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A群 金融と法Ⅰ①:基本的な企業ファイナンスの手法を学ぶ

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A群 金融と法Ⅰ①:基本的な企業ファイナンスの手法を学ぶ
2016年度 金融と法講義計画と日程表
金融と法Ⅰ①:基本的な企業ファイナンスの手法を学ぶ
A群
【概要】まず、ゴールデンウィークまでに企業金融の基礎を金融理論の金融法の両面にわたって学びます。教科書は
600頁を超えるものですが、講義では細かい知識にこだわらず、全体の鳥瞰図を説明しながら、オーソドックスな企
業ファイナンスの基礎を身につけていただきます。必要に応じて会社法や証券法、民法その他の基礎的な法律を復習
します。最後の信用補完取引はストラクチャードファイナンスを理解するための基礎となるもので、後期には応用信
託法とも接合していきます。企業金融の基礎を実務を踏まえて短期間に身につけたい方にも適した講義です。
講義日
回数
担当
内容
A群
1
4月9日
土
大垣 オリエンテーション、導入
A群
2
4月9日
土
大垣 金融の基本概念
A群
3
4月9日
土
大垣 金融の基本概念:金融-現在価値-リスク
A群
4
4月13日
水
大垣 企業ファイナンス総論、デット vs エクイティー
A群
5
4月13日
水
大垣 エクイティー型投資ファイナンス①
A群
6
4月16日
土
大垣 エクイティー型投資ファイナンス②
A群
7
4月16日
土
大垣 デットファイナンスの基礎
A群
8
4月16日
土
大垣 金利の基礎知識
A群
9
4月20日
水
大垣 間接金融機関概論
A群
10
4月20日
水
大垣 市場型デットファイナンス
A群
11
4月23日
土
大垣 市場型間接金融①シンジケートローン
A群
12
4月23日
土
大垣 市場型間接金融②ローンセール
A群
13
4月23日
土
大垣 市場型間接金融③投資ファンドの基礎
A群
14
4月27日
水
大垣 信用補完取引①
A群
15
4月27日
水
大垣 信用補完取引②
教科書
参考書
関連する法律分野
大垣尚司『金融と法』(有斐閣、2010)
大垣尚司『金融から学ぶ会社法入門』private edition(本年刊行予定) 適宜配布しま
す
川口恭弘『現代の金融機関と法[第5版]』(中央経済社、2016)
宍戸善一『ベーシック会社法入門[第7版]』(日経文庫、2015)
会社法、金融商品取引法、民法
平常点評価。短期集中なので、業務の都合や申込み時期の関係でA群を全て受講することが
できない方には補講や講義ビデオによるフォローを行います。
科目別受講者へのアドバイスB群以下の理解の前提となる講義なので、B群以下の聴講を希望する者は受講が望ましい。
科目等履修生の成績評価
2016年度 金融と法講義計画と日程表
金融と法Ⅰ②:デリバティブ、証券化といった先端的なファイナンス手法を学ぶ
B群
【概要】ゴールデンウィーク後は、いよいよデリバティブ、証券化といった高度な金融技術について学びます。講義
ではあまり細かな知識ではなく、それぞれの仕組みを支える要素を金融工学と法律・税務・会計といった法技術の両面
から解説することで、その本質を掴んでいただきます。また、長年ストラクチャードファイナンスに関わってこられ
た米系格付機関の日本支社のトップから、格付の最新の動きについてご説明いただきます。タックスファイナンスで
は、細かい税法の知識ではなく、先端的な金融の分野において税をどのように活用して仕組みや商品設計をするのか
を、最新版が発刊されたSholes他の教科書Taxes and Business Strategyのエッセンスを紹介しながら解説した上
で、税効果を強く意識したファイナンスであるリースについて概説します。最後に資産証券化とは異質な仕組みであ
るリスク証券化とデリバティブの証券化を扱い、サブプライム問題を引き起こした商品構造上の問題を検討します。
講義日
回数
担当
内容
B群
1
5月11日
水
大垣 デリバティブの基礎
B群
2
5月11日
水
大垣 デリバティブの基礎
B群
3
5月25日
水
大垣 デリバティブの価格決定の考え方
B群
4
5月25日
水
大垣 デリバティブと法
B群
5
6月8日
水
大垣 企業のリスク管理とデリバティブ
B群
6
6月8日
水
