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1 税目 ① 1. 国税(法人税) ② ③ ④ ⑤ 要望者名 欧州ビジネス協議会

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1 税目 ① 1. 国税(法人税) ② ③ ④ ⑤ 要望者名 欧州ビジネス協議会
1
税目
要望者名
要望カテゴリー
① 1. 国税(法人税)
②
③
④
⑤
欧州ビジネス協議会(EBC)
① 9. 研究開発促進税制
②
③
④
⑤
受託試験研究に係る試験研究費の税額控除
要望名
日本は現状、8%(一定の試験研究費については8%以上)の試験研究費の税 額控除(法人税額の
20%が限度)を認めています。また、日本企業が他の日本企業又は外国企業に試験研究を委託して
いる場合であっても、委託をしている日 本企業において、試験研究費(以下「委託試験研究費」と言
います)の税額控除が認められます。しかしながら、受託者側では試験研究費の税額控除を受ける
ことが出来ません。EBCでは、試験研究費の税額控除の対象範囲を、日本において受託試験研究
を行っており、日本で課税所得を有する企業に広げることを提案 いたします。
要望内容
イノベーションの原動力である研究開発は、国境を越えて行われています。日本の研究開発税制の
もとでは、日本国外で行われる試験研究であっても、日本企業が海外の受託者に委託している場
合には、試験研究費の税額控除の対象となります。一方、外国企業が日本企業に試験研究費を委
託している場合には、その対象となりません。従って、ヨーロッパ親会社の日本子会社は、親会社が
費用負担をしている試験研究費用については、試験研究費の税額控除を受けることが出来ませ
ん。
要望目的
期待される効果
日本の税制は、日本の課税所得に対応する試験研究費についてのみ税額控除を認めることを意図
していると考えられます。つまり、対象となる試験研究費と、その結果として得られる課税所得との
対応を重視していると考えられます。しばしば、外国企業の日本関係会社が受託試験研究を行い、
コスト・プラスの方法により費用補填を受ける、つまり日本関係会社ではその試験研究費に対し一
定の割合の利益が出る、というストラクチャーが見られます。従って、コスト・プラスの方法によりそう
した試験研究費の結果として、日本の課税所得が稼得されていると言えます。日本における受託試
験研究を促進するため、EBCではそうした受託研究についても試験研究費の税額控除を認めること
を提案いたします。
つまり、一般的に全体の試験研究費支出の5%から10%程度にあたるコスト・プラス部分の試験研究
費のみが対象とされるべきだと考えます。コスト・プラスによるマージンが日本の受託者が稼得する
利益であることから、そうした制限は妥当であるでしょう。本提案が実現すれば、日本は外国の委託
試験研究の視点からより魅力的になるでしょう。また、外国企業の日本子会社のケースのみなら
ず、自らのリスクではなく、受託業者として試験研究を行う日本企業にとっても魅力的な制度だと考
えております。
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税目
要望者名
要望カテゴリー
① 1. 国税(法人税)
②
③
④
⑤
欧州ビジネス協議会(EBC)
① 6. 組織再編税制
②
③
④
⑤
国内外の株式交換に係る課税の繰延べ
要望名
日本は現状、一定の株式交換について譲渡益に係る課税の繰延を認めていますが、そうした株式
交換は内国法人間でのみ認められています。
国内外の株式の交換取引を実質的に可能にするために、日本は2007年にい わゆる三角合併制度
を創設しました。理論的には、三角合併制度により、日本国内に設立された買収用のビークルを間
に入れることによって、外国法人株式と内 国法人株式の実質的な交換が可能となりました。しかし
ながら実際には、三角合併制度はほとんど利用されていません。特にヨーロッパの会社にとって
は、適格 三角合併取引の要件を満たすためには様々な障壁があります。
EBCはそのため、買収時の課税の繰延べと将来の日本及び相手国の課税権を確保するために必
要な策を講じることを条件に、内国法人株式と外国法人株式の株式交換を可能にすることを提案い
たします。
要望内容
株式の交換は資本の自由な流れ及び国境をまたいだ企業グループの形成を促進します。上述の三
角合併制度はそれを目的として導入されたものでした。その三角合併制度が現実にはほとんど利
用されていないという事実を克服するためには、よりシンプルな株式交換が認められるべきだと考え
ます。課税の繰延べと日本及び相手国の将来の課税権を確保するため、一定の要件を満たした金
融機関が仲介に入っている場合に限り、こうした取引を認めるといった規制をすることも考えられる
でしょう。そうした金融機関は納税者が株式交換により生じた譲渡益の課税の繰延べを希望する限
り、当該外国法人の株式の監視をします。実際に日本では、上場株式に係る配当や譲渡益につい
て、それらの金融商品が証券会社によって管理されている場合にのみ、軽減源泉所得税率を適用
している前例があります。従って、株式交換により取得された株式についても、一定の要件を満たす
金融機関によって管理することが可能と考えております。
要望目的
期待される効果
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