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「第 2 次静岡市子ども・若者育成プラン」(案)に関する市民意見への対応
「第 2 次静岡市子ども・若者育成プラン」 (案)に関する市民意見への対応 1 パブリックコメント実施期間:平成 26 年 12 月8日~平成 27 年1月8日 2 受領数 2件、13 項目 № 1 ご意見 施策の柱(2)について 子どもや若者をめぐる状況が複雑化・多様化し、家庭環境 や雇用条件の格差の広がりが懸念されるなかで、さまざまな 市の回答 図書館職員の専門性の向上及びレベルアップのため、今後も継続して職員の 資質向上を図り、利用者サービスの向上を目指します。 また、 『YAビブリオバトル』等YA(ヤングアダルト)向けの事業を充実さ 専門家が手を携えて彼ら彼女らを支援する仕組みが必要と せるとともに、学校、家庭、地域と連携し、子ども・YA(ヤングアダルト) 思われます。その意味で、この度の骨子案において地域や学 の読書環境を整備するための施策を実施します。 校でソーシャルワーカーやカウンセラー、環境学習指導員な どの充実が挙げられていることを評価いたします。 そのうえで、案に「資料や情報の専門家」である図書館や 学校図書館の司書の充実を加えて頂きたいと思いました。図 現在、市内には 12 館の図書館があり、どの図書館でも市立図書館の資料の 貸出し、返却ができるようになっています。今後も子ども・若者が図書館を身 近に感じ、利用できるよう努めてまいります。 職員体制につきましては、今後の施策の参考として承ります。 書館・学校図書館は、子どもや若者一人ひとりの読書や学習 の支援、生活や仕事の課題解決に支援ができる大切な機関で あり、近年では情報やメディアのリテラシーを育てる場とし ても注目されています。 そこで施策の柱(2)の図書館事業の具体的な推進にあた っては、 「児童や YA サービスに精通した司書資格を有する 正規職員の増員」と「市内のすべての子どもや若者が利用で きる図書館の全域サービスについての工夫と計画」をお願い いたします。 1 提出者 女性(50 代) № ご意見 また、市の独自事業として1998年から開始され、大き 市の回答 学校司書配置事業は重要視しており、今後も事業を継続していくにあたり大 な成果をあげている学校司書配置事業「学校図書館教育推進 いに参考にさせていただきたく御意見を承りました。「学校図書館教育推進事 事業」をこのプランに載せてくださることを希望いたしま 業」については、本プランの実施計画へ登載するとともに、市の第三次総合計 す。さらに、この事業を「司書資格を有する専任の学校司書 画の実施計画にも登載することを検討してまいります。 の全校配置」を主眼に、学校図書館全体の運営や活用を検討 する総合計画に発展させていただくことを願います。 現在、市立図書館の司書の多くや学校司書の全ては非正規 職員で、不安定な雇用止めのなかで奮闘されています。図書 提出者 学校司書は、司書教諭または学校図書館担当者とともに、子どもと本を適切 につないだり、司書教諭や学校図書館担当者を補助したりする職務の遂行に必 要な資質を優先しています。職員体制については今後の施策の参考として承り ます。 館業務に限らず、子どもや若者に関わる仕事は長い目をもっ て安定的継続的に行われることが重要であることは言うま でもありません。全分野にわたって、主体である子どもや若 者を中心に考えた職員体制を検討し、プランに反映してくだ さい。 2 施策の柱(1)自己有用感を持った子ども・若者の育成全 「自己有用感」は、他者の存在を前提として自分の存在価値を感じること、 体に対して 誰かの役に立てたという成就感や誰かから必要とされているという満足感のこ “自己有用感”の意味が難しい。子どもがわからない言葉を とです。今後、様々な機会や場において、より分かりやすく「自己有用感」に 使っている。 若者全体を対象としておらず、18 歳以下のプログラム ばかりに見える。 ついて説明をしていきたいと思います。 本プランは子ども・若者を対象としていますが、育成という観点からは必然 的に成長過程の子どもを対象とした事業が多くなっています。しかしながら、 すべての子ども・若者が円滑な社会生活を送ることができるよう、今後もきめ 細やかな事業を推進してまいります。 2 男性(10 代) № ご意見 大人から子どもへの押し付けになっていて子どもや若者 のためのであるのに子ども、若者の意見が反映されているよ うには見えない。 この計画の策定からもっと子どもや若者が関わっていく べき。 