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米国MLPマーケット・ウィークリー

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米国MLPマーケット・ウィークリー
米国MLPマーケット・ウィークリー
当レポートでは、パイプライン等のエネルギー関連資産を保有・運営する米国のMLP(共同投資事業の一形態)に関する情報提供を行います。
≪先週の米国MLP(マスター・リミテッド・パートナーシップ)市場概況≫
米国株(S&P500)
アレリアンMLP指数
トータル
リターン指数
価格指数
予想配当
利回り
トータル
リターン指数
予想配当
利回り
2014年9月24日
米国REIT
トータル
リターン指数
米10年国債
利回り
予想配当
利回り
WTI
原油先物
( ドル/ バレル)
ヘンリーハブ
天然ガス先物
( ドル/ 百万
BTU)
2013年12月31日
463.80
1,562.21
5.78%
3,315.59
1.91% 11,128.83
3.79%
3.03%
98.42
4.23
2014年9月12日
525.85
1,847.73
5.32%
3,614.06
1.98% 12,829.99
3.70%
2.61%
92.27
3.86
2014年9月19日
537.39
1,888.30
5.21%
3,660.03
1.96% 12,804.06
3.73%
2.57%
92.41
3.84
前週比
2.2%
2.2%
-0.11%
1.3%
0.2%
-0.5%
年初来
15.9%
20.9%
-0.57%
前年比
19.7%
26.7%
-0.74%
-0.02%
-0.2%
0.03%
-0.04%
10.4%
0.05%
15.1%
-0.06%
-0.45%
-6.1%
-9.3%
19.2%
-0.08%
10.9%
0.15%
-0.18%
-13.1%
3.1%
トータルリターン指数(配当込み)
(2009年末=100)
260
8%
240
MLP
220
200
米国REIT
180
7%
MLP
6%
5%
米国REIT
4%
160
3%
140
S&P500
120
2%
S&P500
1%
100
80
10/1/1
MLP・S&P500・米国REITの配当利回りと長期金利
11/1/1
12/1/1
13/1/1
14/1/1
0%
10/1/1
米10年国債利回り
11/1/1
12/1/1
13/1/1
14/1/1
(出所)ブルームバーグ (注)データ期間:2010年1月1日~2014年9月19日、MLP=Alerian MLP Index、米国REIT=FTSE NAREIT All Equity REITs Index
≪アレリアンMLP指数構成銘柄(全50銘柄)の週間騰落率ランキング(9月15日~9月19日)≫
上昇率上位5銘柄
1 TC Pipelines LP
業種
天然ガス輸送
時価総額
( 1 0 0 万ドル)
4,246
週間騰落率
(%)
船舶輸送
1,483
-5.6
2,920
-3.7
5.8 Alliance Resource Partners LP
石炭
3,525
-3.1
22,888
5.1 Sunoco Logistics Partners LP
石油輸送
10,680
-2.5
5,257
4.4 Natural Resource Partners LP
石炭
1,623
-2.4
12,933
石油輸送
19,571
天然ガス輸送
石油輸送
時価総額
( 1 0 0 万ドル)
集積・処理
3 Magellan Midstream Partners LP
5 Phillips 66 Partners LP
業種
10.1 Atlas Pipeline Partners LP
石油輸送
(出所)ブルームバーグ
下落率上位5銘柄
20.6 Navios Maritime Partners LP
2 Enbridge Energy Partners LP
4 Energy Transfer Partners LP
週間騰落率
(%)
(注)時価総額は2014年9月19日時点。
≪先週の米国MLP市場の動き≫
先週のアレリアンMLP指数(トータルリターン)は前週末比+2.2%の上昇に転じ、S&P500指数(同+1.3%)や米国REIT(0.2%)をアウトパフォームしました。先週はMLPの親会社による資産払下げ(ドロップダウン)計画や、上流MLPによる積極的
な採掘権取得の動きがみられました。とりわけ、大手MLPのEnbridge Energy Partners LP(EEP)は、親会社のEnbridge社
(ENB)より9億ドル規模の原油パイプライン権益のドロップダウン提案を受け、収益拡大期待の高まりからEEPは週間で
10.1%の大幅上昇となりました。また、先週は複数のアクティビスト・ヘッジファンドが、カナダの大手パイプライン運営企業
TransCanada社に対して資産分離提案を目的とした株式取得を検討しているとの報道がなされ、TransCanada社子会社の
MLPであるTC Pipelines LP(TCP)はドロップダウンが加速するとの思惑から前週末比20.6%の大幅上昇となりました。
