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平成 25 年度事業報告 - 宇都宮まちづくり推進機構

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平成 25 年度事業報告 - 宇都宮まちづくり推進機構
平成 25 年度事業報告
(平成 25 年 4 月 1 日~平成 26 年 3 月 31 日)
1 LRT導入促進事業
3部会合同部会
宇都宮市において,東西基幹公共交通について,新交通システムとしてLRTの導入を明確
にされたことを受け,宇都宮市長に対して「LRT(次世代型路面電車)の事業推進と中心市
街地への早期乗り入れに関する提言書」を提出した。
また,市民の皆さんなどへのPRや理解を促すため,フランスの事例による講演とシンポジ
ウム「まちづくりとLRT」を実施,導入することのメリットや課題,まちづくりにおけるL
RTの役割などについて討論した。
(1) LRT事業推進に関する提言書の提出
1 提出日 平成 26 年 2 月 18 日(火)
2 会場 宇都宮市役所 3 階市長応接室
3 提言内容(要旨)
(1)平成 31 年度(2019 年度)までには,JR宇都
宮駅西口までLRTを開通させること。
(2)その後,早期に,JR宇都宮駅と東武宇都宮駅との結節を図り,将来は東武宇都宮線
に乗り入れ,さらに真岡・鹿沼方面に延伸すること。
(3)LRTのターミナル,
トランジットセンターの機能的な整備や周辺の再開発を推進す
ること。
(4)LRT整備と連動して,バス路線の面的な再編・拡充を行い,LRTとバスとの連携
による,利便性の高い公共交通ネットワークの構築を実現すること。
(5)LRTの整備着手のため,事業主体組成の準備を開始すること。
(6)LRT導入に関する市民の理解と関心を深め,迅速な事業化を図るため,産官学民の
活動を盛り上げること。
(2) シンポジウム「まちづくりとLRT」
1 実施日時 平成 26 年 2 月 19 日(水)午後 2 時~4 時 30 分
2 会場 栃木県総合文化センターサブホール
3 内容
(1)基調講演
講師:ヴァンソン藤井由実氏(
「ストラスブールのまちづくり」著者)
(2)パネルディスカッション
コーディネーター:森本章倫氏(宇都宮大学大学院教授)
パネリスト:ヴァンソン藤井由実氏
荒川辰雄氏(宇都宮副市長)
橋本優子氏(宇都宮美術館主任学芸員)
4 来場者等
(1)聴衆者 約 350 名
(2)来賓等 在日フランス大使館経済部参事官 マリック・アイトゥ=アイサ氏
国土交通省 5 名ほか市内外の交通関係事業者・メディア関係者自治体職員等
2 まちづくりの担い手発掘・育成事業
事務局
(1) 事業の目的
将来の中心市街地活性化を見据え,今後のまちづ
くりを担う若い人材を発掘・育成するため,20~30
歳をターゲットとした,まちづくりについて考える
講座「MACHI DESIGN SCHOOL2013」を実
施した。
よりよい魅力的なまちをつくっていくために必要と
なる,まちづくりに関連する幅の広い総合的な知識の
習得が狙い。
(2) 事業内容
平成 25 年 9 月から 12 月まで 7 回にわたって,デザイン・建
築・都市計画・マーケティングなどの分野の第一線で活躍しな
がら,まちづくりにも造詣の深い経験豊富な方々を講師に招き,
テーマごとの講義・ディスカッションを通して,まちづくりの
神髄を多面的に学んだ。
また,平成 26 年 1 月には,講師陣が一同に集い,これから
のまちづくりに関して語り合う公開パネルディスカッション
「これからの都市会議」を開催した。
約 20 名の受講生たちは3つのグループに分かれ,講師の皆
さんから学んだことを活かしながら,これからのまちのあり方
や,自分たちに何ができるのかなどについて議論しながら,グ
ループワークを重ねている。
3 釜川枝垂れ桜まつり事業
魅力ある都心創造部会
(1) 事業の目的
釜川の更なる魅力発信を行い,多くの方に釜川の良さや見どころをPRするとともに,
