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「生態・進化学」の講義内容の紹介

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「生態・進化学」の講義内容の紹介
2005 年夏学期 生態・進化学(増田・松本)
「生態・進化学」の講義内容の紹介
概要
植物は光合成を行うことにより地球上の生態系の一次生産を担っている。本講義の前半
では植物の光合成光化学系や色素の進化、真核生物への進化と葉緑体の獲得、植物の陸上
への進出、光環境への適応などについて解説する。分子生物学・生化学に関する若干の予
備知識があった方が良いので『生物学入門』(石川統監修、東京化学同人)などを自習し
てほしい。(増田)
自然界における動物はその生育環境にみあった行動・社会様式を進化させている。本講
義の後半では、動物の繁殖行動における適応進化そして社会行動の進化などを、特に動物
の性行動や親子関係および性選択について解説する(松本)
講義の構成予定(講義の具体的な内容は、進行状況にあわせて調整する)
(1) 「生態・進化学」の講義内容の紹介、進化の概念
(2) 生命の起源と真核生物の出現
(3) 光合成の機構
(4) 光合成の進化
(5) 植物の陸上への進出
(6) 植物の光環境適応
(7) 被子植物の進化
(8) 性とはどのようなことか?性の意味するところ
(9) 脊椎動物の系統進化
(10)魚類の雌雄・親子関係
(11)両生類、爬虫類の雌雄・親子関係
(12)恐竜、鳥類の雌雄・親子関係
(13)哺乳類の雌雄・親子関係/動物における性選択
講義の担当教員の紹介
増田 建(ますだ たつる)広域システム科学系・広域科学科・助教授
植物生理学,植物分子生物学。植物の葉緑体形成や光合成の環境適応・進化について研究
している。昨年7月より東京工業大から着任。講義の(1)から(7)までを担当。
松本 忠夫(まつもと ただお)放送大学・教授
動物生態学。社会性昆虫の社会進化の理由や他生物との共生関係などの研究をしている。
毎年、2∼3回東南アジアや中南米の熱帯に野外調査にでかけている。本年3月まで広域
システム科学系・広域科学科・教授。講義の(8)から(13)までを担当。
参考図書
松本忠夫著 生物科学入門コース「生態と環境」 岩波書店
松本忠夫著 「集団と環境の生物学」 日本放送出版協会
日本生態学会編 「生態学入門」 東京化学同人
石川統監修 「生物学入門」 東京化学同人
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