...

経済社会の発展を牽引するグローバル人材育成支援

by user

on
Category: Documents
16

views

Report

Comments

Transcript

経済社会の発展を牽引するグローバル人材育成支援
経済社会の発展を牽引するグローバル人材育成支援
Type B
Go Global Japan Project
長崎大学(学部入学定員:1,637人)
[取組学部・研究科等: ○経済学部(325人),経済学研究科(15人) ,国際健康開発研究科(10人)]
【構想の目的・育成するグローバル人材像】
長崎大学では、多様な文化的背景や価値観を有する当事者間で、しばしば利害が対立する地球規模課題の解決に挑戦する
「志」、すなわちGSR(Global Social Responsibility)マインドを持ち、経済学・経営学・会計学の基盤的知識を活用して、当事
者間で合意可能な解決策を導出し、それを実行しうるグローバル・ビジネス人材を育成します。
【構想の概要】
本構想では、経済学部に、「国際ビジネス(plus)プログラム」を新設し、以下の教育プログラムを実施します。(1)地球規模課題
の現場で活躍する学外専門家の講義や短期海外研修を通じて、GSRマインドの基盤をなす使命感・意欲を喚起します。(2)英
語科目の拡充や留学生とのグループワークを通じて、異文化理解に基づくコミュニケーション能力を向上させます。(3)学術交
流協定締結校の専門課程への留学、海外インターンシップを通じて、異文化環境における実践的課題解決力を育成します。
■大学のグローバル化に向けた戦略と教育課程の国際通用性の向上
○ 教育課程の国際通用性の向上のための取組
平成25年7月に、ヨーロピアン・ビジネス・スクール・パリ校との学術交流協定を締結、
学生交換に関する覚書も交わしました。
○ 戦略的な国内外への教育情報の発信
平成25年度は、公開講座(6月1日、15日、22日、29日)とシンポジウム(10月12日、
13日)を開催しました。平成25年度版リーフレットを作成し高校等へ配布したほか、国
際ビジネス教育研究センターのWebを開設し、世界への情報発信を強化しました。
○ 事務体制のグローバル化
英語力の高い事務職員を2名雇用し、事業の実施にあたる事務体制を整備しました。
国際健康開発研究科では、事務職員対象のビジネス英語研修を継続して行いました。
〈H25年度短期海外研修〉
■ グローバル人材として求められる能力の育成
本構想を平成26年度から本格的に実施するため、平成25年度は学部のカリキュ
ラム改革に取り組むとともに、本構想実施のための「国際ビジネス(plus)プログラ
ム」を整備しました。他方で、いくつかの事業を試行しました。
○ GSR課題俯瞰力
地球規模課題の解決に取り組む意欲や使命感、幅広い教養に基づくグローバル
な視野を養うために、短期海外研修を試行しました。
○ 多文化連携力
この能力の一つであるコミュニケーション能力を育成するため、英語運用能力向
上のための専門教育科目“English for Economics Majors”を試行しました。
○ GSR課題解決力
GSR基盤的知識を用いた地球規模課題の実践的解決力を養うために必要な専
門知識習得のための新カリキュラムを策定しました。
〈教育カリキュラムの概要〉
■ 語学力を向上させるための入学時から卒業時までの一体的な取組
○ 入試における中等教育段階までの外国語力・留学経験等の適切な評価
経済学部の一般入試は従来通り英語の試験を必修とし、推薦入試等の特別入試では英語を含む小論文試験を継続します。国
際健康開発研究科は、TOEICスコア等を用いて英語の能力を評価し、合否を決定します。
○ 効果的な語学教育及び教育体制
経済学部では英語教員3名を新規に雇用し、 「国際ビジネス(plus)プログラム」の実施に先立ち、プレゼンテーションやディス
カッション能力等の英語運用能力を涵養する科目“English for Economics Majors” を試行しました。また、英語の自学自習
用のソフトを購入し、学習環境を充実しました。
■ 教員のグローバル教育力の向上
○ 教育体制のグローバル化
本構想の全学的な波及を計るために、平成25年度に長崎大学国際教育リエゾン機構を設置しました。
○ グローバル教育力向上のための取組
