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ペンキ塗り顛末記

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ペンキ塗り顛末記
て ん ま つ き
ペンキ塗り顛末記
校長 針馬 誠一
久しぶりに晴れた日曜日。1 年生に続き 2 年生の教室の廊下木枠を部分的にペンキ塗りしまし
た。木枠のあちこちにあるはみ出しペンキが見苦しいのでカモフラージュしようとしたのです。
しろうと
が、素人のかなしさ、色あわせができません。ペンキは塗ったときが一番美しく、次第に劣化
し変色します。あのグレーがかった藤紫の色―下地の色と同じ色が調合できれば、そのポイン
トだけを塗ればよい。でも手持ちのペンキは市販の家庭用のもの。色も限られています。また
安くありませんのでそうそう試しもできない。プロならできる色あわせも素人には至難の技。
結局ピンポイントにはならず、体裁をよくするのに、柱一面、木枠全部を上から下まで塗るこ
とになってしまいました。
ようじょう
また、ペンキ塗りは塗る以上に塗る前の下準備が大切です。塗らないところとの境目に養生テ
ープを貼ります。その面をガードするとともに、塗った後、テープをとることで直線のすっき
は
け
りした境界線が生まれます。刷毛だけで直線を引くことは不可能です。しかし、いざテープを
はがすと、ペンキがテープの下にしみこんで、ギザギザの模様が入ってしまう場合があります。
化粧直しのペンキ塗りは、こういう顛末。
素人仕事として、ご容赦ください。
とはいえ、どこがどう変わったか。
皆さんにはわからないかもしれませ
ん。人間の目は慣れてしまえばたいてい
のことが気にならなくなります。見
苦しくても、美しくとも・・・それはそれで、生きていくに必要な「適応力」といえるかもし
れません。しかし、よごれた状態に慣れてしまうのは情けない。
「わが母校」をちょっとでも「良
い学校」に。
「良い」の中身はいろいろでしょうが、ビューティフル・スクールもその一つ。
うれしいことに、5月に塗り直した玄関ホールの壁、掲示板が美しい状態で保たれています。
皆さんが協力してくれているのだな、と思います。うれしいです。また、 B 棟トイレの手洗い
にスポンジを置いていますが、最近誰かがふいてくれているようで、きれいになっています。
先生でしょうか、生徒の誰かさんでしょうか。ありがとうございます。
いいことも、
「継続」することが大切。そのために、仲間が増えればうれしくなります。
一人一人が自分にできる貢献を! そんな思いで、今日も刷毛を握っています。
プールで光る子どもたち
初日、プールサイドで全体指導する体育の先生は常になく厳しい態度でした。水泳は
命に直結する授業。かってなおしゃべりや歓声さえも、大事な指示を聞き逃すことにな
りかねません。自然としつけは入念になります。
1 年はクロール、2 年は平泳ぎが課題に。泳げない子は男女それぞれ 10 名(2 クラス)
ほどいますが、指導に応えよくがんばっています。みるみるうちに上達します。
水しぶきに光る子どもたちの姿は若鮎のよう。たのもしく感じられます。
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