大垣 ハイブリッドファイナンス
B群
7
6月22日
水
大垣 ストラクチャードファイナンスの基礎
B群
8
6月22日
水
大垣 ストラクチャードファイナンスの基礎
B群
9
7月6日
水
北山 格付け機関の役割と今後の在り方①
B群
10
7月6日
水
北山 格付け機関の役割と今後の在り方②
B群
11
7月9日
土
大垣 タックスファイナンスの基礎(Tax and Business Strategy)
B群
12
7月9日
土
大垣 タックスファイナンスの基礎(Tax and Business Strategy)
B群
13
7月9日
土
大垣 タックスファイナンスの基礎(リースファイナンス)
B群
14
7月20日
水
大垣 リスクの証券化
B群
15
7月20日
水
大垣 デリバティブの証券化(cash vs. synthetic)
教科書
参考書
大垣尚司『金融と法』(有斐閣、2010)
大垣尚司『金融と法Ⅱ』private edition(本年刊行予定) 適宜配布します。
Moody's Investors Service「SF CDOに対するムーディーズの格付手法」(2015) 配布しま
す
日本証券業協会『外務員必携 平成28年版』全4冊。協会サイトから申し込めます。安価で
基礎的な事項が丁寧に解説されています。
Alan N. Rechtschaffen, Caital Market, Derivatives and The Law , Oxford(2014)
ジョンハル『フィナンシャルエンジニアリング[第7版]』(金融財政事情研究会)
John C. Hull, Options, Futures And Other Derivatives, 8th ed. ,Pearson(2012)
Joseph C. Hu, Theory and Practice, Asset Securitization , Wiley(2011)
Scholes, et.al. Taxes and Business Strategy - A Planning Approach, 5th Global
ed., Pearson(2016)
Erik Banks, Synthetic and Structured Assets , Wiley(2006)
民法、倒産法
平常点評価。
A群を受講しておくことが望ましい。C群と同時受講することを勧める。数理は直感的な説
科目別受講者へのアドバイス明に留め法的側面や実務面から本質をとらえる解説をするので、文科系の者はもちろん、
理数系の者にも補完的な内容となる。
関連する法律分野
科目等履修生の成績評価
2016年度 金融と法講義計画と日程表
金融と法Ⅱ① 文科系のための金融工学、保険数理、証券化商品の組成
C群
【概要】金融と法第二部の前半は、文科系出身者が多い本講座受講者のために、第一線の先生方に金融工学、生保数
理、投資理論を分かりやすく解説いただきます。金融工学の基礎では、金融機関の統合リスク管理の諸要素について
学ぶことで、理論と実務の全体像を掴みます。生保数理の基礎は本来数学専攻の者にも難関な生保数理を電卓だけで
理解する名講義です。後期における金融ジェロントロジーの理解にも欠かせない知識となります。本セッションの最
後は証券化商品の組成です。受講者にRMBSのパソコンモデルをエクセルを使って最初から作ってもらうことで、住宅
ローンのプールからどうやってトリプルAの信用力を作り出すのかを演習形式で学びます。
講義日
回数
担当
内容
C群
1
5月14日
土
池森 金融工学の基礎① 総論
C群
2
5月14日
土
池森 金融工学の基礎② 総論
C群
3
5月14日
土
池森 金融工学の基礎③ デリバディブ
C群
4
5月28日
土
池森 金融工学の基礎④ デリバディブ
C群
5
5月28日
土
池森 金融工学の基礎⑤ 信用リスク
C群
6
5月28日
土
池森 金融工学の基礎⑥ 信用リスク
C群
7
6月4日
土
池森 金融工学の基礎⑦ 統合リスク管理
C群
8
6月4日
土
池森 金融工学の基礎⑧ 統合リスク管理
C群
9
6月4日
土
池森 金融工学の基礎⑨ 総括
C群
10
6月25日
土
山内 生保数理の基礎① ※電卓を持参のこと
C群
11
6月25日
土
山内 生保数理の基礎② ※電卓を持参のこと
C群
12
6月25日
土
山内 生保数理の基礎③ ※電卓を持参のこと
C群
13
7月23日
土
