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核酸抽出用フェノール調製液
50-5 核酸抽出用 フ ェ ノ ー ル 調 製 液 核酸抽出の際、試料由来のタンパク質および精製過程で試料に加えた酵素類を変性除去する目的で、 フェノール処理が行われます。その処理用としてDNA抽出用とRNA抽出用のフェノール調製液 を取り揃えました。調製液の安定性には配慮がなされていますので、安心してご使用頂けます。 使用例 1.TE飽和フェノールによるDNAの除タンパク効果 フェノール抽出前 A260/A280:1.18 フェノール抽出後 A260/A280:1.81 Fig.1 フェノール抽出前後での UV 吸収スペクトル λDNA・タンパク質混合液に対し、TE 飽和フェノールによるフェノール抽出を 1 回行 いました。Fig.1 より、効果的な除タンパクが行える事が判ります。 2.くえん酸バッファー飽和フェノールによる除DNA効果 ←λDNA レーン1 フェノール抽出前 レーン2 フェノール抽出後 ←rRNA Fig.2 フェノール抽出前後での電気泳動像 rRNA・λDNA 混合溶液に対し、くえん酸バッファー飽和フェノールによるフェノール 抽出を 1 回行いました。Fig.2 より、RNA を損傷することなく DNA を除く効果があるこ とが判ります。 DNA抽出用 製品名 製品番号 容量 25969-54 100ml 8,500 25969-96 400ml 15,400 26829-54 100ml 8,600 26829-96 400ml 18,000 Phenol:Chloroform:Isoamyl Alcohol 25967-74 100ml 9,200 25:24:1 Mixed,pH6.7 25967-16 400ml 21,600 Phenol:Chloroform:Isoamyl Alcohol 25970-14 100ml 9,200 25:24:1 Mixed,pH7.9 25970-56 400ml 21,600 製品番号 容量 価格 Phenol,Saturated with TE buffer TE飽和フェノール Phenol,Saturated with TE buffer TE飽和フェノール 価格 内容・用途 pH 6.6 のバッファー飽和フェノールで す。使用時に添付バッファーを加えて、 pH7.9 に容易に調整できます。 安定剤として 8-キノリノールを含有し ています。またフェノール層(下層) は黄色に着色し、透明な水層(上層) との区別が容易にできます。pH8 に調整 済みです。 タンパク質と脂質の除去が可能です。 使用時に添付バッファーを加えて、pH8 に容易に調整できます。 安定剤として 8-キノリノールを含有し ています。またフェノール層(下層) は黄色に着色し、透明な水層(上層) との区別が容易にできます。pH8 に調整 済みです。 RNA抽出用 製品名 Phenol,Saturated with citrate buffer 25968-64 100ml 8,100 くえん酸バッファー飽和フェノール 内容・用途 pH4.3 のバッファー飽和フェノールで す。 26729-64 100ml 18,000 pH4.5 の調製液です。タンパク質と脂質 26729-06 400ml 28,000 適です。 Phenol:Chloroform:Isoamyl Alcohol 26058-54 100ml 12,000 タンパク質と脂質の除去が可能です。 25:24:1 Mixed,pH5.2 26058-96 400ml 25,000 す。 Phenol:chloroform 5:1 Mixed の除去が可能で、total-RNA の抽出に最 長いポリ(A)を持つ RNA の回収に最適で ・ 効果的なフェノール抽出の回数は実験系により異なります。それぞれ最 ご使用上の注意 適な条件をご検討ください。 ・ くえん酸バッファー飽和フェノールによる除 DNA は完全なものではあ りません。必要に応じて、DNase 処理等を行ってください。 * 掲載の内容は、’15 年 10 月現在の情報に基づいております。 ご注意: 試験・研究用以外には使用しないでください。 * 価格には消費税は含まれておりません。 ナカライテスク株式会社 本 社 〒 604-0855 ■販売取扱店 京都市中 京区二条通烏丸 西 入ル ウエブサイト 価格・納期のご照会 製品に関する技術的なご照会 http://www.nacalai.co.jp 0120-489-552 E-mail:[email protected] Tel:075-211-2073 FAX:075-211-2673 1510