INHALT - Kyoto University Research Information Repository
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Title 表紙ほか Author(s) Citation Issue Date URL 研究報告 (2010), 24 2010-12 http://hdl.handle.net/2433/138558 Right Type Textversion Others publisher Kyoto University 研 究 報 第 24号 土ヒ . 1 : : コ 公/私をめぐる価値観 の交錯 -- - - - - - - - - - - クライスト『 ミヒヤエル ・ コールハース』- 西 尾 宇 広 ( 1) 博物 学 の夢想 と冒演 - - - - - - - - - - - - E. T. A.ホフマンの『ハイマトカーレ』と『蚤の親方』- 土 屋 京 子 ( 21) 二人 の女性 と「 子 ども時代 」の関係 - アイヒェンドルフの短篇『 誘拐』より- 藤 原 美 沙 ( 45) カール ・ デュ・ レル の心霊研 究 における科 学 と発 達 ・ --- 屈 熊 谷 ≡ 仁 コ哉 ( 63) 音 楽 的翻 訳 の可能 性 - ブロート、ヤナーチェク、カフカ- 池 田あい の ( 79) イメージ世 界 の観 相 学 -- - - - - - - - - - 931年 頃のベンヤミンのイメージ思考 について- 1 宇 和 川 雄 ( 107) コインの亡命 小説 の風 刺 について ・ ------急 行 三 等 車』をめぐる議 論 を中心 に- 長編小説『 武 ( 141) プ 田 良 材 2010 京都大学大学院独文研究室 『 研究報告』バックナンバー 第 1号 ( 1985) 大川 勇 : ある深層 の物語 の読解 - ムージ ルの『特性のない男』 研究のための序説 について 金子 孝吉 :リルケの詩『偶像』 田辺 玲子 : 関係 世界 の創 出 - アネッテ ・ フォン・ ドロステ-ヒュルスホフの詩人像 とそ の世界 奥 田 敏 広 : トーマス・ マンの 「 モンタージュ技 法」について 一 小説形式のパロディー 1986) 第 2号 ( 松村 朋彦 : 心理 学 と小説 のあいだ - カー ル ・フィリップ ・モ ー リッツ『アントン ・ライ ザー』とその周辺 大川 勇 : 千年 王 国を越 えて - ムージル の 『特性 のない男』における( 別 の状態)の行 方 加藤 丈雄 :『公子ホムブルク』について 一 死 の恐怖とその超越を中心に 奥 田 敏広 : リオン・ フォイヒトヴァンガ-の小説 『成功』におけるヒトラー像 について - 20 年代の証言の一つとして 1988) 第 3号 ( 加藤 丈雄 :ハッピーエンドと悲劇 - 『公子ホ ムブルク』の多義性 について wi ewenn am 兵頭 俊樹 : -ルダーリンの ` Fe i e r t age. . . 'に現れるディオニュソスの形 象をめぐって 竹本 まや : トーマス・ マンの『す げかえられた 首』 試論 友 田 和秀 :『魔の山』 試論 一 主人公ハンス・ カストル の形姿をめぐって プ 千 田 春彦 : フライダンクの『ベシャイデンハイ ト』研 究のために 一 三つの《はざま》をて がかりとして 宮 田 異治 : 覚醒- 向けての夢想 - 『ハイン 1) リッヒ・ フォン・ オフタ-ディンゲン』 試論 ( 千 田 まや : トーマス・ マンの『ファウストウス博 士』 - デューラーの機能 についての一考 案 斎藤 昌人 :-カフカ像 - 『流刑地 にて』をめ ぐって 第 5号 ( 1991) 青地 伯水 :ホ-フマンスタールの『厄介な男』 における「 なおざりにされた生」と「 達成され た社会性」 イェナッ 谷 口 栄一 : C.F.マイア-の『ユルク・ チュ』について - その多義性 に関する一 考察 津 田 保夫 :後期シラーの悲劇論 に関する一考 察 一 悲劇 的恐怖の概念を中心に 斎藤 昌人 : 閉ざされる世界 1993) 第 6号 ( 片桐 智明 :ヨーゼフ・ ロートの『ラデッキ-行進 曲』 - 「 比較 」と「 繰 り返し」のモチーフを めぐって 千 田 春彦 : デア・ シュトリッカーの『閉じ込めら れた女房』について 一 物語 の重層構 造 の 目指すもの 福 田 覚 : 自然模倣説 における真理媒介 の構 1 )- レッシング ( 詩 学)に潜在 する模 造( 倣説の輪郭 青 地 伯 水 : W .