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国勢調査結果データからみた守谷市における TX開通による効果
統計課資料 25-6 国勢調査結果データからみた守谷市における TX開通による効果,影響について 平成25年3月 茨城県企画部統計課 目 次 1 は じ め に ···································································· 1 2 守 谷 市 に お け る 国 勢 調 査 の 結 果 等 ············································· 1 (1)人口 ア 人口の推移 ··································································· 1 イ TX守谷駅利用者数と守谷市人口(常住人口調査)の推移 ························· 2 ウ 年齢(5 歳階級)別人口 ······················································· 3 エ 人口の年齢(3 区分)別割合 ··················································· 4 (2)世帯 ··········································································· 5 (3)住居の状況 ア 住宅の建て方別世帯数及び世帯人員 ············································· 6 イ 共同住宅に住む世帯及び世帯人員 ··············································· 7 (4)労働力状態 ア 労働力状態別人口 ····························································· 9 イ 労働力率の推移 ······························································· 9 ウ 年齢(5 歳階級)別労働力率 ·················································· 10 エ 従業上の地位 ································································ 12 (5)産業 ア 産業(大分類)別 15 歳以上就業者数 ··········································· 13 イ 産業(大分類)別 15 歳以上就業者の割合 ······································· 14 (6)移動人口 ア 5 年前の常住地人口の割合 ···················································· 16 イ 年齢(5 歳階級)別移動人口の割合 ············································ 16 (7)常住地,通学地 ア 従業地別就業者数の割合 ······················································ 17 イ 他県での就業者の割合 ························································ 18 ウ 従業地別割合 ································································ 19 エ 昼夜間人口比率 ······························································ 20 オ 利用交通手段 ································································ 21 (8)職業(大分類)別就業者 ························································ 22 (9)小地域 ア 町字別の人口 ································································ 24 イ 3 町字別人口の年齢(3 区分)別割合 ············································ 24 おわりに ········································································ 26 国勢調査結果データからみた守谷市におけるTX開通による効果,影響について 1 はじめに 平成 22 年に実施された国勢調査の結果,守谷市は前回調査時(平成 17 年)からの人口増加 率が全国の市区町村で第 3 位となり,本県全体では人口が減少した中で,この間の人口増加が 顕著となっている。一方で,秋葉原からつくば市を結ぶ,首都圏新都市鉄道つくばエクスプレス (以下「TX」という。 )は平成 17 年 8 月 24 日に開業し,平成 21 年には開業時の目標である 1 日平均乗車人数が 27 万人を突破している。守谷市内にはTX守谷駅が設置され,秋葉原へは 37.7km,約 30 分(快速)で行けることとなり,それまでの関東鉄道常総線とJR常磐線を乗 り継いで東京都心へ行くよりも大幅な時間短縮となった。守谷市におけるTX開通による効果, 影響等について,平成 22 年国勢調査の結果データとTXの開業後のおよそ 1 か月後に実施され た平成 17 年の国勢調査の結果データとの比較を行い,公表されている分野ごとにその間の変化 等をみることにより分析を行った。 2 守谷市における国勢調査の結果等 (1)人口 ア 人口の推移 守谷市の人口は, 昭和 50 年からの平成 22 年までの 35 年間でみると, 14,505 人から 62,482 人へと約 4.3 倍になっている。その間の人口増加は,平成 2 年の増加率 52.7%増をピーク に平成 17 年まで増加率は徐々に低下していたが,TX開業後の平成 17 年から平成 22 年の 間は 8,782 人増加し, 増加率は 16.4%増と全国の市区町村で 3 番目に高い増加率となった。 人口増加率は平成 17 年の 6.6%増から 16.4%増(+9.8 ポイント)と大きく上昇した。平 成 22 年の茨城県の人口増減率は 0.2%減(平成 17 年:0.4%減),全国では 0.2%増(平成 17 年:0.7%増)となっており,茨城県全体では人口が減少し,全国では人口増加率が低下 している中で,守谷市の高い人口増加率が目立っている。 