 使 役 家 畜 、畜 産 家 畜 、 農 具、 輸 送 手 段、 生 産 用 建 (多 物 ・施 設 ・設 備 、 土 地 改 良 施 設 、開 拓 用 植 林 年 性植 物)な ど が あ る ( 第 4図参 照 )。 と こ ろ が 、 コ ルホー ズ では従 来 工業 技 術 的装 備 は、 国 家 に よ っ てM T C を 通 じ て お こ な 備 に お い て M T C に 立 脚 し て い た と い う 従 来 の 農 業 制 度 の特 徴 を 反 映 し て い た の で あ る 。 し た が って 、 一九 三 九 年 に な か った の で あ る 。 こ の よ う に 、 農 業 用 機 械 器 具 の 比 重 が 比 較 的 低 い と い う こ と は 、 コ ル ホ ー ズ 生 産 の機 械 技 術 の装 自 動 車 輸 送 施 設 、 副 業 設 備 に 限 ら れ 、 農 業 用 機 械 器 具 は 、 総 固 定 フ ォ ン ド の構 成 の な か で わ ず か な 比 率 し か し め て い わ れ て いた の で、 コル ホーズ の固 定資 産 は、 毎年 急 速 に増 加 し て いた と は いえ 、そ の増 加 は主 とし て建物 、 畜 産 家畜 、 宅 営定 住経固 区 獣 燥勺 物 植 非 生産 産 主 定 その他 の 郭 生産 的 固定 フ オン ド 年'M 多 学 コ ル ホ ー ズ と ソ フ ホ ー ズ の 固 定 フ ォ ン ドの 組 成 第4図 36 叢一 ぞム ロ冊 商 (402) (403) ソ ビ エ トに お け る 減 価 償 却 論 争 ㈲ 37 (1 ) は 、 コ ル ホ ー ズ の 総 固 定 資 産 の う ち 、 使 役 家 畜 は 一七 ・三 % 、 畜 産 家 畜 は 二 五 ・三 % 、 生 産 用 建 物 は 三 〇 ・六 % で あ る が 、 農 業 用 機 械 器 具 は 、 わ ず か 七 ・二 % を し め て い た に す ぎ な い の で あ った 。 ま た、 一九 五 八 年 の M T C 改 組 時 点 に お け る コ ル ホ ー ズ の 固 定 資 産 の 構 成 は 、 玄田産、 用 動 物 ・禽 鳥 が 一二 ・八 % 、 生 産 用 建 物 が 六 一 ・七 % 、 多 年 性 植 物 が (2 ) 二 ・六 % 、 農 業 用 機 械 器 具 、 設 備 、 輸 送 手 段 が 二 二 ・九 % で あ った 。 と こ ろ が 、 す で に 考 察 し た ご と く 、 M T C の 改 組 と 農 業 機 械 の コ ル ホ ー ズ への 売 り 渡 し は 、 コ ル ホ ー ズ 生 産 に お け る 急 速 な 技 術 的 装 備 と 総 合 的 機 械 化 の 広 範 な 可 能 性 を も た ら し た と 同 時 に 、 投 資 総 額 に お け る機 械 ・器 具 の獲 得 の た め の コ ル ホ ー ズ 費 用 部 分 は 、 い ち じ る し く 増 加 し た の で あ る 。 コ ル ホ ー ズ に お け る 拡 大 再 生 産 の重 要 な 条 件 は 、 経 営 (3 ) の集 約 的 管 理 で あ る。 レ ー ニ ン は い う 。 ﹁肥 料 に た いす る 支 出 の資 料 と 農 具 と 機 械 の 価 額 に か ん す る資 料 は 、 農 業 の 、 、 集 約 化 の 程 度 の も っと も 正 確 な 統 計 的 表 現 と し て 役 立 つ﹂ と 。 か く し て 、 投 資 総 額 に お け る 技 術 獲 得 の た め の コ ル ホ ー ズ の 費 用 部 分 は 、 ロシ ヤ 共 和 国 の コ ル ホ ー ズ 全 体 に つ い て、 一九 五 七 年 の 一八 ・七 % か ら 一九 五 八 年 の 五 八 ・四 % に増 加 し た の であ る 。中 央 非 黒 土地帯 の コ ルホー ズ では、 投資 総額 に おけ る トラ ク ター 、 農業 機 械 、 器具 、 設 備 獲 得 の 費 用 部 分 は 、 一九 五 八 年 に は 五 〇 ・五 % で あ り 、 中 央 黒 土 地 帯 の コ ル ホ ー ズ で は 五 九 ・四 % 、 リ ペ ック 州 の コ ル ホ (4 ) ー ズ で は 六 九 ・四 % と な った 。 一九 五 八 年 か ら 一九 五 九 年 に か け て ソ ビ エト の 全 コ ル ホ ー ズ は 、 国 家 か ら ト ラ ク タ ー 、 38 表 よ り 明 ら か な ご と く 、 大 き く 変 化 し た の で あ る 。 コ ン バイ ン お よ び そ の他 の 農 業 機 械 を 三 二 億 ル ー ブ ル購 入 し た の で あ る 。 こ の 結 果 、 コ ル ホ ー ズ の 生 産 的 岡 定 フ ォ ン ド の価 値 、組 成 およ び構 造 は、 第 M T C の 改 組 と 農 業 機 械 の コ ル ホ ー ズ への 売 却 と い う 農 業 改 革 は 、 コ ル ホ ー ズ に お け る 固 定 フ ォ ン ド の 構 成 に変 化 を も た ら し た が 、 こ の構 成 変 化 は 同 時 に コ ル ホ ー ズ 経 営 に た いし て い ろ い ろ な 影 響 を 与 え た。 と り わ け コル ホ ー ズ は 、 自 分 の所 有 と な った ト ラ ク タ ー や コ ン バ イ ン お よ び そ の 他 の 農 業 機 械 を 、 国 有 企 業 の ソ フ ホ ー ズ の そ れ と 同 様 に 、 減 ほ ﹂ 7 ほ 3 5 ﹄ 4 5 26 泊 4.2 46.7 4 旧 0 o o 1 100 的 固 定 フ ォ ン ド 一 20 100 1.0 叢 0.2 全 生 産 学 1.2 物 植 性 年 aHanH3aHCnOnb30BaHHHOC}IOBHb!X 〔出 所 〕H.H.XMe」leBcKH貴,MeToAHKa 3.8 24.9 100 3.5 24.6 5.6 14.5 多 3.4 52.2 造 商 トラ ク ター,発 動 機,農 業 用 機 械,お よ び そ の 他 の 労 働 用 具 29.6 物 営 備 設 ・ 具 ・ 物 築 畜 産'家 6.4 送 畜 役 畜 9.6 6.8 手 12.1 構 家 使 13.8 7.9 28.1 1957年11959年 1959年 段 器 一 生 産 的 固 定 フ ォ ン ドの 組 成 1959年 運 て ヴ ラデ ィー ミル 州 の 全 コル ホ ー ズ につ い て リペ ツ ク州 の 全 コル ホ ー ズ につ い ロ シ ヤ共 和 国 の 全 コ ル ホー ズにつ い て 38 善!L 酊圃 (404) 第38表1957年 一1959年 に お け る ロ シ ヤ 共 和 国 の コ ル ホ■ 一 ・ 一ズ の 生 産 的 固 定 フ ォ ン ドの 構 成 の 変 化(総 計に対する%,年 度末の もの) ΦoH丑oBBKonxo3ax.1964.cTp.24. 価 償 却 を し な け れ ば な ら な く な った 。 こ こ で 第 二 の 特 質 に つい て 説 明 を つぎ に く わ え よ う 。 M T C 改 組 前 に は 、 コ ル ホ ー ズ の 固 定 フ ォ ン ド の組 成 中 た と え 農 業 用 機 械 器 具 の 比 重 は 比 較 的 低 か った に せ よ 、 外 に 比 重 の 高 いと こ ろ のそ の他 の 固 定 フ ォ ン ド と 共 に、 所 謂 固 定 資 産 で あ る 以 上 償 却 対 象 物 で あ る こ と は 、 一般 の 場 合 と か わ ら な い は ず で あ った 。 と こ ろ が 従 来 、 コ ル ホ ー ズ で は 、 会 計 年 度 末 に 生産 物 の原 価計 算 にさ いし て 固定 フ ォンド の消耗 額 を簿 記 上 に 反 映 す る こ と は な く 、 し た が って 、 固 定 フ ォ ン ド の 消 耗 を 直 接 に計 算 す る こ とも な いの で、 減価 償 却 によ る控 除 と いう こ と は な か った の で あ る。 マ ルグ リ ス ︽≧ 飴噌 ぺ§ △︾' ︾ は、 ﹁ソ ビ エト 国 民 経 済 各 部 門 に お け る 簿 記 計 算 ﹂な る 書 物 の 一九 五 九 年 の 第 三 版 増 補 版 で、 コ ル ホ ー ズ 会 計 に お い て は ﹁固 定 資 産 の 減 価 償 却 は い ま ま で 簿 記 勘 定 に よ って お こ な わ れ る こ (5 ) と は な か った ﹂ と の べ て い る 。 し か し そ の か わ り 、 コ ル ホ ー ( ※) ズ に お け る 固 定 フ ォ ン ド の 更 新 と 現 状 回 復 は 、 ﹁不 分 割 基 金 ﹂ ・ こう し て・ 同 疋フ ・ンド の覆 計 算 と 減 価償 却 の 控 除 と いう 形 式 に よ って 貨 幣 所 得 の 中 か ら お こ な わ れ て い た の で離 一 (405) 一 ソ ビエ トに お け る 減 価 償 却 論 争 ⇔ 39 (注 ) 控 除 と が コ ル ホ ー ズ 会 計 に は 欠 如 し て い た こ と は 、 従 来 の コ ル ホ ー ズ 生 産 が農 業 技 術 の 点 に お い て 主 と し て M T C に 不 分 割 基 金 ︽ 出o恒o﹄属呂ぴ忌 ■o出垣 ×o自×oωo︾ と は 、 農 業 ア ル テ リ の主 要 な 共 同 フ ォ ン ド の 一つ で 、 ア ル テ リ 員 の問 に分 配 さ 依 存 し て い た こと にあ る の であ る。 ※ れ る こ と な く 、 コ ル ホー ズ の共 同 経 営 に お け る 拡 大 再 生 産 の確 保 と 、 コ ル ホ ー ズ 員 へ の文 化 ・厚 生 上 の サ ー ビ ス の改 善 と に コ 役 立 てられ る。 不分 割 基金 の増加 は、 コルホー ズ の共 同経営 の発展 のも っとも重要 な指標 であり 、 この基金 には、 コルホ ー コルホ ーズ 員 の加 入料 、② 国 家 か ら 無 償 で う け と っ た財 産 お よ び 貨 幣 資 金 の 五 っ ア ル テ リ の貨 幣 所 得 か ら の毎 年 の控 除 、 ズ の労 働 手 段 、 建 物 、 輸 送 手 段 、 多 年 性 植 物 な ど が 含 ま れ る 。 こ の 基 金 の 形 成 源 泉 は 、 ω コ ル ホ ー ズ 員 の 労 働 の コ ル ホ ー ズ 生 産 各 部 門 へ の直 接 投 下 、 ⑤ ル ホ ー ズ へ の加 入 の さ い に社 会 化 さ れ る財 産 の価 値 の 25 % な いし 50 % の繰 入 、 ㈲ ω が あ る 。 コ ル ホ ー ズ 生 産 の発 展 、 労 働 生 産 性 の向 上 、 コル ホー ズ 所 得 の増 加 は 不 分 割 基 金 を 増 大 さ せ、 そ れ に も と つ い て投 二頁 ∼ 一 = 二頁 )。 コ ル ホ ー ズ 生 産 物 の原 価 計 算 は 、 い ま ま で は 十 分 に確 立 し て い な か った が 、 原 則 と し て は つぎ の方 法 で な さ れ て い た と い 資 が 増 加 す る (︽ 民官 ↓臣 障 翼 o国o苦田 Φo臣 啓 △自畠 碧 ダ お O。。.⇔弓唱'品 N∼ お ω. ︾邦 訳 、 = (注 ) わ れ る 。 す な わ ち 、 コ ル ホー ズ 生 産 物 の原 価 は 、 コ ル ホ ー ズ の 費 用 と コ ルホ ー ズ に奉 仕 し たM T C の費 用 と を 加 算 し た も の で あ った 。 後 者 の M T C の費 用 は 、 ト ラ ク タ ー 作 業 価 値 に よ って 決 あ ら れ 、 前 者 の コ ル ホ ー ズ 自 身 の 費 用 は 、 現 物 形 態 と貨 幣 形 態 で 考 慮 さ れ る 。 こ れ ら の費 用 の う ち 直 接 費 と し て、 農 作 物 の栽 培 や 家 畜 の飼 養 管 理 の 経 費 、 種 子 ・栽 培 用 材 料 .肥 料 な ど の経 費 、 生 産 物 の保 管 ・加 工 ・輸 送 の た め の経 費 が あ る 。 間 接 費 に は 、 部 門 共 通 費 と 経 営 共 通 費 が あ る 。 部 門 共 通 費 は 耕 種 部 門 や 養 畜 部 門 の 部 門 全 体 に 関 係 す る 経 費 で あ り 、 経 営 共 通 費 は 管 理 ・経 営 の費 用 、 経 営 共 通 の輸 送 費 、 出 張 費 、 防 火 対 策 費 、 通 信 費 な ど が あ る (こ れ ら 間 接 費 は 、 生 産 物 の生 産 の た め に 直 接 支 出 さ れ た 労 働 日 に 比 例 し て 、 各 種 の生 産 物 に 配 賦 さ れ る )。最 後 に 、 コ ル ホ ー ズ 員 の所 得 の算 定 基 準 と な り コ ル ホ ー ズ の労 働 の 評 価 基 準 で あ る と こ ろ の労 働 日 の 原 価 (こ の コ ル ホ ー ズ の労 働 の評 価 は コ ル ホ ー ズ 原 価 計 算 の最 も 複 雑 な 問 題 の 一つ で あ る ) が く わ わ っ て 、 コ ル ホ ー ズ 生 産 物 の原 価 計 算 は完 了す る。 コ ル ホ ー ズ 固 定 資 産 の減 価 償 却 は 、 ﹁ソ フ ホ ー ズ の た め に 定 め ら れ た 減 価 償 却 の基 準 に し た が っ て決 め る の が 合 理 的 で あ る ﹂ (︽ 切碧 8× ↓.ロこ O肩 臣 類ω恥月類拍 oo月国9 国o↓国ぷo⇔民o﹃o oo自・n民o・ ×oωm国o弓ロo嵩出oワo 類℃自 ω8 恒3 国P 一Φ切Φ・ ︾ 磯 辺秀 俊氏 、 倉 田貞 氏 共 訳 ﹁集 団 農 場 の経 営 ﹂ 二 五 四 頁 )と か 、 ﹁固 定 資 産 の減 価 償 却 は 、 ソ フ ホ ー ズ で 適 用 さ れ て い る 率 で計 算 さ れ 費 用 ・ 40 「一 一 叢 一 商 学 ぞ!」fi冊 (406) に 含 め ら れ るL(︽ ≧ oづ﹃累自国o >二切ぺ×﹃ロ﹄↓⑳℃△民国啓 望西o↓ 匂d o↓噂曽 担泣× 鵠飴℃oお鵠08 ×oω﹄陣6↓o目国 ∩∩∩㊥.od↓o噂oP ロゆ噂Φ喝①∩o, 冒 臣 oo 国ω溜 目 ρ 9 0べ o↓噂・ω⑩P︾ )べ き で あ る が 、 生 産 費 勘 定 で計 算 さ れ る こ と は な く 、 勘 定 記 帳 と は 別 に 増 加 額 で 計 算 民ρ ↓需 ↓ぴ⑳、目m需 冨 Oo↓壁 属o⑦ 国賃 § 沓ρ 一巴 Φ.自 ㊥・ω。。N・ ︾ )と か いわ れ て さ れ て い た と か、 ﹁固 定 資 産 の減 価 償 却 は い ま ま で簿 記 勘 定 に よ っ て お こ な わ れ る こ と は な か った 。 そ れ は 原 価 計 算 に さ い し て見 積 ら れ て い た﹂ (︽ ≧ 名 蔓 § o P 、↓皇 ※ ρ︾ 邦 訳 、 二 五 四頁 ) で あ る 。 こ の た め 、 農 業 機 械 や ト ラ ク タ ー 、 コ ン バ イ ン以 外 の従 来 い る。 だ が 、 は っき り し て い る こ と は、 ﹁今 日 ま で ︹M T C 改 組 前 ー 森 ︺、 コ ル ホ ー ズ の 生 産 に減 価 償 却 の考 え を 欠 いて い た こ と﹂ (︽ 切知n8× ↓.戸 、↓皇 か ら 比 較 的 多 量 に所 有 し て い た そ の 他 の 固 定 資 産 の 会 計 は 、 放 漫 であ っ て 、 た と え ば 、 コ ル ホ ー ズ に お け る 固 定 資 産 の 総 額 の中 に は耐 用 年 数 を 過 ぎ たも の や 、 役 に た た な く な った 資 産 で廃 棄 さ れ る べ き も の も は い っ て い た 。 ま た コ ル ホ ー ズ 生 産 に お け る 減 価 償 却 概 念 の欠 如 は 、 コ ル ホ ー ズ 生 産 物 の 原 価 計 算 を も 不 完 全 な も の に し て い た。 だ が いま や コ ル ホ ー ズ 自 身 の所 有 と な った ト ラ ク タ ー や コ ン バ イ ンを 含 め て 、 す べ て の コル ホ ー ズ の 固 定 資 産 は 、 減 価 償 却 を し な け れ ば な ら な く な って き た 。 コ ル ホ ー ズ 生 産 への 減 価 償 却 概 念 の導 入 は 、 コ ル ホ ー ズ 生 産 物 の 原 価 を 科 学 的 に 算 定 し 、 新 し い国 家 買 付 価 格 で あ る 地 域 別 ・品 質 別 の格 差 の つ い た ( 必 要 な場合 には季 節 差 の ついた)単 一価 格 の た め の経 済 的 に 基 礎 づ け ら れ た 価 格 形 成 の 資 料 を 提 供 し な け れ ば な ら な い し 、 さ ら に こ の こ と は 、 コ ル ホ ー ズ 経 営 (7 ) の 費 用 を そ の 所 得 に よ って 支 弁 し 、 収 益 を 高 め る よ う に さ せ る こ と 、 つま り コ ル ホ ー ズ に 独 立 採 算 制 を 確 立 さ せ な け れ ば な ら な いま で に い た った 。 か く て 、 パ ァ ハ モ フ ︽ コ買 o呂o国 ﹀・ ︾ は つぎ の よ う に い う 。 ﹁コ ル ホ ー ズ が 自 己 の 技 術 を 利 用 す る 条 件 のも と で は 、 固 定 資 産 の減 価 償 却 と ト ラ ク タ ー 、 コ ン バイ ン お よ び そ の他 の農 業 機 械 の修 繕 に つ い て の問 題 が 新 た に 生 じ て い る 。 か つ て の よ う に 、 M T C に 大 部 分 の技 術 が 存 在 し て い た 時 に は、 減 価 償 却 控 除 は 遂 行 さ れ な か った 。 技 術 の 修 繕 費 は 、 ト ラ ク タ i 活 動 の ヘク タ ー ル あ た り の 一定 の控 除 率 の 範 囲 で 予 算 か ら ま か な わ れ て い た 。 独 立 採 算 制 を と る コ ル ホ ー ズ 、 ソ フ ホー ズ お よ び P T C に 農 業 技 術 が 集 中 し て い る 今 日 で は 、 固 定 資 産 の更 新 と 修 繕 の た め の 減 価 償 却 基 金 を 創 造 す る こ と が 必要 で あ る 。 こ の 基 金 は、 農 業 企 業 の 投 資 の重 要 な 源 泉 の 一つ で あ り 、 独 立 採 算 制 を 強 化 し 、 そ し (407) ソ ビ エ トに お け る減 価 償 却 論 争 41 (8 ) ﹁す ぐ に ︹M T C 改 組 直 後 ー 森 ︺国 営 企 業 と 同 様 に 磨 滅 を 組 織 的 に算 定 計 算 て機械 の高度 の生産 的 利用 とそ の正 し い保全 とを助 け る であ ろう 。 L ま た 、 マ ルグ リ スも い う 。 コル ホーズ は、 1 す る現 実的 な減 纏 却控 除 率 を設定 す る必要 が あ る:・ 已 し、 固 定 資 産 の更 新 と大 修 繕 の 堅 実 な 源 泉 を 創 く る こ と が 必 要 で あ る 。 こ の た め 、 コ ル ホ ー ズ に と って は ソ フ ホ ー ズ の 減 価 償 却 率 に応 じ で、 固定 フ・ ンド の再 生産 を護 こ の よ う に し て、 コ ル ホ ー ズ の新 し い 発 展 段 階 に お い て 、 コ ル ホ ー ズ 固 定 資 産 の 減 価 償 却 率 の 作 成 、 固 定 フ ォ ンド の 計 算 の改 善 、 当 座 修 繕 や 大 修 繕 の 改 善 な ど は 、 重 要 な 意 義 を も つに い た った 。 コ ル ホ ー ズ に お い て 減 価 償 却 問 題 が 惹 起 さ れ て き た 経 過 は 、 以 上 の ご と く で あ る。 農 業 に お け る 減 価 償 却 率 の 作 成 は 、 す で に考 察 し た 工 業 部 門 に お け る 場 合 と 同 様 に ( 第 3章 第 2節 ②参 照 )、 そ れ と 関 連 し て 解 決 せ ね ば な ら ぬ 問 題 と し て 、 固 定 フ ォ ン ド の 総 棚 卸 し と 時 価 に よ る 評 価 替 え の実 施 に 関 す る 問 題 と 、 固 定 フ ォ ン ド の科 学 的 某 礎 を も った 新 し い分 類 に 関 す る 問 題 と を 、 農 業 部 門 に お い て も 解 明 せ ね ば な ら ぬ 課 題 と し て 登 場 し て き た 。 こう し た な か で 、 一九 六 〇 年 九 月 一日 付 の ﹁コ ル ホ ー ズ に お け る 岡 定 フ ォ ン ド の 再 評 価 に つ い て﹂ な る ソ 連 邦 閑 僚 全 議 決 議 が 発 表 さ れ た 。 こ の 決 議 に よ る と 、 す べ て の コ ル ホ ー ズ に た い し て 一九 六 二 年 一月 一日 の 状 態 で 全 固 定 フ ォ ン ド (た だし 使役 家畜 と畜産 家 畜 は 再評価 さ れ な い。 な ぜなら ば、 す べ て の家畜 は 一九 五九 年 一月二 日 に購 入価 格 で再 評価 ( 10二注) コ ル ホ ー ズ に お け る固 定 フ ォ ン ド の 再 評 価 と 磨 滅 の 決 定 と 同 時 に 、 な お 河 川 経 済 団 体 や 管 下 農 業 団 体 の周 定 フ ォ ン ド (灌 さ れ るか ら) を 時 価 に よ って 再 評 価 し 、 そ の磨 滅 率 を 決 定 す る こ と を 課 し た の で あ る 。 (注 ) ロdこ × 自 o碧 ↓o悼烏 o陣 目⑳唱Φo熔 出×0 8 ロo。↓O二 〇ふ︾ )。 溜 用 、 給 水 用 、 乾 燥 用 制 度 .設 備 な ど )も 再 評 価 さ れ る こ と に な った (︽ 切餌Oロ臣 臣 匡× ■8 肩呂 ×g ×oω畠 ・ω×05 宅民臣 8 自 日 o﹃o ×8 菖 ⇔闘 飴二 ・)O戸.苔 ふ こ こ で 注 意 す べき こ と は 、 今 日 ま で ソ ビ エト に お い て は 固 定 フ ォ ンド の 再 評 価 は 、 あ る 一部 の 地 域 に お い て、 ま た は あ る 減 価 償 却 論 争 の展 開 に よ っ て 国 有 企 業 の 固 定 フ ォ ン ド の再 評 価 は 、 一九 五 六 年 一二 月 二 五 日 付 の決 議 (第 3 章 第 2 節 ② 参 照 ) 特 定 の産 業 に限 ら れ て、 そ し て 特 別 の歴 史 的 背 景 と 事 情 の な か で実 施 さ れ た (第 1章 第 2 節 ④ の注 参 照 ) にす ぎ な か っ た が 、 叢 一 42 商 学 ヨム6侃 (408) に よ って 決 定 さ れ、 コ ル ホ ー ズ の そ れ は こ の 一九 六〇 年 九 月 一日 付 の決 議 に よ っ て決 定 さ れ た 。 