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スライド 1 - JPモルガン・アセット・マネジメント
臨時レポート: 「JPM中東アフリカ株式ファンド」 エジプト情勢の緊迫化が基準価額に与える影響と、今後の見通しについて 2011年2月1日 JPモルガン・アセット・マネジメント株式会社 ◆ エジプト情勢 大統領の退陣を求める反政府デモが拡大し、混乱が続く チュニジアの政権崩壊が飛び火した形で始まったエジプトの反政府デモは、同国全土に拡大し、治安部隊との衝突で多 数の死傷者を出す事態に発展しました。抗議行動の激化を受けて、ムバラク大統領は1月29日に全閣僚の更迭を発表 するなど、事態の収拾を図りました。しかし、翌30日以降も大統領の退陣を求めるデモが続き、2月1日には百万人規模 のデモが計画されるなど、依然として収束の兆しは見られません。首都カイロでは、商店が休業しているほか、混乱に乗 じた略奪行為が横行するなど、治安が急速に悪化しています。 年初来のヘルメス指数の動き 国内情勢の混乱からエジプト株式市場は大幅下落 1月30日と31日のエジプト証券取引所は休場に 800 こうした状況を受けて、エジプト市場では内外投資家に 700 よる資金引き揚げの動きが加速し、同国の主要株価指 数であるヘルメス指数は、26日、27日の2日間で、現地 600 通貨ベースで約15%の大幅下落となりました(28日の 金曜日はイスラム暦の休日)。また、為替市場でも通貨 500 ポンド安が進行しました。 国内情勢の混乱が続く中、エジプト証券取引所は30日 と31日の両日が休場となりました。また、銀行の休業が 続いており、金融機能はほぼ停止状態にあります。 ◆ JPM中東アフリカ株式ファンド 400 2011/1/2 2011/1/6 2011/1/13 2011/1/19 2011/1/26 ●上記は過去の実績であり、将来の成果を保証するものではありません。 ●株価指数は現地通貨ベース ●期間:2011年1月2日~1月27日 ●出所:ブルームバーグ エジプトへの投資状況と基準価額の動き エジプトへの投資比率は、約14%*(2011年1月28日現在) 中東情勢の不安定化に対する警戒感が悪材料となり、基準価額は月の半ば以降、下落基調が続く 2011年1月28日現在、JPM中東アフリカ株式ファンドに おけるエジプトへの投資比率は約14%*で、南アフリカ、 トルコについで第3位となっています。 チュニジアでの政権崩壊の影響が周辺諸国にも波及す るとの警戒感から、1月の半ば以降、中東アフリカ株式 市場は全般に軟調な展開となりました。さらに月の後半 は、エジプトの反政府デモ拡大により投資家のリスク回 避姿勢が強まり、エジプト株式市場が急落するなど、市 場の動きは一段と不安定化しました。こうした状況下、 ファンドの基準価額は、月の後半から月末にかけて下 落基調が続きました。 この結果、1月31日現在の基準価額は7,184円となり、 前月末(2010年12月30日)比で317円下落しました。ま た、1月の月間騰落率は-4.2%となりました。 年初来の基準価額の動き (円) 9,000 8,500 8,000 7,500 7,000 6,500 6,000 2011/1/4 2011/1/11 2011/1/17 2011/1/27 ●上記は過去の実績であり、将来の成果を保証するものではありません。 ●基準価額は、当ファンドの信託報酬控除後のものです。信託報酬について は、本資料の4ページにある信託報酬に関する記載をご覧ください。 ●期間:2011年1月4日~1月31日 *マザーファンドが保有する外国投資証券における対有価証券比率 1/5 2011/1/21 本資料に記載されている、リスク、費用、留意事項等を必ずご確認ください。 臨時レポート: 「JPM中東アフリカ株式ファンド」 エジプト情勢の緊迫化が基準価額に与える影響と、今後の見通しについて ◆ 今後の見通しについて 今後の展開は予想しにくく、当面は不安定で変動の大きい状況が続く見込み チュニジアの政変を受け、メディアによる報道が投資家の不安を煽っていることもあり、1月のエジプト株式市場は、ヘル メス指数で月間18.5%の大幅下落(現地通貨ベース)となりました。 チュニジアとエジプトの両国では、独裁政権が続いたことで、失業や社会格差といった問題に国民の不満が高まってい ました。