図1 人口の推移(昭和 50 年~平成 22 年)-守谷市 70,000 人 人 62,482 60,000 50,362 50,000 24,000 53,700 20,000 45,821 36,427 40,000 28,000 16,000 12,571 30,000 20,000 10,000 23,856 12,000 9,394 8,782 17,585 8,000 6,271 14,505 人口(左目盛) 増減数(右目盛) 4,541 3,080 3,338 4,000 2,205 0 0 昭和 50年 55年 60年 平成 2年 7年 1 12年 17年 22年 ※平成12年以前は守谷町。 以下同じ。 図2 人口増減率の推移(前回調査からの増減率:昭和 55 年~平成 22 年) -守谷市,茨城県,全国 % 60.0 52.7 50.0 35.7 40.0 30.0 25.8 守谷市 21.2 茨城県 16.4 20.0 9.9 9.2 10.0 全国 6.6 4.4 0.2 0.0 4.6 2.1 ‐0.2 ‐10.0 昭和 55年 イ 平成 2年 60年 7年 12年 17年 22年 TX守谷駅利用者数と守谷市人口(常住人口調査)の推移 TXの開業した平成 17 年度から平成 23 年度までの守谷駅の 1 日当たり利用者数と常 住人口調査による守谷市人口の推移をみると,TX守谷駅の利用者数は平成 17 年度の 12,191 人から平成 23 年度の 22,644 人と毎年度増加しており,人口についても平成 18 年 4 月 1 日現在の 54,771 人から平成 24 年 4 月 1 日現在の 62,950 人と毎年増加している。 TX守谷駅利用者数の増減率と守谷市人口の増減率の推移をみると,平成 20 年度から 23 年度にかけて同じような動き方を示している。 図3 TX守谷駅利用者数と守谷市人口の推移(平成 17 年度~23 年度) 人 70,000 60,000 56,699 54,771 59,908 58,136 61,664 62,854 62,950 50,000 40,000 30,000 20,000 18,668 12,191 21,374 20,199 22,182 22,644 15,715 10,000 0 平成17年度 18年度 19年度 20年度 守谷駅1日当たり利用者数 21年度 22年度 23年度 守谷市人口(翌年度4/1) ※守谷駅1日当たり利用者数は,首都圏新都市鉄道公表資料による 2 図4 TX守谷駅利用者数増減率と守谷市人口増減率(平成 19 年度~23 年度) % 20.0 18.8 18.0 16.0 14.0 12.0 10.0 8.2 8.0 5.8 6.0 3.0 2.5 4.0 3.8 2.9 1.9 2.0 0.2 0.0 平成19年度 20年度 21年度 22年度 守谷駅1日当たり利用者数増減率 ウ 2.1 23年度 守谷市人口増減率 年齢(5 歳階級)別人口 年齢(5 歳階級)別の人口について,平成 7 年から平成 22 年の推移をみると,茨城県で は年齢別の人口構成がほぼ同じ形のまま 5 年ごとに年齢の高い方に移動しており,年齢構 成に大きな変化がないまま全体として高齢化している。 守谷市では年齢の高い方(平成 22 年でおおむね 50 歳以上)はほぼ同じ形のまま,より 年齢の高い方に移動しているが,年齢の低い方には変化がみられる。特に平成 22 年では, 「25 歳~44 歳」に「35~39 歳」をピークにした大きな盛り上がりがみられ,また「0 歳~ 9 歳」にも人口の増加がみられる。TX開通後の平成 17 年以降に,これらの年齢層に大幅 な増加があったことがわかる。 図5 年齢(5 歳階級)別人口(平成 7 年~22 年)-守谷市 (人) 7,000 6,000 5,000 平成7年 4,000 平成12年 平成17年 3,000 平成22年 2,000 1,000 0 3 図6 年齢(5 歳階級)別人口(平成 7 年~22 年)-茨城県 (人) 300,000 250,000 200,000 平成7年 平成12年 150,000 平成17年 平成22年 100,000 50,000 0 エ 人口の年齢(3 区分)別割合 人口の年齢 3 区分別の割合をみると,守谷市は茨城県及び全国と比較して,「15 歳未満」 の人口及び「15~64 歳」の人口の割合が高く, 「65 歳以上」の人口の割合が低くなってい る。また,平成 12 年から 22 年の推移をみると,「15 歳未満」の人口の割合は,茨城県及 び全国とも低下している中で,守谷市は平成 17 年に低下(▲1.4 ポイント)したものの, 平成 22 年には上昇(+0.5 ポイント)に転じていることが特徴となっている。 なお,守谷市の「15~64 歳」の人口の割合(69.3%)は全国の市町村で 15 番目に高く, 「65 歳以上」の人口の割合(14.4%)は全国の市町村で 10 番目に低い。 図7 年齢(3 区分)別割合人口の推移(平成 12 年~22 年)-守谷市 0% 平成12年 20% 40% 60% 17.2 17年 15.8 22年 16.3 80% 100% 72.4 10.4 72.1 12.1 69.3 14.4 茨城県 (平成22年) 13.5 64.0 22.5 全国 (平成22年) 13.2 63.8 23.0 15歳未満 15~64歳 4 65歳以上 図8 年齢(3 区分)別割合人口の推移(平成 12 年~22 年)-茨城県 0% 20% 平成12年 15.4 17年 14.2 22年 13.5 40% 60% 80% 100% 68.0 16.6 66.4 19.4 64.0 15~64歳 15歳未満 22.5 65歳以上 図9 年齢(3 区分)別割合人口の推移(平成 12 年~22 年)-全国 0% 20% 平成12年 14.6 17年 13.8 22年 13.2 40% 60% 80% 100% 68.1 17.4 66.1 20.2 63.8 15歳未満 15~64歳 23.0 65歳以上 (2)世帯 一般世帯の家族類型について,平成 22 年は平成 17 年と比べて,茨城県及び全国では 「単独世帯」の割合が大きく上昇した(茨城県:+2.6 ポイント,全国:+2.9 ポイント) が,守谷市の上昇幅は小さい(+0.8 ポイント)ものとなっている。また,「夫婦と子供 の世帯」の割合は,茨城県及び全国ではそれぞれ▲2.0 ポイント,▲1.9 ポイントと低下 したが,守谷市では▲1.4 ポイントの低下にとどまっている。全国では平成 22 年に「単 独世帯」が最も高い割合となっている中で,守谷市では「単独世帯」の割合の低さと「夫 婦と子供の世帯」の割合の高さが大きな特徴となっている。 