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特定保守管理医療機器 ヨストラヒータークーラーユニット HCU20

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特定保守管理医療機器 ヨストラヒータークーラーユニット HCU20
**2016 年 4 月 1 日(第 4 版)
*2009 年 8 月 10 日(第 3 版)
承認番号:16100BZY00482000
高度管理医療機器
特定保守管理医療機器
機械器具 (7) 内臓機能代用器
人工心肺用温度コントロールユニット
ヨストラヒータークーラーユニット HCU20
【警告】
● 本品の使用前に、この添付文書の全てを熟読すること。
● 本品を人工心肺血液回路と接続する際は、接続部が確実に接
続されていること及び閉塞やリークが生じていないことを、接続
時及び使用時に確認すること。[閉塞やリークにより、灌流に障
害が生じる可能性がある。]
● タンク内に水が入っていない状態で本装置を作動させないこ
と。故障の原因になる。
● 絶対に患者を 42 度以上に温めないこと。死亡および重篤な身
体の障害を引き起こす恐れがある。
● 接続する前にブランケットと熱交換器のメーカーによって定めら
れた圧力限度を必ず確認し、その限度を守ること。必要に応じ
て、減圧弁などを使用するか、または製造元の認定したサービ
スマンに最大圧力調整を依頼すること。
●
●
●
●
●
●
JMDN コード:36374000
本装置と熱交換器やブランケットへの回路は 6m 以上にするこ
と。これより短い場合、故障の際に熱交換器やブランケット内の
水温が 41 度を超える可能性がある。
ヨストラヒータークーラーユニットまたは同様のシステムを操作
した経験のある有資格者以外が本装置を操作しないこと。
清掃の際は、高温の水やタンクからの蒸気で火傷をしないよう
注意すること。
施術前に、供給水が設定された温度に十分早く、また正確に到
達することを確認すること。
水が漏れた場合、床で滑らないよう十分気をつけてすばやく拭
き取ること。
誤使用、不適切な使用により患者の身体・生命に重大な危険
が及ぶことを避けるため、使用前に必ず本装置付属の取扱説
明書および本添付文書を読み、その注意に従って使用するこ
と。
●
●
●
本体外側を清掃するときは、家庭用洗剤を使用すること。
多量の水を本体にかけないこと。電気系統を傷める恐れがある。
本品に有機溶媒(アルコール、エーテル、アセトン等)を使用しない
こと。
【形状・構造及び原理等】
ヒータークーラーユニット
リモコンコントロール
ユニット
メインスイッチ
コントロールパネル
コネクター
【禁忌・禁止】
● 体外循環用装置の訓練を受けた有資格者以外が本装置を操
作しないこと。
● 無人での使用をしないこと。装置の運転中は有資格者が常時
装置を監視すること。
● 接続装置のエアー抜き中はタンクからの冷水がポンプで循環さ
れる。患者に接続した状態でエアー抜きを行わないこと。
● 爆発性、可燃性のガスの近くで使用しないこと。
● 一部にでも故障、不具合のある状態で装置を運転しないこと。
● 本装置を決して横倒しにしないこと。横倒しにした場合、また本
装置の輸送後には、運転前に正常に立てた状態で少なくとも
24 時間放置すること。時間をおかずに運転をするとコンプレッ
サーを傷める場合がある。
● 脱塩水または蒸留水は使用しないこと。
コック
[作動・動作原理]
本製品は、心肺バイパス装置のモジュールの 1 つで、温度(熱交換器に
流入・流出する液体の温度等)を制御するものである。
【使用目的、効能又は効果】
当該冷温水槽は、心臓疾患手術等を行う際に、人工肺及びクーリングブ
ランケットの温度調節に使用される。
取扱説明書を必ずご参照ください
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MG-JAG.103.005
【品目仕様等】
電
源
220~230V AC
●
50/60Hz
最大消費電力 3680VA
温度制御
冷却装置
ヒーター装置
循環装置
温度可変範囲
3℃~41℃
設定温度分解能
0.1℃
測定精度
±0.4℃
冷却容量
670Kcal/hr
冷媒量
300g
充填水量
36L (軟水使用)
ヒーター消費電力
1670W
流量
20L/min
最大圧力(患者循環)
80kPa(0.8bar)
●
●
●
●
●
【操作方法又は使用方法等】
注意:本品の使用に際しては、本書の【警告】及び【使用上の注意】の項
の各記載内容に注意しながら、以下のとおり使用すること。
※以下は概要のみで実際の操作時の参照用ではないため、実際の操
作は、必ず別添の取扱説明書に従って行うこと。
●
●
<単独での運転:ウォーターモードのみ>
1.
