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報告書10

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報告書10
様式第2号(第8条関係)
事業完了報告書
平成28年3月11日
遠野市立鱒沢小学校
校長 猪 股 正 光
1 事業名
地域の教育力を活かした「ふるさと学習」
2 目
(1)鱒沢に伝わる文化や伝統についての理解を深め、ふるさとに誇り
を持つことができる。
(2)ふるさと学習について自分で課題を探したり、活動を工夫したり
しながら、最後までやり抜くことや豊かな感性を身につけることが
できる。
的
3 事業概要
(1) 鱒沢しし踊り
地域の指導者から「しし踊り」を教わったり、鱒沢に伝わる歴史
や昔の生活の知恵についてお話を聞いたりする。
(2) ふるさとクラブ
ぞうり作りや本立て作り、おやつ作りのコースから希望するもの
を選び、地域のお年寄りや専門家からの指導を受け、ものづくり
や食文化を体験する。
(3) 復興教育
いのりの日集会に取り組み、被災地や復興への思いを新たにす
る機会とする。
4 事業内容
(1)鱒沢しし踊り
① 実施時期
5/12 5/19 5/21 2/18 2/22 2/26
② 対象学年
1年生~6年生(全児童)
③ 事業に投入された資源
(ア) 人 員 菊池克也さん・菊池寛治さん
(イ) 資 材 和太鼓、ビデオ
(ウ) 経 費 報償費
(エ) 内 容 5月12・19・21日 しし踊り保存会の方の指導で練習会
5月23日
2月18・22・26日
運動会で保護者や地域の方に披露
5年生以下の引き継ぎ練習時の指導
5月 運動会
<地域の方々のご協力で今年もしし踊りを披露することができました>
2月 しし踊り引き継ぎ練習
<伝統文化の継承を担います>
(2)ふるさとクラブ
① 実施時期
12/17 1/25
② 対象学年
4年生~6年生
2/1
2/12
③ 事業に投入された資源
(ア) 人 員 佐藤秀夫さん・菊池テルさん・梶原儀治さん・佐々木賢一さん
阿部尚子さん・山蔭和子さん
(イ) 資 材 ポスカ、釘、桐集成材、小麦粉、りんご、調味料
白玉粉、豆腐、もち粉、砂糖、きなこ、PP紐
(ウ) 経 費 報償費・消耗品費
(エ) 内 容 12月17日 ふるさとクラブの指導者との顔合わせ
1月25日
児童の活動計画と課題の確認
3つのグループに分かれて活動
2月 1日
2月12日
3つのグループに分かれて活動
3つのグループに分かれて活動
グループごとに制作等の感想(お礼)・まとめ
次年度に向けての反省会(指導者の方々)
<布ぞうりの制作>
<本立ての制作>
<おやつづくり>
<作 品>
(3)復興教育
① 実施時期
通年 3/11
② 対象学年
全校
③ 事業に投入された資源
(ア) 人 員
なし
(イ) 資 材
(ウ) 経 費
(エ) 内 容
コードリール
消耗品費
いのりの日集会を行い、自分の夢やいのちについての決意を発
表する。
<いのりの日集会>
5 成果
(1)鱒沢しし踊り
・ しし踊りの保存会でも伝承方法に腐心しているようであるので、地域文化の
継承の一役を果たすことができた。
(2)ふるさとクラブ
・ 布ぞうり・本立て・郷土のおやつ作りを体験した。特にもおやつは、手軽に
できる物ばかりなので、自分でもやってみたいという意欲を喚起することに
つなげることができた。
(3)復興教育
3・11を「いのりの日」として、発災時刻に全校で黙祷を捧げた。被災地
へ出向き、犠牲者への祈りをささげ、復興が進むようすについて学習をして
いたので、改めてこの日の意義について学習を深めることができた。
6 今後の課題・方向性
地域の方々にこの事業に理解をいただくことができており、大切な学習として定
着している。高齢化による指導者確保の難しさは今後も予測されるので、人材の開
拓をしていく必要がある。
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