今後釜川に多くの方が集客・回遊されることを目的に,平成 25 年度,初めて実施した。
(2) 事業内容
1 実施期間 平成 25 年 4 月 4 日(木)~4 月 15 日(月)
2 実施場所 釜川 牧水亭―出雲橋間
(1)ぼんぼり点灯
ア 期 間
イ 点灯時間
ウ その他
平成 25 年 4 月 4 日(木)~15 日(月)
各日午後 6 時~10 時
・23 個のぼんぼりを 3~4mごとに設置
(2)川床設置
ア 設置場所
牧水亭―出雲橋間 釜川上辺
イ 設置日
平成 25 年 4 月 6 日(土)・7 日(日)
ウ 座席数
90 席
4まんがま
宮再発見事業
宮再発見専門委員会
宮
(1) 事業の目的
宇都宮市が平成8年の市制 100 周年記念事業で発刊した「まんが うつのみやの歴史」の復
刻版を作成し,市内の小学校を中心に,図書館,コミュニティセンターなどに配布し,多くの
市民に継続して読んでいただくことで,郷土の歴史伝承のきっかけづくりにするもの。
(2)事業概要
1 発刊までの経緯
(1) 歴史伝承の取組の必要性
古くから栄えてきた宇都宮の歴史や歴史上の人物等
を知らない人が多く,このままでは市民の精神的支柱
といえる郷土の歴史が次の世代へと伝承されない懸念
があるとして,歴史伝承の取り組みを行うこととした。
(2) 歴史伝承の効果的な方法の検討
一般市民はもちろん,特に若者や子どもなど,次代
を担う世代にもわかりやすく効果的な方法で歴史を伝
えていく必要があるとして,取り組みの一つとして
「まんが 復刻版」の活用を検討してきた。
(3) 復刻版の配布対象
教育の場においても,宇都宮の歴史教育が十分なされているとは言えない状況であ
ることから,小学生を中心に継続して読んでもらえるよう,また,市民の皆様にも読
んでいただくよう,小学校,図書館をはじめ,市内の各施設等に無償で配布すること
とした。
2 復刻版の作成・配布
(1) 協賛金の募集
発刊の費用等については,趣旨に賛同した個人,企業・団体等の協賛金を充てた。
協賛を申し込んだ企業等には,その名称等を記載したシールを復刻版に貼付した。
・ 協賛金 53 件(企業/団体 43・個人 10)
,1,005 千円
(2) 完全復刻版で作成
今回は,既に記述されている内容には追記・修正等はせず,完全復刻版とし,歴史
年表や主な出来事など,当初の発刊時からこれまでの内容の記述については,コラム
等により補完し,最新の統計資料も加えるなどの配慮をした。
(3) 作成部数・配布先
・ 作成部数 6,000 部
・ 配布先 市内の全小学校(国立,私立を含め 70 校)
図書館・生涯学習センター等,市関係機関,協賛者等
5 イルミネーション事業
うつのみやイルミネーション2013
1 点灯期間 平成 25 年 11 月 7 日(木)~ 平成 26 年 1 月 14 日(火)
;69 日間
2 「宇都宮市中心市街地ライトアップ実行委員会」事業
(1) 点灯場所
「シンボルロード」(オリオン通り~まちかど広場),「まちかど広場」
のイルミネーション
(2) 飾付作業
宇都宮電設会によるボランティア
(3) 協力作業
メディア・アーツ専門学校(ポスター製作,ステージ飾付)
(4) 協 賛 金
29 件(企業 26・個人 3 )
,420 千円
シンボルロード
まちかど広場
3 「歴史と光のフュージョン・プロジェクト実行委員会」事業
(1) 点灯場所
「オリオンスクエア」
,
「まちかど広場・市総合福祉センター南側街路樹」
のイルミネーション,また,「まちかど広場から南大通り」にかけての
西側街路灯にオブジェを設置
(2) 協 賛 金
82 件(企業 77・個人 5)
,2,295 千円
4 「中心商店街」事業
(1) 内 容
大通り,二荒通り,日野町通り,オリオン通り,東武馬車道通り,ユニオ
ン通りなどにおいて,各商店街等がイルミネーション事業を実施
5 点灯式
(1) 日時 平成 25 年 11 月 7 日(木)
(2) 会場 オリオンスクエア
(3) 内容 ・宇都宮短期大学附属高校ファッ
ションショー
・星が丘中学吹奏楽演奏
・ベリーダンスショーなど
・飲食ブースを設置
25.11.7 点灯式