循環ポンプスイッチを ON にする。
2.
供給水温 『Set temp.』ボタンを押しながら設定ダイヤルを回す。
設定温度は、『Set temperature℃』に表示される。
供給水の実温度は『Water temperature℃』に表示される。
『Patient temperature℃』ディスプレーは、”-**-“と表示される。
●
●
<HL20 と接続運転:ペイシャントモード選択可能>
1.
専用ケーブル(RCC20-611)を用意する。
2.
本体裏面のリモートコントロール用インターフェイスコネクターと
HL20 の『SYS-COM』の表示のあるシステム拡張コネクターとを接
続する。
3.
以下、詳細に関しては取扱説明書を参照のこと。
●
** 【使用上の注意】
1. 使用注意
● 本品を開封・使用する際に、製品に破損等の異常が認められた
場合には、使用しないこと。
● 本品と併用する、特に接続する医療機器に関しては、その医療
機器に付属の添付文書等を参照すること。
** 2.
重要な基本的注意
● 本品は、本添付文書に従って使用すること。
● 本品を、本添付文書と異なった方法又は異なった目的に使用
した場合の責任は使用者側にあり、弊社はいかなる責任も負
いかねる。
● 本品の使用に当たっては、原理及び操作性を熟知し、十分トレー
ニングを行った上で、使用すること。
● 本品は医師の監督または指示のもとで使用すること。
● 本品を使用する際には、使用開始毎に本品が正確に作動するこ
とを確認すること。
● 消費電力が大きいため、延長電源ケーブルは使用しないこと。
● 本品の使用開始前にアースが確実に接続されていることを確認
** ●
** ●
すること。
本品の使用開始前に全てのコード及びチューブが確実に接続さ
れ、安全であることを確認すること。
本品と別の機器を併用して使用すると、本品の正確な作動を妨
げ、危険な場合があるので注意すること。
本品使用中は、本品全般及び患者に異常が発生しないよう、常
に監視し、万が一、異常が認められた場合には、患者に安全な
状態で本品を停止させるなど、適切な措置を講ずること。
本品使用中に、本品に患者が触れることのないように注意するこ
と。
本品の分解、改造(表示部や可動部へのテープ留めなど、機
能や性能を阻害する行為含む。)、修理をしないこと。[本品
の故障や破損、装置性能の劣化を引き起こす可能性があ
る。]
本品の水を溜める冷却タンクの中に異物が入らないように注
意すること。
本品の使用は、振動、塵埃、腐食性ガスなどの発生する場所
や液体がかかる場所で使用しないこと。本品に液体(薬液や
血液など)がかかった場合は、乾いた柔らかい布などで水気
を拭き取ること。[本品が有する機能や性能が得られず、また
故障の原因となる。]
強い静電気が加わらないように注意すること。[故障や誤動
作の可能性がある。]
本品の使用中、移動する場合はスイッチなどに不用意に触
れないこと。[本品の意図しない動作(停止、開始、電源の入、
切)が生じる可能性がある。]
本品の表示部や操作部(スイッチ、ディスプレー等)を強く押さ
えたり、ボールペンやツメなど、硬いもの、先の尖ったもので
つついたり操作したりしないこと。[表示部や操作部の破損や
故障の原因となる可能性がある。]
電気メスの周辺で使用する場合:医用電気メスは高いエネル
ギーの高周波電流により、生体の切開や凝固を行う手術用
機器である。電気メスの周辺で本品を使用すると、高周波雑
音により誤動作する可能性がある。電気メスを併用する場合
には、下記の事項について使用前に確認すること。
(1)電気メスは、その種類により高周波雑音の発生度合いが
異なり、特に古いもの(真空管ギャップ式)から発生する
雑音は大きくなるので併用は避けること。
(2)電気メスのコード(メスホルダ、メスコード及び対極板コー
ド)及び電気メス本体と、本品の距離をできるだけ離すこ
と。
