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財団法人 静岡県腎臓バンク改革計画書 平 成 1 4 年 3 月 1 経営の基本情報 (1) 団体の基本情報 団体名称 財団法人 静岡県腎臓バンク 主たる事務所の所在地 浜松市半田山一丁目20番1号 代表者名 理事長 藤田公生 基本財産 役 306,980千円 うち県出資金 数 33名(うち常勤 員 設立年月日昭和61年 0名) 職員数 150,000千円 県出資比率 3名(うち常勤 2名) 決算時期 5月 1日 48.9% 3月 設立目的 腎臓移植術による腎臓機能障害者に対する腎臓機能の付与に資するため腎臓バンクを開設 し、腎臓移植の普及促進及び腎不全に関する知識の普及啓発を図り、県民の福祉の向上に寄与する。 (2) 経営実績と財産の状況 [ 一 般 会 計 ] (単位:千円) 平成8年度 平成9年度 平成10年度 平成11年度 平成12年度 当期収入 a 20,683 17,894 17,520 24,333 26,042 8,054 8,811 8,751 8,688 8,657 25,181 16,859 17,124 26,076 25,876 当期収支差額(a-b) ▲ 4,498 1,035 396 ▲ 1,743 166 323,167 324,712 325,713 324,210 325,988 (うち現預金残高) 116,948 118,643 119,494 117,990 119,769 (うち投資有価証券) 206,219 206,069 206,219 206,219 206,219 650 1,160 1,765 2,005 3,617 322,517 323,552 323,948 322,205 322,371 (うち基本金 d) 306,980 306,980 306,980 306,980 306,980 (内部留保 c-d) 15,537 16,572 16,968 15,225 15,391 (うち基本財産運用収入) 当期支出 総 資 総 負 正味財産 b 産 債 c <経営実績と財産の状況についての評価> ○[一般会計]について 現状では、財団の事業の見直し事務の改善を徹底しており、事業実施において何とか現状維持の努力 をしているが、低金利で運用益が減少しているため、財団の運営は苦しい。しかしながら、他県の腎 臓バンクに見られるように基本財産の取り崩しまでには至ってなく、関係企業等への寄付金の募集な どを積極的に行い経営努力に努めているので、現状では、経営の状況は健全性を保っている。 1 (3) 静岡県の支出状況 (単位:千円) 平成8年度 平成9年度 平成10年度 平成11年度 平成12年度 静岡県からの委託金 4,000 1,186 1,957 11,006 6,996 静岡県からの補助金 その他( 支 出 合 ) 計 (2)の当期収入における 上記(支出合計)割合 (4) 4000 1186 1957 11006 6996 19.30% 6.60% 11.20% 43.40% 26.90% 役職員の人数と内訳(平成13年4月1日現在) (単位:人) 国・他県・ 県 職 員 市の職員 県OB プロパー 民 間 そ の 他 合 計 役員計 1 0 0 0 32 0 33 常 0 0 0 0 0 0 0 1 0 0 0 32 0 33 職員計 0 0 0 0 3 0 3 常 0 0 0 0 2 0 2 0 0 0 0 1 0 1 計 1 0 0 0 35 0 36 臨時職員 0 0 0 0 0 0 0 勤 非 常 勤 勤 非 常 勤 総 臨時職員の業務内 容、勤務期間 特 (5) 殊 事 情 常勤・非常勤役員の給与等支給実績(平成12年度) 常勤役員の年額給与 ( 単 位 : 千 円 ) 左の一人当たり平均 常勤役員の退職金支出実績 左の一人当たり平均 0 0 0 非常勤役員の年額給与 左の一人当たり平均 0 0 ※臨時的な報酬については除く。 2 0 2 見直しの3つの柱に対する団体の現状と課題 (1)必要性の検証 (現 状) 当該法人の設立目的は、腎臓移植の普及促進及び腎不全等の腎臓機能障害に関する知識の 普及啓発を行うことである。腎臓のあっせん業務は、法律により許可制となっており、 (社)日本臓器移植ネットワークと各県に設置された腎臓バンクのみがあっせんできるシ ステムである。 また、腎臓病患者の人工透析等の治療は経済的にも人的にも非常に負担が大きく、県内の 腎臓移植を希望する患者は約1,000人おり、毎年増加している。 そのため、今後とも当該法人には臓器移植に関する普及啓発事業を活発に行ってもらうこ とを期待するなど財団存続の必要性は高まっている。 なお、経営の効率化の観点から、移植医療に関し類似の活動を行っているアイバンクとの 統合の可否について検討した経緯があるが、両者は業務内容や範囲だけでなく、設立の経 緯、支援団体や関連する医療機関も異なっているといった事情から、統合は極めて難し く、得られるメリットも少ないという結論にいたっている。 (課 題) 特になし。 (2)経営の健全性の検証 (現 状) 現状では、財団の事業の見直し事務の改善を徹底しており、事業実施において何とか現状 維持の努力をしているが、基金の金利が低い状況であるので財団の運営は苦しい。 しかしながら、他県の腎臓バンクに見られるように基本財産の取り崩しまでには至ってな く、関係企業等への寄付金の募集などを積極的に行い経営努力に努めているので、現状で は、経営の状況は基本的には健全である。 (課 題) 普及啓発事業を行うとともに寄附に関する募集も積極的に行っているが、最近は寄附額も 減少している。現在、財団法人の設立目的を勘案すると、収益事業として考えられる事業 を見つけにくく、収益事業を行っていないので寄附に頼る運営であるが、今後、収益事業 実施の可能性も含めて多角的に検討していく必要がある。 (3)透明性の検証 (現 状) 情報公開を進め透明性を確保することとしている。 (情報公開への準備状況) ①情報公開の予定時期 平成14年4月から ②準備状況 ・平成13年11月4日の運営委員会 情報公開に対応するための「要綱(案)」の方針を検討 ・平成14年2月の理事会 「情報公開要綱」を制定予定 ③インターネットのホームページの活用 ホームページに財団の概要、活動内容等の情報を公開していく予定 (課 題) 情報公開に関し、腎臓提供希望者、腎臓移植希望者等の個人のプライバシーをどのように 保護していくのか検討する必要がある。 3