6 KAMAGAWA IN BLOOM
(1) 期間 12 月 13 日(金)~12 月 25 日(水)
(2) 場所 釜川ふれあい広場,ロマンチックドーム
(3) 内容 ・釜川ふれあい広場をツリー型のイルミネーションで華やかに演出
・実行委員会メンバーがアイデアやノウハウを持ち寄り,
「光る花」の作成作業な
ど,市内の学生をはじめ多くの市民の皆さんの協力により実現
・ロマンチックドームには,宇都宮工業高等学校の協力により,釜川の流れを利
用した小水力発電の電気を一部利用したイルミネーションも点灯
釜川ふれあい広場
釜川小水力発電
平成 25 年度「うつのみやイルミネーション 2013」実施箇所
県庁舎
二荒山神社
東武馬車道通り
商店街振興組合
宇都宮中心商店街
活性化委員会
宇都宮ユニオン
通り商店街振興組合
オリオン
スクエア
歴史と光のフュージョン
ふれあい広場
(KAMAGAWA IN BLOOM)
宇都宮オリオン通り
商店街振興組合
まちかど広場
プロジェクト実行委員会
宇都宮市中心市街地
ライトアップ実行委員会
市役所
城址公園
6 大谷石蔵活用事業
(1) 大谷石・石空間フォーラム 本町石蔵音楽会
歴史的建物活用特別委員会
1 目 的
地域資源である大谷石蔵や歴史的建物の保存・活用を目的に,これら建物所有者に対す
る積極的な利活用の働きかけや,所有者(貸し手)と借り手のマッチングに繋げる契機と
するため,大谷石・石空間フォーラムの一環で新たな活用例として音楽ライブを実施した。
2 内 容
(1) 日時 平成 25 年 7 月 4 日(木)午後 7 時~9 時 30 分
(2) 場所 ㈱虎屋本店 酒蔵(住所:宇都宮市本町 4-12)
3 実施内容・結果等
(1)出演等 タイロン橋本氏及び菊田俊介氏によるアコース
ティックライブ
(2)来場者数 約 160 名
(2)旧公益質屋活用事業
大谷石蔵レストラン「おしゃらく」運営状況
1 運営会社
シェフズ㈱
2 住
宇都宮市宮園町 8-9
所
3 オープン
平成 23 年 5 月 11 日
4 利用客数
年間 ランチ 6,539 人 ディナー10,082 人
女性客が多く,若い年代の入りも多くなって
いる。観光客も増えている。
5 料
理
創作料理を中心に提供しており,特に野菜料
理に人気がある。また,地酒の拡充も図って
いる。
6 そ の 他
宇都宮の観光情報等の発信を積極的に行い,
来客者に対するおもてなしに努めている。
7 WELCOME クリテリウム事業
事務局
(1) 事業の目的
WELCOME クリテリウム実行委員会(当機構事務局長が副委員長)では,例年,ジャ
パンカップクリテリウムの開催に合わせ,来街者へのおもてなしや自転車のまち宇都宮の
PR などを行っている。
その一環として,平成 25 年度当機構では,観戦者に快適な観覧スポットを提供するた
め,新たに試験的に「上から見るぞ立体観戦クリテリウム」と題し,クリテリウム当日,
会場となる大通りに面しているオフィスビル等の2~3階や屋上を活用する取り組みを行
った。
(2) 事業内容
1 実施日 平成 25 年 10 月 19 日(土)午後 3 時~5 時
2 実施場所
(1)宇都宮共和大学(2 階・3 階)
(2)宇都宮PARCO(2 階・3 階)
(3)野村證券㈱宇都宮支店(3 階)
(4)鱒渕ビル(3 階・屋上)
(5)トヨタウッドユーホーム馬場通りビル(屋上)
3 実施結果
市内外から多くの応募があり,約5倍の倍率であった。
応募者数:159 ファミリー,548 名
当選者数: 32 ファミリー,127 名
鱒渕ビル屋上からの展望→
↓宇都宮 PARCO 2 階観覧
8 釜川整備活用事業
(1)釜川美化活動(花植え・清掃活動)
釜川プロムナード整備協議会
1 目 的
市民主導のもと,釜川プロムナードが中心市街地における憩い・潤い空間の一端を担う
ことを目的に活動した。
2 内 容
釜川活用特別委員会や他団体の協力を得て,四季折々に花が咲き,多くの人が楽しみな
がら散策する釜川プロムナードを目指し,定期的な花植え活動や清掃活動を行った。
⑴ 花植え活動・清掃活動