ヒル デスハイマ- の『リープ ローゼ ・ レゲンデン』におけるグロテスクなも のについての一考察 1990) 第 4号 ( 津 田 保夫 :『ヴァレンシュタイン』 試論 - ネメ シスの悲劇の観 点から -1 5 7- 第 7号 ( 1994) 飛鳥井 雅友 : 「 しばしばそれ は絶 望 的な対 話 ツェラーンにお ける なのです 」 - バ ウル ・ 対話 の概 念 をめぐって 吉 田 孝 夫 : 時 間の渦 - R・ M・リル ケ『新 詩 集 』の数篇から 片桐 智 明 : ヨーゼフ・ ロートの『右 と左』 一 つの方 向 第 8号 ( 1995) 演 中 春 : シラーの『マリア・ ストウアル ト』 一 人の女王のドラマ 中村 直子 : 分離動詞 の認 定をめぐる諸 問題 飛 鳥井 雅友 : 神 学の拒 否 と詩 学 - バ ウル ・ ツェラーンにお ける神 義論 の問題 囲重 裕 : クリスタ・ ヴォル フ『クリスタ・ T -の追 想 』について - その語 りの構 造 飛 鳥井 雅 友 : ゴットフリー ト・ ベ ンにお ける( 拷 情 的 自我)概念 の登場 をめぐって 第1 2号 ( 1999) 片 岡 宜行 : ドイツ語 の与格 と空 間補 足語 につ いて 吉 田 孝 夫 : ローベル ト・ ヴァルザ-の絵 画描 写 について - エクプラシスの観 点から 片桐 智 明 : ハイミー ト・ フォン・ ド-デラー 四十 歳 の小説 - 『最後 の 冒険』、騎 士とドラゴ ンの小説 KUNI SHI GE Yut aka( 囲重 裕): Zwi s c he n Phant as i e we l t und Wi r kl i c hke i t Es s ay t i be r I I s e Ai c hi nge r s " Di e gr 6 L 3 e r eHo fnung" 第 9号 ( 1996) 中村 直子 : 正書法 と分離動詞 潰 中 春 : シラーの『ヴィル-ルム・ テル』にお け るスイスの風景 片 桐 智 明 : ヨー ゼ フ ・ロー トの 『百 日天 下』 - ヨーゼフ・ ロートのワーテル ロー 飛鳥井 雅 友 : 「 胸 は張り裂 け」 - ゴットフリー ト・ ベ ンの場合 第 10号 ( 1997) 演 中 春 : シラー の『遣 遥 』にお ける風 景 をめ ぐって 一 風景 の補償モデル とその矛盾 吉 田 孝夫 : ローベル ト・ ヴァル ザ一 にお ける寓 話性 ( 1 )一 散文小 品『通 り( Ⅰ )』について 片桐 智 明 : 物語 の行方 - ヨーゼフ・ ロートの 『果 てしない逃 走』と『カ ツイン派教会納骨 堂』をめぐって ブ 第 13号 ( 1999) KUNI EDA Nao t aka( 国枝 尚隆): Wl ' I he l m sas t he t i s c hesPr o j e kt Te l lal 吉 田 孝 夫 : ローベル ト・ ヴァル ザ一 にお ける通 俗 小 説 とメル - ンの再 話 につ いて 一 対 句 法 に関する試論 第 14号 ( 2000) 康川 智 貴 : 文体論 の理 論 と実 践 - クライス トの『ロカルノの女乞食 』を例 にして 佐 々木 茂 人 : カフカの作 品 にお ける歌 のモ ティーフ ー 『歌 姫 ヨゼフィーネ 、あるい は ネズミ族』を中心 に 囲重 裕 :オーストリア小説 に見る《家族 ドラマ》 の変遷 - M. シュトレール ヴィッツ『誘 惑 。 』 ( 1 996) 第 11号 ( 1998) 吉 田 孝夫 : ローベル ト・ ヴァル ザ一 にお ける寓 話性 ( 2) 一 放蕩 息子 をめぐる二つ の散文 小 品について 片 岡 宜行 : ドイツ語 の与格 の分類 について -1 5 8- 第1 5号 ( 2001 ) 伊 藤 白 : 『ブ デ ンブ ロー ク家 の 人 々 』試 市民と芸術家」の生み 出す 四つの 論 - 「 類型から 池 田 晋也 :アルトウール ・ シュニッツラーの『自 由-の道』 一 市民的なものと芸術 的なも ののあいだを浮遊する生 川 島 隆 :カフカの息子たち 一 短篇 「 十一人 の息子」読解 中原 香織 :-ルマン・ -ツセの『シッダールタ』 について 一 葛藤 の不在 がもたらす 問題 をめぐって 羽坂 知恵 : 日常の 「 ヒーロー」 - ハインリヒ・ ベルの『道化師の意見』について 6号 ( 200 2) 第1 佐 々木 茂人 :東方ユダヤ人難 民と ラハのユ ダヤ人 - カフカの伝記研究のために 川 島 隆 : 「こい っ は 途 方 もな い 偽 善 者 だ」 - カフカの中国・中国人像 囲重 裕 :ユーゴスラヴィア内戦をめぐる西欧知 識 人の応 酬 - ベーター ・ ハ ントケ『冬の 旅』に対する議論を中心に プ 7号 ( 2003 ) 第1 池 田 晋也 :描かれた劇場 - シュニッツラー の短篇『 侯爵様御 臨席』 伊藤 白: ゼゼミ・ ヴァイヒブロートー 『ブデン ブローク家の人 々』における女性像 とキリス ト教 川 島 隆 :ユダヤ人と中国人 - カフカにおけ る人種と性愛をめぐって 武 田 良材 :クラウス・ マンの『メフィスト』 ドイツ反ファシズム運動の失敗の反映として 第 18号 ( 2004) 康川 智貴 : 主語の文体論 - クライストの『決 闘』を中心にして 熊 谷 哲哉 : 言葉 をめぐるたたかい - シュ レーバーと雑音の世界 ASAIMa ho( 浅井麻帆): S e he ni m W6 r t e r ve r bi ndung s r a um be 主Ra i ne r Ma r i a Ri l ke - Ei neWa nd l ungvo m Se he n hi nz urRo s e - 川 島 隆 :『万里の長城』における「 男性」と「 労 働 」の位 置 - カフカのシオニズム理解 を 手がかりに 伊藤 白: 白いドレスのロッテ ー トーマス・ マ ン『ワイマールのロッテ』における女性像 武 田 良材 : 道徳 的な女たらし - -ルマン・ ケステン文学のモラリスト像 囲 重 裕 : 現 代 文 学 は 「歴 史 」を語 りうる t r i nAs ka n( 1 966 - )に見る か ? - Ka DDR文学の現在 書評 ・ 文献紹介 第 19号 ( 2005 ) 青 木 三 陽 : 手紙 を書 く騎 士 - 『パル ツイ ヴァ-ル』における「 学識 」と「 書物 」の意 味 について 樋 口 梨 々子 : 文学創 作- の萌芽 としての音 T. A. ホフマンの短 編 『ドン・ 楽美 学 - E. フアン』 試論 寺井 紘子 : ホ-フマンスタール文学 における 生と絵画 浅井 麻帆 : ウィーン分離派館 とヨーゼフ・ マリ ア・ オルブリヒ 一 時代と分離派が求めた合 目的性 熊谷 哲哉 :結び 目としての神経 - シュレー バーにおける宇宙と身体 池 田 あいの : 手紙論としての手紙 - カフカ の恋文をめぐって 伊藤 白: ショーシャ夫人 は美しいか - トー マス・ マン『魔の山』における女性像と「 東」 池 田 晋 也 : ジャズアレンジされ るヨー ロッ パ ー ハンス・ ヤノヴィッツの小説『ジャズ』 武 田 良材 :モラリスト-の成長 - -ルマン・ ケステン文学のモラリスト像 その二 書評 ・ 文献紹介 -1 5 9- 第 20号 ( 2006) 青 木 三 陽 : 歴 史 とフィクシ ョン の 狭 間 で - ヴォルフラムの「 原典言及」 をめぐって T. A. ホフマンの『新 旧の教会 樋 口 梨 々子 : E. ロマン主義 的なもの」との関連 音楽』 - 「 において 伊藤 白:フロイライン・ エンゲルハルトー トー マス・ マン『魔の山』における女性像と「 同性 愛」 康川 香織 :ハリー ・ ハラーの痛む足 - -ル マン・ -ツセの『荒野のおおかみ』における 身体 について 池 田 晋 也 : 文 学 的 ジ ャズ 表 象 の 諸 形 態 - ブル ーノ・ フランクとフェ-リクス・ 、 . _ . ・ . 千 フ一 一ノ レマン 武 田 良材 :モラリストの革命性 - -ルマン・ ケステン文学のモラリスト像 その三 書評 ・ 文献紹介 2007) 第 21号 ( 寺井 紘 子 : 芸術 と芸術 家 - ホ-フマンス タールとリルケの場合 康 川 香 織 : 叶 えられ た理 想 と失 わ れ た身 体 - -ツセ文学 の転換期 にお ける「 顔」 のモティーフについて 永畑 紗織 : ヨハネス・ ボブロフスキー における 闇と光 一 『ねずみのおまつり』を中心に ヴェレ-ナ ・ ルッチュマン( 川 島隆 訳):たくまし い少 女 たち、繊 細 な少 年 たち - ヨハ ン ナ・ シュ ーリの児童文学作 品について 書評 ・ 文献紹介 ピ 2008) 第 22号 ( 土屋 京子 :プロメテウスの火 と E. T. A. ホフマン の『 G. 