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テキストそのもの

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テキストそのもの
ソフトテニスの
ソフトテニスの試合の
試合の進め方
~試合を
試合をスムーズに
スムーズに進める~
める~
私は今、地元のソフトテニス協会に所属しています。夏にある数々の大会に向けて、み
んな練習にあげんでいます。地元の中高生たちも夏の大会に向けて練習に励んでいること
と思います。
さて、いよいよ大会本番。いざ試合となったときにルールがわからなければお話になり
ません。いくら練習を積んでもルールがわからなければ試合に出場することができません。
ということで・・・
この教材はテニスの試合をスムーズに進めるために作られたテキストです。試合を行う
うえで必要最小限の知識乗せてあります。このテキストは、その名のとおり「ソフトテニ
スの試合をスムーズにすすめること」を目標として作られています。がんばって読み進め
てみてください。
それでは教材に入ります。
1
~学習目標~
学習目標~
この教材
この教材は
教材は次の2つを目標
つを目標として
目標として作
として作られています。
られています。
・実際の試合を見る、あるいは自分でプレーしているときに、ルールを理
解し試合をスムーズに進めていくことができるようになる。
・ テニスについてもっと知りたい、やって見たいと思うようになる。
この2
この2つの目標
つの目標を
目標を達成することができればこの
達成することができればこの教材
することができればこの教材は
教材は成功だと
成功だと思
だと思います。
います。また、
また、教材の
教材の
終了後に
終了後にアンケートをとりたいと
アンケートをとりたいと思
をとりたいと思うのでご協力
うのでご協力をお
協力をお願
をお願いします。
いします。
~教材の
教材の進め方~
この教材は読み物的つくりになっています。初めから最後まで試合に進行に
そって説明するので、頭の中で実際の試合を想定しながら学習することができ
ます。また、重要な語句は太字
太字で書かれているので、その語句だけは最低限覚
太字
えるようにしてください。
教材にうつります。
1、試合
試合を
を始めるまえに・・・
めるまえに・・・
試合を始める前に、対戦者同士でどちらがサービスでどちらがレシーブをす
るかを決めなくてはなりません。このとき、対戦者はそれぞれネットを挟んで
立ち、中央よりに審判がたちます。そこで審判が「トス」
トス」とコールします。こ
のコールがあったら、対戦者同士でジャンケンを行い、敗者がラケットを回し
ます。勝者はラケットが倒れたときに表が出るか裏が出るかを予想し、ラケッ
トが回っている間に裏か表かを言わなければなりません。例えば勝者が「表」
といったとします。このとき敗者は自動的に「裏」を選択したことになります。
ラケットが倒れたときに、表が出たとします。このとき「表」を選択してい
2
るのは勝者なので、勝者がサービスとレシーブと陣地の選択の権利を得ること
ができます。勝者がサービスを選んだとすると、敗者は自動的にレシーブ。と
なります。また、このとき、敗者は陣地も選択することができます。
これらのものが決まったら、審判は「練習を
練習を開始してください
開始してください」
してください」とコー
ルします。このコールによって選手はそれぞれ下がり、練習(乱打)を始めま
す。
「乱打」とはテニスコートで対角線上に選手がボールをただ打ち合うことで
す。練習はそのときの状況によりますが、普通は1分~2分いないとするのが
普通です。ここで簡単に語句の説明をしたいと思います。必要最小限の語句だ
けですが、これだけは覚えておいてください。
サービス:
サービス
:サービスはサービスをするプレーヤーが、トス(手からボールを離
す。試合前の「トス」とは違う意味)をした瞬間に始まり、ボール
がコートに落ちるまでの間に、そのボールをラケットで打った瞬間
に終わるものとする。また片手しか使えないプレーヤーはラケット
を用いてトスをすることができる。サービスはコートに入らなけれ
ば2本目を打つことができる。このとき1本目のサービスが入らな
かった場合、審判は「
フォールト」
「 フォールト
