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小木港港湾計画の一部変更について 【第2号議案】

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小木港港湾計画の一部変更について 【第2号議案】
【第2号議案】
小木港 港湾計画の一部変更について
小木港の概要(位置)
羽茂漁港
羽茂地区
フェリーターミナル
(佐渡汽船)
北地区
中央ふ頭
南地区
小型船だまり
南地区
南ふ頭
小木漁港
平成27年10月撮影
南防波堤
小木港
1
小木港 港湾計画一部変更の必要性
現港湾計画:
平成9年7月改訂(目標年次:平成20年代前半)
小木港を取り巻く状況・要請の変化
○
○
○
○
フェリー運航体制の変化(2隻→1隻)
東日本大震災等の教訓を踏まえた防災拠点機能の強化
クルーズ需要の増大、観光交流人口の拡大に向けた取り組み
プレジャーボートなど、マリンレジャー利用の増加
など
小木港への要請や佐渡島の諸情勢の変化に対応し、早急
な整備を図るため港湾計画を一部変更する
2
課題・要請
小木港 計画変更の考え方
①大規模地震時に ②佐渡汽船のフェリー
おける港湾の防災
運航体制の変化
拠点機能の強化
(フェリー2隻→1隻)
③クルーズ振興を通
じた地域活性化へ
の取り組み
対応方針
○大規模な埋立てを伴うフェリー埠頭計画の見直し
○迅速な緊急物資輸送に資する既存施設を有効利用した耐震強化
岸壁の整備
○クルーズ船の受入機能強化に向けた岸壁改良
計画変更内容
○大規模地震対策施設を含めたフェリー埠頭等の計画変更
(北地区)
▧フェリー埠頭計画
・水深7.5m(1B) 延長200m → 耐震強化
【P6参照】
クルーズ船対応 【P8参照】
利用形態の見直しの検討が必要な区域
▧フェリー埠頭計画
・水深7.5~8.0m 延長200~240m
▧土地造成計画
・ふ頭用地2.2ha ・交流拠点用地2.2ha
・緑地1.4ha
・交通機能用地0.3ha
(水域施設計画、外郭施設計画を含む)
【P11参照】
④小型船だまりの安全
性向上
○静穏度の向上を図る
外郭施設整備
○安全性向上に対応し
た計画変更
(南地区)
▧小型船だまり計画
・防波堤(波除)
延長100m
【P10参照】
3
主な計画変更内容
【北地区】
①大規模地震発生時の緊急物資輸送機能の変更
⇒ 大規模地震対策施設の見直し
②将来的に利用形態の見直しの検討が必要な区域の
設定
③フェリー岸壁をクルーズ船受入れ岸壁としても利用
【南地区】
④小型船だまりの利便性向上に対応
⇒ 外郭施設(波除)を計画
南地区
北地区
4
港湾計画変更の課題と要請①
○ 被災時の緊急物資輸送を海上輸送に依存せざるを得ない佐渡島では、海上交通と陸上交通
との結節点である港湾において「防災機能の確保」することが必要不可欠
○ 佐渡島内で整備済みの耐震強化岸壁は、両津港の1バースのみで将来推計人口で必要とな
る耐震強化岸壁は、佐渡島全体で3バース(両津港:2、小木港:1)が必要
○佐渡市人口:約5.3万人(H32推計)
○被害想定人口:1.6万人
(被害率 30%)
北東部 約3.6万人
佐渡市緊急輸送路
両津港
耐震強化岸壁(-7.5m)
中越沖地震:柏崎港
佐渡汽船ターミナルビル
(耐震改良済み)
南西部 約1.7万人
・島内インフラが寸断され
た場合のリスク回避
地域別人口比率
北東部
南西部
0%
20%
40%
60%
80%
100%
5
変更内容(大規模地震対策施設の見直し)
【既定計画】
○新たに整備するフェリー岸壁(北ふ頭4号岸壁
(-7.5m))を大規模地震対策施設(耐震強化岸壁)
として計画
30~35m
170~205m
【今回計画】
○既存のフェリー岸壁(北ふ頭2号岸壁
(-7.5m))を大規模地震対策施設(耐震
強化岸壁)として計画
未整備箇所
北ふ頭地区
既定計画
今回計画
配置の
変更
6
港湾計画変更の課題と要請③
○ クルーズ船の寄港が増加しているが、既存岸壁の岸壁延長の制約から、沖合に停泊し小型船に
乗換えて上陸している
・ 佐渡市は、クルーズ船寄港による交流人口の拡大に期待
・ 平成26年に2回、27年に1回、クルーズ船が寄港し、平成28年には3回が予定されてお
り、今後も多くのクルーズ船の寄港が見込まれている
○小木港へのクルーズ船の寄港実績(H28予定)
年
船
名
総トン数
(GT)
船長
(m)
喫水
(m)
26,594
183.4
6.5
小木港
(沖泊)
港湾名
H26
実績
2回
ぱしふぃっくびいなす(2回)
H27
実績
1回
カレドニアンスカイ
4,200
90.6
3.6
小木港
カレドニアンスカイ(2回)
4,200
90.6