図10 世帯の家族類型(平成 17 年,22 年)-守谷市 0% 20% 平成17年 20.8 22年 21.6 単独世帯 40% 18.2 41.5 21.1 夫婦のみ世帯 60% 40.1 夫婦と子供の世帯 5 ひとり親と子供の世帯 80% 100% 7.5 12.0 7.3 その他の世帯 9.8 図11 世帯の家族類型(平成 17 年,22 年)-茨城県 0% 20% 平成17年 23.1 22年 18.5 25.7 単独世帯 図12 40% 80% 31.4 19.5 夫婦のみ世帯 60% 8.2 29.4 夫婦と子供の世帯 100% 18.7 8.9 ひとり親と子供の世帯 16.4 その他の世帯 世帯の家族類型(平成 17 年,22 年)-全国 0% 20% 平成17年 29.5 22年 32.4 単独世帯 夫婦のみ世帯 40% 19.6 19.8 夫婦と子供の世帯 60% 80% 29.8 27.9 ひとり親と子供の世帯 100% 8.3 8.7 12.8 11.1 その他の世帯 (3)住居の状況 ア 住宅の建て方別世帯数及び世帯人員 守谷市の住宅に住む一般世帯について,住宅の建て方別に世帯数及び世帯人員の平成 12 年から 22 年の推移をみると, 「一戸建て住宅」の世帯数は,平成 17 年から 22 年の 増加数が,平成 12 年から 17 年の増加数の約 1.6 倍(平成 12~17 年:+1,301 世帯, 平成 17~22 年:+2,110 世帯) ,世帯人員は平成 17 年から 22 年の増加数が,平成 12 年から 17 年の増加数の約 2.2 倍(平成 12~17 年:+2,067 人,平成 17~22 年:+4,481 人)と世帯数,世帯人員とも大幅な増加となっている。また, 「共同住宅」の世帯数は, 平成 17 年から 22 年の増加数が,平成 12 年から 17 年の増加数の約 2.0 倍(平成 12~ 17 年:+1,099 世帯,平成 17~22 年:+2,141 世帯) ,世帯人員は平成 17 年から 22 年の増加数が,平成 12 年から 17 年の増加数の約 2.9 倍(平成 12~17 年:+1,534 人, 平成 17~22 年:+4,386 人)と「一戸建て住宅」を上回る大幅な伸びとなっている。 TXの開通後の平成 17 年以降に, 「一戸建て住宅」及び「共同住宅」の世帯及び世帯人 員が大幅に増加している。 6 図13 住宅の建て方別世帯数,世帯人員(平成 12 年~22 年)-守谷市 世帯 世帯数 20,000 16,093 16,000 13,983 12,682 12,000 平成12年 平成17年 平成22年 8,000 6,119 3,978 4,000 2,879 273 321 328 0 一戸建て 長屋建て 人 世帯人員 60,000 50,000 共同住宅 49,538 45,057 42,990 40,000 平成12年 平成17年 30,000 平成22年 20,000 11,496 5,575 7,109 10,000 755 802 774 0 一戸建て イ 長屋建て 共同住宅 共同住宅に住む世帯及び世帯人員 守谷市の共同住宅に住む世帯及び世帯人員について,平成 12 年から 22 年の推移を みると, 「1・2階」に住む世帯は,平成 17 年から 22 年の増加数が,平成 12 年から 17 年の増加数の約 0.9 倍(平成 12~17 年:+1,034 世帯,平成 17~22 年:+955 世 帯) ,世帯人員は平成 17 年から 22 年の増加数が,平成 12 年から 17 年の増加数の約 1.2 倍(平成 12~17 年:+1,444 人,平成 17~22 年:+1,754 人)となっている。 「3~5階」に住む世帯は,平成 17 年から 22 年の増加数が,平成 12 年から 17 年の 増加数の約 7.4 倍(平成 12~17 年:+65 世帯,平成 17~22 年:+478 世帯),世帯 人員は平成 17 年から 22 年の増加数が,平成 12 年から 17 年の増加数の約 11.3 倍(平 成 12~17 年:+90 人,平成 17~22 年:+1,020 人)と大幅な増加となっており,さ らに,新たに「6 階以上」に住む世帯及び世帯人員が現れており,TX開通後の平成 17 年以降に共同住宅の高層化がみられる。 7 図14 共同住宅に住む階数別世帯数,世帯人員(平成 12 年~22 年)-守谷市 世帯数 世帯 5,000 4,000 3,000 4,711 3,756 平成12年 2,722 平成17年 2,000 平成22年 1,000 700 157 363 222 151 194 0 1・2 3~5 6~10 11~14 15階以上 世帯人員 人 10,000 8,391 8,000 6,637 6,000 平成12年 5,193 平成17年 平成22年 4,000 1,492 2,000 837 382 472 351 425 0 1・2 3~5 6~10 8 11~14 15階以上 (4)労働力状態 ア 労働力状態別人口 平成 22 年(10 月 1 日現在)の守谷市の 15 歳以上の人口は 52,130 人で,そのうち 労働力人口(就業者及び完全失業者)は 33,153 人となっており,平成 17 年から 5,301 人,率にして 19.0%増と大きく増加している(参考:茨城県▲2.0%減) 。 図15 労働力状態別人口の推移(総数:平成 12 年~22 年)-守谷市 0 平成12年 10 20 30 22年 2 31 就業者 イ 60 (千人) 16 1 26 50 15 1 25 17年 40 完全失業者 18 非労働力人口 労働力率の推移 15 歳以上の人口に占める労働力人口の割合を示す労働力率について,平成 2 年から 22 年の推移をみると,茨城県,全国とも平成 7 年以降徐々に低下する中で,守谷市は 平成 17 年,22 年と上昇し,特に平成 22 年は 1.8 ポイント増と高い上昇がみられ,茨 城県,全国を大きく上回っている。男女別では,守谷市の男性は,平成 17 年の横ばい から平成 22 年は上昇(+0.8 ポイント)に転じている。守谷市の女性は上昇が続いて いるが,平成 22 年は大きく上昇した(+2.5 ポイント)結果,茨城県及び全国の労働 力率を上回った。男女ともにTX開通後の平成 17 年からの上昇が目立っている。 図16 労働力率の推移(総数:平成 2 年~22 年)-守谷市,茨城県,全国 % 66.0 65.1 65.0 64.3 64.0 63.0 64.5 63.9 63.4 62.5 63.3 63.5 62.8 守谷市 62.4 茨城県 62.0 62.0 全国 61.3 62.1 61.5 61.0 61.2 60.0 59.0 平成2年 7年 12年 17年 9 22年 図17 労働力率の推移(男:平成 2 年~22 年)-守谷市,茨城県,全国 (%) 84.0 82.0 80.0 78.0 81.7 80.8 80.0 80.2 79.0 79.1 79.4 78.2 78.2 守谷市 77.2 茨城県 75.8 76.0 全国 76.5 75.3 74.0 73.9 73.8 72.0 70.0 平成2年 図18 7年 12年 17年 22年 労働力率の推移(女:平成 2 年~22 年)-守谷市,茨城県,全国 (%) 52.0 50.0 48.0 51.1 48.9 49.3 48.7 48.7 49.0 48.5 46.9 48.8 48.6 48.6 49.6 48.9 46.3 守谷市 46.0 茨城県 全国 44.0 43.4 42.0 40.0 平成2年 ウ 7年 12年 17年 22年 年齢(5 歳階級)別労働力率 守谷市の労働力率について年齢(5 歳階級)別にみると,平成 22 年は平成 17 年に比 べ,男女ともにすべての年齢階級で上昇している。