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ローザンヌ工科大学 海外留学レポート (2015年2月)
ローザンヌ工科大学 海外留学レポート (2015年2月) 工学研究科 機械工学専攻 M14-405 尾上 純弥 留学支援制度により、2015年1月12日から2015年3月13日まで、スイスのローザンヌ工科大学(EPFL)機械工学科のLMH(Laboratory for Hydraulic Machines)で研究 活動をしている尾上です。EPFLは世界有数の工科大学で国際的に高い評価を得ています。今回はこちらで進めている研究内容の進捗状況を含め、大学や学生の 生活について紹介します。 可視化試験結果 研究テーマについて 高速度カメラによるボルテックスロープ(キャビテーション)の非定常な 体積の算出には画像データを白黒のピクセルに変換し、白と黒のそれぞれ のピクセル数をカウントし、軸中心の真円であるという仮定をすることで体 積を算出しています。その際の可視化からの体積算出結果化と流量計測 結果のズレの原因を検討するため,現象の1サイクル確認用のプログラム を改良し5サイクルまで確認出来るように変更しました。また、定義式をQ1Q2=一定からQ2-Q1=一定に変更し、座標軸方向と流れ方向を変更するよう にプログラムの変更することで二つの実験結果を近づけることに成功しま した。 また、速度場の時間変化を測定するためのPIV測定の手順を実際に実験 を見せてもらいながら学習させて頂いています。PIV測定のためのマーカー となるポリアミド粒子へのレーザー光の照射周期や照射時間、照射の強さ などを調節することでより明瞭な速度場が得られることが判りました。 訪問したAvellan教授の研究室はスイスでも特異な 研究室で、室内には様々な役職の方がおられます。 先生、学生、修士学生、博士課程生の他に図面製 作担当の方、パソコン・インターネット等の担当の方、 加工担当の方、実験方法のアドバイザー、実験装置 調整担当の方、秘書の方がおられます。博士課程 生が非常に多くいるのも大きな違いです。 体積算出 定義式の変更による結果の改善 ©pictures from FPFL LMH ローザンヌについて 大学・研究室について 物価が高いことで有名なスイスですが大学食堂は やはり学生価格となっており街中の約半額となって います。それでも大工大の食堂よりもやはり高くラン チセットが10CHF(約1300円)、サンドイッチが 6CHF(約800円)となっています。ランチセットは日替 わりで大きなステーキが出てきたりもするので研究 室内でも週に数回の楽しみとなっています。 白黒に変換 日替わりランチセットは4種類から選べます。 窯からの焼きたてピザがいつでも食べれます 研究室のあちこちにシェルターがあるのも 永世中立国スイスならでは ©pictures from FPFL LMH 今月はローザンヌ大聖堂とスイス洗濯事情を紹介させて頂きます。 坂の多いローザンヌの町の頂きに位置しており。大聖堂内には、 薔薇の形のステンドグラスやパイプオルガン、彫刻群などがあり、聖 歌隊の皆さんが素晴らしい歌声を披露されていました。 日本との生活面での大きな違いは洗濯事情です。私の住んでいる アパートでは毎週木曜日にしか洗濯出来ず、洗濯物は外ではなく乾 燥室で干します。また、洗濯機には温度設定が色々あり95℃まであ ります。調べてみると水が硬水のため汚れ具合に合わせて温度を調 節するそうです。因みに洗濯すると何故か服がパリパリになります。 ローザンヌ大聖堂 聖歌隊の皆さん 洗濯機に記載されたコース項目