市の回答 各事業の実施に際し、アンケート調査等により子ども・若者の意見を反映し てまいります。 計画の策定にあたっては、アドバイザー会議や青少年問題協議会に大学生委 員が参加しており、ご意見を伺ってきました。今後もより多くの子ども・若者 の実態を踏まえ、施策に活かしてまいります。 全ての事業が提供されるものであり、子どもや若者が主体 本計画の施策の柱5「居場所づくりと社会参加の推進」において、 的に活動したり、自身で作り上げていったりする機会がな 基本施策①「子ども・若者が地域に主体的に関わる機会を提供する」 い。自ら主体的に動き、実感を伴いできたと感じることで自 基本施策②「子ども・若者の自立と自発的な社会参加を支援する」 己有用感がでてくると考える。また 8 年という長いスパン としており、子ども・若者がより主体的、自発的に活動し、居場所づくりと社 で実施されていくため、見直しの際に提供された事業と子ど 会参加できる機会を作って参ります。 も、若者自身が作りあげていく事業との集客などの比較もで また、必要に応じプランの検証を行い、見直しをしていきます。 きるよう、子ども・若者主体の事業を検討していくべき。 地域を巻き込んでいく事業がない。子ども、若者が活 本計画の施策の柱5「居場所づくりと社会参加の推進」において、 動していく場所は地域であり、より身近に参加できたり、 基本施策①「子ども・若者が地域に主体的に関わる機会を提供する」 地域の大人たちも巻き込んだりしていくべき。 基本施策②「子ども・若者の自立と自発的な社会参加を支援する」 としており、個別の事業の中で、子ども・若者が地域の中で活動していく場所 をより多く作ってまいります。 基本施策① 命の大切さを知り、思いやりを学ぶ活動体験 を充実するに対して “応急手当普及啓発活動の促進”に関して、AED や人工呼 吸の講習を希望する。 救命講習のカリキュラムに AED・心肺蘇生法(人工呼吸)の応急処置が含まれ ているので、事業内容を下記のとおり修正いたします。 「学校教育で AED の使用方法・心肺蘇生法を盛り込んだ救命講習受講推進 を図るため、毎年度、市内全中学校の 1 学年(約 7,000 人)に呼び掛けて救命 講習を実施します。講習を通し、命の大切さを学びます。」 3 提出者 № ご意見 “学校出前講座「豊かなセクシュアリティ」”の性が男と女 に限られている。LGBT 等の事にも目を向けられるように 市の回答 提出者 事業内容欄への記載はありませんが、現在実施している学校出前講座の中で、 性的マイノリティに関する説明を行っています。 してほしい。 基本施策② 規範意識を高め、コミュニケーション能力を 向上させる集団体験活動を推進するに対して 各施設の位置する地域の人材や特徴を活かした事業を展開し、自然や伝統文 化などを「体験」することで得られる達成感や充実感を軸に価値づけしたプロ 様々な自然活動が普通の遠足にで終わらないよう、よりプ グラムを実施しております。また、仲間と力を合わせて活動する場を設定する ログラムを詰めることを期待する。参加者同士が仲良くなる ことで、協力し合うことの大切さ、他人への感謝の気持ちなどを参加者が感じ だけで終わらないものにしてほしい。 られるよう工夫しています。 今後もプログラムの充実に努めてまいります。 普通の子どもだけを対象としているものばかり。引きこも りや障害者の子どもも参加できるものが欲しい。 主催事業は年齢以外で参加者を制限しておりません。これまでにも、特別支 援学校に通学している子どもを受け入れた実績もございます。今後も関係機関 と連携・協議し、不登校や発達障害などの子ども・若者の課題に対して自然体 験活動を通して支援できるプログラムを検討していきます。 規範について、スマートフォンが発達している現代でメデ ィアリテラシーについての取り組みを入れていくべき。スマ 施策の柱(4)非行防止と安全対策の推進 と安全利用の推進を図る 基本施策③ 情報モラルの向上 の中の、事業名「情報モラル教育の推進」において、 ートフォンのメリット、デメリットを考える機会がほしい。 事業内容に「情報モラル教育では、インターネットの利便性と危険性の両面を 理解させます。 」を追加し、今後の教育に活かしてまいります。 子どものための音楽ひろばなど、多くの参加者を集め、経 当該事業が静岡音楽館での事業であるため、静岡音楽館が、クラシック音楽 験をしてもらうためにより子どもや若者が興味を持つよう 向けのホールであることから、クラシック中心のプログラムを実施しています。 なものにするべき(J-pop や Rock など) 様々な機会で、より幅広い音楽と接することができるよう努めてまいります。 4