男性では, 「30~34 歳」の+8.2 ポ イントを最高に「25~44 歳」で大幅に上昇しており,茨城県全体では労働力率が低下 した年齢階級が多いのに比べ,その上昇幅の大きさが目立っている。また,「30~54 歳」では,98%を超える高い労働力率となっている。女性においても,男性と同じく 「25~44 歳」で上昇幅が大きくなっている。 男女とも「25~44 歳」の労働力率が大きく上昇しているのは,平成 22 年に人口が大 きく増加した年齢階級とも一致することから,TX開通後の平成 17 年以降に転入して きた人は職に就いている「25~44 歳」が多かったものとみられる。 10 表1 男女,年齢(5 歳階級)別労働力率(平成 17 年,22 年)-守谷市 (%,ポイント) 年齢階級 総 数 15~19歳 20~24 25~29 30~34 35~39 40~44 45~49 50~54 55~59 60~64 65歳以上 表2 男 平成22年 平成17年 79.0 78.2 13.3 67.5 96.1 98.8 98.8 98.6 98.5 98.1 96.4 80.7 34.5 差 0.8 12.7 65.8 88.9 90.6 93.1 94.0 95.4 96.4 94.4 74.4 29.9 0.6 1.7 7.2 8.2 5.7 4.6 3.1 1.7 2.0 6.3 4.6 女 平成22年 平成17年 51.1 48.6 16.1 67.4 78.5 64.1 60.5 66.8 70.7 67.1 55.5 40.5 12.8 差 2.5 14.2 65.8 71.1 58.2 53.1 61.8 67.5 62.9 52.1 31.7 9.9 1.9 1.6 7.4 5.9 7.4 5.0 3.2 4.2 3.4 8.8 2.9 男女,年齢(5 歳階級)別労働力率(平成 17 年,22 年)-茨城県 (%,ポイント) 年齢階級 総 数 15~19歳 20~24 25~29 30~34 35~39 40~44 45~49 50~54 55~59 60~64 65歳以上 男 平成22年 平成17年 73.9 75.8 16.6 75.6 96.0 97.5 97.6 97.6 97.4 96.9 94.8 79.1 32.0 差 -1.9 18.2 76.7 95.6 97.7 97.9 97.9 97.7 97.0 95.1 72.7 33.9 -1.6 -1.1 0.4 -0.2 -0.3 -0.3 -0.3 -0.1 -0.3 6.4 -1.9 女 平成22年 平成17年 48.9 48.6 15.5 71.3 76.6 68.4 67.7 72.7 75.4 72.5 62.6 44.7 14.1 16.9 71.3 73.1 62.3 63.1 70.4 73.6 68.9 58.9 38.5 14.7 差 0.3 -1.4 0.0 3.5 6.1 4.6 2.3 1.8 3.6 3.7 6.2 -0.6 図19 年齢(5 歳階級)別労働力率(男:平成 17 年,22 年)-守谷市 (%) 100 80 60 平成17年 平成22年 40 20 0 11 図20 年齢(5 歳階級)別労働力率(女:平成 17 年,22 年)-守谷市 (%) 100 80 60 平成17年 40 平成22年 20 0 エ 従業上の地位 守谷市の 15 歳以上の就業者について,従業上の地位別にみると,平成 22 年は男女と もに「雇用者」が大幅に増加している。 「雇用者」は男女総数で 4,464 人(男性:2,497 人,女性:1,967 人)増加し,構成比では 3.3 ポイント(男性:3.1 ポイント,女性: 3.6 ポイント)上昇している。 「自営業主」 , 「家族従事者」が男女ともに減少したことか ら, 「雇用者」の割合が 90%を超えている。 また,「雇用者」の内訳をみると,男性は「正規の職員・従業員」の割合が 85.5%と 最も高くなっており,次いで「パート・アルバイト・その他」の 12.2%となっている。 女性は「パート・アルバイト・その他」の割合が 52.7%と最も高くなっており,次いで 「正規の職員・従業員」の 42.9%となっている。なお,茨城県全体と比較すると,守谷 市は男性では「正規の職員・従業員」の割合が 2.5 ポイント高く,女性では「パート・ アルバイト・その他」の割合が 0.2 ポイント高くなっている。 表3 従業上の地位別 15 歳以上就業者数(平成 12 年~22 年)-守谷市 年次・男女 就 業 者 数 (人) 総数 1) 雇用者 2) 自営業主 3) 家族従事者 総数 平成12年 24,609 21,639 17 26,404 23,418 22 31,291 27,882 男 平成12年 15,283 13,546 17 16,114 14,294 22 18,910 16,791 女 平成12年 9,326 8,093 17 10,290 9,124 22 12,381 11,091 1)従業上の地位「不詳」を含む。 2)「役員」を含む。 3)「家庭内職者」を含む。 構 成 比 (%) 雇用者 自営業主 家族従事者 2,047 2,087 1,830 918 896 590 87.9 88.7 92.0 8.3 7.9 6.0 3.7 3.4 1.9 1,533 1,620 1,387 202 198 109 88.6 88.7 91.8 10.0 10.1 7.6 1.3 1.2 0.6 514 467 443 716 698 481 86.8 88.7 92.3 5.5 4.5 3.7 7.7 6.8 4.0 12 図21 従業上の地位,男女別 15 歳以上雇用者数(平成 22 年)-守谷市 (5)産業 ア 産業(大分類)別 15 歳以上就業者数 守谷市の 15 歳以上の就業者数について産業大分類別にみると,平成 22 年は平成 17 年と比べて,守谷市では「情報通信業」(+63.3%),「金融業,保険業」(+60.8%), 「学術研究,専門・技術サービス業」(+42.6%),「教育,学習支援業」(+47.6%), 「医療,福祉」 (+42.6%)など多くの産業で大幅に増加している。茨城県全体では「医 療,福祉」 (+18.2%)などで増加したが,減少した産業が多い。 守谷市について男女別にみると,増加幅(実数)が大きいのは,男性では「情報通信 業」 (+430 人), 「卸売業,小売業」 (+325 人) ,「学術研究,専門・技術サービス業」 (+311 人) ,「製造業」 (+243 人) ,「教育,学習支援業」 (+242 人) , 「医療,福祉」 (+214 人)などで,女性では「医療,福祉」(+542 人) ,「卸売業,小売業」 (+391 人), 「教育,学習支援業」 (+272 人), 「金融業,保険業」 (+205 人)などとなってい る。 