これに、このところの食品価格の高騰が重なり、更に政権に対する批判ムードを強める結果となりました。 一方で、チュニジアとエジプトでは、エジプトの方が野党に対する締め付けが緩いこと、報道の自由がある程度確保され ていること、また国民迎合的な政策を取っていること等から、エジプトの混乱がチュニジアのように突発的な政権崩壊に まで至ることは、現時点では想定していません。実際、新たに任命されたスレイマン副大統領が率いる新政権が、憲法 改正やその他の改革に向けて野党勢力と協議に入るといった動きも見られます。 ただし、足元の緊張状態が長期化した場合には、大きな外貨収入源である観光収入の減尐、食品に対する補助金を手 厚くするための法人税引き上げ、海外資本の流出、の3つのリスクが想定されます。これらのリスクは既に市場に織り込 まれたと考えており、魅力的な事業展開をする一部の企業には割安感が生じてきたと思われます。しかし、事態は非常 に流動的であり、今後の展開は非常に読みにくく、当面の間、市場は不安定で変動の大きい状況が継続すると考えてい ます。 (円) <ご参考> 設定来の基準価額の推移 12,000 10,000 8,000 6,000 4,000 2,000 2007/12/17 (設定日) 2008/12/17 2009/12/17 2010/12/17 ●上記は過去の実績であり、将来の成果を保証するものではありません。 ●基準価額は、当ファンドの信託報酬控除後のものです。信託報酬は、設定日から2010年12月7日までは 年1.974%(税抜 1.88%)、2010年12月8日以降の信託報酬については、本資料の4ページにある信託報酬に関する記載をご覧ください。 ●期間:2007年12月17日~2011年1月31日 お客様の投資判断における重要な情報となりますので、必ずお読みくださいますようお願いいたします。 当ファンドは、JPM中東アフリカ株式マザーファンド(適格機関投資家専用)受益証券を主要投資対象とし、当該受益証券にかかる投資信託 は、主に外国株式を投資対象とする外国投資法人の発行する外国投資証券に投資しますので、当該外国投資法人への組入株式の価格の 下落や、組入株式の発行会社の財務状況の悪化や倒産等の影響により、基準価額が下落し、損失を被ることがあります。また、為替の変 動により損失を被ることがあります。 委託会社が別途指定する日(以下「特定日」といいます。)には、取得・換金の申込の受付は行いません。委託会社は、特定日を前年の年末 までに販売会社に通知するものとします。取得・換金の申込不可日につきましては、販売会社にお問い合わせください。1週間のうち、取得・ 換金の申込みができる日が3日以下となることがあります。 2/5 本資料に記載されている、リスク、費用、留意事項等を必ずご確認ください。 臨時レポート: 「JPM中東アフリカ株式ファンド」 エジプト情勢の緊迫化が基準価額に与える影響と、今後の見通しについて ◆ファンドの主なリスクおよび留意点 [ 詳しくは投資信託説明書(交付目論見書)をご覧ください。] 当ファンドは、マザーファンドを通じて外国ファンド証券に投資するため、以下に説明するような、外国ファンド証券のリスクと同等のものを伴 います。以下のリスクおよび留意点に関する説明は特に記載のない限り、外国ファンド証券についてのものですが、当該リスクおよび留意点 は結果的にマザーファンドを通じて当ファンドに影響を及ぼすものです。外国ファンドは、主に外国株式を投資対象としますので、組入株式の 価格の下落や、組入株式の発行会社の財務状況の悪化や倒産等の影響により、その基準価額が下落し、その影響を受け当ファンドが損失 を被ることがあります。当ファンドに生じた利益および損失は、全て受益者に帰属します。したがって、当ファンドは元金が保証されているもの ではありません。 また、当ファンドは、外国ファンド証券のリスク要因のほか、当ファンド・マザーファンド特有のリスク要因の影響も受けます。なお、以下の説 明は、全てのリスクについて記載したものではなく、それ以外のリスクも存在することがあります。 外国ファンド証券のリスク要因 ① 株価変動リスク 株式の価格は、政治・経済情勢や、発行会社の業績・財務状況の変化による影響を受け、変動することがあります。(発行会社の財務状況 の悪化、倒産等により価格がゼロになることもあります。)また株式の価格は、株式市場における需給や流動性の影響を受け、変動すること があります。