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政府戦略
平成26年度戦略的国際標準化加速事業 政府戦略分野に係る国際標準化活動 テーマ一覧 テーマ名 以下の15テーマについて、提案書様式は(規格策定等)の記述のあるものを使用してください。 別紙資料1 事業内容 近年、二輪自動車の環境性能向上を目的として、排ガスに関する車載式故障診断(On Board Diagnosis:OBD)装置の要件が法制化される 二輪自動車のOBD用コネクタに関する国 戦1 動きが世界的に広がっている。本事業では、こうした世界的なOBD装置の法制化の動きにあわせて、電気系統の断線等による機能不良を 際標準化 監視するための二輪自動車に相応しいOBDコネクタについて、ISO/TC22(自動車)へ国際標準提案する。 事業期間 委託予算額 3年 1,500千円(上限)/初年度 衛星搭載用受動系電波センサ間の校正 戦2 要求事項に関する国際標準化 衛星に搭載されるセンサは、多岐にわたり地球環境観測に貢献しているが、各国とも仕様、機能及び観測結果の出力方法が個別に規定さ れており、同一観測点を測定したとしても異なる結果が得られるケースが多く、観測結果にばらつきが生じている。本事業では、センサ間の 観測結果のばらつきを抑制し、精度を向上させることを目的に、センサに関する要求事項につきISO/TC20(航空機及び宇宙機)へ国際標準 提案を行う。 3年 8,000千円(上限)/初年度 民生部品の宇宙放射線試験に関する国 戦3 際標準化 民生用部品を宇宙で利用するためには、放射線の線種・線量率、周囲の環境条件等について、宇宙・地上での両者を比較し、条件の差によ る耐性の変動を予測する「宇宙放射線試験標準」が求められるが、民生部品の耐宇宙環境性試験については、温度試験•衝撃試験等の国 際標準は存在するが、放射線試験に関する国際標準は存在しない。本事業では、民生部品の宇宙利用のための放射線試験について、 ISO/TC20(航空機及び宇宙機)へ国際標準提案を行う。 3年 4,000千円(上限)/初年度 薄板基板に対応したファインセラミックス 戦4 薄膜の耐摩耗性評価方法に関する国際 標準化 ファインセラミックス薄膜(極薄ガラス基板等の薄板に薄膜形成)は、軽薄化が求められている先端デバイス等への利用が急増しているキー マテリアルであるが、物性評価を行う際の適切な保持方法が確立されていない。本事業では、薄膜基板上のファインセラミックス薄膜の耐摩 耗性等の物性評価を適切に行うための保持方法を開発し、ISO/TC206(ファインセラミックス)へ国際標準提案を行う。 3年 4,000千円(上限)/初年度 再生医療の普及・産業化のためには、再生医療を提供するバリューチェーンに関連する用語、機器、器具、材料、輸送等の周辺産業を担う 関連企業、利用者等の利便性を向上させることが大切なため、これに不可欠な細胞培養加工装置、器材、細胞輸送の国際標準提案を行 う。 3年 13,900千円(上限)/初年度 戦5 再生医療の技術基盤及び再生医療用の 器材や輸送等に関する国際標準化 戦6 模擬骨の3次元構造体に要求される特性 今後発展が見込まれる脳、整形、口腔、歯科等の外科用インプラントなど骨関連医療機器の開発・評価・検査等に必須である試験用模擬骨 に関する国際標準化 の3次元構造体の要求特性に関し、ISO/TC150(外科用体内埋没材)/SC5(骨固定器具及び脊椎固定器具)へ国際標準提案を行う。 3年 5,000千円(上限)/初年度 戦7 セラミックスは、骨再生医療に必須の足場材料として医療機器への適用が進んでいるが、生体環境中での挙動を反映可能な評価法はほと バイオセラミックスの生体模倣環境中での んど無いことから、セラミックス生体材料の生体模倣環境下における曲げ強さ、ねじり強さ、セラミックスコーティングのはく離強度(密着強度) 評価方法に関する国際標準化 の試験法についてISO/TC150(外科用体内埋没材)へ国際標準提案を行う。 3年 20,000千円(上限)/初年度 戦8 動標的への放射線治療の実時間制御シ ステム等に関する国際標準化 3年 15,000千円(上限)/初年度 戦9 パネル血清及び測定前プロセス等に関す 臨床検査における最重要課題であり、国際的にも統一が必要な①パネル血清による臨床検査試験方法及び②多項目遺伝子検査の品質管 る国際標準化 理についてISO/TC212(臨床検査)に国際標準提案を行う。また、関連するISO/PC272(法科学)等に関する情報収集等も行う。 3年 15,000千円(上限)/初年度 高周波コネクタの性能評価方法を規定したIEC 61169-1にはネットワークアナライザを用いた性能測定に関する定量的な評価条件の記載が ネットワークアナライザを用いた高周波コ なく、適正な評価が困難な状況にある。本事業では、ネットワークアナライザの偏差要因、コネクタやケーブル等の評価の際に要求される 戦10 ネクタ性能測定方法に関する国際標準化 ネットワークアナライザの定量的な性能指標、コネクタ等の最終評価結果への影響等についてIEC/SC46F(無線及びマイクロ波受動回路部 品)に国際標準提案する。 