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大台厚生病院 外観 旧宮川高校跡地へ新築移転された大台厚生病院は、緑深い山と川に 囲まれた自然豊かな環境に立地。病床数110床と最新医療設備を備えた 地域の中核病院として、2015年4月に開院。 トイレ入口 トイレ入口には、遠くからひと目でわかるように、色分けされた大きなサインを 掲示している。 1F 外来 多機能トイレ 1F エントランス 開放感のある1Fエントランスの壁には、大台町の花である「ホンシャクナゲ」と 隣接する大紀町の花である「ツツジ」が描かれている。 1F 採尿用トイレ 検査室を取り囲むように配置された3ヶ所の採尿用トイレ。 検尿カップの受け取りを効率的に行えるレイアウトとなっている。 1F 外来 一般トイレ 大便器と小便器は、床の清掃性に優れた壁掛式を採用。小便器の足元には 尿の飛散によるにおいや汚れを軽減する、ハイドロセラ・フロアを設置。 男女トイレとも乳幼児連れに配慮してベビーチェアを設置。 4F 一般室・トイレ有り(4床) 洗面カウンターは、感染症対策のため3方を壁から離し、さらに介助しやすい ように左側に介助スペースを確保している。カウンター高さ(H=700㎜)は、 スタッフによる車いす動作検証を実施した上で決定。 建築概要 1F 診察室・4F スタッフステーション 名 称 所 在 地 三重県多気郡大台町佐原63-8 施 主 三重県厚生農業協同組合連合会 設 計 株式会社大建設計 施 工 株式会社鴻池組 名古屋支店 竣工年月 L型手すりの前出寸法は、スタッフで動作検証をした上で選定。オストメイトに 配慮し オ トメイト対応トイ パ クを設置 洗面器 配慮し、オストメイト対応トイレパックを設置。洗面器下の壁には、車いすの 壁 は 車 す フットレストで壁を傷つけないようフットレストガードを設置。 大台厚生病院 2015年3月 4F 一般室・トイレなし(4床) トイレがない4床室には、廊下に面して多機能トイレを配置。 廊下側からの出入りとなっているので、ほかの病室の方も利用できる。 4F 重症室(4床) 重症室の患者さんはトイレに行けない方が多いため、トイレブースには、 ポータブルトイレのバケツやしびんの洗浄用として、大便器の代わりに 汚物流しを設置している。 水まわりの特長 <施設の概要> 大台厚生病院は、老朽化した既存病院の建て替えに併せて、紀勢地域に ある報徳病院を統合再編し、地域の中核病院として開院。救急医療体制の 整備や、リハビリテーションを含めた診療体制の充実、診療所との連携強 化など、地域医療を地域全体で支える医療提供体制を構築している。 <水まわりの特長> 安心・安全で効率的に使うことができる水まわり空間を実現するために、商 品選定やプランニングを検討するに当たっては、病院スタッフが実機を使っ て、車いすでの使い勝手、介助のしやすさなど現場に即した検証を実施。 その結果に基づいて、車いすでアプローチしやすい洗面カウンター形状や カウンター高さを決定。そのほか、洗面カウンター横に介助スペースの確保、 フットレストで壁に傷が付かないように、洗面器の下にフットレストガードを 設置するなど、随所に工夫が施されている。また、感染症対策として、ナー スステーションや診察室にスタッフ用手洗器を設置、3方を壁から離した洗 面カウンターの設置、床の清掃性に優れた壁掛式大便器の採用など、使い 勝手や感染症対策といった病院の水まわりに求められる、きめ細やかな配 慮を実現している。 感染症対策として、診察室やスタッフステーションなど、常に手洗いが励行 できるよう、衛生性が求められる場所には、スタッフ用手洗器を設置している。 きるよう 衛生性が求められる場所 は タ 用手洗器を設置し る 2015.05 作成 無断複製・転載禁止 (C) TOTO. LTD. 2015 All Rights Reserved 28209