外国ファンドは、株価の上昇を捉えることを目標とした、積極的な運用を行うため、株式(株価指数先物取引を含みます。)の組入 比率は高位に保ちます。そのため、外国ファンド証券の基準価額は、株式の価格変動の結果、大幅に変動・下落する可能性があります。 ②外国ファンド証券にかかる為替変動リスク 外国ファンド証券は米ドル建てですが、外国ファンドにおいては米ドル建て以外の資産を保有することがあるため、当該資産の建値となる 通貨と米ドルとの間の為替変動が外国ファンド証券の基準価額に影響を及ぼすことがあります。外国ファンドにおいては、対米ドルのヘッジ を行うことがありますが、その場合でも米ドルに対する為替変動リスクを完全に排除できるものではありません。 ③ カントリー・リスク 外国ファンドの投資対象株式の発行会社が所在する諸国や、上場または取引されている諸国には新興国が含まれます。新興国には、以 下のようなリスクがあり、その影響を受け外国ファンド証券の基準価額が変動・下落することがあります。 ・先進国と比較して、一般的に政治、経済、社会情勢等が不安定・脆弱な面があり、これらに起因する諸問題が株式や通貨の価格に大きく 影響する可能性があります。 ・株式・通貨市場は、規模が小さく流動性が低いため、その結果株式・通貨の価格変動が大きくなる場合があります。 ・先進国と比較して、有価証券が取引される市場、会計基準等に関する法規制の制度や社会基盤が未整備で、財務状況等の情報開示の基 準や証券決済の仕組みが異なる場合があり、また、政府当局が様々の規制を一方的に導入することもあることから、予期しない運用上の制 約を受けることがあります。 ・税制は先進国と異なる面がある場合があります。また、税制が一方的に変更されたり、新たな税制が適用されたりすることもあります。 ・外国ファンドが保有する株式にかかる選択権付権利および議決権は、当該株式が取引されている市場の規制や法律等の制限により、自 由に行使できない場合があります。 ・保有有価証券の売買益に対してキャピタル・ゲイン税やその他の税が課せられる場合があります。 ④ 流動性のリスク 外国ファンドが投資する株式は先進国の株式に比べて、市場での売買高が尐ない場合があり、注文が成立しないこと、売買が成立しても 注文時に想定していた価格と大きく異なることがあります。特に、急激かつ大量の売買により市場が大きな影響を受けた場合、または市場を 取り巻く外部環境に急激な変化があり、市場規模の縮小や市場の混乱が生じた場合には、そのような状況に陥る可能性が高まります。その 場合には、当該株式の価格の下落により、外国ファンド証券の基準価額が影響を受けることがあります。 その他のリスク・留意点 外国ファンド証券は、上記のほか次のようなリスクを伴います。詳細については投資信託説明書(交付目論見書)をご参照ください。 ⑤カバード・ワラント、株価連動社債のリスク ⑥デリバティブ商品のリスク ⑦銘柄選定方法に関するリスク ⑧投資銘柄集中リスク ⑨投資方針の変更について ⑩外国ファンドにおける解約・追加による資金流出入に伴うリスクおよび留意点 当ファンド・マザーファンド特有のリスク要因 ⑪ ⑫ ⑬ ⑭ ⑮ ⑯ 3/5 当ファンドにおける為替変動リスク 外国ファンド証券の基準価額計算停止 繰上償還等について 換金申込日について マザーファンドの運用委託先の変更 予測不可能な事態が起きた場合等について 本資料に記載されている、リスク、費用、留意事項等を必ずご確認ください。 臨時レポート: 「JPM中東アフリカ株式ファンド」 エジプト情勢の緊迫化が基準価額に与える影響と、今後の見通しについて ◆ファンドに関わる手数料について〔当投資信託においては、以下の手数料がかかります。〕 【申込手数料】 3.675%(税抜3.5%)を上限として、申込価格に販売会社が定める手数料率を乗じて得た額とします。申込手数料 は販売会社毎に異なるため、詳細は販売会社にお問い合わせください。 【信託報酬】 ファンドの純資産総額に年率1.0815%(税抜1.03%)を乗じて得た額とします。また、マザーファンドが投資する各外 国ファンド証券についても、各外国ファンドにおいて運用報酬等がかかり、当該費用は当ファンドにおいて間接的に負担します。 <外国ファンドの運用報酬等> ●アフリカ・ファンド 運用報酬: 固定報酬:純資産総額に対して年率0.75% 成功報酬:ベンチマーク超過分に対して10%(計算方法は投資信託説明書(交付目論見書)をご覧ください。) 