こ の た め 、 こ こ に国 有 企 業 、 コ ル ホ ー ズ 協 同 組 合 企 業 に 関 係 な く す べ て の 企 業 が、 そ し て ま た 工業 部 門 、 農 業 部 門 に 関 係 な く す べ て の 部 門 に わ た って 、 ソ ビ エト で初 め て の全 国 家 的 規 模 に よ る 再 評 価 が 実 施 さ れ る こ と に な った こ と で あ る 。 つ い で に、 コ ルホ ー ズ の 再 評 価 の 輪 郭 を 知 る た め に、 再 評 価 業 務 の 内 容 を 多 少 と も 触 れ る と つぎ の ご と く で あ る 。 こ の 再 評 価 の 業 務 は 、 そ の 組 織 化 に と って 重 要 な 環 であ る 地 区 で な さ れ る 。 コ ル ホ ー ズ に た い す る 不 断 の 指 導 と援 助 は、 地 区 実 行 委 員 会 で お こ な わ れ る 。 こ の 地 区 実 行 委 員 会 の も と に 、 地 区 の 代 表 実 行 委 員 、 国 家 統 制 監 査 実 行 委 員 、 ま た 固 定 フ ォ ンド の 再 評 価 の経 験 を も っ た ソ フ ホ ー ズ お よ び 工 業 企 業 の労 働 者 の代 表 委 員 か ら な る専 門 委 員 会 を 形 成 す る。 そ れ ぞ れ の 地 区 の 実 行 委 員 会 に と っ て の コ ル ホ ー ズ の 固 定 フ ォ ンド の 再 評 価 の 実 施 に関 す る 準 備 と計 画 は 、 つぎ の ご と く で あ る 。 ① 一九 六 一年 四 月 ∼ 五 月 ま で に、 再 評 価 の準 備 と し て コ ル ホ ー ズ の 固 定 フ ォ ン ド の 基 礎 資 料 を 整 理 す る 。 ② 同 じ 一九 六 一年 四 刀 ∼ 五 月 の う ち に 、 建 物 の価 値 指 標 集 、 目 録 を 集 め る 。 ③ 一九 六 一年 六 月 ま で に、 再 評 価 委 員 会 と こ の 業 務 に た ず さ わ る 人 々 に よ っ て、 再 評 価 に関 す る指 令 を 研 究 す る 。 ④ 一九 六 一年 六 月 ∼ 七 月 ま で に、 固 定 フ ォ ン ド の個 々 の対 象 物 の 実 験 的 再 評 価 を お こ な い、 そ の物 理 的 磨 滅 を 決 定 す る。 ⑤ 一九 六 一年 八 月 ∼ 一 一月 ま で に 、 再 評 価 を 実 施 し 、 す べ て の 固 定 フ ォ ン ド の磨 滅 を 決 定 す る。 ⑥ 一九 六 一年 = 月 に は、 固 定 フ ォ ンド の 再 生 産 価 値 と物 理 的 磨 滅 の決 定 の 正 確 性 を 具 体 的 に点 検 す る 。 ⑦ 一九 六 二年 一月 二 五 日 ま で 、 固 定 フ ォ ン ド の 再 評 価 と磨 滅 決 定 の結 果 の報 告 書 を 点 検 し 、 地 区 実 行 委 員 会 に よ っ て確 認 さ れ る。 ま た 、 再 評 価 を実 施 す る た め に、 コ ル ホ ー ズ は 自 分 の と こ ろ で も 委 員 会 を つ く る 。 委 員 会 は 、 コ ル ホ ー ズ 幹 部 代 表 、 監 査 委 員 代 表 お よ び農 学 士 、 技 術 .建 築 家 、 機 械 技 師 、 会 計 士 か ら な る専 門 家 代 表 で形 成 さ れ る 。 こ の 委 員 会 は 、 地 区 実 行 委 員 会 の 指 導 の も と で、 コ ル ホ ー ズ の 固 定 フ ォ ンド の再 生 産 価 値 と 物 理 的 磨 滅 を 決 定 す る の であ る 。 ま た 、 コ ル ホ ー ズ の こ の 委 員 会 は 、 使 役 家 畜 、 畜 産 家 畜 、 禽 鳥 、 養 蜂 を 除 い た 固 定 フ ォ ンド の総 棚 卸 し を 、 一九 六 一年 度 の 棚 卸 し と兼 ね て 再 評 価 の た め に、 一九 六 一年 八 刀 一日 の状 態 で お こ な わ な け れ ば な ら な い (た だ し 、 貨 幣 資 産 の年 度 棚 卸 し は 一二月 に 実 施 )。 コ ル ホ ー ズ に お け る 固 定 フ ォ ン ド の 再 評 価 と 磨 滅 の決 定 に関 す る 訓 令 は 、 ソ連 邦 中 央 統 計 局 に よ って 、 一九 六 一年 四 月 一日 ま で に作 成 、 発 表 さ れ こ O ・。唱8 需 莫 m 。畠 畠 臣 × 合畠 這畠 瓢 昌 m這 召 胃 塁 × ・ ま Φ↓ 国 曾臣 臣 婁 × 自 の碧 ↓畠 員 ゆ陣 ロoU8 偏 艮 の 09 畠 口宮 × ロ こ 0 9 噂8 焉 臣 ⑳ R き 臣 ■H × ■o昌 o匂。 民o艮 8 0戸 尾 ぷ3 国 8 自 9 。×8 書 3 ・。窪 出臣 軍 国 6呂 ×8 貰 ・ ﹂⑩8 ・2 ρ 一一 。弓 ● 賠 ∼ 悼Φ◆冒 ぼ 莞 国 8 匂d×8 巽 二 巴 ⑩・Z 。・ 。 。 3 ∨ や∼ 一・。.出 蓑 胃 塁 員﹄ る 必 要 が あ る 。 そ し て 、 コ ル ホ ー ズ の 再 評 価 に た いす る 適 時 な 系 統 的 な 管 理 ・指 導 は、 国 家 統 計 局 が 責 任 を も つ の で あ る (︽ ed陣日 自 g 切 蓉 奏 8 9 国 ◆臣 笛 。匡 由 蓉 目 8 良 ' 一 (409) } ソ ビ エ トに お け る 減 価 償 却 論 争 43 曾 長 畠 g 自 8 8 ' ωぎ 目 苦翼 e 9 自 良 。弓。 ぎ ω忌 ⇔畠 p 一⑩Φ↑・Z 9 口 9 三 〇心∼ S Φ. × 。皇 窃 卜. 二 (買 。肩 飴 5 。田 ↓● 。。 閑o﹄×Oω陣× ロゆ噂Φo貝Φ国閑ぺ o口=o臣 哲 × ÷o国垣畠 ・ 切ゆo↓出鵠× o↓旬↓国3 民×民 . 戸Φ窪 ・Zo◆ ﹄ n↓唱・ Φ膳∼ $ . ︾ )。以 上 が コ ル ホ ー ズ の 再 評 価 の業 務 日 程 であ る。 な お 、 コ ル ホ ー ズ に お け る 減 価 償 却 率 の作 成 に と っ て の ス ケ ジ ュウ ル は 、 十 分 に知 る こ と が でき な い の で あ る が 、 す で に み た 国 有 企 業 のそ れ と こ の コ ル ホ ー ズ の 再 評 価 の 日 程 にそ って 、 調 査 、 研 究 、 討 議 さ れ て い っ た と 推 定 され る。 以 上、 主 とし て コルホ ーズ に おけ る減 価 償 却 問 題 を考 察 し てき た が、 こ の問 題 は、 早く から減 価 償 却 概念 が導 入さ れ て い て 、 工 業 国 有 企 業 の減 価 償 却 問 題 と 同 様 に す で に 論 争 の 対 象 と な って い た と こ ろ の 国 有 企 業 の ソ フ ホ ー ズ の減 価 償 却 問 題 と の 関 連 の も と で 、 究 明 さ れ て いき 、 ソ ビ エト 農 業 に お け る 減 価 償 却 論 争 を 展 開 さ せ た 。 以 下 、 ソ ビ エ ト (注 ) 農 業 に おけ る 減価 償 却 問 題 を解 明 し て いく こ と にし よう 。 (注 ) 農 業 に お け る 減 価 償 却 問 題 と 一口 に い っ て も 、 そ の内 実 は 複 雑 であ る が 、 と り わ け 早 急 に解 明 し な け れ ば な ら ぬ事 柄 と し て つぎ の も の が あ る 。 そ の 一つ は、 M T C 改 組 に と も な い、 コ ル ホ ー ズ の 所 有 と な った ト ラ ク タ ー 、 コ ン バ イ ンお よ び そ の 他 の嘉 業 機 械 を、 ど の よ う に減 価 償 却 す る か の 問. 題 で あ る 。 そ の 二 は 、 一九 五 六 年 六 月 三〇 日 付 の ﹁果 実 、 苺 、 葡 萄 の 生 産 と 調 達 の増 大 に つ い て﹂ の ソ連 邦 閣 僚 会 議 と ソ連 邦 共 産 党 中 央 委 員 会 の合 同 決 定 に と も な い、 果 実 園 、 葡 萄 園 の栽 培 は増 加 し た が 、 こ う し た 背 景 のも と で 、 果 実 園 の減 価 償 却 は ど う あ る べ き か の 問 題 を 提 起 さ せ て き た こ と で あ る 。 ま た 同 時 に、 多 年 桂 植 物 の減 価 償 却 の問 題 も 登 場 し てき た 。 こ う し た これ ら の 問 題 は 、 工 業 にお け る 減 価 償 却 問 題 と は か な り 性 質 の異 な る 内 容 を も って いる の で あ る 。 訳 ﹁集 団 農 場 の経 営 ﹂ 二 四 〇 頁 。 ⇔。自 日 o弓。 ×8 頴蹄8 塁 ︾ (1 ) 切①口8× ↓. ロニ OU弓o臣 ω釦貝民笛 8 貝鵠①自因⇔↓国垣Φ百緊o﹃0 6ゆ白ぴ∩×o×oω出民否↓ロ6出国o﹃o ロ噂o寓ω9 戸o↓ロP ↑Φ09 磯 辺 秀 俊 ・倉 田貞 共 ♂ 自 8 。ロ"︽ ω民。9 § 臣 8 曽 切臣 × 合。日 畠 ロ 次。自×。ω飴×二 ⑩O﹄・⇔↓噂﹄ ω・ \ (2 ) 日 Φo・器 畏 o S "勺8 ↓ 9 出8 ロ¢× 名 o碧 畠 望苔 m9 器 ↓ 裟 oぎ § 遷 出・ =こ ≧ 。↓。寝 臣 臣 9 5 餌 国昌 9 ぴ8 ロ①出§ ed忌 こ ○呈 ㍉ o苦・鵠 3 廿・N。。∼ N⑩. 一⑩朝◎。・Zρ ω 臼 唱.8 ・ (3 ) 自窪 臣 (4 ) ×湾 莞 切舞 嵩 44 ↑ (5 ) 管 宮 苫 胃 ﹀ こ 切き ﹃9 ↓6育 § 砕 さ 。↓ . 切 。§ 9 穎 日 唱。自 。﹁二 ωp 。ω慧 △§ 臼. n↓や R 9 ・ ω。。ド 輿 05 § § ︾ お O。。・之 ρ ﹁コ ル ホ ー ズ 8 自 舞 oヴo ×oω担腎 ↓器 ︾ 二 ⑩。"・・ ε ロ 69 ●n苔 ζ ×8 ≧ 自 9 ・ ︽ bdo昌 R 匡 切 蓉 自 。ω9 .富 (6 ) 武 田 孟 教 授 ﹁コ ル ホ ー ズ 簿 記 の 特 異 性 ﹂ 会 計 第 七 八 巻 第 六 号 参 照 。 切名 8 羨 § oO目 ω呂 § ㊥飴2 3 (7 ) コ ①×oぎ 切 ﹀ニ コ 窪 o↓。勺記 。 起 o⑳﹄窪 匡 b。. ﹀ こ × 。ω忌 。↓器 臣 曇 (8 ) ω。。N∼ ω。。ω・ 一一 n鴫唱 ・ ﹄o◎・ ≧ 。㊥q § 。 ﹀ こ ↓§ 葵 P ⇔昌 (9 ) 目 需 oロ①巽 o o畠 o田 目 × 曾 出碧 国 ×9 ×8 畠 ・ ︽ ω蓉 9 苦国9 ﹁経 済 学 の 諸 問 題 ﹂ 誌 、 切器 9 寓 切こ × 自 m碧 ↓9 長 急 ﹁農 業 経 済 ﹂ 誌 、 (10 ) 却問題に関する讃 解 お Φ一・Z ρ N O↓づ・ 声Oふ ③ 藁 の竃 ソ ビ エト 農 業 に お け る 減 価 償 却 問 題 の解 明 は 、 主 と し て 、 ︽ ヲ。苫 器 9 戸 ︾、 ビ ィノク ゥル ﹁コ ム ニ ス ト ﹂ 誌 を つう じ て 、 ゴ ル カ ァ エ バ とソフホ ﹁統 計 通 報 ﹂ 誌 、 論 ω・︾ 、 ブ ー ニチ ︽ 田 臣 三 ]◆ ︾ 、 パ ァ ハ モ フ ︽ コ巽 o哀。ロ ︾・ ︾ 、 イ バ ノ ブ ︽ S 。d臣 o切国. ︾ 、 ユ ド ブ ス キ ー △ ○戸畠 戻 忌 匂d・ ︾、 バが ゴ ル カ ァ エ バ ︽ 弓o苫 器 認 皿 ︾ の見解 ﹁経 済 学 の 諸 問 題 ﹂ 誌 一九 五 六 年 第 八 号 に 公 表 し た ﹁コ ル ホ ー ズ に お け る 減 価 償 却 基 金 に つ い て ﹂ な る 論 文 で あ き た の で あ る が 、 そ れ 以 前 に コ ル ホ ー ズ に お け る 減 価 償 却 問 題 の 改 善 を 強 調 し た 論 文 が み ら れ る。 そ れ は ゴ ル カ ァ エ す で に 明 ら か に さ れ た よ う に 、 農 業 に お け る 減 価 償 却 問 題 は 一九 五 八 年 の M T C 改 組 を 契 機 に 関 心 の ま と に な っ て 13 ︹ に よ って お こ な わ れ た 。 以 下 、 こ れ ら の 見 解 を 考 察 し て い く こ と に し よ う 。 バ ァシ レ フ ︽ b o①§ 自 moロ 垣 弓 ・ ︾ 、 二 ー キ チ ン ︽ コ葵 寓§ 国 ・垣 ◆ ︾ 、 バ バ ヤ ン ︽ 切呂 窒 顕 ud・ ︾ 、 コ ー チ ネ フ ︽ ×o塁 ⑦切 P ・ ︾ら ︽b d臣 05 唱 ﹀・bd・ ︾ 、 ア マ ン マ メ ド ブ ︽ ﹀法臣 家egΦ匂畠 ﹀・ ︾ 、セ ヌ ケ ェ ビ ィ チ ︽ ∩畠 器 塁 鵡 ﹀・ ︾ 、ル ク ヤ ノ フ ︽ ロ∨×●臣 畠 ︾ ・ ︾、 コ ル ス ノ ブ ︽ ×o育 ぺ国ood 恒 S ・ ︾ 、 ロ ー ザ ァ ︽ ロoω恥 コ・ ︾ 、 ツ ィ ブ ル ス キ ィ ス ︽ 員沓Oぺ旨ぴo×国n P ー ズ に おけ る 会 計 と財 務 ﹂ 誌 、 学 商 一 (410) (4ユ1) ソ ビエ トにお け る減 価 償 却 論 争㈲ 一 一 45 (1 ) 国 有 企 業 に お い て は 固 定 資 産 の更 新 の た め の減 価 償 却 基 金 は 存 在 し 、 一 る。 この論 文・ で は、 コ ル ホ ー ズ への 減 価 償 却 概 念 の導 入 の 必 要 性 、 そ の 導 入 の 結 果 改 善 を 必 要 と す る コ ル ホ ー ズ 会 計 コ ル ホ ー ズ への 減 価 償 却 概 念 の 導 入 制 度 に つ い て 、 つぎ の よ う に の べ て い る 。 旬 ( 定 の 制 度 と し て の 減 価 償 却 は す で に 歴 史 を も っ て い る 。 し か し 、 ﹁ど う いう わ け か 、 コ ル ホ ー ズ は例 外 で あ る 。 コ ル (2 ) ポー ズ の生産 物 原 価 には 生産 手 段 の磨滅 はな ん ら 反映 さ れな い。﹂こ のた め ﹁コル ホー ズ に お いて は、 固 定資 産 の減価 償 却 計算 が存 在 しな いと いう こと は 、 生産 物 の生産 費 を 正し く計 算 し、 社 会 経済 の個 々の部 門 の収 益性 を決 定 す る こ (3 ) と を 乱 し 、 さ ら に 、 固定 資 産 の 正 し い 評 価 、 そ の 利 用 と 状 態 、 更 新 の 記 帳 を 乱 す の で あ る 。﹂た し か に 、 コ ル ホ ー ズ に 減 価 償 却 概 念 が 欠 如 し て い る た め に 、 た と え ば 家 畜 小 屋 や 物 置 場 な ど の建 設 、 多 年 性 植 物 の 栽 培 、 灌 概 お よ び そ の他 の業 務 に た いし て 、 ま た 固 定 資 産 の大 修 繕 に た いす る コ ル ホ ー ズ 員 の 労 働 参 加 の 貨 幣 的 評 価 の 統 一的 方 法 も な か った の であ る。 いま ま でに は コル ホー ズ に は計 算 と報 告 書 の資 料 から 、 固 定資 産 は生 産 物 の生産 にど の程度 参 加 し た か、 固 定 資 産 は ど れ だ け 磨 滅 し た か 、 そ し て 、 い か な る 固 定 資 産 が ど れ だ け の部 分 大 修 繕 に よ って 再 生 さ れ た か と い う こ と を 、 決 定 す る こ と は で ぎ な か った の で あ る 。 コ ル ホ ー ズ 会 計 制 度 に お け る こ の 資 料 の欠 如 は 、 固 定 資 産 と そ の価 値 の 実 際 の 状 態 を 不 明 確 に し て い る だ け で な く 、 コ ル ホ ー ズ の 全 経 営 の 実 際 の状 態 の 決 定 を 困 難 に し て い た 。 か く て 、 (4 ) ﹁農 業 指 導 を 実 質 的 に 改 善 す る た め に は 、 わ が 要 員 の 注 意 を 、 経 済 の 諸 問 題 に 、 生 産 に お け る 労 働 支 出 の 切 り 下 げ に 向 け さ せ な け れ ば な ら な い﹂ と いわ れ た。 こ う し て 、 ゴ ル カ ァ エ バは 主 張 す る。 ﹁わ れ わ れ は、 コ ル ホ ー ズ が 穀 物 、 ト ウ モ ロ コ シ、 肉 お よ び そ の 他 の 農 業 生 産 物 に 、 ど の く ら い の費 用 を 要 し た か を 計 算 す る 必 要 が あ る 。 こ う し た 原 価 を 、 コ ル ホ ー ズ や M T C の生 産 的 固 定 資 産 の減 価 償 却 計 算 な し に決 定 す る こ と が で き る か 。 も ち ろ ん で き な い 。 コ ル ホ ー ズ に お け る 減 価 償 却 控 除 は、 現 在 ソ フ ホ ー ズ で お こ な わ れ て い る 率 に よ って な さ れ え る と わ れ わ れ は 考 え る 。 あ る 同 志 は 、 コ ル ホ ー ズ 生 産 の特 徴 に応 じ て 特 別 の 減 価 償 却 率 を コ ル ホ ー ズ の た め に 作 成 す る こ と を 、 要 求 し て い る 。 し か し、 46 叢一 商 学 払 嗣 (412) (5 ) コ ル ホ ー ズ 生 産 過 程 と 、 そ れ と ほ と ん ど 同 じ であ る ソ フ ホー ズ 生 産 過 程 と を 区 別 す る特 徴 点 と は 何 か 。 そ の よ う な特 徴 は な く 、 し た が っ て 、 コ ル ホ ー ズ の た め の特 別 の減 価 償 却 率 を 作 成 す る 必 要 は な い 。﹂ M T C 改 組 前 か ら こ う し て す で に コ ル ホ ー ズ への 減 価 償 却 概 念 の導 入 を 強 調 し だ の で あ る。 塁 寓餌 臣 ロ胃 苧 ×雪 胃 9 臣 広① ロ き 民。臣 担︾ 、 ② 主 要 家 畜 育 成 の 減 価 償 却 基 金 ︽ 飴蓉 肩 民ω貸 き 臣 =障 恥 コ ル ホ ー ズ の減 価 償 却 会 計 の 設 立 コ ル ホ ー ズ に お け る 減 価 償 却 基 金 の設 定 の た め に は 、 ゴ ル カ ァ ヱ バ に よ れ ( ば 、 勘 定 計 画 と 会 計 手 続 き に 特 別 の再 検 討 を 必 要 と し な い と い う 。 そ し て 、 減 価 償 却 基 金 と し て 、 ① 投 資 の 減 価 償 却 基 金 ︽皇 唱 望 器 長 o臣 匡陣 官 日 倉 葺 塁 甘 冒 昌 。田 § Φ 。畠 8 寓。弓 。 3 芦 餌︾ 、 ③ 自 動 機 械 大 修 繕 の 減 価 償 却 基 金 ︽ § 毛 這 8 長 。臣 望邸 宮 買 国但 ×碧 胃 § 臣 匡陣 需 ぎ 胃 。9 0臣 宮× 自臣 胃酔02 。胃 o胃 o日塁 ︾、 ④ 自 動 機 械 更 新 の 減 価 償 却 基 金 ︽皇 。 苫 器 貴 き 臣 .忌 甘 日 田 9 8↓碧 8担9 属o畠 ぎ ξ 日臣 ︾ 、 ︽ 皇 名 目 8長 。塁 田陣 甘 目 の 五 つを 形 成 す る 必 要 が あ る と い う 。 減 価 償 却 基 金 の資 金 は 、 農 業 銀 行 の 投 資 の 当 座 勘 定 に 記 入 さ れ る 。 ⑤ 自 動 機 械 を 除 い た 固 定 資 産 大 修 繕 の減 価 償 却 基 金 ⇔ 需碧 目 ︾ ( 第 39表 参 照 ) 。 さ ら に 、 生 産 的 固 定 資 産 の減 価 償 却 控 除 と そ の 磨 滅 の 計 算 手 続 き と ま た 、 コ ル ホ ー ズ に お け る 減 価 償 却 計 算 の た め に は 、 固 定 資 産 の 運 営 場 所 別 に あ る いは 経 営 部 門 別 に 、 減 価 償 却 控 除 (6 ) の 月 間 の 一覧 表 を 作 成 せ よ と い う し て 、 つ ぎ の 方 法 を あ げ て い る (第 40 表 参照 )。 (こ の 表 の内 容 を ゴ ル カ ァ エ バ は 十 分 に 解 説 し て い な い の で、 外 国 の ソ ビ エト 研 究 者 と し て の わ れ わ れ に と っ て は 、 そ の 内 容 を 推 測 す る ほ か に な い。 た だ 、 ゴ ル カ ァ エ バ に よ れ ば 、 減 価 償 却 控 除 と そ の磨 滅 の 計 算 手 続 き の方 法 と し て 、 こ の表 の と お り に し た が う て お こ な う 方 法 と 、 1 のb 、 3 のb お よ び 7 の方 法 を 表 か ら 取 り 除 き 、固 定 資 産 ブー テ ︽切菖 二 ・ ︾ の見 解 の磨 滅 の計 算 資 料 を 、 別 個 の経 営 計 算 よ り え ら れ る よ う に す る 第 二 の方 法 が あ る 、 と指 摘 し て い る )。 幻 一九 五 八 年 二 月 M T C の 改 組 と 同 時 に 、 す で に 以 前 か ら 潜 在 化 し て いた コ ル ホ ー ズ の減 価 償 却 は 、 新 し い条 件 の も ︹ 一 47 ソ ビエ トにお け る減価 償 却 論 争㈲ 一 (413) 195・ … 年 に お け る 「あ け ぼ の 」 コ ル ホ ー ズ の 畑 作 ブ リガ ー ダ ーNo.1 第39表 に つ い て の 固定 資 産 一 覧表 1 動↓ は た ま 10 月 菱仕 数量 金 使 役家 畜 屋 外 86∼95 価 却 年 ( 減 償 率 番号 に よ る1月1 日の在 高 一額 資 種 名 利所 定 の , ,場 固産 類 称用 棚卸 バ ラ ンス価 値 業務 の遂1減 価 償 却 金額 関 連 勘 定 行1(ル 6,000 No.13 さ と うき び肥 料 の 運 送 一 10 ー ブ ル) 50 勘 定 〔出所 〕3.ropbKaeBa,06aMopTH3a叫HoHHblxΦoH丑axBKoJlxo3ax.《BonpocbI gKoHoMHKH》1956.No.8cTp.149. 第40表 取 引 の 内 組 織 的 方 法 に よ る減 価 償 却 と磨 滅 の 計算 容 w}一 1.a)減 日 一 勘 定 の 借 勘 方 費 用勘 定 価 償 却控 除 定 の 、一 貸 一 方 一___一 「不 分 割 基 金 」,「 減 価 償 却 基金」補助勘定 b)磨 2.大 滅 の控 除 「不 分 割 基 金 」,「 固 定 資 産 の減 価 償 却 」 項 目 修 繕 生産 勘 定12,「 「生 産 的 固 定 資 産 の 磨 滅 」 現物=貨 幣決 済 大 修 繕費 」 補 助 勘定 3.a)完 b)磨 成大 修繕 の 記 入 「不 分 割 基 金 」,「 減 価 償 却 勘 定12,「 勘定 滅 の 記入 基金」補助勘定 「生 産 的 固 定 資産 の磨 滅 」 4.除 去 固定 資産 の記 入 5.固 定 資産 撤 去 の費 用 「不 分 割 基 金 」,「 大 修 繕 」 項目 「生産 的 固定 資産 の除 去」 「生 産 的 固 定 資 産 」 同上 6.撤 去 また は販 売 か らの 材料 の獲 得 7.除 去 生産 的 固定 資産 の 磨 滅金 額 の記 入 大 修 繕費 」 補 助 現 物=貨 現 物=貨 幣決 済 幣決済 「生 産 的 固 定 資 産 の 撤 去 」 「生 産 的 固 定 資 産 の 磨 滅 」 「不 分 割 基 金 」 〔出 所 〕3・ropbKaeBa,06aMopTH3all}oHHblxΦoH及axBKo調xo3ax.