表4 産業(大分類)別 15 歳以上就業者数(平成 17 年,22 年)-守谷市,茨城県 守 谷 市 茨 城 県 実 数 (人) 実 数 (人) 増減率(%) 増減率(%) 平成22年 平成17年 平成22年 平成17年 105,235 農業,林業 233 -30.0 81,254 -22.8 333 130,974 建設業 1,840 -15.2 107,983 -17.6 2,169 309,670 製造業 6,010 1.8 292,486 -5.5 5,904 26,692 情報通信業 1,411 63.3 25,489 -4.5 864 77,057 運輸業,郵便業 1,844 17.1 79,240 2.8 1,575 227,451 卸売業,小売業 5,072 16.4 212,408 -6.6 4,356 28,981 金融業,保険業 1,013 60.8 28,756 -0.8 630 16,725 不動産業,物品賃貸業 600 41.8 16,586 -0.8 423 56,594 学術研究,専門・技術サービス業 1,656 42.6 60,566 7.0 1,161 72,169 宿泊業,飲食サービス業 1,471 -2.7 67,870 -6.0 1,512 57,500 生活関連サービス業,娯楽業 1,095 -0.3 55,825 -2.9 1,098 62,649 教育,学習支援業 1,594 47.6 61,438 -1.9 1,080 103,830 医療,福祉 2,529 42.6 122,717 18.2 1,773 91,497 サービス業(他に分類されないもの) 1,520 -5.6 69,640 -23.9 1,611 その他 3,403 1,476 130.6 137,923 97,226 41.9 ・平成17年は,新産業分類特別集計結果による。 ・「その他」に含まれるのは,「漁業」,「鉱業,採石業,砂利採取業」,「電気,ガス,熱供給, 水道業」,「複合サービス事業」, 産業大分類 「公務(他に分類されるものを除く)」及び「分類不能の産業」である。 13 図22 産業(大分類)別 15 歳以上就業者数(男:平成 17 年,22 年)-守谷市 0 1000 2000 3000 4000 5000 (人) 農業,林業 建設業 4212 4,455 製造業 711 情報通信業 1,141 運輸業,郵便業 2295 2,620 卸売業,小売業 金融業,保険業 平成17年 不動産業,物品賃貸業 828 学術研究,専門・技術サービス業 平成22年 1,139 宿泊業,飲食サービス業 生活関連サービス業,娯楽業 414 656 360 574 教育,学習支援業 医療,福祉 サービス業(他に分類されないもの) その他 図23 産業(大分類)別 15 歳以上就業者数(女:平成 17 年,22 年)-守谷市 0 500 1000 1500 2000 2500 3000 (人) 農業,林業 建設業 1692 1,555 製造業 情報通信業 運輸業,郵便業 2061 卸売業,小売業 金融業,保険業 270 平成22年 不動産業,物品賃貸業 学術研究,専門・技術サービス業 2,452 平成17年 475 333 517 宿泊業,飲食サービス業 生活関連サービス業,娯楽業 666 教育,学習支援業 938 医療,福祉 1413 1,955 サービス業(他に分類されないもの) その他 イ 産業(大分類)別 15 歳以上就業者の割合 守谷市の 15 歳以上の就業者について,平成 22 年の産業大分類別の割合をみると, 「製 造業」 (19.2%)が最も高く,次いで「卸売業,小売業」 (16.2%) , 「医療,福祉」 (8.1%) の順となっている。平成 22 年は平成 17 年に比べて, 「情報通信業」 (+1.2 ポイント), 「学術研究,専門・技術サービス業」(+0.8 ポイント),「教育,学習支援業」(+0.9 ポイント),「医療,福祉」(+1.3 ポイント)の割合が上昇している。茨城県と比べる と,「情報通信業」,「学術研究,専門・技術サービス業」,「教育,学習支援業」などの 割合が高い。 14 図24 産業(大分類)別 15 歳以上就業者の割合(平成 17 年,22 年)-守谷市 0% 20% 平成17年 22年 8.4 40% 22.7 5.9 3.3 19.2 4.5 60% 6.1 16.8 5.9 16.2 4.5 5.3 4.7 80% 5.8 5.1 4.2 6.8 8.1 100% 6.2 4.9 14.0 19.5 農業,林業 建設業 製造業 情報通信業 運輸業,郵便業 卸売業,小売業 学術研究,専門・技術サービス業 宿泊業,飲食サービス業 教育,学習支援業 医療,福祉 サービス業(他に分類されないもの) その他 図25 産業(大分類)別 15 歳以上就業者の割合(平成 17 年,22 年)-茨城県 0% 平成17年 22年 20% 7.3 5.8 8.9 7.6 40% 21.1 20.6 60% 1.8 5.3 1.8 5.6 15.5 15.0 3.9 4.9 4.3 4.8 4.3 80% 4.3 7.1 8.6 100% 6.2 4.9 農業,林業 建設業 製造業 情報通信業 運輸業,郵便業 卸売業,小売業 学術研究,専門・技術サービス業 宿泊業,飲食サービス業 教育,学習支援業 医療,福祉 サービス業(他に分類されないもの) その他 15 13.5 16.7 (6)移動人口 ア 5 年前の常住地人口の割合 平成 22 年の 5 年前の常住地(平成 17 年 10 月 1 日に居住していた市区町村)人口の 割合をみると,守谷市は茨城県,全国と比べ,移動人口の割合(28.9%)が高く,中で も「他県」の割合(14.1%)が非常に高くなっている。また,「自市区町村内」の割合 (6.5%)が低く,「他県」に次いで「県内他市町村」の割合(7.6%)が高くなってお り, 「他県」及び「県内他市町村」で2割を超えている。 図26 5 年前の常住地人口の割合(平成 22 年)-守谷市,茨城県,全国 0% 20% 40% 守谷市 80% 11.4 77.2 現住所 14.1 8.8 80.0 全国 100% 7.6 6.5 71.1 茨城県 イ 60% 自市区町村内(自市内他区) 県内他市町村 他県 5.2 5.4 5.1 5.7 国外 年齢(5 歳階級)別移動人口の割合 守谷市の移動人口について年齢(5 歳階級)別の割合をみると, 「30~34 歳」が 60.5% と最も高く,次いで「35~39 歳」が 51.7%, 「25~29 歳」が 48.4%, 「5~9 歳」が 45.3% などと高い割合となっている。また, 「15~19 歳」を除く各年齢階級で「他県」の割合 が最も高く, 「35~39 歳」では 31.4%, 「35~39 歳」が 27.7%, 「25~29 歳」が 25.5%, 「5~9 歳」が 22.4%, 「40~44 歳」が 18.1%などとなっている。 