事務管理費用: 実費(ただし、純資産総額に対して年率0.16%が上限) ●中東ファンド 運用報酬: 純資産総額に対して年率0.85% 事務管理費用: 実費(ただし、純資産総額に対して年率0.21%が上限) 【監査費用】 信託財産の純資産総額に年率0.021%(税抜0.02%)を乗じて得た額(ただし、年間315万円(税抜300万円)を上限 とします。)が日々信託財産から差し引かれます。 【その他手数料】 ・その他、外国ファンドにおける有価証券売買費用・税金および外貨建資産の保管費用等が間接的に当ファンドの負担となりま す。これらの費用は運用状況等によって変動するため、具体的な金額、計算方法を記載しておりませんのでご了承ください。 〈換金時に直接ご負担いただく費用〉 【信託財産留保額】 かかりません。 *当ファンドの手数料等の合計金額については保有期間等に応じて異なりますので、表示することができません。詳しくは投資 信託説明書(交付目論見書)をご覧ください。 ◆本資料をご覧いただく上での留意事項 本資料はJPモルガン・アセット・マネジメント株式会社(以下、「当社」という。)が作成したものです。当社は信頼性が高いとみな す情報等に基づいて本資料を作成しておりますが、当該情報が正確であることを保証するものではなく、当社は、本資料に記載 された情報を使用することによりお客様が投資運用を行った結果被った損害を補償いたしません。本資料に記載された意見・見 通しは表記時点での当社および当社グループの判断を反映したものであり、将来の市場環境の変動や、当該意見・見通しの実 現を保証するものではございません。また、当該意見・見通しは将来予告なしに変更されることがあります。本資料は、当社が 設定・運用する投資信託について説明するものであり、その他の有価証券の勧誘を目的とするものではございません。また、当 社が販売会社として直接説明するために作成したものではありません。 投資した資産の価値の減尐を含むリスクは、投資信託をご購入のお客様が負います。過去の運用成績は将来の運用成果を保 証するものではありません。投資信託は預金および保険ではありません。投資信託は、預金保険機構および保険契約者保護 機構の保護の対象ではありません。投資信託を証券会社(第一種金融商品取引業者を指します。)以外でご購入いただいた場 合、投資者保護基金の保護の対象ではありません。投資信託は、金融機関の預金と異なり、元本および利息の保証はありませ ん。取得のお申し込みの際は最新の投資信託説明書(交付目論見書)をあらかじめまたは同時にお渡ししますので必ずお受け 取りの上、内容をご確認下さい。最終的な投資判断は、お客様ご自身の判断でなさるようお願いいたします。 ◆投資信託委託会社 JPモルガン・アセット・マネジメント株式会社 金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第330号 加入協会:(社)投資信託協会/(社)日本証券投資顧問業協会/日本証券業協会 4/5 本資料に記載されている、リスク、費用、留意事項等を必ずご確認ください。 臨時レポート: 「JPM中東アフリカ株式ファンド」 エジプト情勢の緊迫化が基準価額に与える影響と、今後の見通しについて 2011/02/01現在 8 ◆取り扱い販売会社について ※投資信託説明書(交付目論見書)は下記の販売会社で提供しております。 ※登録番号に「金商」が含まれているものは金融商品取引業者、「登金」が含まれているものは登録金融機関です。 ※株式会社を除いた正式名称を昇順にして表示しています。 ※下記には募集の取扱いを行っていない販売会社が含まれていることがあります。また、下記以外の販売会社が募集の取扱いを行っている場合があります。 ※下記登録金融機関(登金)は、日本証券業協会の特別会員です。 金融商品取引業者等の名称 登録番号 日本証券 業協会 (社)日本証券 投資顧問業協会 (社)金融先物 取引業協会 株式会社 SBI証券 関東財務局長(金商)第44号 ○ ○ 株式会社 荘内銀行 東北財務局長(登金)第6号 ○ スルガ銀行株式会社 東海財務局長(登金)第8号 ○ フィデリティ証券株式会社 関東財務局長(金商)第152号 ○ 株式会社 みずほ銀行 関東財務局長(登金)第3号 ○ ○ 5/5 本資料に記載されている、リスク、費用、留意事項等を必ずご確認ください。 その他