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患者の利便性と安心を高める 生活する場所に即した在宅医療

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患者の利便性と安心を高める 生活する場所に即した在宅医療
患者の利便性と安心を高める
生活する場所に即した在宅医療
横浜まちだクリニック
院長:渡辺英靖
住所:神奈川県横浜市青葉区田奈町43-2 アーバンハイツ土志田2階
TEL:045-988-6001
診療時間:月〜金 9時〜16時(外来完全予約制)
休診日:土・日・祝日
URL:http://yokohama-machida.com/about/
「生活が見える在宅環境こそ最高の診察室」と話す渡辺英靖院長
横浜まちだクリニックは、大学病院でリハビリテー
勤務医時代の病院が同じ青葉区だったこともあり、顔
ション科専門医として10年以上の経験を積んだ渡辺英
見知りのケアマネジャー、訪問看護ステーションの看
靖院長が本年9月に開業した。在宅医療を中心に診療
護師が患者を紹介してくれたり、担当していた患者が
を行っており、24時間365日体制を確保、緊急時にも対
僕が独立したと知って連絡してきてくれました。現在
応している。
までに登録患者数70人となり、恵まれたスタートを切
渡辺院長は勤務医時代から、退院後自宅に戻る患者
れました」
。同院ではリハビリから整形外科、内科と幅
たちの生活を気にかけていた。
「回復期リハビリテー
広い診療内容をカバーしていることでも着実に患者の
ション病棟におけるリハビリテーション科専門医の役
信頼を得ている。
「尿カテーテル交換、胃ろう管理、I
目は、回復期の患者さんを家に戻すことまででした。
VH(中心静脈栄養)管理、末期がん患者の看取りは
もちろん退院後の支援計画を地域のケアマネジャー、
もちろん、
患者さんの病状にあわせた装具の処方・作製、
訪問看護師、介護士、薬剤師とのカンファレンスを通
痙縮に対するボトクッス注射、関節注射といった治療
して共有してきましたが、それだけではなく引き続き
も行っています」
自分が関わっていきたいと思っていました」
。多くの患
渡辺院長は在宅医療の特徴である患者の自宅、つま
者を診察していく中で、患者にとって一番過ごしやす
り生活する場所に実際足を運ぶことに大きなメリット
いのは、病院よりも住み慣れた家、家族のいる場所で
を感じている。
「実際自宅を訪問したからこそできるア
あることも実感した。
「医師が訪問することで、患者さ
ドバイスがあります。
『ここに手すりをつけたらぐっと
んの利便性は高まり、安心感も与えられ、個々の生活
楽になるよ』
『ポータブルトイレを活用しましょう』
に即した助言も与えられる。そのニーズに応えること
『ベットはこの位置がいいですね』など生活向上につな
が自分のやりたいことなんだ、と意志が固まっていき
がる改善点を患者さんに提案できます。私にとっては
ました」
。その思いが結実、在宅医療を中心としたクリ
生活が見える在宅環境こそ最高の診察室です」
ニックを開業した。渡辺院長は「ずっとやりたかった
渡辺院長は、医学生時代から現在に至るまで、教授、
ことなので毎日が充実しています」と目を輝かせる。
先輩たちから「リハビリテーション医の専門は人間で
同院では、渡辺院長と助手の2人で、神奈川県横浜
ある」と叩き込まれてきた。すべての人、すべての患
市青葉区、緑区、都筑区、川崎市麻生区、東京都町田
者の変化に対応してこそのリハビリテーション科専門
市を中心に訪問している。開業からまだ1カ月だが手
医であることを、日々念頭に置き治療にあたっている。
ごたえは上々だ。
「基本的には午前も午後も訪問診療に
これからも渡辺院長の真摯な診察が、地域に、患者に、
出かけます。
1日平均15軒前後です。
ありがたいことに、
安心を広げていくだろう。
医療タイムス 2011年10月17日 No.2031 23
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