(3)電気メスと本品の電源は、別系統のコンセントからとり、
確実に接地を行うこと。
やむを得ずマルチタップや延長コードを使用する場合は、施
設責任者の管理の下、接続する機器の消費電力に留意し、
十分な電力容量を確保すること。
使用前は施設の電源コンセント、機器ケーブル及びプラグに
汚れ、破損がないことを確認すること。
【貯蔵・保管方法及び使用期間等】
<貯蔵・保管方法>
● 水濡れに注意し、直射日光及び高温多湿を避けて保管するこ
と。
推奨保管温度: +5℃~+40℃ 相対湿度 90%以下
(但し、結露なきこと)
取扱説明書を必ずご参照ください
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MG-JAG.103.005
[保管上の注意]
● 直射日光や紫外線照射下に長時間放置しないこと。[外装が変 *** 【製造販売業者及び製造業者の氏名又は名称及び住所等】
色、変形、変質することがある。]
製造販売業者:
● 振動、塵埃、腐食性ガスなどの多い場所に保管しないこと。
ゲティンゲグループ・ジャパン株式会社
● 気圧、温度、湿度、風通し、塩分、イオウ分を含んだ空気などに
〒140-0002
より悪影響の生じるおそれのある場所に保管しないこと。
東京都品川区東品川 2-2-8 スフィアタワー天王洲
● 必ず、AC電源につなげておくこと。
TEL 03-5463-8315
● 清潔で乾燥した場所に、荷重の掛からない状態で保管するこ
と。
外国製造業者:
● 化学薬品、有機溶剤の保管場所や腐食性ガスの発生する場所
輸入先国:ドイツ
には保管しないこと。
製造元:Maquet Cardiopulmonary GmbH
● 高温多湿化での保管は避けること。
(マッケカーディオパルモナリー社)
● 清潔で乾燥した場所に、荷重の掛からない状態で保管すること。
[輸送時の注意事項]
販売業者:
● 傾斜、振動、衝撃(輸送、引渡時を含む)など安定状態に注意す
コスモテック株式会社
ること。
〒113-0033
● 適正な梱包材に収納してから行うこと。
東京都文京区本郷 2 丁目 3 番 9 号
[納入・引渡に関する事項]
TEL 03-5802-3832
●
水漏れに注意し、直射日光および高温多湿の環境に放置しな
いこと。
●
耐用年数:7年。ただし、下記の【保守・点検に係る事項】を遵守
することを条件とする。
【保守・点検に係る事項】
(日常)
● 冷却タンクを 33L まで軟水で満たすこと。
● 冷却能力を十分に発揮するため、背面から 30cm以内にものを
置かないこと。
(週に一度)
● 冷却タンク内の軟水を入れ替えてください。軟水の入れ替え後
に内部回路の脱気は必要ない。
(月又は 100 時間に一度)
● 本体前後の空気取り入れ口をブラシ等で清掃すること。
(6 ヶ月毎)
● 弊社テクニカルサービスによる定期点検を実施すること。
1.
2.
本品の通常使用の際に異常又は不具合が認められた場合には、内容
を記録し、弊社へ修理依頼すること。自己判断により分解・修理等を実
施した後に生じた事故・不具合について、弊社では負いかねます。
本品の管理者は、本品の通常の検査記録の記録・保管をし、機能上ま
たは安全上問題があると考えられた場合は、直ちに弊社へ修理依頼
するか、操作担当者へ内容を報告すること。
【包装】
一式
** 【主要文献及び文献請求先】
*
ゲティンゲグループ・ジャパン株式会社
マーケティング担当
〒140-0002
東京都品川区東品川 2-2-8 スフィアタワー天王洲
TEL 03-5463-8315 FAX 03-5463-6856
取扱説明書を必ずご参照ください
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MG-JAG.103.005
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