大垣 RMBS組成演習① ※MS Excel搭載のノートPCを持っているものは持参のこと
C群
14
7月23日
土
大垣 RMBS組成演習② ※MS Excel搭載のノートPCを持っているものは持参のこと
C群
15
7月23日
土
大垣 RMBS組成演習③ ※MS Excel搭載のノートPCを持っているものは持参のこと
教科書
参考書
配布教材による。
大垣尚司『金融と法』(有斐閣、2010)
大村敬一『ファイナンス論』(有斐閣、2010)
山内恒人『生命保険数学の基礎 第2版: アクチュアリー数学入門』(東京大学出版会、
2014)
銀行法、保険法
関連する法律分野
平常点評価。
科目等履修生の成績評価
科目別受講者へのアドバイスA群を受講しておくことが望ましい。B群と同時受講することを勧める。
2016年度 金融と法講義計画と日程表
金融と法Ⅱ② B群に引き続き、先端ファイナンスについて学ぶ
D群
【概要】前期に引き続き、先端的な金融分野について学びます。まず、前期で主として学んだ投資ファイナンスとは
全く性質の異なる商業ファイナンスについて学びます。最近FinTechの動きもあわせて決済業務の高度化、担い手の
広がりが想定されますので、目の付け所や法改正の動き等についてもカバーします。ABLの実務では、この分野に著
作もある第一線の実務家からさまざまな論点について解説をいただいて、知識を深めます。一方、海外プロジェクト
ファイナンスについては官民ファンドも設立される一方、石油事情や中国の動きなどこれまでとは異なる状況が出て
きています。実務の一線で活躍されている講師から基礎的な仕組みや新しい動きについてご説明いただきます。不動
産ファイナンスについては、前期に仕組みのみ学びますので、実務家の先生からREITを中心に市場の実際についてお
話を聞きます。そして、締めくくりに、会社法、証券法、税法、独禁法、会計、企業価値評価といったさまざまな分
野がからむ最も難しい分野であるM&Aについてその基礎と最新動向について実務の第一線におられる先生に分かりや
すく講義いただきます。D群の最後の3コマは本コースの最終講義にあたりますので、主任教員が大手金融機関の研修
等で行っている経営研修の材料を用いて、演習形式の授業を行います。
D群
1
9月28日
水
大垣 商業ファイナンスの基礎
D群
2
9月28日
水
大垣 決済業務の高度化
D群
3 10月12日
水
岡田 海外プロジェクトファイナンス
D群
4 10月12日
水
岡田 海外プロジェクトファイナンス
D群
5 10月26日
水
山口 ABLの実務
D群
6 10月26日
水
山口 ABLの実務
D群
7
11月9日
水
関
REITと不動産証券化
D群
8
11月9日
水
関
REITと不動産証券化
D群
9 11月22日
火
細川 M&A概論①
D群
10 11月22日
火
細川 M&A概論②
D群
11
12月7日
水
細川 M&A概論③
D群
12
12月7日
水
細川 M&A概論④
D群
13 12月10日
土
大垣 金融と経営
D群
14 12月10日
土
大垣 金融と経営
D群
15 12月10日
土
大垣 総括
教科書
参考書
配布教材による。
山口明『ABLの法律実務 実務対応のガイドブック』(日本評論社、2011)
不動産証券化協会『不動産証券化ハンドブック』(7月頃に2016年版が発刊)
金城亜紀『事業会社のためのABL入門』(日本経済出版社、2011)
加賀隆一『国際インフラ事業の仕組みと資金調達』(中央経済社、2011)、同『実践アジア
のインフラビジネス』(日本評論社、2013)
野村総合研究所『入門インフラファンド』(東洋経済新報社、2010)
日本政策投資銀行PFIチーム『改正PFI法解説』(東洋経済新報社、2011)
田村俊夫『MBAのためのM&A』(有斐閣、2009)
民法、債権譲渡特例法、投資信託法、会社法
関連する法律分野
平常点評価。
科目等履修生の成績評価
科目別受講者へのアドバイスA群、B群を受講しておくことが望ましい。E群と同時受講することを勧める。
2016年度 金融と法講義計画と日程表
金融と法演習① 金融法技術の展開
E群
【概要】前期で学んだ知識をさらに発展させるために、土曜日の午後を使って応用的な金融の分野をケーススタ
ディー・演習方式で学習していきます。「経営学から金融と法を考える」では、実務経験も豊富な第一線の経営学者