《Bonpocbi gKoHoMHKH》1956.No.8c叩.150. と で 早急 に解 決 しな け ﹁コ ル れば な ら ぬ 問題 とな っ た。 とり わ け、 ホ ー ズ に 販 売 さ れ る機 械 の減価 償 却 と評 価 に つ い て﹂ の 問 題 は 、 緊 急 課 題 と な った。 こ の テ ー マを 取 り 扱 った ブ ー ニチ の論 文 が 、 ﹁コ (7 ) ム ニ ス ト﹂ 誌 一九 五 八 年 第 四 号 に発表 さ れ た。 こ の 論 文 で は 、 コル ホ ーズ に売却 さ れ る機 械 の評 価 と コルホー ズ の 減 価 償却 率 に つい て、 コル ホ﹂ ズ に売 つぎ の よ う に の べ て い る (A)。 叢 一 48 学 法両 冊 商 一 (414) 却 さ れ る機 械 の 評 価 現 在 、 コ ル ホ ぷ ズ に は す で に ト ラ ク タ ー 、 農 業 機 械 、 自 動 車 な ど の 機 械 ・設 備 の 価 値 は 、 二 四 〇 億 ル ー ブ ル に な って い る が 、 M T C 改 組 の 結 果 、 コ ル ホ ー ズ へ販 売 さ れ る 機 械 ・設 備 の 評 価 の 問 題 が 、 い ま ま で に な い大 き な 意 義 を も つよ う に な って き た 。 さ て と こ ろ が 、 M T C に は 、 異 な った年 度 に お い て 獲 得 し た と こ ろ の、 し た が って 、 異 な る 取 得 価 値 を も つと こ ろ の ト ラ ク タ ー が 、 集 中 し て い る 。 そ こ で 、 ブ ー ニチ は い う 。 ﹁種 々異 な る価 格 でそれ を販 売 す る こと は正 しく な い。す べて の農業 機 械 は、 それ が 生産 さ れ た時 期 と関 係 な し に、 現 在 の価 (8 ) 格 の見 地 か ら評 価 され る必要 があ る。 この こ とは、異 な る取 得価 格 をも っ同種 のト ラク ター は、 同 一の現 在 の (再 生産 の)価 格 でも って販 売 され る必要 があ る こ とを、意 味 す る。﹂ そ し て 、 ブ ー ニチ は こ の 再 生 産 価 格 の 旦ハ 体 的 内 容 を 以 下 説 明 す る 。 ま ず 、 現 在 で は 工 業 で す で に 生 産 さ れ て いな い 労 働 手 段 、 ま だ は輸 入設 備 の 再 生 産 価 値 は 、 類 似 し た 現 在 の労 働 手 段 の価 格 を 基 礎 に し て、 性 能 、 生 産 性 、 技 術 H 経 済 的 指 標 に お け る 差 異 を 修 正 し な が ら 、 つま り 道 徳 的 磨 滅 に よ る 構 造 の 陳 腐 化 を 考 慮 し な が ら 、 決 定 さ れ る 。 旧 式 の 労 働 手 段 の 再 生 産 価 値 の 決 定 に 利 用 さ れ る 機 械 の技 術 11 経 済 的 指 標 が 多 種 多 様 に 異 な る 場 合 に は 、 支 出 ノ ル マは 統 一 (注 ) 貨 幣 指 標 を と る よう にな る。 コペイ カ と評価 され る) ﹁∩↓ω1出﹀↓S ﹂(͡ 弓﹀ )型 ト ラ ク タ ー は 、 一馬 力 に 二 二〇 グ ラ ム の燃 料 を 支 出 す る (そ れ は 七 ・七 コ ペ イ カ と 評 価 さ れ る ) 現 在 (注 ) ブ ー ニチ は つぎ の よ う な計 算 例 を あ げ て い る 。 一馬 力 に 三 一五 グ ラ ム の 油 を 支 出 す る (そ れ は = あ る 類 似 の ﹁員↓-朝ど 型 ト ラ ク タ ー と 、 ﹁員↓19 ﹂型 ト ラ ク タ ー の現 在 価 格 (一万 六、 六 〇 〇 ル ー ブ ル )と を 基 礎 に し て 、 つぎ の 公 式 で計 算 さ れ る 。 bd"‖ 。目・× s S od戸⋮ ⋮ 湿 餅 O 潜 寅 ↑汁 陪 O 〒Ψ ﹀ 、ー θ 珊 肝 臨 官 商 u ロ憶⋮ ⋮ 施 諒 ● 踊 難 酔 姉 麺 ↑汁 苗 挑 一Ψ 、 、 ー O 制 肝 臨 官 高 S ⋮ ⋮ \\↑4 万 o ぐ・パ S 面 粛 澄 市 荊 溺 六 ↑汁 7Ψ 、 、 ー O 恨 同 漂 辻 O薄 輩 噛 油 (体 議 冴 署 諭 ) 一 (415) ソ ビエ トに お け る 減 価 償 却 論 争 ⑭ 一 49 S ⋮ ⋮ \\↑4 育 ○ ぐ・パ O 曲 餅 O †Ψ 、 、 ー S 恨 同 漂 廿 O蕩 挙 爆 誼 (瞳 讃 冴 謂 貢 ) -p 言 ⋮Y § こ の 公 式 よ り 、 ﹁∩↓ωー=︾弓国﹂(︼↓︾)型 ト ラ ク タ ー の再 生 産 価 値 は 、 つぎ の よ う に な る 。 一 三 略匡 (︽ × o呂 苦∨ロ国⇔↓・ 戸⑩凱◎ 。・ 乞 o. ︽ o壱 . ωP ︾ )。 古 い構 造 の 機 械 は 、 能 力 、 修 繕 管 理 費 、 生 き た労 働 の 費 用 な ど の多 く の指 標 に お い て、 現 在 の 類 似 し た 機 械 の そ の 指 標 と 異 な る場 合 があ る。 こ の た め、 旧式 機 械 の再 生産 価 値 を決 定 す る には、 多 数 の指標 に ついて の現在 の類 似 し た 機 械 の資 料 を 集 め る 必 要 が あ る。 な お 、 道 徳 的 に 陳 腐 化 し た 労 働 手 段 の 再 生 産 価 値 の計 算 の 基 礎 に は 、 試 験 的 機 械 ま た は 見 本 的 機 械 で は な く て 、 現 在 の 工 業 の 基 礎 と な って い る機 械 を 、 適 用 す る こ と が 必 要 で あ る 。 M T C 改 組 の政 策 で は 、 機 械 だ け で な く M T C の 建 物 も コ ル ホ ー ズ へ売 却 す る こ と が 許 さ れ て い る。 こ の た め 、 こ う し た 建 物 の 評 価 は 、 建 物 の 平 方 メ ー ト ル 数 、 使 途 、 耐 久 性 、 建 物 の 階 数 、 設 備 な ど の 資 料 を 基礎 に し て 得 た 一平 方 (9 ) メ ー ト ル の 現 在 価 値 を も っ て、 決 定 さ れ る。 こ の方 法 で 評 価 す る に は 、 固 定 フ ォ ンド の全 般 的 棚 卸 し に よ って な さ れ る ソ連邦 国 家 建 設委 員 会 の計 算 を 利 用 す る こ と が合 理 的 で あ る。 つぎ に 、 ブ ー ニチ は コ ル ホ ー ズ に 販 売 さ れ る 労 働 手 段 の 磨 滅 の 決 定 に つ い て 説 明 す る 。 た と え ば 、 さ き の ﹁∩↓㌣ エ︾↓寓﹂(一↓﹄ ) 型 ト ラ ク タ ー は 、 も し も 磨 滅 し て い な け れ ば 、 一万 一、 六 一八 ル ー ブ ル で 販 売 さ れ る 必 要 が あ る が 、 (注 ) す で に利 用 さ れ て いた な らば 、 そ の価 格 から 磨 滅 額 だけ 差 し引 く 必要 が あ る。 (注 ) こ こ で ブ ー ニチ は計 算 例 を あ げ る 。 い ま 、 ト ラ ク タ ー が 販 売 さ れ る ま で に 八年 間 活 動 し た とす る。 そ し て 、 道 徳 的 磨 滅 を 考 慮 し た こ の ト ラ ク タ ー の 標 準 平 均 耐 用 年 数 が 一二年 であ る と す る と 、 ト ラ ク タ ー の磨 滅 は つぎ の よ う に な る 。 Φ ρ旦 串 ק ) 論 学 50 叢一 商 一一 (416) 誉 。。-。9 ω)の覆 辱 し い切P 旦 斗 ק ) こ の数 値 は 、 対 象 物 の実 際 の組 成 状 態 に よ って 試 験 さ れ な け れ ば な ら ぬ 。 ト ラ ク タ ー の 状 態 の 調 査 に よ り て 、 そ れ が さ ら に 七 年 は活動 す る こ・が でき る こ・が明 ら か にな ・た時 には、そ の有 効 率 は、 ξ と な る。 対 象 物 の撤 去 価値 の比率 が大 き い時 には、 磨滅 の決 定 には つぎ の公式 を適 用 す る。 〒 十 ×( §㌔ ) 国 ⋮ ⋮ 違 惜 書 O踊 薄 堺 匂d⋮ ⋮ 鴻 覗 O 尋 邊 避 遜 (柏 鮮 ) O⋮ ⋮ 磁 麟 書 颯 難 酔 峠 畑 ↑汁 脹 賂 圃 螢 ○ 齢 溌 惜 誉 O 汁 & S 弔 避 ヨ 遍 溢 巫 ロ・ ⋮ -劃 肝 酪 官 薗 行 汁 ぐ・叫 小津 惜 書 o 難 培 官 薗 o 洋 闇 誉 。了 巳。) ]・なる (会 § § 三 員 累・ § こ P︾). ト ラ ク タ ー の実 際 の耐 用 年 数 が 八 年 、 平 均 耐 用 年 数 が 一二 年 、 撤 去 価 値 が 二 〇 % で あ る と す る と 、 ト ラ ク タ ー の磨 滅 は 、 Oω ・。。 斗 十 こ う し て 磨 滅 の 正 し い決 定 の た め に は 、 ト ラ ク タ ー の実 際 の 耐 用 年 数 、 標 準 耐 用 年 数 、 残 り の 耐 用 年 数 、 撤 去 価 値 の 諸 資 料 を 必 要 と す る。 中 央 機 関 は た だ ち に ト ラ ク タ ー の各 種 型 別 の こ れ ら の 資 料 を 検 討 す る 必 要 が あ る 。 ま た 、 コ ル ホ ー ズ へ販 売 さ れ る 機 械 が 、 過 去 に お い て 修 繕 を う け な か った 機 械 か 、 ま た は 大 修 繕 を う け た 機 械 な の か 、 あ る い は 最 後 の 大 修 繕 後 に ほ と ん ど 活 動 し な か った 機 械 な の か 、 な ど に よ って 、 そ の 販 売 価 格 は 変 化 す る 。 こ の 販 売 価 格 を 決 定 す る に は 、 二 つ の大 修 繕 の 標 準 的 間 隔 、 最 後 の 大 修 繕 後 の機 械 の 実 際 耐 用 期 間 、 大 修 繕 価 値 を 知 る 必 〇 〇〇 ル│ブ ル差 し引 く 必要 があ る 三 例 をあ げ て い◎ M T C の機 械 や そ の 他 の労 働 手 段 が 、 コル ホ ー ズ に 販 売 さ れ る や い な や 、 コ ル ホ ー 、 そ の販 売価 格 から 三 コル ホーズ の減価 償 却 率 ラ クタよ 要 が あ る (ブ ー ニチ によ れば 、大 修 繕間 隔 が 二年間 、 最後 の大 修 繕後 の耐 用期 間 が 一年 、大 修 繕価 値 が 四、○ ○ ○ ルー ブ ル であ る 販雫 B ( (417) 一一一 ソ ビ エ トに お け る 減 価 償 却 論 争 胸 一 一 51 ズ に お け る 減 価 償 却 問 題 が 発 生 し た 。 従 来 、 M T C に お い て も 固 定 フ ォ ン ド の減 価 償 却 控 除 は お こ な わ れ て いな か っ ﹁ソ同 盟 共産党 第 二〇回 大会 ﹂ 日本 共産 党 中央 委 員会 訳 た し 、 M T C は 国 家 予 算 の資 金 で 運 営 さ れ て い た の で 、 独 立 採 算 制 企 業 で も な か った (二〇 回党 大会 指令 では、M T C は 一九 五 六年 から独 立 採算 制 への切り かえ に着手 す る こ とがう ち ださ れー boこ × o。o口℃ooぺ o ロo唱m巴 駕 寓 ↓○ 臣 ×oω麺青 ↓ロo臣 匡 陣 官 oぶ弩 ・ ×o客家累目 3 . お 鵠 ・2 0・卜 ⇔弓 ・ぱ ∼ ぼ ・ ︾ な ど に み ら れ る よ う に こ の問 題 は 究 明 さ れ て い た。 し か し 、わ ず か 二年 後 に 急 にM T C は改 組 さ れ る こ と に な り 、 M T C の独 立 ︽ は o自民 頴匡× 第 ミ分 冊 一八 〇 頁 参 照 i ー そ の 後 の 論 調 も 、 ﹁M T C の独 立 採 算 制 への 移 行 の 問 題 に よ せ て﹂ な る ド ル ジ ヌ イ の コ ム ニ ス ト誌 上 の論 文 1 ー 採 算制 移行 問 題 は たち消 え とな った)。 し か る に 、 コ ル ホ ー ズ は 協 同 組 合 独 立 採 算 制 企 業 で あ る。 こ の た め 、 コ ル ホ ー ズ の 滅 価 償 却 計 算 は 、 他 の費 用 計 算 と 同 様 に 、 生 産 物 原 価 、 収 益 性 、 新 機 械 の効 果 を 決 定 す る う え で 、 重 要 と な る 。 ブ ー ニチ は つぎ の よ う に強 調 す る 。 ﹁は じ め の う ち は、 ソ フ ホ ー ズ の減 価 償 却 率 や コ ル ホ ー ズ に現 存 す る 基 準 を 利 用 す る こ と を 、 コ ル ホ ー ズ に推 薦 す る こ と が で き る 。 し か し、 原 則 的 に そ れ ら は 多 く の 点 で 改 善 さ れ て お ら ず 、 よ って 再 検 討 を 必 要 とす る 。 こ の検 討 は 工 業 、 建 設 業 、 運 送 業 、 ソ フ ホ ー ズ に お け る減 価 償 却 率 の至 急 な 検 討 (ソ連 邦 政 府 の 決議 に よ る も の) と と も にな さ れ る こ と が 良 い 。 コ ル ホ ー ズ の 固 定 フ ォ ンド の 減 価 償 却 率 は、 基 本 建 設 と大 修 繕 に と っ て の労 働 手 段 の種 類 別 に作 成 さ れ る 必 要 が あ る 。 こ の 率 は 耐 用 年 数 を 減 少 さ ヨ せ る こ と に よ っ て農 業 機 械 の道 徳 的 磨 滅 を 考 慮 す る 必 要 が あ る ︹こ の点 に つ い て の ブ ー ニチ の 主 張 の論 拠 は、 前 節 ㈲ の 孤 参 照 ー ( 11) ︹ 森 ︺。﹂ つづ け て、 ブ ー ニチ は 、 新 減 価 償 却 率 の作 成 と 関 連 し て 、 農 業 に お け る 固 定 フ ォ ン ド の 分 類 を 正 確 に す る こ と 、 ま た 、 現 在 コル ホ ー ズ で 利 用 さ れ て い る 労 働 手 段 の 価 格 は 、 再 生 産 価 値 と 一致 し て お ら ず 、 こ の た め 保 険 支 払 い額 の 不 正 確 な ど を も た ら し て い る た め 、 コ ル ホ ー ズ の 固 定 フ ォ ン ド の再 評 価 を 実 施 す る こ と を 強 調 す る 。 さ ら に 、 こ れ か ら お こ な わ れ る コ ル ホ ー ズ の 減 価 償 却 控 除 の う ち に は 、 コ ル ホ ー ズ に か わ っ てP T C が 引 き 受 け て お こ な っ た 修 繕 業 務 学 ' して い る 。 ら 撤 去 さ れ た こ と を しめ 1・CXT3・1"CT3HATIil・ 42.4 34.6 〔}ll所〕A.RaxoMoB,HeKoTopbienpo6"eMbi aMOpTH3aUHHBCenbCKOMXO35111CTBe. 《BorrpocblgKoHoMmKn》1958.No.11 CTP.48. の う ち に,物 社 会 主 義 農 業 企 業 に お け る減 価 償 却 察 し て いる。 A ( (1 2) のた め に コル ホーズ が支払 う部 分 ( 大 修 繕 のた め の減 価 償却 に相 当 す る 部 分) を 含 ん で い る こ と を 、 ブ ー ニチ は 指 摘 し て い る 。 三 フ の論 文 が 嚢 され補 こ の弧 珊文 皿 パ ァ ハモ フ︽ コ良 § 畠 P ︾ の 見 解 ︹ ﹁経 済 学 の 諸 問 題 ﹂ 誌 一九 五 八 年 第 一 一号 に ﹁農 業 に お け る 減 価 償 却 の若 干 の問 題﹂ な る 三 で は ま ず 、 社 会 主 義 農 業 企 業 の 生 産 的 固 定 フ ォ ン ド は 、 一九 五 七 年 に は 一九 五 三 年 に 比 較 し て 七 二 % 増 加 し 、 そ の う ち 、 M T C が 五 六 % 、 ソ フ ホー ズ が 二倍 以 上 、 コル ホー ズ が五 五 % そ れ ぞれ 増 加 し た こ と 、 そ れ と と も に 、 第 41 表 よ り 明 ら か な ご と く 、 た と え ば 陳 腐 化 し た ト ラ ク タ ー は つぎ つぎ と M T C か ら 撤 去 さ れ 、 そ の後 は 農 業 用 機 械 製 造 業 に お け る 技 術 的 進 歩 の も と で 生 産 さ れ た 大 量 の 新 し い技 の支 出 計 算 の た め に 、 減 価 償 却 控 除 は 不 分 割 基 金 で お こ な わ れ 、 そ れ に よ っ て資 金 と 労 働 の補 償 お よ び 拡 大 再 生 産 を な 状 態 に あ った の か を 明 ら か に す る 。 第 一に 、 コル ホ ー ズ に つい て の そ れ は 、 す で に み た ご と く ( 本 節 ②参 照 )、 ﹁特 別 パ ァ ハ モ フ は ま ず 、 今 日 ま で の社 会 主 義 農 業 企 業 の 減 価 償 却 は ど の よ う 修 繕 .大 修 繕 の 改 良 な ど の 問 題 を 、 ソ ビ エト 農 業 の 新 し い発 展 段 階 で 惹 起 し た と 考 え 、 こ の諸 問 題 を つぎ の よ う に 考 る 固 定 フ ォ ン ド の 増 大 を 背 景 に し て実 施 さ れ たM T C 改 組 は 、 周 定 資 産 会 計 の改 善 、 新 し い減 価 償 却 率 の 作 成 、 当 座 術 に よ っ て充 足 さ れ て い る 、 と いう こ と を 指 摘 す る 。 そ し て 、 農 業 用 機 械 製 造 工 業 に お け る 技 術 的 進 歩 と 農 業 に お け Cか れ ら は す べ てMT り,そ 上 で あ に,50%以 トラ ク タ ー は した 理 的 に も道 徳 的 に も磨 滅 も と も 型 も,「CT3HAT;,li型 「CXT3」 30.2 去 ∼1957年 こ の 表 は,1956年 49.1 % 15.3 単 位1,000個 25.4 1957《年}こお け る 撤 15.9 % 39.5 単 位1,000個 去 に お け る撤 1956年 ら の撤 去 陳 腐 化 した トラ ク タ ー のMTCか 第41表 52 叢一 ≡ム fi冊 商 一 (418) ∼ ∼ 0 6 0︾ 5 -⊥ 万 O ∼ 8 3∼83 <yHHBepcan》 369 5∼59 KOM6a敵lblcaMOXOAH ble《C-4》 249 11∼25 ∼ 362 ∼ OV 7` 3 1← <CXT3》 ∼ 《CT3-HATH》 3∼60 ∼ 7∼14 986 nδ 776 0 《Be刀apyCb》 寸1 14 1,681 23,200 6∼17 4 1,170 775 9臼 141 9,200 《K2王n-35》 -⊥ 9,200 QV 1,005 6 A U 1ふ 9ρ 3,414 19,500 9μ 0 19,800 7・ ーエ 0 0◎ QO 4 1,790 ハ U 3 17,000 《 八T-54》, 2∼61 ち新 う の ぞ更 1,226 3∼14 1,410 6∼75 2,043 25,000 1,572 耕つ 軟に (ル ) ク) ル と カ へ の( ル イ ユ て 討ブ ペ 地 い一 合 一コ 機 械 の 平 均 季 節 作 業 高 を 適 用 した 。 お け るMTCの 封 償 価 減 一 ク ク) ヘル イ ンの 型 に ∼1957年 新 の た め の 年 間 減 価 償 却 控 除 額 の 決 定 に と っ て は,1956年 の で,更 季 高地 の業耕 間 作軟 年節 ( ト ラ ク ター と コ ン パ 32,700 <qT3-C-80》 ル ー フ ル 取得 価 値 の補 償 の 期 間 (年 数) 罐灘 額 一 金タ 第42表 (419) ソ ビエ トに お け る 減 価 償 却 論 争 ㈲ 一 一 53 〔 出所 〕A.HaxeMoB,HeKoTopHenpo6neMblaMopTH3aHnHBcenhcKoMxo3fiti- cTBe.《BofipocbigKoHoMHKM》1958.No.11cTI).51. ソ フ ホ ー ズ で は 各 種 の 型 に 従 っ た トラ ク ター の作 業 高 計 算 は お こ な わ れ な い (14 ) 確 保 す る﹂ の であ って 、 コ ル ホ ー ズ 生 産 に は 減 価 償 却 概 念 は 導 入 さ れ て いな か った の で あ る 。 第 二 に 、 ソ フ ホ ー ズ に お い て は 、 ﹁減 価 償 却 計 算 は 二 つの 方 法 で な さ れ る 。 一つは 、 建 物 、 構 築 物 、 什 器 な ど の バ ラ ン ス価 値 に た い す る 比 率 で な さ れ る 方 法 と 、 他 の 一つ は 、 ト ラ ク タ ー や コ ン バ イ ン の作 業 活 動 ヘク タ ー ル に つ い て と 、 自 動 車 の 走行 距離 キ ロメー ト ル に ついてな さ れ る 方法 と であ る。 ソ フホー ズ にお け る固 定 フ ォンド の減価 償 却 控 除 は、 バ ラ ン ス価 値 の 七 ・五 % で お こな わ れ 、 そ の う ち 大 修 繕 に は 四 ・七 % 、 投 資 源 泉 に は 二 ・. 八% が割 り当 てら れ て い (15 ) る。 こ の 率 は 同 盟 共 和 国 ソ フ ホ ー ズ に よ って 差 が つ い て (注 ) る﹂ の で あ った 。 だ が 、 パ ァ ハ モ フ は こ の 減 価 償 却 計 算 規 定 は も は や 古 く な った と いう 。 (注 ) 減 価 償 却 計 算 規 定 が 古 く な っ た と い う こ と を 、 こ の規 定 に従 って 計 算 し た ト ラ ク タ ー と コ ン バ イ ン の減 価 償 却 資 料 に よ っ て 、 つぎ のよ う な 説 明 を し て い る 。 第 42 表 よ り 明 ら か な ご と く 、 ﹁切伶ロ唱 ∨∩ぴ﹂ ト ラ ク タ ー に っ い て の 更 新 の 減 価 償 却 率 は、 い ち じ る し く 高 く 、 軟 耕 地 ヘク タ ー ルあ たり の 減 価 償 却 控 除 金 額 の 六 二% を し め て い る 。 数 量につ い ての もの であ る。 方 お よび 州 別 の 各 型 の トラ ク ター50∼100の こ の 資 料 は,地 7∼04 3∼18 3∼24 3∼20 軟 耕 地1ヘ ク タ ー ル の 修 繕 費(ル ー ブ ル と コ ペ イ カ) 15 ユ8 15 19 間(年 数) 期 平 均 耐 用 一 トラ ク ター 《yHHBepcaJI》 7∼21 3∼16 2∼65 3∼87 軟 耕 地1ヘ ク タ ー ル の 修 繕 費(ル ー ブ ル と コ ペ イ カ) 7 10 11 10 間(年 数) 期 平 均 耐 用 叢 トラ ク タ ー 《CT3-HATH》 7∼70 3∼47 3∼46 6∼43 軟 耕 地1ヘ ク ター ル の 修 繕 費 (ル ー ブ ル と コ ペ イ カ) 州 州 方 18 21 20 21 間(年 数) 期 平 均 耐 用 学 トラ ク ター 《CXT3》 クラ ス ノ ダル ヴォ ロネ ジ イヴァ ノ ヴォ アル タ イ 一A一 一 一 、・,w一 一 一= 一 ・ 一 一 一 ‥一 一一 臼一_}^「 チ^一 方 地 地 51 ≡ム fiss 商 一 (420) 第43表 〔出 所 〕A.r[axoMoB,HeKoToPbieロPo6JleMblaMoPTn3auuuBcenbcKoMxo3fitic- TBe.