」とコールします。もし、2本目
もはずしてしまった場合は、相手に得点を与えると同時に審判は「ダ
ブルフォールト」
ブルフォールト
」とコールします。またサービスがネットまたはネ
ットポストに当たってから正しいサービスコートに入った場合はレ
ットとなり、審判はそれが1本目のサービスだった場合は「
「レット
トゥーモアサービス」
レットワンモアサービス」
トゥーモアサービス
」2 本目だった場合は「レットワンモアサービス
」
とコールします。
レシーブ:
レシーブ
:レシーブはただしくサーブされたボールをワンバウンド後、ツーバ
ウンドする前に打つものとする。レシーブはライトサービスコート
からはじめ、右左交互に行うものとする。レシーブの場合、ボール
をネットにかけたりして返球できなかった場合、ボールが自分の体、
または着衣に触れた場合、またツーバウンドする前に返球できなか
った場合は失点となる。
2、練習が
練習が終わったら。
わったら。
練習が終わったらいよいよ試合開始です。このとき審判は「
「レディー」
レディー」とコ
ールします。このコールによって選手は乱打を終了し、それぞれの位置につき
ます。さっきサービスを選択した方を A、レシーブを選択したほうを B としま
3
す。ソフトテニスの試合はダブルスなので選手が2人います。試合を始める前
の立ち位置は次のようになります。
B
A
選手がそれぞれの立ち位置についたら、審判は試合を始めるコールをします。
今回は例として3
ゲームの場合を想定します。実際、ソフトテニスには3
3ゲーム
3ゲー
ゲーム・
ゲーム・
ゲームがあります。試合に用いられるゲーム数は
ム・5ゲーム
・7ゲーム
・9ゲーム
状況によって変わります。今回の例の場合は3ゲームなので、審判は「
「スリー
ゲームスマッチプレーボール」
ゲームスマッチプレーボール
」とコールします。ゲーム数が違う場合は下線の
ところを言い換えればオッケーです。
いま、この図で黒く塗りつぶした選手(
後衛)
(後衛
)がサーブをうち、そこから試合
が始まります。サーブは矢印で記してあるとおり、対角線上にかつ内側に小さ
な四角形の中に打ち込みます。これで試合開始です。
2-1、ソフトテニスの
ソフトテニスの得点の
得点の場面
ソフトテニスの主な得点の場面には次のものがあります。
・ 相手
相手が
バウンドする
する。
が2バウンド
する
。
・ 相手
相手が
アウト(
ボールが
ラインの
にでる)
する。
ラインに
がアウト
(ボール
がライン
の外にでる
)する
。
(ライン
に少しでも
4
触れたものはセーフ
れたものはセーフとなる
セーフとなる)
となる)
・ 相手
相手の
ったボール
ボールが
ネットにかかる
にかかる。
の打った
ボール
がネット
にかかる
。
・ 相手
相手が
ネットに
がネット
に触 る。
・ 相手
相手が
サーブを
ともコート
コートに
れることができなかった。
がサーブ
を2本とも
コート
に入れることができなかった
。
このようなことが起こると得点を得ることができます。
2-2、試合の
試合の進行
ソフトテニスの試合は、普通4
4ポイントマッチで行われます。4ポイント先取
ポイントマッチ
で勝ちとなり、1セット得ることができます。ただし、双方のペアが3ポイン
トずつ得た場合はデュースとし、次のとおりとなります。
(1)デュースの後1ポイントを得た場合、そのペアのアドバンテージとなり、
その後続いて1ポイントを得た場合はそのゲームの勝ちとする。例えば
サービスサイドがアドバンテージになった場合、審判は「
「アドバンテー
サーバー」
」、レシーブサイドの場合は「
「アドバンテージ
ジサーバー
、
アドバンテージレシーバー
ージレシーバー」
レシーバー」と
コールします。
(2)アドバンテージの次に相手のペアが1ポイント得た場合はデュースアゲ
インとなり、以降はデュースの繰り返しとなります。デュースアゲイン
となった場合審判は「
デュースアゲイン」
「デュースアゲイン
」とコールします。
~それでは試合
それでは試合を
試合を進行していきます
進行していきます~
していきます~
まずサーバーサイド
サーバーサイドが
A としサー
サーバーサイドがサービスを打ちます。今サーバーサイドを
サービス
ビスを打つ選手を選手1、もう1人の選手を選手2とします。レシーブサイド