図27 5 年前の常住地,年齢(5 歳階級)別移動人口の割合-守谷市 (%) 70.0 60.0 50.0 31.4 40.0 25.5 22.4 国外 27.7 他県 30.0 県内他市町村 18.1 20.0 11.3 10.0 10.2 5.4 5.2 6.2 8.8 16.9 9.9 6.0 9.2 7.0 8.6 4.0 自市内 9.7 13.2 13.7 5.2 5.4 11.9 0.0 10.9 7.8 11.3 16 9.7 7.8 5.5 3.7 5.9 4.3 4.6 2.8 2.8 4.8 2.6 2.6 5.1 2.0 3.3 (7)常住地,通学地 ア 従業地別就業者数の割合 守谷市の 15 歳以上就業者について,平成 22 年の従業地別の割合をみると,「市内」 の割合が低く(男女総数:27.0%) , 「他県」の割合が高い(同:38.2%)ことが大きな 特徴となっている。 「20~39 歳」では 4 割以上の人が他県で就業している。 男女別にみると,男性では「50~64 歳」で 5 割を超える人が, 「25~49 歳」で 4 割を 超える人が「他県」で就業しており,男性の総数でも 46.8%の人が「他県」での就業 となっており,非常に高い割合となっている。女性では「25~29 歳」の 49.2%を最高 に, 「20~34 歳」が「他県」での就業の割合が高く,35 歳以上では「市内」での就業の 割合が高くなっている。 図28 年齢(5 歳階級)別,従業地別就業者数の割合(平成 22 年)-守谷市 (%) 総数(男女) 15~19 38.2 28.8 27.0 5.9 20~24 29.8 20.6 49.3 40.8 25.9 32.6 25~29 1.7 22.2 30.7 45.4 30~34 2.8 21.1 31.6 44.5 35~39 3.5 40.0 31.9 24.6 40~44 4.5 27.5 33.4 34.6 45~49 4.7 28.1 33.1 34.0 50~54 5.6 29.7 35.5 55~59 60~64 29.1 65歳以上 市内(自宅外) 24.4 16.9 35.6 23.1 自宅 図29 38.5 22.2 26.7 12.7 39.2 25.1 27.9 7.8 県内 他県 年齢(5 歳階級)別,従業地別就業者数の割合(平成 22 年)-茨城県 総数(男女) 15~19 48.2 25~29 3.9 45.6 30~34 5.2 35~39 6.1 40~44 7.3 45~49 8.4 50~54 10.8 55~59 60~64 11.1 10.4 37.3 47.1 46.6 45.9 35.7 9.9 35.0 10.0 33.2 10.1 11.8 32.8 50.0 自市町村内(自宅外) 10.9 24.3 41.9 17 10.7 29.4 44.6 22.9 自宅 12.2 38.5 46.2 65歳以上 11.8 37.0 38.4 45.1 15.2 8.8 31.1 58.4 20~24 2.9 (%) 10.2 32.0 44.6 13.3 県内 他県 5.4 図30 年齢(5 歳階級)別,従業地別就業者数の割合(男:平成 22 年)-守谷市 (%) 総数(男) 5.6 18.6 29.1 15~19 46.8 55.4 20~24 18.6 36.0 25~29 2.2 25.4 29.2 22.0 33.7 33.7 42.1 30~34 2.8 16.3 33.3 47.6 35~39 2.9 15.9 32.8 48.3 40~44 4.1 15.1 45~49 3.9 15.3 50~54 5.2 13.2 55~59 6.9 60~64 46.2 33.3 47.6 28.8 14.3 11.2 65歳以上 34.5 52.8 22.0 17.3 56.8 20.6 20.1 50.9 31.4 自宅 17.3 市内(自宅外) 県内 31.2 他県 図31 年齢(5 歳階級)別,従業地別就業者数の割合(女:平成 22 年)-守谷市 (%) 総数(女) 6.4 39.8 15~19 20~24 28.6 40~44 5.0 46.9 45~49 6.0 46.3 50~54 6.2 65歳以上 49.2 29.1 4.5 60~64 47.8 27.2 35~39 55~59 33.8 22.6 22.3 30~34 2.8 25.2 22.5 29.1 25~29 39.6 39.8 30.3 9.2 25.4 31.7 15.0 31.1 49.3 15.6 16.5 32.7 49.8 45.3 29.8 自宅 イ 28.6 43.7 45.0 市内(自宅外) 県内 12.8 30.2 11.2 26.3 12.8 17.2 8.0 他県 他県での就業者の割合 守谷市の他県で就業している人の割合を年齢別,男女別にみると,平成 22 年は平成 17 年に比べ,男性では「45~54 歳」を除くすべての年齢階級で上昇しており, 「30~34 歳」が+20.6 ポイント, 「25~29 歳」が+18.2 ポイント, 「35~39 歳」が+17.7 ポイ ントなどと,年齢の低い方で大幅な上昇となっている。また,女性では「55~59 歳」 を除くすべての年齢階級で上昇しており, 「15~19 歳」が+20.2 ポイント, 「30~34 歳」 が+16.8 ポイント, 「25~29 歳」が+13.7 ポイントなどと,男性と同じく年齢の低い 方で大幅な上昇となっている。 18 図32 年齢(5 歳階級)別,他県での就業者の割合(男,女:平成 17 年,22 年) -守谷市 (%) 60.0 47.8 50.0 49.2 47.6 48.3 42.1 39.6 40.0 33.8 35.7 35.5 33.7 30.0 25.4 21.2 30.6 平成17年:男 27.1 23.8 22.7 平成22年:男 25.4 平成17年:女 20.0 13.6 10.0 平成22年:女 13.1 12.1 0.0 ウ 従業地別割合 守谷市の 15 歳以上就業者に占める従業地別の割合をみると,平成 22 年は平成 17 年 と比べて,男性では「東京都」が 32.5%(H17:24.9%)で+7.6 ポイントと大幅に上 昇している。他に上昇した県,市は,「埼玉県」が+1.3 ポイント(H17:1.7%→H22: 3.0%),「つくば市」が+0.3 ポイント(H17:5.0%→H22:5.3%)となっている。ま た,女性では「東京都」が 14.7%(H17:8.9%)で+5.8 ポイントと男性と同じく大幅 な上昇となっている。他に上昇した県,市は, 「千葉県」が+0.6 ポイント(H17:7.8% →H22:8.4%), 「埼玉県」が+0.8 ポイント(H17:0.4%→H22:1.2%), 「つくば市」 が+1.1 ポイント(H17:4.0%→H22:5.1%),「坂東市」が+0.2 ポイント(H17:1.2% →H22:1.4%)となっている。男女とも,「東京都」の割合の大幅な上昇が目立ってい る。 