《BonpocslgKoHoMHKH》1958.No.11cTp.52. そ の 結 果 、﹁切Φ畠 昌 6ぴ﹂ト ラ ク タ ー は 六 年 間 で 減 価 償 却 さ れ る の で あ る が 、 ﹁望 出苦用 ㊥8 自﹂ ト ラ ク タ ー は 八 年 間 で あ る 。 ﹁× は コ ー ﹁○↓ωーエ ︾↓ 国 ﹂、 ﹁百× 吋ω﹂ の 古 い ω朝﹂ ト ラ ク タ ー も 減 価 償 却 率 は 高 い 。 そ し て 反 対 に 、 ﹁は ↓19 ﹂、 ﹁已 ↓ω1∩lc。O﹂ ト ラ ク タ ー や 型 の ト ラ ク タ ー に つ いて の 更 新 の 減 価 償 却 控 除 率 は い ち じ る し (︽ 曽 目Ooo匡 ω民8 0呂国×国・ お m。。. く 低 い の で あ り 、 こ の こ と は こ の機 械 の利 用 期 間 を 延 期 さ せ る Z O. 一戸 n↓℃.望 艀 ︾ )。 こ と にな る 、 と い う の で あ る 第 三 に、 M T C に お い て は 、 ト ラ ク タ ー お よ び コ ン バ イ ン の 大 修 繕 に つい て の部 分 的 計 算 は お こ な わ れ て い た が 、 更 新 の た め の 減 価 償 却 控 除 は な さ れ て い な か った 。 ト ラ ク タ ー 、 コ ン バイ ン お よ び そ の他 の 農 業 機 械 のM T C バ ラ ン ス か ら の 除 去 は、減 価 償 却 会 計 に 基礎 をお いた も の でな く 、 固定 フ ォ ン ド の 物 理 的 磨 滅 の 程 度 を み な が ら お こ な った 。 こ う し て 、 ﹁M T C に お い て は 、 減 価 償 却 控 除 が お こ な わ れ な いと い う (16 ) こ と と 関 連 し て 、 多 く の 機 械 は よ り 長 期 に わ た って 利 用 さ れ 、 そ の ため、 ト ラ クタ ー の作 業 原価 を高 め た ので あ る﹂ と いわ (注) れ る。 (注 ) 第 43 表 は 、機 械 が 長 期 に わ た って 利 用 さ れ 、ト ラ ク タ ー の 作 業 原 価 を 高 め た こ と を し め す 資 料 で あ る 。こ の資 料 か ら 、﹁6×↓ω﹂ ル方 ダ ノ ス 一 フ ク地 、 肪cKoMxo3fitic_ 〔出所 〕A.naxoMoB,HeKoTopHenpo6neMblaMopTH3aUHHBce 2∼49 2,000 2,000 2,000 1,410 1,871 1,364 954 804 1∼42 1∼07 1∼47 2∼10 軟 耕 地1ヘ ク ター ル に つ い て の減 価 償 却 控 除 (ル ー ブ ル と コ ペ イ カ) 一 一 ラク 2,000 1956∼1957年 の1ト ター の 作 業 高 (軟 耕 地 ヘ ク タ ー ル) 2,000 計 算) (年 間 の 磨 滅8%の リ一 ニ ン 州 アル タイ タ シュケ ン トカ 地 方 州 ソ連 邦 平 均 (421) ソ ビ エ トに お け る減 価 償 却 論 争 55 第44表 年 閥減 価 償 却額 TBe・<BQfipocbl9'KoHoMHKH》1958.No.11cTp.52. ト ラ ク タ f の 最 大 の 耐 用 年 数 は 、 一八 年 か ら 二 〇 年 で あ り 、 結 局 こ の ト ラ ク タ ー は 物 理 的 に も 道 徳 的 に も 磨 滅 す る こ と 、 ﹁O↓ωー民 ︾ ↓寓 ﹂ ト ラ ク タ ー は 、 機 械 の 道 徳 的 磨 滅 の 例 で あ る こ と を 、 知 る こ と が で き る と パ ァ ハモ フ は いう (︽ bdo自 o(ぴ︼ 実 o胃 崔国民類. 冶 団。。・ 乞o・ ]一 ひ壱 ◆ ■ . ︾ )。 さ ら に、 現 在 では、 す ぺ て の型 の ト ラ クタ ー の磨 滅率 は年 八% 、穀 物 連 結 コ ン バ イ ン も 八 % 、 白 動 式 コ ン バ イ ン は 一〇 % と し て 決 定 さ れ て い る 。 し かし、 ・ ﹁こ の よ う な 機 械 の磨 滅 率 は 見 積 り に す ぎ な い 。 そ れ は 技 術 利 用 条 件 の も と で 変 化 し 、 ま た 変 化 し な け れ ば な ら な い。 年 問 の操 業 率 に よ る (17 ) (注 ) 技 術 の 利 用 は、 国 家 の そ れ ぞ れ の 地 方 に お け る 自 然 ‖気 候 条 件 と も 関 係 す る の で あ る ﹂ と いう 。 (注 ) 異 な る 地 帯 のM T C に お け る 水 圧 式 操 縦 装 置 を も っ ﹁員↓,忠 ﹂型 の非 常 に 普 及 し て い る ト ラ ク タ ー (ト ラ ク タ ー の価 格 は 二万 五 、 ○ ○ ○ ル ー ブ ル) に 関 す る 軟 耕 地 ヘク タ ー ル の ト ラ ク タ ー 活 動 に た い す る 更 新 の た め の減 価 償 却 控 除 額 は、 第 44 表 の ご と く で あ る 。 こ の表 の資 料 に よ って 、 パ ァ ハモ フ は 、 技 術 の 利 用 と各 地 方 の 自 然 H 気 候 条 件 と の 関 連 を 説 明 す る 。 す な わ ち 、 カ リ ー ニ ン州 の M T C に お け る 軟 耕 地 一ヘク タ ー ル に つ い て の 減 価 償 却 控 除 は 、 ク ラ ス ノ ダ ル地 方 のM T C よ り も 二倍 、 ま た ソ ビ エト の 全 M T ℃ の 平 均 値 よ り も 約 一 ・五 倍 も 大 き い。 こ の よ う な 差 異 は 、 こ れ ら の 地 方 の ト ラ ク タ ー 利 用 の特 徴 を し め し て い る 。 カ リ ー ニ ン州 の 条 件 の も と で は 、 ト ラ ク タ ー は 一 年間 に五 ヵ月間 利 用 さ れる とす れ ば、 クラ スノダ ル地方 では、 ト ラク ター は 七 ∼ 八 ヵ 月 間 に わ た って 利 用 さ れ る こ と にな る 。 し た が っ て、 ク ラ ス ノ ダ ル 叢 一 56 学 商 [ 輪 6刷 (422) 地 方 で は 、 一つ の ト ラ ク タ ー の 作 業 高 が カ リ ー ニ ン州 に お け る よ り も 二 倍 も 大 き いめ で あ る 。 し か し 、 ト ラ ク タ ー 作 業 高 に 比 例 し た 更 新 の た め の減 価 償 却 控 除 率 は 正 確 に決 定 さ れ て い な い の で あ る 。 北 方 や 中 央 の コル ホ ー ズ に お い て は、 農 地 は 原 則 と し て 小 さ な 職 区 に 区 分 さ れ て い る 。 こ の た め 、 こ の耕 地 で の 一ト ラ ク タ ー ま た は 一コ ン バイ ンの 作 業 高 は 、 農 地 が 大 き な 職 区 に 区 分 さ れ て い る 南 方 地 方 の コ ルホ ー ズ に お け る そ れ よ り も 、 小 さ い の で あ る 。 ま た 、 ト ラ ク タ ー は畝 ご と 反 復 す る 耕 作 活 動 を と り 、 さ ら に 一つ の 職 区 か ら 他 の 職 区 へと し ば し ば 移 動 し な け れ ば な ら ず 、 こ の こ と は そ の 磨 滅 を 大 な ら し め る こ と に な る 。. こ こ で パ ァ ハモ フ は、 ﹁作 業 高 で は な く て 、 ト ラ ク タ ー や コ ン バイ ン の活 動 利 用 時 間 に よ って 、 更 新 の た め の 減 価 償 却 控 除 率 を 差 別 す る 必 要 が あ る ﹂ と い う 。 ト ラ ク タ ー 利 用 時 間 測 定 の 基 準 は 、 一五 馬 力 ト ラ ク タ ー の使 い古 し て 役 に た た ぬ機 械 の 更 迭 数 が よ い 。 一九 五 七 年 の資 料 に よ る と、 国 家 の す べ て のM T C に つ い て の 一五 馬 力 の ト ラ ク タ ー で の 使 い 古 し て役 に た た ぬ機 械 の 更 迭 数 は、 一六 五 で あ り 、 ク ラ ス ノ ダ ル地 方 で は 、 二 〇 六 (一二 五 % )、 ア ル タ イ 地 方 で は、 一五 二 (九 二 % )、 カ リ ー ニ ン州 で は、 二 二七 (八 三 % )であ る 。 い ま 平 均 値 と し て減 価 償 却 率 八 % を と る な ら ば 、 ク ラ ス ノ ダ ル地 方 で は ト ラ ク タ ー の高 い磨 滅 の た め、 こ の率 は 一〇 % と な り 、 カ リ ー ニ ン州 で は 六 ・六 % と な る 。 コ ル ホ ー ズ お よ び ソ フ ホ ー ズ に お け る 技 術 利 用 の自 然 11経 済 的 条 件 に応 じ た 減 価 償 却 率 の こ の よ う な 差 別 化 は 、 す べ て の 農 業 機 械 の 実 際 の磨 滅 を 正 し く 反 映 す る こ と にな る で あ ろ う 、 と 主 張 す る (︽ bd。昌 on窪 翼 自 。§ § 二 ΦO。。.Z。.= n昌 . 日 ∼ mω︾ )。 ソ ビ エト 農 業 に お け る 減 価 償 却 の 現 状 を 分 析 し た あ と 、 パ ァ ハモ フ は 、 こ う し て技 術 利 用 の自 然 的 、 気 候 的 、 経 済 修 繕 の問 題 ま ず 、 農 業 企 業 に お け る 修 繕 工 場 の 現 状 は ど う な って いる だ ろ う か 。 た し か に 、 修 繕 工場 の 建 設 的 諸条 件 に応 じた 減価 償 却 率 を 、農 業 機 械 の ため に設 定 す べき で あ ると 提案 す る。 B ( (一九 五八年 )、 P T C 、 M T C お よ び ソ フ ホ ー ズ に お い て 投 資 は い ち じ る し く 増 大 し 、 一九 五 四 年 か ら 五 六年 に か け て 、 こ の 投 資 は 二 五 〇 億 ルー ブ ル 以 上 に な り 、 M T C と ソ フホ ー ズ にお け る修 繕 工場 は 二 、 四〇 〇 建 設 さ れ た。 今 日 は 、 一七 〇 万 修 繕 単 位 能 力 の あ る 修 繕 工場 が 一万 三 、 ○ ○ ○ あ り 、 そ のう ち 一二 〇 万 修 繕 単 位 能 力 の あ る 修 繕 工場 は 六 、 ○ ○ ○ あ り 、 そ の 外 に 、 ソ 連 邦 農 業 省 の 組 織 と し て 年 間 二 六 〇 万 修 繕 単 位 能 力 の あ る 独 立 採 算 制 修 繕 工場 が 四 七 一 (423) ソ ビ エ トに お け る 減 価 償 却 論 争 57 (18 X 注 ) 二あ る の であ る。 し かしな がら 、 修繕 企 業 の配置 網 が 不均 等 であ った り、 農 業 機械 や用 具 の修繕 に季 節 的 に大 き な 変 動 が あ った り し て 、 修 繕 企 業 の 能 力 が 十 分 に 利 用 さ れ て い な い 現 状 に あ る。 (注 ) あ る 地 方 、 州 、 共 和 国 に お い て は 、 修 繕 工 場 が 過 剰 に配 置 さ れ て いる の に 、 他 の 地 方 、 州 、 共 和 国 で は そ れ は 不 足 し て い る の で あ る 。 ま た、 一〇 〇 以 上 の ト ラ ク タ ー を も つM T C と ソ フ ホー ズ に 四 〇 〇 修 繕 単 位 能 力 の あ る 工 場 を た て たり 、 逆 に 六 〇 ほ ど の ト ラ ク タ ー を 管 理 し て い る 企 業 に 二 五 〇 修 繕 単 位 能 力 のあ る 工場 を 割 り 当 て た り し て い る 。 大 き な 修 繕 工 場 が 、 月 か ら 二月 に か け て な さ れ る 。 こ の時 期 に は 、 工 場 、 設 わ ず か し か 機 械 を も って い な い 小 さ な M T C や ソ フ ホ ー ズ に 建 て ら れ た り 、 ま た そ の 逆 の こ と が お こ な わ れ て い る 。 さ ら に M T Cお よ び ソ フ ホ ー ズ に お い て は 技 術 の修 繕 は 、 原 則 と し て = (︽ ロd昌 廿oo法 翼 05 家国苔 ・ お 伽c。・ 20・ ご 備 お よ び労 働 は、 全 労 働 日 に わ た って 仕 事 過 重 とな る 。 一年 の他 の 時 期 に は 、 工 場 へ小 さ な 注 文 が 偶 然 的 にあ る にす ぎ な い。 こ れ ら の こ と は、 多 く の 修 繕 工 場 の能 力 を 十 分 に活 用 さ せ な い よ う にし て いる oも ・mω・ ︾ )。 つぎ に 、 コ ル ホ ー ズ と 新 し いP T C と の 関 係 は ど う な る の だ ろ う か 。 コ ル ホ ー ズ と P T C と の相 、 互関 係 は、 独 立 採 算 制 の 原 則 に 立 脚 し な け れ ば な ら な い。 コル ホ ー ズ と P T C と の 決 済 方 法 は 、 ト ラ ク タ ー や コ ン バ イ ンの 修 繕 価 値 に よ っ て 決 定 さ れ る 。 コ ル ホ ー ズ は 、 ト ラ ク タ ー や コ ン バ イ ン の 技 術 的 状 態 を み な が ら P T C へ修 繕 に だ す 。 機 械 の 修 (19 ) 繕 実 施 に さ き だ っ て P T C と コ ル ホ ー ズ の 技 術 要 員 は 、 機 械 の 破 損 一覧 表 を 作 成 し 、 コ ル ホ ー ズ が P T C に 支 払 う 機 械 の修 繕 見 積 価 値 を 決 定 す る 。 さ ら に、大 修 繕 と 当 座修 繕 に つい て触 れ る。 周知 のよ う に、 修 繕 には、 減 価 償却 基 金 でな さ れ る大 修 繕 と 生産 費 で (20 ) (注 ) な さ れ る 当 座 修 繕 と が あ る 。 ﹁し か し な が ら 、 大 修 繕 と 当 座 修 繕 と いう こ の 区 別 は 完 全 な も の で は な く 、 実 際 M T C に お い て は ほ と ん ど 明 確 で な い﹂ の で あ る 。 し か も 大 修 繕 と 当 座 修 繕 と の 区 別 は 、 機 械 の よ り 完 全 な 利 用 と 費 用 の引 き 下 げ を さ ま た げ て い る 。 さ ら に 、 コ ル ホ ー ズ へ の技 術 の 販 売 と 関 連 し て 、 コ ル ホ ー ズ に お け る 修 繕 作 業 の 費 用 は、 い ち じ る し く 増 大 し て き て い る 。 大 修 繕 ・当 座 修 繕 の現 状 を 考 察 し た あ と 、 パ ァ ハ モ フ は つぎ の よ う に 提 案 す る 。 5,500 1∼ 42 1 83 4,430 4,650 0∼ 91 1∼ 53 1952 3,382 4,450 0∼ 83 1∼ 77 1952 5,743 4,620 0∼ 50 1∼ 62 1953 5,680 3,920 1∼ 13 1∼ 17 1953 5,670 5,340 1∼ 07 1∼ 51 1953 4,183 3,490 0∼ 52 1∼ 72 1954 2,823 3,680 0∼ 38 1∼ 51 ユ954 2,662 2,920 0∼ 42 1∼ 39 0∼ 96 1 ¶■ ¶上 1 1 ¶﹂ i⊥ 4■ -且 1 1 1 1 1 2 2 2 2 4 1 1一 2,555 一 5,650 1950 1957 叢 論 学 1950 の 活 動 年 度 商 一 当座 繕 5 7 2 1 4 1 3 4 9 1 大修副 ターの 経 営 番 号 XO351HC一 〔出 所 〕A・naxoMoB・HeKoTopbienpo6neMbraMop'rM3alluHBc㌫cK皿 座 修繕 ー ブ ル) トラ ク ター .54. ・N・.11cTp 叩 ・・hlgK・H・MMくu》1958 TBe・<B・ 軟 耕 地1ヘ クター ルの 費 用 (ル ー ブ ル と コ ペ イ カ) 一 修 繕 費(ル トラ ク 「丑T-54」 58 (424) 第45表 大 修 繕1当 ﹁技 術 の修 繕 の た め に は、 予 備 品 、 原 材 料 の 購 入 お よ び P T C への 支 払 い の た め の貨 幣 資 産 を 準 備 し な け れ ば な ら な い。 コ ル ホ ー ズ に お い て は、 農 業 生 産 に 季 節 性 が あ る た め 、 貨 幣 収 入 の 大 部 分 は 農 業 生 産 物 が 販 売 さ れ る 秋 に は い って く る 。 そ の他 の時 期 に は 財 務 費 用 が 発 生 す る 。 :::し た が っ て、 コ ル ホ ー ズ に お い て は 、 ま た ソ フ ホー ズ に お (21 ) い て も 、 一つ の源 泉 す な わ ち 減 価 償 却 基 金 か ら 、 大 修 繕 と 当 座 修 繕 の 融 資 を得 る こと は、 非常 に合 理的 であ る ことを し めし て いる﹂ 。 パ ァ ハモ フ の 提 案 は 、 減 価 償 却 控 除 に よ っ て修 繕 資 金 を 不 断 に蓄 積 し 、 こ の資 金 を 大 修 繕 と 当 座 修 繕 と の 区 別 を 考 え る こ と な く 支 出 す れ ば よ い と いう の で あ る 。 こ の 方 が 技 術 修 繕 費 用 を 削 減 さ せ る こ と に も な る と いう 。 そ し て 、 こ の 場 合 、 減 価 償 却 控 除 は修 繕 と更 新 と も共 に、 固定 資 産 の減価 償 却 勘 定 で会 計 処 理 を し 、 こ の減 価 償 却 控 除 は 、 コ ル ホ ー ズ の 不 分 割 基 金 の控 除 (22 ) 内 で あ る い は そ れ を 越 え て ー コ ル ホ ー ズ 員 総 会 の 決 定 に よ るー お こな わ れ る こ と に な る 。 トラ ク タ ー、 コ ンバイ ンの減 価 償却 パ ァ ハモ フ の 主 張 ℃06匡 呂 05 家国民国・一⑩朝。。.Zo・ご ︹昌 .忠 . ︾ )。 の 費 用 は 、 大 修 繕 の費 用 を さ え 上 回 っ て い る の で あ る (︽ ロロo〒 証 明 し て い る 資 料 が 第 45 表 で あ る 。 一連 の ト ラ ク タ ー の当 座 修 繕 修 繕 と の費 用 は 、 一定 の額 で わ ず か に 区 別 が つ い て い る 。 そ れ を (注 ) ミ レ ロ フ スキ ー M T C に お い て は 、 ト ラ ク タ ー の大 修 繕 と 当 座 C ( 一 (425) ソ ビエ トに お け る減 価 償 却 論 争 59 を 具 体例 で考察 し てみ よう 。 随ま 竺 Φ戸]〒 ∨\ 套 。。。+やぶ↓ω。-三 Nふ-Φ3Φe 舞 ﹃・ ω畿 篭 淘蛍 ♪、 。。O﹄訣 立命議 ♪ 堂 斗▽ざ か) 代砕 か 。 。・三 違 耐 官 薗 ⋮ ωニ ト。ε ↑ー 寸 さ 代 叫 か 。 臼 e 湖 鵬 、 癒 摺 樹 δ 出 ①‖ 萱 渋 串 自① } ㍗ (。ゆ⋮ ( 第 1章 第 凶。↑⋮龍 ↓6 oり ・↑OO ︹卑 適 蓮 ︺ 癖 酋 澄 惜 書 ⋮ 洪 ﹄ 団排 瀬 叢 熊 師 θ 母 ぴ ﹁垣 ↓ふ ︽﹂ 陪 7Ψ > >ー 、 司 畑 柏 鱗 ⋮ ↑N礼 " 晋 砥 富 薗 ⋮ Nぷ OOOや ー ∨ や 、 醸 識 薗 面 ⋮ 誤 \ ωピ ↑ー ∨ \y ・,箪 畔 誠 借き 汁難 宙癖 摺 韻 "↓⋮尋 誼柏 鮮 w 否⋮智 識旬 ↓ 画)砕 が D 洪 d 誠 圧 鈎 き か。 ト ・バ ・ ‡ 11 認 ﹄ 叉 (ぷδ U叉 こ の 計 算 例 で 引 用 し た 公 式 は 、 わ れ わ れ に と って は す で に 何 回 と も な く 遭 遇 し て い る 周 知 の 公 式 で あ る 2 節参 照 ) 。 し か し 、 注 意 す べき こ と は 、 こ の 公 式 に は 従 来 か ら 利 用 さ れ て い た 大 修 繕 価 値 で な く 、 大 修 繕 価 値 と 当 座 (注 ) 修 繕 価 値 を 一緒 に し た 修 繕 価 値 を 算 入 し て い る こ と で あ る 。 し か も 、 こ の 修 繕 価 値 は 、 ト ラ ク タ ー の部 分 ・⋮の 修 繕 費 を 基 準 に し て 算 定 し て い る の で あ る。 パ ァ ハモ フ の 主 張 は 、 さ ら に つづ く 。 上 述 の 公 式 を 利 用 し な が ら 、 ト ラ ク タ ー し た と孝 えら れる ) に つい て の償 却 率 を 算 定 す る と 、 工宥 ㎏ 甑 瀧 。 の作 業 高 ( 軟 耕 地 ヘクタ ー ル) ー 一、 五 〇 〇 ヘク タ ー ル (パ ァ ハモ フは特 に数 値 を明 記 し て いな いが、前 後 の文意 の内 容 か ら して、 ト・ フク ター の作業 古向を 一、 五 ・・ ヘク ター ルと整 H 望 ↑ー ∨ や e u λ べ さ (舞業 接 ↑♪ 、 、ー ミ "O 咋) と な る 。 そ し て そ の う ち 、 一ルー ブ ル ニ ニ コ ペ イ カ (二 二% ) は 更 新 へ、 四 ル ー ブ ル 三 ニ コ ペ イ カ ( 七 八% ) は修 繕 へふ り む け ら れ る 。 パ ァ ハ モ フ は 、 前 者 の 三 二 ・五 % の 償 却 率 よ り も 、 (23 ) 後 者 の 軟 耕 地 一 ヘク タ ー ル に つ い て の 償 却 率・ の 方 が機 械 の 型 、 風 土 ‖気 候 の 地 域 差 な ど を 考 慮 し た 正 確 な 率 で あ る と いう の で あ る 。 (注 ) 統 計 資 料 に よ る と、 当 該 時 点 に お け る ト ラ ク タ ー の総 修 繕 費 の う ち 、 部 分 品 の 取 り 替 え の費 用 は 四 八 ∼ 五 〇 % で あ る と い う 。 こ の こ と か ら 、 逆 に 総 修 繕 費 と 、 そ し て ま た軟 耕 地 一ヘク タ ー ル に つ い て の 修 繕 費 を 決 定 す る こ と が で き る 。 