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コンピュータウイルス資料ダウンロード【PDFファイル】

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コンピュータウイルス資料ダウンロード【PDFファイル】
埼玉県医師会情報広報部ウィルス対策キャンペーン
パソコン講座
コンピュータウイルス対策
∼第2回∼
監修:埼玉県医師会情報広報部
平成15年9月
1
コンピュータウイルスの現状
現在、コンピュータウイルスの被害は拡大する一方であり、危機的な状況となって
おります。
被害拡大の原因は、パソコンのOS(基本ソフト)やブラウザ(ホームページ閲覧ソ
フト)などの技術的欠陥、いわゆる『セキュリティホール』にあります。
コンピュータウイルスの被害拡大を防止するため、利用者はインターネットを通じ
てメーカーから提供される“修正プログラム”をダウンロードして『セキュリティホー
ル』に対する修正を行う必要があります。
☆ 今年度(平成15年度)発生した主なコンピュータウイルス
・
・
・
・
MSBlaster − ブラスター
Welchi −Blaster.D(ブラスター亜種)
Bugbear − バグベアー
Slammer − スラマー
このほか、セキュリティホールに関する情報がメーカーから報告されており
新種ウイルスの発生が予想されます。
2
ブラスター(MSBlaster)ウイルスの傾向と予防対策
○ 特 徴
攻撃を受けるとパソコンが再起動されます。また、自らが感染者となって他のシステムに
向け攻撃を開始します。現在、亜種( Welchi)が発生しており、油断できない状況です。
○ 対 象
WindowsNT/2000/XP/server2003において、Windowsのセキュリ
ティホール修正プログラム(MS03-026)が適用されていないパソコン
○ 予防方法
Windows updateにより、セキュリティホールの修正プログラムをダウンロードする。
ウイルス対策ソフトによって検出(一部削除)が可能であるが、亜種(改良型)が発生して
いる現状もあり、最新のプログラムに更新する必要があります。
○ 感染した場合の対処方法
メーカーにより提供されているツールにより駆除が可能です。
なお、ウイルス対策ソフトを提供するメーカー等から、マニュアル操作により特定のファイ
ルを削除して下さいとの情報が提供されておりますが、高度な知識を必要とします。(レジ
ストリファイル)
3
感染した場合の対処方法
ウイルスに感染した場合、どうすればよいのか?
復旧前
1.2次感染防止のため、パソコンをインターネット接続環境からはずす。
2.メーカーから提供される駆除ツールによりウイルスを駆除する。
復旧後
1.ウイルス対策ソフトによりウイルスが削除できたかどうか確認する。
2.Windows updateを実行し、最新の修正プログラムをダウンロードする。
※ 派生型のウイルスが発生しておりますので、メーカーのホームページによる情報収
集に加え、ウイルス対策ソフトによるウイルスチェックを頻繁に行うように心掛けて下さい。
4
ブラスターウイルスの猛威
ブラスターに関する被害は世界中に拡大しております。
ブラスター被害状況の推移
情報処理振興事業協会(IPA)
http://www.ipa.go.jp/security
5
ウイルス感染を防止する−予防方法−
ウイルス感染を防止するためにはどうすればよいのか?
1.市販のウイルス対策ソフトを導入する。
※ その場合でも常に最新のプログラムにしておくことが大切なので、ウイルス対策メーカーから指
示されるホームページに接続して更新するようにする。
2.電子メールの添付ファイルは、ウイルス対策ソフトでウイルスチェックして
安全を確認してから開封するようにする。
また、添付ファイルの送信は相手方を考慮して極力避けるよう心掛ける。
※ なお、不特定者から送信された電子メールは開封せず削除するなど感染防止の工夫をする。
3.基本ソフト(OS)やブラウザ、メーラーをメーカーが提供する最新のプログラムに更新
するようにしておく。
※ その場合でも常に最新のプログラムにしておくことが大切なので、メーカーから指示される
ホームページに接続して更新するようにする。
4.万が一に備え、データのバックアップをしておく。
※ 使わないことを祈ります。もしものときにあると便利です。
埼玉県医師会 http://www.saitama.med.or.jp
『コンピュータウイルス対策資料』 平成14年9月から抜粋
6
ウインドウズアップデート(Windows update)について
Windowsパソコンで、標準となっている電子メールソフト『アウトルックエキスプレス:
OutlookExpress』や、ホームページ閲覧ソフト『インターネットエクスプローラー:Internet
explorer』等を利用されている方はウイルスに狙われている危険性が最も高く、メーカーが提供する
最新のプログラムに更新(アップデート)して対策することが求められます。
アップデートの方法
1.メーカーのホームページにアクセスし更新作業を行う。
スタート → Windowsupdateでも
必要なプログラムを更新する。
メーカーのページに接続可能。
7
注意事項
Windows update では、更新をスキャン後、『重要なお知らせとservicepack』に関するプロ
グラムは必ずダウンロードするようにされることを推奨いたします。
技術的欠陥であるセキュリティホールは日々新しいものが報告されております。 常にチェックす
ることを心掛ける必要があります。
更新をスキャンした際に『重要なお知らせとservicepack』に関するプログラムがないようにする
ことが理想的です。
8
まとめ
コンピュータウイルスは拡大する一方であり、利用者にはウイルスに対する
認識と的確な対策が求められておりますが、ブラスターウイルスの被害拡大は、
その認識が不十分であることを証明する結果となりました。
インターネットをご利用の皆様におかれましては、ウイルス対策を十分に行っ
ていただき、被害の拡大防止にご協力下さるようお願いいたします。
今後も本会情報広報部ではインターネット利用者に対する啓発活動を継続
的に実施する予定です。
埼玉県医師会情報広報部
9
参考文献(URL)
情報処理振興事業協会(IPA)
http://www.ipa.go.jp/security
情報処理振興事業協会セキュリティセンター(IPA/ISEC)
ブラスター届出の推移
埼玉県ホームページ
http://www.pref.saitama.jp/virus/virus1.html
『コンピュータウイルス等に関する情報』
埼玉県医師会ホームページ
http://www.saitamamed.or.jp/virus/index.html
『コンピュータウイルス対策資料』平成14年9月
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