を招いて、金融技術の発展と金融機関の経営が相互にどのように関わってきたかを、経営史の視座で考察します。具
体的には、経営学、法学、金融の交点に位置する「担保」を切り口に、個別の金融技術論から金融機関の経営に視座
を広げ、今後の展開を一緒に考えます。米国Prudent Investor Rule等にも反映されている、投資理論については、
長年米系インベストメントバンクの第一線で活躍され、本学MBAコースの教授に就任された森教授から、理論だけ
でなく実務も踏まえたエッセンスをご講義いただきます。リスクファイナンスでは主として損害保険分野における保
険の証券化やリスクデリバティブといった代替的リスク移転の仕組み、キャプティブ保険、ファイナイト保険といっ
た先端的なリスク保有の仕組みについて解説します。引き続いて応用ライフファイナンスでは、米国のライフセトル
メント市場や生命リスクの証券化について紹介した上で、わが国において保険契約の資産価値を活用した新しい金融
サービスの可能性について検討します。最後に、長年金融商品開発の実務に携わってきた経験に基づいて、ビジネス
モデル開発や金融商品開発の手法やめのつけどころについて演習形式で学びます。
E群
1
10月1日
土
大垣 先端リスクファイナンスの基礎(ARTとFiniteを中心に)
E群
2
10月1日
土
大垣 先端リスクファイナンスの基礎(ARTとFiniteを中心に)
E群
3
10月1日
土
大垣 先端リスクファイナンスの基礎(ARTとFiniteを中心に)
E群
4 10月15日
土
金城 経営学から金融と法を考える
E群
5 10月15日
土
金城 経営学から金融と法を考える
E群
6 10月15日
土
金城 経営学から金融と法を考える
E群
4 10月29日
土
森
投資理論の基礎
E群
5 10月29日
土
森
投資理論の基礎
E群
6 10月29日
土
森
投資理論の基礎
E群
10 11月12日
土
山内 応用ライフファイナンス
E群
11 11月12日
土
山内 応用ライフファイナンス
E群
12 11月12日
土
山内 応用ライフファイナンス
E群
13 11月26日
土
大垣 金融ビジネスモデル論、金融商品開発
E群
14 11月26日
土
大垣 金融ビジネスモデル論、金融商品開発
E群
15 11月26日
土
大垣 金融ビジネスモデル論、金融商品開発
教科書
参考書
配布教材による。
渡辺裕康『ファイナンス課税[第2版]』(有斐閣、2012)
大垣尚司『金融と法Ⅱ』private edition(本年刊行予定) 適宜配布します。
三木義一『日本の税金[新版]』(岩波書店、2012)
金子宏=中里実=マーク・ラムザイヤー編『租税法と市場』(有斐閣、2014)
中里実=神田秀樹編著『ビジネス・タックス』(有斐閣、2005)
森信茂樹『日本の税制 - 何が問題か』(岩波書店、2010)
竹濱修『保険法入門』(日経文庫、2009)
Jim Aspinwall, Geoff chaplin, Mark Venn, Life Settlements and Longegivy
Structures - Pricing and Risk Management ,Wiley(2009)
各税法、保険法、民法、信託法
関連する法律分野
平常点評価。
科目等履修生の成績評価
科目別受講者へのアドバイスA群、B群を受講しておくことが望ましい。D群と同時受講することを勧める。
2016年度 金融と法講義計画と日程表
金融と法演習② 金融ジェロントロジーと住宅金融革命
F群
【概要】毎年最先端のトピックについて演習を交えた講義を行います。今年は、まず最初に前期で学習した信託法の
知識やストラクチャードファイナンスその他の知識を活用したさまざまな金融スキームや金融サービスの可能性につ
いて解説します。信託銀行の提供する汎用商品ではなく、一般の銀行や証券会社、弁護士・司法書士、その他一般の
個人がファイナンスの文脈で信託をどのように活用できるのかを、幅広くフォローします。
次に、加齢と共に生じるさまざまな金融ニーズとこれに応えるための金融商品・サービスについて広く検討する金
融ジェロントロジーについて解説した上で、関連するトピックについて学びます。ここでは、住宅金融に関する革新
的な仕組みである残価保証型住宅ローンやマイホームリースを支えるリスク管理の手法等について解説します。この
技術は実用化されて間がなく、本講義以外では学ぶことができないものです。