第 4 6表 は、 仏両 冊 一 叢 学 商 一 (426) 60 ③ 住 宅 お よ び文 化 生 活 のた め の簡 易 的 タ イプ の建 物 住 宅 およ び 文化 生 活 の た め の大 規 模 な 建物 「丑T-54」 トラ ク ター の 年間 の 費 用金 額 に 晶て 分い 部 っ ω 大 規 模 な構 築 物 活 動年 数 ㈲ 小 規 模 な簡 易 的 タイ プ の梅 築 物 プ の生産 的 建物 ⑥ 第46表 (単 位 は ル ー プル と コ ペ イ カ) 軟 耕 地1ヘ ク ター ル あ た りの 修 繕 費 「一 修 繕 全体 について ア ル タ ク ラ ス ノ カ リー イ地 方 ダル地 方 ニ ン州 {__ 2〃 3,296∼69 2,650 ' 6,860 3〃 2,305∼58 4,810 3∼4ユ 2∼56 4〃 4,811∼20 10,020 7∼11 5∼36 5〃 2,083∼51 4,350 3∼08 2∼32 1年 度 1,275∼26 1∼88 1∼42 4∼86 3∼68 6〃 4,649∼28 9,720 6∼87 5∼19 7〃 1,830∼08 3,820 2∼71 2∼04 8〃 5,084∼56 10,580 7∼51 5∼61 9〃 2,341∼76 4,860 3∼44 2∼59 10〃 6,382∼29 13,250 9∼40 7∼09 11〃 1,275∼26 2,450 1∼73 1∼31 3∼28 8∼52 5∼96 12∼40 5∼41 12∼12 4∼74 13∼11 6∼05 16∼41 3∼04 15∼90 ⑦ 6,163∼84 12,810 9∼11 6∼85 13〃 2,285∼26 4,760 3∼38 2∼54 5∼91 14〃 3,938∼40 8,210 5∼82 4∼39 10∼21 15〃 3,ユ65∼73 6,610 4∼68 3∼54 8∼22 16〃 5,084∼84 10,550 7∼50 5∼63 13∼15 [出 所 〕A.naxoMoB,HeKoTopbienpo6neMblaMopTn3all,HllBce調hcKoMxo3兄 貴cTBe.《BogPocbrgKoHoMHKH》 1958.No.11cTp.56. D ( ア ル タ イ 地 方 、 ク ラ ス ノ ダ ル地 方 お よ び カ リ ー ニ ン州 に お け る ﹁﹄↓ム ﹄﹂ ト (︽ ロO口唱O︹法 ω×O国O寓出×国.お Ooo・ 経済的 ラ クター の修 繕費 をし めし たも の であ る Zo・一一 3 ℃・留 ∼ 9 . ︾ )。 固 定 資 産 の分 類 と 再 評 価 に基 礎 を も っ た減 価 償 却 率 の 作 成 の た め には 、 固定 フ ォンド は 正し く 分類 さ れ な け れ ば な ら な い 。 パ ァ ハモ フ は 、 ソ フ ホ 物 簡 易 的 タイ ー ズ と コ ル ホ ー ズ に と って の 固 定 資 産 を (24 ) 標 準 的 タイ ② つぎ の よ う に 分 類 す る こ と を 提 案 し て い る。 ω プ の生 産的 建 機械 設備 、 発 電 設備 、電 気 設備 、 木 工設 備 、熔 接 設備 、 お よ びそ の他 の設 備 ㈲ 器具 ⑨ 什器 ⑭ 機械運送 12〃 一 (427) ソ ビ エ トに お け る 減 価 償 却 論 争 一 61 馬力 運 送 トラクター コン バイ ン そ の他 の農 業 機械 お よ び 用具 (26 ) 、 イ バ ノ ブ ︽S認ぎ 国 団・ ︾ と ユド ブ ス キ ー ︽δ 戸呂 艮 嵩 パ ァ ハ モ フ は 提 案 し て い る。 幻 ︹ 畜産家畜 禽烏 蜜蜂 多 く の実 のな る漿 果 の植 付 ー ズ へ の導 入 の た め の諸 提 案 と に つ い て 、 つぎ の よ う に の べ て い る 。 (25 ) 経済 ﹂誌 一九 五 八年第 五号)。 こ の論 文 で は 、 減 価 償 却 概 念 欠 如 の も と で の コル ホ ー ズ の 実 状 と 、 減 価 償 却 概 念 の コ ル ホ (27 ) バ ノ フ と ユド ブ ス キ ー の ﹁コ ル ホ ー ズ の 固 定 フ ォ ンド の磨 滅 の 補 償 に つ い て﹂ な る 論 文 を あ げ る こ と が で き る ( ﹁ 農業 は 、 主 と し て コ ル ホ ー ズ に お け る 減 価 償 却 の考 察 が 、 お こな わ れ る よ う に な って い った 。 そ の 最 初 の論 文 と し て、 イ ソ ビ エト 農 業 に お け る 減 価 償 却 の諸 問 題 は、 パ ァ ハ モ フ に よ って 整 理 さ れ 明 ら か に さ れ た が 、 そ の 後 の関 連 論 文 で 切︾ の 見 解 は 修 繕 労 働 者 に た い し て 、 利 潤 控 除 に よ っ て つく ら れ た 基 金 か ら プ レ ミ ア ムを 支 給 す る 必 要 が あ る 、 と いう こ と も 、 の で、 今 後 は 、 と く に P T C の労 働 者 が ト ラ ク タ ー や コ ン バ イ ン の よ り 良 い質 の 修 繕 を お こな った 場 合 に は 、 P T C 最 後 に 、 従 来 の修 繕 節 約 に た いす る M T C ト ラ ク タ ー 運 転 手 のプ レ ミ ア ム支 給 制 度 に は 、 欠 点 が 多 く 存 在 し て い た は 、 そ の再 生 産 価 格 と いち じ る し く 背 離 し て い る の で 、 再 評 価 す る 必 要 が あ る 、 と いう 。 , 定 資 産 の価 格 を 基 礎 に し な け れ ば な ら な い が 、 コ ル ホ ー ズ 、 ソ フ ホ ー ズ 、 お よ びP T C に お け る 固 定 資 産 の 現 存 価 格 ま た 、 パ ァ ハ モ フ は 、 固 定 資 産 の 磨 滅 を も と に 正 し い減 価 償 却 率 を 設 定 す る に は 、 現 在 の 再 生 産 価 格 と 一致 し た 固 使 役 家畜 ⑯ ⑰ ⑱ ⑲ ⑳ ⑫ ⑬ ⑭ ⑮ 論 学 ;器 704 489 3,350 3,340 3,500 540 4,830 6,660 6,100 606 5,360 4,640 5,260 602 5,420 5,280 5,350 6,510 8,370 8,180 ン し 、 フ ヤ ニ ェ 名 名 一 カ ニ レ ア し ㌘ ン ヌ イ 名 名 ン ニ レ ヴ バ 一酒 ス 名 称 ■ 称 称 ヅ 称 称 400 3,210 一 リ 1,434 1,142 2,730 4,650 ㍑ 3,070 3,300 裟 7,260 力 噺 ア ク プ 〇B 〇BcKH茸,OBo3MePtleHHHH3HocaoclloBHblxΦoH八 〔出所 〕E.KBaHoB,B.K)八 (1956年 に お け る も の) 第47表 1不 分害 蹴 固 定 資産 金 不分割基 貨幣⇒ 固定当 100ヘ ク ター ル あ た りの 計 算 コル ホー ズの労 働員 あ た り の 計 算(ル ー ブ ル) ズ ー ホ ル コ 62 叢一 商 一 (428) KoJlxo30B.<∂KoHoMnKacenbcKoroxo3兄ticTBo》1958.No.5cTp.78、 A ( 固 定 フ ォ ンド と 貨 幣 所 得 と 不 分 割 基 金 コル ホ ー ズ の 強 化 と 新 技 術 の導 入 の 結 果 、 M T C 改 組 前 に お い て す で に コ ル ホ ー ズ の 固 定 フ ォ ン ド は いち じ る し く増 加 し て いた。 コルホー ズ にお け る生産 的 固定 資 産 の 増 加 は 、 コ ル ホ ー ズ 的 所 有 か ら 全 人 民 的 所 有 への 移 行 に と って の 重 要 な 前 提 で あ る。 固 定 フ ォ ン ド の 増 加 は 、 コ ル ホ ー ズ 経 済 強 化 の重 要 な 要 因 この で あ る 。(いま、ヴ リ ュホ ベッ キー地 区 とクラ スノダ ル地 方 におけ る コルホーズ の岡定 資産 、貨 幣 所 得、 不分 割 基金 の関連 は、第 釘表 のご とく であ る。 ー 表 よ り つぎ の こ と が 判 明 す る 。 第 一、 コ ル ホ ー ズ 労 働 員 一人 あ た り と 一〇 〇 ヘク タ ー ル あ た り の固 定 資 産 額 は 、 貨 幣 所 得 額 と不 分 割 基 金 額 よ り 、 多 く の 場 合 大 き い。 例 外 は あ る が 、 そ れ は別 の要 因 に よ って 影 響 を 受 け た も の で あ る 。 第 二 、 固 定 資 産 を 多 額 に も って い る コ ル ホ ー ズ で は 、 コ ル ホ ー ズ 員 の労 働 支 払 い も 大 き い。 カ リ ー ニ ン名 称 コ ル ホ ー ズ で は、 労 働 日 の貨 幣 評 価 は 六 .七 ルー ブ ル で あ る が 、 ク ル プ ス カ ヤ 名 称 コ ル ホ ー ズ と ヴ ジ ョ ン ヌ イ 名 称 コ ル ホ ー ズ で は、 そ れ は 二 一・ 四 ル ー ブ ル で あ る )。 さ ら に 、 ﹁固 定 フ ォ ン ド の 計 画 的 再 生 産 の 重 要 ・ な前 提 (28 ) は 、 そ の磨 滅 の 正 確 な 計 算 と 磨 損 し た 労 働 手 段 の 完 全 な あ る い は 部 分 的 な 補 償 を 財 務 的 に 確 保 す る 減 価 償 却 基 金 を つく る こ と ﹂ で あ る 。 し か し 、 い ま ま で に は 、 コ ル ホ ー ズ に お け る 労 働 手 段 の 減 価 償 却 計 算 と そ の磨 滅 の 計 算 は 、 お こ な わ れ な い で 、 ﹁基 本 建 設 、 大 修 繕 、 農 業 機 械 ・財 産 の 27.0 3,813.8 662.4 ヴ リュ ホ ベ ッ キ ー 4,439.5 3,151.3 799.1 ヴ ィ セル コ フ ス キー 8,928.0 6,029.3 1,625.6 12,601.8 8,460.1 2,268.3 名 ン ァ し 工 ニ い 一 パ ニ 工 ビ ソ 称ヅぎ ぎぴ 一ク リ 、、、 3,300.0 26.8 2,698.0 ヴ リュ ホ ペ ッ キ ー ト % 26.0 21,231.6 20 20 18 18 18 17.4 ヤ 13,490.2 "レ ー ニ ン 名 (1956年 に お け る も の) 第48 12.7 ー ヴ ル) レ ク 新 ∂KOHOMHKaceAbcKoroxo3flticTBo》1958.No.5cTp.80. KoJlxo30B.《 竺幣所得}固定警 ー ヴ ル) "共 産 主 義 へ の 区 地 コ ル ホ ー ズ ・H双 ・B ・・・・ ・・…HH⇒ 田 ・HnvaH・ ・H・B,B.K)A・B・KMn,Oee・M・ 〔幽 所 〕E.H・ (1,000ノ レ ー ヴ ル) (1,000ノ レ (1,000ノ レ 貨 幣所 得 か ら不 分割 基 金 へ の控 除 貨 幣 所得 固定 資産 (429) ソ ビエ トにお け る減価 償 却論 争胸 一 一 63 (29 ) (注 ) 獲 得 の た め の資 金 の主 要 源泉 は、 不 分 割 基 金補 充 の ため の コル ホー ズ の所 得 ×o弓o ×8 拍時o↓き . ▽ お 凱。。・Zo・0 3 0.。。P)。 を も た ら し 、 投 資 の計 画 化 を 困 難 な ら し め る の で あ る (︽ ω蓉 ぎ 苦国苔 8自 ? に 過 ぎ な く な る 。 こ の こ と は 、 固 定 資 産 の 拡 大 再 生 産 テ ンポ の 誤 ま っ た見 通 し 他 方 、 ク リ ミ ヤ 地 区 レ ー ニ ン名 称 コ ル ホ ー ズ で は 、 わ ず か 六 ・七 % を 確 保 す る 不 分 割 基 金 控 除 は 二 〇 ・八 % の 固 定 フ ォ ンド 年 間 増 加 を 確 保 す る こ と に な る が 、 ル ホ ー ズ へ適 用 し て み る な ら ば 、 ソ ど エト 地 区 レ ー ニン 名 称 コ ル ホ ー ズ で は 、 し め し て い る 。 も し 、 いま ソ フ ホ ー ズ の 平 均 減 価 償 却 率 (六 % )を 、 こ れ ら の コ 貨 幣 所 得 か ら 不 分 割 基 金 への控 除 額 は 、 二 つ の コ ル ホ ー ズ と も ほ と ん ど 同 額 を の レ ー ニ ン名 称 コ ル ホ ー ズ よ り も 二 ・五 倍 大 き い固 定 資 産 を 所 有 し て いる が 、 が 明 ら か に な る 。 ク リ ミ ヤ 地 区 の レー ニ ン名 称 コ ル ホ ー ズ で は、 ソ ビ エ ト地 区 控除 と固定 資産 額 との比率 は、第 4 8表 の ご と く で あ る 。 こ の 表 よ り つぎ の こ と (注 ) ク ラ ス ノ ダ ル 地 方 に お け る 個 々 の コ ル ホ ー ズ の 貨 幣 所 得 か ら 不 分 割 基 金 への 控 除 で あ った ﹂ の で あ る 。 ` だ が 、 農 業 機 械 の コ ル ホ ー ズ への 販 売 と 関 連 し て、 M T C 改 組 後 、 コ ル ホ ー ズ の 固定 フ ォ ン ド は さ ら に 大 き く 増 加 し 、 こ の た め コ ル ホ ー ズ の 減 価 償 却 基 金 の創 造 が 、 早 急 に 必 要 と な った 。 な ぜ な ら ば 、 ﹁農 業 機 械 の完 全 な 補 償 (30 ) のた め の特別 基 金 がな いと、 多 く の コルホ ーズ にお け る固 定資 産 の腐 蝕 を も た らす. こ と に な る ﹂ か ら (イ バ ノ フ と ユド ブ ス キ ー は 、 M T C 改 組 前 の ク ラ ス ノ ダ ル 地 方 に お け る コ ル ホ ー ズ の 固 定 資 産 の構 成 資 料 を し め し な が ら (第 49 表 参 照 )、 農 業 運 送手 段 発動機 用具 お よ び 農 業 機械 ・ 6.7 17.5 10.7 46.7 5.6 10.6 14.2 55.6 4.2 10.8 7.7 66.9 ス サ カ ー 区 地 ン ビ 一 フ ン 名 称,, `レ ー ニ コ `共 産 主 義 へ の 道,, ヴ ィ セル コ フ ス キ ー プ ラ ス トゥ ノ フ ス キ ー 一 41.0 星,' 叢 12.3 コ 9 16.4 ㊤ 9 9.4 5。 0 13 11 66.2 一ほ ・4 具備 使役家畜 司 胴 舗 U ㏄ 禽 鳥 ・蜜 蜂 畜 産 家 畜 7.5 い 学 13.0 `赤 ∈)KoHoMHKaceJlbcKoroxo3fithcTBo》1958.No.5cTp.81. KoJlxo30B.《 3.2 ヤ ミ リ ク レ ー ニ ン 名 称 `共 産 主 義 へ の 道" (1956年 に お け る も の) 第49表 建 構多 年 築性 植 物物物 器設 ズ ホ ー ル コ 64 ≡6 冊 商 一 (430) 固 定 フ ォ ン ドの 種 類(%) 〔出 所 〕E.HBaHoB,B.K)1110BCKmu,OBo3MellleHvaHH3HocaocHoBHblxΦoH丑oB 械⋮ 機、 設 備、 器 具 など が小 量 であ る から、 コルホーズ で は いまま で に減 価 償 却 が コ ル ホ ー ズ の減 価 償 却 の た め の諸 提 案 イ バ ノ ブ と ユド ブ ス キ ー そ れ ほど問 題 にな らな か った のであ る、 と主 張 し て いる)。 B ( は 、 ま ず ソ フ ホ ー ズ に お け る 既 存 の減 価 償 却 率 の欠 点 に つ い て指 摘 す る 。 ソ フ ホー ズ で採 用 さ れ て いる減価 償 却 率 は、 非常 に低 く 、労 働 手段 はそ の耐 用 期 間 を 不 当 に 長 く 見 積 ら れ て いる 。 た と え ば 、 ト ラ ク タ ー 、 コ ン バ イ ンお よ び そ の他 の 農 業 機 械 の た め に 、 二 〇 年 ∼ 二 五 年 の 耐 用 期 間 が 設 定 さ れ て い る が 、 経 済 的 に合 日 的 的 で あ って 、 し か も 道 徳 的 磨 滅 を 考 慮 に い れ る な ら ば 、 そ れ は 約 一〇 年 ∼ 一五 年 で な け れ ば な ら な い。 戦 後 、 ソ フ ホ ー ズ 省 に よ って 、 減 価 償 却 率 は 第 50 表 の ご と く 認 め ら れ た 。 し か し 、 こ の率 も 道 徳 的 磨 滅 を 考 慮 し て いな い だ け で な く 、 物 理 的 磨 滅 も 十 分 に 反 映 し て お ら な い よ う な 低 い も の で あ る 。 そ こ で 、 こ の際 、 ソ フ ホ . ー ズ 、 コ ル ホ ー ズ お よ び P T C の す べ て の農 業 企 業 の た め の、 新 し い 統 一減 価 償 却 率 を 作 成 す る 必 要 が あ る 。 そ し て こ の新 し い 減 価 償 却 率 は 、 ﹁生 産 的 使 途 お よ び労 働 手 段 の 耐 用 期 間 を 考 慮 し た 新 だ な 分 類 に 応 じ て、 固 定 フ ォ ン ド の 個 々 の 種 類 別 に 差 別 化 さ れ る 必 要 が あ る 。 こ の場 合 、 そ れ は 物 理 的 耐 用 期 間 だ け で な く 、 道 徳 的 磨 滅 の 期 間 を も 考 慮 す べき で あ る 。 農 業 機 械 の償 却 期 間 の決 定 に 際 し て は 、 農 業 機 械 製 造 企 業 の 生 産 力 (31 ) を も と に し た そ の 取 り 替 え の 可 能 性 を 考 え る 必 要 が あ る 。﹂ (3 2) 農 業 機械 の磨 滅 は、 土地 の起 状 、粘 性 、 豊 饒 、 当該 地 方 の特殊 条 件 や 、 各 部門 の操業 度 な ど によ っ 右 に の べ た よ う な 観 点 に た って 、 イ バ ノ ブ と ユド ブ ス キ ー は つぎ の よ う な 提 案 を お こ な って い る 。 第 一の提 案ー て 影 響 さ れ る 。 こ の た め 、 こ れ ら の要 因 を 考 慮 す る に は 、 平 均 的 ・標 準 的 活 動 条 件 の も と で計 算 さ れ た 統 一減 価 償 却 コルホ ーズ にお け る農 業 機 械 の大 修 繕 、 土 地改 良 作 業 、 貯水 池 の建 設 、 さ ら に新 し い農業 機 械 や 部 率 を 、修 正 でき るよ う にす る こと 。 第 二 の提 案 ー 第 二 の提 案 と関 連 し て、修 繕 ・建 設作 業 お よ び新設 備 の た め のP T C への支払 いは、 減価 償 却 基 金 品 の購 入な ど は、 P TC を と お し てす べて お こな わ れ る こ と。 第 三 の提 案i 7.0 基 本建 設 0.5 〇BCKH蕗,O 〔出 所 〕E.HBaHOB,B.K)八 ∂KOHOMHKa {1}OHnLoBKOnXO30B.《 ロΩ 大 修 繕 O そ の うち "ロ 総 減 価償 却 率 " 7.5 BO3MellleHHHH3HOCaOCHOBHblX cenbcKoroxo3flticTBo》1958. No.5CTP.83. 1950年11954年11956年 第 三 の提 案 の結 果、 国 家 が農業 銀 行 の投 資 勘 定 を つう じ て、 償 却 控 除 残 高 の少 額 の とき は償 却 基 金 の不 足 かあ る いは大 修繕 の支 出 超 過 を、 額 のとき は大 修 繕 の不完 全 と磨 損 し た機 械 の取り 替 え の不 十分 さ を 、逆 に減 価 る。 農 業 銀 行 の投資 勘 定 に よ る減価 償 却 資 金 の配分 は、減 価 償 却 控 除残 高 の多 コルホー ズ の固 定 フ ォ ンド の取 り替 え や 保 全 を管 理す る こと が でき ゐよ う にな 第 四 の提案 - 勘 定 で 計 算 さ れ る こ と に な る。 る 必 要 は な い。 こ の た め 、 P T C への 支 払 い の た め の資 金 の み が 、 農 業 銀 行 の (一般 には 小規模 な 修繕 に限 ら れる) の た め の 費 用 は 、 農 業 銀 行 の勘 定 で 処 理 さ れ 蓄 積 す る よ う に す る 。 こ の 場 合 、 コ ル ホ ー ズ 自 身 が お こな う 労 働 手 段 の 修 繕 で お こ な わ れ る 。 し た が っ て、 コ ル ホ ー ズ は 、 農 業 銀 行 勘 定 に よ って 減 価 償 却 基 金 を 取 り 扱 い、 貨 幣 資 金 を 義 務 的 に 第50表 (431) ソ ビエ トにお け る減 価 償 却 論 争㈲ 一 一 65 66 叢一 学 弘 鯛 一一 商 (432) 国家 に知 ら せ る こと が でき る の であ る。 (33 ) そ し て 、 こ れ ら の 提 案 (そ の ほか には、農 業機 械 ・設備 の新 し い分 類 と再 評価 と を多 く の論者 と同様 に強調 し て いる )は 、 工 業 部 門 に お け る 新 減 価 償 却 率 の 作 成 と 関 連 さ せ つ つ、 吟 味 さ れ る べき で あ る 、 と イ バ ノ ブ と ユド ブ ス キ ー は 主 張 す る 。 コ ル ス ノ フ ︽ ×名 n 苫 8 戸 国︾ の 見 解 ﹁固 定 資 産 の減 価 償 却 ﹂ と いう 論 文 を 、 コ ル ス ノ ブ は 、 ﹁コ ル ホ ー ズ と ソ フ ホ ー ズ に お け る 会 計 と 財 務 ﹂誌 (一九 五 η ︹ (34 ) (35 ) 八年 第 二 号 ) に 発 表 し た 。 こ の論 文 の 目 的 は 、 コ ル ス ノ ブ 自 身 の べ て い る よ う に 、 ﹁実 践 に た ず さ わ って い る コル ホ ー ズ 員 に た いし て 固 定 資 産 の 減 価 償 却 の 技 術 と 経 済 的 本 質 と を 理 解 さ せ る こ と に あ る﹂ と い わ れ る 。 そ し て、 減 価 償 却 の経 済 的 本 質 と 減 価 償 却 計 算 原 理 に つ い て つぎ の よ う に の べ て い る (こ の論文 を 発表 し た理 由 は、 す で に指 摘 し たよう に、 コル ホー ズ 員 へ減価 償 却 の基礎 知 識 を与 え る こ とにあ る ので、 そ の内容 は、 わ れわ れ が いま ま で に考 察 し てき た事柄 と重複 す る も 減価 償 却 の経 済 的本 質 コ ル ホ ー ズ が 、 全 種 類 の 生 産 手 段 (コ ンバイ ンや トラ ク ター をも含 む ) の 所 有 者 で あ り ま のが多 い。し か し、 われ わ れ の理解 を より 一層 ゆ た かなも のにす る た めにも 、論 文 内容 を簡 単 に説明 しよ う)。 A ( た 管 理 者 と な った 、 新 し い条 件 の も と で は 、 コ ル ホ ー ズ の 固 定 資 産 の 合 理 的 利 用 、 殴 損 ・磨 滅 か ら の そ れ の 維 持 は 、 と く に 重 要 な 政 策 と な っ た。 コ ル ホ ー ズ 生 産 に お い て は 、 コ ル ホ ー ズ の あ ら ゆ る費 用 を 把 握 す る原 価 計 算 が 適 用 さ れ ね ば な ら な い が 、 そ の 費 用 の 一要 素 と し て 固 定 資 産 の 減 価 償 却 が あ る 。 生 産 過 程 に お い て 周 定 資 産 は 、 た え ず 磨 滅 し 、 そ し て 物 理 的 磨 滅 が 大 き く な る と 、 生 産 か ら 撤 去 さ れ る 。 