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Ⅰ、フレンド幼稚園耐震改築計画
平成 28 年 10 月 5 日 フレンド幼稚園 園長 須藤 愛子 「フレンド幼稚園耐震改築計画」と「子ども園への移行計画」の詳細について 保護者の皆様、日頃よりフレンド幼稚園の幼児教育に対し、温かいご支援を賜りあり がたく感謝もうしあげます。 さて、先日の保護者会にて、お話した通り上記の計画について明日ご報告会を実施い たします。しかし出席不可能な方がいたり、詳しく分かれば説明会にこなくてもいい 方もおられると思い、文書にて前日にお知らせすることにしました。 Ⅰ、フレンド幼稚園耐震改築計画 1)フレンド幼稚園耐震改築の必要性 フレンド幼稚園は、平成 29 年度で創立 40 年を迎えます。したがって昭和 26 年度 前の建築物となり、耐震診断を受けなければならない建物となります。 平成 24 年度に耐震診断を受け、中度の耐震補強の必要と認められました。 それから、耐震補強計画あるいは改築計画を考えてまいりました。現在の園舎を補強 するやり方もありますが、ご承知のように現園舎は老朽化を免れません。しかし、建 替えとなると、幾多の壁があり、検討する時間がかなりかかりましたが、いよいよそ の実施を決断するに至りました。 この計画は埼玉県、日高市双方からの補助金と自己資金とで遂行するもので、現在は その申請する準備段階であります。 もちろん、可能性の少ない状況では計画を立てることはできませんから、可能性あり という前提で進めております。ただ、下記の予定で100%進められるかは、今の段 階では断言できないことをご承知おきください。 この計画を皆さんにご報告する時期としては、最大限の速さであることをご理解くだ さい。 2)新園舎の場所 新園舎は現園舎を取り壊し、現在の場所に建てるつもりです。 その間の保育は仮園舎で行うことになります。 仮園舎の場所は、現園舎の道路を隔てた前の駐車場をお借りする予定です。 3)改築の工事期間 平成 29 年 4 月~平成 30 年 3 月 H29 年 4 月に改築申請し、許可の降りた時点(H29 年 6 月ごろ)で、早速仮園舎を 建設に着工します。(申請許可が下りる前に建築したものには許可が下りないので、 早めに仮園舎建設に着工できないのです。) 4)新園舎の仕様 新園舎は、今と同じ保育室数(年長2クラス、年中2クラス、年少2クラス)、ホール、 そして保育園スペース(0 歳・1 歳・2 歳児保育室、調理室他エレベーターなど)が加 わります。2階建てで現在の園舎と大体同じ位置に建てられる予定です。 5)仮園舎への滞在期間 平成 29 年 9 月~平成 30 年 3 月 仮園舎を 7 月上旬までに建ててもらい、夏休み中に職員で引っ越します。2 学期から は、仮園舎の保育となります。 園庭はほとんどないと想定されますので、外遊びは武蔵台の公園めぐりが中心になる と思われます。 また、行事なども今まで通りにいかないケースもあると思いますが、出る限りの最大 限のことを考え、園外保育の充実を図り、本園舎では有りえないことなどを新に考え 出そうと思っています。 6)仮園舎の仕様 現在は、 「独楽蔵(こまぐら)」という設計事務所に依頼し、新園舎の設計に着手して いただいています。なので、仮園舎がどういう形で建つのかは未定です。お知らせで きる状況になったら、お知らせします。 仮園舎の生活でも、バス通園、給食、ユニコーンクラブは同じように運営していきま す。また文化教室のサッカー、体操、バレー、ピアノ教室などは今と同じように継続 していただく予定です。しかし仮園舎の状況の中で、現在と全く同じように行かない 場合は、最大限できる限りの形でやっていただきます。 この他、現在想定していない状況になった場合は、その都度誠意をもって対応する所 存でございます。 以上が「フレンド幼稚園耐震改築計画」の概要となります。質問のある方は、いつで も須藤までご連絡ください。すぐにお答えできない場合は、調べた上でお返事します。 Ⅱ、子ども園への移行計画 1)認定こども園とは? 平成 18 年 4 月からスタートした就学前の乳幼児が入園できる、幼稚園・保育所の機 能を合わせ持つ新しいシステムの施設です。 幼稚園と保育所が別棟で、同じ敷地内にある総合施設としての従来の子ども園に対し、 新システムの子ども園は、 「幼保連携型認定子ども園」として、幼稚園児、保育園児が 同じ保育室で教育を受け、働く保護者のお子さんは、幼稚園児が降園した後も保育園 の生活スタイルでお迎えまで保育を受けるという形態です。 2)フレンド幼稚園がなぜ子ども園に移行するのか? フレンド幼稚園は、子どもにとって「楽しい幼稚園」をモットーに、自主性を重んじ、 その年齢にふさわしい心を育てる幼児教育を実践して参りました。 