3年 1,000千円(上限)/初年度 従来カメラなどの色校正は紙に印刷された色票を用いているが、狭い色域内の色しか表現できないため、広色域なUHD-TV用カメラなどの 色取得特性を評価・確認する事は難しい。本事業では、ISO/TC42において、LED電子色票の標準化を推進するとともに、これを使ったUHDTV向け色票について、ISO/TC42(写真)へ国際標準提案を行う。 2年 6,470千円(上限)/初年度 電気エネルギー貯蔵システムは、スマートグリッドの高度運用に不可欠な重要分野であり、日本がTC120の幹事国を引き受け国際標準化活 電気エネルギー貯蔵システムに関する国 動を推進している。本事業では、電力貯蔵システムに関するパラメータ、テスト方法、計画・設計時の考慮事項、安全性・環境配慮等につい 戦12 際標準化 て、IECにおけるスマートグリッド関連の他のTCにおける国際標準開発状況を調査しながら、IEC/TC120(電気エネルギー貯蔵システム)へ 国際標準提案を行う。 3年 31,100千円(上限)/初年度 戦11 LED電子色票及びこれを使ったUHD-TV 用色票に関する国際標準化 呼吸等により、患者ごとに体内で異なる動きをするがん(動標的)を狙い撃ちできる放射線治療は、我が国が世界に先駆けて開発研究を進 めてきた技術である。今回、動標的への放射線治療の実時間制御システム等についてIEC/SC62C(放射線治療等)に国際標準提案を行う。 テーマ名 事業内容 加工用レーザ光源の高出力化の進展により、レーザガードの性能向上が求められている。しかしながら、適切な材料が見いだされていない 高耐性レーザガードの評価方法に関する 現状では、安全性又は使い勝手に問題のあるガード材料を用いざるを得ず、レーザ加工装置の安全性及び普及の妨げとなっている。本事 戦13 国際標準化 業では、望ましいレーザガードの普及促進に向け、高耐久性レーザガードの適切な評価方法について、IEC/TC76(レーザ機器の安全性)に 国際標準提案を行う。 事業期間 委託予算額 3年 10,000千円(上限)/初年度 サービスロボットの試験方法に関する国 際標準化 サービスロボットの安全性に関するISO13482が国際規格として制定される予定であるが、この規格は、安全性に関する総論的なものであ り、製品の設計・製造に関する具体的評価を行うには規定事項が不足している。本事業では、ISO13482に基づき、製品の評価が可能となる 具体的な試験・評価方法をISO/TC184/SC2(ロボット及びロボティックデバイス)へ国際標準提案を行う。 3年 8,000千円(上限)/初年度 ICカードへのヒューマンインタフェース機 戦15 構追加のためのアーキテクチャに関する 国際標準化 新たなヒューマンインタフェース機構(ディスプレイ、キーパッド、生体認証センサなど)を搭載したICカードが実用化されつつあるが、その利 用拡大を図るにあたってはICカードの重要な特徴であるセキュリティ素子としての位置づけの維持・向上が重要である。本事業では、搭載す るヒューマンインタフェース機構に関する相互運用性確保のための試験仕様について、ISO/IEC JTC1/SC17(カードと個人識別)へ国際標 準提案を行う。 3年 3,000千円(上限)/初年度 宇宙材料開発分野の耐原子状酸素コー 低軌道における宇宙用材料の劣化は、原子状酸素が、その主要因となっているが、世界的に宇宙用表面材料に関する規格について議論 戦16 ティング技術に関する国際標準化フィージ が開始されている。本事業では、原子状酸素から材料を防護する耐原子状酸素コーティング技術について、ISO/TC20(航空機及び宇宙機) ビリティスタディ への国際標準提案に向けたフィージビリティスタディを行う。 1年 3,000千円(上限)/初年度 本事業では、来年上半期に制定が予定されているISO13482「生活支援ロボットの安全要求事項」で主たるタイプと位置づけられる移動ロ 移動ロボットの運動検知技術及び電気的 ボットについて、人間そのもの又は人間の身体部位の運動検知技術に関する安全要求事項に係る国際標準提案の実施可能性につき調査 戦17 応用技術に関する国際標準化フィージビ を行う。また、IEC/SMBに設置されるSG7において、ロボットの電気的応用技術に関する検討が行われることを踏まえ、このようなIECの分野 リティスタディ 横断的な場を活用しつつ、ロボットに関する我が国技術の戦略的な国際標準提案に向けたフィージビリティスタディを行う。 1年 5,000千円(上限)/初年度 太陽電池モジュールの機能を備えた建材用窓ガラスは、付加価値が高く市場の拡大が期待されるとともに、創エネ及び省エネ効果が高まっ ている。本事業では、建材一体型太陽電池モジュールにおける創エネに加えて省エネ効果を定量化するとともに、それらの建材としての適 合性、太陽電池としての性能•信頼性評価方法について、ISO/TC160(建築用ガラス)への国際標準提案に向けたフィージビリティスタディを 行う。 1年 3,000千円(上限)/初年度 戦14 以下の3テーマについて、提案書様式は(フィージビリスタディ・調査)の記述のあるものを使用してください。 建材一体型太陽電池に関する国際標準 戦18 化フィージビリティスタディ