固 定 資 産 の磨 滅 価 値 は 、 コ ル ホ ー ズ の 費 用 で あ り 、 そ し て 生 産 物 の 原 価 に 含 ま れ る 。 同 定 資 産 の撤 去 に い た る ま で 、 コ ル ホ ー ズ は 、 陳 腐 化 し た 固 定 資 産 の か わ り の新 し い固 定 (36 ) 資 産 の 獲 得 の た め に 必 要 な 資 金 を 蓄 積 す る 必 要 が あ る 。 こ の蓄 積 は 、 減 価 償 却 控 除 に よ って お こ な わ れ 、 減 価 償 却 基 金 と な っ て あ ら わ れ る。 以 上 が 、 コ ル ス ノ フ の 減 価 償 却 の経 済 的 本 質 に つ い て の説 明 で あ る。 減 価 償 却 のA B C を 説 , 減 価 償 却 の計 算 技 術 て 建 物 ・構 築 物 な ど に つ い て は 、 現 存 の 公 式 ( =11 [ (﹁﹁ ∩十n勺十 コω ∩ 心・ ) ∩ー 百コ○]×声 。。ξ 十 薮 こ の 問 題 に つ い て の コ ル ス ノ ブ の説 明 は 、 す で に 考 察 し て き た 内 容 と 多 少 重 複 す る の で ・ 明 し た に す ぎ な いが 、 道 徳 的 磨 滅 に つ い て全 く 触 れ て いな い の に は 問 題 が あ ろ う 。 !人 め 減価償却率に 三 箇 条 書 に し て簡 単 に の べ る こ と に し た い。 ⑩ 曹 藷 慧 )に 三 て算 出 す る。 膓 ク7 、 コン バイ ン、 自 動竃 つい ては、 ソ フ ホー ズ でお こ 宙 藤 樽 蝉 コ∩ー 囲荷 蹄融 O規 爺 官 蔵、 0勺ー 汁 蒋謙 富高 " ωロー 書描 晋踊 藁 丙 肝か回袖 購鰍 O糞 婚 O雌 邊 ・ 口Oー蒔 婚 管 ▽識 ▽ ざ汁 9 占 ㍑ いて、 計 算 さ れ る部 門 、 補 助生 産 にお い ては、 減価 償却 も こ の同 じ期 間 に つい て計算 さ れ る必 要 が あ る。 減価 償 却 が 盲直 一カ 月 間 に つ い て 計 算 さ れ る 場 合 は 、 年 度 償 却 の ユ ー2 の償 却 率 を 、 四 半 期 の場 合 は 、 ⊥ 4 の 償 却 率 を 採 用 す れ ば よ 減 価 償却 期 間 に つい て 生 産 物 の 原 価 計 算 が 、 年 一回 の 計 算 で あ る 場 合 に は 、 原 価 要 素 と し て の 減 価 償 却 は 、 れ な か った と す る と 、 減 価 償 却 は 、 生 産 高 に 応 じ て 計 算 さ れ る 必 要 が あ る 。 こ の こ と は 、 原 価 要 素 と し て の減 価 償 却 産 高 が 、 九 月 に 年 度 生 産 高 の 一〇 % 、 一〇 月 に 三 〇 % 、 一 一月 に 四 〇 % と そ れ ぞ れ 変 動 し 、 六 月 に は 全 く 生 産 が な さ 場 合 に は、 減価 償 却 率 は、各 期 間 の生産 高 に応 じ て差別 化 され る 必 要 が あ る。 た と えば 、 コル ホーズ の罐詰 職 場 の生 ' い。 一年 間 に 生 産 高 が い ち じ る し く 変 動 し た り 、 あ る い は 一定 の 月 間 に お い て の み 生 産 が な さ れ る よ う な 季 節 生 産 の 年 度 償 却 率 に従 って 、 年 一回 の 計 算 を す れ ば よ い。 原 価 が 年 一度 だ け で な く 、 よ り 短 期 間 ( 月間 、 四半 期 、半 年間 )に お ㈲ 畜 産 家 畜 に つ い て は 、 いま ま で 減 価 償 却 さ れ る こ と は な か った 。 (37 ) 減 価 償 却 さ れ る。 し た が って 、 馬 の 労 働 年 齢 を 二 〇 年 で あ る と す る と 、 年 度 減 価 償 却 率 は 五 % (一〇〇︰NO"O)と な る 。 て、自 動 車 は、走 行 距 離 をも と に し て、 算出 す る。 使 役家 畜 に つい ては、 そ の取 得価 値 を 補 償す る に必 要 な 金額 だ け な っ て い る よ う に 、 ト ラ ク タ ー は 、 年 間 に遂 行 さ れ た作 業 高 を も と に し て 、 コ ン バ イ ン は 、 年 間 の 収 穫 高 を も と に し ソ ピェ トに お け る減 価 償 却 論 争⇔ 一 (433) 一 67 学 商 減 価 償却 控 除 に つい て (38 ) いま 、 生 産 物 が 一〇 〇 ル ー ブ ル で 販 売 さ れ た と す る 。 そ し て 、 こ の 生 産 物 の 原 価 が は 、 生 産 物 の 原 価 に等 し く 含 ま れ な け れ ば な ら な い こ と を 意 味 す る 。 内 ( 労 働支 払 いを含 ん で) 九 一ル ー ブ ル で あ り 、 そ の う ち ニ ルー ブ ル が 減 価 償 却 部 分 で あ る と す れ ば 、 九 ル ー ブ ル は 利 潤 、 そ の他 (40 ) コ ル ホ ー ズ に お け る 減 価 償 却 率 と そ の 計 算 方 法 は 、 ソ フ ホ ー ズ の そ れ と 同 一で よ く 、 そ れ を 援 用 す れ 再 び パ ァ ハ モ フ︽ コ良 § 8 P ︾ の 見 解 い る に す ぎ な い と いえ る ( 第 2章 参 照)。 田 ︹ 大 修 繕 と 当座 修 繕 周 知 の よ う に 、 固 定 資 産 の 減 価 償 却 率 に は 、 機 械 の 価 値 の完 全 な 更 新 と そ の 大 修 繕 と が 考 用 を か け、 修 繕 資 金 の正 し い利 用 を さ ま たげ る﹂ と強 調 す る。 そ し て、 大 修 繕 と 当 座修 繕 と の区 別 の根 拠 は、 固 定資 (42 ) に 、 ﹁大 修 繕 と 当 座 修 繕 の 融 資 の こ う し た 人 為 的 区 別 は 、 企 業 活 動 を 複 雑 に し 、 そ の計 算 の た め に 不 必 要 な 時 間 と 費 直 接 の 生 産 費 と し て 取 り 扱 わ れ る 企 業 の 流 動 資 金 に よ って 融 資 さ れ る 。 パ ァ ハモ フ は 、 前 論 文 で も 主 張 し て い た よ う 慮 さ れ て い る 。 こ の た め 、 現 存 方 法 に よ る と 、 固 定 資 産 の 大 修 繕 は 、 減 価 償 却 基 金 に よ って融 資 さ れ 、 当 座 修 繕 は 、 A ( 下 、 パ ァ ハモフ の主 張 とそ の理由 を考 察 し よう。 こ の 論 文 で パ ァ ハモ フ は 、 前 論 文 に お い て 主 張 し て い た 点 を 、 よ り 詳 細 な 主 張 理 由 を 説 明 し な が ら 強 調 し て い る 。 以 パ ァ ハモ フ は 、 再 び 、 ﹁コ ル ホ ー ズ に お け る 技 術 の 減 価 償 却 ﹂ と い う 論 文 を 発 表 し た (﹁ 農 業 経済 ﹂誌 一九 六 〇年 第 三号 )。 (" ) 以 上 、 コル ス ノ ブ の減 価 償 却 の計 算 技 術 に つ い て の 説 明 は 、 ソ ビ エト 大 百 科 事 典 の 減 価 償 却 (率)の 項 目 を 解 説 し て ば よ い。 固 定 資 産 の 取 得 価 値 と 耐 用 年 数 と が 正 確 で あ り さ え す れ ば 、 コ ル ホ ー ズ の減 価 償 却 も 正 確 で あ る 。 ⇔ 額 は 、 特 定 の使 途 を も って い る の で 、 国 有 企 業 の 場 合 と 同 様 に 、 農 業 銀 行 の 勘 定 で保 管 さ れ る 必 要 が あ る 。 (39 ) . 八九 ルー ブ ルは ( 減価 償 却 を除 いた)費 用 の補 填 、 そ し て ニ ルー ブ ル は 減 価 償 却 と な る 。 こ の ニ ル ー ブ ル の減 価 償 却 控 除 68 叢一 込 fima (434) 産 の修 繕 間 隔 の 期 間 で あ っ て 、 ソ連 邦 ゴ ス プ ラ ン の 指 令 に よ る と 、 大 修 繕 と は 修 繕 間 隔 期 間 一年 以 上 の も の と な って い る 。 と こ ろ が 、 ト ラ ク タ ー の 当 座 修 繕 の 修 繕 間 隔 期 間 は 、 耕 作 ヘク タ ー ル に つ い て み る と 第 51 表 の ご と く な る 。 こ の 資 料 か ら 、 ト ラ ク タ ー の年 間 作 業 高 は 、 あ ら か じ め 予 定 さ れ た計 画 修 繕 問 隔 よ り も 、 ま た 実 際 の修 繕 間 隔 よ り も 低 い 、 と いう こ と を 知 る こ と が でき る 。 し た が っ て 、 そ の 経 済 的 内 容 か ら す れ ば 、 ト ラ ク タ ー の 当 座 修 繕 は 、 大 修 繕 と 異 な る こ と が な い。 よ っ て、 ﹁こ の 種 の修 繕 の 費 用 は、 大 修 繕 と 同 様 に 、 減 価 償 却 率 に 含 め な け れ ば な ら な い。 固 定 , qT3-C-80 2,000 1,770 ,IIT-54 KAn-35 ``6enapyCb" 1,250 1,430 955 500 820 493 500 1,030 593 一 1150 KOnxo3aX・<3K・H・MHRaCeAbCKOroXo3flticTBa》 1960◆No.3CTP.54. し かし 今 日 で は、 多種 多 様 な作 業 のた めに 利 用さ れ るト ラ ク ター (たとえ ば 一般 用 クター 、 コ ンバイ ンを連結 し た収 穫 用 トラ ク ター)が 、 組 成 中 重 い比 率 を し め て い た 。 し て 畑 仕 事 の た め に 利 用 さ れ る ト ラ ク タ ー (た とえば、 開 墾用 ト ラ クター 、播 種 用 トラ そ し て ま た 、 最 近 の ト ラ ク タ ー の組 成 も 大 き く 変 化 し て い る。 い ま ま で は 、 主 と て お ら ず 、 ト ラ ク タ ﹁ は よ り 早 く 補 償 さ れ な け れ ば な ら な い と 考 え る﹂ と いう 。 (44 ) 業 に お け る 技 術 的 進 歩 の 急 速 な 発 展 の も と で は 、 こ の年 数 は 道 徳 的 磨 滅 を 考 慮 し す べ き で あ る と 指 摘 し て いる 。 パ ァ ハモ フ は こ の 点 に つ いて は 、 ﹁農 業 機 械 製 造 い て の方 法 論 的 指 令 で は 、 ト ラ ク タ ー と コ ン バ イ ン の た め の 耐 用 年 数 を 一〇 年 に 旬 耐用年 数 と 減価 償却 率 農業 機 械 の減価 償 却 控 除 率 を作 成 す るた め の主要 ( な 基 礎 は 、 経 営 に お け る 農 業 機 械 の 耐 用 年 数 で あ る。 現 在 、 減 価 償 却 率 作 成 に つ る、 と パ ァ ハモ フは力説 す る。 ー ズ と ソ フ ホ ー ズ に お け る こ れ ら の 資 金 の 広 範 な 利 用 の 条 件 を つく る ﹂ こ と に な (43 ) フ ォ ン ド の 大 修 繕 と 当 座 修 繕 の 一 つ の融 資 源 泉 へ の統 一は 、 資 金 形 成 と 修 繕 費 の計 算 を い ち じ る し く 軽 減 し 、 コ ル ホ ,AMopTH3aUHflTexHHKH'B 〔出 所 〕A.naxoMoB ソフ ホー ズに お け る年 間作 業 高 実際修繕 閥 隔期 間 計 画修 繕 間隔期間 トラ ク ター の 型 作 ヘ クタール) 第51表(耕 (435) 一 ソ ビ エ トに お け る 減 価 償 却 論 争 69 11 3,134 4,178 18.0 20,861 83.5 12 20,000 28,580 114.0 6 14,605 一 9.7 1,701 叢 ,430 8,453 34.0 8 3 3,701 5,290 21.0 9 5,439 7,778 31.0 46.8 13,150 学 新格部値こ 8,147 5,917 9,206 一A ・ 10 '2 5 裁 す耀 用 54 タ 一用 匹 ト タ利度 丑 型 ク の年 41.7 11,639 2 10,770 4 7 2,421 3,436 ユ3.8 15,398 69.5 7.6 1,902 1,331 1 「一 」 ・ 一 一一-一 一 ヤ 「-w-w ∂KoHoMuKacenbc〔出 所 〕A.naxoMoB,AMopTn3aUuaTexHHKHBKo刀xo3ax.《 全 費 用 の うち トラ ク 部 品70%と し ター の て 計 算 した 場 価 格 に 合 の 修繕 価値 た い す る% (ル ー ブ ル) 新 しい 価 格に よる 部 品 の価 値(ル ー ブ ル) 全 費 用 の う ち ト ラ クAT-54 型 トラ 部 品70%と し ター の て 計 算 した場 価 格 に クター 合 の 修繕 価 値 (ル ー ブ ル) しい 価 に よる 品 の価 (ル ー ル) 70 ぞムi澗 商 一 (436) 第52表 Koroxo351蕗cTBa》1960.No.3cTp.56. ト ラ ク タ ー 、 高 速 度 の自 動 式 シ ャ シ ー ) も 、 大 き な 役 割 を も っ て き て い る 。 ﹁こ の よ う に し て 、 ト ラ ク タ ー の 利 用 度 が 高 く な る こ と は 、 同 時 に 、 機 械 の 物 理 的 磨 滅 と 道 徳 的 磨 滅 と を 増 加 さ せ 、そ の耐 用 年 数 を 縮 小 さ せ 輪 ] と い う こ と に な る 。 パ ァ ハ モ フ は 、 こ う し て 、 ト ラ ク タ ー の耐 用 年 数 は 、 ()、 γ ) そ のほ か の要 因 も考 慮 し て、 八年 であ る べき だ、 と主 張す る。 (注 ) そ の ほ か の 要 因 と し て 、 パ ァ ハモ フ は 、 部 品 の価 格 を と り あ げ る 。 一九 五 六 年 ∼ 一九 五 七 年 に お け る M T C で の ト ラ ク ター 修 繕 に お い て は、 総 修 繕 価 値 に し め る 部 品 の 費 用 部 分 は 五 二 ・六 % で あ った 。 今 日 で は、 部 品 の 価 格 は 二 倍 も 高 く な り 、 こ れ と 関 連 し て 、 ト ラ ク タ ー の修 繕 価 値 に し め る 部 品 の比 重も 七〇 %高 く なり 、 この ため全体 とし て、修 繕 価値 は いち じる し く 増 大 し た 。 ト ラ ク タ ー や そ の他 の農 業 機 械 の修 繕 と運 営 に つ い て の 国 立 科 学 調 査 研 究 所 ︽ 弓8 エ国↓S︾ の資 料 に よ る と、 員 ↓ー9 型 ト ラ ク タ ー の 部 品 の費 用 額 、 修 繕 額 は、 第 52 表 の ご と く で あ る 。 こ の 資 料 は 、 ト ラ ク タ ー の 利 用 年 度 六 年 、 八 年 、 一二年 に最 高 の 修 繕 費 用 の支 出 が あ り 、 反 対 に、 五 年 、 七 年 に は 修 繕 費 用 は低 い、 と い う こ と を し め し て い る 。 機 械 の 修 繕 価 値 を 最 小 限 に と ど め る こ と は望 ま し い。 よ って 、 修 繕 価 値 の七 〇 % を も し め る 部 品 の 費 用 も 最 小 限 にす る 必要 が あ り 、 垣 ↓1恕 型 ト ラ ク タ ー に っ い て は、 六 年 ∼ 八年 後 に少 額 の部 品 費 に よ る 修 繕 が な さ れ る の で 、 こ の ト ラ ク タ ー の 耐 用 年 数 は 八 年 と す る こ と が 理 想 で あ る 、 と い う こ と にな る (︽ ω宍8 0苦国×民 8 ﹄ぴ采 96 ×8 ぬ陣3 0 。飴・一Φ8 ・之9ω 6↓喝・m凱◆ ︾ )。 ト ラ ク タ ー の 減 価 償 却 率 に つ い て の パ ァ ハ モ フ の 考 え を 、 つぎ に 考 察 し よ う 。 考 え は 前 論 文 と 同 じ で あ る。 構 築 物 や 建 物 の た め に 、 そ の取 得 価 値 に た いす る減 響 却 率 が採 用 さ れ て いる が (コ・- 罪 。・"ミ 8 曇 嶺 尊 この方 竃 上 フク タよ 適用す れ ば 、 ﹁ト ラ ク タ ー の操 業 度 が 低 い場 合 に は 、 コ ル ホ ー ズ に お け る 減 価 償 却 基 金 控 除 は 不 当 に 過 剰 と な り 、 反 対 に 、 不 足藁 ﹂ こと にな る・ そ こ で・ 従 来 から お 妄 わ れ て いた よう に 、軟 耕 作 作 き ヘク ター ル 技 術 の 利 用 度 が高 い コ ル ホ ー ズ に お い て は 、 修 繕 と 磨 滅 に よ る 撤 去 機 械 の 取 り 替 え の た め の 、 減 価 償 却 基 金 に お け る 取 得 価 値 控除 の資 霞 あ たり の減価 償 却 率 を 、 ト ラ ク ター のた め に は、 適 用 し た方 がよ いと主 張 す る。 そ し て、 当座 修 繕 も 大 修繕 と同 様 に、 \ぐ ﹀ ぷ " ㊦ 柵 端 停璃 摺 Ca ぷ S柵端 冴蜴 吋︾ 洪 良 ↑汁 がO づ 減 価 償 却 率 に 含 め な け れ ば な ら ぬ 、 と いう パ ァ ハ モ フ の 自 説 を も 考 慮 に い れ る と 、 ト ラ ク タ ー の 減 価 償 却 率 は 、 つぎ のよ う に な る。 ・ぐ ﹀ 由 刈 秩 温 別 C汁 伊 O d 砕 ぐ♂ 惜 嘩 き 曇舞堺 ( 器 謡 戴 纏 蝦聾燕 鞭耀 当漕 噛菖 薗). H 。 。 (∩ O ︾ 挑 唇 母 か 。 ー 口 " ﹃寸 d ^ 汁 く 。 ) な お 、 こ の償 却 率 は 、 地 域 ・地 帯 別 に 、 ま た ト ラ ク タ ー の 型 別 に 、 で き れ ば 差 別 し た 方 が よ い、 と パ ァ ハ モ フ は い 姶 ↑ コ ン バイ ン に と っ て は 、 軟 耕 作 作 業 の か わ り に収 穫 作 業 ヘク タ ー ルを 採 用 し て 、 ト ラ ク タ ー の 減 価 償 却 率 計 算 方 式 や 天 蓋 式 の農 業 機 械 、 用 具 を あ げ る こ と が で き る 。 建 物 や 構 築 物 と 同 じ 償 却 方 法 が 適 用 さ れ る (ト ラク ター 、穀 物 収稽 用 コ ンバイ ン矛除 いた)農 業 機 械 、 用 具 と し て は 、 連 結 却 率 を 採 用 す る 。 そ の 方 が 、 償 却 計 算 に つ い て の コル ホ ー ズ の 会 計 担 当 者 の 仕 事 を 軽 滅 さ せ る か ら で あ る。 こ う し て 、 (48 ) る と こ ろ の 農 業 機 械 や 用 具 に は 、 作 業 度 に 応 じ た 償 却 率 を 設 定 す る と 非 常 に複 雑 に な る の で 、 取 得 価 値 に た いす る償 法 を 利 用 す れ ば よ い。 だ が 、 農 業 活 動 の 短 い期 間 ( 播 種期 、 収 穫期 、 開墾期 )に の み 利 用 さ れ 、 ま た い ろ い ろ な 種 類 の あ (437) ソ ビエ トに お け る減 価 償 却 論 争 ㈲ 一 71 1,825 1,955 40.5 42.5 2.9 39.0 33.1 13.0 10.9 1.7 2.4 3.6 2.2 3.2 た 倍 か 合 し 何 場 較 は の1958年 比 と 1953年 倍 し た 合 何 場 較 論 4,502 は 学 69.1 比 770 547 18.3 13.2 29.9 ・・…'■ 一 1,250 と 4,211 1957・ 度 年 か 1,338 の1958年 93.3 一 ・・・… 4,125 1937年 9.4 … ・・・・・…'・' 3.9 14.0 1953・ 78.2 一 ・・・…'・ 3.1 289 1950・.・ 32.6 1958… 59 428 ■■■・・・・・・・・・・… 47 3,061 令・・・・・・・・… 1,534 123.7 ….…..........._ 243.5 ・■■・・・・…s 一+・・・…i・ 1937… ル ブ 一 1,000ル (1,000) ク タ ー ル) 粥 不分割螂 貨幣囎 不分割齢1鱗 農 地(へ 農 地100ヘ ク ター ル の平 均 1コ ル ホ ー ズ の 平 均 年度 末 に お け る コ ル ホー ズ の 数 72 叢一 商 一 (438) 第53表 〔出 所 〕n.Jlo3a,Co3双aHHeΦoH及aaMopTB3aUMHBKonxo3ax.<BofipocblsKOHo- MHKH》1960.No.3cTp.140. こう し た 農業 機 械 や 用 具 は、 減 価 償却 控 除 率 作 成 のた め の方 法 論 的 指 令 (一九 五九 年 )に よ って 、 つぎ の よ う な 分 類 と 耐 用 年 数 を も つべき であ ると さ れ て いる。 鋤 、耕 作 機 、 土 地耕 作 機 、 ト ラ ク タ ー 牽 引 機 、 そ の他 の てん さ い収 穫 機 、 じ ゃが いも 掘 取機 、 八 年 ∼ 一〇 年 の 耐 用 年 数 の も の 1 播 種 機。 八年 の耐 用年 数 のも のー 綿 収 穫 機 、あ ま 収 穫機 。 六年 ∼ 八 年 の 耐 用 年 数 の も のー 農 業 機 械。 こ の 指 令 に つ い て パ ァ ハモ フ は 異 議 を の べ る。 こ の 分 類 で は 、 一グ ル ー プ に各 種 の ⋮ 機械 を 混 同 さ せ て い る 。 た と え ば 、 特 殊 発 動 機 を つけ て い る 収 穫 機 と そ れ を つけ て い な いも の と が 混 同 さ れ て い る し 、 畑 仕 事 の ほ と ん ど 全 シ ー ズ ン に わ た っ て利 用 さ れ る 土 地 耕作 機 ( 鋤、 ま ぐわ 、耕 作 機) と 、 播 種 期 と い う 短 い期 間 の み 利 用 さ れ る播 種 機 と が 混 同 さ れ て いる。 ま た、 畜 産 部門 の機械 化 と この 分 野 の 今 後 の技 術 的 進 歩 を 考 慮 し て 、 畜 産 用 機 械 を 一グ ル ー プ に (49 ) 独 立 さ せ る こ と が 望 ま し い。 こ う し て 、 パ ァ ハモ フ は つぎ の よ う な分 類 と耐 用年 数 を提 案 す る。 一 73 ソ ビ エ トに お け る減 価 償 却 論 争 ⇔ 一 (439) 第54表 ス タ ヴ ロ ポ リ地 方 1957年1・958年 固 定 資 産(畜 産 家 畜 を 除 く, 100万 ル ー ブ ル)1,149・2 ベ ル ゴ ル ド州 ア ル タ イ地 方 1957年1958年 五,597.4 1,116.5 1957年llgSS年 2,215.9 661.1 1,010.7 1,266.3 237.9 497.1 内 訳:ト ラ ク ター,そ の 他 の 機 械 団,.