足元ではMLPによるエクイティ発行も活発化の兆しがみられ、先週は集積・処理型MLPのCONE Midstream Partners LP
(CNNX)は、最大4.2億ドルの調達を目指す新規公開(IPO)手続きを開始しました。
●当資料は、説明資料としてレッグ・メイソン・アセット・マネジメント株式会社(以下「当社」)が作成した資料です。●当資料は、当社が各種データに基づいて作成したも
のですが、その情報の確実性、完結性を保証するものではありません。●当資料に記載された過去の成績は、将来の成績を予測あるいは保証するものではありません。
また記載されている運用スタンス、目標等は、将来の成果を保証するものではなく、また予告なく変更されることがあります。●この書面及びここに記載された情報・商品
に関する権利は当社に帰属します。したがって、当社の書面による同意なくして、その全部もしくは一部を複製し又その他の方法で配布することはご遠慮ください。●当
資料は情報提供を目的としてのみ作成されたもので、当該銘柄の売買または保有を推奨するものではありません。
米国MLPマーケット・ウィークリー
≪先週の米国MLP関連ニュース≫
【9月15日、ドロップダウン】 PBF Logistics LP(PBFX、石油輸送、時価総額8億ドル) は、親会社のPBF Energy社(PBF)
より原油輸送関連設備を1.5億ドルで取得する合意を結んだ。PBFXにとって親会社からの初の資産取得(ドロップダウン)
となる。取引は2014年9月末に完了する見込み。
【9月16日、採掘権取得】 Vanguard Natural Resources LLC(VNR、探査・生産、同24億ドル) は、コロラド州Piceance盆
地での天然ガス、石油、天然ガス液(NGL)の採掘権を5.25億ドルで取得する合意を結んだ。
【9月17日、ドロップダウン】 Enbridge Energy Partners LP(EEP、石油輸送、同129億ドル) は、親会社のEnbridge社
(ENB)より9億ドル規模のドロップダウン(資産払下げ)の提案を受けた。対象資産はノースダコタ州からウィスコンシン州ま
での約520kmの原油パイプラインの権益持分66.7%。取引は2014年末までに完了する計画。
【9月17日、IPO手続き開始】 CONE Midstream Partners LP(CNNX、集積・処理) は、最大4.2億ドルの調達を目指す新
規公開(IPO)手続きの開始を公表。CNNXは石炭・天然ガス生産企業のCONSOL Energy社(CNX)および独立系石油・天
然ガス生産企業のNoble Energy社(NBL)によって設立されたMLPで、天然ガスおよびコンデンセートの集積パイプライン・
関連インフラの保有、運営、開発、取得を行う。
【9月18日、アクティビスト投資家動向】 各種報道によれば、複数のアクティビスト・ヘッジファンドがTC Pipelines LP(TCP、
天然ガス輸送、同42億ドル) の親会社であるカナダのパイプライン運営企業TransCanada社(TRP)を潜在的な投資対象
として検討し始めている模様。ヘッジファンドはTransCanada社に対して資産分離(パイプライン事業と発電事業の分離)な
どのリストラ案を提案するため、既に複数の大株主との接触を開始しているとみられている。
こうした投資家の動きに対して、TransCanada社は「業界をリードする380億ドル規模の設備投資計画を実行するには現
在の企業形態と資産ベースが欠かせない。こうした成長投資計画の資金調達のため、自社で保有する米国内の天然ガ
スパイプライン資産はすべて子会社のMLPであるTC Pipelines LPへ売却する方針に変わりはない」との声明を公表。
【9月18日、採掘権交換】 Linn Energy LLC(LINE、探査・生産、同103億ドル) はExxon Mobil社(XOM)との間で、シェー
ル採掘権の交換を公表。Exxon Mobil社に対してパーミアン盆地の採掘権の一部を引き渡す代わりに、カリフォルニア州
での採掘権を受ける。取引は2014年第4四半期に完了予定。
(出所)MLP公表資料、各種報道、ブルームバーグ (注)各MLPの時価総額は2014年9月19日時点。
●当資料は、説明資料としてレッグ・メイソン・アセット・マネジメント株式会社(以下「当社」)が作成した資料です。●当資料は、当社が各種データに基づいて作成したも
のですが、その情報の確実性、完結性を保証するものではありません。●当資料に記載された過去の成績は、将来の成績を予測あるいは保証するものではありません。
また記載されている運用スタンス、目標等は、将来の成果を保証するものではなく、また予告なく変更されることがあります。●この書面及びここに記載された情報・商品
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資料は情報提供を目的としてのみ作成されたもので、当該銘柄の売買または保有を推奨するものではありません。
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