講義日
回数
担当
内容
F群
1
9月16日
金
大垣 応用信託法 ①ファイナンス信託
F群
2
9月16日
金
大垣 応用信託法 ①ファイナンス信託
F群
3
9月17日
土
大垣 応用信託法 ②民事信託と自己信託の活用
F群
4
9月17日
土
大垣 応用信託法 ②民事信託と自己信託の活用
F群
5
9月17日
土
大垣 応用信託法 ②民事信託と自己信託の活用
F群
6
10月7日
金
大垣 金融ジェロントロジー総論
F群
7
10月7日
金
大垣 金融ジェロントロジー総論
F群
8 10月21日
金
野村 年金問題と確定拠出年金
F群
9 10月21日
金
野村 高齢期の資産運用とfiduciary duty(米国の事例から)
F群
10
11月2日
水
大垣 地方創生と住みかえ支援
F群
11
11月2日
水
大垣 地方創生と住みかえ支援
F群
12 11月18日
金
大垣 リテール金融商品開発演習:残価設定型住宅ローンの設計とリスク管理モデル
F群
13 11月18日
金
大垣 リテール金融商品開発演習:残価設定型住宅ローンの設計とリスク管理モデル
F群
14
12月2日
金
大垣 先端リスクファイナンスと住宅金融
F群
15
12月2日
金
大垣 先端リスクファイナンスと住宅金融
教科書
配布教材による。
参考書
大垣尚司「金融パーソンのためのファイナンス信託入門」(信託フォーラムに連載中)
教材として配布。
新井誠・大垣尚司編『民事信託の理論と実務』(2015発刊予定)
大垣尚司『49歳からのお金』(日本経済新聞社)
大垣尚司『建築女子が聞く 住まいの金融と税制』(学芸出版社、2015)
信託法、民法、保険法、金融商品取引法
関連する法律分野
平常点評価。
科目等履修生の成績評価
科目別受講者へのアドバイスA群、B群、G群を受講しておくことが望ましい。
2016年度 金融と法講義計画と日程表
特別講義 信託法
G群
【概要】長年信託業界で研鑽を積まれた後、本学衣笠校で信託法・民法の講義を担当されている岸本教授による最新
の信託法講義です。信託の知識は、これからわが国で金融ビジネスに関わる上で欠かすことのできないものですが、
英米法に淵源のある多少異質な法律であり、自分で体系的に勉強するのは大変です。しかし、大学で信託法の講義を
提供しているところはまだまだ少なく,さらに、社会人が仕事をしながら大学レベルの講義をまとまったかたちで聴
く機会はほとんどありません。G群の応用編を理解するためにも欠かせない知識です。
講義日
回数
担当
内容
G群
1
5月9日
月
岸本 イントロダクション(信託の定義・種類、起源と歴史)
G群
2
5月9日
月
岸本 信託の基本構造とその特殊性(信託財産の独立性序論)
G群
3
5月20日
金
岸本 信託の機能
G群
4
5月20日
金
岸本 信託目的
G群
5
6月3日
金
岸本 信託関係人
G群
6
6月3日
金
岸本 信託財産(1)
G群
7
6月17日
金
岸本 信託財産(2)
G群
8
6月17日
金
岸本 受託者の義務と権利(1)
G群
9
7月1日
金
岸本 受託者の義務と権利(2)
G群
10
7月1日
金
岸本 金銭の特殊性
G群
11
7月15日
金
岸本 信託の外延及び信託の倒産隔離機能にかかわる判例(1)
G群
12
7月15日
金
岸本 信託の外延及び信託の倒産隔離機能にかかわる判例(2)
G群
13
7月30日
土
岸本 他の財産管理制度との比較
G群
14
7月30日
土
岸本 新しい信託類型(1)
G群
15
7月30日
土
岸本 新しい信託類型(2) ※講義終了後大垣も参加して懇親会を行う。
教科書
新井誠『信託法〔第4版〕』(有斐閣、2014)
レジュメ・資料を配布します。
新井誠編『信託法実務判例研究』(有斐閣、2015)
参考書
道垣内弘人『信託法入門』(日経文庫、2007)
信託法、民法
関連する法律分野
平常点評価。
科目等履修生の成績評価
科目別受講者へのアドバイスF群の受講者は受講しておくことが望ましい。
補講予備日
やむを得ない理由で欠講となった場合は以下の日程で補講を行います。
補
補
補
補
補
金
金
土
水
土
1
2
3
4
5
7月27日
7月29日
8月20日
11月30日
12月3日
補講予備日
補講予備日
補講予備日
補講予備日
補講予備日
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