農 業 機 械 お よ び 用 具,器 具,設 備,運 送 手 段:100万 ル ー ブ ル340.9 674.1 458、4 固 定 資 産(畜 産 家 畜 を 除 く) 額 に 対 す る%29.7 42.1 41.1 57.2 134.1 71.4 182.8 固 定 資 産 価 値(畜 産 家 畜 を 除 い た もの)に 対 す る%5.6 8.4 6.4 8.2 トラ ク タ ー,そ の 他 の 機 械 団, 農 業 機 械 お よ び 用 具,器 具, 設 備,運 送 手 段 の 減 価 償 却 金 額(100万 ル ー ブル) 91.2 138.2 62.0 固 定 資 産 価 値 に 対 す る% 13.6 10.9 12.4 固 定 資産(畜 産 家 畜 を 除 く) の 減 価 償 却 金 額 に 対 す る% 68.0 75.9 固定 資産 の減価 償 却金 額 (100万 ル ー ブ ル)64・0 35.9 49.0 41.4 89.3 8.8 6.2 「69・5 〔出所 〕n.Jlo3a,Co3AaHHeΦoH八aaMopTH3aUHHBKo皿xo3ax. 《BonpOCbI 9KoHoMHKH》1960.No.3cTp.142. 七年 ∼ 八年 の耐 用 年 数 のも の1 具 。 耕作 機 と用 播 種機 。 特 殊発 動機 を も っ そ の他 の 農業器 畜 産 用機 械 。 八年 ∼ 九年 の耐 用 年 数 のも の1 八年 の耐 用年 数 のも の1 た収 穫 機。 八年 の耐 用年 数 のも のー 八年 ∼ 一〇 年 の耐 用年 数 のも のー 農 業 機械 、 用具 。 一〇年 ∼ 一二年 の耐 用年 数 のも のー 具 (馬力 によ るも の)。 ( 右 にみ た農業 機 械 お よ び用具 の分類 は、 前 論文 で 提 案 し て いた固定 資 産 の分類 の00項 目 ﹁そ の他 の農業 機械 お よ び用 具﹂ のさら に細 目 にわ たる内 訳 であ る)。 ﹁経 済 学 の 諸 問 題 ﹂誌 (一九 六〇年 第 三号 )上 に、 (50 ) ロー ザ ァ の論 文 ﹁コ ル ホ ー ズ に お け る 減 価 償 却 基 金 の 創 設 ﹂ が 発 表 さ れ た 。 こ の論 文 で ロー ザ ァは 、﹁コ ル ホ ー ズ は 減 価 償 却 基 金 を 創 設 で き る 第55表 4.4 6.5 23.1 23.2 23.1 76.0 78.4 52.2 ア ル 3.5 3、8 7.0 18.3 ル ゴ ル ト 州 4.4 4.2 6.1 21.8 20.7 24.8 62、9 67、6 45.2 20.6 23.3 61.6 62.3 48.0 ゴ ー リ キ ー 州 6.7 7.0 8.2 40.1 40、9 43.5 51.2 45.1 42.0 ン 州 6.1 7.3 7.0 36.8 42.0 32.8 43.6 37.5 41.1 ベ ニ リ ー カ 固定 資産 の減 価 償 却 金額(%) 固 定 資産 減 価 償 却額 に対 す る大 修 繕 の費 用(%) 学 4.4 地 方 74 商 ス タ ヴ ロ ポ リ地 方 タ イ 叢一 ヨム ロ1田 (440) 貨 幣 所得 に 対 す る% 不 分割 基 金 控 除 に 対 す る% 一A 1956年11957年11958年 1956年1957年11958年1956年11957年11958年 56年 〔出 所 〕n.Jlo3a,Co3AaHMeΦoH丑aaMopTH3aunHBKonxo3ax.《BonpocbigKoHo- MHKH》1960.No.3CTP.142. (51 ) 十 分 な 可 能 性 を も っ て い る ﹂ こ と を 具 体 的 資 料 に よ って実 証 す る 。 一九 五 九 年 ソ 連 邦 共 産 党 中 央 委 員 会 一二 月 総 会 は 、 社 会 経 済 の 発 展 に 応 じ て 、 コ ル ホ ー ズ 員 の総 会 決 定 に よ って 貨 幣 所 得 か ら コ ル ホ ー ズ 不 分 割 基 金 への控 除 を 増 大 さ せ る 必 要 の あ る こ と を 強 調 し た 。 第 53 表 は 、 コ ル ホ ー ズ の 貨 幣 所 得 と 不 分 割 基 金 の 増 大 に つい て の資 料 で あ る。 コル ホ ー ズ の 強 化 は 、 零 細 コ ル ホ ー ズ の統 合 と コ ル ホ ー ズ の 生、 産 手 段 の 増 大 に よ って お こ な わ れ 、 そ の 結 果 は 、 単 位 面 積 の 総 生 産 物 と 商 品 生 産 物 の量 を 増 大 さ せ る と いわ れ て い る 。 不 分 割 基 金 は 、 生 産 手 段 の 拡 大 の た め の 重 要 な 源 泉 と な って い る の で あ る 。 ロー ザ ァは 、 こ こ で つぎ の よ う に いう 。 ﹁ 今 日、 不 分割 基 金 は、磨 損 し た対 象物 の取 り 替 え と拡大 再 生産 のため の、 生産 (52 ) 的 固定 資産 の源 泉 とし て役 立 って いる。 し かし、 現存 計算 方 法 のも とで は、 不 分割 基 金 の 資 金 が ど の よ う に支 出 し た か を 、 決 定 す る こ と は で き な い の で あ る 。﹂ こ の た め 、 国 有 企 業 に存 在 す る 減 価 償 却 基 金 と 同 様 な 計 算 方 法 を 、 コ ル ホ ー ズ に も 創 設 す る 必 要 が あ り 、 そ れ は 可 能 で あ る と いう 。 第 54 表 は 、 コ ル ホ ー ズ の 固 定 資 産 と そ の減 価 償 却 額 の増 加 に つ い て の 資 料 で あ る 。 こ の 資 料 よ り 、 ス タ ヴ ロポ リ 地 方 、 ア ル タ イ 地 方 、 ベ ル ゴ ル ド 州 の コ ル ホ ー ズ の 固 定 資 産 の 減 価 償 却・ 額 は いち じ る し く 増 加 し た こ と を 、 ま た、 ト ラ ク ター、 農 業機 械 な ど の固定 資 産 も 増 大 し て いる こと を、 知 る (441) 一 ソ ビ エ トに お け る 減 価 償 却 論 争 75 こ と が で き る。 第 55 表 は 、 コ ル ホ ー ズ の 貨 幣 所 得 に お け る 固 定 資 産 の 減 価 償 却 の 比 率 と 貨 幣 所 得 か ら の 不 分 割 基 金 へ の 控 除 に お け る 減 価 償 却 の 比 率 を し め し た も の で あ る 。 こ れ ら 二 つの 比 率 は 、 地 方 、 州 に よ って ひ ら き が み ら れ る が 、 ソ 連 邦 の 全 コ ル ホ ー ズ の 平 均 値 は 、 前 者 の 比 率 六 ・八 % 、 後 者 の 比 率 二 九 ・六 % で あ る 。 し た が っ て 、 一九 五 八 年 の 時 5 1⋮で は 、 ゴ ー リ キ ー 州 と カ リ ー ニン 州 に つ い て の 二 つの 比 率 は 平 均 値 以 上 で あ る こ と が わ か る 。 以 上 の 第 54 表 と 第 55 表 の 資 料 か ら 、 コ ル ホ ー ズ に お い て 減 価 償 却 基 金 を つ く る こ と の で き る 十 分 な 条 件 が あ る 、 と ロー ザ ァは 主 張 す る 。 ソ フホ ーズ 、 コルホ ーズ の会計 担 当 者 の見解 苫 m日 § 名 目 ω貸 § ・匂需 ↓ ﹁コ ル ホ ー ズ と ソ フ ホ ー ズ に お け る 会 計 と 財 務 ﹂ 誌 に 発 表 さ れ る よ う に な っ て き た 。 こ う ソ ビ エト農業 にお け る減価 償却 問 題 が解 明 さ れ て いく な か で、 ソ フ ホー ズ や コ ルホー ズ に お いて実 際 に経 理 を 担当 コ 珊 ︹ し て いる実 務 家 の見解 も、 ﹁コ ル ホ ー ズ に お け る 畜 産 家 畜 の 減 価 償 却 を 再 建 す る ﹂ (︽ ロd塁 。×吉 P " 勺69 臣 匡 自国 ぎ 雲 匡 窪 。胃 国ω貰 国見 望逼。↓ 国 民 8 ロ×8 恥×二 ⑩曾 . 2ρ一 自 ℃・膳べ∼ ﹄P︾ )。 P o。こ 曽 8 ↓畠 。・・胃 ぴ § 名 § , ツ ィ ブ ル ス キ ィ ス ﹁減 価 償 却 の 計 算 問 題 に よ せ て ﹂(︽ 口呂 ぺ目 良 碧 ﹀・コ こ 民 切。昌苫 逗 し た 実 務 家 の 見 解 と し て つぎ の も の を あ げ る こ と が で き る 。 ① ビ ィノ ク ヴル 国 曾臣 臣 o記 ℃ロ 民o自 8 爵 出 8 巽 8 9 ・S Φρ ZoμO 自 勺'N一∼ N︹。・ ︾。 ② (︽ ﹀累菖 家皇 窪 畠 ・・ ぎ 自 8 翼 ●望器 弓 寓 ◆臣 臣 ⇔胃 od 民o目 8 爵 ﹁減 価 償 却 率 は 現 実 的 か ﹂ 国 8 匂ロ×8 9 .お Φゲ Zo・一 口 や 命⑩∼ 凱ρ︾ )。 ア マ ン マメ ド ブ 8 長 8 目 呂 胃 目 od出角 o 舞 o目 ③ ◆目 ◎碧 匡 国 次o自 8 貰 こ れ ら 実 務 家 は 、 実 際 の 会 計 実 践 の 経 験 に も と つ い て 意 見 を の べ て い る 。 た と え ば 、 ツ ィ ブ ル ス キ ィ ス は 、 第 56 表 豚 Noユ3 群 2 家 畜 小 屋 2.7 40,000 1080∼00 豚 2.7 40,000 1080∼00 一 No.13 1350∼00 叢 論 学 若 い家 畜 50,000 ;;1=麗1=cl 2.7 屋 .《yqeTMΦHHaH「出 所 〕A・n・1-IH6y孤bcKHc,1《BonpocyyqeTaaMopTva3aUraH No.13 舎 小 度 年 内容 搾 乳 群 牛 3 ㌫ 副 篇半副車 一 一一 の名 称 と No. 337∼501337∼50 1 相 手 勘 定 支出項 目また は経 済 部門 半 期 そ の う ち,四 除 控 却 償 価 減 固定資 産 のバ ラ ンス 価値 年度 減価 償却 率 (%) 固定 資産 度 の 減 価償 却 控 除 計算 帳 簿 第56表1961年 76 商 一 (442) 石 造,生 産 用 使途 の建物 等 友 cblBKoJlxo3axHcoBxo3ax》1960.No.iOcTp.22. のよ う な減 価 償 却控 除 計 算 帳 簿 を 提案 し たり 、 ア マン マメド ブは、 ソ フホ ー ズ に お け る 現 存 の減 価 償 却 率 は 低 い の で 、 経 営 活 動 の結 果 を 歪 曲 さ せ て い る と し 、 償 却 率 の改 善 を 強 く 要 求 し て い る 。 (53 ) 幻 セ ヌ ケ ェビ ィ チ ︽ nゆ畏 窃目 ︾ ︾ の 見 解 ︹ ﹁多 年 性 植 物 の 新 減 価 償 却 控 除 率 ﹂ な る セ ヌケ ェビ ィチ の論 文 が 、 ﹁ 農 業 経 済 し 誌 (一九 六 一年第 四号)上 に 発 表 さ れ た 。 こ の論 文 で セ ヌケ ェビ イ チ 多年 性 植 物 の分類 コルホー ズ 、 ソ フホー ズ 、道 路 団 体 、灌 概 組 織 、 は 、 多 年 性 植 物 の減 価 償 却 に つ い て つぎ の よ う に の べ て い る。 A ( 公 益 部 門 の管 轄 下 に あ る 灌 木 や 果 樹 は 、 ソ ビ エト で は 固 定 フ ォ ン ド の組 成 の な か に含 ま れ る の で あ る 。 こ れ ら 多 年 性 植 物 は 、 物 的 富 の 生 産 と 労 働 者 (54 ) の 生 活 条 件 の 改 善 への 参 加 程 度 に﹄ 15 じ て 、 つぎ の よ う に 、 セ ヌ ケ ェビ ィチ 住 民 が消費 す る果 実 、 茶葉 な ど を 確 保す る た めに、 栽 培さ れ て いる に よ って 分 類 さ れ て いる 。 ω 風 水 の侵 蝕 か ら 地 盤 を 護 った り 、 霜 枯 れ 、 早 魅 、 乾 風 か ら 農 作 物 を 果 樹 園 、 灌 木 、 ぶ ど う 園 、 オ レ ンジ や 茶 の 園 。 ② 汽 車 や 自動 車 の運 転 速度 を早 め、 そ の運 営費 を削 減 す る ため に役 立 護 る と こ ろ の 農 業 用 植 樹 ・植 林 。 ③ って い る と こ ろ の 、 道 路 、 鉄 道 、 砂 利 道 路 に 沿 っ た地 帯 の 植 樹 ・植 林 。 ω 灌 概 組 織 の 生 産 性 、 経 済 性 、 耐 久 性 を 高 め る た め に 役 立 って い る と こ ろ の、 運 河 、 人 工 貯 水 池 の 岸 辺 の 地 帯 の (これ は、 国有 森林 基 農 民 の 生 活 と 衛 生 条 件 の 改 善 に 役 立 ち 、 し か も ソ フ ホ ー ズ や コ ル ホ ー ズ の住 宅 地 帯 の 緑 化 に も な る と こ ろ の、 植 樹 ・植 林 。 ㈲ 木 材 を 生 産 す る 目 的 で 、 ス テ ップ 地 帯 や 耕 作 を し な い 土 地 の 砂 地 や 谷 間 に 植 林 さ れ た 森 林 公 園 や 辻 公 園 の植 樹 (これ は、 生産 的 フ ォ ンド で はな く消 費 フ ォ ンド に属す る )。 ㈲ 金 となり 、 そ の栽培 に ついやさ れ た費 用 の計 算 は、 ソ フホー ズ の固 定資 産 バラ ンスで お こな われ る)。 釦 - 讃 簸 謬 六叫 皿●罫 けヨ 誼併 醤 ロ自 ー 違 識 宙 面 b08 ー 唱 芯 田肝 瞭 官 薗 出u。 ー 蹄 愉誕 扉 θ 浮3 δ箆諭 扉 酋 樹 され蔑 苧 コ・・ぷ 翼 叩 ק 却 控 除 率 は、各 種 の多 年 性植 物 の経 済 的 に合 目的 的 な 耐 用期 間 を も と にし て決 定 さ れ る こと にな る。 この た め には、 の価 格 ( 再生産価値)によ る更 新 と修 繕 に と って十 分 な も の でな け れば な ら な いと さ れ て いる。 し た が って、 新 減 価 償 ソ連 邦 ゴ スプ ラ ン の方 法 論 的 指 令 に よ ると 、多 年 性 植 物 の耐 用期 間 中 に蓄 積 さ れ る べき減 価 償 却 控 除 額 は、 現 時 点 の準 備 が、 農 業植 林 ・森 林 全 同 盟 科 学研 究 所 によ ってす す めら れ て いる。 (55 ) の 二 ・五 % の減 価 償 却 率 に 従 って 償 却 さ れ て い た の で あ る 。 だ が 、 現 在 、 多 年 性 植 物 の た め の新 し い減 価 償 却 率 作 成 今 日 ま で 、 す べ て の多 年 性 植 物 は 、 そ の 耐 用 期 間 や そ の 特 性 に 関 係 な く 、 そ の 価 値 多 量 の資 料 を 集 め 、 そ れ を分 析 し な け れば な ら な い。 各 種 の果樹 園 や灌 木 の更新 の た め の減 価 償 却 控 除率 は、 つぎ の 多 年 性 植 物 の減価 償 却 率 公式で算出され ることを、 ソ連邦ゴ スプ ランによ そ 藁 吟 ( ソ ビエ トに お け る減価 償却 論 争㈲ 一 (443) 一 77 学 (コ ペ イ カ) (コ ペ イ カ) 第57表 減 価 償 却 控 除 率 1ツ ェ ン トネ ル あ た (再 生産 価 値 に対 りの 生 産 物 原 価 中 の す る%) 減価 償 却 控 除額 貴cTBa》1961.]No.4cTp.91. (注 ) 果 実 の な る 植 物 の 残 存 価 値 は 、 一 ヘク タ ー ル あ た り 六 〇 ∼ 七 〇 ルー ブ ル と し て決 定 さ れ て い る 。 イ ー ・ヴ ェー ・ミ チウ ー リ ン名 称 園 芸 場 の ため の明瞭 な 基準 を 与 え、 ま た固定 フ ォ ンド の こ の種 のグ ループ の更 新 程度 を より 正確 に考 慮 し、 そ の バラ ンス評 価 価格 を 調整 し、 来 る べき 撤去 ﹁新 し い差別 的減 価 償却 控 除率 は、 農業 生 産 にお け る多年 性植 物 の参 加 ケ ェビ ィ チ も こ の 差 別 的 減 価 償 却 率 に 賛 成 し て 、 つぎ の よ う に いう 。 地帯 に 応 じ て差 別 さ れ て いるも のを推 薦 し て いる こ と にな る。 セ ヌ い る。 第 58 表 を 一見 す れ ば 、新 し い減 価 償 却 控 除 率 は 、樹 木 の種 類 と 新 し い 減 価 償 却 控 除 率 と し て 第 58 表 の よ う な 基 礎 的 指 標 を 推 薦 し て る。 農 業 植 林 ・森 林 全 同 盟 科 学 研 究 所 の 資 料 に よ る と 、 防 禦 森 林 の は 、樹 木 が 毎 年 成 長 増 加 す る の で 、自 己 の 価 値 を 大 き く す る か ら で あ 計 算 が 複 雑 で あ る。 な ぜ な ら ば 、 固 定 フ ォ ンド の こ の 種 のグ ル ー プ ま た 、 森 林 の た め の 減 価 償 却 率 は 、 建 物 や 機 械 の そ れ と 異 な って 、 全 同 盟 科 学 研 究 所 、 農 業 植 林 ・森 林 全 同 盟 科 学 研 究 所 お よ び ソ ビ エ ト 連 邦 農 業 省 の資 料 に よ る と 、 更 新 の た め の減 価 償 却 控 除 率 は、 第 57 表 HCneHHtiUOMHOrOneTHHMHaCa)K双eH朋M.《DKOHOMHKa ど う 園 の 回 復 ﹂ な る 論 文 (﹁ 農 業 経済 ﹂誌 一九 六 一年 第 三号 ) に よ って 考 察 さ れ て い る 。 だ が 本 稿 で は 、 そ の内 容 の 紹 介 (58 ) な お 、 多 年 性 植 物 の 減 価 償 却 問 題 の う ち 、 ぶ ど う 園 の そ の 問 題 は 、 ル ク ヤ ノ フ ︽ ロ旙 苫 き 。P ︾ の ﹁ 減 価 償却 と ぶ の 必 要 性 を 明 ら か に す る 。﹂ / 〔出 所 〕A.CeHKeBHq,HoBHeHopMblaMopTH3allvaoHHblxoTq- のご と く で あ る 。 7.5∼9.9 (5 7) 漿 果 の 生 ず る草 木 お よび 灌 木(す ぐ り属,す ぐ り, え ぞ い ち ご) ー ブ ル) 3.7∼5.5 1.5∼2.0 種 の あ る 植 物(さ くら ん ほ,す も も,せ い よ うさ く ら,あ ん ず) 40∼80 2.0・ (ル ceAbcKoroxo3兄 30∼60 ・v2.4 同一 科 また は同 一種 内 の 異 種 の 植 物(り ん ご,な し,ま る め ろ) 78 叢一 論 6鳴 商 一 (444) ク ル 生 値 一) ヘ 一再 価 ル ル ー タ の産 ( ブ , ,の 一) 掃建 充 用 ルル 清 再補 費( ブ 減 価 償 却控除率 年 植 保数 ) 用 一の年 年 耐数 林 護( 6 0 5 6 2.001.30 5=60 0 0 0 0 5 1.50 4・=20 再 評価 に つ いて の論文 を 割 愛 さ せ て いただ く こと にす る。 幻 ︹ 一九 六 〇 年 九 月 一日 付 の ﹁コ ル ホ ー ズ に お け る 固 定 フ ォ ン ド の再 評 価 に つ い て ﹂ な る ソ 連 邦 閣 僚 会 議 決 議 に よ って、 コ ル ホ ー ズ は 固 定 フ ォ ンド を 再 評 価 し な け れ ば な ら な く な った と いう こ と は す で に 考 察 し た ( 本章 第 3節 ② 参照 )。 決 議 が 公表 さ れ てか ら 、 コル ホー ズ の固 定 フ ォンド の再 評 価 の 意 義 や 手 続 や 日 程 な ど に つ い て解 説 し た 論 文 が 発 表 さ れ て (︽ ロ恥§ 自 mo。 は 'づ二 〇 器 需 o貝Φ臣 ⑦ 9 出畠 臣 × バ ァ シ レ フ ﹁農 業 企 業 に お け る 固 定 フ ォ ン ド の 再 評 い る 。 こ う し た 論 文 と し て つぎ の も の が あ る 。 ① 価 に つい て﹂ 寓 8 0巨×8 良 ・一⑩詔 ◆Zo.Q。 自 唱・﹃∼ 一N. ︾ )。 ◆8 這 ロ目 0 8 自 舞 o×8拍誉 ↓器 臣 法 × 昌 9 昌 臣 ↓§ ×・ 之山Φ弓 頴 ■属日 胃 匡 ロ 苔 白×8 蓑 ◆ 墨鵠①鶉O匡 ロロ ×O白×OωO× 国 ⇔Ooo×Oωロ×' 一〇ΦO・ 嵩. 員 こ ○ 器 ℃のo暑 臣 Φ o窪 o田 ひ貝 ■o日 ood ー キ チ ン ﹁コル ホ ー ズ の固 定 フ ォ ンド の 再 評 価 に 禺 N︽∼ NΦ・︾ )。 バ バ ヤ ン ﹁コ ル ホ ー ズ の 固 定 資 産 の当 面 の 再 評 価 に p 一一 〇↓や 民O口×OωOoコ. 之 工O↓ つ い て ﹂ (︽ 出 臣 胃 目 ② ③ 170UO れ,そ し や,に か 自cTBa》1961.No. 《 二)KoHoMllKace刀bcKoroxo3只 roJeTHuMHaca》K双eHH牙M、 3=63 の 他 1.250.40 あ 2.00 ぷ で,ぽ え か 22070 し か 90 し ら か ば,ぼ とね り こ 色 の地 地 質 一 南 方 黒 土,栗 乾 燥 ス テ ツ プ地 帯 2=94 120 0.71 50 1.25 ら 85 150 ら つ,か ま だ い じ ゆ,に 80 2=38 れ, 0、58 130 1.25 80 ま つ 2==30 180 0.28 100 1.00 し か 通 の黒 土 地 質 一 漸 崩,普 林地帯 ス テ ッ プ地 帯 と ス テ ッ プ=森 繕 。) 更 新 匡 植 林1に 対 す る 合 計(ル ー ブル と コペ イ 再 生産 価 値 に 対 す る% グ ル ー プ 植 林 の (445) ソ ビエ トに お け る減 価 償 却 論 争⑭ 一 一 79 第58表 〔幽 所 〕A.CeHKeBHq,HoBb1eHopMblaMopTli3auHeHHblxoTqHcJleHH□rroMHo- 4CTP.92. 学 よ せ て ﹂ (︽ 切豊 o臣 コー チ ネ フ ロこ × 昌 o碧 ↓畠 員 o酔 目o甘 負 o葵 o o皇 畠 問民 × ◆呂 演畠 (再 評 oロ冨 臣 ω? ×oω愚 o畠 P 戸OΦゲ ︾ ・、 ×艮 図o自 oωo切.ω訳自 o苦呈 ロ nΦ壽 臣 08 × ■O国垣O切・ bdΦOば出国民 ⇔↓①弓恒O↓国宍國・ 一⑩O一・Zρ 杏 百↓℃・ O︽∼ 8 ・ ︾ )。 ﹁コ ル ホ ー ズ に お け る 固 定 フ ォ ン ド の 再 評 価 を い か に 組 織 化 す る か ﹂ (︽ ×o臣 9 20・ 心 O↓唱・一〇︽∼ 一〇Φ. ︾ )。 ④ ω恥↓ぴ eロ 決Oロ領8 陣× 目Φ勺8 ロ⑳国×ぺ R 出O切臣 O↓O. OΦ・ 第 ω×O出Oζ 呂×国︾ 一ΦmQ。 ・ Z o﹄ に べ∼ 宗 ρ 6↓唱・ ω◎o∼ ☆ ● 一⑩9 . Z O・ o◎ ⇔弓㍗ 6. ﹀こ Pき つ畠 ω貸 鵠埠 ↓Φ蓑 舜 田 切 8 ロ●o次09 ×oω泣酔⇔↓器 ・ : 一分 冊 九 九 頁 。 ・ ︽ cd O目℃8 宮 弓 O㊥■民OΦ切知 ωこ O O 陶家O唱↓国8 貝雷O属出宮 × ■O民お 飴× 国 ×O⇔×8 飴× つ OOぴ民飴O切① ω・、 ↓ 旬家 民 O 、 O↓℃・ 忘 o o・ ヨ OOぴ民器 oロ旬 ω二 吋 恥呂 ﹁ ※ O∨ △↓O・ 忘 ◎ ◎・ 口↓℃. 