3.6
小木港
10,992
142.1
4.7
小木港
(沖泊)
H28
予定
3回
ル・ソレアル
「ぱしふぃっく・びいなす」(H26.5)小木港寄港時の状況
接岸可能な受入
環境の整備が
求められている
作業台船を介して小型船へ
小型船に乗り換え港内へ
港内施設に着岸し島内観光へ
7
変更内容(北地区フェリー埠頭)
○ フェリー岸壁を有効活用し、クルーズ船受入岸壁としても利用
○ クルーズ船の受入れに対応する既存岸壁の機能強化
クルーズ船入出港 操船例図(ぱしふぃっくびいなす)
クルーズ船寄港イメージ
係船設備
(整備予定)
凡 例
入港
出港
クルーズ船対応岸壁整備
クルーズ船と小木港の港湾機能
クルーズ船の諸元
クラス
6千GT未満
6千~
1万GT未満
1万~
3万GT未満
3万GT~
小木港(現状)
船名
カレドニアンスカイ
クリッパーオデッセイ
シルバーディスカバリー
ブレーメン
ハンセアティック
ロストラル
にっぽん丸
ぱしふぃっくびいなす
飛鳥Ⅱ
総トン数
(G/T)
全長
(m)
L
喫水
(m)
D
型幅
(m)
B
4,200
5,218
5,218
6,752
8,378
10,700
22,472
26,594
50,142
90.6
103.6
103.0
111.0
122.8
142.1
166.6
183.4
240.9
3.6
4.6
4.3
4.6
4.8
4.8
6.6
6.5
7.8
15.3
15.5
15.4
17.0
18.0
18.0
24.0
25.0
29.6
技術基準による必要スペック
岸壁
岸壁
航路幅 回頭泊地
延長
喫水
(m)
(m)
(m)
(m)
L+B/tan45 D×1.1
L×1.0
L×2.0
105.9
3.96
90.6
181.2
119.1
5.06
103.6
207.2
118.4
4.73
103.0
206.0
128.0
5.06
111.0
222.0
140.8
5.28
122.8
245.6
160.1
5.28
142.1
284.2
190.6
7.26
166.6
333.2
208.4
7.15
183.4
366.8
270.5
8.58
240.9
481.8
170.0
7.50
210.0
414.0
既設岸壁170mでは、接岸不可
【現状】
係船柱
防舷材
防舷材、係船柱
を整備
現状よりも大型の
クルーズ船接岸が可能
航路幅、回頭泊地は満足している
8
港湾計画変更の課題と要請④
○ 南地区小型船だまりにおいて、静穏度が確保されておらず係留施設の利用に制約が生じている
・ 南地区の岸壁は、プレジャーボートやヨットのビジターバースとして「さどおぎ海の駅」にも指定され、
岸壁を切り下げたことにより県内外から多くのビジターに利用されている。
「さどおぎ海の駅」利用隻数推移
180
160
140
120
100
80
60
40
20
0
【切下げ状況】
利用
が増加
平成24年
4月
5月
平成25年
6月
7月
南ふ頭岸壁波浪状況
8月
平成26年
9月
10月
平成27年
11月
係留施設の利用状況
利用者から静穏度の確保
を強く求められている
9
変更内容(南地区小型船だまり)
○ 小型船だまりの安全性、利便性の向上のため、防波堤(波除)を計画
○ 観光の振興及び利用実態に即し、土地利用計画の見直し
(ふ頭用地 ⇒ 緑地、臨港交通施設)
既定計画
中央ふ頭
2号岸壁
北ふ頭1号岸壁
【今回計画】
○小型船だまり計画
・防波堤(波除)100m(新規)
フェリー
ターミナル
南ふ頭岸壁
プレジャーボート
係留岸壁
南ふ頭物揚場
南ふ頭地区
臨港交通
施設
対象施設の異常時波高評価
波向別波高(m)
対象岸壁
SE
今回計画
ESE
現状
対策後
現状
対策後
南ふ頭岸壁
1.51
1.27
1.53
1.25
南ふ頭物揚場
1.61
0.50
1.64
0.46
対策後波高が
1.5m以下
緑地
10
変更内容(利用形態の見直しが必要な区域)
○ フェリー運航体制の変化に伴い、将来的に港湾施設と土地利用の見直しが必要であることから
「利用形態の見直しの必要な区域」を設定
今回計画
1
未整備箇所
2
北ふ頭地区
【今回計画】
○「利用形態の見直しの必要な区域」の設定
① 第二東防波堤 400m(うち300m既設)
② 航路・泊地 水深7.5~8.0m、幅員210~250m
③ 岸壁 水深7.5~8.0m、延長200~240m
④ 道路 臨港道路小木5号線
⑤ ふ頭用地 2.2ha
⑥ 交流拠点用地 2.2ha
⑦ 緑地 1.4ha
3
利用形態の見直し
の必要な区域
5
4
6
7
11
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