ア 毎月1回,釜川プロムナードにおける植栽の手入れ及び清掃活動を実施した。
また,四季に合わせ,3 回の花植え・花の入れ替え活動を実施した。
平成 25 年 5 月 25 日
夏に向けた大規模花植え活動
平成 25 年 10 月 6 日
秋に向けた花の入れ替え(一部)
平成 25 年 12 月 1 日
冬に向けた大規模花植え活動
イ 活動場所
都橋~今小路橋区間の釜川プロムナード(重点整備区間 新橋~御橋区間)
ウ 参加者
宇都宮市緑化ボランティア,栃木県シルバー大学校同窓会上町支部ほかボランティ
アの市民
9 宮サイクルステーション管理運営事業
(1) 事業の目的
1 宇都宮市が進める「自転車のまちづくり」の実現に向けた,自転車利用者の利便性向上
のためのモデル事業の実施(平成 22 年 10 月オープン)
2 宇都宮市からの受託事業として,当推進機構が施設を管理運営(平成 25 年 8 月まで)
(2) サービス内容
1 「施設の無償提供」
⑴ シャワー,トイレ,ロッカー,休憩スペース,自転車の修繕工具の提供
⑵ 市内観光やサイクルスポーツに関する情報提供,など
午前 7 時~午後 8 時(年末年始を除き年中無休)
ア 開設時間
イ 利用にあたり「利用者登録」が必要(運転免許証等の身分証明書を提示)
ウ スタッフ 3 人が交代制で勤務(1 日の内,早番 1 人遅番 1 人の 2 人が勤務)
2 「スポーツバイクのレンタサイクル」
(まちづくり推進機構の自主事業)
⑴ クロスバイクやロードバイクなど 15 台を貸出し
(1 日 1,000 円,4 時間 500 円の貸出し)
3 「スポーツバイクセミナーの実施」
(宇都宮ブリッツェンとの連携事業)
⑴ メンテナンス講座
(3) 25 年度の実績
1 「施設の利用実績」
平成 25 年度
(5 ヶ月)
(25,4 月~8 月)
平成 24 年度
(24,4 月
~25,3 月)
平成 23 年度
平成 22 年度
(23,4 月
~24,3 月)
(6 ヶ月)
(22,10 月
~23,3 月)
267 人
482 人
849 人
587 人
・宇都宮市内
78(29.2 %)
145(30.1 %)
231(27.2 %)
257(43.8 %)
・栃木県内
41(15.3 %)
60(12.4 %)
150(17.7 %)
149(25.4 %)
・栃木県外
148(55.5 %)
277(57.5 %)
468(55.1 %)
181(30.8 %)
ロッカー
80 人
145 人
206 人
56 人
シャワー
71 人
143 人
222 人
72 人
修繕工具
11 人
34 人
46 人
58 人
空気入れ
75 人
297 人
127 人
49 人
2,428 人
4,736 人
6,297 人
3,281 人
利用者登録
来館者
※ 平成 23~25 年度は県外居住者の利用が多く,全体の半分以上を占めている。
2 「レンタサイクルの利用実績」(クロスバイク,ロードバイクなど 15 台)
平成 25 年度
(5 ヶ月)
(25,4 月~8 月)
平成 24 年度
(24,4 月
~25,3 月)
平成 23 年度
(23,4 月
~24,3 月)
平成 22 年度
(6 ヶ月)
(22,10 月
~23,3 月)
4 時間コース
228 人
379 人
530 人
139 人
1 日コース
119 人
242 人
352 人
196 人
計 347 人
計 621 人
計 882 人
計 335 人
3 「スポーツバイクセミナー」
(宇都宮ブリッツェンとの連携事業)
実施日
25.8.28(水)
内
容
「メンテナンス講座」
パンク修理や日々のメンテナンスの指導
講
師
ブリッツェン
メカニック担当
参加者
10 人
(4) 指定管理者への引き継ぎ
1 当機構は,宇都宮市からの受託事業として,施設の建設や利用の仕組みづくり等,立ち
上げ時より宮サイクルステーション事業に貢献してきたが,平成 25 年 9 月から指定管理
者制度が導入され,宇都宮ブリッツェンへノウハウを引き継いだ。
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