町のジェズイット教会』 藤原 美沙 : 子 ども- 向ける視線 - アイヒェ ンドルフの 2篇の詩より YAM ZAKIAs uka (山崎 明 日香 ): Das ● Ve r s c hwi nde n de rDi f f e r e nz i e r ung l n de r Todes geme i ns c haf t i n Ri c har d r l st ana ndZ s o l de Wagne r sT 浅 井 麻 帆 : 「セセッション」か ら「分 離 派 」 e ne rSe c es s i o n 受容史 - 一 日本の Wi における訳語の変遷 について 武 田 良材 : アンネマリー ・ シュヴァルツェンバ ハ にお ける反 ナチス ー エーリカ、クラウ ス・ マン、そして山との関係 永 畑 紗 織 : 異 教 の神 ペ ル ー ンとサル マチ ア ー ボブロフスキーの短編『異教徒たち の至福』について 菅 利恵 : ドイツにおける「 ドイツ ー トルコ」二 言語教育 一 複言語主義とドイツ語教育の はぎまで BI D( 伊藤 白 訳):『図書館が良い 21の理 由』 書評 ・ 文献紹介 2009) 第 23号 ( 菅 利恵 :愛 による主体化 - シラーの劇作 品 をめぐる試論 T. A. ホフマンの動 土屋 京子 :言語起源論とE. 物 一 大ベルガンサ、猿ミロと猫ムル の言 語をめぐって 藤 原 美 沙 : 詩 人 と「 子 ども」の 関係 につ い て - アイヒェンドルフの小説『詩人とその 仲間』より YAMAZAKIAs uka (山崎 明 日香 ): Di e ● Wi de r s pl e ge l ungdesz e i t ge n6s s i s c he n Engl andbi l des dur c h Tr i s t an i n n' st ana ndZ s o l de Ri c har dWagne r sT 加 賀 ラビ: ホ-フマンスタール の『アル ケス テイス』について 武 田 良材 : オリエントでの 自分探 し - アン ネマリー ・ シュヴァルツェンバハ の『幸せ の 谷』 永 畑 紗 織 : 境 界 に 立 っ シ ョー ペ ンハ ウ ア一 一 ボブロフスキーの短編『窓辺 の若 い紳士』について -1 6 0- INHALT NISHIO Takahiro: Die Kollision von öffentlichen und privaten Werten - Heinrich von Kleists Michael Kohlhaas . (l) TSUCHIYA Kyoko : Träume und Frevel der Naturkunde - Über E.T.A. Hoffmanns Haimatochare und Meister Floh FUJIWARA Misa : Die Verbindung zwischen zwei Frauen und ihrer Kindheit - Überlegungen zu Eichendorffs Novelle Die Entführung (45) KUMAGAI Tetsuya : Wissenschaft und Entwicklung des Spiritismus bei Carl du Prel (63) IKEDA Aino: Die Möglichkeit der musikalischen Übersetzung - Brod, J anacek, Kafka (79) UWAGAWA Yu: Die Physiognomik der Bilderwelt um 1931 - Zum Bilddenken Walter Benjamins (107) TAKEDA Yoshiki : Wie satirisch sind die Exilromane von Irmgard Keun? - Betrachtungen zu ihrem Gesamtwerk, vor allem D-Zug dritterKlasse (14l) -161- 執 筆 者 池 田 あいの 宇 和 川 ( 京都大学非常勤職員) 雄 (日本 槻 熊 谷 哲 哉 DCl ) ) 親潮 究員( ( 京都精華大学助手) 武 田 良 材 土 屋 京 子 ( 京都大学大学院博士後期課程) 西 尾 宇 広 ( 京都大学大学院博士後期課程) 藤 原 美 沙 ( 京都大学大学院博士後期課程) ( 京都大学非常勤講師) 研究報告 第 24号 非売品 2010年 1 2月 発 行 発行所 京都 大 学 大学 院独 文研 究室 研 究報告 刊行 会 〒606-8501 京 都 市 左 京 区 吉 田本 町 京都大学文学部 内 ≠L O75-753-2826 郵 便 振 替 01 060-2-38520 印刷 所 北 斗 プリント社 〒606-0864 京 都 市 左 京 区 下 鴨 高 木 町 38-2