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2016.04.04 分散投資の効果(ピクテ投信投資顧問)
Vol.26 実践的基礎知識 分散投資編( 1 )<分散投資の効果> 2016/04/01 分散投資の効果 分散投資とは、文字通り複数の投資対象に分散して投資することを言います。 効果的な分散投資をすることで、主に3つ の効果が期待できます。それは、①リスク要因を分散できる、②値動きを抑えることができる、③リスクとリターンのバランスが 良くなる、です。 分散投資とは?本当に必要? 図表1:分散投資の効果 「分散投資には本当に効果があるのだろうか。」、「バランス ファンドに投資をしていたが、結局、相場全体の下落でマイ ナスになってしまった。」、「バランスファンドはどのような理由 で基準価額が変動したか分かりづらい。」など、分散投資の 効果に疑問を抱いたご経験のある投資家の方もいらっしゃる と思います。しかしながら、分散投資には本当に効果がない のでしょうか。今回は分散投資の効果についてご説明いたし ます。 まず分散投資とは、文字通り複数の投資対象に分散して投 資することを言います。効果的な分散投資をすることで、主 に3つの効果が期待できます。それは、①リスク要因を分散 できる、②値動きを抑えることができる、③リスクとリターンの バランスが良くなる、です。今回は①、②についてご説明い たします。 ①リスク要因の 分散 ②値動きの 低減 ③リスク・ リターンの バランス改善 当資料をご利用にあたっての注意事項等 ●当資料はピクテ投信投資顧問株式会社が作成した資料であり、特定の商品の勧誘や売買の推奨等を目的としたものではなく、また特定の銘柄および市 場の推奨やその価格動向を示唆するものでもありません。●運用による損益は、すべて投資者の皆さまに帰属します。●当資料に記載された過去の実績 は、将来の成果等を示唆あるいは保証するものではありません。●当資料は信頼できると考えられる情報に基づき作成されていますが、その正確性、完全 性、使用目的への適合性を保証するものではありません。●当資料中に示された情報等は、作成日現在のものであり、事前の連絡なしに変更されることが あります。●投資信託は預金等ではなく元本および利回りの保証はありません。●投資信託は、預金や保険契約と異なり、預金保険機構・保険契約者保護 機構の保護の対象ではありません。●登録金融機関でご購入いただいた投資信託は、投資者保護基金の対象とはなりません。●当資料に掲載されている いかなる情報も、法務、会計、税務、経営、投資その他に係る助言を構成するものではありません。 ピクテ投信投資顧問株式会社|「当資料をご利用にあたっての注意事項等」を必ずお読みください。 1 実践的基礎知識 分散投資編( 1 )<分散投資の効果> 分散投資の効果① リスク要因の分散 分散投資の効果の一つ目がリスク要因の分散です。例え ば、株式投資において、1社の株式に投資するのと100社 に投資するのでは、100社に投資するほうがリスク分散効 果が高い、というものです。1社の株式だけに投資した場 合、その会社が破綻して株式価値がゼロになったら、投資 資金をすべて失うことになってしまいます。もし1%ずつ100 社に分散投資していれば、たとえ100のうち1社が破綻して 株式価値がゼロになった場合でも、投資資金の1%を失う だけにとどめることができます(図表2)。投資の格言で「卵 を一つのかごに盛るな。」といわれている効果です。 図表2:リスク要因の分散のイメージ ■A社だけに投資していた場合 A社だけに投資していたら、A社がつぶれて投資資金 がゼロになってしまった・・・ ■A社以外にも分散投資していた場合 分散投資していたから、A社がつぶれても影響は限定 的でした。 分散投資の効果② 値動きを抑える 分散投資の効果の二つ目が値動きの低減です。複数の 資産を組み合わせると、その全体の値動きを、それぞれの 資産の値動きよりも小さくすることが可能です。ただし、組 み合わせ方によってその効果が大きく出る場合とあまり出 ない場合があります。 図表3:値動きを抑えるイメージ ■同じような値動きの資産を組み合わせたイメージ 価格 同じような動きをするもの同士を組み合わせても値動きは あまり小さくなりませんが、異なる動きをするもの同士を組 み合わせると、値動きの幅が小さくなります。片方が下がっ た時に他方が上がってカバーする、という具合です。 つま り、分散投資で重要なのは「数」よりも「値動きの向き」なの です。同じような値動きをする100の資産に分散しても、全 体の値動きを抑えることはあまり期待できません。2つの資 産の組み合わせでも、違う動きをするもの同士を組み合わ せれば値動きを抑えることができます。 時間 ■値動きの違う資産を組み合わせたイメージ 価格 このように分散投資には様々な効果があります。次回は分 散投資の効果②の「値動きを抑える」に必要な各資産の値 動きの違いを計る指標をご説明します。 時間 ピクテ投信投資顧問株式会社|「当資料をご利用にあたっての注意事項等」を必ずお読みください。 2 商品内容説明資料補完書面(投資信託) リスクについて 投資信託、投資証券はその投資対象となっている株券、債券、投資信託、不動産、商品 等(以下、 『裏付け資産』 『※』といいます。 )の価格や評価額に連動して基準価格が変動 し損失が生じるおそれがあります。したがって、投資元本が保証されているものではな く、これを割込むことがあります。その他外貨建て資産に投資した場合には為替変動リ スク等もあります。 投資信託、投資証券は裏付け資産の発行者の業務や財産の状況等に変化が生じた場合、 投資信託、投資証券の価格が変動することによって損失が生じるおそれがあります。 投資信託等には、解約することができない一定の期間(クローズド期間)が定められて いるものもありますのでご留意下さい。 ※ 裏付け資産が、投資信託、投資証券、預託証券、受益証券発行信託の受益証券等である場 合には、その最終的な裏付け資産を含みます。 手数料等諸費用について ■ 申込時に直接ご負担いただく費用等 ・申込手数料等 上限 3.78%(税込) ■ 換金時に直接ご負担いただく費用等 ・換金(解約)手数料 販売時に手数料がかかり、売却時にも手数料がかかるもの 該当する投資信託はありません 販売時に手数料がかからず、売却時に手数料がかかるもの 上限 3.00%(税込) ・信託財産留保額 上限 0.5% ※外国投資信託の売買時、分配時、償還時の為替レートは、外国為替市場の動向をふまえ て当社が決定いたします。 ■ 投資信託の保有期間中に間接的にご負担いただく費用等 ・信託報酬 上限 3.30%(税込)程度 ・その他の費用・手数料 監査費用、有価証券等の売買にかかる手数料等、その他のファンドの運営・管理に関 する費用・手数料等をご負担いただく場合がございますが、これらの費用・手数料等は、 事前に計算が出来ないため、その総額・計算方法を記載しておりません。 ※当該手数料等の合計額については、保有期間等に応じて異なりますので、表示することはでき ません。 投資信託に係るリスク、手数料等の詳細については投資信託説明書(交付目論見書)に詳しく記 載されておりますのでご覧ください。 当ファンドの販売会社について 商号等: 東海東京証券株式会社 加入協会: 金融商品取引業者 東海財務局長(金商)第 140 号 日本証券業協会、一般社団法人金融先物取引業協会 一般社団法人第二種金融商品取引業協会 201108