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地 域 の 文 学 館 ・ 文 学 賞
︵小千谷市︶ これに対して、西脇順三郎は83歳の時に長 長岡高校の校歌を作詩したのが堀口大學。 岡大手高校の校歌を作詩した。 ﹃旅人かへらず﹄終章 永劫の旅人は帰らず 幻影の人は去る 草の実のさがる藪を通り 水茎の長く映る渡しをわたり 枯れ枝の山のくづれを越え 曼陀羅の織物を拝み 路傍の寺に立寄り 白壁のくづるる町を過ぎ 樵路の横ぎる里 砧の音する村 野ばらの乱れ咲く野末 心の鶉の鳴く 永劫の根に触れ 地域の文学館・文学賞 館内には、閲覧できる書籍・資料もある。 14 開 館:午前10時∼午後6時 117 (記念室・記念画廊は午後5時まで) 市民会館 休館日:月曜日、祝日、年末年始、特別整理1週間 目 本町一・二丁 関越高速道小千谷ICより5分 旭橋 山本山山頂詩碑 至 小千谷 I.C ○西脇順三郎︵一八九四∼一九八二︶ 小千谷市名誉市民である西脇順三郎は、 ﹃旅人か へらず﹄ ﹃第三の神話﹄などの詩集によって、現代詩 壇に大きな影響を与えた詩人であり、英文学者でも あった。また、印象派の絵画に親しみ、画作品も多く 残している。一九六二年に川端康成らとともにノー ベル文学賞候補にのぼり、 国際的に脚光をあびた。 小千谷は西脇順三郎の生地と終焉の地で、来年は 没後二五周年を迎える。 ○沿 革 一九七八年小千谷市立図書館開館に際し、御自身 の蔵書を御寄贈して戴き、この蔵書を中心にして館 内三階に﹁西脇順三郎記念室﹂が同時に開設された。 ○特 色 西脇先生の旧蔵書約一二〇〇冊︵英語、英文学関 係の洋書が主︶のほかに、著作資料、西脇研究書、関 係者の著書等が所蔵されている。 また、この記念室に併設されている﹁記念画廊﹂に 西脇順三郎記念画廊 『水精たち』 1950年代 油彩 73.0×91.0㎝ は、 西脇順三郎の絵画十数点が常設展示されている。 15 交 通:JR上越線小千谷駅より車10分、 信濃川 小千谷市立図書館3階 上越線 電 話:0258-82-2724 351 岡 至長 小千谷駅 至 東京 所在地:小千谷市土川1-3-7 Access Map