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健康づくり推進商店街 : 登米市佐沼大通り商店街 事業テーマ : 商店街
健康づくり推進商店街 : 登米市佐沼大通り商店街 事業テーマ : 商店街からの健康情報の発信 商店街の概要 ○所在地(市町村名) 登米市 ○商店街の特徴 登米市迫町の中心部に位置し,津島神社と羽黒神社を結ぶ約470mの商店街である。二つの神 社に挟まれていることから、愛称を「さぬま七福通り」としている。58店舗の中には銀行,神社,歯科 医院等も含まれている。近年,郊外大型店の出店や三陸自動車道の延伸等により,厳しい商業環境 にあるが,平成20年度から県の「商店街にぎわい戦略事業」の補助を受け,「豊年かかし祭り」等商 店街活性化のためのさまざまなイベントを開催している。平成22年7月には地場産品の販売に加え て,飲食休憩スポット,商店街の情報発信の拠点としての機能を備えた「街の駅七福いちば」をオー プンするなど魅力ある商店街づくりに積極的に取り組んでいる。 ○近隣地域・住民の特性 商店街は2つの行政区内にあり,市内の他の地域と同様に高齢化が進み,約140世帯のうち高齢 者の独居世帯が約20世帯ある。個人商店が多く,日中は店番のため,高齢者や女性も隣近所との つきあいがなかなかできない状況にある。住民健診の申し込み状況をみると,迫町全体では約70% であるが,佐沼地区は58%と他の地区に比べて低くなっている。 事業の概要 ○目 的 商店街のイベントや店舗を通して健康情報を発信することで,地域住民の健康意識を高める。 ○実施時期 平成21年10月 「豊年かかし祭り」における普及啓発,「健康づくり講演会」の開催 平成22年 2月 健康づくりワークショップの実施 (テーマ:地域住民の健康づくりのために商店街でどんなことができるか) 平成22年 5月 「七福にぎわい市」における普及啓発 平成22年 7月~「七福いちば」に健康情報コーナーの設置 平成22年10月 「豊年かかし祭り」における普及啓発 ○実施に至った経緯 商店街の活性化に積極的に取り組んでいる意欲的な商店街であることから,佐沼大通り商店街 をモデル商店街に選定し,打ち合わせや健康づくり講演会,ワークショップなどでどのような取組 ができるか検討しながら,イベントや店舗を利用した健康づくりの情報発信・普及啓発を行った。 ○連携体制 佐沼大通り商店街協同組合の取組に保健所が協力し,実施している。 ○工夫した点 健康づくり講演会で自分の健康管理についての関心を高め,ワークショップの実施や商店街イベ ントに直接参画することで,事業への理解が進み,また徐々に信頼関係が築かれ,商店街が主体 的に取り組むようになった。 ○評判や成果等 普及啓発活動には大勢の参加があり,イベントや買い物を楽しみながら,健康を意識してもらうこ とができた。また,モデル事業実施後,商店街の自主的な取り組みにつなげることができた。 モデル事例紹介 豊年かかし祭りにおける普及啓発 メタボチェック 体脂肪,からだ年齢の測定を行いました。 メタボかかしの出品 メタボかかしを作成し,出品しました。かかしは, 祭り終了後も1週間路上に展示され,メタボ予 防をPRしました。 メタボ○×クイズ クイズで楽しく,メタボ予防について学習 しました。 H21作品 H22作品 街の駅「七福いちば」における普及啓発 商店街の人たちが企画した「お茶っこのみましょ 七福通りで!」。 平成22年7月にオープンした「七福いちば」に健康情報コーナーを設置しました。「お茶っこ飲 みコーナー」に併設されていて,お茶を飲みながら健康について語らうことができます。