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「八木重吉―さいわいの詩人 ―」展 開催
記 者 発 表 資 料 2 0 1 6 年 1 0 月 1 2 日 生 涯 学 習 部 図 書 館 町田市民文学館 館長 河井 電 話 042-739-3420 町田市民文学館ことばらんど 開館10周年記念 うたびと 「八木重吉―さいわいの詩人―」展 開催 町田市相原町生まれの詩人・八木重吉は、1898(明治31)年 に生まれ、幼少期を相原の豊かな自然のなかで過ごしました。 現在の相原小学校に通い、5年生からは川尻小学校に移り、 神奈川県師範学校、東京高等師範学校に進学しました。本格 的に詩作に打ち込んだのは、結婚後の24歳から結核により29 歳で亡くなるまでのおよそ5年で、その間に3000編に及ぶ詩を 手作り詩集にまとめ、生前には詩集『秋の瞳』を、没後には詩 集『貧しき信徒』を刊行しました。そこには、心に根ざす深いか なしみや現実生活における苦悩や喜び、身近な自然、家族へ の思い、ふるさとへの郷愁やキリスト教への一途な信仰心が、 簡潔で平明素朴な言葉によって綴られています。特に晩年に は、「心のくらい日に/ふるさとは祭のようにあかるんでおもわ れる」や「ふるさとの川よ/ふるさとの川よ/よい音をたててな がれてゐるだらう」など、ふるさとを詠んだ詩が多くあります。 開館10周年を記念して開催する本展は、重吉の初めてと 八木重吉 妻・とみ、娘・桃子と 1924 年 なる本格的な文学展です。八木重吉記念館からの数々の貴 重な資料から重吉の人生を紐解き、文学や信仰、妻・とみとの出会い、ふるさと相原で過ごした 日々が、どのように詩人・八木重吉を生みだしたのか、また、彼にとって詩はどのような意味を持 う た っていたのかを探ります。そして、詩と信仰の合一を願い、かなしみを詩いつづけた重吉が辿り ついた詩境に迫ります。 また、相原地域の方々や法政大学多摩ボランティアセンターとの協働でイベントに取り組みま す。 ■ 会 期 : 10月22日(土)~12月25日(日) ※ 休館日 : 毎週月曜日、11月10日(木)、12月8日(木) ■ 観覧時間 : 午前10時~午後5時 ■ 観 覧 料 一般:400円、大学生・65歳以上:200円、高校生以下:無料 ※ 10月22日、23日、26日、11月3日、12月25日は無料 ■ 関連イベント 【講演会】 ① 「八木重吉の詩と生涯」 講師:田中清光(詩人) / 日時:11月6日(日)午後2時~3時30分 ② 「八木重吉の愛と死 ~妻とみ子への恋文から」 講師:梯久美子(作家) / 日時:11月12日(土)午後2時~3時30分 - 1 - 【八木重吉メモリアルコンサート】 ① 「ほうせい詩×身×音ライブ-音楽と身体表現によるパフォーマンス-」 出演:法政大学 詩×身×音ライブ実行委員会 / 日時:11月3日(木)午後2時~3時 ② オペラショウ「観音抄」~新作~ 作・作曲:伊勢谷宣仁 出演:オペラ季節館、國井道子(ソプラノ)、山本ひで子(ソプラノ)、吉田敦(バリトン)、ザ・コ ーラスマンSAMURAI / 日時:11月27日(日)午後2時~3時30分 【朗読会】 ① 朗読とおはなし「耳で味わう重吉の詩の魅力」 朗読:八木幹夫(詩人) / 日時:10月26日(水)午後5時30分~6時30分 ② ポエトリーリーディング「重吉を詩おう」 朗読:高橋久美子(作家・作詞家) / 日時:11月19日(土)午後5時30分~6時30分 【文学散歩「八木重吉のふるさと相原を歩く」】 ① 八木重吉記念館と相原タウンめぐり (初心者向き) 日時:11月5日(土)午前9時30分~午後3時 ② 紅葉の高尾山口から八木重吉記念館周辺をめぐる(健脚者向き) 日時:11月26日(土)午前9時30分~午後3時 【展示解説】 11月1日(火)、19日(土)、12月6日(火)、25日(日) いずれも午後2時から ※10月21日(金)午後3時から、展覧会関係者や報道関係者を対象とした内覧会を行います - 2 -