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インタースリット
インタースリット IS1000 取 扱 説 明 書 ※ 取付・調整・刃物交換等は、水平な場所を選び、必ずトラクターの エンジンを切って作業する事。 輪止メ等、安全対策を実施する事。 1. トラクターへのセッティング ① 水平な場所で三点ヒッチを降ろし、三点共バーチスライサー本体取付部の長穴 センターになる様アジャストし、セットする。 上部 下部 左右2ヶ所 ② ユニバーサルジョイントは、吊り上げた時底付にならない様長さを調節して セットする。 ③ 左右の揺れ止めは、少し余裕がある様調節し、セットする。 2. 刃 物 交 換 A) トラクターにセットして交換する場合 ① 三点ヒッチを一番下に降ろす。 ② チェーンカバーを外し、チェーンを取り除く。 ③ 刃物軸固定用ロックハンドル(左右2個所)をゆるめ、本体上部の上下調節 ハンドルにて刃物が地面につくまで降ろす。 ④ 刃物軸固定ベアリングハウジング(二つ割り)の M12 ボルトをゆるめ、 取り除く。 ⑤ 三点ヒッチを上げ、刃物軸を後方へ取り出す。 ⑥ 刃物軸の固定用ロックナット(割り止めになっているので注意)を外して、 刃物を交換する。 ⑦ 取付は①~⑤の逆順にて行なう。 B) 単体にて交換する場合 ホイスト等にて上記と同じ要領で行なう。 スパイキング 及び シーダー作業 ① チェーンカバーを外し、チェーンを取り除く。 ② PTOはフリーにしておく事。 ① シーダーを取り付ける。(写真参照) ② 配線し、コントロールボックスを固定する。 ③ ボリュームを調整する。播種量は、別表を参考にして下さい。 ④ 作業速度は 4~6km 一定速度で作業の事。 (まく量を一定にする為。 ) ※ スパイキングのみの作業では速度が速くてもOK。 インタースリット作業 ① チェーンを外しておく。 ② PTOはフリーにしておく事。 ③ 3点ヒッチを下げながら、作業に入る。 ④ 作業スピードは、速くてもOK。現状に即したスピードを! 保守・点検 ・ ユニバーサル部へのグリスは、100H 毎にグリスを注入の事。 ・ 駆動部チェーンには、20H 毎にグリス塗布の事。 ・ 刃は先が丸くなれば研磨してベストにしておくのが好ましい。 シーダー播種量目安(ベント) (生種データーの為、コーティングは、2倍にして下さい。 ) 車速\ボリューム 3Km/h 4km/h 5km/h 10 1.8g/㎡ 1.5g/㎡ 1.2g/㎡ 20 3.6 3.0 2.4 30 5.4 4.5 3.6 40 7.5 6.0 4.5 50 8.5 6.9 5.5 60 10.2 8.4 6.7 70~ 11.0 9.0 7.2 正確には、播種するスピードで、ローラーの下をビニールで受け、10㎡播いてみて計り、 1/10すると ?/㎡が出てくる。 デモ結果によるインターシーディングのまとめ これだと言う方法は結論できませんので、多くのキーパー様方の意見を参考にまとめまし た。 1 播種時期 (ア)春、秋のエアレーション時 (イ)平均気温14℃以上 (ウ)夏場にベースの芝が弱っている時 (特殊な例として、ニューベントは、夏場に強いので成功しやすいようである。) (エ)その他、芝の状態が悪くなった時 2 前処理 (ア)芝刈り 種が穴に入りやすい様、又芝の活性を抑制する為にも、できるだけ低く刈る。 (イ)エアレーション(コアリング) 大きめの方が良いが、営業しながらとなると6φ又は、8φぐらいで、 ルートゾーンをうちやぶる深さ(30mm前後)。 (土壌固結改善だけでなく、土壌を乾燥させ、ベースの芝を抑制する作用もある。 ) (ウ)目砂 穴にできるだけ砂が入る様にすりこむ。 (エ)スリットorスライシング 三角インタースリット刃にて、クロスにスリット又は、スライシング刃にて スライシング(土壌固結の改善、ベースの芝を抑制する。タイミングが難しい。) (オ)バーチカル、サッチング 浅めにクロスにて(サッチが均一な発芽の妨げとなる為。) (カ)その他 ベースの芝を抑制する作業 例:抑制剤をまく(プリモ他) 3 IS によるインターシーディング(オーバーシーディング)作業手順 (ア)スパイキング刃、シーダーをセッティング。 (イ) 種をまかないでスパイキング作業のみで作業を行う。 (穴を多く必要とする時)この時作業スピードは、速くてもOK。 (ウ) (イ)の作業後、45度ぐらいの角度でスパイキングしながら播種する。 この時のトラクタースピードは、4~5km/h(これは均一に播く為。 ) (EF220等では主副変速共2ポジション エンジン回転は1500rpm) シーダーボリュウムは、30目盛=約5g/㎡、40目盛=約10g/㎡ぐらいですが、 使用前に必ずご確認下さい。 (エ)目砂してすりこみ(できるだけ薄く)ブラッシングにて、穴にできるだけ種が入る 様 すりこむ。 (オ)散水(エ)の目砂の作業を省いて、水だけで散水して穴に種子を流し込む方法も 効果的。播種後直後から発芽までを霧状に軽く1日に3~5回行う。その後は、 根の伸長に合わせて散水回数を減らす。ただし、過湿にしないことが肝要である。