忘 o◎● 切 ∨類国垣 コ ニ 司 但ピ 馨 ρ O↓噂 ・c o⑩∼ 杏○・ 目唱Oお①gロOm家匡 × 民O﹄×8 知ぷ ︽ ×O法家 W民国O↓︾ ﹁ソ 同 盟 共 産 党 第 二 〇 回 大 会 ﹂ 日 本 共 産 党 中 央 委 員 会 訳 弓 O唱ぴ×陶Φ切① ω二 6↓唱● ︼命O∼ 一〇〇. ↓自苦 民 P づ O唱ぴ民陶O切① ωこ ↓ ①苦 葵 P 切 ぺ出誠ぷ 目 二 ↓ 恥苦 民 P n弓℃・ ︽O∼ ト一・ 切 ぺ誠国爵 コ こ O O O月③出×O 民 但苦O㊥S国ω知月民出 言 飴巳 民岬 切 菖 民ぷ コ こ ↓ O哀 ︼宍P n↓℃・ 江 ∼ ︽N . 切 ぺ出民山 ﹁︻こ ↓ 飴哀 渓 Φ、 ⇔↓O. 心一・ 切 ∨国国山 ﹃[ 、 ↓ 四客 × P (以 上 は 、 主 と し て 論 文 の こ れ ら 論 文 の内 容 は 、 す で に 多 少 と も 考 察 し て あ る の で 、 こ こ で は こ れ 以 上 触 れ な い こ と に し て 、 割 愛 す る 価 問 題 は、 別 の 機 会 に ゆ ず る )。 )))))))))))) (×o目 臣 以 上 が 、 ソ ビ エト 農 業 に お け る 固 定 フ ォ ンド の新 減 価 償 却 率 作 成 に つ い て の諸 見 解 で あ る 形 態 で 発 表 さ れ た も の を 究 明 し た にす ぎ な い。 書 物 も あ る が 121110987654321 一ΦΦド )、 そ の 考 察 は 割 愛 し た )。 80 叢一 ユ 日随 商 一 (446) ' ))))) )))) )))))))))) コ良 皇 畠 演P 民四 民P 団こ δ e 暮§ 時 零 ∼ OO. ・ 皇 。U冒 ω芦 § , 民 P 。目 ・ 口ρ 田 吉 8 ↓昌 亀 噂. 3 唱・ ↓eζ 民 P ︽ b。。目 o自 呂 畠 。§ § ︾ ﹄ΦO。。・ 2p 二 ×8 忌 ? . 這 切c 。. 2p ロ ng ・只 。3 ℃口 民O﹄×Oω但× 国 8 巽 8 良 ︾ 栄o自 8 。ロ・︽ ωg ぎ § § 国 OO自ぴひ宍O家 ×8 慧 n目 p 。g 。。。国匡 × 曾 畏 畠 唱 g 3 し。・ ︽ 貧 雪 国 官 国臣 窟 o弓巳 . ◎ 。N・ 口↓唱 ・ ↓窪 OO寓O匂θ出宮 × 民P ↓ O客 渓P ↓飴家 渓ρ 民 P 百↓噂・ やΦ・ 0 8 窪 o貝 窪 § Oo。・ 切O・ お OO. Oぷ 9 ・ 9 ∼ 忠 ・ Oω● 9 ・ 切一9 OO∼ 切一・ mρ ﹀ こ コ g 3 0唱匡 o.起 09 Φ員 ﹀ ニ ↓帥苦 ︾ こ ↓飴苦 コ 飴×o苔 切 ﹀ こ ↓O苦 コ畏 皇 8 ロ 良 o苦畠 ︾ ニ ↓ロ苦 ロ 巽 05 ロ ︾ 二 ↓恥室 口翼 g 8 ロ 呈 o§ o。 ﹀ ニ ↓ロ苦 コ 良 05 ロ ﹀ こ ↓飴ζ コ 良 o§ 。。 ︾ こ ↓皇 民P > こ ↓飴苦 口 巽 o§ ロ尊 ﹀ こ ↓窪 コ 飴ק 畠 ︾ こ ↓豊 渓P コ良 皇 8 コ巽 § 8 ︾・ "↓慧 δ ㌔8 舞 慧 コ自 皇 畠 S器 日 切 団 寓 器 国畠 団・ 、6 肩畠 戻 菖 ↓皇 6昌 ・や。。∼ 。。や 国 8 出8 団こ ] ○畑8 g 国陣 S 切臣 o切 団 こ 一 〇﹄8 ⇔︼ §啓 国 国臣 8 民 器 き 切 国こ ] ◎這 ロ良 菖 団 こ δ 担畠 ⇔§ 陣 一q)O◎。 ・2。U こ ︾・ 、↓窪 渓 民 民 葵 民 ×o育 吉 8 炉 Sこ ﹀ぎ ℃這 ω貰 塁 ͡ ◎ooo◎o 串■e◎ ● ●. = u。呂 8 昌3330 卓 ∨P予P oコ 自 口 亀 自.333自 こ や 亨 ∨P∨ ∨P⑰ ● ロゴbロbO ● ロ ・ 、w・v、 ノ へ ノ ヘ ノヘ 民 渓 ※ PPPPPPPP ︿3亘 ) 23222120191817161514 )) 6壱 二 。。∼ ㎝。。・ 27262524 ↓日 ︾ 3231302928 ● ヒdbd匂 s・ 、 ((((( 3433. (447) ソ ビエ トに お け る減 価 償 却 論 争 ⇔ 81 82 叢 論 学 商 (448) q ℃. 一Φ∼ "。。・ × 。鷺 胃 畠 口d・ ﹀こ 。コ・ 0d. 0。・ 壱d● ×。℃⇔ き ロ ロd. ×8 6吉 畠 ×名 。胃 8 ×。鴉 嶺 8 ×。育 着 8 口良 皇 畠 コ g o§ 。・ ﹀ ↓ o苦 民P 吋餌苦 渓P ↓釦苦 民P 弓餌旨 民P ↓ロ苦 民P ・ 、 、 O↓O ・ Nω ・ o↓唱 ・ ↑Φ・ O↓巳 ・ NO◆ 3 ℃・ N一 ・ ・ 百↓O ・ 心。o。. 口↓℃ ・ 巴 O 。。 ・ 弓口 出国民国 膓 ⇔↓唱 . 9 ・ 3 0. 9 . 自 唱・ ↓但苦 民 四 民P 自 勺. 9 . 口良 § 8 ↓ ﹄こ . ◎嵩 民 ρ 自 づ・ 切 。。・ 口貝 § 8 コ 爵 。き ロ ト こ ↓ 国苦 民P O昌 . 鵠 ・ 。∼ 題 ・ 3 0. Oo ま ・ 3 ∨ ︾ こ ↓ 恥哀 民 P 忘 鱒. 民P 6弓 ・ 8 ・ 8 ・ 、 。§ 臣 。ゆ自 8 町; 。ω塁 ⇔§ ︾ ピ⑩Φ。﹄ 。﹄ 昌 ⇔φ ⊇ ー ・切c。ふ ㊨. g ∼苔 ・ 涜 。§ Φ 日 昌 ・§ 養 。出国皇 ︽留 § § 臣 ︽ ロ。昌 8 宮 畏 。g § § ︾ ↑§ .z。・ ω 。日 ×O白 × Oω但× ・ 。目 § ×' ︽ ω§ 国 な ①苦 名 ↓器 知■国o出出宮 × O弓工国O自Φ国寓民 8 器 嘗 誉 § 冨 ω釦月臥 。日 自 唱二 芦 ﹀ こ 記8 法⑦ ○畠 5 臣 呂 ﹀ こ ↓皇 葵ρ ⇔昌 ・ 。。。。∼ Φω. ﹀ こ ↓皇 o↓㊥ . お Φ﹂. 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) た と え 、 コ ル ホ ー ズ 生 産 に は 減 価 償 却 を欠 如 し て い た と は い え (コル ホ ー ズ が M T C の 技 術 援 助 を う け て いた も と で は 、 減 価 償 却 の 欠 如 は む し ろ当 然 で あ り 、 そ の条 件 の も と で は 、 欠 如 し て い た こ と が妥 当 で あ っ た と い え る )、経 済 的 に基 礎 を も ち 科 学 的 に組 織 化 さ れ た 会 計 制度 が 、 農 業 部 門 に 現 存 し て い た こ と は 、 そ れ 自 体 す で に 資 本 主 義 と 比 較 し て の 社 会 主 義 経 済 制 度 の優 越 性 を し め し て いる と い え る 。 資 本 主 義 のも と で は 、 農 業 簿 記 の普 及 が 叫 ば れ 、 ま た 、 一部 に は 導 入 さ れ 実 施 さ れ て い る 。 し か し , わ が 国 に お い て 農 業 簿 記 の ﹁導 入 を 強 行 し て い る の は 、 農 家 は ﹃租 税 源 泉 ﹄ で あ り 、 ま た 、 低 米 価 低 賃 金 経 済 構 造 の基 底 を な す と こ ろ の食 糧 生 産 経 営 で 、 か っ﹃労 働 力 給 源 ﹄で あ る こ と で 、 独 占 の支 配 は、 税 収 奪 と労 働 力 収 奪 に 具 現 し 、 こ の た め の 合 理 化 手 段 と し て 、 三 七 一頁 )。 こ う し た 農 業 簿 記 の 上 か 農 家 簿 記 の 記 帳 を 要 求 し 、 こ の 資 料 に よ って農 民 自 身 に 源 泉 の 枯 渇 を 防 止 す る 方 途 を み い だ さ せ る た め 、 記 帳 を 要 求 し 、 普 及 を 強 化 し て い る の で あ る ﹂(﹁現 代 経 営 会 計 講 座 - 戦 後 日 本 の 経 営 会 計 批 判 ﹂ 第 四 巻 ら の 導 入 と 普 及 の た め 、 ﹁建 物 、 大 農 具 、 家 畜 等 の ﹃減 価 償 却 ﹄ も 、 な お 工 業 に 比 し て 、 そ の償 却 期 間 が 長 く 、 費 用 計 上 が 比 較 的 過 少 に な さ れ て い る 。 こ れ が 租 税 収 奪 に お い て 農 家 負 担 を 過 重 にす る。 農 産 物 価 格 の決 定 に際 し て も 、 ﹃自 家 労 働 ﹄ 叢 84 一 商 学 芸ム 6冊 (450) の評 価 、 ﹃減 価 償 却 ﹄ 率 の決 定 が 、 社 会 的 に っ ね に価 値 以 下 的 に な さ れ て い た ﹂ (前 掲 書 三 七 七 頁 )。 こ う し た 減 価 償 却 率 の 価 値 以 下 的 評 価 や 自 家 労 賃 の ゼ ロ的 評 価 な ど を 基 礎 に し た と こ ろ の、 独 占 資 本 の税 収 奪 と 低 米 価 、 労 働 力 収 奪 に と って 都 合 の よ い、 農 業 簿 記 の存 在 が 、 資 本 主 義 のも と で は要 求 さ れ て い る の で あ る 。 社 会 主 義 の も と で は 、 ソ ビ エト の ソ フ ホ ー ズ や コ ル ホ ー ズ に、 中 国 の 人 民 公 社 な ど に 、 そ れ ぞ れ 経 済 的 に基 礎 を も ち 科 学 的 に組 織 化 さ れ た 全 人 民 、 農 民 に 奉 仕 す る 会 計 制 度 が 存 在 す る 。 ソ ビ エト に お い て は、 社 会 主 義 農 業 の発 展 と 農 業 集 団 化 の 成 功 の過 程 で 、 ソ フ ホ ー ズ 、 コ ル ホ ー ズ 、 M T C に 、 そ れ ぞ れ の経 営 の特 徴 に応 じ た 適 切 な 会 計 制 度 が 確 立 し て い っ た の で あ る 。 コ ル ホ ー ズ 会 計 制 度 に つ い て 、 マル グ リ ス ︽ ≧ o℃蔓 自肖 ﹀● ︾ は、 つぎ のよ う にの べて いる。 コルホー ズ とM TC の 出 現 は 、 新 し い会 計 制 度 を つく った 。 コ ル ホ ー ズ 的 ・協 同 組 合 的 所 有 と コ ル ホ ー ズ にお け る 生 産 と 所 得 の分 配 の特 徴 に立 脚 し た 会 計 制 度 は、 財 産 と 費 用 の 三 っ の 測 定 ー 労 働 測 定 、 現 物 測 定 、 貨 幣 測 定 ー と い う い ま ま で に知 ら れ て いな か っ た新 し い (︽ 芦 ロ肩 ぺ目 o >こ 切司肖 飴自 o唱∩臣 陣 苫 o↓ o OOO勺ム 已 臣 長 国 弓o⇔ぺ宕 習 吋。ロΦ臣 o弓o ペロO畠 ロー ぺ吉 弓・お 零 .之。・一〇・n昌 ・お ・ ︾ ) と。 そ の後 、 ソ ビ エト 農 業 会 計 制 度 は 一層 精 密 化 さ れ て き た の 独 特 の方 法 を つく り 出 し た o臣 ぬ. 切ぺ肖 ロ自 ⇔℃舞 § で あ る が 、 ソ ビ エト 農 業 制 度 の 一大 改 革 で あ る M T C の 改 組 と い う 新 し い段 階 の も と で 、 ソ ビ エト 農 業 制 度 は 、 再 検 討 さ れ る こ と に な っ た の で あ る 。 そ の 再 検 討 の た め の 一つ の 争 点 が 、 コ ル ホ ー ズ への減 価 償 却 概 念 の 導 入 で あ り 、 農 業 に お け る 新 減 価 償 却 率 の 作 成 の 問 題 で あ った の で あ る 。 M T C の 改 組 前 、 M T C は コ ル ホ ー ズ 生 産 の機 械 化 に と って 重 要 な 役 割 を 果 た し て い て 、 近 隣 の コ ル ホ ー ズ の 生 産 技 術 を 指 導 し 、 一定 の契 約 の条 件 に 従 っ て コ ル ホ ー ズ を 援 助 し て い た。 そ し て 、 コ ル ホ ー ズ は 年 々春 に M T C と 作 業 契 約 を 結 ん で 、 そ の 一年 間 の M T C が コ ル ホ ー ズ に 援 助 す る 作 業 の 種 類 や 作 業 の 量 を 決 定 し た 。 農 作 物 収 穫 後 、 コ ル ホ ー ズ は 現 物 で M T C へ作 業 代 償 支 払 い を し て い た 。 こ の M T C へ の現 物 支 払 量 は 、 M T C が ト ラ ク タ ー や コ ン バ イ (1 ) ンな ど で お こ な った 作 業 面 積 と 当 該 圃 場 で の収 穫 高 と に よ って 決 定 さ れ て い た 。 M T C へ の こ の 支 払 い は 、 す で に ② の注 で考 察 し た よ う に、 コル ホー ズ にと っては 原価 要 素 と し て 認識 さ れ、 コルホ ーズ の生産 物 原 価 に算 入 さ れ て いた。 そ し て、 コ ル ホ ー ズ の 生 産 物 原 価 は 、 M T C への 支 払 い部 分 と 種 子 ・肥 料 の 経 費 、 栽 培 ・飼 養 の 経 費 な ど の 直 接 経 費 (451) ソ ビ エ トに お け る減 価 償 却 論 争 ㈲ 85 と 各 種 の 間 接 費 お よ び コ ル ホ ー ズ 員 の 労 働 日 の 原 価 か ら 構 成 さ れ て い た 。 いま 、 コ ル ホ ー ズ の 生 産 物 原 価 の う ち 、 M T C への 支 払 い と コ ル ホ ー ズ の直 接 費 、 一部 の間 接 費 は 、 C 部 分 ( 原 材料 費 や固定 資産 の減価 償 却費 な ど の部分 )に 相 当 す るし 、労 働 日 の原価 は 、V 部 分 ( 賃 金 の部 分 )に 相 当 す る 、 と 考 え る な ら ば 、 M T C への 支 払 い部 分 は 、 た と え M T C の 所 有 の ト ラ ク タ ー や コ ン バイ ン で あ る に せ よ 、 コ ル ホ ー ズ に と って は 、 ト ラ ク タ ー や コ ン バ イ ンな ど 農 業 機 械 の 減 価 償 却 費 部 分 に該 当 す る こと にな る。 と こ ろ が 、 M T C の 改 組 後 、 コ ル ホ ー ズ が ト ラ ク タ ー や コ ン バ イ ンを は じ め と す る ほ と ん ど の 種 類 の農 業 機 械 を 所 有 す る よ う に な る と 、 コ ル ホ ー ズ は 生 産 物 原 価 の 計 算 に さ い し て 、 C 部 分 の う ち の減 価 償 却 費 を コ ル ホ ー ズ 自 身 で 厳 格 に 算 定 し な け れ ば な ら な く な る 。 こ の こ と の た め に は 、 コ ル ホ ー ズ へ減 価 償 却 概 念 を 導 入 し 、 コ ル ホ ー ズ の 固 定 資 産 の た め の新 減 価 償 却 率 を 作 成 し 、 そ の 率 に も と つ い て 固 定 資 産 を 減 価 償 却 控 除 し な け れ ば な ら な い。 こ う し た 減 価 償 却 控 除 は 、 国 有 農 業 企 業 で あ る ソ フ ホ ー ズ で は 従 来 か ら お こ な わ れ て い た 。 し た が って 、.コ ル ホ ー ズ で も 減 価 償 却 控 除 を 実 施 す る よ う に な る と 、 農 業 生 産 物 の 原 価 計 算 の う ち のC 部 分 の 計 算 は 、 ソ フ ホ ー ズ も コ ル ホ ー ズ も ほ と ん ど (注 ) 同 一の 計 算 方 法 に な る こ と に な る の で あ る 。 (注 ) ま た 、 そ れ だ け で な い。 コ ル ホ ー ズ の労 働 の 評 価 基 準 で あ り コ ル ホ ー ズ 員 の収 入 の算 定 基 準 で あ る 労 働 日 を 廃 止 し 、 ソ フ ホ ー ズ と 同 様 な 労 働 に た い す る 支 払 い 形 態 に近 づ い て 、 ゴ ル ホ ー ズ が 労 働 時 間 に も とつ く 賃 金 支 払 い 方 法 を採 用 す る こ と に な れ ば (M T C の改 組 後 、 こ う し た提 案 が み ら れ る )、 生 産 物 の 原 価 計 算 の う ち の V 部 分 の 計 算 に お い て も 、 ソ フ ホ ー ズ と コ ル ホ ー ズ は 同 一の計 算 方 法 を と る こ と にな る 。 こ う し て 、 コ ル ホ ー ズ が ほ とん ど の 種 類 の 農 業 機 械 を 所 有 し 、 コ ル ホ ー ズ の特 徴 の 一つで あ った 労 働 日 を 廃 止 し 、 ソ フ ホ ー ズ と 同 一の 原 価 計 算 方 法 を 採 用 す る こ と にな る と 、 コ ル ホ ー ズ 経 営 と ソ フ ホ ー ズ 経 営 と は 、 内 容 的 に は 同 じ で あ る こ と に な る 。 異 な る の は 、 ソ フ ホ ー ズ は 全 人 民 的 所 有 で あ り 、 コル ホ ー ズ は コ ル ホ ー ズ 的 ・協 同 組 合 的 所 有 で あ る と いう 、 所 有 形 態 の差 異 と いう こ と にな る 。 そ こ で 、 コ ル ホ ー ズ 的 所 有 を全 人 民 的 所 有 へと し だ い に接 近 さ せ 、 将 来 は 単 一の 共 産 主 義 的 所 叢 学 商 有 に融 合 さ せ る た め の 条 件 と し て 、 コ ル ホ ー ズ 経 済 を 一層 繁 栄 さ せ、 ﹁コ ル ホ ー ズ 内 部 の諸 関 係 ﹂ を 改 善 さ せ る こ とが 必 要 と な る 。 つま り 、 生 産 の社 会 化 の 程 度 を た か め 、 基 準 作 業 量 のき め 方 、 労 働 組 織 、 労 働 に た い す る支 払 い を 国 有 企 業 の水 準 と 形 態 へ近 づ け 、 月 間 保 障 支 払 い 制 へ移 行 し 、 社 会 的 サ ー ビ ス (公 共 給 食 、 保 育 所 、 幼 稚 園 、 日 常 生 活 施 設 そ の他 ) を 広 く 発 達 さ せ る よ う に し な け れ ば な ら な い 。 社 会 主 義 か ら 共 産 圭 義 への 移 行 の 過 程 に お い て は 、 ま た 、 農 業 と 工 業 と の 有 機 的 結 合 を 一段 と深 め 、 農 村 と 都 市 と の い ろ い ろ な 点 で の 差 異 を解 消 さ せ な け れ ば な ら な い。 工 業 か ら お く り だ さ れ て き た高 度 の 技 術 で 装 備 さ れ た 最 新 の 農 業 機 械 設 備 を 、 コ ル ホ ー ズ 員 大 衆 自 身 に よ っ て運 営 ・管 理 さ れ る こ と が で き る の は、 コ ル ホ ー ズ 農 民 の労 働 の 質 、 労 働 資 格 の向 上 を し め し て い る の で あ り 、 農 民 の 労 働 が 工 業 労 働 者 の 労 働 と 質 的 に 同 一に な り え る 条 件 を し め し て い る の で あ る 。 さ ら に、 コ ル ホ ー ズ と ソ フ ホ ー ズ と の間 の 、 ま た こ れ ら 両 者 と 地 元 の 工業 企 業 と の間 に 、 各 種 生 産 共 同 組 織 が つく ら れ て い く な か で 、 農 業 は 工業 企 業 の合 理 的 な 専 門 化 と 協 業 化 のも と で 農 産 物 の 工 業 的 加 工 と有 機 的 に結 合 す る 。 こ う し て 、 農 民 の労 働 は 工 業 労 働 者 の労 働 の 一変 種 とな り 、 さ ら に ま た 一方 、 農 村 、 コ ル ホ ー ズ 村 に お け る 都 会 風 の 居 住 地 、 公 共 サ ー ビ ス、 厚 生 施 設 、 文 化 .医 療 諸 機 関 の 建 設 と 、 他 方 、 都 市 に お け る緑 地 帯 の 建 設 は 、 つ い に は 文 化 ・生 活 条 件 に お い て 農 村 住 民 は 、 都 市 の住 民 と同 じ よ う にな る (以 上 の諸 点 は、 ソ ビ エト 連 邦 共 産 党 綱 領 第 二部 の う ち 、 ﹁農 業 の 発 展 と農 村 に お け る 社 会 的 諸 関 係 の 発 展 ﹂、 ﹁共 産 主 義 に む か う 途 ⊥ の コ ル ホ ー ズ と ソ フ ホ ー ズ 、 農 村 の 社 会 的 諸 関 係 の改 造 ﹂ の項 を と く に 参 照 の こ と )。 以 上 のよう な ソ ビ エト経済 発 展 の今後 の見通 し との関連 で、農 業 におけ る減 価償 却 問 題 を位 置づ け てみ る と、 こ の減価 償 却 論 争 は 、 社 会 主 義 か ら 共 産 主 義 への 漸 次 的 成 長 転 化 を 助 け る た め に 理 論 的 に解 決 し な け れ ば な ら な い 農 業 に お け る 会 計 問 題 の 一つで あ る 、 と いえ る の で あ る 。 こ う し た意 義 を も って いる コルホ ーズ に おけ る減 価 償 却 問 題 に た いし て、 多 数 の論者 がす で に考 察 し た よう な 諸 見 論 議 を発 展 さ せ た のであ る。 要 約 (1 ) 的 場 徳 造 氏 著 ﹁コ ル ホ ー ズ ﹂ 青 木 文 庫 ㈲ = 一五 頁 以 下 参 照 。 解 を発 表 し、 総 体 と し て、 す でに先 行 し て展 開 さ れ て いた 工業 部 門 に おけ る減価 償 却 論 争 と の関 連 で、 農業 部 門 で の 86 ≡ …ム ,i冊 (452) 以上 、 ソ ビ エト農 業 にお け る減 価 償 却 問 題 に ついて の諸 見解 を考察 し た。 こ の考察 から 農 業 部 門 で の減 価償 却 論 議 の経 過 を つぎ の諸 点 に要 約 でき る であ ろう。 一九 五 八年 三 月 にはM TC の改 組 が お こな わ れ た。 こ の ため、 従 来 の ソビ エト農 業 制 度 は大 き な 改 革 をう け た。 こ の改 革 と平行 し て論 議 は進 展 し た。 解 明 さ れ ね ばな ら ぬ ソ ビ エト農 業 にお け る減 価 償却 問題 は、 多 数 輩出 し てき た。 だ が とく に、 コル ホー ズ 生産 への減 価 償 却概 念 の導 入を め ぐ って論 議 は展開 し た。 そ し て、 こ の コル ホー ズ に おけ る減価 償 却 問 題 に ついて の論 議 は、 コル ホー ズ の経 営 内 部 の諸 関 係 を ソ フホー 論 議 の最 後 の段階 で は、社 会 主義 から 共 産 主義 への漸 次 的移 行 期 にお け る減 価 償却 の意 義 と位 置 づけ に つい て ズ の水 準 と形 態 に し だ いに接 近 さ せ る方 向 で、農 業 に おけ る減 価 償 却 の政 策、 制 度 に ついて の討 議 を 発展 さ せ た。 ① ② ③ ④ の問 題 が、 今 後 一層 究 明 さ れな け れ ば な ら ぬ課 題 と し て明 ら か にさ れ てき た。 ソ ビ エト農 業 にお け る減 価 償 却 論 争 の進 展 過程 は、 以 上 のご とく であ った。 わ れ わ れ は、 つぎ に、 工業 部 門 と農 業 部 門 でお こな われ た減価 償却 論 争 の成 果 を基 礎 にし て作 成 さ れ た新 し い減 価 償却 率 を究 明 しよ う。 ︹未 完 ︺ (453) ソ ビエ トにお け る減 価 償 却 論 争㈲ 一 一 87