通常の保育時間で送り迎えの子、往復バス通園の子、延長保育の子、1・2・3歳の フレンドキッズの子など、家庭の事情や年齢などに左右されることなく、ともにのび のびと生活しています。 就学前のどんな親も子も、等しく自分の望む園で一緒に生活できる!!それを「子ど も園」という形で実現したいと思っているのです。 フレンドの目指すもの、実践していることは何も変わることはありません。 “もっともっと大きな世界で子どもたちは生きていくんだ!!”という理想の園への プロセスだと思っています。 子どもたちはもちろんのこと、職員も保護者も、それぞれの立場を思いやり認め合い ながら、生活を豊かにしていける環境、その実現のためにフレンド幼稚園は子ども園 への移行を決断しました。 3)新システム「認定子ども園」の開園日(予定) 平成30年4月1日 4)認定子ども園の保育時間(予定) ・幼稚園児 ・保育園児 ・ユニコーンクラブ 9:00~14:00 7:30~18:30 7:30~9:00 14:00~18:30 ※14:00以降は、保育園児とユニコーンの子を同時に預かることになり、それぞ れの保育士が担当することになります。文化教室への参加やお昼寝など、各自の事 情に合わせた生活スタイルで臨機応変に対応します。 5)認定子ども園の園児数 3歳 4歳 5歳 計 1号 幼稚園児 30人 40人 40人 110人 園へ直接願書提出 2号 保育園児☆ 10人 10人 10人 30人 市役所へ入園申請 40人 50人 50人 140人 0歳 1歳 2歳 6人 12人 12人 3号 乳幼児☆ 園児総計 30人 市役所へ入園申請 170人 ※☆印の2号・3号の保育園児は、開園当初から在籍するとは限りません。 2号の保育園児が少ない場合は定員になるまで、1号の園児が入園できます。 6)認定子ども園の保育料 ・幼稚園児に関しては、総額で今までと大きく変わることはないと思ってください。 今までの幼稚園運営は、埼玉県からの補助金で運営して参りました。子ども園とな った後は、日高市からの補助金で運営していくことになりますので、現在の保育料 を土台にして算出することになります。 ・保育園児の保育料は現在の保育園と同じ扱いで、所得に応じた措置費という形で、 市役所の算出した保育料を市役所に納入することになります。その後、園に年齢、 人数に応じた補助金が支給されることになります。 ※申し訳ありませんが、今はこれ以上詳しい具体的な数字でお示しすることはでき ません。子ども園の認可終了後、市役所との綿密な計算によって明らかになり次 第お知らせします。 7)給食について ・保育園児については、措置費の中に給食費が含まれ、全食給食になります。3・4・ 5歳児については、全食を自園で調理するか、外注にするかは現在検討中です。 調理室は、0・1・2歳児の給食のため、不可欠のものとして設置されます。 ・幼稚園児は給食費が自己負担となりますので、現在の外注の形をとる可能性が高い と思います。でもこの件も現段階では不確定とご承知ください。 8)バスについて ・バスは従来通りの形で運行します。保育園児も朝だけの希望があれば利用できます。 9)制服について ・保育園児のも含めて、現行の形を続けていく予定です。 ≪追伸≫ 物事が大きく変わる時は、期待よりも不安の方が勝る場合が多いかと思います。 特に、年中組の皆さんで、幼稚園最終学年に大きな期待をかけていた方にとっては、 来年の半分以上が仮園舎なんて大ショックかもしれません。 また、年少組の皆さんは、フレンド幼稚園の今の雰囲気が良くて入園したのに、途中 からよく分からない「子ども園」に急に変わるなんて、どういうこと?とお腹立ちか もしれません。 申し訳なく思います。本当にすみません。しかし、誰かしらに受け止めてもらわなけ れば、このステップをあがることはできません。それが、よりによってあなたになっ てしまいました。 不安を募らせ、マイナス点ばかり考えると、物事はマイナスの方向へ流れます。プラ ス点も考えてみてください。例えば、調子よすぎるかも知れませんが「40年に1回 のフレンド幼稚園の歴史が変わる分岐点」にそこにいた、とか新園舎の出来上がる過 程をくまなくリアルタイムに目撃していた、とか他の人が滅多に経験できない貴重な 経験が出来ると考えてみてください。 私たちも、この仮園舎生活を逆手にとって、普通だったらできない経験をさせてあげ るために、どんなことが思いつくかなどと一生懸命考えていきます。 心配だなぁ!なんか面白そう!どっちの思いを抱いても、状況が変わらないのなら、 プラスの方を考えたほうを考えてください。その方が幸せが増すような気がするので す。 詭弁に聞こえるかも知れませんが、私たちもそういう思いをもって、全力でぶつかっ ていく覚悟です。どうか皆様のご理解とご協力を、切にお願い申し上げます。 平成28年10月5日 フレンド幼稚園職員一同