Comments
Description
Transcript
欧州最大級のインテリア&デザイン見本市「メゾン・エ・オブジェ」で発信
Toyama Design Center 2013 News Release Vol.17 欧州最大級のインテリア&デザイン見本市「メゾン・エ・オブジェ」 で発信する県内企業 2 1 3 1.「新光硝子工業」メゾン・エ・オブジェ 2013 2.「能作」 メゾン・エ・オブジェ 2013 3.「KANAYA」メゾン・エ・オブジェ 2014 継続出展することでブランドが認知され、 ビジネスチャンスもアップする。 「メゾン・エ・オブジェ」は、 インテリア業界のパリコレ と も称される国際見本市で、今年も1月 24 ∼ 28 日、パリ・ トや、価格に見合った見せ方、ブースの空気感、スタッフの 立ち居振る舞い、会話のトーンまで」配慮が必要だとも。出展 で培った経験をベースに、今年初夏からイタリア・ミラノの ショップで、「NOUSAKU」ブランドの錫(すず)製テーブル ノール・ヴィルパントで開催された。世界各国からの出展企業 ウェアや真鍮のホームアクセサリーが販売開始される。 が趣向をこらすなかで、ここ数年、富山県内の地場産業も進出 ③高岡銅器協同組合の有志でつくる「KANAYA」ブランドは、 し、さまざまな成果を挙げている。 県総合デザインセンターのデザインディレクター・桐山登士樹 ①ガラスメーカーの新光硝子工業(砺波市)は、2012、2013 のプロデュースにより、今年で3年連続出展。同氏によれば と出展。国内トップシェアのガラス加工技術を活かした家具・ インテリア製品や素材を提案し、B to C(消費者向け)の商流 開拓を図った。「将来の成長性を考えれば海外市場開拓は不可 欠。出展して感じたのは、ターゲットやコンセプトの絞り込み などの事前準備と、アフターフォローの重要性。市場ごとにニー ズは違うので、地域性・斬新さ・機能性他の要素をいかに反映 させていくかが課題」という。今年は、3月にシンガポールで 「パリには異文化を受け入れる素地、歴史があり、KANAYA を 紹介するのに一番適している。出展にあたっては、商品の品質、 他にないオリジナリティ、用途を踏まえた機能性を重視して いる。商談では、納期・価格・デザインの3点が重要な要素で ある」という。手ごたえについても「3年目にしてビジネス的 にも行けると確信した。マーケットの主流は BRICs の富裕層 だが、今後 EU の経済が復活すればさらに可能性は高まる」と 初開催される「メゾン・エ・オブジェ・アジア」に出展の予定。 期待を見せる。 ②鋳物メーカーの能作(高岡市)は、2010 から 2013 まで そして、各社ともに強調するのが 継続の重要性 だ。「メゾン」 4年連続で出展。そのメリットを「効率よく新規顧客層に出会 える。現地の嗜好性のリサーチやニーズの発掘ができる。他社 の展示方法を学んだり、出展社同士のリレーションが築ける」 ことと分析し、「万国共通で賞賛の声をいただく商品がある。 は主催者による審査が厳しく、出展した実績そのものが企業の ステータスとなりブランド価値を高めるとされる。参入の敷居 は低いものではないが、その挑戦に見合う魅力的な世界マー ケットが広がっている。 普遍的に支持されるデザインは国境を超える」と語る。世界 レベルの見本市だけに、 「マーケットに合致する商品のセレク お問い合わせ:県総合デザインセンター TEL.0766-62-0510