図33 15 歳以上就業者の従業市区町村別割合(男,女:平成 22 年)-守谷市 19 図34 エ 15 歳以上就業者の従業市区町村別割合(男,女:平成 17 年)-守谷市 昼夜間人口比率 守谷市の昼夜間人口比率(常住人口 100 人当たりの昼間人口の割合)についてみると, 平成 22 年は 81.4 と平成 17 年の 82.0 より 0.6 ポイント低下している(茨城県では 0.2 ポイントの上昇) 。なお,守谷市の平成 22 年の昼夜間人口比率の全国順位は,全国 1,901 市区町村中で 1,758 位とかなり低い方に位置している。 表5 守谷市の昼間人口,夜間人口及び昼夜間人口比率(平成 17 年,22 年) -守谷市,茨城県 昼間人口(人) 平成22年 17年 夜間人口(人) 22年 17年 昼夜間人口比率 22年 17年 守谷市 50,861 44,014 62,482 53,700 81.4 82.0 茨城県 2,886,651 2,885,594 2,969,770 2,975,167 97.2 97.0 20 オ 利用交通手段 守谷市の 15 歳以上の自宅外の就業者,通学者の利用交通手段をみると,平成 22 年 は平成 12 年と比べて, 「鉄道・電車」の利用者が 32.1%(H12:25.4%)で+6.7 ポイ ントと大幅に上昇している。また, 「乗り合いバス」の利用者も+1.6 ポイント(H12: 4.8%→H22:6.4%)上昇しており,TXの開通により「鉄道・電車」の利用者が増え たことにより,駅に接続するバスの利用者も併せて増えたものとみられる。また,「自 家用車利用者」は 39.4%(H12:45.1%)で▲5.7 ポイント低下している。 茨城県全体では,平成 22 年は「自家用車利用者」が 64.5%(H12:60.8%)で+3.7 ポイント上昇している。一方, 「鉄道・電車」の利用者は▲0.5 ポイント(H12:12.2% →H22:11.7%), 「乗り合いバス」の利用者は▲1.3 ポイント(H12:4.9%→H22:3.6%) とそれぞれ低下している。 図35 15 歳以上自宅外就業者,通学者の利用交通手段(平成 12 年,22 年) -守谷市 図36 15 歳以上自宅外就業者,通学者の利用交通手段(平成 12 年,22 年) -茨城県 21 (8)職業(大分類)別就業者 守谷市の 15 歳以上の就業者について職業大分類別にみると,平成 22 年は平成 17 年と 比べて,男性では「専門的・技術的職業従事者」が+1,231 人(+50.7%)と大幅に増加 し,最も多い職業分類となっている(H17:2,430 人→H22:3,661 人) 。他に増加した職 業分類は, 「事務従事者」が+618 人(+22.7%), 「販売従事者」が+389 人(+16.6%) , 「管理的職業従事者」が+195 人(+38.7%)などとなっており,減少した職業分類は, 「建設・採掘従事者」の▲282 人(▲24.1%)などとなっている。 女性では, 「専門的・技術的職業従事者」が+782 人(+52.3%)と男性と同じく大幅 に増加している(H17:1,494 人→H22:2,276 人)。他に増加した職業分類は, 「事務従 事者」が+494 人(+17.5%), 「販売従事者」が+283 人(+18.9%)などとなっており, 減少した職業分類は, 「生産工程従事者」の▲186 人(▲13.9%)などとなっている。 茨城県全体では,男性は「専門的・技術的職業従事者」(+約 3 千人(+2.8%) )など で増加しているが, 「生産工程従事者」 (▲約 1 万 5 千人(▲7.4%)) , 「建設・採掘従事者」 (▲約 1 万 5 千人(▲18.8%)) , 「販売従事者」 (▲約 1 万 4 千人(▲13.4%)) , 「農林漁 (▲約 1 万 2 千人(▲18.6%) )などと多くの職業分類で減少している。 業従事者」 女性では, 「専門的・技術的職業従事者」(+約 9 千人(+11.6%)) , 「サービス職業従 事者」(+約 4 千人(+4.3%) )などで増加し, 「事務従事者」(▲約 8 千人(▲5.2%)) , 「生産工程従事者」 (▲約 1 万 3 千人(▲15.3%)), 「販売従事者」 (▲約 3 千人(▲3.8%)) , 「農林漁業従事者」 (▲約 1 万 3 千人(▲28.9%) )などで減少している。 図37 職業(大分類)別就業者数(男:平成 17 年,22 年)-守谷市 0 1,000 2,000 504 699 A 管理的職業従事者 2,430 B 専門的・技術的職業従事者 2,340 D 販売従事者 3,336 2,729 936 973 E サービス職業従事者 平成17年 513 584 F 保安職業従事者 平成22年 189 176 3,060 3,005 H 生産工程従事者 954 914 I 輸送・機械運転従事者 J 建設・採掘従事者 888 720 808 K 運搬・清掃・包装等従事者 L 分類不能の職業 3,661 2,718 C 事務従事者 G 農林漁業従事者 4,000 (人) 3,000 135 1,170 1,137 22 図38 職業(大分類)別就業者数(女:平成 17 年,22 年)-守谷市 0 1,000 2,000 3,000 (人) 4,000 A 管理的職業従事者 1,494 B 専門的・技術的職業従事者 2,276 2,826 C 事務従事者 3,320 1,494 1,777 1,908 1,917 D 販売従事者 E サービス職業従事者 平成17年 F 保安職業従事者 平成22年 153 91 G 農林漁業従事者 1,341 1,155 H 生産工程従事者 I 輸送・機械運転従事者 J 建設・採掘従事者 792 893 K 運搬・清掃・包装等従事者 117 L 分類不能の職業 図39 794 職業(大分類)別就業者数(男:平成 17 年,22 年)-茨城県 0 50 100 26 24 A 管理的職業従事者 150 C 事務従事者 D 販売従事者 90 104 43 44 E サービス職業従事者 平成17年 26 25 F 保安職業従事者 (千人) 250 105 108 105 101 B 専門的・技術的職業従事者 G 農林漁業従事者 52 平成22年 64 200 185 H 生産工程従事者 60 55 I 輸送・機械運転従事者 J 建設・採掘従事者 64 79 48 45 K 運搬・清掃・包装等従事者 13 L 分類不能の職業 図40 200 44 職業(大分類)別就業者数(女:平成 17 年,22 年)-茨城県 0 A 管理的職業従事者 50 100 76 B 専門的・技術的職業従事者 200 (千人) 84 147 139 C 事務従事者 80 77 D 販売従事者 97 102 E サービス職業従事者 平成17年 F 保安職業従事者 G 農林漁業従事者 32 平成22年 45 H 生産工程従事者 71 I 輸送・機械運転従事者 J 建設・採掘従事者 44 41 K 運搬・清掃・包装等従事者 L 分類不能の職業 150 3 4 9 28 23 84 (9)小地域 ア 町字別の人口 守谷市の人口を町字別(ただし,図 41 に掲げる町字。以下同じ。 )にみると,平成 17 年から平成 22 年に最も増加したところは,ひがし野(+2,775 人,約 3.7 倍増)と なっている。