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ショートレクチャー
認知発達理論分科会(平成 24 年 2 月 18 日) 補足資料(レジュメ) 『ワーキングメモリ研究の発展可能性』 ノートルダム清心女子大学 はじめに ③ 湯澤美紀 LD のある子どもの WM のプ ロフィール 1)なぜ,ワーキングメモリが基礎研究 ④ 残されている議論 と実践をつなぐのか 5)ワーキングメモリと学習の関連 ① アセスメントが可能 ① 読み&算数と WM 資料:WM 測定用課題一覧 ② トレーニングは効果的? AWMA 課題一例 ② 学習全般に対し,モデルの説明力 6)ワーキングメモリの理論にもと が高い 資料:WM モデル(Baddeley & Hitch, 1974) づいた支援のあり方 ① 子どもの日常的な姿から, WM と長期記憶の関連 WM の特徴を把握する。 2) ワーキングメモリのアセスメント ② ワーキングメモリ理論に基 ならびにモデルを用いることの利点 づいた学習支援の原則 ① 子どもの認知的特徴(学習上の支 ③ 実践家の経験知に裏付けさ 援のニーズ)を 把握しやすい れた個別指導 ② 熟達教師の力量を言語化できる。 ④ 実践家の経験知に裏付けさ 指導内容について,TT・学年・学校 れた学級経営 で共通認識しやすい。 ③ 指導のレパートリーの引き出し 7)学習場面に焦点化した研究の発 を増やしたり,レパートリーの中か 展可能性 ら,別の方法を試したりできる。 ① 簡易なアセスメントの開発 (開発中) 3) ワーキングメモリとは ② 発達障害と WM の関連を精査 ① 実行機能の中の WM の位置づけ ③ トレーニングの可能性につ ② WM は学びのボトルネック いて再検証 ④ WM・実行機能・発達特性を考 4) ワーキングメモリと個人差 慮した学習支援の提言 ① WM に見られる発達差・個人差 ⑤ 学習支援に関するエビデン ② 発達障害のある子の WM のプロフ スの蓄積 ィール まとめにかえて