を B とします。サービス打つ位置は先ほど図で示したとおり、中心より右側の
コートの最後尾からです。どちらかが失点しました。今はサーバーサイドが失
点したとしましょう。このとき、得点は「
ゼロワン」
「0-1」となり審判は「
「ゼロワン
」とコ
ールします。このように、得点はサービスサイドを最初に英語の読みでコール
するのが普通です。今の場合、サーバーサイドは得点を得ていないわけですか
ら間違っても「
ワンゼロ」
「ワンゼロ
」とコールしないようにしてください。
1ポイント終わったわけですから次に進みます。選手1は次は中心より左側
のコートから対角線上にサービスを打ちこみます。今回はレシーバーが失点し
たことにしましょう。これで得点は、
「1-1」となりました。審判は「
「ワンオ
ール」とコールします。
次にサービスを打つのは選手2です選手は最初中心より左側のコートから対
角線上にサービスを打ち込みます。今回はまたレシーバーが失点したことにし
5
ましょう。そうすると、
「2-1」となり、審判は「
「トゥーワン」
トゥーワン」とコールしま
す。次に選手2は中心より左側からサービスを打つ。試合はだいたいこのよう
な流れになります。このように、得点はサービスサイドを最初に英語で読み上
げ、続けてレシーブサイドを読み上げます。得点が並んだ場合は、数字の後に
オール」
「オール
」をつけてカウントします。もし「
「 3-3」になった場合は、デュー
デュー
スとなるので先ほど説明したとおりに進行してください。
それでは、このセットは「
「4-2」でサービスサイドが取ったことにします。
どちらかに4点目が入ったときに審判は「
ゲーム」
「ゲーム
」とコールし、同時に「
「チェ
ンジサイズ」
(対戦者同士が陣地を交換するとともにサービスを交換すること)
ンジサイズ
」(
)
または「
チェンジサービス」
「チェンジサイズ」は1・3・5・
または
「チェンジサービス
」とコールします。
ゲーム終了後、
「チェンジサービス」は2・4・6ゲーム終了後にそれぞれコー
ルします。今回の場合は1セット目が終了したわけですから「
チェンジサイズ」
「チェンジサイズ
」
とコールします。
いよいよ2セット目が始まります。両者の準備が整ったら、審判はそれまで
の結果をコールします。いま、1セット目を終了して、A が1ゲームを先取し
ています。しかし、いまチェンジサイズをしてサーブ権は B にあるわけですか
ら、審判は「
ゲームカウントゼロワン」
「ゲームカウントゼロワン
」とコールします。このコールで試合が
始まります。今回は3ゲームマッチの試合なので、先に2ゲーム先取すれば勝
ちになります。
各セット進行方法は1セット目と同じになります。今回は B がこのゲームを
取ったことにします。そうすると、今2セットを終えたところで勝ち取ったゲ
ーム数は「
「1-1」になります。2セット目終了後はさっき説明したとおり「チ
ェンジサービス」を行います。今回は3ゲームマッチで、もうすでに2ゲーム
が終了しているので次が最終セットになります。最終セットの前に両者の準備
が整ったところで審判は「
ゲームカウントワンオール(今回は1-1なのでワ
「ゲームカウントワンオール
ンオール)ファイナルゲーム
ファイナルゲーム」
ファイナルゲーム
」とコールします。ファイナルゲームだけは7
7ポ
イント先取
先取で行います。また、両者の合計で2ポイントごとにチェンジサイズ
イント
先取
とチェンジサービスお行います。2・6・10ポイント後にはチェンジサイズ、
4・8・12ポイント後にはチェンジサービスを行います。
「6-6」になった
場合は通常どおりデュースになりますが、やはり2ポイントごとにチェンジサ
イズとチェンジサービスを行います。今回はこのファイナルゲームを A が勝ち
取ったとします。ここでゲームカウント
ゲームカウントが
ゲームカウント
が「2-1」となり、全3ゲームが終
了して A が勝利しました。審判は「
ゲームセット」
コールし、審判台から降
「ゲームセット
」とコール
りてコートの中央に選手を集めます。そして試合の結果を選手に話すと同時に
勝ったペアに試合の流れを記録した用紙を手渡します。おおまかな試合の流れ
はこのようになります。
終わり
6
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