次いで,けやき台(+1,049 人) ,薬師台(+802 人) ,本町(+740 人) , 百合ヶ丘(+547 人),松が丘(+540 人) ,御所ケ丘(+470 人)となっており,ほと んどの地区で増加している。減少した地区は,みずき野(▲530 人)となっている。 図41 町字別の人口(平成 17 年,22 年)-守谷市 (人) 7,000 6,000 5,765 5,654 5,563 5,000 6,607 6,194 6,093 5,765 5,640 5,150 4,488 4,935 4,348 4,388 3,817 4,000 3,439 3,178 2,974 2,876 2,504 3,000 平成17年 2,349 2,258 平成22年 2,000 1355 1192 1,042 1,000 ひがし野 百合ケ丘 松並 本町 美園 薬師台 松前台 御所ケ丘 久保ケ丘 松ケ丘 けやき台 イ みずき野 0 町字別人口の年齢(3 区分)別割合 町字別の人口を年齢 3 区分別の割合でみると,平成 22 年の「15 歳未満」の人口が最 も高い町字は,ひがし野(24.7%)となっており,次いで,美園(23.7%),薬師台(21.2%) などとなっている。一方,割合が低い町字は,みずき野(8.0%),松並(13.9%)など である。 平成 17 年から平成 22 年に割合が上昇した町字は, 百合ヶ丘(+2.8 ポイント), ひがし野(+2.4 ポイント)などとなっている。一方,割合が低下した町字は,美園(▲ 3.9 ポイント) ,みずき野(▲2.7 ポイント) ,松が丘(▲1.8 ポイント)などとなってい る。 平成 22 年の「15~65 歳未満」の人口の割合が最も高い町字は,みずき野(76.4%) となっており,次いで,御所ヶ丘(73.0%),松前台(72.1%)などとなっている。一 方,割合が低い町字は,松並(63.4%) ,百合ヶ丘(66.4%)などである。平成 17 年か ら平成 22 年に割合が上昇した町字は,美園(+0.9 ポイント) ,ひがし野(+0.2 ポイ ント)となっている。一方,割合が低下した町字は,百合ヶ丘(▲6.2 ポイント),松 並(▲5.7 ポイント)などとなっている。 24 平成 22 年の「65 歳以上」の人口の割合が最も高い町字は,松並(22.7%)となって おり,次いで,百合ヶ丘(17.9%),本町(17.7%)などとなっている。一方,割合が 低い町字は,ひがし野(5.2%) ,美園(9.8%)などである。平成 17 年から平成 22 年 に割合が上昇した町字は,みずき野(+5.8 ポイント) ,松並(+5.2 ポイント) ,百合 ヶ丘(+3.4 ポイント)などとなっている。一方,割合が低下した町字は,ひがし野(▲ 2.7 ポイント)のみとなっている。 図42 町字別の年齢(3 区分)別割合(平成 17 年,22 年)-守谷市 15歳未満 (%) 30 27.6 24.7 25 19.8 20 21.2 18.8 23.7 18.6 22.3 20.7 14.6 18.3 15 13.7 14.0 御所ケ丘 14.5 10 5 平成22年 13.3 12.9 8.0 ひがし野 百合ケ丘 松並 本町 美園 薬師台 松前台 松ケ丘 けやき台 みずき野 0 平成17年 13.9 16.9 久保ケ丘 10.7 15.5 14.1 17.0 15.7 15~65歳未満 (%) 85 79.5 80 75 76.8 76.4 74.3 72.9 74.9 73.5 72.6 71.4 73.0 70 70.2 71.0 72.1 69.9 70.3 66.5 69.9 68.4 65 65.6 66.8 66.4 63.4 60 ひがし野 百合ケ丘 松並 本町 美園 25 薬師台 松前台 御所ケ丘 久保ケ丘 松ケ丘 けやき台 みずき野 55 70.1 69.1 平成17年 平成22年 65歳以上 (%) 30 25 22.7 20 17.7 15.5 15 15.6 9.8 11.0 10.0 10 平成17年 17.5 13.0 12.0 17.9 10.4 15.2 7.9 11.4 7.4 5 9.1 8.3 平成22年 14.5 9.8 7.9 7.9 6.8 5.2 ひがし野 百合ケ丘 松並 本町 美園 薬師台 松前台 御所ケ丘 久保ケ丘 松ケ丘 けやき台 みずき野 0 3 おわりに 守谷市におけるTX開通による効果及び影響等について,国勢調査の結果データを基に公表 されている分野ごとに分析を行ったが,主な特徴としては,TX開通後の平成 17 年から平成 22 年の間に守谷市は高い人口増加率を示し,人口が増加したのは比較的低い年齢層であり, 又,県外からの転入者の割合が高いというものであった。守谷市における人口の年齢構成は, 茨城県,全国と比較してかなり若いものとなっている。15 歳以上に占める労働力人口の割合 を示す労働力率については,男女ともに上昇し高いものとなっており,就業者数も,「情報通 信業」, 「学術研究,専門・技術サービス業」など多くの産業で大幅な増加となっている。また, 従業地が他県の割合が非常に高いのも大きな特徴となっており,特に東京都内へ通勤する従業 者の割合が高くなっている。結果として,守谷市の昼夜間人口比率は低下している。これらは, TX開通により,東京都心方面への通勤,通学の利便性が大きく向上したことが要因と考えら れる。その他,就業者及び通学者の利用交通手段では,鉄道・電車の利用者の割合が大幅に上 昇したのに加え,乗り合いバスの利用者の割合が上昇していることなども,TX開通の効果, 影響とみられる。 26 いばらき統計情報ネットワーク 各種統計調査結果は,インターネットでも公表しています。 アドレス http://www.pref.ibaraki.jp/tokei/index.html ※ 携帯電話用のコンパクトな「いばらき携帯統計」もご利用ください。 [docomo] [EZweb] [Yahoo!ケイタイ ] [docomo] http://www.pref.ibaraki.jp/tokei/i/index.html http://www.pref.ibaraki.jp/tokei/ez/index.hdml http://www.pref.ibaraki.jp/tokei/j/index.htm [EZweb] [Yahoo!ケイタイ ] 行政情報センターのご案内 行政情報センターでは,県をはじめ国,他の都道府県,市町村 等で作成,刊行している統計資料を中心に,各種白書,報告書, 年鑑などを多数取りそろえております。 どなたでもお気軽にご利用ください。統計相談窓口も開設して います。 ◇ 開設時間 ◇ 場 所 平日 午前8時30分から午後5時まで 茨城県庁 行政棟3階 水戸市笠原町978-6 電話 029-301-1111(代表) 内線 2151・2152 正しい統計で住みよい茨城を 国勢調査結果データからみた守谷市における TX開通による効果,影響について 平成 25 年 3 月 茨城県企画部統計課 電話:029-301-2649