平成25年7月に経済学部教員4名が、トルコで海外教育力向上のための国際ビジネス教育に関する国際会議(AIB)に参加し、
国際ビジネス教育に関する議論と情報収集を行い、その成果を本学部のFDで発表しました。
■ 日本人学生の留学を促進するための環境整備
○ 動機付けや留学を促進するための取組
留学への動機付けのため、平成25年度は、フランス、オランダ、アメリカ、韓国、タイ、バングラデシュ、ベルギーの大学等に、経
済学部学生50名、国際健康開発研究科学生3名を10日間から3週間程度の研修に派遣しました。短期海外研修の説明会を9
回開催し、海外研修経験者による体験等を話す機会を設けました。
○ 留学中から帰国後にわたるサポート体制
平成25年度は、国際ビジネス教育研究センターの2名のコーディネーターが、短期海外研修の説明会を実施し、派遣先大学と
の交渉、派遣学生への支援をしました。また、短期で受け入れた海外(アメリカ、韓国)の学生のためのプログラム実施の支援も
しました。
<参考>
卒業・修了時に学生が修得すべき具体的能力
○GSR課題俯瞰力:GSR概論、短期海外研修を含めて、グローバル人材育成関連科目を12単位以上修得していること
○多文化連携力:留学前に「経済・経営英語(English for Economics Majors)科目群」4科目及び「留学生との共修ゼミ」を
修得し、TOEICスコア650点程度に到達した上で、単位取得を伴う海外留学経験を有すること
○GSR課題解決力:国際標準の英文テキストに基づく専門教育科目及び演習(4科目)、英語による専門講義(2科目)を修
得した上で、GSR関連テーマの卒業論文を英語で作成し、合格すること
(国際健康開発研究科)
①特論基礎科目と特論応用科目から英語で実施される講義科目を最低4単位以上修得している。
②途上国における短期フィールド研修を1年次で合格しており、海外における長期インターンシップを終了している。
③課題研究の成果を修士論文(課題研究報告書)として英語で執筆する。
本構想において実現する達成目標及び実績
達成実績
全
達成目標
学
2011
2012
2013
2014
2015
2016
外国語力スタンダード
を満たす学生数
0人
10人
20人
40人
うち海外留学
未経験者数 (A)
0人
5人
8人
10人
海外留学経験者数
(B)
卒業[予定]者数
(C)
24人
38人
51人
70人
80人
85人
425人
395人
425人
430人
430人
430人
12.0%
17.4%
20.5%
22.1%
0人( 0 )
10人(5)
20人(8)
40人(10)
比率
((A+B)/C)
卒業時の外国語力スタンダード
海外留学経験者数
経
済
学
部
24人
38人
51人
70人
80人
85人
満
22人
34人
49人
65人
75人
75人
3 カ 月 ~ 1 年
2人
4人
2人
5人
5人
10人
1
0人
0人
0人
0人
0人
0人
425人
395人
425人
430人
430人
430人
0人( 0)
2人(0)
3人(1)
3人(1)
3
カ
月
未
年
超
卒業[予定]者数
卒業時の外国語力スタンダード
経
済
学
研
究
科
海外留学経験者数
TOEIC 830
3人
0人
0人
3人
4人
4人
満
3人
0人
0人
3人
3人
3人
3 カ 月 ~ 1 年
0人
0人
0人
0人
1人
1人
1
0人
0人
0人
0人
0人
0人
15人
7人
10人
15人
15人
15人
3人(0)
3人(0)
5人(0)
6人(0)
3
カ
月
未
年
超
卒業[予定]者数
国
際
健
康
開
発
研
究
科
TOEIC 800
卒業時の外国語力スタンダード
海外留学経験者数
TOEIC 850
13人
11人
9人
10人
10人
10人
満
0人
0人
0人
0人
0人
0人
3 カ 月 ~ 1 年
13人
11人
9人
10人
10人
10人
0人
0人
0人
0人
0人
0人
13人
11人
9人
10人
10人
10人
3
カ
1
卒業[予定]者数
月
年
未
超
※1)「外国語力スタンダードを満たす学生数」の学部ごとの記入欄の( )内は、外国語力スタンダードを満たす学生数のうち「単位取得を伴う海外留学
未経験」の学生数を示す。
※2)上記の「海外留学経験者数」は、いずれも単位取得を伴う海外留学経験者数であり、単位取得を伴わない海外留学経験者は含まない。
Fly UP